ビットコインの仕組みに関する用語

2017/08/25

P2SH

P2SHはPay to(2) Script Hashの略称で、複数の署名がないと送金できないビットコイン(マルチシグ)の一種です。

ビットコインを送金する際、通常は、送付先の公開鍵のハッシュ値を使用します。いっぽう、P2SHではスクリプトのハッシュ値を利用します。

ECDSA

ECDSAとはElliptic Curve Digital Signature Algorithm、すなわち楕円曲線署名アルゴリズムを意味します。

ECDSAはビットコインの電子署名に活用されています。

Bitcoinjs

Bitcoinjsとは、Bitcoinに関わるプログラムの部品庫(ライブラリ)です。
Bitcoinアドレスやステルスアドレスの作成機能などが含まれています。

Coin Age(コインエイジ)

仮想通貨の保有数量×保有期間(日数)で求められる値です。

例えば、10BTCを5日間保有していた場合のCoin Ageは、10×5=50となります。
Coin Ageの値が大きいほど、ビットコイン取引が優先的に認証されます。

Bitcoin XT

Bitcoin XTは既存のビットコインコアシステム(Bitcoin Qt)とは異なるシステムです。

Bitcoin XTのシステムが用いられるようになれば、Bitcoinの一部が従来とは異なるブロックチェーンに属することになります。

また、Bitcoin XTではBitcoinの発行数量上限が従来の8倍(8MBブロック)になっています。

Transaction fee

Transaction feeは、ビットコインの取引手数料のことです。


ビットコイン取引所が得る取引仲介手数料とは異なります。


Transaction feeはビットコイン取引の継続に欠かせない、ビットコインの採掘を行った人に対して支払われます。


Transaction feeの存在がインセンティブとなり、ビットコインの採掘が続けられます。

採掘速度(ハッシュレート)

採掘速度(ハッシュレート)とは、ビットコインネットワークの計算力の測定単位です。

単位は、hash/s(1秒間に1ハッシュの計算)が使われ、K(キロ)などと合わせて、KHsのように省略して使用することがあります。

ネットワークがハッシュレート 10 TH/s に達したということは、一秒あたり10兆回計算を行うことができるということです。

採掘速度は、採掘難易度(ディフィカルティ)との計算から採掘量を導くことができ、また採掘機の選定の指標等に利用されます。

採掘難易度(ディフィカルティ)

採掘難易度(ディフィカルティ)とは、採掘(マイニング)によりブロックを生成する難易度のことです。

採掘難易度が高いほど採掘が難しいということになり、ブロックのハッシュ値がこの値より小さくなれば良いという指標です。採掘速度(ハッシュレート)と合わせてブロックの生成量目安の計算に使用されます。

孤立ブロック(Orphan block/オーファンブロック)

孤立ブロック(Orphan block/オーファンブロック)とは、メインチェーンから分岐した、無効となったブロックのことです。

ビットコインでは、一番長い枝をメインチェーンと呼び、メインチェーンのブロックが正当なブロックとみなされます。そのため、メインチェーンから分岐されたブロックは、正当ではなく無効とされ、孤立したことを「Orphan(ed)」と言います。

採掘時によく使われる用語であり、二人以上の採掘者が同時にブロックを生成したとき、片方が孤立ブロックとなり報酬がもらえなくなります。しかし、悪意のないトランザクションは、孤立ブロックに入ったとしても、同時にメインチェーンにも入ります。メインチェーンに入っているのか、悪意のないトランザクションかを確かめるためには、ブロックチェーンにおいてその取引が6承認得たかによって決まるため、承認が多いトランザクションが信頼のあるものだということがわかります。

Scrypt(スクリプト)

Scryptとは、ハッシュ関数の一つで、プルーフ・オブ・ワークで使われているアルゴリズムのことです。

Litecoinで使用されていて、このアルゴリズムの違いによって採掘方法が変わってきます。

SHA-256やScryptなど多くの暗号通貨で採用されているものはASIC(採掘専用ハードウェア)が開発されていますが、その他のアルゴリズムではGPUやCPUなどのツールのみでしか採掘できないものもあります。

スプレッド

スプレッドとは、買値と売値にある差額のことです。

例えば、BTC/円、売値が50,000円で買値が49,970円の場合であれば、スプレッドは30円です。

署名

署名(暗号化された署名)とは、所有者であることを証明する数学的なメカニズムです。

ビットコインの取引では、ビットコインの所有者の署名が、ブロックチェーン上に記録されています。

送金時の取引で署名を行う際に、秘密鍵を使用して署名を行います。署名が一致する場合だけ所有者が書き換えられる仕組みとなっているので、署名が正しくないと、データを書き換えることができません。そのため、取引が正しく行われたかを承認する際に、取引内に含まれる公開鍵と署名済みの送金情報を照合し、データの改ざんがないこと、署名者と秘密鍵の所有者が正しいことを検証することができます。

マイニングプール

マイニングプールとは、集団の採掘者(マイナー)で協力し合い採掘(マイニング)を行うことです。

条件をみたすナンスを探索し、その全体で得られた採掘報酬(コインベース)を参加者各自の仕事量で分割しましょうという仕組みとなっています。

各自で行う採掘よりも、少ない量で確実にビットコインを手にいれることが出来るのがメリットです。

コールド・ストレージ

コールド・ストレージとは、頻繁に使用しない重要なデータを、非常に低コストで安全性と信頼性の高い保管方法を指します。ビットコインでは、このコールド・ストレージをコールド・ウォレットとも呼び、ビットコインの秘密鍵をインターネットから完全に隔離した状態で保管します。

ネットワークから切り離すとこで、サイバー攻撃やハッキングなどのリスクを抑えることができるため、最も安全とされている保管方法です。

プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake/PoS)

プルーフ・オブ・ステーク(Proof of Stake/PoS)とは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)の代替システムにあたるものです。

プルーフ・オブ・ワークは、計算による作業を行うことで、セキュリティの確保を行っているのに対して、プルーフ・オブ・ステークはコインの保有量(Stake)がセキュリティの確保の役割を行っています。

プルーフ・オブ・ステークでは、コイン保有量と保有期間の掛け算で表されるcoin ageが大きいほど、簡単に採掘を行うことができます。

ハッシュ値を求めるメカニズムは、総当たり式ではなくcoin ageに応じてハッシュ計算の範囲が狭くなる仕組みとなっています。そのため、プルーフ・オブ・ワークに比べ、採掘によるコストを削減することができます。また、コインの保有量によって同じ利益を得ることができるため、プルーフ・オブ・ワークのような採掘の集中化が起こりずらくなっています。

プルーフ・オブ・バーン(Proof of Burn/PoB)

プルーフ・オブ・バーン(Proof of Burn/PoB)とは、古いコインを燃やす(Burn)ことにより新しいコインを得ることができる仕組みで、Counterpartyは、初めてプルーフ・オブ・バーンシステムを使用したことで有名です。

コインを燃やすとは、紙幣が燃えるように、「消滅する」という意味を指します。Counterparty上で使用出来るコイン「XCP」の配布方法として使用されています。
XCPを獲得するには、既存のビットコインを燃やすことにより、その分のXCPが受け取れるという仕組みで、コイン獲得が公平にできるように開発されたシステムです。

燃やす方法は、ビットコインを使用できない(秘密鍵を誰も知らない)アドレスに送ることにより、使用できないビットコインにします。

ブロック

ブロックとは、採掘(マイニング)の単位で、多数の取引(トランザクション)と、Nonce(ナンス)、直前のブロックのハッシュ値がまとまったものです。

ブロックに組み込まれた取引のみ、正しい取引と承認できます。

ブロックの生成は、およそ10分に1個のペースで発掘されるよう、適切な値が設定されるようになっています。

採掘者による新しいブロックの生成時には、報酬となる取引(コインベース)も同時に生成されます。

プルーフ・オブ・ワーク(proof of work/PoW)

プルーフ・オブ・ワークとは、取引を認証するために算出しなければならないデータ、またはそのシステムのことです。

ビットコインをはじめとするほとんどの暗号通貨では、プルーフ・オブ・ワークを計算する手段としてハッシュ関数が用いられています。

ビットコインの各取引単位(ブロック)には送金額や送信者等の取引情報のほかに、nonce(ナンス)と呼ばれるランダムな変数が含まれます。

ビットコインにおけるプルーフ・オブ・ワークは、一定回数の「0」の連続から始まるハッシュ値(0が一定の回数続けば残りのデータは任意)であり、取引の承認とは、総当たり式にnonceを増加させることでハッシュ計算からプルーフ・オブ・ワークを求めることです。正しいnonceを見つけること、とも言えます。

ハッシュ値から元の値を計算することはできないので、総当たりに計算する必要があるのです。

なお、承認者はこのnonceの発見の報酬としてコインがもらえるため、承認者のことを採掘者(マイナー)、承認作業のことを採掘(マイニング)とも呼びます。報酬のことはコインベースと呼びます。

ビットコインでは、コインの偽造を防ぐため、この計算に約10分かかるように設定されています。

ビットコインにおけるコインの偽造とは、つまり取引データを改ざんすることなので、求めなければならないプルーフ・オブ・ワークも変わり、再計算が必要になります。

ここで重要なのが、ブロックに過去の取引データも含まれているということと、ブロックチェーンの考え方です。

仮に取引データを改ざんしようとすると、その後行われた取引データ(ブロック)も再計算しなければなりません。現実的には「悪意のある」攻撃者、偽造者の他に多数の「善良な」計算者がいるため、再計算速度が新たな取引承認の計算速度においつけないため、偽造は非常に難しくなります。

このようにプルーフ・オブ・ワークはビットコインにおけるセキュリティの根幹ともいえる役割を果たしています。

採掘報酬(コインベース/coinbase)

採掘報酬(コインベース/coinbase)とは、採掘者(マイナー)が新しいブロックの生成(採掘/マイニング)をした際にもらえる報酬を、採掘者に送信する取引(トランザクション)のことです。

ビットコインは採掘時のみに新規に発行され、新規に発行されたビットコインは、採掘に成功した採掘者に報酬として付与されます。

ビットコインが発行上限に達した際、ブロックは生成され続けますが、新しいコインは生成されないので、コインベースに含まれる送金額は取引手数料だけということになります。

P2P(Peer-to-Peer/ピアツーピア)

P2P(Peer-to-Peer/ピアツーピア)とは、ネットワーク上に存在する端末(コンピューター)が、一対一の対等の関係で相互に直接接続し分散的に通信を行うことです。

ビットコインのシステムは、P2Pのネットワークを使用しており、中央管理機関の管理なく価値を担保しています。

インターネット上の一般的なサービスは、サービスを提供する側(サーバー)と、利用する側(クライアント)の役割が分かれている「クライアント/サーバー型」と呼ばれる仕組みになっています。

P2Pでは、サーバーを利用せず、対等の役割を持った端末同士がデータをやり取りします。サーバーを必要としないため、柔軟なネットワークを構築することができます。

ナンス(nonce)

ナンス(nonce)とは、認証の過程で用いられる、
一度だけ使用される使い捨てのランダムな数値のことを指します。

ブロックチェーンにおいて、ブロックを生成する際に、採掘者(マイナー)によって生成される32ビットの数値のことです。
ビットコイン採掘(マイニング)とは、条件に当てはまるナンスを探す作業のことを指します。

採掘者(マイナー)

ビットコインを始めとする仮想通貨の採掘(マイニング)を行う人のことを指します。

新しく発行されたビットコインと取引手数料がマイナーの報酬となります。
ビットコインは2100万枚という上限が設定されているため、採掘が進むと、採掘作業はより複雑になっていきます。

採掘(マイニング)

ビットコインなどの仮想通貨を入手する方法のひとつで、採掘を行う人を採掘者(マイナー)と呼びます。

採掘は、コンピュータに計算をさせ新たなコインを生成して行います。


金の採掘になぞらえて「採掘」と呼ばれます。


採掘により新たに生成したコインと、そのコインの取引手数料が報酬として得られます。

送金

ビットコインの送金は、ビットコインのウォレットを持つもの同士で、通貨の移動や支払いを行うことです。

ビットコインには金融機関などの仲介がなく、ビットコインアドレスを宛先として、相手に直接送金をすることがが可能です。

仲介する組織が存在しないので、送金の手数料は無料もしくは格安です。

この手軽さとスピードが、ビットコインの大きな利点と言われています。

日本語で表示しますか?

はい いいえ もう表示しない

Show in English?

Yes No Never