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Coincheck Column
コインチェックコラム

2023年3月12日、DeFi(分散型金融)を取り扱うEuler Finance(オイラーファイナンス)が攻撃を受け、1億9,700万ドル(約263億円)もの多額の資金が流出する事件が発生しました。 ここで用いられた攻撃手法は「フラッシュローン攻撃」と呼ばれ、過去にはアバランチ(AVAX)上のDeFiステーキングプラットフォームである「Nereus Finance」が同じ手法で攻撃を受けるなど、DeFiを標的にしたサイバー犯罪に多用されています。 そこでこの記事では、フラッシュローン攻撃の仕組みについてわかりやすく解説した上で、今回起こったEuler Financeへの攻撃や今後の展望について詳細にまとめています。 この記事でわかること Euler Finance(オイラーファイナンス)とは何か フラッシュローン攻撃とは何か Euler Financeはなぜ攻撃を受けてしまったのか Coincheckの無料登録はこちら   寄稿者Levine   I am a researcher and Investment associate at Coincheck Labs. I founded a crypto venture and worked as a trader and researcher at Coincheck. On my days off, I study poker. Twitter: @levine_777   目次 Euler Finance(オイラーファイナンス)とは? Euler Financeの特徴 フラッシュローン攻撃とは? Euler Financeはどのように攻撃を受け、約263億円もの資金を流出させたのか 実際の攻撃内容をトランザクション履歴を使って解説 Euler Financeはなぜ攻撃を受けてしまったのか 理由①:Euler Financeチームによる見落とし 理由②:コード監査企業による見落とし 連鎖的被害を受けたプロトコルの一覧 多くの著名なプロトコルやユーザーから信頼を受けていた 運営の交渉により、返還へと動いた攻撃者 Euler Financeの今後の展開は? Euler Finance(オイラーファイナンス)とは? 出典:Euler Finance Euler Finance(オイラーファイナンス)とは、イーサリアム(ETH)チェーン上で開発されたDeFiレンディングプロトコルです。 Euler Financeでは、分散型取引所(DEX)であるUniswap(ユニスワップ)(V3)上においてWETH(Wrapped Ethereum)との流動性ペアをもつ全てのトークンを上場させることができ、そこでユーザーは暗号資産の借入と貸付を行うことができます。 Euler Financeの特徴 出典:Euler Finance Euler Financeの最も大きな特徴は、担保評価の仕組みとして「階層分け」を行っているという点です。 通常のレンディングプロトコルで採用されている共通プールでは、複数のトークンが担保として扱え、トークンの貸し借りを行うことができます。この仕組みは、複数の通貨を担保にすることで、単独の価値に依存することなく価格変動リスクの軽減が期待できるというメリットがあります。その一方で、悪意のあるユーザーが流動性の低いトークンの価格を操作して価格を吊り上げた後に、そのトークンを担保として扱い、他のトークンを借り入れて持ち逃げするといった問題も度々発生しています。 そのためEuler Financeでは、このような問題に対処するため、上場するトークンが持つリスク特性に応じて、以下の3階層に分類する仕組みが備わっています。 Isolation Tier Cross Tier Collateral Tier この3階層について、以下で詳しく解説していきます。 階層①:Isolation Tier 1つ目の階層は「Isolation Tier」です。 この階層に分類されたトークンは、基本的に3つの階層のうち最もリスクが高いとみなされています。 Isolation Tierに分類されたトークンは、そのトークンを担保として使用することができません。また、他のトークンと一緒に同じアカウントから借り入れることもできません。 階層②:Cross Tier 2つ目の階層は「Cross Tier」です。 この階層に分類されたトークンは、基本的に3つの階層のうち2番目にリスクが高いとみなされています。 Cross Tierに分類されたトークンはIsolation Tierに分類されたトークンと同じく、そのトークンを担保として使用することはできません。一方で、他のトークンと一緒に同じアカウントから借り入れることができます。 階層③:Collateral Tier 3つ目の階層は「Collateral Tier」です。 この階層に分類されたトークンは、基本的に3つの階層のうち最もリスクが低いとみなされています。 Collateral Tierに分類されたトークンは、そのトークンを担保として使用することや他のトークンと一緒に同じアカウントから借り入れることができます。 以上のように、Euler Financeでは階層分けによってリスクの高いトークンを担保として使用することを制限し、悪意のあるユーザーによる不正を防止する仕組みが備わっています。 フラッシュローン攻撃とは? 2023年3月12日、DeFi(分散型金融)を取り扱うEuler Finance(オイラーファイナンス)が攻撃を受け、1億9,700万ドル(約263億円)もの多額の資金が流出する事件が発生しました。 ここで用いられた攻撃手法は「フラッシュローン攻撃」と呼ばれ、過去にはアバランチ(AVAX)上のDeFiステーキングプラットフォームである「Nereus Finance」が同じ手法で攻撃を受けるなど、DeFiを標的にしたサイバー犯罪に多用されています。 そもそも「フラッシュローン」とはDeFi特有の仕組みであり、1つのトランザクションの中で借り手が貸し手から無担保で融資を受け、その資金を好きなことに使うことができる仕組みのことを指します。 借り手は融資で調達した資金を通常「裁定取引(アービトラージ)」に使い、利益を得ようとします。暗号資産におけるアービトラージとは、ある暗号資産を価格が低い取引所で買い、価格が高い取引所で売ることで、利益を得ようとする行為のことをいいます。 フラッシュローンでは、融資を受けてから返済するまでの時間は通常数秒程度です。このようなフラッシュローンの仕組みを悪用し、暗号資産の価格を不正に操作して利益を得ようとする行為のことを「フラッシュローン攻撃」といいます。 Euler Financeはどのように攻撃を受け、約263億円もの資金を流出させたのか では、Euler Financeはどのようにフラッシュローン攻撃を受け、1億9,700万ドル(約263億円)もの資金を流出させてしまったのでしょうか。実際の攻撃内容を11ステップで解説します。 ステップ①:他のDeFiから資金を借入する まず攻撃者は、実際に攻撃を行うアカウントとは別に借入を行うアカウントを用意し、AaveやBalancerなどのDeFiのフラッシュローン機能を活用し、資金の借入を行いました。ここでの借入額は3,000万DAIとされています。 ステップ②:借入した資金を別アカウントに送金する 次に攻撃者は、借入した3,000万DAIを、実際に攻撃を行う「攻撃者役のアカウント」に送金を行いました。ここから先の操作は、この攻撃者役のアカウントで行われています。 ステップ③:Euler FinanceにDAIを預け入れ、担保トークンを受け取る 次に攻撃者は、借入れたDAIの一部(2,000万DAI)をEuler Financeに預け入れ、担保トークンであるeDAIを1,950万eDAI分受け取りました。Euler Financeでは、担保や借入の通貨ごとに異なる掛け目が適用されるので、eDAIの数量が50万eDAI目減りしています。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 1,000万DAI 担保トークン(eDAI) 1,950万eDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ④:Euler Financeでレバレッジ10倍のロングポジションを形成する 次に攻撃者はEuler Financeに預け入れた2,000万DAIにレバレッジを10倍かけ、ロング(買い)ポジションを形成しました。これにより攻撃者は、担保トークンを1億9,560万eDAI、負債トークン(dDAI)を2億dDAI分受け取りました。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 1,000万DAI 担保トークン(eDAI) 2億1,510万eDAI 負債トークン(dDAI) 2億dDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ⑤:残していた資産で一部返済する 次に攻撃者は、残していた1,000万DAIで負債トークン1,000万dDAIの返済を行いました。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 0DAI 担保トークン(eDAI) 2億1,510万eDAI 負債トークン(dDAI) 1億9,000万dDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ⑥:追加でレバレッジ10倍のロングポジションを形成する 次に攻撃者は、もう一度Euler Financeに預け入れた2,000万DAIにレバレッジを10倍かけ、ロング(買い)ポジションを形成しました。これにより攻撃者は、担保トークンを1億9,560万eDAI、負債トークン(dDAI)を2億dDAI分受け取りました。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 0DAI 担保トークン(eDAI) 4億1,070万eDAI 負債トークン(dDAI) 3億9,000万dDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ⑦:コントラクトに一部の担保を寄付 次に攻撃者は、コントラクトに一部の担保トークン(1億eDAI)の寄付を行いました。 この時点で攻撃者のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 トークン(DAI) 0DAI 担保トークン(eDAI) 3億1,070万eDAI 負債トークン(dDAI) 3億9,000万dDAI また、この時点でEuler Financeには2,000万DAIが預けられています。 ステップ⑧:アカウントが債務超過状態に陥り、清算が実行される ステップ⑦で1億eDAIを寄付したことにより、攻撃者のアカウントでは負債トークンの額が担保トークンの額を上回りました。これにより、強制的に清算が実行される状態になります。 なおDeFiにおいては、通常は寄付によって恣意的に自らを債務超過に陥らせる行為は制限されていますが、Euler Financeでは寄付を行うアカウントの財務状況をチェックする機能がついていませんでした。攻撃者はこの脆弱性を狙い、攻撃を行ったのです。 ステップ⑨:別のアカウントで攻撃者役の債務を引き取り、清算を実行する ここで、さらに別の清算人役のアカウントを用意し、攻撃者役のアカウントの債務を引き取って清算を実行しました。このとき、受け取った担保トークン(eDAI)に対して負債トークンは25%以上多いです。そのため負債額は手数料分含め、約35%割り引かれて評価され、清算が実行されます。 清算実行直前の時点で、清算人役のアカウントには以下のトークンが預けられています。 トークンの種類 残高 担保トークン(eDAI) 3億1,070万eDAI 負債トークン(dDAI) 2億5.900万dDAI ステップ⑩:清算人役のアカウントに報酬が付与される Euler Financeでは、清算を実行した清算人には報酬として生産した担保額を割り増し評価した数量のDAIが付与される仕組みになっています。そして今回の攻撃では、大幅に債務超過したアカウントを清算したため、報酬として最大の20%割増が行われる予定でした。 しかしそれに加え、借入枚数が大きすぎたことにより報酬の計算レートが歪み、結果として約30%以上もの割増評価が行われ、3,890万DAIが付与されることとなりました。 ステップ⑪:借入れた資金の返済を行う 最後に攻撃者は、ステップ①で借入れた資金である3,000万DAIと手数料である2.7万DAIをAaveなどのDeFiに支払いました。 その結果、攻撃者の手元には約887.8万DAIが手元に残り、今回Euler Financeから攻撃者が奪い取った利益となります。 実際の攻撃内容をトランザクション履歴を使って解説 以上のように攻撃者たちは、Euler Financeから多額のDAIを奪い取りましたが、その他にも攻撃者は同様の手法でWETH、WBTC、wstETH、USDC、stETHなど、合計1億9,700万ドル(約263億円)もの資金を流出させました。 ここでは、攻撃者とEuler Financeのトランザクション履歴を使って、実際の攻撃内容を確認してみましょう。 ※Euler Financeから清算人として、割増で付与された報酬から借入額を引くと被害額になります。 3月13日17時50分、8.9M DAI($8.8M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 38.905M(DAI) 30.027M(DAI) 8.878M(DAI) 17時56分、8K WETH($14.1M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 28.994K(WETH) 20.895K(WETH) 8.099K(WETH) 18時3分 849 WBTC($18.6M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 3.849K(WBTC) 3K(WBTC) 0.849K(WBTC) 18時4分、66K wstETH($116.7M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 264.271K(wstETH) 198K(wstETH) 66.271K(wstETH) 18時4分、34M USDC($34M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 244.41M(USDC) 210M(USDC) 34.41M(USDC) 18時8分 3.8K stETH($6.7M)の差益発生 割増で付与された報酬 借入額 被害額 24.79K(stETH) 20.895K(stETH) 3.895K(stETH) Euler Financeはなぜ攻撃を受けてしまったのか ここではEuler Financeがフラッシュローン攻撃を受けてしまった理由について解説します。今回のEuler Financeへの攻撃は「寄付を行うアカウントの財務状況をチェックする機能がついていない」という脆弱性が放置されていたことが原因でした。 なぜこのような脆弱性が放置されていたかというと、大きく分けて次の2つの理由が考えられます。 Euler Financeチームによる見落とし コード監査企業による見落とし 以下で詳しく解説します。 理由①:Euler Financeチームによる見落とし 脆弱性が放置されていた1つ目の理由は「Euler Financeチームによる見落とし」です。 今回のフラッシュローン攻撃を受ける直接的な原因となった寄付機能(donate ToReseves)は、2022年7月のeIP-14(コントラクトアップグレード)にて導入されました。 この際、もしEuler Financeの開発チームが、「寄付を行うユーザーが寄付を行うことで債務超過に陥るかどうか」をチェックするタスク(ヘルスチェック)を導入できていれば、今回の資金流出は阻止できたのかもしれません。 理由②:コード監査企業による見落とし 脆弱性が放置されていた2つ目の理由は「コード監査企業による見落とし」です。 Euler FinanceにeIP-14が導入された月に、コード監査会社であるSHERLOCK社はEuler Financeの監査を行っていました。しかし、その際SHERLOCK社は寄付を行うユーザーへのヘルスチェック(財務状況確認)がないことを見つけられませんでした。 そのため、この脆弱性はeIP-14の導入から攻撃を受けるまでの約8ヶ月間放置されていたことになります。 また今回の事件を受け、SHERLOCK社はEuler Financeの脆弱性を見つけられなかったとして、330万ドルもの賠償金をEuler Financeへ支払いました。なお、コード監査企業が賠償金を支払ったのは、暗号資産業界の歴史で初の事例となります。 連鎖的被害を受けたプロトコルの一覧 今回のフラッシュローン攻撃により、Euler Finance以外にも数々のプロトコルが連鎖的被害を受けています。以下の表では、連鎖的被害を受けた代表的なプロトコルとその被害額、そして被害を受けた理由をまとめています。 プロトコル名 被害額 被害の詳細 Angle Protocol 1,730万(agEUR) 攻撃者たちによって1,730万agEURがCoreモジュールを通じて発行された。 Balancer 1,190万(bbeUSD) 攻撃を受けた際、bbeUSD(Euler Boosted USD)プールからEulerに1,190万ドルが送金された。 Temple DAO 500万(TEMPLE) 攻撃の後、Temple DAOから500万TEMPLEが流出したことが発覚した。またこの影響により、TEMPLEの価格が30%下がった。 Idle DAO 5,000ドル以内 - SwissBorg 2,600万(ETH),1,700万(USDT) Euler Financeへの攻撃により、SwissBorgのSmart Yeild Programの一部が影響を受けた。その結果、2,600万(ETH)と1,700万(USDT)の損失を計上した。 Yeild Protocol 150万ドル未満 攻撃によって、Yeild Protocolのメインネットの流動性プールに影響があった。利回り流動性プールには、Euler eToken と Yield fyToken の 2 つの資産があり、攻撃前に保持されていた Euler eToken合計金額は 150 万米ドル未満であると考えられている。 Yearn 138万ドル Euler Financeへの攻撃の影響を間接的に受け、その被害額はyvUSDTとyvUSDCで合計138万ドルに上った。なお、開発者たちは影響を受けたプロトコルに対処しており、残っている不良債権はYearn Treasuryによってカバーされる予定。 Inverse Finance 86万ドル 今回の攻撃によってBalancerのDOLA-bb-e-USDプールが被害に遭い、その影響でInverse Financeは86万ドルの損失を計上した。 なお、上記に記した以外にもその他7つのプロトコルでも被害が確認されています。 多くの著名なプロトコルやユーザーから信頼を得ていた ここまで被害が大きくなった原因は、Euler Financeが多くの著名なプロトコルやユーザーから信頼を得ていたことも一因となっています。では、なぜEuler Financeはここまで信頼を得ていたのでしょうか。 その一つの理由は「過去に何度も監査を受けていた」ことが挙げられます。Euler Financeは、2021年12月にメインローンチをする前から2022年12月にかけて、6社のコード監査企業から10回以上の監査を受けていました。しかし結果的には、監査企業による脆弱性の見落としによって今回のフラッシュローン攻撃を受けてしまったのも事実です。 また、EulerFinanceはバグを見つけた人へ最大100万ドルの報奨金を用意していたことも、Euler Financeに信頼が置かれるきっかけになったのかもしれません。 運営の交渉により、返還に動いた攻撃者 Euler Financeは攻撃を受けたあと、すぐに攻撃者とコンタクトをとりました。その結果、運営の交渉により、攻撃者は奪った資金の返還へと動きます。ここでは、Euler Financeが攻撃を受けたあとから攻撃者が返還へと動くまでの流れを時系列順に解説します 被害直後、運営は攻撃者のアドレスへ交渉に応じるかのメッセージを送信 Euler Financeは攻撃を受けたあと、すぐに攻撃者のアドレスに交渉に応じるようメッセージを送信します。以下は実際のメッセージです。 【原文】 We understand that you are responsible for this morning's attack on the Euler platform. We are writing to see whether you would be open to speaking with us about any potential next steps. 【編集部訳】 今朝のEulerのプラットフォームへの攻撃は、あなたの責任であると理解しています。私たちは、あなたが次のステップの可能性について、私たちと話すことに前向きであるかどうかを確認するために書いています。 3月13日19時、攻撃者は資金の一部を分割してTornadcashへ 3月13日19時、攻撃者は資金の一部(1,100ETH)を11回に分けて追跡を困難にすることができるTornadcashへ送金を行いました。 3月16日10時、100ETHを被害者である個人(Solidyの開発者)に返還 3月16日10時、攻撃者たちは100ETHを被害者である個人(アルゼンチンに住むSolidy開発者)に返還しました。この個人は、前日に犯人のアドレスへ資金を返還することをお願いするメッセージを送っています。 【原文】 Please consider returning 90%/80%. I’m just a user that only had 78 wstETH as my life savings deposited into Euler. I'm not [a] whale or millionaire. You can’t imagine the mess I’m into right now, completely destroyed. I’m pretty sure 20M is already life changing for you and you’ll bring back joy to a lot of affected people. 【編集部訳】 90%/80%の返却をご検討ください。私はEulerに生涯貯金をたった78wstETHだけ預けた、ただのユーザーで、クジラでも大富豪でもないんですから。 今私が陥っている混乱は想像もつかないでしょう、完全に破壊されていますよ。2,000万ドルはもうあなたにとって人生を変えたものだと確信していますし、影響を受けた多くの人々に喜びを取り戻させることでしょう。 3月17日12時、100ETHをRonin Bridge攻撃の犯人アドレスに送金 3月17日12時、攻撃者は100ETHを北朝鮮のラザルスグループが行なったとされるRonin Bridge攻撃の犯人アドレスへ送金を行いました。攻撃者がラザルスグループの犯行と見せかけたいのか、それとも攻撃者が本当にラザルスグループの一員なのかはわかっていません。 3月18日15時、3,000ETHを3回に分けてEuler Financeへ返還 3月18日15時、攻撃者はEuler Financeに対し、3,000ETHを3回に分けて返還を行いました。同時に犯人は、イーサリアムネットワークに謝罪文を投稿しています。 3月25日12時、51,000ETHをEuler Financeへ返還 3月25日12時、攻撃者は51,000ETHをEuler Financeへ返還しました。ここで変換されたETHは、被害額全体の43%に当たります。 3月26日0時、ETHとDAIの一部を分割してEuler Financeへ返還 3月26日0時、攻撃者は30,952ETHを4回、4,300万DAIを4回にそれぞれ分けてEuler Financeへ返還を行いました。 3月28日10時、攻撃者が謝罪のメッセージをEuler Financeのアドレスへ送信 3月28日10時、攻撃者はEuler Financeのアドレスへ謝罪のメッセージを送信しました。以下は、攻撃者が送信した謝罪文です。 【原文】 Jacob here. I don’t think what I say will help me in any way but I still want to say it. I fucked up. I didn’t want to, but I messed with others’ money, others’ jobs, others’ lives. I really fucked up. I’m sorry. I didn’t mean all that. I really didn’t fucking mean all that. Forgive me. 【編集部訳】 Jacobです。私が何を言っても何の役にも立たないだろうけど、それでも言いたい。俺はしくじった。他人の金、仕事、人生を台無しにしてしまった。本当にしくじったんだ。ごめんよ。そんなつもりじゃなかったんだ。本当にそんなつもりじゃなかったんだ。許してくれ。 4月3日19時、残っていた10,580ETHを2回に分けてEuler Financeへ返還 4月3日19時、攻撃者は残っていた10,580ETHを2回に分けてEuler Financeへ返還しました。これで、合計9万5,000ETHと4,300万DAI(金額にして2億2,200万ドル)の資産が変換されました。 なお、ドルベースで流出額を上回っているのは、返還までにETHの価格が17%上昇したのに対して犯人の手元には1%以下の資産(1,100ETH)しか残っていないからです。 4月5日0時 Euler Financeから資金回収完了のお知らせが発表 引用:@eulerfinance(Twitter) 4月5日0時、Euler Financeから資金回収完了のお知らせが発表されました。 4月6日5時 Euler Financeが、今後のユーザーへの返還計画を公表する 引用:@eulerfinance(Twitter) 4月6日5時、Euler Financeが、今後のユーザーへの返還計画を公表しました。この返済計画によると、返還はETH、DAI、USDCの3つの資産で請求が可能であり、返還後余剰となった資産は公平に分配されるとのことです。 Euler Financeの今後の展開は? 今回の攻撃者が、最終的に得た利益は流出させた金額の1%未満であり、ユーザーやEuler Financeとしては返還までの期間にETH価格が上昇した事により、資産は割増で帰ってきて一件落着となりそうです。 しかし、攻撃者は捜査拡散目的に行なったであろう北朝鮮のハッカー集団ラザルスグループのアドレスに一部の送金を行なってしまったことで、国際的な北朝鮮制裁に違反したと見られ、今後も捜査当局によって追跡は継続されるであろうといった話も浮上しています。

DeFi(Decentralized Finance)とは、ブロックチェーン上に構築される金融サービスやエコシステムの総称で、日本語では「分散型金融」といいます。 しかし「DeFi」という言葉は聞いたことがあっても、具体的にどんなサービスがあるのか知らない方も多いのではないでしょうか。 本記事では、DeFiの代表的な種類・分類およびサービスの事例についてまとめています。これからDeFiを使ってみたい方の参考となれば幸いです。DeFiについての基本的な解説は、こちらの記事をご覧ください。 DeFiとは?注目を集めている2つの理由と購入するメリット・デメリット Coincheck この記事でわかること DeFiの代表的な種類や分類がわかる DeFiの仕組みや特徴がわかる DeFiの代表的なサービスがわかる Coincheckの無料登録はこちら   執筆者Coincheck Labs   Coincheck Labsは、コインチェック株式会社が運営する、Web3スタートアップの支援プログラムです。Web3に関する次の活動を行なっています。 ①スタートアップ支援 ②リサーチ・情報発信 ③株式・トークン投資   目次 DeFiの主な種類 1. DEX(分散型取引所) 2. レンディング 3. リキッドステーキング 4. ステーブルコイン 暗号資産担保型ステーブルコイン アルゴリズム型ステーブルコイン 5.ブリッジ 6. デリバティブ 7. イールドアグリゲーター まとめ DeFiの主な種類 そもそもDeFiには、どのような分類ができるのでしょうか。 ここではDeFiのデータ分析サイトであるDeFi Llamaを参考に、DeFiの代表的な7つのカテゴリを解説します。他にも細かい分類は存在しますが、2023年時点でTVL(Total Value Locked ※)が大きいカテゴリを中心に作成しました。 ※DeFiにおいてはTVL(Total Value Locked)という指標が用いられることが多い。TVLは、各サービスにおいて預けられている暗号資産の金額を示し、サービスの規模を表す。 【DeFiの主な種類】 DEX(分散型取引所) レンディング リキッドステーキング ステーブルコイン ブリッジ デリバティブ イールドアグリゲーター 以下で、それぞれについて詳しく解説していきます。 1. DEX(分散型取引所) DEXとは、Decentralized Exchangeの略であり、分散型取引所を指します。Coincheckのような取引所はCEX(Centralized Exchange)、中央集権型取引所と呼ばれます。 CEXでは、オーダーブック形式を採用しています。オーダーブック形式とは、ユーザーの売買注文をマッチングさせ、取引を約定する方法です。 一方で、DEXは多くの場合、AMM(Automated Market Maker)型を採用しています。AMM型では、参加者は流動性提供者(LP)と交換したいユーザーに分けられます。流動性提供者(LP)は、交換される2つのトークンをペアとして流動性プールに預け入れます。 例えば、WETHとUSDCを預け入れた場合を想定します。これら2つのトークンを預け入れることにより、WETHとUSDCを交換するための流動性プールができます。交換のレートは数式によって計算されており、プールの在庫量に従って、価格が変動します。 トークンを交換したいユーザーは、流動性プール内のトークンを元に交換することができます。LPはトークンを預け入れる代わりに、利回りを得ることができる仕組みとなっています。 CEXの場合、取引はオフチェーンで処理されますが、DEXではブロックチェーン上で処理されることが特徴です。また、CEXは法定通貨/暗号資産間、および暗号資産同士の交換が可能ですが、DEXでは暗号資産同士のみであり、法定通貨/暗号資産間の交換はできません。 CEXは企業が主体となっているため、ユーザーの本人確認が必要であり、カスタマーサポートなどを提供しています。一方で、DEXは本人確認は不要ですが、カスタマーサポートなどはありません。 【DEXの代表的なサービス】 Curve、Uniswap、PancakeSwapなど 2. レンディング レンディングとは、暗号資産の貸し借りができるサービスです。貸し手は暗号資産を貸し出し利回りを得ることができ、借り手は暗号資産を担保に暗号資産を借りることができます。借り手が期限までに返済ができない場合、担保に入っている暗号資産が清算されます。 また、ブロックチェーンの同一トランザクション内で暗号資産の貸借を行うことで、担保なしで暗号資産を借りられる「フラッシュローン」と呼ばれる仕組みも登場しています。 【レンディングの代表的なサービス】 Coincheck貸暗号資産サービス、AAVE、Compound Financeなど 仮想通貨レンディングの始め方と知っておくべき3つの注意点 Coincheck 3. リキッドステーキング リキッドステーキングとは、ステーキング可能な暗号資産において、暗号資産をDeFiに預け入れてロックする代わりに、代替となるトークンを受け取ることができるサービスです。 EthereumをはじめとするPoSチェーンでは、暗号資産をステークすることでユーザーはステーキング報酬を得ることができます。しかしながら、ステーキングをした分はチェーン上にロックされ取引できないため、資産の流動性が低下するという課題がありました。そこで開発されたのが、リキッドステーキングのサービスです。 例えばLido Financeを使ってETHをステーキングすると、代替トークンであるstETHを受け取ることができます。stETHはDeFiで取引することができるため、ユーザーは流動性を確保したままステーキング報酬を得られる仕組みとなっています。 【リキッドステーキングの代表的なサービス】 Lido ステーキングとは?利益を得られる仕組みとリスク(Lisk)ステーキングサービスについて Coincheck 4. ステーブルコイン ステーブルコイン(Stablecoin)とは、法定通貨や※コモディティなど特定の資産価格と連動することを目的に設計された暗号資産の一種です。ステーブルコインの全体像は、以下の記事をご覧ください。この章ではDeFiで発行されている、2種類のステーブルコインについて解説します。 (※)暗号資産担保型、アルゴリズム型、コモディティ型ステーブルコインは、設定された価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 ステーブルコインとは?その仕組みと種類、取り巻く規制と最新動向を解説 Coincheck 暗号資産担保型ステーブルコイン 暗号資産担保型ステーブルコインとは、暗号資産を裏付けとして発行され、価格が米ドルなどの法定通貨をはじめとする特定の資産価格に連動することを目指したトークンを指します。 USDTやUSDCは法定通貨担保型ステーブルコインであり、米ドルを裏付けとして発行されています。これらはDeFi上で取引されることが多いものの、企業が主体となって発行しているためDeFiには含まれません。 暗号資産担保型の代表例であるMakerDAOでは、ETHをはじめとする暗号資産を担保とし、ステーブルコインDAIを発行することができます。DAIの担保価値が、DAIの価値よりも高くなるよう、最低担保率が設定されています。担保としている暗号資産の価格が下がり最低担保率を下回った場合、担保は清算されます。発行者は追加で暗号資産を預け入れることで、清算を防ぐこともできます。 【暗号資産担保型ステーブルコインの代表的な事例】 MakerDAO 【補足】 Dai(DAI)とはイーサリアムブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。 ※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しています。実際にダイ(DAI)は1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 暗号資産(仮想通貨)ダイ(DAI)とは?他のステーブルコインとの違いや特徴を解説! Coincheck アルゴリズム型ステーブルコイン アルゴリズム型ステーブルコインは、暗号資産などの裏付けはなく、アルゴリズムによって特定の資産価格に連動することを目指したトークンです。様々なアルゴリズムがあり、市場の需給をコントロールすることで、価格を一定に保とうとする仕組みが導入されています。 【アルゴリズム型ステーブルコインの代表的な事例】 Frax Finance ※アルゴリズム型ステーブルコインは、設定された価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 5.ブリッジ ブリッジとは、暗号資産やNFTをあるネットワークから他のネットワークで使えるようにするサービスです。例えば、Ethereumネットワーク上のUSDCを、Polygonネットワーク上で利用可能にするといったことができます。 実際には暗号資産を移動させるのではなく、あるネットワークから別のネットワークにリンクしています。 例えば、Ethererumネットワーク上のUSDCをPolygonネットワークにブリッジする場合を考えます。このとき、Ethereum上のUSDCはロックされ、Polygon側に通知されます。次に、ロックされた分のUSDCを表すトークンが、Polygon上で生成されます。これをWrapped Tokenと呼びます。その後、所有者のアドレスにWrapped Token(Polygon USDC)が送られます。 PolygonネットワークからEthereumネットワークに戻す場合は、Wrapped Tokenがburn(破棄)され、Ethereum上のUSDCのロックが解除されます。 【ブリッジの代表的なサービス】 AnySwap、cBridge 6. デリバティブ デリバティブとは、金融派生商品とも呼ばれ、通貨、債券、株式などの金融商品から派生した取引を指します。デリバティブの種類には、先物取引やオプション取引、スワップ取引などがあります。 DeFiにおけるデリバティブとは、暗号資産から派生した取引であり、ブロックチェーンを用いて構築されています。 例えばdYdXでは、パーペチュアルと呼ばれる、無期限先物取引を行うことができます。最大20倍のレバレッジで証拠金取引をすることが可能です。 【デリバティブの代表的なサービス】 dYdX、GMX 7. イールドアグリゲーター イールドアグリゲーターは、トークンを預けると、複数のDeFiを用いて自動で運用してくれるサービスです。 前述したDEXの流動性提供やレンディングでは、サービスやトークンの種類によって、利回りが変動します。数多くある運用先の中から手動で運用することは、ユーザーにとって手間ですが、イールドアグリゲータを用いることで自動で効率的に運用することができます。 【イールドアグリゲーターの代表的なサービス】 Convex Finance、Yearn Financeなど まとめ 本記事ではDeFiのカテゴリと、代表的なサービス事例についてまとめました。上記以外にも、保険や予測市場など、DeFiサービスはまだ数多く存在します。暗号資産市場の発展とともに新しいDeFiが開発されており、今後さらなるユースケースが広がることが期待されます。 ※本記事はDeFiの利用を推奨するものではありません。予想に反して損失を被る可能性もあるため、投資はご自身の判断と責任において行ってください。

2023-10-12メタバース

2021年にFacebook社が社名をMetaに変更し大きな注目を集めたメタバースですが、現在さまざまな企業が新たなビジネスチャンスを求めてメタバース空間での事業開発を進めています。 そこでこの記事では、メタバースがビジネスの場で注目されてきている背景やメタバースを活用することによって企業が得られるメリットなどについて、実際の活用事例も紹介しながら詳しく解説していきます。 この記事でわかること メタバースについての概要 メタバースが注目されている背景 企業がメタバースを導入するメリット 実際の企業の活用事例 Coincheckの無料登録はこちら 目次 メタバースとは メタバースの4つの種類 ①ゲーム系 ②ソーシャル系 ③Web3.0系 ④MaaS(Metaverse-as-a-Service)系 メタバースがビジネス業界で注目されている背景 背景①:飛躍的な拡大が予想される市場規模の大きさ 背景②:NFTとの高い親和性 背景③:通信技術・VR技術の発展 背景④:大手企業の参入 企業がメタバースを活用するメリット メリット①:新たなビジネスの可能性 メリット②:より効果的な求人・採用活動ができる メリット③:社内コミュニケーションの円滑化 メリット④:シミュレーションによるバリューチェーンの効率化 メタバースを活用したビジネス事例 株式会社ナイキ|NIKE LAND 株式会社KDDI|αU コインチェック株式会社|OASIS VR Chat Inc.|VR Chat TBS Gaming |The Sandbox 株式会社ANA|SKY WHALE 株式会社HIKKY|バーチャルマーケット まとめ メタバースとは まず初めに、メタバースとはどんなものかについて説明します。 メタバースとは「インターネット上に構築された三次元の仮想空間」です。「超越」を意味する”メタ”と「世界」を意味する”ユニバース”が組み合わされた造語で、1992年にアメリカで出版されたSF小説『スノウ・クラッシュ』で初めて使用されました。 その特徴として、メタバースでは現実世界と同じように建造物が立ち並び、ユーザーは自身の分身である「アバター」を用いて仮想空間の中でライブやファッション、さらにはボイスチャットでの他者とのコミュケーションなど現実世界と遜色のない社会的な活動を営むことができる点が挙げられます。 『FORTNITE』や『The Sandbox』などの有名タイトルに代表されるゲーム分野での活用が多くみられるメタバースですが、コロナ禍におけるリモートでの仕事や生活が常態化したことで、物理的距離を保ちながらも密接なコミュニケーションを取ることができるメタバースの活用はゲーム以外の分野でも拡大の動きを見せています。 【わかりやすく】メタバース(仮想空間)とは何か?意味と活用法、事例を紹介 Coincheck メタバースの4つの種類 メタバースは、自らのアバターを通じてコミュニケーションや経済活動を行うことができる三次元の仮想空間という共通点はあるものの、メタバース毎にその体験設計の中心に据えている要素が異なります。 つまり、メタバースの中にも多くの種類のメタバースが存在するのです。今回はメタバースの種類の中でも以下の4つの代表的なメタバースを取り上げて解説します。 ①ゲーム系②ソーシャル系③Web3.0系④MaaS(Metaverse-as-a-Service)系 それでは詳しく見ていきましょう。 ①ゲーム系 ゲーム系メタバースとは、主にゲーム開発企業が主導する三次元の仮想空間を舞台にしたメタバースです。 ゲーム系のメタバースは、メタバース市場を牽引する存在として、非常に多くのユーザーを抱えており、Fortniteは3.5億人、Robloxは2億人のユーザー数を誇ります。スマホの普及と通信環境の発展などを背景に、現代の私たちにとって一番馴染みが深いのがゲーム系のメタバースと言えるでしょう。 代表的な例を挙げると、先ほども紹介したFortniteやRoblox以外にも、マインクラフトやあつまれ どうぶつの森、ファイナルファンタジーXIVなどのゲームタイトルもメタバースに分類されます。 ②ソーシャル系 ソーシャル系メタバースとは、アバターを通じたユーザー同士のコミュニケーションを体験設計の中心に据えるメタバースです。 ソーシャル系のメタバースの中でもサービスによって、テキストベースのチャットか、ボイスチャットか、また表情のトラッキングがされるものなど、中心に据えるコミュニケーションの取り方はプラットフォーム毎で異なります。 SNSは老若男女問わず問わず、幅広く利用されるサービスであり、メタバース市場拡大に向け、SNS型メタバースの発展は非常に重要と言えます。 デバイスや通信技術の発展に加え、コロナ感染拡大の影響でリモートコミュニケーションの需要が拡大したことを背景とし、ユーザー数を伸ばしているメタバースです。 ③Web3.0系 Web3.0系のメタバースは、ブロックチェーン技術で構築されているメタバースです。NFT(Non-Fungible-Token)や暗号資産がメタバースに組み込まれることで、ユーザーは三次元仮想空間内で「所有」の概念を持てるようになります。つまり、ユーザーがメタバース内の土地やアイテムをデジタル資産として所有することができるのです。 そのため、投機目的のユーザーとゲームを楽しむこと自体を目的とするユーザーを集め、一気にユーザー数を伸ばしたメタバースが多いです。一方で、アクティブユーザー数がNFTの価格の変動に大きく左右されるという特徴もあり、2022年の暗号資産・NFTの価格下落を受け、盛り上がりが陰りを見せているものも少なくありません。 MaaS(Metaverse-as-a-Service)系 MaaS(Metaverse-as-a-Service)とは、誰でもメタバースを利用・作成できるサービスです。 MaaS系のメタバースは企業でも個人でも利用することができ、料金を支払うことで指定されたメタバースの空間を自由に使用することができます。以下が主なMaaS系メタバースの利用例です。 オフィススペース オンラインスクール イベント会場 eコマース 一般企業が0からメタバース空間を開発することは非常に難しいですが、MaaS系のメタバースであれば、すでに構築されているメタバース上で一般企業でもサービスを展開できるようになります。 ECサイトやWebブログなども2000年代は一部の人にしか制作できなかったですが、現在ではアメブロやBASEなどのサービスの登場によって、簡単に誰でもWeb上でECサイトやブログを作成できるようになっています。 これらと同じような流れがメタバース上でも起きており、それがMaaSと呼ばれているのです。 メタバースがビジネス業界で注目されている背景 近年ではNIKEやKDDIなどの各業界の大手企業がメタバースに参入するなど、ビジネスにおけるメタバースの注目度はますます上がってきています。 このように、メタバースがビジネス業界で注目されている理由は、次のような4つの背景があるからだと考えられています。 背景①:飛躍的な拡大が予想される市場規模の大きさ背景②:NFTとの高い親和性背景③:通信技術・VR技術の発展背景④:大手企業の参入 以下で詳しく解説していきます。 背景①:飛躍的な拡大が予想される市場規模の大きさ まずメタバースがビジネス業界で注目を集めている理由の1つとして、「メタバースの市場規模が今後飛躍的に拡大していく」と、多くの研究機関や組織が予測していることが挙げられます。 Statista社が発表した世界のメタバースの市場規模統計では、2021年の4兆2,640億円から2030年には78兆8,795億円まで約18.5倍ほど市場規模が拡大するとの予想が見て取れます。 出典:Statista(Grand View Research) このような急速な成長は、ビジネス業界にとっては非常に魅力的であり、多くの企業がメタバースへの進出を検討するようになりました。メタバースは従来のオンライン販売やマーケティングとは異なる、新しい顧客との接点やアプローチを生み出し、多くのビジネス拡大のチャンスを企業へ提供します。 つまり急速に拡大するメタバース市場は、ビジネス業界にとって非常に魅力的な市場となっており、今後ますます注目されることが予想されます。 背景②:NFTとの高い親和性 メタバースが注目を集めている2つ目の理由は、『NFT』との親和性の高さです。ブロックチェーンを活用したメタバースには、NFTの活用が不可欠です。 NFTとはNon-Fungible Tokenの略で、日本語では「非代替性」トークンとも呼ばれています。NFTはブロックチェーン上に構築されるデジタルデータであり、暗号資産(仮想通貨)と同様に所有や譲渡に関する記録が改ざんされにくいという性質を持ちます。 これまでのデジタルデータは誰でも簡単にコピーが可能であり、それゆえに価値がつきませんでした。 しかしNFTであればブロックチェーンを活用することで当該データの「唯一性」が証明できます。端的に言えば、複製できないデジタルデータであるという証明ができるようになったのです。 その結果、NFTが有する希少性や有用性に応じた価値が付くようになったのです。 NFTとは代替不可能なトークンのこと!具体的な活用例を徹底解説 Coincheck メタバース内でNFTは土地やアイテムとして売買することができる このような特徴を持つNFTは、Coincheck NFTのようなマーケットプレイスを通じて売買することができます。 メタバースゲームで手に入るアイテムは、NFTとしてマーケットプレイスで販売することが可能です。つまり、ユーザーはNFTマーケットプレイスを利用することで、メタバースゲームで必要なアイテムを購入したり、逆にゲーム内で手に入れたアイテムを第三者に売却したりすることができるのです。 こうした関係性から、メタバースとNFTは非常に親和性が高いと言われており、昨今のNFTブームと連動するようにメタバースの注目度も急上昇しています。 背景③:通信技術・VR技術の発展 また、3つ目の背景としてVR技術が近年になって急激に発展し、一般層にも普及し始めていることが挙げられます。 VRとは、Virtual Reality(バーチャル リアリティー)の頭文字を取った用語で、仮想現実を意味します。 VRの技術自体は1960年代頃からすでに存在していたものの、当時はコンピューターの性能が低かった上に、ヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルが極めて高価で重量も大きかったため、一部の大企業や研究機関以外では使用されない時代が長く続きました。 しかし、2010年代以降にスマートフォンの普及で、半導体・ディスプレイ・通信速度などの性能向上・軽量化が急速に進んだ結果、ヘッドマウンドディスプレイやVRゴーグルの開発も大きく進展しました。 3次元の仮想空間であるメタバースの真価をもっとも引き出すにはVRが最適ですので、VR技術の発展と普及に併せてメタバースも注目されているわけです。 背景④:大手企業の参入 最後の要因としては、近年になり世界的なプラットフォーマーや大企業が、こぞってメタバースへの参入を宣言したのも、ビジネス界の注目を集めた一因と言えます。 その代表例としてよく知られるのが、Meta社(旧Facebook社)です。Facebook社(当時)は、ヘッドマウントディスプレイを開発・販売していたスタートアップ企業・Oculus(オキュラス)を2014年に20億ドルで買収し、2021年にはFacebook社は社名を「Meta」に変更して、メタバース関連技術の研究に、毎年100億ドル(約1.1兆円)もの巨額を投資しています。 他にも株式会社NIKE(ナイキ)が2021年に「Nike Virtuals」というメタバースプロジェクトに対する、最大50億ドルの投資計画を発表したことや、株式会社NTTドコモが2022年2月に「dメタバース」というメタバースに150億円の投資を計画しているとの発表がありました。 このように世界的な大企業が、次々にメタバースへの参入と巨額の投資を始めたことからも、メタバースへの注目が集まっています。 企業がメタバースを活用するメリット 企業がビジネスの分野でメタバースを活用する際、以下のようなメリットが得られます。 メリット①:新たなビジネスの可能性メリット②:より効果的な求人・採用活動ができるメリット③:社内コミュニケーションの円滑化メリット④:シミュレーションによるバリューチェーンの効率化 それぞれ具体的に説明していきます。 メリット①:新たなビジネスの可能性 1つ目のメリットは「新たなビジネスの可能性」です。 メタバースはまだまだ新しい仕組みです。新たなビジネスは日々生まれていますが、まだどこの企業も行っていないビジネスや、少数の会社のみが行っており競争が生まれていないビジネスは、数多く存在するでしょう。 メタバース上で新たなビジネスを展開することで、会社の新たな収益源となる可能性があります。また、会社の既存ビジネスと親和性の高いビジネスをメタバース上で展開することで、相乗効果を期待することもできます。 メリット②:より効果的な求人・採用活動ができる 2つ目のメリットは「より効果的な求人・採用活動ができる」という点です。 メタバース上で採用イベントや会社説明会を開催すれば、より効果的な採用活動が可能になります。 リアルでの採用イベントや会社説明会では、遠隔地に住む求職者が参加しづらいデメリットがあります。 飛行機や新幹線を使って採用イベントや会社説明会を受けに行く場合、時間だけでなく多額の交通費が発生する可能性もあるからです。 しかし、メタバース上で採用イベントや会社説明会を実施すれば、遠隔地に住む求職者も気兼ねなく参加できるようになります。ZoomなどのWeb会議システムを利用した会社説明会や、リアルでの採用イベントは、社員の話を求職者が一方的に聴く受け身のイベントになりがちですが、メタバース上の採用イベントであれば、社員も求職者も全員、見た目がアバターになりますので、求職者が気後れせずに主体的に参加して会話を弾ませることができるでしょう。 メリット③:社内コミュニケーションの円滑化 メタバースをビジネス上のコミュニケーションツールとして導入するメリットとして、「社内コミュニケーションを円滑化することができる」点が挙げられます。 リモートワークや外部の企業と協力しながら行うプロジェクトがある場合、メタバースでのバーチャルオフィスを導入すれば、離れた場所にいても、アバターを通じて相手の感情や状況を一目で把握することができます。密にコミュニケーションをとりながら仕事を進めていけば、効率性も高まりますし、トラブルなども防ぐことができます。 また、生身の人間が相手であると、話しかけるタイミングなどで悩むことがあるでしょう。しかし、メタバース上ではアバターのステータス表示によって、今話せるタイミングかどうかがわかるのでコミュニケーションをとりやすくなるでしょう。 メリット④:シミュレーションによるバリューチェーンの効率化 最後のメリットは「シミュレーションによるバリューチェーン全体の効率化」です。 メタバースを活用することで、現実世界には存在するもの、しないものを含め、都市や建物、設備を仮想空間上に再現し、シミュレーションを行うことで、現実世界でのモックアップ作成や試運転をするコストをかけずに最適な設計や運用が可能になります。 このシミュレーションにより、企画・生産・物流・販売・アフターサービスといった一連のバリューチェーンを効率化することで、大幅なコスト削減やリードタイムの短縮などに繋げることができます。 メタバースを活用したビジネス事例 それでは実際に、メタバースを活用している企業の活用事例をみていきましょう。 株式会社ナイキ|NIKE LAND 引用:NIKE公式サイト NIKELANDは、株式会社nikeがメタバースプラットフォームRoblox(ロブロックス)上で展開する没入型の3D空間です。 NIKELANDの建物やフィールドはナイキ本社から着想を得ており、ユーザーはこのメタバース内で自分のアバターを通じて鬼ごっこやドッジボール、フットボールなど様々なアクティビティを楽しめるほか、Robloxが提供するツールキットを利用して、NIKELAND内でオリジナルのミニゲームを自作することも可能です。 また、メタバース内のショールームではNIKEが実際に販売しているスニーカーなどのアパレルアイテムをアバターを通じて試着、購入することができます。 さらに、NIKELANDではモバイル機器に内蔵された加速度センサーを使用することで、走り幅跳びなどのオフラインの動きをオンラインのプレーに反映する機能が備わっています。 株式会社KDDI|αU 引用:KDDI公式サイト αUとは、仮想空間上に再現された渋谷や大阪を舞台に、ユーザー同士の音声でのコミュニケーションに加え、ライブ配信やバーチャルショッピングなど楽しむことができるサービスです。 メタバースでエンタメ体験や友人との会話を楽しめるαU metaverse、360度自由視点の高精細な音楽ライブを楽しめるαU live、デジタルアート作品などの購入ができるαU market、暗号資産を管理できるαU wallet、実店舗と連動したバーチャル店舗でショッピングができるαU place、KDDIが持つ技術力やネットワークを活用してユーザーが仮想空間上でより豊かなライフスタイルを実現することができる、大きな期待を集めるサービスとなっています。 コインチェック株式会社|OASIS 「※OASIS」は、コインチェックが制作・開発を進める”2035年の近未来都市”をコンセプトにしたメタバース都市拠点です。「OASIS」にはファッションや音楽、アートを中心に多彩なイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 コインチェックでは、『The Sandbox』上に「OASIS TOKYO」、 『Decentraland』上に「OASIS KYOTO」、及び『Otherside』上に「Oasis MARS」の3つのメタバース都市を開発中です。 OASISメタバースの概要やそこで提供されるコンテンツについて知りたい方は、以下の記事で詳しく学ぶことができます。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら Oasis KYOTOとは?Decentralandのメタバース上に建設される近未来都市の特徴 Coincheck Oasis TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck VR Chat Inc.|VR Chat 引用:VRChat 「VRChat」は、VR空間内にアバターでログインし、多人数でコミュニケーションできるソーシャルVRアプリです。 2019年後半までの同時接続数は7,500~8,500人程でしたが、コロナ渦において利用者数が急増し、2022年1月1日には同時接続ユーザー数が過去最大の約42,000人に到達、現在もピーク時には30,000人超のユーザーがアクセスしています。また、昨今ではメタバースとしても注目されています。 VRChat内にはユーザーが手がけた様々な「ワールド」と呼ばれるVR空間が用意されており、好きな場所で他のユーザーとの交流を楽しめます。周囲にいるプレイヤーとはボイスチャットはもちろん、自分の身体の動きをアバターに反映させ、ボディーランゲージも可能です。ビデオ通話などとは違い、実際に会っている感覚が強いのが特徴です。 TBS Gaming |The Sandbox 引用:THE SANDBOX 『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』はボクセルで表現されたメタバースを構築するプロジェクトです。 ユーザーがメタバース上に制作されたゲームで遊んだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることができるゲームとなっています。 The Sandboxでは、メタバース上で利用できるアイテム、アバター、ゲーム制作に必要な素材、そして「LAND」と呼ばれる土地を、「ETH」や「SAND」というトークンを用いてNFTマーケットプレイス上で売買できます。 コインチェックでは、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」を提供しており、LANDの購入が可能です。 他のNFTマーケットプレイスと違い、「ETH」や「SAND」のみの決済方法ではなく、Coincheckで取り扱っている14種類の暗号資産で決済が可能です。ぜひご利用ください。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck 株式会社ANA|SKY WHALE 引用:ANA SKY WHALEとは「時空を超える旅客機」をコンセプトに、ANA NEOによって開発が勧められているメタバースプラットフォームです。 リアルとバーチャルを融合させ、仮想旅行の他にもショッピングや医療、行政などのサービスを展開していく予定とされています。 SKY WHALEは、あわせて3つのサービスで構成される予定となっており、「Skyパーク」では3D CGによって描かれた世界の様々な都市や絶景スポットを舞台に、自宅にいながら最大8人で同時にバーチャル旅行を楽しむことができます。 ほかに、ショッピングのための「Skyモール」と、スマートシティの実現を目指す「Skyビレッジ」があります。 株式会社HIKKY|バーチャルマーケット 引用:VR法人 HIKKY バーチャルマーケットとは、VR法人 HIKKYが手掛ける「仮想空間上での3Dアバター・3Dモデルの展示会」として2018年に始まったイベントです。ソーシャルVRサービス「VRChat」のバーチャル空間に作られた特設会場に3Dアバターや3Dモデルが展示され、来場者は自由に試着、鑑賞、購入ができます。 来場者側には参加資格や入場料はなく、誰でも気軽に足を運んでOK。VRヘッドセットも必須ではなく、スペックを満たしたパソコンさえあれば簡単にアクセスできます。 2018年に初めて開催された際の出展数は約80サークル。企業出展も2社のみの小規模なイベントでした。しかし翌年3月のバーチャルマーケット2では出展数が急増。約400サークル、約20社が出展し、3日間で約12万5,000人の来場者数を記録。ネット上で大きな話題になりました。 続くバーチャルマーケット3では、約600サークル、約30社が、そして2020年のゴールデンウィークに開催されたバーチャルマーケット4では、約1,100サークル、約40社が出展。名実ともに「世界最大規模のVRイベント」となり、第5回となる今回もすでに大勢の来場者が世界中から足を運んでいます。 まとめ これまで見てきたように、メタバースのビジネス活用には多くの可能性があります。 ゲームなどのエンターテインメントコンテンツをはじめとし、オンラインイベントの開催や仮想店舗の運営、リモートワークの改善など、従来のビジネスに比べ、より柔軟でスケーラブルな手段が提供されています。また、ビジネスにおいては、メタバースを用いて顧客との接点を増やすことで、マーケティングの効果を高めたり、商品やサービスの売上を伸ばすことができます。 しかしながら、技術やセキュリティの課題もあるため、導入には慎重さが必要です。専門知識や高度な技術を必要とすることもあり、専門家のアドバイスを仰ぐことが重要です。今後も注目が集まることが予想されるメタバースを、ビジネスの発展に積極的に取り入れていくことが求められます。ビジネスの現場での実践事例を参考にしながら、自社のビジネスに合ったメタバースの活用方法を模索してみましょう。

高度な自然言語処理を行うことができるChatGPT。その万能性や利用可能性から大きな話題を呼んでいる生成系AIですが、ChatGPTでは実際に何ができるのでしょうか。 本記事では実際にChatGPTを使いながら、ChatGPTのできることや活用事例、利用の基礎知識、注意点、できないことを解説していきます。 この記事でわかること ChatGPTの基礎知識「プロンプト」とは ChatGPTでできること ChatGPTではできないことや苦手なこと、注意点 Coincheckの無料登録はこちら 目次 ChatGPTとは ChatGPTの基礎知識「プロンプト」や「呪文」とは ChatGPTではできないことや苦手なこと、注意点 ChatGPTでできること 会話 翻訳 原稿作成 文章要約 プログラミング 楽譜作成 ChatGPTの活用事例 まとめ Chat GPTとは ChatGPTとは、文章生成系・自然言語処理系のAIです。アメリカのOpenAI社により開発・提供されている、チャットを通して会話形式でAIが利用できるサービスです。 ChatGPTは2023年4月18日時点で、OpenAIのアカウントを開設していれば無料で利用することができます。有料版のChatGPT Plusというサービスも存在し、無料版と比較して高性能な学習モデルのAIを使うことができます。無料版はGPT-3という学習モデル、有料版はGPT-4という学習モデルを用いており、GPT-4では画像処理を行うことが可能です。 なお、2023年4月18日時点、ChatGPTでは画像処理機能は提供されていません。 参考:OpenAI GPT-4 ChatGPTは生成系AIの中でも特に話題を集めていながら、各国の法整備などが追い付いていないため、国により対応や姿勢が異なります。 たとえば、イタリアでは2023年3月31日時点でChatGPTの利用を一時的に停止していますが、反対に日本ではOpenAI社のCEOサム・アルトマン氏が首相の岸田文雄氏と面会を行ったことが報じられ話題になってています。 ChatGPTの始め方・使い方とは 登録やログイン方法などを解説 料金や日本語対応などの注意点は? Coincheck ChatGPTの基礎知識「プロンプト」や「呪文」とは ChatGPTほか、「Midjourney(ミッドジャーニー)」や「Stable Diffusion」、「Nobel AI」などの生成系AIを利用する際に、我々ユーザーが打ち込む文を「プロンプト」や「呪文」と呼びます。 ChatGPTでの生成は、プロンプトの質が生成物の質に直結するため、望む結果を得るために適切なプロンプトを入力する必要があります。 記事執筆時である2023年4月18日時点では、「プロンプト」という呼称のほうが浸透しているように伺えますが、2022年8月ごろの「Midjourney」の登場による生成系AI流行の発端では、「呪文」という言葉が浸透していました。また、「呪文」はサブカルチャー方面でのAI生成でよく使われている言葉でもあります。 プロンプトの情報を調べる際には、生成したいものにあわせて「プロンプト」と「呪文」を使い分けましょう。 ChatGPTでは、まず「プロンプト」として調べることをおすすめします。本記事内でも、指示文に関しては「プロンプト」と表記します。 ChatGPTでプロンプトを使う際は、他のユーザーの入力方法を参考にしたり、直接ChatGPTに聞いてみたりすると、より良質なプロンプトが作れる傾向にあります。たとえば、「このプロンプトにより正確な指示を追加してください」や「このプロンプトに足りない指示を教えてください」のように入力することで、プロンプト自体の情報量を増大させることができ、より望んだ結果に繋がりやすくなります。 また、ChatGPTの活用方法やプロンプトの解説と称した高額の情報商材も見受けられますが、広告としている映像や成果物が実際にAIで生成したものではない著作物だったり、中身が伴っていなかったりするケースが散見されます。 安易なプロンプト情報への課金は避けたほうが良いかもしれません。 ChatGPTではできないことや苦手なこと、注意点 ChatGPTを利用する上で、いくつかの注意点があります。 まず、ChatGPTは正確な情報を生成するとは限りません。あくまでも自然言語処理になるため、それっぽい回答を行うことに長けています。 また、リアルタイムの情報を扱うことができず、学習データも2021年までとなっているため、最新情報やリアルタイム情報は扱えません。そのため、「現在の渋谷の天気を教えて?」などのプロンプトは、正確な結果を得られません。 入力内容はChatGPTのトレーナーにより閲覧可能であるため、機密情報や秘密情報の入力も避けるべきです。 詳しくはこちらの記事内をご覧ください。 ChatGPTを利用する上での注意点 Coincheck ChatGPTでできること ChatGPTでは、テキストボックスに入力可能な文章や言語であれば、基本的には何でもできると言えるでしょう。 リアルタイム処理や正確性の担保、機密情報などの扱いはできませんが、それ以外のことはユーザーの想像力や、プロンプトの入力制度によって実現可能でしょう。想像次第で可能性が無限大であるということが、ChatGPTの熱狂を引き起こしているように見えます。 会話 ChatGPTは役割を理解させ、ロールプレイ的な会話ができます。 今回は、ChatGPTに「あなたはピザ屋の愉快な店主です。客とのやり取りを行い、ピザの注文を受け、会計を行ってください」と設定し、会話を行ってもらいました。 筆者は自分が客になる想定でしたが、ChatGPTが会話形式の文章を生成しました。 想定とは異なるものが生成されましたが、出来は良いでしょう。 プロンプトを改め、再度挑戦します。会話形式で修正が行えることも、ChatGPTの強みの一つです。 再び客になれなかったため、一度生成を停止し再度プロンプトを入力したところ、会話ができました。 現在利用しているGPT-3では、税金を含む会計は少々難しかったようですが、会話機能は満足できるクオリティのように見えます。 もっとも、税の対応は専門資格が設けられるレベルですから、自然言語処理としては及第点ではないでしょうか。 次に、GPT-4を用いて同様のやりとりを行いました。 GPT-4の出力結果はGPT-3と比べても詳細かつ具体的であり、消費税の計算も正しくできていました。 翻訳 学習モデルには日本語が含まれているため、ChatGPTでの処理・生成は行えますが、 ChatGPTはOpenAIのWEBページを含め、日本語に対応していません。 そこで、ChatGPTのページに記載されているChatGPTの説明・イントロダクションを翻訳してもらいました。 グローバル企業が扱う英語はわかりやすいためか、ChatGPTでも綺麗に翻訳することができました。 原稿作成 原稿作成の実験として、日本での自動車運転免許の取得方法を400文字程度で執筆してもらいました。 内容に若干の不足がありますが、文章としては成立しており、破綻も見られません。 具体的に不足や構成の不備を指摘するとなると、指定自動車教習所に通学すると技能試験が免除されるという制度があるため、こちらを先に記述しておくべきでしょう。 文章要約 前項で生成した400文字程度の原稿を、100文字程度に要約してみましょう。 前項で生成した文章を要約しているため内容の不足等はありますが、必要な情報は残っており、要約内容も概ね満足するクオリティでしょう。 一般に400文字から100文字への要約は、重要情報の抽出や取捨選択にある程度の労力がかかります。 生成にかかった時間も10秒程度であったため、要約は一般的な人間よりも優秀であるように見えます。AIと要約力を競ってみたい方は、同じテーマで戦ってみても面白いかもしれませんね。 プログラミング ChatGPTでは、プログラムを生成したり、プログラミングのミス・バグを修正したりすることが可能です。 ChatGPTをプログラミングへ活用した事例は多く存在します。ルールに準拠して記述するプログラミング言語は自然言語に比べて機械学習との相性が良いとも言われており、プログラミングへの活用は多く試みられ、成果が出ているようです。 楽譜生成 エレキギターの譜面を生成してもらいました。 それっぽいものは生成できていますが、指定した通りにはできていません。 コードの押さえ方はしっかりと生成できていました。 GPT-4だと、特定のアーティストの雰囲気を指定し、楽譜を生成できるとの情報もあるため、音楽理論に則った楽譜や、譜面を大量に出しているアーティストへの活用はできそうです。 ChatGPTの活用事例 ChatGPTは、日本の中央省庁での活用が前向きに検討されており、今後行政サービスや省庁内業務内での活用が行われる可能性があります。 農林水産省では、既存情報の簡略化や更新作業などに利活用する検討を進めていることを公表しています。ChatGPTは仕様上、入力した秘密情報の流出リスクがあるため、秘密情報を扱う分野での利活用は、検討段階ではないとみられます。 参考:農林水産省 野村農林水産大臣記者会見概要 要約すると、農水省では単純な言語処理としての利用は検討中と言えるでしょう。 日本の省庁では、すでにMicrosoft製品を多数導入しているため、Microsoft社とのパートナーシップ関係にあるOpenAI社のChatGPTは、導入の意思決定において有利に働くのかもしれませんね。 まとめ 生成系AIとして大きな話題を呼んでいるChatGPT。すでに中央省庁での利用が検討されていることから、このようなAIが社会にインパクトを与えることは確実視する声があります。 ChatGPTの学習データは2021年のものまでですが、よく考えてみると日々の生活には最新情報はあまり必要なく、意図的に情報取得を試みない限りは不要なものともいえるかもしれません。 一般のWEBユーザーは検索を自然言語的に行う人も多いため、機械語的に「検索」を行うよりも、AIに「対話」してしまったほうが都合がよい事態は想像に容易いでしょう。 そのため、現在のWEBにおける検索エンジンが対話型AIに置き換わるといった事態も起こりえる可能性も論じられます。 ITにかかわる人たち以外も、AIによる社会の変化に対応できる柔軟な姿勢が、未来の明暗を分けるかもしれませんね。

DEX(分散型取引所)とは、ブロックチェーン技術を活用したスマートコントラクトと呼ばれる機能を利用することで、第三者を介さずにユーザー同士で直接暗号資産の取引をすることができる取引所のことです。 2020年頃からUniswapやPancakeSwap、Curve、SushiSwapなどのDEXプロジェクトが次々とローンチされ、それから数年を経て、いまやDEXは取引量において従来の暗号資産取引所(CEX)に匹敵するほどの成長を見せています。 この記事では、話題のDEXの特徴やCEXとの違い、メリット・デメリット、おすすめのプロジェクトなどについて解説していきます。DEXでの取引に興味がある方は、ぜひご覧ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 DEX(分散型取引所)とは? CEXとDEXの違い DEXはDeFiサービスの1つ DEX(分散型取引所)のメリット 口座開設が不要 グローバルに利用できる 取扱銘柄が多い ハッキングのリスクを軽減できる 流動性を提供することで報酬が得られる DEX(分散型取引所)のデメリット 投資家保護の仕組みがない 日本語・日本円に対応していない カスタマーサポートが受けられない 詐欺コインが上場しやすい おすすめのDEX(分散型取引所)4選 Uniswap(ユニスワップ) PancakeSwap(パンケーキスワップ) Curve(カーブ) SushiSwap(スシスワップ) DEX(分散型取引所)の始め方・使い方 ①国内の取引所で暗号資産を購入する ②ウォレットを用意する ③暗号資産をウォレットに送金する ④ウォレットをDEXに接続する DEX(分散型取引所)に関するQ&A まとめ DEX(分散型取引所)とは? DEX(Decentralized Exchange:分散型取引所)とは、ブロックチェーンを活用することで、管理者を介さずにユーザー同士で直接暗号資産の取引を行うことができる取引所のことです。 DEXでは、ある条件を満たすと事前に設定しておいた契約内容に基づき自動的に取引が行われる「スマートコントラクト」という機能を用いることで、管理者がいなくても不正のない取引が成立する金融システムを構築しています。 なお、代表的なDEXとしてはUniswap、PancakeSwap、SushiSwap、Curveなどがあります。 CEXとDEXの違い 暗号資産取引所には、CEX(Centralized Exchange:中央集権型取引所)とDEX(分散型取引所)の2つのタイプがあります。 従来型であるCEX(CoincheckやBinanceなど)では、オーダーブック形式を採用しています。オーダーブック形式とは、オーダーブック(板)と呼ばれる機能を使ってユーザーの売買注文をマッチングさせ、取引を約定する方法です。 一方で、DEXは多くの場合、AMM型(Automated Market Maker:自動マーケットメイカー方式)を採用しています。AMM型では、参加者はLP(Liquidity Provider:流動性提供者)とトークンを交換したいユーザーに分けられます。LPは、交換される2つのトークンをペアとして流動性プールに預け入れます。 例えば、WETHとUSDCを預け入れた場合を想定します。これら2つのトークンを預け入れることにより、WETHとUSDCを交換するための流動性プールができます。交換のレートは数式によって計算されており、プールの在庫量に従って、価格が変動します。 トークンを交換したいユーザーは、流動性プール内のトークンを元に交換することができます。LPはトークンを預け入れる代わりに、報酬として利回りを得ることができます。この仕組みのことを、「流動性マイニング」もしくは「イールドファーミング」と呼びます。 なおCEXの場合、取引はオフチェーンで処理されますが、DEXではブロックチェーン上で処理されることが特徴です。また、CEXは法定通貨/暗号資産間、および暗号資産同士の交換が可能ですが、DEXでは暗号資産同士の交換だけが可能で、法定通貨/暗号資産間の交換はできません。 DEXはDeFiサービスの1つ DeFi(Decentralized Finance)とは、ブロックチェーン上に構築される金融サービスやエコシステムの総称で、日本語では「分散型金融」といいます。そして、DEXはDeFiの中の1つのサービスとして分類されています。 DeFiには、主に次のようなサービスがあります。 DEX(分散型取引所) レンディング リキッドステーキング ステーブルコイン ブリッジ デリバティブ イールドアグリゲーター 各サービスの内容については、以下の記事で詳しく解説しています。興味がある方はぜひご覧ください。 DeFiの主な種類は?知っておきたい7つの分類とサービス事例まとめ Coincheck DEX(分散型取引所)のメリット DEXには、主に以下の5つのメリットがあります。 口座開設が不要グローバルに利用できる取扱銘柄が多いハッキングのリスクを軽減できる流動性を提供することで報酬が得られる それぞれ詳しく見ていきましょう。 口座開設が不要 1つ目のメリットは、「口座開設が不要」な点です。 DEXでは一般的なCEX(中央集権型取引所)で必要となる口座開設が不要で、MetaMaskなどのウォレットに接続するだけですぐに利用することができます。氏名や住所などの個人情報を提供することなく誰でも即時に利用できる点は、DEXの大きなメリットと言えるでしょう。 グローバルに利用できる 2つ目は、「グローバルに利用できる」点です。 特定の国や地域でしか利用できない場合があるCEXとは異なり、DEXはスマートフォンとインターネット環境さえあれば海外にいても利用することが可能です。 取扱銘柄が多い 3つ目は、「取引銘柄が多い」点です。 通常、DEXには通貨の上場審査がないため、CEXでは取り扱っていないマイナーな銘柄を取引できるというメリットがあります。例えば、DEXの代表格であるUniswapでは1,500種類以上という膨大な数のトークンを取り扱っています。 ハッキングのリスクを軽減できる 4つ目は、「ハッキングのリスクを軽減できる」点です。 顧客のウォレットの秘密鍵を運営会社が管理しているCEXに対して、DEXではユーザー自身が秘密鍵を管理するため、ハッキングに遭うリスクを分散・軽減することができます。 流動性を提供することで報酬が得られる 5つ目は、「流動性を提供することで報酬が得られる」点です。 DEXでは、スワップに用いる暗号資産をユーザー同士で特定のプールに蓄えておき、スワップする際にはプールに預けられているトークンを使用することで取引を行います。このような仕様にすることで、運営会社などの第三者を介さずにユーザー同士で取引を行うことができるのです。 DEXでは、プールにトークンを預けて流動性を高める貢献をしたユーザーに対して報酬が与えられます。この仕組みのことを、「流動性マイニング」もしくは「イールドファーミング」と呼びます。 トークンを保有していれば誰でも参加できることに加えて、保有している通貨を失うことなく安定して利益を出せることから、流動性マイニングは低リスクな投資方法として多くの投資家から注目を集めています。 DEX(分散型取引所)のデメリット 前述したようなメリットがある一方で、DEXには次のようなデメリットもあります。 投資家保護の仕組みがない日本語・日本円に対応していないカスタマーサポートが受けられない詐欺コインが上場しやすい どのような内容なのか、順番に解説していきます。 投資家保護の仕組みがない 1つ目のデメリットは、「投資家保護の仕組みがない」点です。 日本の一般的な取引所(Coincheckなど)の場合、暗号資産交換業を行うための金融庁の認可審査を受けており、法律で制定されている利用者保護のルールに従うことも義務付けられています。 それに対して、海外を拠点にサービスを提供しているDEXは日本の法律の適用外であり、利用者保護のための厳しいルールも存在しません。そのため、もしDEX側の責任でユーザーに損失が生じるようなことがあっても、日本の法律に頼って賠償を求めるようなことは原則できません。 日本語・日本円に対応していない 2つ目は、「日本語・日本円に対応していない」点です。 Uniswapなどの一部の取引所を除いて、多くのDEXは日本語に対応していないため、ユーザーは英語表記の画面を見ながら取引をする必要があります。そのため、英語に不慣れな人にとっては利用しづらいというデメリットがあります。 引用:Curve また、国内の暗号資産取引所では日本円を使用して暗号資産を購入することができますが、DEXは暗号資産同士をスワップ(交換)するシステムのため、法定通貨を使って暗号資産を購入することができません。 そのためDEXを利用する際には、事前に国内の取引所でスワップの元手となる暗号資産を購入しておく必要があります。 カスタマーサポートが受けられない 3つ目は、「カスタマーサポートが受けられない」点です。 企業が運営しているCEXでは、取引に際して不明点があればカスタマーサポートに問い合わせて問題を解決することができます。しかし、中央集権的な管理者が存在しないDEXでは、そのようなサポートを受けることは基本的にできません。 DEXの利用時には、暗号資産についてある程度詳しくないとわからない用語を目にすることが多いのですが、カスタマーサポートのないDEXでは自分で用語の意味を調べる必要があります。そうした点を考慮すると、取引を始めたばかりの初心者にとっては、サポート体制が整っていないDEXはハードルが高いと言えるでしょう。 詐欺コインが上場しやすい 4つ目は、「詐欺コインが上場しやすい」点です。 通常、DEXには通貨の上場審査がなく、ERC-20やBEP-20などの規格に準じていれば、誰でも独自トークンを作成して上場させることが可能です。そのため、DEXではユーザーの金銭を騙し取る目的で発行された“詐欺コイン”が上場しやすいというデメリットがあります。 暗号資産(仮想通貨)詐欺に注意!手を出すと危険な詐欺コインの見分け方 Coincheck おすすめのDEX(分散型取引所)4選 続いて、取引量が多く特に知名度の高い以下の4つのDEXについて解説していきます。 Uniswap(ユニスワップ)PancakeSwap(パンケーキスワップ)Curve(カーブ)SushiSwap(スシスワップ) Uniswap(ユニスワップ) 引用:Uniswap Uniswapは、2018年にローンチされたイーサリアムなどのブロックチェーンを利用したDEXです。2023年4月現在、数あるDEXの中でトップの取引高を誇ります。 Uniswapでは、イーサリアムの「ERC-20規格」に準じて発行された1,500種類以上の暗号資産を取り扱っており、ユーザーは専用のインターフェースを通じて24時間取引することが可能です。 また、自身が保有する暗号資産を一定期間預ける(流動性を提供する)ことで、利息として独自トークンの「UNI」が受け取れる「流動性マイニング」というサービスも提供しています。 なお、Uniswapは以下の6つのブロックチェーンに対応しています(2023年4月時点)。 イーサリアム Polygon Optimism Arbitrum Celo BNB Chain Uniswap(ユニスワップ)とは?使い方や特徴を徹底解説! Coincheck PancakeSwap(パンケーキスワップ) 引用:PancakeSwap PancakeSwapは、大手暗号資産取引所のBinanceが開発したブロックチェーンである「BNB Chain」を基盤として、2020年にローンチされたDEXです。 BNB Chainには、他のブロックチェーンと比べてガス代(手数料)が安いという特徴があります。そのため、BNB ChainをベースにしているPancakeSwapも、他のDEXよりも低コストで取引することが可能です。 また、Uniswapと同じようにプールに流動性を提供することで、ガバナンストークンの「CAKE」を獲得することもできます。 なお、PancakeSwapはBNB Chainの他に、イーサリアムとAptosのブロックチェーンにも対応しています。 Curve(カーブ) 引用:Curve 2020年にローンチしたCurveは、USDTやUSDCなどのステーブルコインの取引を効率的に行えるDEXです。 ステーブルコイン(Stablecoin)とは、米ドル等の法定通貨や※コモディティなど特定の資産価格と連動することを目的に設計された暗号資産の一種です。 Curveではステーブルコインの取引をした際に、他のDEXよりもスリットページ(注文した価格と実際に約定した価格の差)が小さくなるような仕組みが実装されており、手数料も低く設定されています。 また、イーサリアムやAvalanche、Polygon、Fantom、Celoなど計11種類のブロックチェーンに対応している点も特徴的です(2023年4月時点)。 (※)暗号資産担保型、アルゴリズム型、コモディティ型ステーブルコインは、設定された価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 ステーブルコインとは?その仕組みと種類、取り巻く規制と最新動向を解説 Coincheck SushiSwap(スシスワップ) 引用:Sushi SushiSwapは、2020年にエンジニアのChef Nomi氏と0xMaki氏により、Uniswapのフォーク版(コピー版)としてローンチされたDEXです。 Sushiswapでは、他のDEXと同様にスワップや流動性マイニングなどのサービスを提供しています。独自のガバナンストークン「SUSHI」は、取引所の方針を決める際の投票や流動性マイニングの報酬などに使用されます。 Sushiswapが他のDEXと大きく異なる点としては、クレジットカードやGoogle Payなどを利用することで、ドルや日本円などの法定通貨でトークンを購入できる点が挙げられます。 また、イーサリアム、Polygon、Fantomなど計20種類のブロックチェーンに対応している点も特徴的です(2023年4月時点)。 DEX(分散型取引所)の始め方・使い方 続いて、実際にDEXを使う方法について見ていきましょう。 DEXは、以下の手順で始めるのが一般的です。 ①国内の取引所で暗号資産を購入する②ウォレットを用意する③暗号資産をウォレットに送金する④ウォレットをDEXに接続する それぞれ詳しく見ていきましょう。 ①国内の取引所で暗号資産を購入する DEXは暗号資産同士をスワップ(交換)するシステムとなっており、日本円などの法定通貨を使って取引することはできません。そのためDEXを利用する際には、事前に国内の暗号資産取引所で元手となる暗号資産を購入しておく必要があります。 例えばDEXの代表格であるUniswapでは、イーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC)などのブロックチェーンに対応しているため、利用者は事前に取引所でこれらの通貨をスワップの元手として購入しておく必要があります。 Uniswapに限らず、代表的なDEXはすべてイーサリアムのブロックチェーンに対応しているので、初心者の方はとりあえずイーサリアムを購入しておけば問題ないでしょう。 取引所で暗号資産を購入するには、口座開設をする必要があります。Coincheckの口座開設のやり方は、以下の記事をご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説 Coincheck ②ウォレットを用意する 次に、購入した暗号資産を取引所の外で保管するためのウォレットを用意します。 DEXでスワップを行う際には、まずDEXとウォレットを接続します。そして、ウォレットに保管されている通貨をDEXにプールされているトークンと交換する形で取引を行います。 暗号資産のウォレットにはさまざまな種類があり、使用できるウォレットはDEXによって異なります。例えばUniswapでは、以下の3つのウォレットに対応しています。 MetaMask WalletConnect Coinbase Wallet 3つのうちで特におすすめなのが、暗号資産ウォレットの代表格である「MetaMask」です。スマホアプリやChromeの拡張機能として利用できるMetaMaskは、Uniswap以外のDEXやNFTマーケットプレイスなどでも利用できる汎用性の高さが魅力です。 MetaMask(メタマスク)とは?スマホ・PCでの使い方を解説 Coincheck ③暗号資産をウォレットに送金する 続いて、先ほど用意したウォレットに暗号資産を送金します。 暗号資産の送金は、取引所の送金ページで行います。なお、送金時には送金先となるウォレットのアドレスを入力する必要があります。 Coincheckで暗号資産を送金する方法については、こちらをご覧ください。 ④ウォレットをDEXに接続する 最後に、利用したいDEXとウォレットを接続します。 DEXの取引画面の右上にある「Connect Wallet」をクリックして、自分が使用しているウォレットを選択します。そして、ウォレットのパスワードを入力してDEXと接続させます。 引用:SushiSwap 以上がDEXの始め方になります。以降は、ウォレットに保管されている暗号資産を使用して、トークンのスワップや流動性マイニングなどを行います。 スワップのやり方などは、利用するDEXによって微妙に異なります。以下の記事では、DEXの代表格であるUniswapでのスワップや流動性マイニングのやり方などを解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。 Uniswap(ユニスワップ)とは?使い方や特徴を徹底解説! Coincheck DEX(分散型取引所)に関するQ&A DEXに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 DEXとは何ですか? DEX(Decentralized Exchange:分散型取引所)とは、ブロックチェーンを活用することで、管理者を介さずにユーザー同士で直接暗号資産の取引を行うことができる取引所のことです。 代表的なDEXとしてはUniswap、PancakeSwap、SushiSwap、Curveなどがあります。 CEXとDEXの違いは? CEXでは企業が取引所の運営を行っているのに対して、DEXではスマートコントラクトを使ってユーザー同士で取引を行います。 また、CEXでは株取引でも使用されている「板」を利用して取引を行う「オーダーブック形式」を採用していますが、DEXでは流動性プールを利用した「AMM型(自動マーケットメイカー方式)」を採用しています。 DEXはどんな人におすすめですか? DEXの利用時には、暗号資産について詳しくないとわからない用語を目にすることが多くあります。また、一部の取引所を除いて、多くのDEXは日本語に対応していません。そのため、DEXはある程度暗号資産のトレード経験がある中上級者向けのサービスと言えるでしょう。 DEXを利用する際の注意点は? DEXには、主に次のようなデメリットがあります。 投資家保護の仕組みがない 日本語・日本円に対応していない カスタマーサポートが受けられない 詐欺コインが上場しやすい まとめ DEX(分散型取引所)について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。 企業が運営する一般的な取引所とは異なり、中央集権的な管理者がいないDEXには口座開設をせずに誰でも利用できるなどのメリットがある反面、投資家保護の仕組みがない、詐欺コインが流通しやすいなどのデメリットもあります。 また、取引に際して暗号資産についてある程度の知識がないとわからないような用語を目にすることが多い点や、一部のDEXを除いて日本語に対応していないなどの点も考慮すると、DEXは暗号資産の取引に慣れている中上級者向けのサービスと言えるでしょう。 初めて暗号資産の取引をする方は、カスタマーサポートが充実していて、日本語表記のユーザーインターフェースで取引ができる国内の取引所でトレードに慣れてから、DEXを利用することをおすすめします。

チェーンリンク(Chainlink/LINK)とは、現在の社会で使用されている従来のシステムやデータをブロックチェーンに接続することを目的に開発された、Web3サービスプラットフォームです。 「分散型オラクルサービス」と呼ばれる、ブロックチェーンがネットワークの外部とデータをやりとりすることを仲介する機能やサービスを提供しています。暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)は、オラクルサービスの利用料の支払いや、ノードへの報酬に使用されます。 今回の記事では、2023年4月26日からコインチェックで取り扱いを開始する暗号資産チェーンリンクについて、詳しく解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)とは? チェーンリンクの特徴 特徴①分散型オラクル 特徴②セキュリティ 特徴③多様なデータフィード 特徴④相互運用性 暗号資産チェーンリンクの今後・将来性 暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)の購入方法 スマホアプリでチェーンリンク(Chainlink/LINK)を購入する方法 パソコンでチェーンリンク(Chainlink/LINK)を購入する方法 暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)とは? チェーンリンクは、ブロックチェーンの外に存在する現実世界のデータやサービスを、スマートコントラクトを介してWeb3に接続することを目指す分散型オラクルサービスを提供するプロジェクトです。暗号資産チェーンリンク(Chainlink/LINK)は、オラクルサービスの利用料の支払いや、ノードへの報酬に使用されます。 2017年9月に創設されたチェーンリンクは、2018年に初めてのICO(Initial Coin Offering)が行われました。その後、2019年6月にBinanceに上場してからは、安定した時価総額を保ち続けています。2023年4月時点での過去最高価格は、2021年5月に記録した約5,700円です。 特徴としては、信頼性が高く、改ざんされにくいネットワークであることが挙げられます。これは、分散化に加えて、暗号化技術、異常時にコントラクトの実行を停止するガードレールによって実現しています。 さらに、チェーンリンクはあらゆるAPIからデータを取得可能で、既存のシステムとブロックチェーンを統合することができる柔軟なフレームワークで構築されています。そのため、非常に多様な用途に利用することができ、チェーンリンクが実現するスマートコントラクトのユースケースは77種類以上にのぼります。 通貨単位 LINK 発行可能上限数 1,000,000,000 LINK コンセンサスアルゴリズム Proof of Stake(Ethereum) 時価総額ランキング (2023年4月時点) 19位 チェーンリンクの特徴 チェーンリンクの特徴は大きく4つあります。 分散型オラクル セキュリティ 多様なデータフィード 相互運用性 それぞれ詳しく見ていきましょう。 分散型オラクル 出典:Chainlink - blog 「What Is Chainlink? A Beginner’s Guide」 分散型オラクルとは、ブロックチェーンがネットワークの外部とデータをやりとりすることを仲介する機能のことです。チェーンリンクは、スマートコントラクトがブロックチェーンと外部システム間のデータ転送を高い安全性と信頼性で自動化できるようにするために開発されました。 ブロックチェーンと同様のモデルを採用しており、独立したオラクルの分散型ネットワークが存在しています。複数のソースからまとめてデータを取得し、それを集約することで、有効な単一のデータポイントをスマートコントラクトに提供します。その実行をトリガーすることで、中央集権型の障害点を排除しつつ、信頼性の高い外部データの取り込みが可能になっています。 セキュリティ 出典:Chainlink - blog 「What Is Chainlink? A Beginner’s Guide」 チェーンリンクはセキュリティに配慮した設計がなされているため、信頼性が高く、改ざんされにくいネットワークであることが挙げられます。これは、分散化や暗号化技術に加え、異常時にコントラクトの実行を停止するガードレールなどによって実現しています。 また、分散化されたオラクルネットワークによって、外部データへのアクセスを分散化し、それによって、ブロックチェーン上でのスマートコントラクトの安全性を向上させています。 多様なデータフィード 出典:Chainlink - blog 「77+ Smart Contract Use Cases Enabled By Chainlink」 チェーンリンクはあらゆるAPIからデータを取得可能で、既存のシステムとブロックチェーンを統合することができる柔軟なフレームワークで構築されています。そのため、非常に多様な用途に利用することができ、チェーンリンクが実現するスマートコントラクトのユースケースは77種類以上にのぼります。 例えば、チェーンリンクではGoogle Cloudが提供する気候データを利用することができます。このデータを用いることで、気候を基にした予測市場や保険をDeFi上で提供することが可能です。 参考:Chainlink Collaboration With Google Cloud Sparks “Exploding Universe” Of Hybrid Blockchain/Cloud Applications この他にも、チェーンリンクはさまざまな業界に対しても適用可能であり、金融、医療、エネルギー、天候、ゲームなどの分野で、ブロックチェーンとオラクルの統合による新しいビジネスモデルの実現が期待されています。 相互運用性 出典:Chainlink - blog 「What Is Chainlink? A Beginner’s Guide」 チェーンリンクは、相互運用性にも配慮された設計がなされています。これは、チェーンリンクが、他のブロックチェーンプロトコルとも連携が可能であるためです。例えば、チェーンリンクは、イーサリアム(ETH)、ポルカドット(DOT)、アイオーエスティー(IOST)、BNB Chainなど、複数のブロックチェーン上で使用することができます。 以上のように、チェーンリンクの特徴は、オラクル機能を提供する分散型のプラットフォームであること、セキュリティに配慮した設計であること、多様なデータフィードを提供すること、そして他のブロックチェーンとの相互運用性があること、などが挙げられます。 暗号資産チェーンリンクの今後・将来性 出典:Chainlink チェーンリンクは、分散型オラクル技術の分野で注目を集めているプロジェクトの一つです。多種多様なデータフィードを提供できるため様々な用途に応用が可能なこと、他のブロックチェーンプロトコルとの相互運用性があるため様々なアプリケーションやサービスに組み込むことができること、オープンソースであり世界中の開発者が自由に利用できることなどから、今後・将来性に期待がもてるプロジェクトと言うことができるのではないでしょうか。 また、チェーンリンクはエンタープライズ向けのソリューションも提供しています。これにより、企業がブロックチェーン上でのスマートコントラクトを使用する際に、より安全かつ信頼性の高いオラクル機能を提供することができ、ビジネスや社会に多大な影響を与える可能性を持っています。 チェーンリンクが多くの分野で活用され、プロジェクトに注目が集まることで、暗号資産チェーンリンクの価格も上昇していく可能性が高まると言えるでしょう。 暗号資産チェーンリンクの購入方法 Coincheckでチェーンリンクを購入する方法には、以下の2種類があります。 スマホアプリで購入するパソコンで購入する 以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。 スマホアプリでチェーンリンクを購入する方法 最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってチェーンリンクを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。 1. 画面下メニューの「販売所」をタップする2. 表示されたコインの中から「LINK(チェーンリンク)」をタップする3. 「購入」をタップする4. 購入金額を入力し、「日本円でLINKを購入」→「購入」をタップする スマホアプリを使うと、時間や場所を問わず、わずかこれだけの操作で取引を完了できます。 ※なお、当社にチェーンリンク(LINK)を入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらをご参照ください。 パソコンでチェーンリンクを購入する方法 Coincheckはスマホアプリが便利ですが、パソコンを使っても暗号資産を購入することができます。パソコンでチェーンリンクを購入する際の手順は、以下の通りです。 1. Coincheckにログインして、画面の上にある「ウォレット」を選択する2. ウォレットページで「コインを買う」をクリックして、「LINK(チェーンリンク)」を選択する3.LINKの購入数量を指定し、表示された時価に基づいた購入金額を確認する 4.「OK」をクリックして購入完了 パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく、簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。 場面や投資スタイルに応じて使い分けるのが良いでしょう。 ※なお、当社にチェーンリンク(LINK)を入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。

「Coincheckつみたて」は、毎日または毎月、1日約300円から暗号資産を自動で手間なく積み立てできるサービスです。他の金融商品と比べて値動きが激しく、投資初心者には取引タイミングの判断が難しいとされる暗号資産ですが、自動積立が可能なCoincheckつみたてを利用すれば、初心者でも気軽に暗号資産投資を始めることができます。 今月からスタートする「Coincheckつみたて通信」では、月に1回程度、積立投資や暗号資産投資などに関して楽しく読みながら学べるコラムをお届けします! 第1回では、進学をする、新社会人になる、住環境が変わるなど、環境に変化があることも多い春に「新しいことを始めたい!」と思っている方に向けて、「Coincheckつみたて」がどのようなサービスで、どのような方におすすめなのか、Coincheckつみたてのマーケティング担当者にインタビューをしています。この記事が「資産形成」について改めて考えるきっかけになればと思っていますので、ぜひご覧ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 コインチェックつみたてを使うメリットは? コインチェックつみたてはどのような人におすすめ? 暗号資産の積立投資はどれくらいの利益があるの? まとめ コインチェックつみたてを使うメリットは? Q. 早速ですが、暗号資産で積立投資ができるという「Coincheckつみたて」。アプリやWebから暗号資産を買うのと比べて、どんなところにメリットがあるのでしょうか? A. 「Coincheckつみたて」は、投資リスクを抑えながら暗号資産投資を始められるところにメリットがあると考えています!そもそも積立投資自体が「長期的に一定のタイミングで購入することで、価格の変動の影響を受けにくく、投資リスクを抑えることができる」という投資方法なのですが、暗号資産は他の金融商品に比べても値動きが激しいとされているので、実は積立投資は暗号資産で資産形成をしたいと考えている方に おすすめの方法の一つなんです! また、Coincheckつみたてで提供している毎日つみたてプランを利用すると1日約300円から手軽に暗号資産投資を始められるところもおすすめですね。 加えて、一度積立金額と積み立てたい暗号資産を決めてしまえば、日本円の入金から暗号資産の購入までが手数料無料(※)で自動で行われるため、暗号資産のほったらかし投資ができるところもとてもおすすめです! ※積立サービス手数料・口座振替の手数料が無料 暗号資産(仮想通貨)の積立とは?メリット・デメリットなど基本から解説します! Coincheck コインチェックつみたてはどのような人におすすめ? Q. なるほど、ありがとうございます!Coincheckつみたてを利用すると様々なメリットがあることは分かったのですが、実際どのような人におすすめのサービスなんでしょうか?アプリやWebからの暗号資産取引が不安な人などでしょうか? A. そうですね、大きく分けて以下の3つに当てはまる方にはとてもおすすめのサービスだと考えています。 ①投資初心者、忙しくて投資の勉強時間が取れない方 ②少額から投資を始めたいと考えている方 ③長期的に資産形成をしたいと考えている方 1つずつ詳しく解説していきます。 ①投資初心者、忙しく投資の勉強時間が取れない方 「Coincheckつみたて」は、最初の設定時に買い付ける金額と購入する頻度、購入する暗号資産を決めることで、固定日に自動で買付されるサービスです。「いつ購入すれば良いのか」を自分で判断する必要がなく、取引に関連する専門的な知識も必要ありません。そのため、投資を始めたばかりの初心者や、投資経験の浅い方、忙しくて投資の勉強時間が取れない方にはおすすめのサービスの一つだと考えています! ②少額から投資を始めたいと考えている方 株式投資などは、始める際に数十万円の元手が必要になることもあると思うのですが、「Coincheckつみたて」は1日約300円から暗号資産投資を始めることができるため、まとまった資金がない方でも比較的手軽に投資を始めることができます。途中で投資金額を変更することも可能なので、「最初は少額で投資をスタートし、慣れてきてから金額を増やしたい」と考えている人にもぴったりです! ③長期的に資産形成をしたいと考えている方 積立投資は、価格が変動する暗号資産を「常に一定金額、定期的」に購入する投資方法です。設定した一定の金額で購入することにより、暗号資産の価格が低いときには「安く多くの量を買い付ける」ことができ、暗号資産の価格が高いときには「購入量を少なくすることで高値掴みのリスクを軽減」することができます。 この効果は投資の期間が長いほど高まるため、長期的に資産形成をしたいと考えている人にはぜひCoincheckつみたてを長期間利用していただき、リスクを抑えた暗号資産投資を行っていただきたいと考えています! 積立投資のメリット・デメリットと仮想通貨で積立を行う方法 Coincheck 暗号資産の積立投資はどれくらいの利益があるの? Q. なるほど。初心者やまずは少額から投資を始めたいと考えている人にこそおすすめなのですね。ただ、少額からの投資だとなかなか利益は得られないのでは、とも思っています。暗号資産の積立投資は実際にどれくらいの利益があるものなのでしょうか? A.2020年10月から2022年3月の1年半、ビットコイン(BTC)に毎月1万円ずつ投資をしていた場合は元本の約1.2倍、イーサリアム(ETH)に毎月1万円ずつ投資をしていた場合は元本の約2倍になったという結果が出ています。 これはあくまで過去の実績ではありますが、1年半の間に対象の暗号資産において上下の価格変動がある中で、Coincheckつみたてを利用することで価格変動リスクを軽減させながら着実に利益を出すことができた結果となりました。 ※表示金額は過去の暗号資産の価格から計算したものであり、将来のパフォーマンスを保証するものではなく、また長期間積み立てることによりパフォーマンスが良くなることを保証するものではありません。 ※毎月15日の12時のBTC/JPYおよびETH/JPYのレートを参照しております。 ※グラフは、毎月1万円ずつ購入し続けた場合の過去実績です。 仮想通貨の積立投資はイーサリアムがおすすめ!? 積立推移を調べてみると元本が3年で〇倍に!! Coincheck まとめ Coincheckつみたては、毎月一定額の暗号資産を自動で積み立て、安定した暗号資産投資ができるサービスです。月に一度だけの買い付けを行う「月イチつみたてプラン」と毎日定期的に買い付けし、より安定した収益を狙うことができる「毎日つみたてプラン」の2つのプランを提供しています。 サービスページ:Coincheckつみたて | ビットコイン・暗号資産の積立投資ならCoincheck(コインチェック)

2023-09-25NFT

ANREALAGE(アンリアレイジ)とは、2003年にデザイナーの森永邦彦氏が設立した日本のファッションブランドです。積極的に最新のテクノロジーをデザインに取り入れていることが特徴のひとつです。 アンリアレイジは早くからデジタルファッションに取り組んでおり、2022年3月に開催された世界最大のメタバースファッションショー「メタバースファッションウィーク(Metaverse Fashion Week)」には、日本から唯一の参加を果たしています。 2023年3月28日からCoincheck NFTで販売開始となるアンリアレイジのNFT。プライマリー販売では、現実とメタバースが交差する体験を提供するウェアラブルNFTを販売いたします。 今回の記事では、ANREALAGE(アンリアレイジ)のウェアラブルNFTの特徴やプライマリー販売の詳細、購入方法について解説します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 アンリアレイジとは 『竜とそばかすの姫』とのコラボレーション 「OASIS KYOTO」とのコラボレーション デジタル庁主催「good digital award」アート部門の優秀賞に選出 Coincheck NFTでのプライマリー販売 プライマリー特典は、実物のワンピースorシューズ アンリアレイジのNFTを購入する方法 購入方法 出庫方法 アンリアレイジとは ANREALAGE(アンリアレイジ)とは、2003年にデザイナーの森永邦彦氏が設立した日本のファッションブランドです。ブランド名の「ANREALAGE」には、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、という意味が込められています。 アンリアレイジは、積極的に最新のテクノロジーをデザインに取り入れることが特徴のひとつです。デジタルファッションにも早くから取り組んでおり、2022年3月に開催された世界最大のメタバースファッションショー「メタバースファッションウィーク(Metaverse Fashion Week)」には、日本から唯一の参加を果たしています。 出典:ANREALAGE「ANREALAGE × DECENTRALAND METAVERSE FASHION WEEK」 アンリアレイジはNFTプロジェクトと積極的にコラボレーションをして、デジタルファッションを発信しています。今回の記事では、細田守監督作品『竜とそばかすの姫』とのコラボレーションと、メタバース都市「※OASIS KYOTO」とのコラボレーションの事例を紹介します。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら 『竜とそばかすの姫』とのコラボレーション 出典:NFT鳴門美術館「NFT鳴門美術館は、2021年10月2日から開始したANREALAGE NFTのプライベートセールにて、アンリアレイジが細田守監督最新作 『竜とそばかすの姫』 とコラボレーション作品を購入合意 」 アンリアレイジは、2021年7月公開の細田守監督作品 『竜とそばかすの姫』とコラボレーションをしました。アンリアレイジの設立者・森永邦彦氏は『竜とそばかすの姫』の衣装を担当するチームに参画しています。また、制作した衣装は2022年春夏パリコレクションでも発表され、アニメーションと現実世界のファッションショーが交差するデジタルコレクションになりました。 また、このコレクションは2021年10月に日本初のNFT美術館「NFT鳴門美術館」によって総額5,000万円で落札され、注目を集めました。 参考:YouTube - Anrealage Spring-Summer 2022 Collection ''DIMENSION'' AT ''U'' 「OASIS KYOTO」とのコラボレーション アンリアレイジは、2022年10月にメタバース都市「※OASIS KYOTO」上で新作コレクションの展示を行いました。 メタバースプラットフォーム「Decentraland」上に建設されている「OASIS KYOTO」は、“2035年の近未来都市”をコンセプトにしたメタバース×NFTのコミュニティ拠点で、神社仏閣など日本の古都を連想させる街並みになっています。ファッションや音楽、アートを中心に多彩なイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 このコラボレーションでは、宇宙服にヒントを得た『ANREALAGE』2022A/Wコレクションの「PLANET」と、20周年を記念するパッチワークルックの新作コレクション「A&Z」が展示されました。「PLANET」は、「メタバースファッションウィーク」で発表されたコレクションです。 また、 この展示はリアルで開催される「ANREALAGE 2023S/S A&Z SHOWROOM」とバーチャルツインにて同時開催され、注目を集めました。 ※OASISプロジェクトの詳細はこちら (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら デジタル庁主催「good digital award」アート部門の優秀賞に選出 出典:デジタル庁 - good digital award アンリアレイジの先進的なデジタルファッションへの取り組み姿勢は国内外で高く評価されています。デジタル庁が主催するgood digital awardでは、ファッションとデジタルの垣根を越えたアートとして評価され、アート部門の優秀賞に選出されました。 また、「デジタルの日(令和4年度)賛同企業」としても名を連ねており、社会のデジタル化を推進するパートナーとして、リアルとデジタルの垣根を超えるファッションの表現を推進しています。 Coincheck NFTでのプライマリー販売 Coincheck NFTでは、2023年3月28日からアンリアレイジのNFTの販売を開始いたします。今回販売するNFTは、2022年10月にOASIS KYOTO 内に展示したアンリアレイジのアイテムをNFT化したもので、「Decentraland」内のアバターに着用できるウェアラブルNFTです。同日15:00から行われるプライマリー販売では、計413点のウェアラブルNFTを販売いたします。 プライマリー特典は、実物のワンピースorシューズ PATCHWORK DRESSの購入者には、現実のワンピースをフルオーダーメイドで制作&受取の権利が付与され、MOONWALK ROKO BOOTIEの購入者には、実物のシューズを受け取る権利が付与されます。なお、SPACE DRESS、 SPACE SUITは購入特典の対象ではございません。 購入特典については必ず次の説明をご理解の上でご購入ください。 特典付与対象者には2023年7月中下旬頃(予定)を目処に申込方法をメールにてご案内いたします。 特典対象NFTは1度権利付与された段階で権利が無くなるため、権利付与済みの特典対象NFTに打ち消し線を引かせていただきます。 ※商品番号を確認する際は以下Coincheck NFTのMOONWALK ROKO BOOTIE購入画面下部の赤枠箇所をご確認下さい。 もちろん、デジタルファッションとして「Decentraland」のアバターに着用させることもできます。メタバースと現実が交差する新たな体験を、今回のプライマリー販売でぜひご体験ください。 ※販売の詳細はこちら アンリアレイジのNFTを購入する方法 コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、2023年3月28日15:00よりアンリアレイジのNFTを販売開始いたします。 ここでは、Coincheck NFTでアンリアレイジのNFTを購入する方法と、購入したNFTを他のNFTマーケットプレイスに持ち出したりする際に必要になる「出庫方法」についてご紹介します。 ※Coincheck NFTは、Coincehckの暗号資産口座開設が完了している方のみ利用できます。暗号資産口座開設が完了していない方は、以下の記事を参考にして口座開設を行ってください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck 購入方法 まずはCoincheck NFTにログインします。そして、Home画面の「タイトル」の中から「アンリアレイジ」を選択します。 (※)Coincheck NFTでの「アンリアレイジ」の取り扱いが開始前のため、一時的に異なるタイトルの画像を使用しています。 次に、購入したいNFTを選んでクリックします。 なお、画面内には入庫したすべてのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。 金額は出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨の単位で表示されています。購入者は、出品者が「受け取る通貨」で選択した通貨でのみ購入することができます。 詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。 出庫方法 購入したNFTをゲームなどで使用する場合や他のNFTのマーケットプレイスに持ち出したい場合は、出庫して外部のウォレットへ移動する必要があります。 出庫する場合、まずはマイページへ移動します。 マイページより出庫したいNFTを選択します。 出庫したいNFTであることを確認して「出庫」をクリック。 出庫先を選択してください。出庫先の登録がまだの方は「出庫先を編集」より登録することができます。 出庫の際は以下の点に注意してください。 ネットワークの状況によりNFTの送信及び反映に時間がかかる場合がございます。 一度実行した出庫処理は取り消すことができませんのでご注意ください。 誤った宛先へ送付した場合、お客様へご返却することが難しい場合がございますので、ご注意ください。 出庫先は「出庫先を編集」で表示される送金画面にて、Ethereumの送金先アドレスとして登録したものが選択できるようになります。 暗号資産取引口座の状況により出庫ができない場合があります。 手数料に関してはこちらをご確認ください。

2023-10-12NFT

移動で稼ぐ(Move to Earn)で話題を集めたNFTゲームの「STEPN」。 NFTゲームは、ゲームをプレイする・遊ぶことで暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことができるという特徴から、暗号資産を入手することを第一目標とするプレイヤーは少なくありません。 本記事では、STEPNを効率的に攻略したい方に向けて、STEPNのゲーム内アイテムNFTであるスニーカーのポイント振りを効率的に行う攻略ツール「STEPN Guide(ステップンガイド)」の紹介と、使い方を説明していきます。 この記事でわかること STEPN Guideとは STEPN ポイント振りの説明 STEPN Guideの使い方 Coincheckの無料登録はこちら 目次 STEPN Guideとは STEPNとは STEPN ポイント振りの説明 STEPN GuideでGSTを最適化 STEPN Guideの使い方 Earn calculator(アーンカリキュレーター)の使い方と機能 LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)の使い方と機能 まとめ STEPN Guideとは STEPN Guideとは、NFTゲーム「STEPN」の育成攻略ツール・攻略サイトです。STEPNでは、ゲーム内通貨を獲得するためにNFTアイテムのスニーカーを使用する必要があります。スニーカーは育成内容によって獲得できる通貨の量が変動するため、なるべく効率が良い育成を行うために「STEPN Guide(ステップンガイド)」というツールが登場しました。 STEPNのスニーカーの育成では、スニーカーのレベルアップ時に獲得できるポイントの割振り(ポイント振り)が重要になります。「STEPN Guide」では、ゲーム内通貨を獲得するための最適なポイント振りがわかるため、効率的なゲーム進行が可能になることでしょう。 STEPNでは、多くのユーザーが稼ぐためにゲームを行っているため、STEPN Guideのような攻略ツールの人気や注目度は高いようです。 STEPN Guideの公式サイトはこちら。 https://stepn.guide/ STEPNとは STEPNとは、「Move to Earn」、つまり移動して稼ぐというジャンルのNFTゲームです。STEPNは現実世界での移動が必要になるゲームで、NFTゲーム以外では、株式会社ポケモンとNIANTICが共同開発した「Pokémon GO」や、Google(NIANTIC)が開発した「Ingress(イングレス)」などが類似ジャンルのゲームといえます。 通常のゲームはプレイするだけでお金や暗号資産(仮想通貨)を稼ぐことは困難ですが、NFTゲームはプレイすることで暗号資産が入手できます。 STEPNでは、ゲーム内でNFTアイテムのスニーカーを装着してウォーキングやランニングを行うことで、ゲーム内暗号資産のGSTを獲得することが可能です。GSTはゲーム内で利用することができるほか、自身で売却や購入することもできるため、ゲームの幅が広がるといわれています。 STEPNについてはこちらの記事で詳しく解説しています。 NFTゲーム「STEPN(ステップン)」とは? 始め方やゲーム内暗号資産(仮想通貨)GSTについて解説 Coincheck STEPN ポイント振りの説明 STEPNでは、ゲームに使用するNFTスニーカーでポイント振りを行います。ポイント振とは、スニーカーの特徴を決定するステータス振りです。育成要素のあるゲームに普遍的な機能で、レベルアップ時に貰えるポイントを攻撃力や防御力などに振る機能のようなものです。 STEPNでは、ポイント振りができる要素に「EFFICIENCY(効率・GST獲得量)」「LUCK(運・ミステリーボックス関連)」「COMFORT(快適さ・GMT獲得量)」「RESILIENCE(回復力)」という項目があります。 どのようにゲームをプレイするかによって振り方は変わりますが、ゲーム内通貨のGSTを稼ぐならば「EFFICIENCY」に多く振り、「RESILIENCE」に少々振るのが効率的なようです。 STEPNでは、ゲームを続けるとスニーカーが壊れていくため、修復・回復をする必要がありますが、回復にはGSTを消費します。そのため、「RESILIENCE」を上げておくことで、回復にかかるGSTを軽減することができるため、「RESILIENCE」にポイントを振っておいたほうが結果的に得られるGSTの総量が大きくなるのです。 STEPN GuideでGSTを最適化 STEPNのポイント振りは自身で行うことができますが、NFTゲームという特性上、育成後のステータスを予想できるため、STEPN Guideを使うことでポイント振りを最適化することができます。 先述の「EFFICIENCY」と「RESILIENCE」のバランスの最適化をSTEPN Guideで行うことができるため、計算上もっとも効率的なポイント振りが可能になります。 そのため、GSTの入手を最優先にしているユーザーからは欠かせないツールと言えるかもしれません。 ポイント振りを失敗した場合はポイントの振り直しができますが、GSTを消費するため、初めから育成計画を立てておいたほうがよいでしょう。 STEPN Guideの使い方 2023年4月4日時点では、STEPN Guideに「Earn calculator」と「LVL UP GUIDE」という機能が備わっています。 「Earn calculator」は、スニーカーの能力の計算機と、最大レベル時のポイント振りの最適値を計算する機能です。 「LVL UP GUIDE」はレベルアップごとのポイント振りの振先をシミュレーションする機能を持っています。 Earn calculator(アーンカリキュレーター)の使い方と機能 Earn calculatorとは、直訳すると「稼ぎの計算機」、意訳では「利益計算器」といったところでしょうか。Earn calculatorでは、スニーカーのステータス情報を入力することで、一日当たりの予想収益や、GSTを獲得するための最適なポイント振り、ミステリーボックスとの遭遇率などを計算することが可能です。 ためしにスニーカーの情報を入力すると、下記の画像のようになりました。 このスニーカーでは、一日6.14GSTが獲得でき、最大レベルのLV30では8.66GSTが獲得できるということがわかります。 また、Earn calculatorでは、販売中のスニーカーのステータスを入力することで、そのスニーカーの獲得GSTがわかります。 同じ価格で販売されているスニーカーでも性能が異なることが多いため、スニーカー購入時にも役立ちます。 LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)の使い方と機能 LVL UP GUIDE(レベルアップガイド)は、レベルアップごとのポイント振りの方法をアシストする機能です。 Earn calculatorでは、最大レベル時のポイント振りが表示されますが、レベルアップごとの振り方は表示されないため、細かい育成ではLVL UP GUIDEを利用したほうが分かりやすいです。 Earn calculatorに入力したスニーカーがそのままLVL UP GUIDEに反映されるため、LVL UP GUIDEでの入力操作は特に必要ありません。 まとめ NFTゲームでは、暗号資産を入手することができるという特徴から、稼ぐことを視野に入れゲームをプレイする人が少なくありません。 そのため。STEPN Guideのような、稼ぐことを効率化してくれる攻略ツールは重宝されることでしょう。 もちろん、純粋にゲームを楽しんだり、より面白いポイント振りを行ったりするためにSTEPN Guideを利用しないというユーザーもいるかもしれません。 しかし、NFTゲームで稼ぐには、STEPN Guideのような攻略ツールを用いるという視点を持っていると、他のプレイヤーと差をつけるチャンスが訪れるかもしれませんね。

2023-10-12NFT

CryptoPunks(クリプトパンクス)は、2017年6月にLarva Labs社によってイーサリアムのブロックチェーン上で発行されたコレクタブルNFTです。 総発行数は10,000点で、その1つ1つが異なる「キャラクター」と「属性」の組み合わせを持つ、唯一無二のものとなっています。 2017年のリリース時には無料で配布されたCryptoPunksですが、現在(2023年3月)のフロア価格は59.99ETH(約1,460万円)まで高騰しています。 リリースされてから5年以上たった今でも、多くのコレクターから注目を集めるCryptoPunksとは、一体どんなNFTなのか。 この記事では、そんな超人気NFTである「CryptoPunks」の特徴や、将来性、これまで一番高額で取引されたNFTなどについて解説していきます。 この記事でわかること CryptoPunks(クリプトパンクス)の概要 高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス) CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性 CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの Coincheckの無料登録はこちら 目次 CryptoPunks(クリプトパンクス)とは 運営企業と創始者 CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴 世界最古のNFT 限定10,000個!自動生成されるジェネラティブNFT 全ての画像データをブロックチェーン上に保存 CryptoPunks(クリプトパンクス)の種類や希少性 人間の女性・男性 エイリアン・類人猿・ゾンビ アクセサリーや属性の付与数 CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格推移 現在のフロア価格 高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス) CryptoPunks#5822 CryptoPunks#7804 CryptoPunks#4156 CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性 ハリウッドの大手タレント事務所と契約 Yuga LabsによるCryptoPunksの買収 CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの まとめ CryptoPunks(クリプトパンクス)とは 引用:CryptoPunks CryptoPunks(クリプトパンクス)は、2017年6月にLarva Labs社によってイーサリアムのブロックチェーン上で発行されたコレクタブルNFTです。 8ビットコンピューターで描かれたようなドット絵タイプのデザインが特徴的で、全10,000種類のキャラクターはそれぞれ異なる容姿を持っています。 プロジェクト名 CryptoPunks(クリプトパンクス) リリース日 2017年6月 発行数 10,000点 トークン規格 ERC-20 発行元 Larva Labs プロアプライス(2023年3月31日現在) 59.99ETH(約1,460万円) 公式サイト CryptoPunks リリース当初は無料で配布されていたCryptoPunksですが、2020年から2021年にかけて起きたNFTブームの火付け役としてだけでなく、"イーサリアムブロックチェーン上で発行された最古のNFT"として現在においても高い人気を誇っており、中には数億円〜数十億円の高値で取引されるものもあります。 運営企業と創始者 CryptoPunksは、カナダのソフトウェアエンジニアであるJohn Watkinson氏(@pents90)とMatt Hall氏(@matthall2000)の二人からなるチームLarva Labs(@larvalabs)によって2017年6月にリリースされました。 Larva Labsは、ブロックチェーンがデジタルデータにもたらす希少性と永続性に注目しており、CryptoPunksの他にも、MeebitsやAutoglyphsといったNFTアートプロジェクトを展開しています。 CryptoPunks(クリプトパンクス)の特徴 CryptoPunksには、主に以下の3つの特徴があります。 世界最古のNFT自動生成されるジェネラティブNFT全ての画像データをブロックチェーン上に保存 世界最古のNFT CryptoPunksの特徴として最も有名なのが、イーサリアムブロックチェーン上で発行された世界最古のNFTプロジェクトであるということです。 NFTが大きな注目を浴びる草分けとなった存在であるCryptoPunksは、世界最古という唯一無二の特徴から、発行されてから5年以上も経つ今もなお多くのコレクターからの人気を誇っています。そのためNFT投資家の間では「CryptoPunksを保有することがステータス」と認識され、ほとんどの投資はリスト(転売)せずに保有しています。 実際に現在(3月31日時点)で、OpenSeaにあるCryptoPunksのアイテムページを参照すると、出品者はおらず、公式サイトでのみ取引されている状態となっています。発行数が10,000点と限られているだけでなく、このように入手困難であることが高額取引される理由と言えるでしょう。 限定10,000個!自動生成されるジェネラティブNFT また、ジェネラティブNFTである点もCryptoPunksの大きな特徴と言えます。 ジェネラティブNFTとは、コンピュータのアルゴリズムから生まれる偶然性を取り入れて制作されたNFTのことを指します。NFTのコレクションとしては、CryptoPunksの他にも『Moonbirds』や『Generativemasks』などがあります。 発行されている10,000点のCryptoPunksひとつひとつにナンバーが振られており、5種類のキャラタイプと87種類のアクセサリーや属性(髪型、目、表情などの要素)をランダムに組み合わせて一点物のNFTが生成されます。 例えば以下の「#52」のCryptoPunksは、人間の男性というキャラタイプにメガネ、ビーニー帽、ひげ、ピアスなどの要素が組み合わされてます。 引用:CryptoPunks そして、各要素でレアなスタイルを多く選択して発行されたNFTほど、希少価値が高いものとして市場で高値で取引される傾向があります。 NFTとは代替不可能なトークンのこと!具体的な活用例を徹底解説 Coincheck 全ての画像データをブロックチェーン上に保存 最後に紹介するCryptoPunksの特徴は、「NFTの画像データが全てブロックチェーン上に保存されている点」です。 これをフルオンチェーンと言います。 CryptoPunksは、全ての情報をイーサリアムのブロックチェーン上に記録しているため、イーサリアム(ETH)が無くならない限りいつでも誰でもその存在を確認できます。 しかしCryptoPunksがフルオンチェーンである一方、多くのイーサリアム上で発行されているNFTはそうではありません。なぜなら、イーサリアム上でフルオンチェーンNFTを構築しようとすると、非常にコストがかかってしまうからです。 もう1つ、フルオンチェーン上でNFTを発行する際のデメリットとして「扱えるデータ容量の上限が非常に少ない点」が挙げられますが、CryptoPunksはドットのような見た目でデータ容量を小さく抑えることでフルオンチェーンを成立させています。 多くのイーサリアム上で発行されたNFTがフルオンチェーンではない(オフチェーン)中で、フルオンチェーンを実現した点もCryptoPunksが高い評価を得ている理由の1つだと言えるでしょう。 また近年、イーサリアムと比較してコストを100倍近く抑えた上でフルオンチェーンNFTを構築することができる「ビットコイン(BTC)NFT」に大きな注目が集まっています。 もしビットコインNFTに興味を持っている人は、以下の記事でビットコインNFTについて詳しく解説した記事があるので、ぜひ読んでみてください。 ビットコインNFTとは?「Ordinals」が実現するNFTの特徴と仕組みについて解説 Coincheck CryptoPunks(クリプトパンクス)の種類や希少性 CryptoPunksは作品の種類や希少性によって値段が異なります。ここでは、以下の3つのポイントに分けて、価格の特徴を解説します。 人間の女性・男性エイリアン・類人猿・ゾンビアクセサリーや属性の付与数 それでは、それぞれ詳しくみていきましょう。 人間の女性・男性 引用:CryptoPunks CryptoPunksでは、作品の大半が人間の女性と男性のデザインで構成されています。女性は3,840点、男性は6,039点で人間だけで合計9,879点もあります。 ですので、一般的にCryptoPunksの中では人間をモデルに描かれているNFTの希少性は低いと認識されており、価格もコレクションの中で考えると比較的安価になっています。 引用:CryptoPunks 2023年3月31日現在、最も安い価格である人間の男性は59.99ETH(約1,460万円)であり、作品数が少ない女性でも63ETH(約1,530万円)で取引されています。 流石CryptoPunksといったところで、最安値の種類でも手頃に購入できる値段ではありません。 エイリアン・類人猿・ゾンビ 引用:CryptoPunks 人間以外のキャラクターであるエイリアン、類人猿、ゾンビは発行数が少なく希少価値が高いことからコレクションの中ではレアとして取引されており、人間のものよりも高額な値段が付けられています。 引用:CryptoPunks 発行数の内訳は、エイリアンが9点、類人猿が24点、ゾンビが88点になっており、これらの希少価値が高いキャラクターが販売価格上位を占めています。 また、それぞれの現在のフロア価格は以下のようになっています。 各種類のフロア価格 エイリアン 7,000ETH(約17億円) 類人猿 2,500ETH(約6億1,000万円) ゾンビ 842ETH(約2億円) アクセサリーや属性の付与数 またCryptoPunksの価値は、キャラクターの種類以外にもキャラクターに付与されているアクセサリーや属性の個数で決まるという特徴があります。 アクセサリーと属性はそのキャラクターの外見的な特徴を示すものであり、髪型や口ひげ、帽子など、その種類は計87にもなります。 1つのNFTに付与される属性やアクセサリー数は最低0個から最大7個と定められており、この章で先に紹介した人間やエイリアンなどのパンクの種類と合わせて価格が決定します。 引用:CryptoPunks 例えば、帽子とサングラスをつけて、パイプを咥えたエイリアンが描かれた#7804のCryptoPunksは、発行数の少ないエイリアンであるうえに、3点のアクセサリーをつけていることから、4,200ETH(約8億2,000万円)と高額で取引されています。 CryptoPunks(クリプトパンクス)の価格推移 引用:CoinGecko 上のグラフは、CryptoPunksのこれまでのフロアプライスの推移を表したものです(2017年6月〜2023年3月)。 リリース当初の2017年6月からNFTが盛り上がりを見せる前の2020年9までは、CryptoPunksの取引価格はたったの1〜34ドルほどで推移していました。しかし、2021年に突如NFTの人気に火がつき、NFTアートが高額で次々と取引されるようになると、最古のNFTとして注目を集めたCryptoPunksのフロア価格は、125ETHまで高騰します。 その後は暗号資産市場の低迷も影響し、CryptoPunksのフロア価格も50ETHまで下落していきますが、2022年8月に発表したホルダーへの商業化権の付与といったニュースによって、再度盛り上がりを見せたことが見て取れます。 現在のフロア価格 引用:CryptoPunks 2023年3月31日現在、CryptoPunks #5152の売却価格が最安値として記録されており、そのためフロア価格は59.99ETH(約1,460万円)となっています。 NFTの価格は暗号資産市場の動きと連動する傾向があるため、今後暗号資産市場が活況を取り戻せば、CryptoPunksの価格も再び上昇する可能性はあると言えるでしょう。 高額取引されたCryptoPunks(クリプトパンクス) 前述したように、全10,000種類のCryptoPunksはすべて容姿・販売額が異なります。ここでは、過去に高額で販売された以下3点のCryptoPunksの作品をご紹介します。 CryptoPunks #5822CryptoPunks #7804CryptoPunks #4156 CryptoPunks #5822 引用:CryptoPunks 2022年2月12日、頭に青いバンダナをまいたエイリアンのアイコン「CryptoPunk 5822」が驚愕の8,000 ETH(約27億円)という価格で取引されました。この金額は現時点(2023年3月)でのシリーズ史上最高の販売額となっています。 全10,000点のCryptoPunksの中で、#5822のように肌の色が水色であるエイリアンタイプは9点しか存在せず、尚且つ青いバンダナのアクセサリーが付与されているため、その希少性の高さゆえにこれほど高値が付いたとされています。 CryptoPunks #7804 引用:CryptoPunks 帽子とサングラスを身に付け、パイプを咥える渋め目の「#7804」は、2021年3月11日に4,200ETH(当時のレートで8億1,400万円)で売却されています。この金額は、「#5822」に次ぐ2番目に高額な取引価格となります。 「#8585」が高額で取引された理由としては、希少価値が最も高いエイリアンタイプであるということに加え、キャップ、サングラス、そしてキセルといった3つものアクセサリーが付与されているためと見られています。 CryptoPunks #4156 引用:CryptoPunks CryptoPunks「#4156」は、2021年12月10日に2,500ETH(当時のレートで約11億円)で売却されました。 「#4156」が高値で取引された理由としては、エイリアンタイプに次いで、24点しか発行されていない希少価値の高い類人猿タイプのNFTであることが挙げられます。 CryptoPunks(クリプトパンクス)の将来性 この章では、CryptoPunksの将来性に焦点を当てて、以下の2点について解説していきます。 ハリウッドの大手タレント事務所と契約Yuga LabsによるCryptoPunksの買収 ハリウッドの大手タレント事務所と契約 2021年9月、CryptoPunksなどを始めとするNFTプロジェクトを手掛けたLarva Labs社が、米国大手事務所であるUnited Talent Argency(UTA)社と契約を結んだことが発表されました。 引用:Twitter UTAは、エンターテイメント産業におけるトップタレントを数多く扱うエージェンシーであり、アメリカ国内だけでなく世界で活躍する俳優やミュージシャン、スポーツ選手などの多岐に渡るマネジメントを行っています。 この契約によりCryptoPunksにおける、映画、テレビ、ビデオゲーム、出版物などのライセンスの代理人をUTA社が務めることになります。そのため、今後CryptoPunksがUTAの豊富な業界ネットワークを活用し、多くのメディアに露出され注目を集めれば、それに伴いCryptoPunksの価格がより高まる可能性があるでしょう。 Yuga LabsによるCryptoPunksの買収 引用:Yuga Labs 2022年3月11日、世界的な人気を集め、高額で取引される人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」を手掛けるYuga Labsは、Larva LabsからCryptoPunksとMeebitsのIPを買収したことを発表しました。 CryptoPunksの運営を引き継いだYuga Labsがまず最初に行ったことは、NFT保有者への完全な商業化権 の付与です。これによってCryptoPunksのホルダーはBAYCのように、NFTを活用したアートやグッズを販売し、そこから利益を得ることが許可されるようになりました。 引用:Twitter CoinbaseがBAYC をテーマにした映画制作を発表するなど、NFTを活用したコンテンツが大きな注目を集めています。多くのホルダーがいるCryptoPunksの商標権が付与されたことにより、アートやグッズの販売のみならず、今後NFTと既存コンテンツを掛け合わせた新たなビジネスモデルが増えることでしょう。 そして、活用できる機会が増えることで今後もよりCryptoPunksの需要が高まっていくことが予想されます。 CryptoPunks(クリプトパンクス)を購入する際に必要なもの 引用:CryptoPunks CryptoPunksは、Larva Labsが運営する公式サイトで購入することができます。 CryptoPunksを購入する際には、以下の2点が必要になります。 イーサリアム(ETH) MetaMask(メタマスク)などのウォレット まとめ 本記事では、CryptoPunksについて解説してきました。 まとめ CryptoPunksは、2017年にLarva Labsが発行した最古のNFT 高い人気を誇るコレクションで、一部のアイテムは数億円~数十億円で取引されている CryptoPunksはイーサリアムチェーンを基盤にしたNFTで、購入にはイーサリアムやウォレットが必要 CryptoPunksは、NFT草創期に誕生した歴史を持つNFTアートです。 アイテム1つ1つの希少価値が高いことから、さらに値上がりしていく可能性もあるので、気になる方は今後も市場動向を追ってみるとよいでしょう。 また、コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、CryptoPunksと同じくLarva Labs社によって発行されたNFTコレクションであるMeebitsを取り扱っています。興味を持った方は、ぜひCoincheck NFTをチェックしてみてください。

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