信用取引とそのリスクについて
2020年3月13日をもちまして、信用取引はサービスを終了いたしました。
coincheckが提供している信用取引の説明と、そのリスクの説明をいたします。信用取引をされる際には必ず熟読され、ご理解いただいた上で利用されるようよろしくお願い申し上げます。
信用取引とは
- ここでの信用取引とは、ビットコイン, Ether, ETCを借りて取引をし、期間が過ぎた後に返すことを意味します。この貸し借りはcoincheck内での取引のためだけに行われ、外部に送金等することは基本的にはできません。また、coincheckでは直接ユーザーの方々にビットコイン, Ether, ETCを貸すことはせず、貸したいユーザーと借りたいユーザーのマッチングを提供します。
レバレッジ効果によるリスク
- 信用取引にはレバレッジ(てこの作用)による高度なリスクが伴います。レバレッジの倍率が高くなればなる程、実際の投資した資金(預託した証拠金の金額を含みます。)に比べ大きな取引が可能な為、大きな利益が期待できる反面、予想した相場と違った場合には損失も大きくなります。その為、市場がお客様のポジション(建玉)に対し、不利な方向に変動した場合、お客様の損失の拡大を防ぐ為、弊社の所定の方法により、強制的にお客様のポジション(建玉)の全部または一部を反対売買し、決済させて頂くおそれがあると共に、投資した資金(預託した証拠金の金額を含みます。)を超える損失の拡大を被るおそれもあります。
- 投資した資金を超える損失の場合、不足分の資金を当社に提供することが必要となります。
変動リスク
- 信用取引では、24時間常にレートが変動しております。従って、相場がお客様の予想と一致しなかった場合には、為替差損が発生する事があります。
流動性リスク
- 流動性とは、取引を希望する際に取引価格での取引が可能かどうか、更には取引額が取引できるかどうかを意味し、これらが充分に可能である場合「流動性が高い」状態であり、逆の場合「流動性が低い」状態であり、「流動性が低い」場合に流動性リスクが増大します。
- 流動性リスクが増大すると取引売買価格差(スプレッド)が拡大したり、取引が無いまま全く異なる価格水準から取引が始まるなど、希望する取引ができない事態が予想され予定外の損益の振れが発生する場合があります。場合によっては当初の預託資金以上に差損が発生する可能性があり得ます。最悪の場合は為替市場自体が閉鎖されたり、その通貨自体が取引できなくなる場合があります。
システムリスク
- インターネット取引では、お客様側PC、インターネット、取引事業者側サーバーがすべて正常に作動して取引が可能です。お客様側PCが破損、または充分な機能が無い場合、およびインターネット回線が不安定または切断された場合、取引事業者側サーバーの機械的エラーまたはプログラムエラー、停電や落雷等による非常事態によって、直ぐに取引できない状況が発生し変動リスクを管理できない可能性があり得ます。coincheckでは可能な限りのバックアップ体制を構築して、ネット取引に内包するシステムリスクに対して可能な限りの対応に努めています。
- また、当社取引サービスでは、機械的エラーにより実勢に見合わない不適正な取引価格を表示してしまう場合があり得ます。この場合に成立した取引は、お客さまの有利不利を問わず事実に基づき関連する一切の取引を成立する前の状態に許可無く戻す権利を有し、機械的エラーにより成立した取引以降に行われたいかなる取引に関して、coincheckは一切関知しない可能性があります。
- また、意図せざるシステム障害等により、お客様の注文が約定せず、お客様のお取引が停止、遅延するおそれがあります。
その他リスク
- 以上は、信用取引に伴う典型的なリスクを簡潔に説明するものであり、お取引に生じる一切のリスクを漏れなく示すものではありません。
- 信用取引に含まれるあらゆるリスクによって発生した損益はすべて投資家の責任に帰属いたします。