ビットコイン(BTC)とは何か?初心者にもわかりやすく解説

仮想通貨の代表格として知られるビットコイン(BTC)。

知名度が上がってくるにつれて、これまで仮想通貨に縁のなかった人々のあいだでも、ビットコイン(BTC)が話題に上ることが増えています。しかし、「なんだか難しそう」と思っている人もいるかもしれません。

そこで、ビットコイン(BTC)とは何かという基本的なことをお伝えします。

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ビットコイン(BTC)と仮想通貨はどこが違う?

現在、流通する仮想通貨の中でビットコイン(BTC)は最も流通量が多いことから、「ビットコイン(BTC)=仮想通貨」と思っている人も多いようです。

しかし、ビットコイン(BTC)と仮想通貨は同義語ではありません。「通貨」というくくりの中に日本円やアメリカドル、ユーロなどが存在するように、ビットコイン(BTC)も仮想通貨の一種に過ぎません。

現在、仮想通貨には数多くの種類があり、それぞれがコミュニティによって運用されています。

仮想通貨と電子マネーの違い

仮想通貨であるビットコイン(BTC)は、電子マネーとは違います。「通貨価値をデジタルデータとして記録したもの」という点では、どちらも同じです。

しかし、電子マネーは各種のプリペイドカードのように、国が発行した通貨をデジタル化したものです。例えば、電車やバスで使えるSuicaやPASMOは、日本円を電子マネー化したICカードです。

ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨は、国や中央銀行によって発行・保証されている通貨とはまったく関係がありません。これがビットコイン(BTC)と電子マネーの決定的な違いです。

ビットコイン(BTC)のメリットとは?3つの利点


ビットコイン(BTC)には、現金やクレジットカードとは異なるさまざまな利点があります。

そこでビットコイン(BTC)の持つ優れた3つの利点(送金・手数料・海外での利用)について、初心者の方にもわかりやすくご説明します。

1. 個人間で直接送金ができる

仮想通貨は「直接送金」ができるといっても、あまりピンとこないかもしれません。しかし、これはとても大きなメリットです。

インターネット上での売買や、離れて暮らす子供などに送金するとき、銀行振込を使うのが一般的です。しかし、銀行を介する振込では、送金から着金までにタイムラグが発生します。

また、別の銀行に小切手を送ると信用調査のための時間がかかり、さらに海外送金となると数日かかることも珍しくありません。

ところがビットコイン(BTC)なら、驚くほどスピーディーに送金が完了します。そのスピードは理論的には10分、実際には40分もあれば、相手がどこにいようと送金できてしまいます。

2. 手数料が極めて安い

送金のための手数料が格安なのも、ビットコイン(BTC)の利点です。もちろん、これはビットコイン(BTC)に限ったことではなく、仮想通貨全体にいえることです。

銀行の場合、預金者からの引き出しに備えるため、まとまった額の現金を常に用意しておかなければなりません。それには頑丈な金庫が必要ですし、管理する人員も必要です。不便がないように各地に支店を設け、夜間や休日にも対応できるようATMも設置しなくてはなりません。

当然その分、設備費やシステムの維持管理費、人件費などがかかり、そのコストを利用者の手数料で賄うことになります。そのため、自分の口座から現金を引き出すだけでも、手数料がかかってしまうのです。

しかし、仮想通貨であるビットコイン(BTC)では、そんなことはありません。運用のためのコストはもちろんかかりますが、現金を扱う銀行とは比較にならないほど安く済みます。そのため、送金手数料も非常に低く抑えることができます。

例えば、10万円を海外へ送金する場合で比較してみると、銀行の場合は為替手数料と送金手数料を合わせて数千円かかります。一方、ビットコイン(BTC)なら送金手数料がかかるだけで、数百円ほどで送金できます。

3. 世界中で同じ通貨を利用できる

海外旅行に出掛けるときは、渡航先の通貨を現金で用意しておかないと何かと不便です。大抵の場合、事前に日本の銀行で現地の通貨やトラベラーズチェックに替えておくか、現地の空港で両替することになります。しかし、この両替の手数料は意外と割高です。

例えば、アメリカドルの場合、国内の銀行での手数料は1ドルあたり3円です。1,000ドル分を両替した場合、手数料だけで3,000円もかかります。海外へ旅行に出掛けるときも、旅行から帰ってきて現地の通貨を日本円に両替するときにも、どちらもしっかり手数料を取られます。

しかし、ビットコイン(BTC)で支払えば、両替の手数料は要らず、決済手数料のみで済みます。

旅行先の飲食店でもショップでも、ビットコイン(BTC)の決済に対応している店なら、タブレットなどで支払い用のQRコードを表示してくれます。自分のスマホアプリでそのコードを読み取って送信するだけで、財布から現金を出して支払うのと同じ感覚で、支払いができるのです。

ビットコイン(BTC)決済が可能な店舗は年を追うごとに増えており、特にアメリカとヨーロッパの都市部では、急激に取扱店舗が増えています。店側にとっても、数%の手数料を支払わなくてはならないクレジットカードよりもビットコイン(BTC)決済はメリットが大きく、普及している理由のひとつといえるでしょう。

ビットコイン(BTC)のデメリットとは?3つの欠点

ビットコイン(BTC)は、その優秀さや可能性に世界中が期待している反面、デメリットもあります。

そこでビットコイン(BTC)の持つ欠点(価格の変動・決済時間・決済サービス)について、初心者の方にもわかりやすくご説明します。

1. 価格の変動が激しい

ビットコイン(BTC)は、本来の通貨としての役割以上に、現状では投機の対象としてとらえられています。そのため、価格の変動が激しく、1日のうちでも乱高下を繰り返しています。

また、関連企業の動向やキーパーソンの発言などで、価格が大きく動くこともあります。

多少の上下はありつつも、10,000円は10,000円として変わらず通用することは、通貨にとって必要なことですが、そうした「価値の保存」という性質が、今のビットコイン(BTC)には十分に期待できないということはいえるかもしれません。

2. 即時決済が難しい

ビットコイン(BTC)では、送金などの取引が行われると、その内容に間違いがないかどうかを検証し、不正や間違いがないことが確認されたところで、その取引が確定します。そのため、送金してもすぐに相手先に着金するわけではありません。

しかし、ショッピングやグルメなどの店舗での支払いでは、店舗が指定する「ウォレット」を使うことで、即時決済が可能です。

ただし、指定以外のウォレットを使うと送金に時間がかかったり、場合によってはビットコイン(BTC)決済が無効とされてしまったりすることもありますから、注意が必要です。

3. 決済サービスが十分でない

実店舗がビットコイン(BTC)決済に対応していれば、ウォレットから送金して、その場で決済ができますが、ネットショッピングの場合はそうはいきません。クレジットカードと同様に、ユーザーと店舗のあいだに立って決済を仲介する決済サービスが必要となります。

ユーザーから送金されたビットコイン(BTC)を即座に日本円に換算し、月ごとにまとめて振り込むしくみがあれば、店舗側にもユーザー側にもメリットは大きいはずです。

現在、そのような決済サービスを提供している企業はいくつかあり、導入しているECサイトも増えつつあります。しかし、まだ決して十分とはいえません。大多数のネットショップでビットコイン(BTC)決済ができるようになるには、まだ時間がかかりそうです。

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ビットコイン(BTC)ならではのしくみや特徴とは?

世界で初めて取引された仮想通貨のビットコイン(BTC)は、最も流通量が多いという長所があります。

そのようなビットコイン(BTC)ならではの特徴的な機能「管理組織の不在」「発行枚数の上限」などのしくみについて、初心者の方にもわかりやすくご説明します。

中央銀行が存在しない

ビットコイン(BTC)は、日本円やアメリカドルのように、国家や中央銀行が通貨として発行し、その価値を保証しているわけではありません。

中核的な開発者と協力者のグループは存在しますが、市場傾向を見て流通量を調整したり、取引に介入したりする中央銀行、例えば日本ならば日本銀行、アメリカならばFRB(連邦準備理事会)に相当する管理組織は存在しません。

国家的な権威から離れた場所で、中央集権的な管理を受けない通貨がビットコイン(BTC)の目指した姿であり、後続する仮想通貨にも共通する大きな特徴です。

インターネット上に分散保存される取引台帳

中央銀行が存在しないということは、その取引情報もどこか1ヵ所にまとまっているわけではない、ということでもあります。

銀行では、本店の大金庫や厳重に管理されたメインサーバーなどで、通貨や取引情報が管理されます。しかし、ビットコイン(BTC)では、プログラムをダウンロードして取引に参加している端末が、個別で相互につながるP2Pネットワークを構築しています。

ビットコイン(BTC)の取引情報は、世界中に散らばる膨大な数のPCやスマホやタブレットといった端末群によって記録共有され、情報の整合性が担保され、セキュリティが実行されています。国家という権威ではなく、決められたルールに沿って取引する世界中のユーザーの信頼によって、ビットコイン(BTC)の価値は保たれているのです。

発行枚数に上限がある

ビットコイン(BTC)は誕生した当時から、その発行枚数が2,100万枚と決められていました。これは、ビットコイン(BTC)の仕様であり、プログラムに組み込まれていますので、それ以上発行されることはありません。

現在、発行されている仮想通貨の多くは、最終的な発行上限が決められています。ただし、その数量はまちまちで、数字の根拠もそれぞれ違います。

現実の通貨では、中央銀行の経済政策によって通貨の流通量を増減させることが可能で、それにより景気動向を誘導していくことができます。その一方で、必要以上の通貨を流通させてしまうと、通貨の価値が下がりインフレを引き起こしてしまいます。

ビットコイン(BTC)の場合、管理する中央組織がないため、漫然と発行していては、やがて市場にビットコイン(BTC)が余り出し、価値を下げることになってしまいます。そうした懸念もあって、あらかじめ発行枚数の上限が決められているのです。

このことが、ビットコイン(BTC)の将来的な値上がりの予測と、それによる投機的な傾向の根拠となっています。

世界中にリアルタイムで送金できる

ビットコイン(BTC)の送金時のタイムラグについては、すでにご説明しました。

この点だけを考えると、ビットコイン(BTC)は商品やサービスへの対価を支払う決済手段としては、まだ十分とはいえない部分があります。もっとも、これは決済サービスの充実度によるもので、ビットコイン(BTC)自体の問題ではありません。

従来の銀行を介した送金手順と比較すれば、ビットコイン(BTC)ははるかに優秀です。それまで数日かかっていた海外送金を、ほんの数十分のうちに終わらせてしまいます。この速さは、まさに仮想通貨ならではのメリットです。

ビットコイン(BTC)の歴史や始まり・創始者について


世界で初めて取引された仮想通貨ビットコイン(BTC)ですが、2008年に「サトシ ナカモト」によりネット上に発表された論文がきっかけでした。

そんなビットコイン(BTC)のピザ決済のエピソードやさまざまな事件など、現在までの歴史の流れとこれからについてまとめています。

一通の論文から始まったビットコイン(BTC)

ビットコイン(BTC)は、2008年10月、ネット上に「Satoshi Nakamoto(サトシ ナカモト)」と名乗る人物がある論文を投稿したことから始まりました。これは、国家や銀行を介することのない分散管理型の仮想通貨について書かれたものでした。

その投稿から3ヵ月後の2009年1月、ナカモト氏の論文を基にしたオープンソースのソフトウェアが作られ、公開されます。これが、現在まで続くビットコイン(BTC)の最初の姿です。

しかし、従来の通貨とはまったく異なる「仮想通貨」という発想や、ブロックチェーンの技術、中央集権的な管理者のいない金融システムなど、非常に斬新なビットコイン(BTC)は、まだ広く一般に受け入れられるものではありませんでした。しかし、2010年2月には初の取引所が開設され、すぐに取引が始められています。

ビットコイン(BTC)初の決済は「ピザ2枚」

ブロックチェーンをはじめとするさまざまな技術が用いられたビットコイン(BTC)は、興味を持ったエンジニアたちによって支えられていたようです。

取引所の開設から数ヵ月が過ぎた2010年5月22日、あるプログラマーがメーリングリストに「僕のビットコイン(BTC)10,000枚をピザと交換してくれないか?」と冗談半分に投稿しました。

すると、この投稿をおもしろがったほかのプログラマーがピザ屋にオーダーし、Lサイズのピザ2枚(約25ドル)を投稿者に届けさせたのです。そして、彼は投稿者から10,000BTCを送られました。

間接的ではありますが、これがビットコイン(BTC)の現実世界で初めて決済に使われた例です。ちなみに、当時の取引所でのビットコイン(BTC)の価格は、日本円で1BTC=0.2円と記録されています。

この一件にちなんで、5月22日は「ビットコイン(BTC)ピザの日」と呼ばれるようになり、割引サービスを行うピザショップもあるそうです。また、「Lサイズのピザ2枚を何枚のビットコイン(BTC)で買えるか」を表す「ビットコインピザインデックス」も、ここから生まれました。

発展期に起こったいくつかの事件

2011年に入ると、大手メディアでビットコイン(BTC)が紹介される機会が増え、一般の人々にもその存在が知られるようになっていきました。それにつれて取引量が増え、価格も上昇していきます。

2014年には日本でも仮想通貨の取引所「エトウィングス」がサービスを開始。ビットコイン(BTC)の取引が手軽に行えるようになります。しかし、生まれて間もないビットコイン(BTC)の取引には不備もあり、取引所を舞台にした盗難事件もいくつか発生しています。

例えば2014年2月、初期から圧倒的なシェアを占めていた世界最大の取引所「マウントゴックス」が、ハッキングによって大量の75万BTCと現金28億円を盗まれたという事件がありました。この事件で取引所は閉鎖し、経営破綻してしまいましたが、取引所の社長と社内の人物による業務上横領の疑いが持たれ、2018年現在も公判が続けられています。

ほかにも、2015年1月、取引所「Bitstamp」から500万ドル相当のビットコイン(BTC)がハッキングで盗まれた事件など、関連業界だけでなく一般の人々にも衝撃を与える巨額の盗難事件が起こっています。しかし、これらの事件の多くは取引所の管理やシステムの弱点を突いたもので、仮想通貨の信頼性が根底から覆されたわけではありません。

ビットコイン(BTC)の現在とこれから

現実の通貨とはまったく違う発想から生まれたビットコイン(BTC)。

ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨である「アルトコイン」も数多く生まれ、現在もビットコイン(BTC)は仮想通貨の代表格として高い人気と時価総額を保っています。しかし、ビットコイン(BTC)が普及していくにつれ、各国での法整備が検討され、仮想通貨を規制する動きが見られるようになりました。

日本では2016年、仮想通貨を想定しつつ資金決済法が改正され、翌2017年4月に施行されました。これはビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨を決済の手段として認め、取引の上で利用者を保護することを目的として、取引所に対してさまざまな規制をかけています。

規制とはいえ、その内容は過去に起こったマウントゴックス事件を教訓としたもので、仮想通貨の扱い高に応じた準備金を用意しておくことや、顧客情報と資金を安全な場所に隔離しておくことなどを求めた内容です。

まったく新しい通貨の形として仮想通貨を認めつつ、その発展のために不可欠である多くの利用者を保護するしくみを、取引所に求める形となっています。

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ビットコイン(BTC)のマイニングとは?意味から種類まで解説


ビットコイン(BTC)のニュースなどで初心者が最初に疑問に感じる言葉が「マイニング」です。

「採掘する」という意味ですが、ビットコインのマイニングとは何か、ソロマイニングやプールマイニングなどの方法やメリット・デメリット、報酬などについて詳しくご説明します。

取引記録の検証・確定作業がマイニング

マイニングとは「採掘する」という意味で、石炭や鉱石を地中から掘り出すようなイメージがあります。では、なぜビットコイン(BTC)と採掘が関係するのでしょうか?その理由をご説明します。

ビットコイン(BTC)では、取引の情報を記録する方法として「ブロックチェーン」の技術が使われています。ブロックチェーンは、いくつかの取引情報をひとまとめにしたブロックを、鎖のようにつなげた形状をしています。もちろん、データ上でのことなので、目に見えるものではありません。

一つひとつのブロックには、ビットコイン(BTC)で行われた取引情報がまとめられ、さらに「ハッシュ関数」という特殊な計算方法で暗号化された状態で収められています。この暗号を解読し、その取引に間違いがないかどうかを確認できれば、ひとつ前のブロックに関する情報を追加した上でつなげていけます。この作業をマイニングというのです。

マイニングに成功すると報酬が支払われる

ハッシュ関数は理論的に解くことができないため、解読するには適当な数値を当てずっぽうに入れていくしかありません。4桁の暗証番号を「0001、0002、0003…」と試していくような作業です。

そのため、膨大なデータを高速で処理する能力が必要で、効率良くマイニングするためには高性能のコンピュータと、それを長時間稼働させる電力が欠かせません。つまり、マイニング作業には、かなりのコストがかかるのです。

それでもマイニングに熱心な人々が絶えないのは、暗号を解き、ブロックをチェーンにつないだ人に対してビットコイン(BTC)が発行され、報酬として与えられるからです。現在、ビットコイン(BTC)が新たに発行されるのはマイニングに成功したときだけで、まさにコツコツと金鉱を掘り続ける作業に似ています。

この報酬のために、世界中の「マイナー(採掘者)」と呼ばれる人たちが熱心にマイニングを続けているのです。

マイニングにもいくつかのスタイルがある

マイニングを手掛けるには、高性能なマシンと十分な時間や電力の準備が必要です。しかし、誰もがそうした環境を整えられるわけではありません。

それをクリアするため、マイニングにもいくつかのスタイルが生まれました。これからマイニングを始めるならどの方法が良いか、まずは検討してみましょう。

1. ソロマイニング

ソロマイニングとは、機材も場所も電力もすべて自前でそろえてマイニングする方法です。すべてのコストが自分持ちとなる反面、得られる報酬も独り占めできます。

ただし、マイニングで報酬を得られるのは「新たなブロックをチェーンにつなげた者」ですから、いつでもマイニングが成功するとは限りません。順調に報酬を得られる日もあれば、そうでない日もあります。それを考えると、収入を安定させるのは難しいでしょう。

また、マイニング専用のコンピュータには高速のグラフィックボードを使うのが常道とされています。グラフィックボードとは、オンラインゲームをはじめ、3DCGや3D CADの制作など、高い計算処理能力が必要となる際に使われるグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)のことで、仮想通貨のマイニングにも利用されています。

ハイスペックのものほど価格が高く、50,000円から10万円ほどしますが、近年ではマイナーからの需要が高く、価格が高騰したり品切れになったりといったケースもあるようです。

2. プールマイニング

ソロマイニングを行うマイナーたちが集まり、グループでマイニングするスタイルが、プールマイニングです。

それぞれがマシンと資金を持ち寄ってチームとして動く場合や、共同でマシンを購入してマイニングする場合など、チームによってやり方に細かい違いはありますが、チームワークが必要なマイニングであることには変わりありません。

ソロマイニングよりも大規模な計算能力が得られるために、マイニング成功率は高まります。報酬は、チームメンバーが提供している計算能力に従って分配されるので、収入を安定させることができます。

その反面、たとえ個人のマイニングの実績が高くても、報酬はメンバー内で分配するために、大きな報酬を得にくいというデメリットがあります。

3. クラウドマイニング

クラウドマイニングは、ビジネスとしてマイニングを行っている組織や企業に出資することで、マイニングの報酬を配当として受け取るというスタイルです。

自分自身でコンピュータや電力を用意する必要がなく、専門知識がなくても手軽に始めることができます。マイニングというよりも、マイニング会社に対する投資と考えるとわかりやすいでしょう。

クラウドマイニングで注意すべき点は、何よりも「投資先の組織が信頼できるか」ということです。過去には、クラウドマイニングをかたって資金を集め、そのまま行方をくらましてしまったという詐欺事件も起こっています。

そうしたリスクは、現在も残っています。信頼できる組織かどうかを十分に確認し、不測の事態が起こっても大きなダメージを受けない範囲で投資するようにしましょう。

4. アルトコインマイニング

アルトコインとは「代替コイン」という意味で、「ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨」という意味合いで使われる言葉です。

「アルトコインマイニング」という言葉も、マイニングの技術的な方法というよりも、「ビットコイン(BTC)以外のコインをマイニングすること」という意味で使われます。

ビットコイン(BTC)はマイニングの対象として人気が高く、企業や資産家が投資してマイニングしている状況もあるため、個人レベルでマイニング報酬を得るのは難しくなっています。

そこで、ビットコイン(BTC)以外のアルトコインで、しかも競争が少なく報酬とのバランスが良いコインを採掘するマイナーが出てきました。現在、世界には1,500を超えるアルトコインがあるといわれます。その中からマイニングに適したコインを探してみるのも良いかもしれません。

ビットコイン(BTC)のハードフォークとは?意味から分裂の影響まで解説


ビットコイン(BTC)初心者が首をひねる言葉に「ハードフォーク」があります。

ビットコイン(BTC)における「フォーク」とは何か、ソフトフォークとの違い、ビットコインキャッシュ(BCH)など派生したアルトコインについて、詳しくご説明します。

そもそもハードフォークとは?

ハードフォークの「フォーク」とは、ブロックチェーンの分岐を意味します。それまで、一本の鎖としてつながってきたブロックチェーンが、ある時点で枝分かれすることから、このように呼ばれます。

ハードフォークが行われるとブロックチェーンがAとA'の2本の鎖に分かれます。この2つに互換性がないと、それ以降はそれぞれ別々の仮想通貨として使われるようになります。つまり、Aという仮想通貨から、新たに分裂したA'という仮想通貨が生まれるのです。

また、たとえチェーンが分岐しても、それぞれに互換性があれば、2本のチェーンは1つの通貨として存続していきます。これはソフトウェアのバージョン違いのようなもので、最終的にどちらのバージョンがユーザーに受け入れられるかによって、どちらか一方に収束していき、ブロックチェーンは再び1つに合流します。

こうした場合はハードフォークに対して「ソフトフォーク」と呼びます。

なぜハードフォークが行われるのか?

ハードフォークが実行されるおもな理由は、仮想通貨のバージョンアップの必要が生じるため、つまりブロックサイズが上限に達してブロックに取引情報が入らなくなるスケーラビリティ問題を解決するためです。

仮想通貨での取引を素早く進めるためには、スムーズなマイニング作業が求められます。ところがビットコイン(BTC)は取引量が多いため、検証・承認作業が滞りがちになります。

そして、ブロックサイズが小さく取引情報が入りきらなくなると、送金に時間がかかったり、送金要求が承認されなかったり、また取引手数料が高騰するといったスケーラビリティ問題が発生します。これでは取引の遅延が起こり、早く処理するために手数料が高額になりやすく、それを嫌って利用者が離れていくリスクもあります。

この問題を解決するため、新たにコインを生み出すハードフォークが行われるのです。

ビットコイン(BTC)から派生したアルトコイン

これまで、ビットコイン(BTC)では、何度もハードフォークが行われ、いろいろなアルトコインを生み出してきました。そのうちのおもなものをご紹介しましょう。

ビットコインキャッシュ(BCH)

2017年8月にビットコイン(BTC)から分裂した、初のアルトコインです。

取引情報を書き込むブロックサイズが上限8MBまで拡大され、ビットコイン(BTC)の8倍の容量を確保しました。これにより、長年にわたってビットコイン(BTC)の大きな問題とされていたスケーラビリティ問題が改善されました。

ビットコインゴールド(BTG)

中央集権化しない通貨というのが仮想通貨の考え方ですが、ビットコイン(BTC)ではマイニングの難度が年々上がり、さらに資金力の豊富なコミュニティがマイニングを独占してしまうという問題がありました。

ビットコインゴールド(BTG)は、そのビットコイン(BTC)のマイニング問題を改善するため、2017年10月に分岐したアルトコインです。アルゴリズムの変更により、幅広い人がマイニングできる仮想通貨を目指しています。

ビットコインダイヤモンド(BCD)

ビットコインダイヤモンド(BCD)は、ビットコイン(BTC)のハードフォークとして3番目に誕生したアルトコインで、2017年11月に発行されました。

当時、ビットコイン(BTC)は、派生通貨であるビットコインキャッシュ(BCH)と激しく対立しており、一部で「基軸通貨の交代」が噂されていました。

そこでビットコイン(BTC)の価値を増大させるため、ビットコイン(BTC)保有者にビットコインダイヤモンド(BCD)を付与し、支持基盤を強化する目的でハードフォークが行われました。

ビットコインキャッシュ(BCH)は送金処理の遅延問題、ビットコインゴールド(BCG)はマイニング報酬の寡占問題に対処して分岐しましたが、ビットコインダイヤモンド(BCD)では「匿名性の担保(プライバシー保護)」「取引処理の迅速化」「発行上限数アップによって新規参入者のハードルを下げる」という特徴があります。

スーパービットコイン(SBTC)

スーパービットコイン(SBTC)は、暗号通貨規制の激しい中国で、中国人主導により2017年12月に生まれたアルトコインです。

ブロックチェーン上の契約をよりスマートに行える機能「スマートコントラクト」や、少額決済のスピーディーな取引を可能にする技術「ライトニングネットワーク」、匿名性の強化に役立つ「ゼロ知識認証」が実装され、それまでのビットコイン(BTC)の欠陥や問題点を改善しました。

ライトニングビットコイン(LBTC)

ライトニングビットコイン(LBTC)は、2017年12月に生まれた仮想通貨です。ブロックサイズをビットコイン(BTC)の2倍となる2MBにし、送金速度を3秒にまで短縮しました。その名のとおり、稲妻のような速さで取引を迅速化させることを目指したコインです。

ビットコインゴッド(GOD)

ビットコインゴッド(GOD)も、2017年12月に登場したアルトコインです。

スーパービットコイン(SBTC)のように、スマートコントラクトやライトニングネットワーク、ゼロ知識証明のほか、メモリが増設された「ビッグサイズブロック」、コインを持っているだけで発掘されていく「POSマイニング」といった新しい技術を搭載しているのが特徴です。

ビットコインウラン(BUM)

ビットコインウラン(BUM)は、2017年12月に誕生しました。

高い計算処理能力を持つグラフィックスプロセッシングユニット(GPU)によるマイニングを前提に設計されており、少数の企業によってマイニングが独占されないよう分散化することを目指して生まれたアルトコインです。

また、ブロック生成がビットコイン(BTC)では10分かかるのに対して、ビットコインウラン(BUM)では約1分と、10倍のスピードも実現しました。

ビットコインシルバー(BTCS)

ビットコインシルバー(BTCS)は、2018年1月に生まれたアルトコインです。

ビットコイン(BTC)本来の非中央集権化を取り戻すという目的から、有力なマイナーに独占されがちなマイニング作業がより平等になるようにアルゴリズムに手を加えました。マイニングは、グラフィックボードを使用したGPU方式で、誰でもマイニングに参加できます。

ビットコインプライベート(BTCP)

ビットコインプライベート(BTCP)は、2018年2月に登場したアルトコインです。

ビットコイン(BTC)からのハードフォークでありながら、高い匿名性を持つアルトコインであるジークラシック(ZCL)の要素を採り入れ、ゼロ知識証明を実装。

トランザクション(処理)速度をそのままに、高いセキュリティで取引ができ、ビットコイン(BTC)とはひと味違う仮想通貨となっています。

仮想通貨を始めるなら、まずはビットコイン(BTC)から

初めて世に出た仮想通貨であり、今もその代名詞として君臨するビットコイン(BTC)。

人気・時価総額ともにトップで、仮想通貨を始めるなら、まず持っておきたいコインといえるかもしれません。現実世界でいうならば、さしずめ世界のハードカレンシー(国際決済通貨)であるアメリカドルのような存在でしょう。

そのビットコイン(BTC)は、ご紹介したように2017年半ばあたりから頻繁にハードフォークを繰り返し、さまざまなアルトコインに分岐してきました。

それらのコインはビットコイン(BTC)をベースにしつつも、それぞれがユニークな特徴を持っています。本家であるビットコイン(BTC)と比べるとまだまだマイナーな存在ですが、それだけに将来の楽しみも大きいといえるかもしれません。

いずれにせよ、ビットコイン(BTC)を始めるならば、まず十分な情報を集め、よく検討してからスタートするようにしてください。

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