暗号資産FLRは、Flare Network上で使用されるネイティブトークンです。Flare Networkは、外部のブロックチェーンや現実世界のデータを活用できるレイヤー1チェーンです。データを必要とする分散型アプリケーション(dApps)の構築を支援することを目的としています。
今回の記事では、2023年1月19日にコインチェックで初回付与されたフレア(FLR/Flare)の特徴や今後の注目点、過去に実施されたエアドロップの概要などについて詳しく解説していきます。
※Coincheckでは、FLR(フレア)の取扱いを終了しています。詳細は「FLR(フレア)取扱い終了のお知らせ」をご確認ください。
暗号資産FLR(フレア)とは

暗号資産FLRは、Flare Network上で使用されるネイティブトークンです。
Flare Networkは、外部のブロックチェーンやインターネット上のデータをスマートコントラクトで利用できるようにする、EVM互換のレイヤー1ブロックチェーンです。FLRは、取引手数料の支払い、ネットワークの安全性を支えるステーキング、Flare Time Series Oracle(FTSO)へのデリゲーション、ガバナンス投票などに使用されます。
FLRは、ステーキングやデータ提供などの報酬に充てるため、新たなトークンが発行される仕組みを採用しています。2026年4月には、年間インフレ率を5%から3%に、年間発行量の上限を50億FLRから30億FLRに引き下げる「FIP.16」がガバナンス投票で承認されました。変更は段階的に導入されます。
| 通貨単位 | FLR |
|---|---|
| 発行上限数 | なし(ジェネシス時に1,000億FLRを発行) |
| コンセンサスアルゴリズム | プルーフ・オブ・ステーク(PoS)/Snowman++ |
| 時価総額ランキング(2026年11月時点) | 101位(CoinGecko) |
暗号資産FLR(フレア)のエアドロップの概要

FLRは、2020年12月12日に実施されたスナップショット時点でXRPを保有していた対象者に向けてエアドロップされた暗号資産です。
Flare Networksのトークン配布イベントは2023年1月9日に実施され、対象者に初回分のFLRが配布されました。その後の配布は「FlareDrops」として36回に分けて行われ、2026年1月30日に終了しています。
Coincheckによる初回付与
Coincheckでは、下記の条件をすべて満たすお客様を対象に、2023年1月19日にFLRの初回付与を実施しました。
- スナップショット時点(2020年12月12日9:00時点)においてCoincheckでXRPを保有していた
- Flareトークン付与時点でCoincheckの口座を通常どおり利用できる状態だった
※スナップショット後にアカウントに反映されたXRPについては対象外でした。
なお、初回の付与では付与数量のうち15%をエアドロップ対象者に配布しました。残り85%については、ガバナンス提案「FIP.01」の承認により、WFLRの保有状況などに応じて36回に分けて配布する「FlareDrops」へ変更されました。FlareDropsは2026年1月30日に終了しています。
暗号資産FLR(フレア)の将来性

FLRの将来性を考えるうえでは、Flare Networkの利用がどこまで拡大するかが重要です。特に、次の3点が今後の注目点として挙げられます。
- FAssetsの利用が広がる
- 外部データを活用したサービスが増える
- dAppsやDeFiサービスが拡大する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
FAssetsの利用が広がる
FAssetsとは、XRPなど、もともとスマートコントラクト機能を備えていない暗号資産を、Flare Network上のDeFiサービスで利用できるようにする仕組みです。
最初のFAssetである「FXRP」は、XRPを1対1で表すトークンです。FXRPに変換することで、XRPを暗号資産の交換や貸し借り、流動性の提供などに利用できます。
今後、FAssetsに対応する暗号資産や利用できるサービスが増えれば、Flare Network上の取引が活発になり、FLRを利用する機会も広がる可能性があります。FXRPはすでに提供されており、FlareはBTCへの対応も今後の展開として示しています。
外部データを活用したサービスが増える
ブロックチェーン上のプログラムであるスマートコントラクトは、通常、暗号資産の市場価格や、ほかのブロックチェーンで行われた取引をそのまま確認することはできません。
Flare Networkは、こうした情報を利用するために、次の2つの仕組みを備えています。
- 「Flare Time Series Oracle(FTSO)」:暗号資産などの価格情報を提供する
- 「Flare Data Connector(FDC)」:ほかのブロックチェーンで取引や支払いが行われたことを検証する
例えば、FTSOを利用すれば、暗号資産の価格に応じて処理を行うDeFiサービスを構築できます。FDCを利用すれば、XRPやBTCなどのブロックチェーンで支払いが行われたことを確認し、その結果に応じてFlare Network上で処理を実行できます。
これらの仕組みを活用したサービスが増えれば、Flare NetworkとFLRの利用機会が広がる可能性があります。
dAppsやDeFiサービスが拡大する
Flare Networkは、イーサリアムと互換性のあるEVMに対応しています。そのため、開発者はイーサリアム向けの開発環境やツールを活用し、Flare Network上にdAppsを構築できます。
Flare Network上では、暗号資産の交換や貸し借り、流動性の提供などに対応するDeFiサービスが展開されています。今後、利用できるサービスや利用者が増えれば、取引手数料の支払いなどに使われるFLRの利用機会も増える可能性があります。
ただし、FAssetsやdAppsの拡大が、必ずFLRの価格上昇につながるとは限りません。暗号資産の価格は、市場全体の動向やサービスの利用状況、規制環境など、さまざまな要因によって変動します。
暗号資産FLR(フレア)はCoincheckで購入できる?

Coincheckでは、FLRの取扱いを終了しています。詳細は「FLR(フレア)取扱い終了のお知らせ」をご確認ください。
まとめ

FLR(フレア)は、Flareネットワークで利用される暗号資産です。ネットワーク上の取引手数料の支払いやステーキング、ガバナンスへの参加などに利用されています。
Flareは、ほかのブロックチェーンや外部のデータを取り込み、スマートコントラクトで活用できる仕組みを備えています。本記事では、FLRの基本情報やFlareネットワークの特徴について解説しました。