NOT A HOTEL COIN(NAC)は、NOT A HOTEL DAO株式会社が発行する暗号資産です。NOT A HOTELの宿泊体験とWeb3の仕組みを結びつけるトークンとして設計されており、レンディングによる宿泊権やNACの受け取り、宿泊時の付帯費用・管理費の支払いなどに活用できます。
また、一定条件を満たしてNACを保有することで宿泊権の抽選サービス「THE DOOR」に参加できるなど、一般的な暗号資産とは異なり、現実の宿泊体験と連動した使い道がある点も特徴です。
この記事では、NOT A HOTEL COIN(NAC)の基本情報やNOT A HOTEL DAOとの関係、レンディングの仕組み、NFTとの違い、将来性、注意点、Coincheckでの買い方について解説します。
この記事でわかること
目次
NOT A HOTEL COIN(NAC)とは?

NOT A HOTEL COIN(NAC)とは、「NOT A HOTELを、みんなで保有、みんなで利用。」というコンセプトのもとで設計された暗号資産です。
NOT A HOTELは、「世界中にあなたの家を」をコンセプトに、世界的な建築家やクリエイターが手がけるデザイン性と、IoTなどのテクノロジーによる快適性を両立した、ハイエンドな別荘を提供するサービスです。
NACは、このNOT A HOTELの宿泊体験とWeb3の仕組みを結びつける暗号資産として位置づけられています。ユーザーはNACを保有・利用することで、NOT A HOTEL DAOが提供する宿泊関連サービスに参加できます。
一般的な暗号資産は、送金や決済、投資対象として利用されることが多い一方で、NACは現実の宿泊体験と連動している点が特徴です。暗号資産でありながら、NOT A HOTELの利用権やサービス体験と結びついているため、RWA(現実資産)領域のプロジェクトとしても注目されています。
| 通貨名 | NOT A HOTEL COIN |
|---|---|
| 通貨単位 | NAC |
| 発行開始 | 2024年12月 |
| 発行上限 | 上限なし |
| コンセンサスアルゴリズム | Proof of Stake(Ethereum) |
| 公式サイト | https://dao.notahotel.com/ |
NOT A HOTEL DAOとは

NOT A HOTEL DAOとは、「NOT A HOTELを、みんなで保有、みんなで利用。」というコンセプトのもと、NOT A HOTELの利用をより多くの人に広げることを目的としたプロジェクトです。
NOT A HOTEL DAOは、NACを通じて集めた資金を、NOT A HOTELの物件や土地の取得に活用する仕組みを示しています。そして、それらの資産をもとに、NAC保有者がNOT A HOTELの宿泊体験に参加できる機会を広げることを目指しています。
つまり、NACはNOT A HOTEL DAOに参加するための暗号資産であり、NOT A HOTEL DAOはNACを活用してNOT A HOTELの利用機会を広げる仕組みといえます。
なお、「DAO」という名称が使われていますが、現時点のNOT A HOTEL DAO株式会社は、いわゆる分散型自律組織ではありません。
NOT A HOTEL COIN(NAC)の主な特徴・メリット
NOT A HOTEL COIN(NAC)の特徴は、暗号資産でありながら、NOT A HOTELの宿泊体験と結びついた使い道が用意されている点です。
NACは、単に売買するだけの暗号資産ではなく、NOT A HOTEL DAOのサービスを通じて、宿泊権の取得や宿泊時の支払いなどに活用できます。ここでは、NACの主な特徴やメリットについて解説します。
レンディングで「宿泊権」や「暗号資産(NAC)」がもらえる
NACの大きな特徴の一つが、レンディングによって報酬を受け取れる点です。
レンディングは、NOT A HOTEL DAOが提供するサービスで、保有しているNACを同社に一定期間貸し出す仕組みです。貸し出すNACの数量などに応じて、NOT A HOTELの宿泊権または暗号資産NACを報酬として受け取れます。レンディングについては詳細を後述します。
宿泊権の抽選サービス「THE DOOR」に参加可能

NACには、レンディング以外にも保有することで宿泊体験につながる仕組みがあります。その一つが、NOT A HOTEL DAOが提供する宿泊権の抽選サービス「THE DOOR」です。一定条件を満たすNAC保有者が対象で、応募条件などの詳細はNOT A HOTEL DAOの公式サポートNoteをご確認ください。
宿泊時の付帯費用や管理費の決済手段に使える

NACは、NOT A HOTEL宿泊時の付帯費用や物件管理費の支払いなど、NOT A HOTELに関連する支払い手段としても活用できます。
一般的な暗号資産では投資や送金を目的に保有されることが多い一方、NACはNOT A HOTELのサービス内で具体的な使い道がある点が特徴です。
NACにおける「レンディング」の仕組み

レンディングは、NOT A HOTEL DAO株式会社が提供するサービスです。保有しているNACをNOT A HOTEL DAOに一定期間貸し出し、報酬として「宿泊権」または「暗号資産NAC」を受け取れる仕組みです。報酬の種類により「宿泊権受取型レンディング」と「NAC受取型レンディング」の2種類があります。
なお、NACの貸付契約はお客様とNOT A HOTEL DAOの間で成立します。申込条件・必要数量・期間・年利などの詳細は、NOT A HOTEL DAOの公式サイトをご確認ください。
宿泊権受取型レンディング
宿泊権受取型レンディングとは、NACをNOT A HOTEL DAOにレンディングすることで、報酬としてNOT A HOTELの宿泊権を受け取れる仕組みです。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
NAC受取型レンディング
NAC受取型レンディングは、NACをNOT A HOTEL DAOに貸し出し、報酬として暗号資産NACを受け取れる仕組みです。預け入れ期間や年利は変動するため、最新の条件は、NOT A HOTEL DAOの公式サイトでご確認ください。
NOT A HOTELのNFTとNACの違い
NOT A HOTELには、MEMBERSHIP NFTなどのNFTと、暗号資産であるNOT A HOTEL COIN(NAC)があります。どちらもNOT A HOTELの宿泊体験と関係する仕組みですが、役割や利用方法は異なります。
NOT A HOTELのNFTは、主にNOT A HOTELを利用するためのメンバーシップサービスとして設計されています。たとえば、MEMBERSHIP NFTを保有すると、NFTの種類に応じて毎年所定のNOT A HOTELに宿泊できます。
一方、NACはNOT A HOTEL DAO株式会社が発行する暗号資産です。NACをレンディングすることで宿泊権やNACを報酬として受け取ったり、NOT A HOTEL宿泊時の付帯費用や物件管理費の支払いに利用したりできます。また、NACを保有しているだけで宿泊権の抽選サービス「THE DOOR」に応募できるなど、NOT A HOTEL DAOのサービス内で複数の使い道があります。
NFTとNACの違いを整理すると、以下のようになります。
| NOT A HOTELのNFT | NOT A HOTEL COIN(NAC) | |
|---|---|---|
| 主な役割 | NOT A HOTELを利用するための会員権・宿泊券 | NOT A HOTEL DAOのサービス内で使われる暗号資産 |
| トークン規格 | ERC-721 | ERC-20 |
| 主な使い道 | NFTに紐づく宿泊権を利用して宿泊する | レンディング、宿泊権の取得、NAC報酬の受け取り、付帯費・管理費の支払いなど |
| 宿泊との関係 | 保有するNFTに応じて宿泊できる日数や内容が決まる | NACを保有・レンディング・消費することで宿泊体験につながる |
大きな違いは、NOT A HOTELのNFTが「宿泊するための会員権・宿泊券」に近い仕組みであるのに対し、NACは「NOT A HOTEL DAOのサービスに参加するための暗号資産」である点です。
NOT A HOTEL COIN(NAC)の注意点・リスク
NOT A HOTEL COIN(NAC)は、NOT A HOTELの宿泊体験と連動した使い道がある一方で、以下の点に注意が必要です。
- 暗号資産特有の価格変動リスク(ボラティリティ)
- レンディング期間中は売却・送金ができない
- 宿泊に必要なNAC数量が変動する可能性
- 発行上限がないことによる希薄化リスク
それぞれ解説します。
暗号資産特有の価格変動リスク(ボラティリティ)
NACは暗号資産であるため、価格が日々変動します。暗号資産市場全体の動向やNACの需要、NOT A HOTEL DAOの事業進捗、投資家の期待など、さまざまな要因によって価格が上下する可能性があります。
レンディング期間中は売却・送金ができない
NACをレンディングする場合、一定期間NACを貸し出すことになります。その間、レンディングに出したNACは自由に売却・送金できなくなります。
宿泊に必要なNAC数量が変動する可能性
NACを使ってNOT A HOTELの宿泊権を受け取る場合、必要となるNAC数量が変動する可能性があります。NACを宿泊目的で保有する場合は、対象施設、必要NAC数量、宿泊可能な日程、利用条件などを公式情報で確認しておくことが大切です。
発行上限がないことによる希薄化リスク
NACは「発行上限なし(無限発行トークン)」とされています。将来的にNACが追加発行された場合、流通量の増加により1NACあたりの価値が希薄化する可能性があります。もっとも、新規発行は、無制限に行われるものではなく、IEOで調達した資金が現物資産に置き換わった後に、再度IEOを通じて行われることが想定されています。
NOT A HOTEL COIN(NAC)の買い方
Coincheckでは、2026年10月8日よりNOT A HOTEL COIN(NAC)の取扱いを開始しました。
Coincheckのスマホアプリを使ってNOT A HOTEL COIN(NAC)を購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。

- 画面下メニューの「販売所」をタップする
- 表示されたコインの中から「NOT A HOTEL COIN(NAC)」をタップする
- 「購入」をタップする
- 購入金額を入力し、「日本円でNACを購入」→「購入」をタップする
スマホアプリを使えば、時間や場所を問わず、わずかな操作で取引ができます。

パソコンでNOT A HOTEL COIN(NAC)を購入する際の手順は、以下の通りです。
- Coincheckにログインし、販売所(購入)ページに移動する
- 画面に表示されている銘柄の中から「NAC」を選択する
- 購入する数量を入力し、交換する通貨を選択する
- 購入金額を確認し、「購入する」をクリックする
パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。
NOT A HOTEL COIN(NAC)のまとめ
NOT A HOTEL COIN(NAC)は、NOT A HOTELの宿泊体験とWeb3の仕組みを結びつけた暗号資産です。レンディングによって宿泊権やNACを受け取れるほか、THE DOORへの応募、宿泊時の付帯費用や管理費の支払いなど、NOT A HOTEL DAOのサービス内でさまざまな使い道が用意されています。
また、NOT A HOTEL DAOは、NACを通じて集めた資金を、NOT A HOTELの物件や土地の取得に活用することで、より多くの人がNOT A HOTELを利用できる仕組みを目指しています。RWA(現実資産)とWeb3を組み合わせたプロジェクトとして、今後の拠点拡大やユーティリティの広がりにも注目が集まります。
Coincheckでは、アプリやWebを通じてNACを購入できます。NOT A HOTELの宿泊体験やNACの活用に興味がある方は、まずはNACの仕組みやリスクを理解したうえで、自分に合った方法で利用を検討してみましょう。