暗号資産(仮想通貨)リスク(Lisk/LSK)とは?今後の将来性や購入方法、価格高騰につながる最新ニュースを解説!

リスク(Lisk)は2016年にリリースされた暗号資産(仮想通貨)で、日本でも人気のあるアルトコインの1つです。

この記事では、

について、解説していきます。

暗号資産としてのリスクに興味がある方や、リスクの購入を検討している方はぜひご覧ください。

リスクの現在の価格は以下のチャートより確認することができます。

LSKJPY

※コインチェックで提供しているLiskのステーキングサービス は、2021年8月20日以降停止しております。再開の予定につきましては現在未定です。再開の日時は、ブログまたは当社公式SNS等にて改めてお知らせを致します。詳細はこちら

暗号資産リスク(Lisk/LSK)とは?

リスクは2016年にリリースされた暗号資産で、開発拠点をドイツ・ベルリンに構えており、財団の本部はスイスにあります。

Liskは分散型アプリケーションプラットフォームのことで、このプラットフォームで使われる暗号資産の名前をリスク(LSK)と呼びます。

分散型アプリケーションとは、中央管理者が存在せずユーザー同士が管理し合って成り立っているシステムであり、「Dapps(ダップス)」と呼ばれるブロックチェーンを使ったアプリケーションのことを指します。

「リスク」と聞くと、危険という意味に捉えられがちですが、危険を意味するRISKとは全く関係ないものです。

通貨名 リスク
通貨単位 LSK
誕生 2016年
価格(2022年3月2日時点) 約230円
時価総額(2022年3月2日時点) 約318億円(207位)
発行上限 なし
コンセンサスアルゴリズム DPoS(Delegated Proof of Stake)
ホワイトペーパー Lisk Whitepaper
公式サイト lisk.com

リスク(Lisk/LSK)の主な特徴は?

リスク(LSK)

以下の5つが、リスクの主な特徴です。

  • 1.サイドチェーンを採用
  • 2.スマートコントラクトが実行可能?
  • 3.JavaScriptで開発可能
  • 4.DPoS(デリゲーテッドプルーフオブステイク)を採用
  • 5.発行枚数に上限がない

1.サイドチェーンを採用

サイドチェーンは、メインのブロックチェーンとは別に、複数のブロックチェーンを作り、情報などを共有します。

それによりブロックチェーン全体の機能の拡張を行ったり、処理速度を向上させることができます

リスクではサイドチェーンにスマートコントラクトを書けることが、大きなメリットです。バグが生じたりハッキングされたとしても、サイドチェーンだけを切り離すことで、被害拡大を迅速に防げるメリットがあります。

逆に、メインチェーン全体を大きく変更させることなく、後からでも新しい機能を組み込むことができます。

メインチェーンで全てのプログラムを動かすよりも、サイドチェーンによる複数のブロックチェーンでトランザクションやその他の情報をやり取りしたほうが、格段に処理能力が高くなるのです。

2.スマートコントラクトが実行可能に?

スマートコントラクト

リスクは将来的にはイーサリアム(ETH)などと同様の分散型アプリケーションプラットフォームとして機能するかもしれません。そうなると、チェーンにつながれたブロックの中に、取引記録だけでなく契約情報も記録することが可能になります。

契約の内容とそれを実行するための条件をあらかじめプログラムしておけば、条件が整ったタイミングで自動的に契約が実行されるのです。この「スマートコントラクト」の機能を使えば、各種の契約をよりシンプルに行うことができます。

例えば、不動産売買などの高額取引では、買い手の代金支払いと売り手の権利譲渡が公正に行われることを担保するためには不動産業者などの第三者が仲介していました。しかし、スマートコントラクトを使えば、仲介者なしに安全・公正な契約を自動的に行うことができます。

将来、スマートコントラクトが実装されればリスクの利便性がさらに高まるでしょう。

3.JavaScriptで開発可能

コードにJavaScript(ジャバスクリプト)を採用しているのが、リスクの大きな特徴の一つです。

JavaScriptはWEB業界では一般的で、扱いやすいプログラミング言語です。そのため、たくさんのエンジニアがJavaScriptの情報や知識を活かすことができ、リスクの開発に気軽に携わることができます。

携わる機会の多いプログラミング言語は、今後の開発や発展に大きな影響があることでしょう。

4. DPoS(デリゲーテッドプルーフオブステイク)

リスクのマイニングの承認システムは、DPoS(デリゲーテッドプルーフオブステイク)を採用しています。

DPoSは、リスク所有者全員が、立候補者から代表者を選んで投票することができる、間接民主制のような承認システムです。リスクを持っている人は、誰でもリスクのセキュリティを高めてくれそうな人に投票することができます。

これにより予め承認者を選ぶことができるため、承認速度がとても迅速です。

なお、リスクではマイニングのことをForging(フォージング)、投票することをVoting(ヴォーティング)と呼んでいます。

5.発行枚数に上限がない

リスク(LSK)

リスクでは、通貨の発行枚数に上限が設定されていません。

2020年9月時点での発行枚数は約1億2,600万枚ですが、今後もフォージングによって新規通貨が発行されていきます。

1ブロックあたりの新規発行枚数は次の通りです。

2017年 – 5LSK → 4LSK
2018年 – 4LSK → 3LSK
2019年 – 3LSK → 2LSK
2020年 – 2LSK → 1LSK

リスクは、2016年以降、1年に1度Block生成報酬が1LSKづつ減っていましたが(3,000,000block毎)、2020年10月に予定される「報酬減期」を迎える事で、それ以降は1LSK固定となります。

参考:https://www.liskjapan.org/what-is-lisk.html

リスク(Lisk/LSK)の今後の将来性は?【2021年最新ニュース】

リスク(LSK)

2016年にスタートしたリスクは、2017年の上半期ではそれほど知名度は高くはなかったものの、着実に知名度は世界中で上昇しています。

大きな時価総額を誇る有名通貨と同様のシステムを持ちながら、さらにサイドチェーン搭載で強化されている点、JavaScriptで様々な知識を持つエンジニア達が開発に携われることも含め、大きくスペックの向上が期待されている通貨の1つです。

ここでは、リスクの今後に影響を与える可能性のある最新ニュースをご紹介します。

【2021/5/21〜22】開発者向けの大型イベント「Lisk.js」開催

リスクの開発を手がけるLisk財団は、2021年5月21日から22日にかけてブロックチェーン開発者向けの大型イベント「Lisk.js」を開催しました。

2019年11月に続き、2回目の開催となる今回のLisk.jsでは、主に以下の項目に関する発表がされました。

  • リスクの相互運用性ソリューションの紹介
  • Lisk SDKの解説
  • リサーチ&開発に関するQ&A
  • Liskブロックチェーンのロードマップの発表

今回のカンファレンスでは、リスクの相互運用性ソリューションに関するLIP(Lisk Improvement Proposal:改善提案)や、ソフトウェア開発キットであるLisk SDKを活用したブロックチェーンアプリの構築方法、Liskブロックチェーンのロードマップなどが発表されました。

【2020/1/9】Coincheck、リスクのステーキングサービスの提供開始

2020年1月9日、コインチェック株式会社は世界初の試みとして、リスク(Lisk) を対象としたステーキングサービスを開始しました。

ステーキングとは、対象となる暗号資産を保有しながらブロックチェーンのオペレーションをサポートすることにより、報酬を受領する仕組みです。海外では、大手の暗号資産取引所が次々とサービスを開始し、1つのトレンドにもなりました。

参加者はCoincheckに開設した取引アカウントでリスクを一定量保有しておくことで、保有量に応じた報酬を受け取ることができます。

※ステーキングサービスについて詳しく知りたい方は、 『リスク(Lisk/LSK)のステーキングサービスとは』をご覧ください。

リスク(Lisk/LSK)を取り扱う暗号資産取引所

リスク(LSK)

リスクの特徴を一通り学んだところで、今度はリスクを取り扱っているCoincheckについてご紹介いたします。

Coincheckは2014年に暗号資産取引サービスの提供を開始し、現在国内の主要取引所の一つとなりました。

取引ツールの使いやすさ、スマホアプリの見やすさ、操作性の高さなどが魅力で、取り扱うアルトコインの種類も豊富です。暗号資産の初心者から上級者まで、幅広いユーザーに利用されています。

2018年4月にはマネックスグループにグループ入りをし。新経営体制がスタートしました。オンライン証券業界で経営やリスク管理のノウハウを培ってきたマネックスグループがどう活かされていくのか、注目が集まっています。

続いて、Coincheckでリスクを購入する方法についてご紹介します。

リスク(Lisk/LSK)の購入方法

リスクを購入するには、まず暗号資産の取引所に口座開設が必要になります。

国内大手の取引所の1つであるCoincheckでは、リスクを含め全15種類以上の暗号資産を取り扱っています。

暗号資産を初めて購入する場合、簡単な手続きで安心して取引できることが重要になりますが、Coincheckはとにかくシンプルで、初心者であっても使いやすいのが特徴です。

また、見やすいチャートや取引画面があったり、操作性の高いアプリがあったりするため、スマホからでも簡単に暗号資産の購入が可能です。

Coincheckでは、以下の3ステップで簡単に口座開設ができます。

  • 1.アプリのダウンロード(スマートフォンで開設する場合)
  • 2.アカウント作成
  • 3.本人確認
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。 ここでは、Coincheckアプリで口座開設する手順をご説明します。 ※Web(公式サイト)から口座開設する方法はこちらをご覧ください。

詳細な口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。

1.アプリのダウンロード

最初に、Coincheckアプリをダウンロードします。アプリは以下からダウンロードすることができます。

2.アカウント作成

ダウンロードしたアプリを開き、「会員登録」タブからメールアドレスを登録してアカウントを作成します。

アカウント作成

3.本人確認を行う

本人確認の流れ

Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法が少し異なります。

Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。

「かんたん本人確認」とは、スマートフォンアプリで本人確認書類と顔の写真・動画を撮影、送信することで、インターネットで口座開設の手続きが完結するサービスです。

※現在お住いの住所が記載されている本人確認書類が必要です。

当社からご登録住所へ本人確認ハガキの郵送は不要で、審査完了後、すぐにご利用が可能となります。

参考:「かんたん本人確認」とは

iOS/Androidアプリからの本人確認

アカウント登録が完了した後は、本人確認を行います。

本人確認申請の受け付けは、次の条件にあてはまる方のみとさせていただきます。

  • 居住国が日本
  • 18歳以上74歳以下

本人確認は以下の手順で行ってください。

本人確認

(1)アプリを開き「本人確認をする」をタップして基本情報入力を開始

(2) 各種重要事項を確認して「同意する」をタップ

(3)電話番号を入力してSMSに送信された6桁の認証コードを入力

基本情報の入力

基本情報の入力

(4)氏名、生年月日、性別、職業、住所などを入力

(5)利用目的、取引経験を入力して、外国PEPsに該当しない場合はチェック

(6)基本情報にお間違いがないかを確認して「確認」をタップ

本人確認書類の提出

本人確認書類の提出

(7)STEP3の「本人確認書類」をタップ

(8)現在お持ちの本人確認書類を選択してください

本人確認書類と顔の撮影

(9)最後に本人確認書類と顔の撮影を行います

本人確認書類の撮影

  1. 「表面」の撮影
  2. 「表面・斜め上から」の撮影
  3. 「裏面」の撮影

顔の撮影

  1. 「顔正面」の撮影
  2. 「首振り」の撮影

撮影の詳しいやり方については、以下の動画をご覧ください。

撮影完了後、「次へ」をタップしたら、お客様の本人確認手続きは終了です。審査完了までしばらくお待ちください。

参考:Coincheckのはじめ方

Webからの本人確認

Webからのお申し込みは、SMS認証が完了すると、お客様情報の登録および本人確認書類の提出を行います。名前や性別、生年月日、住所といった基本情報を、間違いがないように注意して入力します。

次に、「IDセルフィー」(提出書類とご本人がいっしょに写っている写真)を用意します。例えば、運転免許証をアップロードする場合、運転免許証を手に持って、自分の顔を自撮りしてアップロードします。

IDセルフィー

次に、本人確認書類をアップロードしますが、使用できる書類は以下のいずれかとなります。

<登録可能な本人確認書類>

  • 運転免許証(表面と裏面)
  • パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」)
  • 在留カード(表面と裏面)
  • 特別永住者証明書(表面と裏面)
  • 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
  • 住民基本台帳カード(表面と裏面)
  • 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要) ※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可。

本人確認に必要な書類について不明点等ございましたら以下のリンクをご参照ください。

参照:本人確認書類の種類について

書類の提出が終わると画面に、「本人確認書類の確認が完了するまで1~2営業日お待ちください」と表示されます。Coincheck側で書類の確認ができれば、「本人確認完了」のメールと、住所確認用のハガキが住所に届けられます。

ハガキ受け取りを当社が確認した時点で、すべてのCoincheckの機能が利用可能となります。

犯収法の改定に伴い本人確認書類について変更がございましたので以下のURLをご参照ください

参照:犯収法の改正に伴う本人確認書類の変更について

Coincheckでリスク(Lisk/LSK)を購入する方法

コインを買う

Coincheckでは、スマホアプリやインターネットから、簡単にリスクを購入することができます。また、日本円から直接購入することが可能です。

Coincheckに口座を開設したら、日本円を指定する口座に現金を振り込みます。それがアカウントに反映されると、リスクの購入や取引が可能となります。

まずはアカウントにログインし、ウォレットに移動します。その後、「コインを買う」のページで「LSK」を選び、購入数を選択します。

価格が表示されたら「OK」をクリックして、購入は完了です。

※なお、当社にLSKを入金・送金される場合は、Liskネットワークをご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。

詳しくはこちらをご参照ください。

リスク(Lisk/LSK)の取引にかかる手数料

コインチェックアプリ(iOS)購入画面

リスクだけでなく、暗号資産の入金については、Coincheckでは入金手数料は無料になっています。

Coincheckから他のアカウントへ暗号資産を送金すると手数料は0.1LSKとなりますが、送金先がCoincheckユーザーの場合は手数料が無料になります。

なお、日本円での出金手数料は、金額に関係なく一律407円となっています。

※手数料は、2021年7月時点の金額です。

リスク(Lisk/LSK)のステーキングサービスとは?

ステーキング

Coincheckは、2020年1月から世界初の試みとしてリスク(Lisk)を対象としたステーキングサービスを開始しました。

ステーキングとは、対象となる暗号資産を保有しながらブロックチェーンのオペレーションをサポートすることにより、報酬を受領する仕組みです。海外では、大手の暗号資産取引所が次々とサービスを開始し、1つのトレンドにもなりました。

参加者はCoincheckに開設した取引アカウントでリスクを一定量保有しておくことで、保有量に応じた報酬を受け取ることができます。

なお、報酬の付与対象となるのは以下の1および2の条件に当てはまる方です。

  1. 対象期間(※1)にCoincheckの「取引アカウント」にて1日あたり平均10LSK以上保有しているもしくは「貸暗号資産アカウント」にて貸出中でないLSKを1日あたり平均10LSK以上保有している
  2. 付与実施時点で当該アカウントが通常通りご利用いただける状態となっている

上記2つの条件を満たしている方は、毎週水曜日(※2)に保有量に応じた報酬が付与されます。

※1 対象期間は、当社の定める一定の基準および報酬受領のタイミングによって決定いたします。
※2 報酬が得られなかった場合には、付与は実施されません。また、付与のタイミングは予告なく前後する可能性がございます。お客様には付与の実施後に、メールにてお知らせいたします。

リスク(Lisk/LSK)についてのまとめ

これまでリスクについて説明してきましたが、どんな印象をお持ちになりましたでしょうか。

それぞれの暗号資産の特徴を紐解き、そこから将来性という未来の可能性を眺めてみるのも良いでしょうし、難しい説明書を読み込むよりも、実際に取引をして送金してみたりすると、理解が促進されるかもしれません。

リスクに魅力や将来性を感じた方は、まずは少額からでも暗号資産の取引を始めてみてはいかがでしょうか。