暗号資産ダイ(DAI)は、1DAI=1ドル(US)に価格が連動するように設計された暗号資産担保型ステーブルコインです。現在のSky Protocol(旧Maker Protocol)を通じて生成されますが、常に1米ドル相当の価値が維持されることを保証するものではありません。
この記事では、DAIの仕組みや他のステーブルコインとの違い、特徴について解説します。
※Coincheckでは、ダイ(DAI)の取扱いを終了しています。詳細は「ダイ(DAI)取扱い終了のお知らせ」をご確認ください。
目次
ステーブルコインDAIとは?

ダイ(DAI)とは、1DAI=1ドル(US)に価格が連動するように設計されたイーサリアムブロックチェーン上のステーブルコインです。ERC-20規格で発行されており、現在はSky Protocol(旧Maker Protocol)の仕組みを通じて生成・管理されています。
DAIにはあらかじめ定められた固定の発行上限はなく、プロトコル内の担保や債務の状況などに応じて供給量が増減します。一般的なERC-20トークンと同様に、対応するウォレットやサービスを通じて保有・送付できます。
| 通貨単位 | DAI |
|---|---|
| 発行可能上限数 | 上限なし |
| コンセンサスアルゴリズム | Proof of Stake(Ethereum) |
| 時価総額ランキング(2026年11月時点) | 22位(Coingecko) |
DAIと他のステーブルコインの違い

ダイ(DAI)と他のステーブルコインとでは、発行や価格を安定させる仕組みが異なります。USDCなどのステーブルコインのほとんどは、法定通貨(米ドル)や債券などの現金同等物を保有することで、その価値を担保しています。そして、その裏付け資産を代表組織などが中央集権的に管理することが一般的です。
一方で、ダイ(DAI)は、Sky Protocol(旧Maker Protocol)に暗号資産などの担保を預けることで生成されます。特定の企業が単独で発行・管理するのではなく、スマートコントラクトやガバナンスで定められたルールによって、1DAI=1米ドルを目標に価格の安定を図っている点が特徴です。
MakerDAOとDAIの関係

ダイ(DAI)は、暗号資産などの担保資産をMaker Protocolに預けることで生成されるステーブルコインです。

MakerDAOは、このMaker Protocolの運営方針を決めてきた組織で、ガバナンストークン「MKR」の保有者による投票を通じて、担保資産や手数料などのルールを決定していました。特定の企業が単独で運営するのではなく、参加者の投票によって意思決定する仕組みから、DAO(分散型自律組織)と呼ばれています。
Makerは2024年に「Sky」へ名称を変更しました。DAIは現在もSky Protocolで利用できるほか、新たなステーブルコイン「USDS」も提供されています。
暗号資産DAIの特徴

ダイ(DAI)のメリットとしては、次の2点が挙げられます。
- ERC-20規格の暗号資産である
- 担保資産を預けてDAIを生成できる
それぞれ詳しく解説します。
ERC-20規格の暗号資産である
DAIは、イーサリアムブロックチェーン上で発行されるERC-20規格の暗号資産です。そのため、ERC-20に対応するウォレットやアプリ、サービスを通じて保有や送付などができます。
担保資産を預けてDAIを生成できる
ユーザーは、Sky Protocolに対応する担保資産を預けることで、DAIを生成できます。
ただし、DAIを生成するには所定の担保比率を満たす必要があります。担保資産の価値が基準を下回った場合には、清算される可能性がある点に注意が必要です。
暗号資産ダイ(DAI)はCoincheckで購入できる?

Coincheckでは、ダイ(DAI)の取扱いを終了しています。詳細は「ダイ(DAI)取扱い終了のお知らせ」をご確認ください。
まとめ

DAIは、米ドルとの価格連動を目指して設計されたステーブルコインです。暗号資産などを担保として発行される仕組みを採用しており、価格の安定を保つための仕組みが設けられています。
DAIはMaker Protocolを通じて発行され、MakerDAOによって長く運営されてきました。現在はSkyへの移行が進められており、DAIを取り巻く仕組みも変化しています。本記事では、DAIの基本情報や特徴、MakerDAOとの関係について解説しました。