Coincheck(コインチェック)でできることは?各サービスについて解説!

「仮想通貨に興味がある」という人にとって、最初のハードルになるのは取引所選びになります。国内だけでも数多く仮想通貨の取引所があり、どこで取引するのが良いのかすぐには判断できません。

そこで今回は、日本国内の仮想通貨の取引所であるCoincheckのサービスについてご紹介します。

Coincheckのサービス一覧

コインチェックアプリ(iOS)
仮想通貨の取引所であるCoincheckでは、ビットコイン(BTC)を含めた仮想通貨の売買が可能です。

Coincheckのアカウントがあれば、日本円を入金して仮想通貨の取引を始めることができます。アルトコイン(ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨)にも対応しており、15種類以上の仮想通貨を取り扱っています(2020年4月時点)。

また、購入した仮想通貨をほかのウォレットに送金して、自分で管理することもできたり、ほかの取引所やウォレットから仮想通貨を入金することもできます。

他にも、Coincheckでは仮想通貨の取引だけではなく、独自のサービスを提供しています。例えば、ビットコイン決済(Coincheck Payment)や貸暗号資産サービス(Coincheck Lending)などもあります。

※現在、Coincheckにおけるビットコイン決済は一時停止中です。

ビットコイン取引所について

ビットコイン取引所Coincheckのビットコイン取引所には、2種類の取引方法があります。

現物取引とレバレッジ取引

まず1つ目は、ビットコインの「現物取引」になります。口座に入金したお金でビットコイン(BTC)を購入したり、ビットコイン(BTC)を売却することができます。

次に2つ目は、ビットコインの「レバレッジ」取引になります。口座に入金されている証拠金をもとに、入金額よりも多くの取引が可能になります。

※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。

現物取引は「板取引」と呼ばれる形式で行われます。売り手と買い手がそれぞれ希望する売値や買値を、「板」と呼ばれる画面に書き込んでいくことで取引が成立するものになります。

指値注文と成行注文

成行注文
また、売買の方法には「指値注文」と「成行注文」と呼ばれる注文方法があります。

板に希望する売買価格を記入して、取引が成立するまで待つ方法を「指値注文」といいます。一方で、売買価格を希望しないで注文する方法を、「成行注文」と言います。

成行注文の場合は、成行の買い注文を出すと、その時に板に記入されている最も低い価格の売り注文に対して、自動で即座に売買が成立します。同様に、成行の売り注文を出すと、最も価格が高い買い注文に対して、自動で即座に売買が成立します。

このように、指値注文は自分の好きな価格で売買できるというメリットを持ち、成行注文は注文と同時に売買が成立するというメリットを持ちます。

アルトコインの売買について

Coincheckの取り扱い仮想通貨
アルトコインの売買は「販売所」で行われています。

Coincheckで取り扱っているアルトコインは、「イーサリアム(ETH)」「リップル(XRP)」「ビットコインキャッシュ(BCH)」「ライトコイン(LTC)」「イーサリアムクラシック(ETC)」「ネム(XEM)」「リスク(LSK)」「モナコイン(MONA)」「ステラルーメン(XLM)」「クアンタム(QTUM)」などで、ほかの国内の仮想通貨の取引所では取り扱っていない仮想通貨も取り扱っています。

アルトコインの売買は、売り手と買い手が直接売買するのではなく、Coincheckとの取引になります。板取引とは違って買値や売値を指定する形ではなく、注文時点で提示される買値や売値で取引をすることになるため、注文を出せばすぐに取引が成立します。

レバレッジ取引について

レバレッジ取引

レバレッジ取引は、手持ちの資金よりも大きな取引ができるため、利益を出しやすいというメリットがあります。反面、損失も大きくなる場合があるため、注意が必要な取引になります。

レバレッジ取引では、ビットコイン(BTC)の取引において「借り入れ」をしている状態になります。保有していない日本円あるいはビットコイン(BTC)を利用して取引に参加している形です。

そのため、現物取引とは違うルールがあります。特に重要なのは「ロスカット」です。Coincheckでは証拠金維持率(注文金額と口座内の証拠金の比率)が50%以下になると、自動的に決済が行われます。

急激に価格が変動することがある仮想通貨の取引では、ロスカットで自動的に取引が成立する場合があります。そのため、利益を増やしやすいという特徴がある反面、価格の変動性が高いこともあり、リスクも大きくなることを忘れないようにしましょう。

※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。

ビットコイン決済について

Coincheck Payment
Coincheckで購入したビットコイン(BTC)を利用して、買い物をすることもできます。

Coincheckのアプリで、送金先アドレス(QRコード)を読み取ると、すぐに支払いが完了になります。ビットコイン(BTC)での支払いに対応している店舗やネットショップであれば簡単に決済できるため、ビットコインで買い物をしたい時には便利です。

また、Coincheck Paymentを利用することで、個人でもビットコイン決済システムを導入することができます。Coincheck Paymentは、個人で店舗経営をしている人からネットショップを運営している企業様まで、幅広い方を対象にしたサービスです。

SMS認証と本人書類のアップロードで登録ができるため、店舗やネットショップで簡単にビットコイン決済を導入することができます。

ビットコイン決済を受け付ける場合も、店舗やネットショップでビットコインを管理する必要はありません。なぜなら、支払われたビットコインをCoincheckが一時的に受け取り、日本円に換えるシステムだからです。

仮想通貨の価格変動についてもCoincheckがリスクを負担するため、店舗側は変動リスクを心配しなくてもいいのが嬉しいところです。手数料も1%のため、クレジットカードの手数料と比較すると低くなっています。

初期費用や基本利用料も無料ですので、個人で商売をしている人にとっても、導入コストを抑えることができます。ただし、利用するためには、iOSデバイス(iPhoneやiPadなど)を用意する必要があります。

※現在ビットコイン決済を導入できるCoincheck Paymentは一時停止中です。

貸暗号資産サービスについて

Coincheckの貸暗号資産サービスでは、Coincheckの口座に保有している自分の仮想通貨を貸し出すことができます。

Coincheck口座内に保有する暗号資産を一定期間貸し付け、貸付期間が終了次第、Coincheckから貸し出した暗号資産が返還されます。そしてこの際、利用料として貸し付けた暗号資産と同じ通貨が、既定の利率で加算される仕組みとなっています。

暗号資産を取引や決済に利用するだけではなく、資産として長期的に保有することを目的とした人にとっては便利なサービスです。

長期保有をしているだけでも、値上がりする可能性があるのが仮想通貨ですが、Coincheckに貸し付けることで、既定の利率で利益を上げることができるのです。

ただし、貸出している期間中は解約ができなかったり、仮想通貨自体の価格が変動することもあるため、利用する際にはそれらの点には注意が必要です。

コインチェックでできることのまとめ

Coincheckには誰でも簡単に利用しやすいシステムやアプリがあるため、仮想通貨取引の初心者に向いている取引所になります。

国内取引所においては、取り扱っているアルトコインの種類も豊富であるため、ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨を売買するために利用する人も多くいます。

また、仮想通貨の取引だけではなく、ビットコイン(BTC)による決済システムの導入や、仮想通貨の貸し付けといった独自のサービスも提供しています。

仮想通貨に関心が出てきた方は、まずは現物取引から始めてみて、その後にレバレッジ取引やその他のサービスに触れてみるのが馴染みやすいでしょう。

Coincheckには様々なサービスがありますので、ぜひ自分にあったサービスを利用してみてください。