本レポートは、グレード済みトレーディングカードをNFT化するプラットフォーム「Courtyard(コートヤード)」を、Polygonブロックチェーン上のオンチェーンデータ(Dune Analytics)から分析したレポートです。主な分析対象は直近1年(2025年6月〜2026年6月)とし、それ以前のデータは参考情報として補足的に言及します。
非金融RWAの事例としてCourtyard.io(コートヤード)の仕組みと市場構造を整理し、一次市場・Buyback・ミント/バーンが示す現在地を見ます。
なお本記事は情報提供を目的とした調査・解説であり、特定の金融商品や暗号資産の投資を勧誘するものではありません。
このレポートでわかること
目次
Courtyard.ioとは何か

Courtyard.ioは、PSA・CGC・BGSなどの第三者機関によってグレーディング済みのフィジカルトレーディングカードをNFT化し、Polygonブロックチェーン上で売買できるマーケットプレイスです。
2023年にサービスを開始し、2025年7月24日には米Forerunner Venturesを筆頭にNEA・Y Combinator・Burst Capitalら複数の投資家から3,000万ドル(約48億円)のシリーズA調達を完了しました(出典:Fortune誌独占記事、2025年7月24日)。
非金融資産のRWA化が広がるなか、グレーディング済みトレカ市場は「真贋・状態の証明」が整った新たなオルタナティブ(代替)アセットとして注目されています。
Courtyardのビジネスモデルを理解するうえでは、まずトレーディングカード市場固有の「グレーディング」という評価・認証インフラを押さえておく必要があります。
グレーディングとはなにか
トレーディングカード市場では、PSA・CGC・BGSといった第三者鑑定機関がカードの真贋と状態を審査し、スコアを付与します。このグレードはカードの市場価値を直接左右する最重要指標です。
PSA(Professional Sports Authenticator):1991年設立。1〜10の整数スケールを採用し、9.5というグレードが存在しないため、9と10の間に大きな価格の断絶が生じます。最高グレード「10 GEM MINT」はヴィンテージのポケモンカードでは「9 MINT」の数倍〜数十倍の価格差が生じるケースも珍しくありません。業界最大手。
CGC(Certified Guaranty Company):2000年設立。コレクティブル鑑定の世界最大手で、コミック・トレーディングカード・ビデオゲーム等を対象とします。0.5刻みの10点スケールを採用し、最高評価は「Pristine 10」(ゴールドラベル)。
BGS(Beckett Grading Services):0.5刻みのスケールに加え、「センタリング・コーナー・エッジ・サーフェス」の4項目サブグレードが独自の特徴です。すべてのサブグレードで10.0を達成した場合のみ「ブラックラベル10(Pristine 10)」が付与されます。
SGC(Sportscard Guaranty):1998年設立。ヴィンテージスポーツカードの鑑定に定評があり、1〜10の半ポイント制スケールを採用。サブグレードはなし。2024年にPSAの親会社に買収されましたが、SGCブランドとして継続運営されています。
CSG(Certified Sports Guaranty):2021年設立のスポーツカード専門鑑定機関。2023年7月にCGC Trading Cardsと統合し「CGC Cards」となったため、現在は独立したサービスとして存在しません。統合前に発行された鑑定カードは引き続きCourtyardで取り扱われています。
グレーディングはカードに固有のシリアル番号と客観的な状態評価を付与します。このシリアル番号がNFTトークンIDと1対1で対応することで、「このNFTはこのカードである」という証明がブロックチェーン上で完結します。フィジカル市場では鑑定書(紙)の物理的な存在がその証明でしたが、Courtyardの仕組みでは改ざん不可能なオンチェーン記録がそれを代替します。
扱う商品カテゴリー
扱う商品はポケモン・バスケットボール・野球・フットボールのトレーディングカードをはじめ、2025年6月よりCGCグレードのコミックブックも対象に加わりました(出典:CGC公式「Courtyard×CGCコミックVending Machine」)。
フィジカルカードがブロックチェーンで流通するまでの流れ
カードのトークン化の流れ
① 送付 → ② 確認・保管 → ③ ミント → ④ 売買 → ⑤ 償還
① フィジカルカードを送付する
Courtyardへの送付は、PSA・BGS・SGC・CGC・CSGのいずれかで鑑定済みのカードのみ受け付けています(出典:Courtyard公式ドキュメント「Vault化・受付グレーダー一覧」)。現時点では米国内からの発送のみ対応しており、国際発送は受け付けていません(将来的な拡大を予定)。未グレードのカードは受け付けられず、誤って送付した場合は返送費用がユーザー負担になる場合があります。グレーディング機関から直接Courtyardの保管先へ転送する「Ship Direct」オプションも利用できます。
② 確認・保管
Brink's(世界的な現金輸送・保管大手)の専用保管倉庫(Vault)へ収納されます(出典:Polygon公式ブログ)。保管・保険費用はユーザー負担なしで、輸送・保管・返送の全段階で市場価値にもとづく保険がかけられています。
③ NFTのミント(発行)
ミントを実行するのはCourtyardのバックエンドシステムです。グレーダー・シリアル番号・カード名・グレード等の情報を組み合わせた「フィンガープリント」を生成します(例:「Pokemon TCG | CGC 4224921100 | 1999 Base Set #58 Pikachu | 10 GEM MINT」)。このフィンガープリントにソルト値を加えてkeccak256でハッシュ化した値が「Proof of Integrity(PoI)」となり、NFTのトークンIDとして使用されます(出典:Courtyard公式ドキュメント「Proof of Integrity」)。カードのユニークIDが写り込んだ実物写真・3Dレンダリングとともにメタデータに記録され、Polygon上に永続記録されます。

NFTのミント(発行)とProof of Integrity(PoI)の仕組み(出典:Courtyardマーケットプレイス(https://courtyard.io))
④ マーケットプレイスでの売買
NFTはCourtyardのマーケットプレイス等で自由に売買・転送できます。決済の主な手段はUSDC(Polygonネットワーク上のステーブルコイン)ですが、クレジットカード・デビットカード・Apple Payにも対応しています。取引はすべてPolygon上に記録されます。
⑤ 償還(フィジカルカードに戻す)
NFT保有者が実物を希望する場合、Courtyardサイト上でRedeem(償還)を申請します。本人確認(KYC)と送料の支払い後、CourtyardのバックエンドシステムがオンチェーンでNFTをバーン処理し、Brink'sの倉庫からグレード済みカード(スラブ入りのまま)が出庫・発送されます(出典:Courtyard公式ドキュメント「償還・発送」)。償還の配送はほぼ全世界に対応しています。
一次市場:Vending Machine(パック)
Courtyardは個人ユーザーからのカード預入だけでなく、ディーラーネットワークから仕入れた鑑定済みカードを在庫プールとして蓄積し、「Mystery Pack(Vending Machine)」として提供する一次市場も運営しています(出典:Fortune誌)。

Vending Machine(Mystery Pack)の購入画面イメージ(出典:Courtyard Vending Machine(https://courtyard.io))
1パック=1枚のグレード済みカードであり、フィジカルのTCGパック(未開封の封入商品)とは異なります。購入時にChainlink VRF(検証可能な乱数生成)でランダムに1枚が割り当てられ、カードNFTがユーザーウォレットに直接ミントされます(出典:Courtyard公式ドキュメント「パック開封」、Chainlink公式)。購入直後はカードの正体が非公開状態であり、ユーザーが「Open pack」を選択することで対象カードの情報が開示されます。
Sealed Booster Pack(封入未開封パック)
Courtyardでは封入未開封パック(Sealed Booster Pack)もNFT化して取り扱っています。Sealed Booster PackのNFTは物理的な封入パックの所有権を表します。中身のカードを取り出したい場合はNFTを償還(バーン)して実物パックを受け取った後、自分で物理的に開封する必要があります。開封後のカードを再びCourtyard上で取り扱いたい場合は、別途グレーディング機関への送付と再預入が必要です。

Sealed Booster Pack(封入未開封パック)のNFTイメージ(出典:Courtyard Sealed Booster Pack(https://courtyard.io))
オンチェーンデータが示すCourtyardの成長状況
累計規模と主要指標
Courtyardのオンチェーンデータから、Courtyardの規模が確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 累計取引高 | 13.7億ドル(約2,192億円) |
| 累計TX数 | 約1,770万件 |
| 累計ウォレット数 | 約61.5万 |
| 1日の取引高(2026年6月1日) | 231万ドル(約3.7億円) |
| 1日のTX数(同日) | 36,319件 |
一次市場と二次市場の構成
Courtyardの取引は一次市場(パック購入)と二次流通の2層で成り立っています。一次市場ではCourtyardからパックを購入してグレード済みカードを入手します。一方、オンチェーン上で二次流通として集計される取扱高には、ユーザー間の通常売買だけでなく、Vending Machine BuybackによるCourtyardへの売り戻しも含まれます。

一次市場と二次流通の取扱高構成
この点は、Courtyardのデータを読むうえで重要です。二次流通の取扱高の大半は、マーケットプレイス上の純粋なP2P売買ではなく、Vending Machineを通じた買い戻し・再循環によって発生していると考えられます。そのため、二次流通額は「ユーザー間売買の市場規模」として単純に読むのではなく、Vending Machineを中心としたパック開封後の流動化機能の規模として捉える必要があります。実際にVending Machineを使った買い戻しを二次流通から差し引くと二次流通の取扱高が大きく減少していることがわかります。2025年9月ごろからは公正市場価格(FMV)の90%で買い取る機能を本格実装したことが要因と考えられます。

Vending Machine Buyback差引後の二次流通の取扱高
なお、ユーザー間取引の手数料はセラー・バイヤーともに無料とされています(出典:Courtyard公式Aboutページ)。なお、気に入らなかったカードをCourtyardが即時買い取る「Vending Machine Buyback」を利用する場合は、買取額の6%が手数料として発生します(出典:Courtyard NFT Terms)。
直近1年の成長
直近1年(2025年6月〜2026年6月)のNFTミント枚数は、サービス開始直後の数百枚/月から2026年5月の月次約109万枚まで拡大しました。

NFTミント枚数の月次推移
一次市場取扱高は2025年6月の約2,480万ドルから2026年5月の約6,311万ドルへ約2.5倍に広がり、プラットフォーム全体の成長を牽引しています。取扱高だけでなく、ユーザー数・トランザクション数も堅実な成長を見せています。
直近1年では、2025年7月24日に3,000万ドル(約48億円)のシリーズA調達がFortune誌に独占報道されました(出典:Fortune誌)。

一次市場取扱高の月次推移

ユーザー数・トランザクション数の月次推移
一方で、月次ユーザー数は右肩上がりに伸びているものの、直近でも1万人程度の規模にとどまっています。ブロックチェーン領域で大きな注目を集めたPolymarketでは、ピーク時に月次ユーザー数が15万人程度に達していたことを踏まえると、Courtyardはオンチェーンプロジェクトとしてはまだ限定的なユーザー基盤の上で大きな取扱高を生み出しているといえます。

Polymarketのユーザー数推移
では、誰がCourtyardを使っているのでしょうか。決済方法から見ると、Courtyardにはクレジットカード決済、USDC決済、クレジットカードとUSDCを組み合わせたハイブリッド決済があります。この内訳を見ると、クレジットカードのみで実行された取扱高は全体の20%程度、トランザクション数では10%未満にとどまっています。

決済手段別の取扱高構成比

決済手段別のトランザクション数構成比
つまり、Courtyardの利用は一般消費者がクレジットカードでトレーディングカードを購入する動きだけではありません。むしろ、自身が保有するステーブルコインの出口としてポケモンカードなどのコレクティブルを購入する、既存クリプトユーザーの新しいユースケースとして利用されている側面が大きいと考えられます。
ポケモンカードへの市場関心も上昇しており(「pokemon cards」の検索関心は2026年2月に最高値を記録)、PSAへのグレーディング依頼件数も2025年比+32%(TCG・非スポーツカードに限ると+97%)と急拡大しています(出典:SI)。

ポケモンカードの検索関心とPSAグレーディング依頼件数の推移
オンチェーンデータから読むカードRWA市場の構造
取引価格帯の分布
一次市場(パック購入)では25〜49ドルの価格帯が最多の32.0%を占め、25〜99ドルが全体の過半数を超えています。1,000ドル以上の高額パックも全体の約1.3%存在し、コレクター需要の厚みを示しています。
二次市場は低価格帯への集中が顕著で、10〜24ドルが28.4%と最多、5〜9ドルが21.75%で2位です。メタデータが確認できるカードの最高取引額は1万7,777ドル(CGC 10 PRISTINE ポケモン Expeditionセット)で、希少カードへの高額需要も確認されています。

一次市場の取引価格帯の分布

二次市場の取引価格帯の分布
取引を牽引するカテゴリーとグレード
グレーダー×グレード×カテゴリ別の取引高上位(直近1年)は、PSA 10 GEM MINTのポケモンカードが圧倒します。
| 順位 | カテゴリー詳細(グレーダー / グレード / カテゴリ) | 取引高 | 枚数 | 平均単価 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | PSA / 10 GEM MINT / ポケモン | 65万6,000ドル(約1億500万円) | 3,258枚 | 142ドル(約22,700円) |
| 2位 | PSA / 9 MINT / ポケモン | 21万3,000ドル(約3,400万円) | 2,672枚 | 50ドル(約8,000円) |
| 3位 | PSA / 8 NM-MT / ポケモン | 7万8,000ドル(約1,250万円) | 709枚 | 70ドル(約11,200円) |
| 4位 | CGC / 10 GEM MINT / ポケモン | 7万5,000ドル(約1,200万円) | 823枚 | 62ドル(約9,900円) |
| 5位 | PSA / 10 GEM MINT / バスケットボール | 4万9,000ドル(約790万円) | 985枚 | 28ドル(約4,500円) |
PSA 10 GEM MINTのポケモンカードの平均単価は142ドルで、同じPSA 10のバスケットボール(28ドル)・野球(36ドル)の約4〜5倍の水準にあります。上位4位をポケモンカードが独占しており、PSAの最高グレードへの需要集中が際立っています。
NFTのライフサイクル
※本節のライフサイクルデータはサービス開始以来の全期間(2023年〜2026年6月)を対象としています。
ミントされたNFTの行き先
全ミント数約919万枚のうち87.2%にあたる約801万枚が、ミントと同一日にバーンされています。87.2%が当日バーンされているのは、多くのユーザーがVending Machine Buybackを利用してCourtyardへ売り戻した結果と考えられます。
| 期間 | 枚数 | 割合 |
|---|---|---|
| 0日(当日バーン) | 801万枚 | 87.2% |
| 1〜7日 | 38.9万枚 | 4.2% |
| 8〜30日 | 17.5万枚 | 1.9% |
| 31〜90日 | 19.4万枚 | 2.1% |
| 91〜180日 | 15.5万枚 | 1.7% |
| 181〜365日 | 15.1万枚 | 1.6% |
| 365日超 | 10.9万枚 | 1.2% |
バーンされず流通するカードNFTの実態
Buybackに売り戻されなかった約12.8%(約118万枚)が、カードとして保有または二次市場で取引されました。このうち現在も保有・流通中(バーン未済)のカードは31.7万枚です。
バーン済み(Buyback売り戻しおよびフィジカル返還の合計):887万枚
流通中(バーン未済):31.7万枚
平均流通日数:14.6日
365日超の長期保有カードは10.9万枚存在し、平均538日にわたって保有されています。希少カードを長期保有するコレクターの存在が確認されます。
既存コレクター市場との比較
フィジカルのトレーディングカード市場との主な違いと課題を整理します。
| 比較項目 | フィジカル市場 | Courtyard.io |
|---|---|---|
| 取引時間 | 平日・営業時間内が中心 | 24時間365日 |
| 決済 | 現金・銀行振込 | USDC・クレジットカード等(即時) |
| 真贋証明 | 鑑定書(紙) | オンチェーン記録(永続) |
| 譲渡 | 物理的な発送が必要 | NFT転送(即時・低コスト) |
| 透明性 | 相対取引が多く価格不透明 | 全取引がオンチェーンで公開 |
| 保管 | 所有者が管理 | Brink's Vaultが管理(保険付き) |
グレード情報がNFTメタデータとして永続記録されることで、「グレードが価値を決める市場」の信頼性がデジタル上でも維持されます。フィジカル市場では鑑定書(紙)がグレードの唯一の証明手段でしたが、Courtyardではカードを手元に置かなくてもオーナーシップをNFTとして保持・譲渡できる仕組みが、改ざん不可能なオンチェーン記録によって実現されています。
一方で、ここまでのオンチェーンデータを見ると、トークン化によって物理的な発送・検品・保管移動が不要になったからといって、ユーザー間の純粋な二次流通が自動的に活発化するわけではないことも分かります。実際には、二次流通として観測される取扱高の多くはVending Machine Buybackを通じた買い戻し・再循環によって発生しており、P2P売買そのものは相対的に限定的です。NFT化は取引インフラの摩擦を下げますが、コレクター同士の継続的な売買需要を単独で生み出すものではありません。
また、決済手段の内訳から見ると、Courtyardの取引はクレジットカードよりもUSDCを中心とするステーブルコイン決済が主流です。この点から、Courtyardは一般消費者向けのカード購入サービスであると同時に、既存クリプトユーザーが保有するステーブルコインを非金融資産へ変換する「資金の出口」として利用されている側面が強いといえます。非金融RWAとしてのCourtyardの特徴は、フィジカルカード市場の流動化だけでなく、オンチェーン資金をコレクティブル市場へ接続している点にもあります。
まとめ|Courtyardが示す非金融RWAの現在地
Courtyard.ioのオンチェーンデータから読み取れる主な事実を以下に整理します。
- サービス開始以来の累計流通総額は13.7億ドル(約2,192億円)、累計TX数は約1,770万件、累計ユーザー数は約61.5万アドレスを記録しています。
- 一次市場取引高は2025年6月の約2,480万ドルから2026年5月には約6,311万ドルへと約2.5倍に拡大しています。
- 二次流通の取扱高にはVending Machine Buybackによる流通が含まれており、二次流通の大半はVending Machineを通じた買い戻し・再循環によって発生していると考えられます。
- Vending Machine Buybackによってユーザーが即時に売り戻せる導線が整備されたことで、マーケットプレイス上で他ユーザーに売却する純粋な二次流通は相対的に起こりにくくなっています。
- 全ミントNFTの87.2%が当日バーンされており(サービス開始以来の全期間データ)、多くのユーザーがVending Machine Buybackを利用していることが推察されます。
- 直近1年の二次流通では、PSA 10 GEM MINTのポケモンカードが取引高首位で平均単価142ドルは他カテゴリの約4〜5倍に達します。ただし、この取引高は純粋なP2P売買だけでなくVending Machine由来の流通も含む数値です。
- 2026年Q1〜Q2の一次市場取引高は月次5,700〜6,300万ドル水準で推移しており、TCG市場全体の構造的な盛り上がりと連動したファンダメンタルズ成長が確認されます。
PSA・CGCの鑑定書が保証する価値をオンチェーン記録として永続化し、カードを手元に置かなくてもオーナーシップを証明・移転できる仕組みは、非金融RWAのトークン化における重要な実装例です。一方で、オンチェーンデータを見る限り、トークン化によってユーザー間の移転は容易になっているものの、それ自体がCourtyardの大きなトラクションを生んでいるわけではありません。実際の成長を支えているのは、一次市場でのパック購入と、Vending Machine Buybackを通じた即時買い戻し・再循環の仕組みです。
つまりCourtyardは、トレーディングカードを単純にP2Pで流動化するマーケットプレイスというより、ステーブルコインを使ってパックを購入し、不要なカードをBuybackで再循環させる、クリプト資金の出口を備えたコレクティブル流通プラットフォームとして成長しているといえます。
免責事項
本レポートは、キリフダ株式会社が情報提供を目的として作成したものです。
本レポートの内容は、人工知能(AI)を活用して生成・編集されています。情報の正確性・完全性については万全を期しておりますが、AIによる生成物であることの性質上、誤りや不正確な情報が含まれる可能性があります。内容については必ずご自身でご確認ください。
本レポートは、特定の金融商品・暗号資産への投資を勧誘・推奨するものではありません。掲載されている情報は、いかなる投資判断の根拠となるものでもなく、投資に関する最終的な決定はご自身の判断と責任においてお願いいたします。
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References
- [Dune] オンチェーンデータ:Dune Analytics(Coincheckメディア公式ダッシュボード) —dune.com
- [Courtyard公式] Proof of Integrity:Courtyard公式ドキュメント —docs.courtyard.io
- [Courtyard公式] Vault化・受付グレーダー一覧:Courtyard公式ドキュメント —docs.courtyard.io
- [Courtyard公式] Ship Direct:Courtyard公式ドキュメント —docs.courtyard.io
- [Courtyard公式] パック開封:Courtyard公式ドキュメント —docs.courtyard.io
- [Courtyard公式] グレーディング:Courtyard公式ドキュメント —docs.courtyard.io
- [Courtyard公式] 償還・発送:Courtyard公式ドキュメント —docs.courtyard.io
- [Courtyard公式] 保管・保険:Courtyard公式ドキュメント —docs.courtyard.io
- [Courtyard公式] CGCパートナーシップ:Courtyard公式ドキュメント —docs.courtyard.io
- [Courtyard公式] NFT Terms & Asset Management Services Agreement —intercom.help
- [Courtyard公式] Aboutページ(手数料比較表) —courtyard.io
- [Courtyard公式] ブログ(Series A発表) —courtyard.io
- [Courtyard公式] ブログ(新マーケットプレイス紹介) —blog.courtyard.io
- [Courtyard公式] 公式X(セラー手数料0%発表、2025年6月3日) —x.com
- [メディア] Fortune(Series A独占報道、2025年7月24日) —fortune.com
- [メディア] CGC公式(Courtyard×CGCコミックVending Machine) —cgccomics.com
- [メディア] Polygon公式ブログ(Courtyard紹介・Brink's言及) —polygon.technology
- [メディア] SI(2025年グレーディング統計) —si.com
- [メディア] PokemonPriceTracker(ポケモンカード価格指数・2026年Q1市場データ) —pokemonpricetracker.com
- [技術・導入事例] Chainlink(VRF統合) —chainlinkecosystem.com
- [技術・導入事例] thirdweb(Courtyard導入事例) —blog.thirdweb.com
- [技術・導入事例] Privy(Courtyard導入事例) —privy.io
- [技術・導入事例] Coinflow(決済インフラ事例) —coinflow.cash
- [グレーダー公式] PSA(グレーディング基準) —psacard.com
- [グレーダー公式] PSA(封入パックグレーディングサービス) —psacard.com
- [グレーダー公式] CGC(グレーディングスケール) —cgccards.com
- [グレーダー公式] CGC(設立・概要) —cgccomics.com
- [グレーダー公式] CGC Cards(CSG統合FAQ) —cgccards.com
- [グレーダー公式] Beckett(BGSグレーディングスケール) —beckett.com
- [グレーダー公式] SGC(公式サイト) —gosgc.com