ソラナ(SOL)は、将来性に注目が集まっている暗号資産のひとつです。投資を検討するなかで、どのような点が評価され、将来性に期待が寄せられているのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、ソラナ(SOL)が注目されている理由や、今後の見通しについてわかりやすく解説します。
目次
ソラナ(SOL)とは
ソラナ(SOL)は、ブロックチェーン「Solana」上で利用される基軸トークンです。
Solanaの仕組みや特徴については、以下の記事で詳しく解説しています。
ソラナ(SOL)の価格動向・推移

ソラナ(SOL)の将来性を考えるうえでは、これまでの価格動向と、その背景となった出来事を把握しておくことが重要です。 ソラナ(SOL)は、リリース当初は比較的穏やかな値動きでした。しかし、ブロックチェーンプラットフォーム、および暗号資産として市場から注目されるにつれて、他の有力な暗号資産と同様に価格の上下幅自体が大きくなり、上がったり下がったりを繰り返しながら現在に至っています。
特に、暗号資産市場全体に資金が流入したタイミングや、Solana上でのDAppsやNFT、ブロックチェーンゲームなどの開発が活発化した場面では、価格が大きく上昇しました。
一方で、世界的な金融引き締めや市場の不安要因が強まった局面、およびSolanaに関連する出来事に紐づくとみられる上昇後の調整局面など、他の暗号資産と同様に大きく値を下げる場面も見られています。
このように、短期的な材料や外部要因によって、他の暗号資産と同じようにボラティリティの大きい値動きが続いています。
現在のソラナ(SOL)の価格や直近の値動きを確認したい場合は、こちらのページをご確認ください。
ソラナ(SOL)の将来性が期待される7つの理由

ソラナ(SOL)の将来性が期待される理由としては、以下の7つのポイントが挙げられます。
- ソラナETFの動向に期待が高まっている
- Neon EVMにより利便性が向上
- Solanaを基盤としたDApps의 増加
- 他のブロックチェーンとの相互運用性がある
- NFT、DeFi、ゲームなどの分野で実用化が進んでいる
- Solana Mobileなど実物経済に進出
- 注目度が高く締結企業などが増加中
ここでは、それぞれの理由について詳しく解説します。
ソラナETFの動向に期待が高まっている
ETFとは、上場投資信託のことで、特定の資産や指数の値動きに連動することを目指す金融商品です。暗号資産関連のETFによって、投資家は暗号資産取引所で口座を開設することなく、証券会社を経由して間接的に暗号資産へ投資できます。
これにより、投資家の間口が広がる可能性があり、暗号資産市場にさらなる資金流入が期待されます。
ほかの主要な暗号資産の例として、2024年頃からアメリカや香港などでビットコインETFやイーサリアムETFが承認され、取引が行われています。その流れがほかの暗号資産にも広がっており、ソラナETFの動向にも期待が寄せられているのです。
2025年の後半には、アメリカや香港でソラナに連動するETFが承認され、取引が開始されています。さらに2026年1月、アメリカの大手金融会社モルガン・スタンレーは、ビットコインとあわせてソラナに連動するETFの立ち上げに向けて、米証券取引委員会に申請を行ったと報じられています。
このように、ソラナをめぐるETF関連の動きが活発になることは、ソラナ(SOL)の将来性が期待される理由のひとつといえるでしょう。
Neon EVMにより利便性が向上
Neon EVMは、イーサリアム向けに作られたアプリを、Solana上でも動かせるようにする仕組みです。これにより、開発者はSolanaの高速・低コストな環境を活かしながら、既存のイーサリアム資産や技術を活用できるようになりました。
このことは、今後のSolanaネットワークの中長期的な発展を考えるうえで重要な要素であり、ソラナ(SOL)の将来性への期待が高まる理由となっています。
Solanaを基盤としたDAppsの増加
処理速度が速く手数料が安いSolanaは、DApps(分散型アプリ)開発のプラットフォームとして、すでに多くのエンジニアから利用されています。今後さらにSolana上で開発・運営されるDAppsの数が増えていけば、それに伴いDAppsの決済やネットワーク手数料の支払いなどで使用されるソラナ(SOL)の需要も上昇していくことが考えられます。
なお、Solanaを基盤として開発されたDAppsには次のようなものがあります(2025年12月時点)。
- STEPN(NFTゲーム)
- Magic Eden(NFTマーケットプレイス)
- Raydium(分散型取引所)
- MeanFi(DeFiプロジェクト)など
- Jupiter(DEXアグリゲーター)
- Marinade Finance(リキッドステーキング)
- Helium(DePIN/分散型のワイヤレスネットワーク)
- Render Network(DePIN/分散型GPUレンダリングネットワーク)
他のブロックチェーンとの相互運用性がある
Solanaは、他のブロックチェーンとつながる仕組みが整いつつある点でも評価されています。この仕組みを「クロスチェーン相互運用性」や「相互運用性」といい、具体的には通信やデータ共有をシームレスに行うことができる状態を指します。
ブロックチェーン同士が分断された状態だと、資産やデータを別のチェーンに移すたびに手間やコストがかかるのですが、相互運用性が高まることでその障壁が低くなります。
例えば、Solanaとイーサリアム系チェーンの間では、専用のブリッジやクロスチェーンインターオペラビリティプロトコル(CCIP)を使って、安全に資産を行き来する取り組みが進んでいます。
こうした相互運用性の整備によって、Solanaエコシステムの外側にあるサービスや資産との接続性が高まり、資産の流動性やアプリ間の連携が進む可能性があります。
NFT、DeFi、ゲームなどの分野で実用化が進んでいる
ブロックチェーンとして高い性能を持つSolanaは、DAppsの開発プラットフォームとしてNFTやDeFi、DAOなどさまざまな分野での実用化が進んでいます。
Solanaを基盤に開発されたNFTプロジェクトには、以下があります。
- STEPN
- Degenerate Ape Academy
- CryptoKickers
- Solana Monkey Business
- Star Atlas など
Solanaを基盤に開発されたDeFiプロジェクトには、以下があります。
- Orca
- Drift Protocol
- Jupiter Aggregator
- Raydium
- Mango Markets など
Solanaを基盤に開発されたブロックチェーンゲームには、以下があります。
- Star Atlas
- Nyan Heroes
- Buidlers Guild など
また、Solanaとブロックチェーンゲーム関連の大きなニュースとして、2025年10月にはPlay Solana初の携帯型ゲーム機、「PSG1」の発売というトピックもありました。
このように、SolanaはNFTやDeFi、ブロックチェーンゲームを中心にさまざまなプロジェクトに利用されています。こうした実用性の高さも、ソラナ(SOL)の需要を高めている理由といえるでしょう。
Solana Mobileなど実物経済に進出
Solana Mobile(ソラナフォン)は、Web3利用を前提に設計されたAndroidスマートフォンで、暗号資産やNFTなどのWeb3関連資産を、比較的スムーズに管理・利用できる点が特徴です。
現在は、第2世代モデルの「Seeker」が主に展開され、ハードウェアを通じてSolanaエコシステムの利用体験を広げる取り組みが続いています。さらに、モバイルエコシステムのネイティブトークンとなる、「SKR」がローンチ予定であることが発表されており、今後の展開次第では、Web3と日常利用をつなぐ新たな接点になる可能性もあります。
このように、ブロックチェーン基盤にとどまらず、実際のデバイスや利用シーンへと領域を広げようとする動きは、ソラナ(SOL)の将来性を考えるうえで注目されているポイントのひとつです。
注目度が高く締結企業などが増加中
2026年1月時点で、下記の企業と技術連携やサービス統合、共同検討など、さまざまな形で関わりを持っています。
- Google Cloud(クラウドサービス):GameShift APIなど。Web2ゲームにNFTやデジタル資産などのWeb3機能を簡単に統合できる
- Visa(国際クレジットブランド):ソラナUSDC決済機能の拡大
- Shopify(Eコマースプラットフォーム):Solana PayをShopifyと統合して新しい決済オプションとして導入
- みんなの銀行(デジタルバンク):ステーブルコインおよびWeb3ウォレットの事業化に向けた共同検討(※業務提携ではなく検討段階)
- Brave(Webブラウザ):BraveウォレットにSolanaを統合
- CIRCLE(ステーブルコインUSDCの管理):SolanaブロックチェーンにUSDCを導入
- Jump Crypto(アルゴリズム取引企業):Solanaの安定性向上のためのクライアントを開発など
フランク・ミュラーがソラナ(SOL)テーマの時計を発表
金融機関との提携とは異なる切り口として、高級ブランドとのコラボレーションも話題になっています。2025年5月には、スイスの高級時計メーカーであるフランク・ミュラーが、ソラナ(SOL)をテーマにした腕時計を発表しました。
この時計の文字盤には、ソラナのウォレットにアクセスできるQRコードが組み込まれており、デザイン性とWeb3技術を組み合わせた仕様となっています。
また、各モデルには個別の識別要素が設けられ、ウォレット情報を安全に扱える仕組みも採用されています。保有者向けに、限定イベントへの招待などが用意されている点も特徴的です。
こうした取り組みは、決済やインフラ分野での活用とは異なる形で、Solanaエコシステムの存在感を広げるものといえます。テクノロジー領域にとどまらず、ラグジュアリーブランドとの協業が行われたことは、ソラナ(SOL)が幅広い分野から関心を集めている例のひとつといえるでしょう。
ソラナ(SOL)の今後の見通し
ソラナ(SOL)の今後の見通しを考えるうえで重要なトピックスについて、3点紹介します。いずれも、Solanaネットワークをさらに発展・強化させる可能性を秘めており、動向が注目されています。
Superteam Japanが本格稼働開始予定
Solanaエコシステムの成長を後押しする取り組みとして、Superteam Japanの本格稼働が注目されています。Superteamは、主に国単位で開発者や起業家、クリエイターを支援し、Solanaを基盤としたプロジェクトの創出を促すコミュニティです。
日本ではSuperteam Japanが2023年5月に立ち上げられています。これまでに、海外プロジェクトと所属メンバーのマッチングを通した受注支援、スタートアップ支援などを通じて、国内におけるSolana関連の取り組みを着実に広げてきました。
開発者コミュニティの形成やプロジェクト支援が進むことで、Solanaエコシステムの裾野を広げる役割を担っているといえます。
2025年10月には、米国の暗号資産関連企業であるDeFi Development Corp.(DFDV)との提携が発表されました。国内外のプロジェクトや人材との連携が強化されることが期待され、日本関連のSolanaプロジェクトが生まれる土壌づくりにもつながると考えられます。
こうしたコミュニティ主導の動きも、ソラナ(SOL)の今後の見通しを考えるうえで注目されている要素のひとつです。
FILとの戦略的提携によるセキュリティ向上の期待
FIL(ファイルコイン)は、ブロックチェーン技術を用いた分散型ストレージネットワークです。従来の中央集権型クラウドとは異なり、ネットワーク上の複数ノードにデータを分散して保存する仕組みを採用しており、耐障害性や検閲耐性に優れている点が特徴とされています。
ソラナ(SOL)は、このFIL(ファイルコイン)と、2024年2月に戦略的な連携を発表しました。この連携では、Solanaのブロックチェーン基盤に、Filecoinの分散型ストレージ技術を組み合わせることで、ブロックチェーン関連データの保存や管理のあり方を高度化することが目指されています。
SolanaがFilecoinの分散型ストレージ機能を活用することで、データの冗長性を高めつつ、単一障害点への依存を減らすことが期待されています。これにより、ネットワーク全体の信頼性やセキュリティの向上に加え、将来的なデータ量の増加にも対応しやすい基盤づくりにつながる可能性があります。
この取り組みは、Solanaエコシステムの安定性や拡張性を支える要素として注目されています。両者の連携がどのように実装・発展していくかは、ソラナ(SOL)の今後の見通しを考えるうえでも重要なポイントのひとつといえるでしょう。
ネットワークシステムやエコシステム強化の方針
引用:SOLANA
Solanaの今後の方向性について、2025年12月に開催された「Solana Breakpoint 2025」で、ネットワーク基盤とエコシステムの強化に関する指針が示されたことも話題となっています。
技術面では、Solayerによる「InfiniSVM」のアルファ版が公開され、ハードウェア加速を活用した高い処理性能と高速な確定性を目指す取り組みが紹介されています。これにより、高頻度取引や実世界資産(RWA)などを見据えた基盤整備が進められていることが示されました。
また、エコシステム面では、DeFiや金融分野の拡張を見据えた方針が示されています。代表的なトピックスとしては、世界最大級のカストディ銀行であるState Streetが、Solana上でトークン化されたマネー・マーケット・ファンド「SWEEP」を立ち上げる計画を発表した点が挙げられます。
このファンドは、PayPalのステーブルコインPYUSDを用いて、24時間365日で申込みが可能な設計となっています。さらに、金融プロジェクトFigureによるオンチェーン株式発行に関する構想など、伝統金融とブロックチェーンを接続する取り組みも紹介されました。
このようにSolana Breakpoint 2025では、ネットワーク面、エコシステム面など、複数の側面でSolanaチェーンが強化されつつあることが示されました。ソラナ(SOL)の今後を見据えるうえでヒントとなるでしょう。
ソラナ(SOL)の課題やリスク

多くの期待が寄せられるソラナ(SOL)ですが、投資判断するうえでも、課題やリスクを把握しておくことは重要です。
ここでは、よく言及されるソラナ(SOL)の課題、リスクを3点取り上げます。
発行上限がない
発行上限がないと、理論上は際限なく新しい通貨が流通し続けることになり、極端なインフレを招く可能性があります。これは、その暗号資産を所有している人の立場からすると、自分の持っている暗号資産の実質的な価値がどんどん下がることを意味しており、ひとつのリスクと捉えることができます。
ただし、ソラナ(SOL)は無制限に発行される設計ではあるものの、インフレ率を段階的に引き下げていく仕組みを採用しています。新規発行量は時間の経過とともに減少するよう設計されており、将来的には一定の水準で安定する計画です。
さらに、このインフレ設計を補完する仕組みとして、トランザクション手数料の一部を焼却(バーン)するメカニズムが導入されています。Solanaでは、取引手数料の50%が焼却され、残りがバリデーターへの報酬として支払われます。ネットワークの利用が活発になるほど焼却量も増えるため、流通量の増加を抑える方向に働く可能性があります。
このように、ソラナ(SOL)は発行上限を設けないリスクがある一方で、インフレ率の調整とバーンを組み合わせることで、通貨価値の急激な希薄化を抑える設計が採用されているという特徴を押さえておくとよいでしょう。
過去に複数回のネットワーク停止や遅延トラブル
Solanaは、他のブロックチェーンと比べ、大量のトランザクションを高速に処理することを重視した設計です。その分、トラフィック急増時にネットワークが不安定になる課題が指摘されてきました。
過去には、ネットワークの停止や大規模な遅延が複数回発生した実績もあります。主な原因としては、トランザクションの急増による過負荷や、ソフトウェア上の不具合、バリデーター間の不整合などが挙げられます。
これらの障害では、一時的に取引が処理できない状態となりましたが、資産の流出や消失が確認されたケースは報告されていません。その後、Solanaではクライアントの改修や検証体制の強化など、ネットワークの安定性向上に向けた対応が段階的に進められてきました。
なお、2025年に入ってからは、ネットワーク全体が停止するような大規模障害は確認されていません(2026年1月時点)。同年には大規模なDDoS攻撃を受けた事例はあったものの、ネットワークは停止せず稼働を維持しており、安定性の改善が一定程度進んでいることを示す材料といえるでしょう。
中央集権化リスク
Solanaは、高速処理を実現するために、バリデーター(ノード)に求められるハードウェア要件が比較的高いとされています。高性能なサーバーや安定した通信環境が必要となるため、ノード運営には一定のコストがかかり、「誰でも参入しやすい」とはいいがたいのが実情です。
その結果、バリデーターが大規模なデータセンターや企業、十分なリソースを持つ一部の参加者に集中しやすく、中央集権化が進む可能性が指摘されています。運営主体が偏ると、分散性があるからこそ生まれていた堅牢性が失われたり、Web3が掲げる分散型ネットワークの理念と実態が乖離してしまったりする懸念があります。
こうした点は、Solanaの技術的な強みと引き換えに生じる側面ともいえ、今後のバリデーターの多様化や運営コスト低減に向けた取り組みの進展が注目されています。
ソラナ(SOL)におすすめの仮想通貨取引所

ソラナ(SOL)の将来性を踏まえたうえで、実際に購入を検討する場合の取引所選びについて紹介します。
取引所ごとに使いやすさや対応サービスは異なりますが、国内で安心してソラナ(SOL)を購入したい場合には、使い勝手やサポート体制の整った取引所を選ぶことが重要です。
ここでは、ソラナ(SOL)の購入先として利用しやすい取引所を紹介します。
Coincheck
Coincheckは、国内大手の仮想通貨取引所のひとつで、ソラナ(SOL)を日本円で購入できます。操作画面がシンプルで、仮想通貨取引がはじめての方でも直感的に使いやすい点が特徴です。
スマートフォンアプリにも対応しており、価格の確認から購入までをスムーズに行えます。国内取引所のため、日本円での入出金がしやすい点もメリットといえるでしょう。
ソラナ(SOL)の将来性・今後に期待する声は高まっている
ソラナ(SOL)は、高速処理や低コストといった技術的な強みを背景に、DAppsやNFT、DeFiなど幅広い分野で活用が進んできました。エコシステムの拡大や開発者コミュニティの成長など、今後の展開に期待が集まっている暗号資産のひとつといえるでしょう。
過去にはネットワークの停止や遅延トラブルが発生し、構造上の課題が指摘されてきましたが、懸念に対して改善の取り組みも続けられています。
ソラナ(SOL)はリスクを伴う暗号資産である一方で、中長期的な成長に期待の声が高まっているプロジェクトのひとつです。投資を検討する際には、特徴や動向を把握し、自身の考えや投資スタンスに合うかどうかを見極めながら、検討していくとよいでしょう。