XRP(エックスアールピー)のロックアップは、2017年に実施され、2024年10月時点で残り380億XRPになりました。2017年にロックアップされた量は550億XRPだったため、7年で約170億XRP、つまり30%程度が市場に供給されたことになります。
現在の解除ペースや、リップル社のXRP運営の目的を考慮すれば、全てのロックアップがすぐに解除される必要はないのかもしれません。投資家は、XRPの運用を長期的に考える必要があります。
目次
XRP(エックスアールピー)のロックアップとは?
XRP(エックスアールピー)の「ロックアップ」とは、リップル社が信頼できるエスクローにXRPを保管・凍結し、総供給量を調整する仕組みを指します。エスクローでは、XRP独自のブロックチェーンであるXRPL(XRP Ledger:エックスアールピー・レジャー)を使用し、XRPの管理をしています。エスクローに保管されたXRPは、条件が満たされるまで使用も破棄もできません。
XRPの総発行枚数の上限は1,000億枚で、全てのXRPが発行済みです。その中で、リップル社が550億枚を2017年にロックアップしました。2018年以降は毎月10億XRPが解除され、余ったXRPは再びロックアップされる方針です。
ロックアップの仕組み
ロックアップは、株式市場で使われてきた仕組みです。上場したばかりの株式や通貨などを、一定期間売却できないようにします。上場直後に大量の株式が一気に売却され、市場の混乱によって大暴落するリスクを防ぐために行われてきました。
エスクローとの違い
エスクローとは、売買契約時に買い手が信頼できる第三者機関に代金を預け、商品の引き渡しを確認した後に、売り手が第三者機関から代金を受け取る仕組みです。1947年にアメリカの不動産市場で導入されたと言われています。取引に第三者を介在させることで、取引の安全性・信頼性を担保します。
ロックアップの歴史
リップル社がXRP(エックスアールピー)のロックアップを行ったのは、2017年です。XRPL(XRP Ledger:エックスアールピー・レジャー)の開発者たちがリップル社に寄付した800億XRPのうち、550億XRPをロックアップしました。ロックアップの結果、市場の注目を浴び、XRPの価値が上昇しています。
さらに、2020年頃から続いた米国SECとの訴訟問題も、ロックアップの価値を押し上げた出来事と言えるかもしれません。2025年3月頃にリップル社が追加上訴を撤回すると報じられ、和解に向けた動きが見られました。「XRPは証券ではない」との判断が下され、リップル社の運用方針の信頼性がさらに向上したと言えるでしょう。
XRP(エックスアールピー)のロックアップ終了の見通しは?
ロックアップ終了の見通しは、リップル社から発表されているわけではありません。2017年時点でロックアップされていたXRPは550億XRPで、2018年以降は毎月10億XRPが解除される予定でした。
しかし、2024年10月の時点でロックアップされているXRPは、380億XRPです。全てのXRPが市場にリリースされるのは、長期にわたることが予想されます。
XRP(エックスアールピー)のロックアップの目的
XRP(エックスアールピー)のロックアップの目的は、「XRPの供給量の流動性を高め、予測可能性を持たせるため」です。リップル社はXRPの配布方法を慎重に検討してきました。
市場では、「リップル社がロックアップしているXRPを売却する可能性」について、懸念の声が少なからず挙がっています。しかし、リップル社がXRPをロックアップしている目的は、信頼性、実用性、流動性を高める行動を奨励することです。リップル社は、自らXRPを大量に売却する行為は、リップル社の利益に反すると考えています。
XRP(エックスアールピー)のロックアップのメリット
リップル社がXRP(エックスアールピー)のロックアップを行うメリットは、適度な流動性を確保できることが挙げられます。ロックアップによりXRPの供給量を予測できるだけでなく、価格急落の不安の解消にも効果が見込めます。結果的にXRPの安定感が増し、XRPL(XRP Ledger:エックスアールピー・レジャー)の普及につながるでしょう。
リップル社がXRPをロックアップしたことによる価格影響
ロックアップによってXRP(エックスアールピー)の価格は、日本円に換算して1XRP当たり0.6円から103円まで上昇しています。その後、リップル社CEOであるBrad Garlinghouse(ブラッド・ガーリングハウス)がメディアに出演して、XRPの将来性について言及した際には、1XRPは240円まで急騰しました。
XRPのチャートについては エックスアールピー/円(XRP/JPY)のリアルタイムチャート(相場)・レート(価格) をご覧ください。