カテゴリー: サンド(SAND)
2021年の夏ごろから爆発的に広まった言葉の一つとして、 NFTが挙げられます。
資産価値が認められるようになったデジタルデータであるNFTは、インターネット上における価値の取引をより効率化することが可能になるという言説が多く見受けられます。
事実として、IT大手のGoogleとNFT関連企業であるDapper Labsの提携、TwitterやInstagramでのNFTプロフィール画像への対応、ゲーム大手であるスクエア・エニックスがNFTコンテンツの開発に着手、といった大手IT企業のNFTへの対応が急ピッチに進んでいます。
このような情勢において、NFTに関連する銘柄を探し投資をしようという動機が生まれるのは自然な流れでしょう。
そこで本記事では、いま注目のNFT関連銘柄(暗号資産・株)について、その一般的な特徴や将来性、具体的な銘柄リストまでを紹介していきます。
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目次
暗号資産とNFTの関連性
NFT銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説
NFTゲーム内におけるアイテムなどの売買
保有に応じたガバナンスへの参加権利
ステーキングの利用権利
NFT銘柄(暗号資産)の選び方
NFTプロジェクトの充実度や注目度
当該NFTプロジェクトのジャンルや用途
有名企業との提携
通貨の時価総額
NFT銘柄(暗号資産)の将来性
NFT市場は2027年までに4.4倍へ市場規模を拡大
NFT『ならでは』の市場を開拓
いま注目の暗号資産のNFT銘柄リスト
ENJ
SAND
AXS
MANA
APE
CHZ
FLOW
DEP
PLT
GALA
株式のNFT関連銘柄
Meta(ティッカーシンボル:META)
Twitter(ティッカーシンボル:TWTR)
VISA(ティッカーシンボル:V)
ミクシィ(証券コード:2121)
スクウェア・エニックス・ホールディングス(証券コード:9684)
マネックスグループ(証券コード:8698)
NFT銘柄の暗号資産を購入するには?
ステップ①Coincheckへの口座開設を行う
ステップ②日本円を入金する
ステップ③投資したいNFT銘柄を選び、購入する
まとめ
暗号資産とNFTの関連性
詳細情報に移る前に、暗号資産とNFTの関連性について軽く復習しましょう。
暗号資産は、非代替性トークン(Non-Fungible Token)の対になる概念として、代替性トークン(Fungible Token)と呼ばれる時もあります。代替性トークンは、ファンジブルトークンもしくはFTと呼ばれることが多いです。
今回の記事で紹介する銘柄は、NFTプロジェクトに関連している暗号資産と言う意味で『NFT銘柄』と便宜的に表現しています。
NFT銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説
この項目では、暗号資産のNFT銘柄の特徴を使い道と合わせて解説していきます。
先ほども示した通り、暗号資産におけるNFT銘柄とは、NFTプロジェクトに関連した暗号資産(トークン)です。専門的な言葉では、当該NFTプロジェクトのネイティブトークンである、とも表現できます。
NFT銘柄に分類される暗号資産は、主に以下の3つの使い道があります。なお、全てのNFT銘柄に共通している特徴とは限らないので、あくまでも傾向の話であることを念頭においていただけますと幸いです。
NFTゲーム内におけるアイテムなどの売買
保有に応じたガバナンスへの参加権利
ステーキングの利用権利
以下より、それぞれの特徴の詳細について解説していきます。
NFTゲーム内におけるアイテムなどの売買
暗号資産のNFT銘柄の代表的な使い道(ユーティリティ)としては、当該NFTプロジェクト内におけるアイテムの取引手段などが挙げられます。
特に大規模なNFTゲームでは、各ゲームの公式サイトにて専用のアイテム取引ページ(マーケットプレイス)が用意されており、当該NFTゲームのネイティブトークンを用いることでアイテムや土地などのNFTを取引することが可能です。
具体例としては、「The Sandbox」や 「Axie Infinity」が挙げられます。
The Sandboxでは、SANDというNFT銘柄を用いることでゲーム内アイテムであるASSETを購入できたり、ゲーム内の土地であるLANDを購入可能です。
Axie InfinityではAXSというNFT銘柄を用いることで、NFTゲーム上にてストーリー攻略や対戦に使用するアクシーというキャラクターを購入することが可能です。
以下の画像は、左がThe Sandboxのマーケットプレイス、右がAxie Infinityのマーケットプレイスとなっています。
出典:The Sandbox - ショップ
出典:Axie Infinity - Marketplace
保有に応じたガバナンスへの参加権利
ブロックチェーンに関連したプロジェクト(プロトコル)や DAO(分散型自律組織)における運営方針の決定は、往々にしてトークンを用いて行われます。このような意思決定プロセスのことを総称してガバナンスと呼びます。
NFTプロジェクトにおける運営方針の決定についても、NFT銘柄の暗号資産によるガバナンスが採用されていることが多いです。
一般的には、トークン保有量が多いほどガバナンスへの影響力が強まっていく仕組みになっていきます。
現実世界における株式会社のように、一定数以上の株式を保有している人に対して株主総会の場で議決権を与える仕組みだと認識すると分かりやすいと思います。
なお、NFTプロジェクトの場合はガバナンスへの投票権にNFT銘柄ではなくNFTそのものを使用するケースがあります。ガバナンスへの参加を目的にNFT銘柄を購入する場合には、当該銘柄にガバナンスへの投票機能があるのかをしっかりとリサーチしておく必要があるでしょう。
ステーキングの利用権利
NFTプロジェクトやNFTゲームにおける機能の一つとして、 ステーキング機能を提供している場合があります。
こういった場合は、当該プロジェクトやゲームに対応したNFT銘柄をステーキングしておくことで、当該銘柄の保有量を少しずつ増やしていくことが可能です。
具体例としては、The Sandboxが提供しているステーキングが挙げられます。
このステーキングでは、自らが保有しているSANDをステーキングすることで年利約13%(2022年12月時点)でSANDを得ることが可能です。
出典:The Sandbox - The Sandboxステーキング
NFT銘柄(暗号資産)の選び方
ここまでの内容で、暗号資産のNFT銘柄の特徴を一通り知ることが出来たと思います。
暗号資産のNFT銘柄の特徴や具体的な使い道が分かったところで、次に肝心な選び方について見ていきましょう。
投資の観点から考えた際に考慮すべき事項について、以下で一つずつ解説します。
NFT銘柄の投資を検討している方は、参考にしていただけますと幸いです。
NFTプロジェクトの充実度や注目度
最も重要な指標は、購入を検討しているNFT銘柄に関連するプロジェクトの充実度及び注目度です。
充実度を観測する具体的な方法としては、公式のホームページや当該プロジェクトの設計書とも言えるホワイトペーパーの精査が挙げられます。プロジェクトの代表や開発陣、デザイナー陣のバックグラウンドも十分にチェックし、総合的に信頼に足るプロジェクトだと思えた段階で投資を行うとよいでしょう。
加えて、世間的な注目度も注視する必要があります。注目度を観測する手法は枚挙にいとまがなく、具体的にはDiscordコミュニティの盛り上がり具合や、Twitter上で当該プロジェクトについて言及している人がいるか、英語以外のコミュニティ(日本公式Twitterやアンバサダー)が存在しているか、などが挙げられます。
当該NFTプロジェクトのジャンルや用途
投資を検討しているNFTプロジェクトが、どのようなジャンルに当てはまりどのような使い道が用意されているのか、は最低限抑えておくべきです。
ひとえにNFTプロジェクトと言っても、ゲームやアート、ファッション、スポーツといったように分類されるジャンルは様々です。
特定のジャンルのNFT銘柄にのみ影響を与えるニュースがあることもあります。具体的には元フェイスブック社の社名変更のニュースです。当該ニュースが発表された際、NFT銘柄の中でもゲーム系に分類されるトークンの価格が軒並み暴騰しました。逆にスポーツ系に分類されるトークンの価格は余り変わらないどころか急落しました。
下の図は、ゲーム系のNFT銘柄に分類されるSANDとスポーツ系のNFT銘柄に分類されるBARの価格推移を比較したものです。
社名変更のニュースが報道されたのが2021年10月28日であることを考えると、両トークンの間に顕著に価格推移の仕方が異なっていると理解できると思います。
出典:CoinMarketCap - The Sandbox
出典:CoinMarketCap - FC Barcelona Fan Token
用途としても、ゲーム内アイテムの購入に用いられるようなユーティリティトークン、スポーチチームを応援するために保有するファントークン、プロジェクトの運営方針の議決権として用いられるガバナンストークンといったように、その使用用途は様々です
ちなみに、上述しているSANDはユーティリティトークンとガバナンストークンの用途を兼ね備えたトークン、BARはファントークンとなっています。
以上のように、NFT銘柄のジャンルや用途、過去のニュースの価格へのインパクトなどをしっかりと調べた上で投資を行うのが良いでしょう
有名企業との提携
企業との提携事例が多いNFTプロジェクトやNFTゲームは有望であると言えます。
なぜならば提携事例が多いということは、それだけ多くの企業にとって当該プロジェクトとの提携が魅力的に映ったという事実の裏返しだと考えられるからです。
NFTはビジネスとの親和性が高く、IT企業を始め数多くの業態の企業と提携を結んでいる傾向にあります。
以下に主要なNFTプロジェクトと、その提携先を列挙した表を示しました。
NFTプロジェクト名
提携先企業
The Sandbox
GUCCI、スクウェア・エニックス、ソフトバンク、LINE Studio
Decentraland
コカ・コーラ、JPモルガン、ノルウェー政府
Enjin platform
Microsoft
BAYC(Yuga Labs)
Adidas, Animoca Brands
Flowブロックチェーン(Dapper Labs)
Google
現状としてNFTプロジェクトは、IT企業との提携以外ではGUCCIやスクウェア・エニックスといった何らかのブランドやIP(知的財産)を所有している企業との提携が多くなっています。
NFTはこのような業種のマネタイズ手段として有用であり、コラボイベントという枠組みでNFTを販売する形式がスタンダードとなっているためだと思われます。
事実として、The Sandbox上において2022年10月27日から11月9日の間で開催されたGUCCIとのコラボイベントでは、イベント内で販売されたNFTのほとんどの種類が売り切れており強い経済効果が観測できています。
出典:The Sandbox - 公式サイト トップページ
通貨の時価総額
NFT銘柄を選ぶ際の指標として、最後にトークンの時価総額を挙げさせていただきます。
トークンの時価総額とは、「トークンの総発行量 × 1トークンの値段」で計算される指標です。
ざっくりとした認識として、時価総額が大きいトークンほど安全性が高く有名、時価総額が小さいトークンほど安全性に懸念があり有名ではない、と言えます。
初めてNFT銘柄を購入する場合は時価総額が大きいトークンを購入し、ある程度の目利きができるようになったら時価総額が小さいトークンにもチャレンジしてみる、という流れがよいかと思います。
大きな躍進を遂げたNFT銘柄の具体例としては、GALAが挙げられます。
GALAは2021年の年初時点では約0.15円でしたが、NFTの注目や元フェイスブック社の社名変更を受けて大きく価格を上昇させ、最終的に同年11月26日には約86円の終値を付けました。価格上昇率は570倍で、時価総額は4,000位から一気に100位以内に上昇しました。
2022年12月時点では1GALAおよそ3.5円で価格が推移していますが、時価総額は150位以内に留まっています。
出典:CoinMarketCap - Gala
このような例から分かるように、時価総額が低いから投資をしないという決断は後々の機会損失になり得る可能性があります。適切な調査を経た後であれば、あえて時価総額が低いNFT銘柄に投資をするという戦略も良いと思います。
なお、GALAに関する詳細については コチラにて解説しています。
NFT銘柄(暗号資産)の将来性
資産価値が認められるようになったデジタルデータであるNFT。
その将来性については数多くの機関が将来予測を行っており、ポジティブな見解を示しています。
本項目ではNFTの将来性に関して概観し、それらがNFT銘柄にもたらす影響を解説していきます。
NFT市場は2027年までに4.4倍へ市場規模を拡大
アメリカ、ドイツ、インドを拠点に持つ世界的な調査会社であるMarketsandMarkets Researchは、NFT市場は2022年の30億5,600万米ドル(約4,200億円)から、2027年までに136億7,900万米ドル(約1兆9,000億円)に拡大すると予測を立てています。倍率にして、約4.4倍の規模にまで成長することになります。
エンタ―テインメントやゲーム領域を中心に市場を拡大していくだろうと見込んでいるようです。
さらに、日本国内におけるNFT市場においても、今後発展していくという調査結果があります。
デロイトトーマツコンサルティング合同会社の調査レポートによると、日本国内におけるNFT関連企業の設立数は直近6年間で20倍になっており、LINEやメルカリ、楽天などの大手事業者も相次いで市場参入していることに言及しています。
参考:MarketsandMarkets Research - Non-Fungible Tokens Market worth $13.6 billion by 2027
参考:デロイトトーマツコンサルティング - 日本企業のNFTビジネスの課題と今後の可能性
NFT『ならでは』の市場を開拓
一言でNFTと言っても、そのジャンルは多種多様です。
特定ジャンルの需要が増加することによって、関連するNFT銘柄の価格変動に寄与する可能性は高いでしょう。
そんな中、NFTにしか実現できない、いわばNFT『ならでは』の市場を開拓できたプロジェクトは、他のNFTプロジェクトとの圧倒的な差別化が図れるでしょう。
近年盛り上がりを見せているNFT『ならでは』の市場として、PFP(Profile Picture)が挙げられます。PFPとは、TwitterなどのSNSのプロフィール画像に設定するために作られたNFTのことです。
一時期、海外の著名人を中心にPFPをSNSのアイコンに変更するのが流行していました。
具体的には、アーティストのジャスティン・ビーバーやサッカー選手のネイマールなどが、自身のプロフィール画像をPFPに変更していました(2022年12月時点ではネイマール選手は別の画像に変更されています)。
出典:Justin Bieber 公式Twitter
日本の芸能人では、EXILEメンバーの関口メンディーさんがTwitter上でPFPを使用していました(2022年12月時点では別の画像に変更されています)。
PFPはTwitter上で広がりを見せましたが、今後はInstagramでも利用が可能になる見込みです。現在Instagramは、特定のクリエイターグループ間でNFTの作成や売買、投稿機能のテストを行っているようです。
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いま注目の暗号資産のNFT銘柄リスト
ここまでの解説で、おおまかなNFT銘柄の特徴や将来性について理解いただけたと思います。
ここからは具体的にどんなNFT銘柄が存在しているのかについて、そのNFTプロジェクトやNFTゲーム自体の特徴を交えながらトークンの特徴を解説していきたいと思います。
ENJ
出典:Enjin Press Kit
ネイティブトークンの名前
ENJ(エンジ、またはエンジンコイン)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1ENJ = 約40円
トークンの最大供給量
10億 ENJ
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約80~90位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム
ホワイトペーパー
https://cdn.enjin.io/downloads/whitepapers/enjin-coin/en.pdf
公式HP
https://ja.enjin.io/
ENJ(エンジンコイン)は、2009年にシンガポールで創業されたEnjin(エンジン)が立ち上げたブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform(エンジン・プラットフォーム)」内で使用される暗号資産です。
Enjin Platformを平たく言うと、既存のアプリケーションに対してNFTといったブロックチェーン上の資産を導入できるプラットフォームであると表現できます。開発者は同サービスを使用して、NFTゲームの作成や管理を簡単に行うことができます。
その際、発行されるアイテム(NFT)の価値の裏付けとなるのが、エンジンコイン(ENJ)です。
総括すると、ENJはNFT関連のプラットフォームを利用するために必要なトークンであると言えます。NFTが今後一般社会に浸透していく過程で価格が上昇していく可能性があります。
エンジンコイン(ENJ)とは?特徴や今後の展望、購入方法までを簡単解説! Coincheck
SAND
出典:The Sandbox Press Page
ネイティブトークンの名前
SAND(サンド)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1SAND = 約80円
トークンの最大供給量
30億 SAND
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約40~50位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、ポリゴン
ホワイトペーパー
https://installers.sandbox.game/TheSandboxWhitepaper_2020.pdf
公式HP
https://www.sandbox.game/jp/
SANDは、主にThe Sandbox(ザ・サンドボックス)というNFTゲームで使用可能なトークンです。
The Sandboxは、ボクセルで表現されたメタバースを構築できるプロジェクトです。ユーザーがメタバースに制作されたゲームで遊んだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることができるゲームとなっています。
The Sandboxでは、SANDを用いてゲーム内で利用できるアイテムやアバター、ゲーム制作に必要な素材、そして「LAND」と呼ばれる土地を購入可能です。
なお上記のようなアイテムは全てNFTとして販売されているため、The Sandboxメタバース全体がNFTで構築されていると言っても過言ではありません。
上記より、SANDはThe Sandboxを形作るための重要な役割を持っていると考えられます。
The Sandboxとは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を徹底解説 Coincheck
暗号資産SAND(サンド)とは?『The Sandbox』トークンの気になる今後・将来性を解説! Coincheck
AXS
出典:Axie Infinity Media Kit
ネイティブトークンの名前
AXS(エーエックスエス)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1AXS = 約1100円
トークンの最大供給量
2.7億 AXS
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約50~60位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、Roninブロックチェーン
ホワイトペーパー
https://whitepaper.axieinfinity.com/
公式HP
https://axieinfinity.com/
AXSは、Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)というNFTゲームで使用可能なトークンです。
Axie InfinityはAxie(アクシー)と呼ばれるモンスターを集め、戦わせる対戦ゲームとなっています。
Axie Infinityは2020年頃からお金が稼げるゲーム、いわゆるGameFiの代表的なプロジェクトとしてフィリピンで大流行し、NFTゲームとしての地位を比較的早期に確立しています。
Axie Infinityはゲームプレイを行うために専用のNFTであるアクシーを用意しなければならないというハードルがありました。しかし、2022年9月より新たにAxie Infinity OriginというFree to Playゲームをリリースしており、NFTゲームというポジションを取りながらもNFTという枠を飛び越えてユーザーを獲得する動きを見せています。
Axie Infinity(アクシーインフィニティ)とは?特徴やゲームの始め方を徹底解説! Coincheck
MANA
出典:Decentraland Press Kit
ネイティブトークンの名前
MANA(マナ)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1MANA = 約55円
トークンの最大供給量
約21.9億 MANA
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約40~50位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、ポリゴン
ホワイトペーパー
https://decentraland.org/whitepaper.pdf
公式HP
https://decentraland.org/
MANAは、主にDecentraland(ディセントラランド)というNFTゲームで使用可能なトークンです。
Decentralandは、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトの一つです。イーサリアムブロックチェーンをメインとして開発されています。
ユーザーはDecentralandのメタバースにおいて、様々なNFTを購入および活用することが可能となっており、代表的な例としてはアバターの着せ替えアイテムなどが挙げられます。
加えて、メタバース内のコンテンツを自ら展開することも可能です。Decentralandメタバース上の土地はLANDというNFTとして販売されており、その土地を購入することで自分の作品を公開可能となっています。
Decentraland(ディセントラランド)のメタバースとは?特徴、遊び方を解説! Coincheck
APE
出典:Bored Ape Yacht Club - 公式インスタグラム
ネイティブトークンの名前
ApeCoin(APE)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1APE = 約550円
トークンの最大供給量
10億 APE
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約40~50位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム
ホワイトペーパー
-
公式HP
https://apecoin.com/
APEとは、世界的に著名なNFTプロジェクトであるBAYC(Bored Ape Yatch Club)に関連するトークンです。
BAYCはサルをモチーフにしたNFTシリーズで、ラッパーのエミネムといった海外の有名人らが購入したことで話題となりました。
APEは今後、BAYCを生み出したYuga Labs(ユガラボ)が展開するプロジェクトの主要トークンとしての利用が計画されています。実際にYuga Labsが開発を手掛けるメタバースプロジェクト『Otherside(アザーサイド)』では、当該メタバース上の土地である『Otherdeeds』の販売がAPEで決済されました。
APEの購入を考えている方は、今後のYuga Labsの動向を注視する必要があるでしょう。
「Otherside」とは?注目のNFTコレクションBAYCを手掛けるYuga Labsによるメタバースプロジェクト
Coincheck
CHZ
出典:Chiliz - 公式サイト
ネイティブトークンの名前
Chiliz(チリーズ)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1CHZ = 約20円
トークンの最大供給量
8,888,888,888 CHZ
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約40~50位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、BNBビーコンチェーン、ソラナ
ホワイトペーパー
-
公式HP
https://www.chiliz.com/jp/
CHZは、ファントークンの発行を支援するプロジェクトであるチリーズ(Chiliz)にて使用可能なトークンです。
ファントークンとは、スポーツチームやコンテンツに関するファンが購入することを想定して設計された暗号資産(トークン)のことです。
ファントークンを購入すると、チーム運営の方針決定に投票を通して関わることができたり、チケットの抽選や様々な企画に参加する権利が付与されたりします。
2020年6月24日にスペインのサッカーチームであるFCバルセロナがChilizを用いてファントークンを発行したことを皮切りに、他のサッカーチームやeスポーツチームなども相次いで発行を行いました。なおFCバルセロナのファントークンであるBARは、初期販売分が全て完売となっています。
今後ファントークンがスポーツ等の分野で浸透していくことにより、CHZの価格変動に寄与することが予想されます。
参考:FCバルセロナ公式サイト
FLOW
出典:flow - 公式サイト
ネイティブトークンの名前
FLOW(フロー)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1FLOW = 約140円
トークンの最大供給量
-
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約40~50位
現在対応しているブロックチェーン
flowブロックチェーン
ホワイトペーパー
https://flow.com/technical-paper
公式HP
https://flow.com/
FLOWは、NFTやメタバースに特化したブロックチェーンのネイティブトークンです。
このブロックチェーンはflowブロックチェーンと呼ばれ、カナダに本社を置くブロックチェーン企業のDapper Labs(ダッパーラボ)社が開発を行っています。
flowブロックチェーンはNFTやメタバースを活用した次世代のゲームやアプリ、それに付随するデジタル資産全般の基盤となることを目標に設計されており、イーサリアムが抱えているスケーラビリティ問題(取引手数料の高騰など)の解決を掲げているブロックチェーンです。
加えて、開発元のDapper labsはGoogleやインスタグラムといった大手企業、サービスとの連携も進めており、NFTやメタバースの一般人への普及を念頭に置いて戦略を立てています。
ネイティブトークンとしてのFLOWは今後、NFTが一般社会に広まっていくに連れてエコシステムの成長が見込まれる可能性があります。
DEP
出典:Digital Entertainment Asset社 - 公式サイト
ネイティブトークンの名前
DEAPcoin(ディープコイン)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1DEAPcoin = 約0.5円
トークンの最大供給量
300億枚
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約400~500位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、バイナンススマートチェーン、ソラナ、ファントム、ポリゴン、アバランチ
ホワイトペーパー
https://playmining.gitbook.io/whitepaper/
公式HP
https://dea.sg/
DEPとは、NFTゲームプラットフォームであるPlayMining(プレイマイニング)で使用することができるトークンです。
PlayMiningはシンガポールに本社を置くDigital Entertainment Asset社が開発を手掛けており、公式発表によると世界100ヶ国以上のユーザー230万人に対してサービスを提供している大規模なプラットフォームとのことです。
DEPはPlayMiningのエコシステムを構築するための重要な要素として開発されており、DEPを使用することで当該プラットフォーム上でのNFTの購入が可能です。
さらにPlayMining上で展開されているゲームをプレイすることでDEPを獲得することも可能になっており、いわゆるGameFi分野におけるトークンの特性も持ち合わせています。
PLT
出典:HashPort公式YouTube - HashPalette movie full version
ネイティブトークンの名前
Palette token(パレットトークン)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1PLT = 約9円
トークンの最大供給量
10億 PLT
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約3000~3500位
現在対応しているブロックチェーン
Palette Chain(パレットチェーン)
ホワイトペーパー
https://document.hashpalette.com/HashpalettePaper_EN.pdf
公式HP
https://hashpalette.com/
PLTは、エンターテインメント領域に特化したNFTプラットフォームである『パレット(Palette)』で利用されるトークンです。
Paletteは、複数企業によって構成される団体が運営するブロックチェーンネットワークであり、イーサリアムなどの公に誰でも参加が可能なパブリックブロックチェーンとはその性質を異にします。
ちなみに、Paletteのようなブロックチェーンの形式のことをコンソーシアムブロックチェーンと呼びます。
上述した性質により、従来環境におけるNFTが抱えていたスケーラビリティ問題(取引手数料の高騰や取引の遅延)を解決します。結果として、NFTの発行・配布・流通を全て透明性の高いパレットチェーン上で、高速、安価かつ簡単に行うことが可能となるのです。
PLTはPaletteを使用する際の取引手数料やNFTの購入に使用することが可能となっています。
パレットトークン(Palette Token / PLT)とは?特徴や将来性、取引所での購入方法を簡単解説! Coincheck
GALA
出典:Gala Games - 公式サイト
ネイティブトークンの名前
GALA(ガラ)
トークンの参考価格(2022年12月時点)
1GALA = 約4円
トークンの最大供給量
-
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約100~150位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、バイナンススマートチェーン、ソラナ
ホワイトペーパー
-
公式HP
https://games.gala.com/
GALAは、Gala Games(ガラ・ゲームズ)というプラットフォーム上で使用可能なトークンです。
Gala Gamesは、NFTゲームの集積地を目指して展開しているプラットフォームで、NFTゲーム版のSteamというイメージです。GALAはGala Games内で配信されているゲーム上で使用することができ、NFTとして存在しているキャラクターやゲーム内アイテム等の購入に使用できます。
Gala Gamesでは既に複数のゲームが運営されており、ゲーム中で得たアイテム等はブロックチェーンを介してのユーザー間取引が可能となっています。
Gala Gamesが注目されている理由としては、開発チームが非常に強力であることが挙げられます。フォートナイトといった有名ゲームを手掛けてきたEpic Games社出身のクリエイターが多く在席しています。
将来的にNFTゲームの市場が拡大していけば、GALAの価格上昇が起こる可能性があります。
株式のNFT関連銘柄
NFT関連の銘柄は暗号資産のみならず株式にも存在しています。
本項目では、暗号資産から離れて株式におけるNFT関連の銘柄を紹介していきたいと思います。
Meta(ティッカーシンボル:META)
Meta社はアメリカに本社を構えるIT企業です。
2022年以前はFacebookという名前の会社でしたが、2021年の年末に社名変更の声明を発表してMetaとなりました。
子会社であるInstagramはNFT機能の導入を予定しているため、NFT関連企業として投資候補に挙がります。
Twitter(ティッカーシンボル:TWTR)
Twitter社は、TwitterというSNSサービスを開発、運営している大手IT企業です。
著名な企業の中では率先して、NFTないしは暗号資産領域におけるサービス内機能を充実させてきました。
具体的には、2021年9月に発表されたビットコインの投げ銭受付機能、2022年1月に発表されたNFTアートのプロフィール画像の設定機能が挙げられます。
参考:Twitter Blog - Bringing Tips to everyone
VISA(ティッカーシンボル:V)
VISA社はグローバルにサービスを展開する決済会社です。
VISAはアーティストやミュージシャンといったクリエイター向けに、NFTに関する支援プログラムを提供しています。
加えてVISAは、2021年の8月にNFTコレクションであるCryptoPunksを49.5ETH(約1700万円)で購入しています。CryptoPunksは最古級のNFTとして認知されており、BAYCと並び著名なNFTコレクションの一つです。
このような事実から、VISAがNFT領域に対して前向きな姿勢であることが伺えます。
ミクシィ(証券コード:2121)
ミクシィ(MIXI)とは、SNSのmixiやスマホゲームの『モンスターストライク』などを開発、運営する日本のIT企業です。
ミクシィはスポーツ専門の映像配信サービス『DAZN(ダゾーン)』と協力し、様々なスポーツのスーパープレイシーンをコレクションできるNFTマーケットプレイス『DAZN MOMENTS(ダゾーンモーメンツ)』を提供しています。
ミクシィは2021年にFlowブロックチェーンの開発を行うDapper Labs社との業務提携を行っており、先のマーケットプレイスもDapper Labs社の技術やノウハウを活用する形でFlowブロックチェーンを基盤にサービス構築が行われています。
モンスターストライクといった自社IP(知的財産)も持ち合わせていることを考えると、今後NFT領域でのビジネスを展開していくにあたって競争優位性を持てる可能性があります。
参考:ミクシル - NFT×スポーツ『DAZN MOMENTS』始動!サービス概要と展望をNFT事業責任者に聞いてみた
スクウェア・エニックス・ホールディングス(証券コード:9684)
スクウェア・エニックス・ホールディングスは、株式会社スクウェア・エニックスを傘下に持つ日本の持ち株会社です。
株式会社スクウェア・エニックスは、ドラゴンクエストなどの開発を行うゲーム事業を主軸に、出版や音楽事業を展開しています。
スクウェア・エニックス・ホールディングスは比較的早期にNFT領域への出資を開始しており、2020年3月にはThe Sandboxへの出資を行っています。
さらに2021年3月には、NFTゲーム及びNFTビジネス支援事業を展開するdouble jump.tokyoとの協業を発表し、スクウェア・エニックス株式会社の持つIPを活用したNFTビジネスの展開を予定しています。
参考:animoca BRANDS公式サイト - “The Sandbox” (TSB Gaming) received ~US$2m investment in 2019 from Square Enix, True Global Ventures, B Cryptos
参考:PRTIMES - double jump.tokyoがスクウェア・エニックスとNFTコンテンツ開発での協業を発表
マネックスグループ(証券コード:8698)
マネックスグループとは、大手ネット証券のマネックス証券を主軸に事業を展開する日本の企業グループです。
暗号資産取引所CoincheckやNFTマーケットプレイスのCoincheck NFTも運営しています。
特にCoincheckはグローバルで展開しているNFTプロジェクト(The SandboxやDapper Labs、Enjinなど)との提携を数多く行っているため、将来的にNFT市場における存在感をグローバルで高めていく可能性があるでしょう。
NFT銘柄の暗号資産を購入するには?
NFT銘柄の暗号資産を購入するためには、暗号資産取引所の口座開設をする必要があります。
今回はCoincheckの口座を開設する方法と、実際に暗号資産を購入するまでの手続きについて解説していきます。
なお、2022年12月時点においてCoincheckで取り扱いのあるNFT銘柄としては、ETH、ENJ、PLT、SANDが挙げられます。
下記より、口座の開設方法とETHの購入例をご紹介いたします。
ステップ①Coincheckへの口座開設を行う
Coincheckでは、以下の3ステップで簡単に口座開設が可能となっています。
1.アプリのダウンロード(スマートフォンで開設する場合)
2.アカウント作成
3.本人確認
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。
詳細な口座開設方法は、コチラの記事で画像・動画付きで詳しく紹介しています。まだ口座開設がお済みでない方は、記事を参考にして登録を行ってください。
ステップ②日本円を入金する
口座開設が終わったら、次は日本円の入金を行いましょう。
Coincheckでは、アプリかWEB(ブラウザ)のどちらかで入金することができます。
アプリ及びWEB(ブラウザ)での入金方法については、コチラの記事で画像付きで解説しております。まだ入金がお済みでない方は、当該記事を参考に操作いただけるとスムーズかと思います。
ステップ③投資したいNFT銘柄を選び、購入する
入金が完了したら、いよいよNFT銘柄の暗号資産を購入していきましょう。
暗号資産の購入はアプリとWEB(ブラウザ)のどちらからでも可能となっております。
アプリ及びWEB(ブラウザ)での暗号資産の購入方法については、コチラの記事で画像付きで解説しております。
まとめ
本記事では、NFT銘柄の特徴や将来性、具体的な銘柄名を紹介してきました。
NFT銘柄と一言で表しても、そのユースケースや種類は多様であることが理解いただけたと思います。
NFTはメタバースとも関連の深い概念であり、今後のメタバースの発展に追随してNFTの普及も進む可能性が高いです。
今後の発展に備えてNFT周りの知識をアップデートしていくためにも、少額からでも何かしらのNFT銘柄を保有してみてはいかがでしょうか。
本記事の内容をNFT銘柄に投資するかどうかの判断材料に活用していただければ幸いです。
もしNFT銘柄への投資を始めたいと思った方には、投資への足掛かりとしてCoincheckの口座開設から始めていただければ幸いです。
※本記事はNFT関連銘柄(暗号資産・株)について各銘柄を紹介したものであり、価格上昇を保証するものではありません。投資はご自身の判断で行ってください。
昨今、さまざまな業界から注目を集めているメタバース。
メディアにおけるその存在感は時間の経過とともに増しており、いわゆるWeb3時代におけるSNSに変わる代表的なプラットフォームになるとまで言われています。
さらに、世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックスは2022年8月25日に公開した記事にて、メタバース市場が2024年までに8兆ドル規模にまで拡大する可能性があるという見解も示しています。
このような情勢において、メタバースに関連する銘柄を探し投資をしようという動機が生まれるのは自然な流れでしょう。
本記事では今注目の暗号資産(仮想通貨)のメタバース関連銘柄について、その一般的な特徴や将来性、具体的な銘柄リストまでを紹介していきます。
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目次
メタバース銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説
メタバース内で使用するアイテム、土地の購入
メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)への参加権利
ステーキングの利用
メタバース銘柄(暗号資産)の選び方
プラットフォーム(メタバース)の完成度
プラットフォーム自体の盛り上がり具合
コミュニティとの関係性
有名企業との提携
トークンの時価総額
メタバース銘柄(暗号資産)の将来性
メタバース市場は2024年までに8兆ドルへ成長
メインターゲットはZ世代
メタバースの市場規模が拡大することで、関連銘柄の価格上昇に期待が持てる
暗号資産(仮想通貨)のメタバース銘柄リスト
SAND
MANA
ENJ
APE
AXS
ATLAS
DOME
XRP
TLM
BLOK
GALA
MVI
メタバース銘柄(暗号資産)の購入方法
スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法
パソコンでSAND(サンド)を購入する方法
メタバース銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説
この項目では、暗号資産のメタバース銘柄の特徴を使い道と合わせて解説していきます。
メタバース銘柄に分類される暗号資産(トークン)は、主に以下の3つの使い道があります。なお、全てのメタバース銘柄に共通している特徴とは限らないので、あくまでも傾向の話であることを念頭においていただけますと幸いです。
メタバース内で使用するアイテム、土地の購入
メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)への参加権利
ステーキングの利用
以下より、それぞれの特徴の詳細について解説していきます。
メタバース内で使用するアイテム、土地を購入できる
暗号資産のメタバース銘柄の代表的な使い道(ユーティリティ)として、当該メタバース内におけるアイテムの購入手段が挙げられます。
大規模なメタバースプロジェクトになると、各プロジェクトの公式サイトにて専用のマーケットプレイスが用意されており、対象のネイティブトークンを用いることでアイテムや土地などのNFTを取引することが可能です。
具体例としては、「The Sandbox」や「Decentraland」が挙げられます。
The Sandboxでは、SANDというトークンを用いることでプラットフォーム内アイテムであるASSETを購入できたり、メタバース内の土地であるLANDを購入可能です。
Decentralandでは、MANAというトークンを用いることで、メタバース上で操作するアバターが身に付けることのできる服や帽子といったアクセサリーアイテムなどを購入できます。
左がThe Sandboxのマーケットプレイス、右がDecentralandのマーケットプレイスです。
画像引用元:The Sandbox - ショップ
画像引用元:Decentraland - MARKETPLACE
トークンでの支払いはブロックチェーン上に記録されるため、法定通貨での支払いよりも取引情報に透明性があります。
メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)に参加できる
ブロックチェーンに関連したプロジェクト(プロトコル)やDAO(分散型自律組織)における運営方針の決定は、往々にしてトークンを用いて行われます。このような意思決定プロセスのことを総称してガバナンスと呼びます。
メタバースにおける運営方針の決定についても、メタバース銘柄(トークン)によるガバナンスが採用されていることが多いです。
一般的には、メタバースプラットフォームにまつわる何らかのアップデート内容について、トークン保有量に応じてガバナンスへの影響力が強まっていく仕組みになっていきます。
現実世界における株式会社のように、一定数以上の株式を保有している人に対して株主総会の場で議決権を与える仕組みだと認識すると分かりやすいと思います。
メタバース銘柄の保有量をステーキングを利用することで増やすことができる
メタバースプラットフォーム上において、ステーキングができる機能を提供している場合があります。
こういった場合は、メタバース銘柄(トークン)をステーキングしておくことで、当該トークンの保有量を少しずつ増やしていくことが可能です。
具体例としては、The Sandboxが提供しているステーキングが挙げられます。
このステーキングでは、自らが保有しているSANDをステーキングすることで年利約11%(2022年11月時点)でSANDを得ることが可能です。
画像引用元:The Sandbox - The Sandboxステーキング
メタバース銘柄(暗号資産)の選び方
ここまでの内容で、暗号資産のメタバース銘柄の特徴を一通り知ることが出来たと思います。
暗号資産のメタバース銘柄の具体的な使い道が分かったところで、次に肝心な選び方について見ていきましょう。
投資の観点から考えた際に考慮すべき事項について、以下で一つずつ解説いたします。
メタバース銘柄の投資を検討している方は、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
プラットフォーム(メタバース)の完成度
一番シンプルな指標が、銘柄を購入したいと考えているメタバースプラットフォームの完成度です。
プラットフォームとしての完成度はもちろんのこと、公式サイトなどの完成度も注視するべきでしょう。
加えて、完成度に直結してくる要素にも注目しなければなりません。具体的には、開発陣のバックグラウンドや設計書であるホワイトペーパーの妥当性などです。
プラットフォーム自体の盛り上がり具合
メタバースプラットフォーム自体の盛り上がり具合もきちんと把握するべきでしょう。
盛り上がり具合を数値として捉えられる指標の具体例としては、MAU(月間アクティブユーザー)が挙げられます。
実際にメタバースにアクセスしたユーザー数を把握することで、、当該プラットフォームの盛り上がりを想定することが可能です。
こういった情報は入手するのが容易ではありませんが、メタバースプラットフォームの公式Twitterや、創業者のTwitterなどで情報を発信しているケースがあります。
例えば、The Sandboxメタバースの創業者であるセバスチャンがThe Sandboxのアルファシーズン2(The Sandboxメタバースの体験会)における盛り上がり具合の指標を公開しています。
画像引用元:Sebastien 公式Twitterアカウント
コミュニティとの関係性
メタバースプロジェクトを評価する上では、コミュニティとの関係性もとても重要な要素です。
コミュニティとの関係が良好なメタバースは、ユーザーが集まりやすく価値も高まりやすい傾向にあります。
意識すべきメタバースプラットフォーム側の動きとしては、コミュニティを巻き込んだイベントを行っているか、コミュニティへの還元を行っているか、ユーザーに対するAMA(カジュアルな説明会)を行っているか、などが挙げられます。
The Sandboxメタバースでは、コミュニティへの還元が頻繁に行われていることが非常に特徴的です。
特に土地NFTであるLANDを保有しているユーザーに対しての還元は、非常に頻繁に行われています。
画像引用元:The Sandbox 公式日本語Twitterアカウント
有名企業との提携
企業との提携事例が多いメタバースプラットフォームも有望であると言えます。
なぜならば提携事例が多いということは、それだけ多くの企業にとって当該メタバースとの提携が魅力的に映ったという事実の裏返しだと考えられるからです。
特にThe SandboxやDecentralandは、数多くの企業と提携を発表しています。
具体的にはThe Sandboxは、世界的ファッションブランドのGUCCI、スポーツウェアメーカーのadidas、ドラゴンクエスト等の名作ゲームを生み出しているスクウェア・エニックス、携帯キャリアのソフトバンクといった多くの有名企業と提携を発表しています。
2022年10月27日から11月9日の間で開催されたGUCCIとのコラボイベントでは、イベント内で販売されたNFTのほとんどの種類が売り切れており、強い経済効果が観測できています。
画像引用元:The Sandbox - 公式サイト トップページ
トークンの時価総額
メタバース銘柄を選ぶ際の指標として、最後にトークンの時価総額を挙げさせていただきます。
トークンの時価総額とは、「トークンの総発行量 × 1トークンの値段」で計算される指標です。
ざっくりとした認識として、時価総額が大きいトークンほど安全性が高く有名、時価総額が小さいトークンほど安全性に懸念があり有名ではない、と言えます。
初めてメタバース銘柄を購入する場合は時価総額が大きいトークンを購入し、ある程度の目利きができるようになったら時価総額が小さいトークンにもチャレンジしてみる、という流れがよいかと思います。
メタバース銘柄(暗号資産)の将来性
SNSに変わる代表的なプラットフォームになるとまで言われているメタバース。
その将来性について、世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックスをはじめとした世界中の権威ある機関が、ポジティブな見解を示しています。
本項目ではメタバースの将来性に関して概観し、それがメタバース銘柄にもたらす影響を解説していきます。
メタバース市場は2024年までに8兆ドルへ成長
2022年8月25日にゴールドマンサックスが公開した記事にて、メタバース市場が2024年までに8兆ドル規模(日本円だと約1200兆円)にまで拡大する可能性があると示されています。
ちなみに、ゴールドマンサックスのライバル会社であるモルガンスタンレーも同程度の規模の予測を公表しています。
引用元:Goldman Sachs - Understanding the Metaverse and Web 3.0
引用元:Morgan Stanley - Metaverse: More Evolutionary than Revolutionary?
メインターゲットはZ世代
メタバースは、Z世代がソーシャルコミュニティで時間を過ごすためのプラットフォームとして地位を確立する可能性があると言われています。
Z世代はメタバース上でコンテンツを消費し、バーチャルイベントやスポーツに参加します。
事実としてマインクラフトやRobloxといったゲームプラットフォーム上では、既にそのようなムーブメントが出来上がりつつあります。ブロックチェーン技術を用いたバーチャル上での価値の移転が
メタバースの市場規模が拡大することで、関連銘柄の価格上昇に期待が持てる
上述したようなメタバースの将来性を考慮すると、メタバース関連の銘柄の価格は上昇すると予想できます。
なぜならば、メタバース市場の活性化により市場への資金流入が増加すると考えられるからです。
事実として、元Facebook社が社名をMetaに変更した際には、SANDやMANAといったメタバース関連の銘柄の価格が大暴騰しました。
昨今、さまざまな業界から注目を集めているメタバース。
メディアにおけるその存在感は時間の経過とともに増しており、いわゆるWeb3時代におけるSNSに変わる代表的なプラットフォームになるとまで言われています。
さらに、世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックスは2022年8月25日に公開した記事にて、メタバース市場が2024年までに8兆ドル規模にまで拡大する可能性があるという見解も示しています。
このような情勢において、メタバースに関連する銘柄を探し投資をしようという動機が生まれるのは自然な流れでしょう。
本記事では今注目の暗号資産(仮想通貨)のメタバース関連銘柄について、その一般的な特徴や将来性、具体的な銘柄リストまでを紹介していきます。
メタバース銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説
この項目では、暗号資産のメタバース銘柄の特徴を使い道と合わせて解説していきます。
メタバース銘柄に分類される暗号資産(トークン)は、主に以下の3つの使い道があります。なお、全てのメタバース銘柄に共通している特徴とは限らないので、あくまでも傾向の話であることを念頭においていただけますと幸いです。
メタバース内で使用するアイテム、土地の購入
メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)への参加権利
ステーキングの利用
以下より、それぞれの特徴の詳細について解説していきます。
メタバース内で使用するアイテム、土地を購入できる
暗号資産のメタバース銘柄の代表的な使い道(ユーティリティ)として、当該メタバース内におけるアイテムの購入手段が挙げられます。
大規模なメタバースプロジェクトになると、各プロジェクトの公式サイトにて専用のマーケットプレイスが用意されており、対象のネイティブトークンを用いることでアイテムや土地などのNFTを取引することが可能です。
具体例としては、「The Sandbox」や「Decentraland」が挙げられます。
The Sandboxでは、SANDというトークンを用いることでプラットフォーム内アイテムであるASSETを購入できたり、メタバース内の土地であるLANDを購入可能です。
Decentralandでは、MANAというトークンを用いることで、メタバース上で操作するアバターが身に付けることのできる服や帽子といったアクセサリーアイテムなどを購入できます。
左がThe Sandboxのマーケットプレイス、右がDecentralandのマーケットプレイスです。
画像引用元:The Sandbox - ショップ
画像引用元:Decentraland - MARKETPLACE
トークンでの支払いはブロックチェーン上に記録されるため、法定通貨での支払いよりも取引情報に透明性があります。
メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)に参加できる
ブロックチェーンに関連したプロジェクト(プロトコル)やDAO(分散型自律組織)における運営方針の決定は、往々にしてトークンを用いて行われます。このような意思決定プロセスのことを総称してガバナンスと呼びます。
メタバースにおける運営方針の決定についても、メタバース銘柄(トークン)によるガバナンスが採用されていることが多いです。
一般的には、メタバースプラットフォームにまつわる何らかのアップデート内容について、トークン保有量に応じてガバナンスへの影響力が強まっていく仕組みになっていきます。
現実世界における株式会社のように、一定数以上の株式を保有している人に対して株主総会の場で議決権を与える仕組みだと認識すると分かりやすいと思います。
メタバース銘柄の保有量をステーキングを利用することで増やすことができる
メタバースプラットフォーム上において、ステーキングができる機能を提供している場合があります。
こういった場合は、メタバース銘柄(トークン)をステーキングしておくことで、当該トークンの保有量を少しずつ増やしていくことが可能です。
具体例としては、The Sandboxが提供しているステーキングが挙げられます。
このステーキングでは、自らが保有しているSANDをステーキングすることで年利約11%(2022年11月時点)でSANDを得ることが可能です。
画像引用元:The Sandbox - The Sandboxステーキング
メタバース銘柄(暗号資産)の選び方
ここまでの内容で、暗号資産のメタバース銘柄の特徴を一通り知ることが出来たと思います。
暗号資産のメタバース銘柄の具体的な使い道が分かったところで、次に肝心な選び方について見ていきましょう。
投資の観点から考えた際に考慮すべき事項について、以下で一つずつ解説いたします。
メタバース銘柄の投資を検討している方は、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
プラットフォーム(メタバース)の完成度
一番シンプルな指標が、銘柄を購入したいと考えているメタバースプラットフォームの完成度です。
プラットフォームとしての完成度はもちろんのこと、公式サイトなどの完成度も注視するべきでしょう。
加えて、完成度に直結してくる要素にも注目しなければなりません。具体的には、開発陣のバックグラウンドや設計書であるホワイトペーパーの妥当性などです。
プラットフォーム自体の盛り上がり具合
メタバースプラットフォーム自体の盛り上がり具合もきちんと把握するべきでしょう。
盛り上がり具合を数値として捉えられる指標の具体例としては、MAU(月間アクティブユーザー)が挙げられます。
実際にメタバースにアクセスしたユーザー数を把握することで、、当該プラットフォームの盛り上がりを想定することが可能です。
こういった情報は入手するのが容易ではありませんが、メタバースプラットフォームの公式Twitterや、創業者のTwitterなどで情報を発信しているケースがあります。
例えば、The Sandboxメタバースの創業者であるセバスチャンがThe Sandboxのアルファシーズン2(The Sandboxメタバースの体験会)における盛り上がり具合の指標を公開しています。
画像引用元:Sebastien 公式Twitterアカウント
コミュニティとの関係性
メタバースプロジェクトを評価する上では、コミュニティとの関係性もとても重要な要素です。
コミュニティとの関係が良好なメタバースは、ユーザーが集まりやすく価値も高まりやすい傾向にあります。
意識すべきメタバースプラットフォーム側の動きとしては、コミュニティを巻き込んだイベントを行っているか、コミュニティへの還元を行っているか、ユーザーに対するAMA(カジュアルな説明会)を行っているか、などが挙げられます。
The Sandboxメタバースでは、コミュニティへの還元が頻繁に行われていることが非常に特徴的です。
特に土地NFTであるLANDを保有しているユーザーに対しての還元は、非常に頻繁に行われています。
画像引用元:The Sandbox 公式日本語Twitterアカウント
有名企業との提携
企業との提携事例が多いメタバースプラットフォームも有望であると言えます。
なぜならば提携事例が多いということは、それだけ多くの企業にとって当該メタバースとの提携が魅力的に映ったという事実の裏返しだと考えられるからです。
特にThe SandboxやDecentralandは、数多くの企業と提携を発表しています。
具体的にはThe Sandboxは、世界的ファッションブランドのGUCCI、スポーツウェアメーカーのadidas、ドラゴンクエスト等の名作ゲームを生み出しているスクウェア・エニックス、携帯キャリアのソフトバンクといった多くの有名企業と提携を発表しています。
2022年10月27日から11月9日の間で開催されたGUCCIとのコラボイベントでは、イベント内で販売されたNFTのほとんどの種類が売り切れており、強い経済効果が観測できています。
画像引用元:The Sandbox - 公式サイト トップページ
トークンの時価総額
メタバース銘柄を選ぶ際の指標として、最後にトークンの時価総額を挙げさせていただきます。
トークンの時価総額とは、「トークンの総発行量 × 1トークンの値段」で計算される指標です。
ざっくりとした認識として、時価総額が大きいトークンほど安全性が高く有名、時価総額が小さいトークンほど安全性に懸念があり有名ではない、と言えます。
初めてメタバース銘柄を購入する場合は時価総額が大きいトークンを購入し、ある程度の目利きができるようになったら時価総額が小さいトークンにもチャレンジしてみる、という流れがよいかと思います。
メタバース銘柄(暗号資産)の将来性
SNSに変わる代表的なプラットフォームになるとまで言われているメタバース。
その将来性について、世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックスをはじめとした世界中の権威ある機関が、ポジティブな見解を示しています。
本項目ではメタバースの将来性に関して概観し、それがメタバース銘柄にもたらす影響を解説していきます。
メタバース市場は2024年までに8兆ドルへ成長
2022年8月25日にゴールドマンサックスが公開した記事にて、メタバース市場が2024年までに8兆ドル規模(日本円だと約1200兆円)にまで拡大する可能性があると示されています。
ちなみに、ゴールドマンサックスのライバル会社であるモルガンスタンレーも同程度の規模の予測を公表しています。
引用元:Goldman Sachs - Understanding the Metaverse and Web 3.0
引用元:Morgan Stanley - Metaverse: More Evolutionary than Revolutionary?
メインターゲットはZ世代
メタバースは、Z世代がソーシャルコミュニティで時間を過ごすためのプラットフォームとして地位を確立する可能性があると言われています。
Z世代はメタバース上でコンテンツを消費し、バーチャルイベントやスポーツに参加します。
事実としてマインクラフトやRobloxといったゲームプラットフォーム上では、既にそのようなムーブメントが出来上がりつつあります。ブロックチェーン技術を用いたバーチャル上での価値の移転が
メタバースの市場規模が拡大することで、関連銘柄の価格上昇に期待が持てる
上述したようなメタバースの将来性を考慮すると、メタバース関連の銘柄の価格は上昇すると予想できます。
なぜならば、メタバース市場の活性化により市場への資金流入が増加すると考えられるからです。
事実として、元Facebook社が社名をMetaに変更した際には、SANDやMANAといったメタバース関連の銘柄の価格が大暴騰しました。
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暗号資産(仮想通貨)のメタバース銘柄リスト
ここまでの解説で、おおまかなメタバース銘柄の特徴や将来性が理解いただけたと思います。
ここからは具体的にどんなメタバース銘柄が存在しているのかについて、そのメタバース自体の特徴やトークンの特徴を解説していきたいと思います。
SAND
SANDは、主にThe Sandbox(ザ・サンドボックス)というメタバースで使用可能なトークンです。
The Sandboxは、ボクセルで表現されたメタバースを構築できるプロジェクトです。ユーザーがメタバース上に制作されたゲームで遊んだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることができるゲームとなっています。
The Sandboxでは、メタバース上で利用できるアイテム、アバター、ゲーム制作に必要な素材、そして「LAND」と呼ばれる土地を、SANDを用いてNFTマーケットプレイス上で売買できます。
ネイティブトークンの名前
SAND(サンド)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1SAND = 約109円
トークンの最大供給量
30億 SAND
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約40~50位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、ポリゴン
ホワイトペーパー
https://installers.sandbox.game/TheSandboxWhitepaper_2020.pdf
公式HP
https://www.sandbox.game/jp/
画像引用元:The Sandbox Press Page
The Sandboxについてより詳細に知りたいと思った方は、『The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を解説』をご覧いただけますと幸いです。
加えて、SANDトークン自体に関心を持った方に関しては、 『暗号資産SAND(サンド)とは?『The Sandbox』トークンの気になる今後・将来性を解説!』をご覧いただけますと幸いです。
MANA
MANAは、主にDecentraland(ディセントラランド)というメタバースで使用可能なトークンです。
Decentralandは、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトの一つです。イーサリアムブロックチェーンをメインとして開発されています。
ユーザーはDecentraland内で創設される施設などの利用者として楽しむことができ、仮想空間内で展開されるゲームなどをプレイ可能です。
加えて、そのようなゲームを自ら展開することも可能です。Decentralandメタバース上の土地であるLANDを購入し、そのLAND上に自分のコンテンツを作り上げることができます。
ネイティブトークンの名前
MANA(マナ)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1MANA = 約70円
トークンの最大供給量
約21.9億 MANA
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約40~50位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、ポリゴン
ホワイトペーパー
https://decentraland.org/whitepaper.pdf
公式HP
https://decentraland.org/
画像引用元:Decentraland Press Kit
Decentralandについてより詳細に知りたいと思った方は、 『Decentraland(ディセントラランド)のメタバースとは?特徴、遊び方を解説!』をご覧いただけますと幸いです。
ENJ
ENJ(エンジンコイン)は、2009年にシンガポールで創業されたEnjin(エンジン)が立ち上げたブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform(エンジン・プラットフォーム)」内で使用される暗号資産です。
Enjin Platformを平たく言うと、ブロックチェーン資産発行プラットフォームと表現できます。開発者は同サービスを使用して、ブロックチェーンゲームの作成や管理を簡単に行うことができます。加えて、ファンジブルトークンおよびNFTを発行することもできます。
その際、発行されるアイテム(NFT)の価値の裏付けとなるのが、エンジンコイン(ENJ)です。
ネイティブトークンの名前
ENJ(エンジ、またはエンジンコイン)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1ENJ = 約70円
トークンの最大供給量
10億 ENJ
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約80~90位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム
ホワイトペーパー
https://cdn.enjin.io/downloads/whitepapers/enjin-coin/en.pdf
公式HP
https://ja.enjin.io/
画像引用元:Enjin Press Kit
Enjin Platformまたはエンジンコインについてより詳細に知りたいと思った方は、『エンジンコイン(ENJ)とは?特徴や購入方法、今後の展望を解説!』をご覧いただけますと幸いです。
APE
APEとは、Otherside(アザーサイド)というメタバースプラットフォーム上で使用可能なトークンです。
Othersideプラットフォーム内では、ゲームプレイ、創作活動、他プレイヤーとの対戦、といったユーザー体験が提供される予定です。
将来的に、コミュニティの貢献によってOthersideメタバースの可能性を拡大させていく計画で、そのためのツール類はニーズに応じて継続的に供給される予定となっています。
ちなみに、厳密に言うとAPEトークンはOthersideのために開発されたトークンではありません。APEは、著名なNFTコレクションであるBAYC(Bored Ape Yatch Club)の所有者に対してエアドロップ(トークンのプレゼント)されたものです。
ネイティブトークンの名前
ApeCoin(APE)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1APE = 約700円
トークンの最大供給量
10億 APE
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約40~50位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム
ホワイトペーパー
-
公式HP
https://apecoin.com/
画像引用元:The Otherside Litepaper
Otherside(アザーサイド)についてより詳細に知りたいと思った方は、『「Otherside」とは?注目のNFTコレクションBAYCを手掛けるYuga Labsによるメタバースプロジェクト』をご覧いただけますと幸いです。
AXS
画像引用元:Axie Infinity Media Kit
AXSは、Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)というブロックチェーンゲームで使用可能なトークンです。
Axie InfinityはAxie(アクシー)と呼ばれるモンスターを集め、戦わせる対戦ゲームとなっています。
一時期メディア等で、お金が稼げるゲーム、いわゆるGameFiの代表的なプロジェクトとしてフィリピンで大流行していることが取りざたされていました。
ゲームの中にはルナーシアと呼ばれるメタバースがあり、ユーザーはその土地を購入することができます。現在はまだ開発中の段階ではありますが、土地を所有するユーザーはさまざまな利益を享受することができる予定となっています。
ただし、2022年9月には、同年の年末を目途に土地の所有者限定で新しく開発しているゲームのアルファアクセス権が付与されること等が発表されており、今後の期待が高まっています。
ネイティブトークンの名前
AXS(エーエックスエス)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1AXS = 約1300円
トークンの最大供給量
2.7億 AXS
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約50~60位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、Roninブロックチェーン
ホワイトペーパー
https://whitepaper.axieinfinity.com/
公式HP
https://axieinfinity.com/
ATLAS
ATLASとは、宇宙をコンセプトにしたメタバースゲーム(ブロックチェーンゲーム)であるStar Atlas(スターアトラス)で使用されているトークンです。
惑星や宇宙戦艦といったものが登場するような宇宙をテーマとしたゲームに仕上がっており、コミュニティからはその緻密なグラフィック表現などで注目を集めています。
世界中のプレイヤーが同時参加で楽しめるブロックチェーンゲームであるため、Star Atlasのユーザー人口が増えていくにつれてATLASの価値も高まっていく可能性があります。
ネイティブトークンの名前
ATLAS(アトラス)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1ATLAS = 約0.6円
トークンの最大供給量
360億 ATLAS
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約750~800位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、ソラナ、バイナンススマートチェーン、テラ
ホワイトペーパー
https://staratlas.com/white-paper.pdf
公式HP
https://staratlas.com/
画像引用元:Star Atlas Press Kit
DOME
DOMEは、Everdome(エバードーム)というメタバースプラットフォームにて使用されるトークンです。
Everdomeは火星を拠点としたドーム型の都市が舞台のメタバースプロジェクトで、他のプロジェクトとの差別化としてリアリティを上げています。
3Dスキャナーなどの最先端技術を利用してアバター作成を行うといった手法を通して、現実世界に匹敵するほどのリアリティを求めたメタバースとなる予定です。
The SandboxやDecentralandといった既存のメタバースプロジェクトとは異なるアプローチを取っています。
ネイティブトークンの名前
DOME(ドーム)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1DOME = 約0.4円
トークンの最大供給量
1000億 DOME
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約2000~3000位
現在対応しているブロックチェーン
バイナンススマートチェーン
ホワイトペーパー
-
公式HP
https://everdome.io/
画像引用元:Everdome - Metaverse
XRP
XRPは、Ripple(リップル)という国際送金システム上のトークンです。
Rippleは、従来の国際送金が抱える課題(時間がかかる、手数料が高い)を解決するために、2004年にアメリカのリップル社によって開発されました。
これまでは送金のイメージが強かったXRPですが、近年メタバースとの関連性も出てきています。
リップル社は、2022年6月にメタバース関連プロジェクトのFLUFWorld(フルッフ・ワールド)との提携を発表しました。
今後XRPを基軸においたメタバースおよびエコシステムが展開すると計画されているため、XRPもメタバース銘柄の一つとして注目しておくと良いでしょう。
ネイティブトークンの名前
XRP(エックスアールピー)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1XRP = 約70円
トークンの最大供給量
1000億 XRP
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約6~10位
現在対応しているブロックチェーン
リップルネットワーク、バイナンススマートチェーン、イーサリアム
ホワイトペーパー
https://ripple.com/files/rippleconsensuswhitepaper.pdf
公式HP
https://xrpl.org/
画像引用元:FLUF WORLD 公式サイト
TLM
TLMは、ブロックチェーンゲームのAlien Worlds(エイリアンワールド)で使用できる通貨です。
Alien Worldsは、宇宙を舞台にした戦略シミュレーションゲームであり、NFTを集めることでステーキング報酬が獲得できます。
既に世界的な大手暗号資産取引所であるBinance(バイナンス)に上場しており、今後も注目すべきメタバース銘柄であると言えます。
ネイティブトークンの名前
TLM(トリリウム)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1TLM = 約3円
トークンの最大供給量
100億 TLM
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約300~400位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、バイナンススマートチェーン
ホワイトペーパー
https://docs.google.com/document/d/1JiA97Y3JZMcC6HG2VPXEiZDd7UtA5yJSRUY2DQ5VSRI/edit
公式HP
https://alienworlds.io/
画像引用元:Alien Worlds 公式Twitter
BLOK
BLOKは、Bloktopia(ブロックトピア)というメタバースプラットフォーム上で使用可能なトークンです。
Bloktopiaは高層ビルを舞台としており、そのビル内の中に暗号資産やブロックチェーン業界の情報や人、モノなどが集積するようなメタバースの構築をビジョンとして掲げています。
Bloktopiaでは取引所やニュース、ゲームなどのコンテンツがエリアごとに設けられているのが特徴となっています。
BinanceやKuCoinなどがBloktopiaのメタバース内にテナントを保有しており、今後の大手のクリプト系企業が参入してくる可能性があります。
ネイティブトークンの名前
BLOK
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1BLOK = 約0.5円
トークンの最大供給量
200億 BLOK
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約300~400位
現在対応しているブロックチェーン
バイナンススマートチェーン、ポリゴン
ホワイトペーパー
-
公式HP
https://www.bloktopia.com/
画像引用元:Bloktopia - 公式サイト
GALA
GALAは、Gala Games(ガラ・ゲームズ)というプラットフォーム上で使用可能なトークです。
Gala Gamesは、NFTゲームの集積地を目指して展開しているプラットフォームです。GALAはGala Games内で配信されているゲーム上で使用することができ、ゲーム内アイテム等の購入に使用できます。
Gala Gamesでは既に複数のゲームが運営されており、ゲーム中で得たアイテム等はブロックチェーンを介して取引可能となっています。
Gala Gamesが注目されている理由としては、開発チームが非常に強力であることが挙げられます。フォートナイトといった有名ゲームを手掛けてきたEpic Games社出身のクリエイターが多く在席しています。
ネイティブトークンの名前
GALA(ガラ)
トークンの参考価格(2022年11月時点)
1GALA = 約0.5円
トークンの最大供給量
-
トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点)
約100~150位
現在対応しているブロックチェーン
イーサリアム、バイナンススマートチェーン、ソラナ
ホワイトペーパー
-
公式HP
https://games.gala.com/
画像引用元:Gala Games - 公式サイト
MVI
MVIは、インデックス商品(トークン)を提供するプロトコルであるIndex Coop(インデックス・コープ)が提供しているメタバース関連のトークンをひとまとめにしたトークンです。
要するに、これまで紹介してきたSANDやMANA、ENJといったトークンをパッケージ商品として一つのトークン化したものです。
このトークンを購入することで、メタバース関連のトークンに一括で投資することができます。
画像引用元:Index Coop - Metaverse Index (MVI)
なお、このトークンを組成するに当たって投資しているメタバース関連銘柄の構成割合は、コチラのサイトから閲覧できるようになっています。
2022年11月時点においては、AXSが12.1%、APEが11.9%、SANDが10%、MANAが9.4%となっています。
ただし、トークンの配分は時間の経過とともに調整されるようなので、もしMVIに投資を行う際はその時点でのトークンの配分を確認することをおススメします。
メタバース銘柄(暗号資産)の購入方法
メタバース銘柄の購入方法は多岐に渡ります。
本記事では、Coincheckにて取り扱いのあるメタバース銘柄であるSANDを例に、購入方法を画像付きで解説したいと思います。
なお、Coincheckでは前述した銘柄のうち、SAND、XRP、ENJを取り扱っています。
CoincheckでSANDを購入する方法には、以下の2種類があります。
スマホアプリで購入するパソコンで購入する
以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。
※当社にSANDを入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくはこちらをご参照ください。
スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法
最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってSANDを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。
1. 画面下メニューの「販売所」をタップする2. 表示されたコインの中から「SAND(サンド)」をタップする3. 「購入」をタップする4. 購入金額を入力し、「日本円でSANDを購入」→「購入」をタップする
スマホアプリを使うと、時間や場所を問わず、わずかこれだけの操作で取引を完了できます。
パソコンでSAND(サンド)を購入する方法
Coincheckはスマホアプリが便利ですが、パソコンを使っても暗号資産を購入することができます。パソコンでSANDを購入する際の手順は、以下の通りです。
1. Coincheckにログインして、画面の上にある「ウォレット」を選択する2. ウォレットページで「コインを買う」をクリックして、「SAND(サンド)」を選択する3.SANDの購入数量を指定し、表示された時価に基づいた購入金額を確認する 4.「OK」をクリックして購入完了
パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく、簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。
場面や投資スタイルに応じて使い分けるのが良いでしょう。
ゲームメタバース『The Sandbox(サンドボックス)』創業者であるセバスチャン・ボルジェ氏とコインチェック 常務執行役員(NFT・メタバース・IEO・Web3等新規事業担当)天羽健介のインタビューをお届けします。『The Sandbox』のサービス紹介、両社のビジョン、Coincheck NFTで取扱いをしているNFTのLAND、暗号資産取引所Coincheckで上場したゲーム内の暗号資産「SAND(サンド)」について語ります。
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目次
『The Sandbox』の歩みと現在
『The Sandbox』が実現したい未来
オープンメタバースである『The Sandbox』
日本で暗号資産(SAND)とNFT(LAND)の両方のGatewayができることの価値
『The Sandbox』× コインチェックで取り組みたいこと
『The Sandbox』の歩みと現在
天羽健介(以下、天羽):The Sandboxシリーズは、2012年にモバイル版をリリースし、2016年には続編がリリースされ、大規模なコミュニティに成長しています。今までの流れを教えて下さい。
セバスチャン・ボルジェ(以下、セバスチャン):2012年5月にモバイル版『The Sandbox』の第一弾を発表してから、ちょうど10周年を迎えました。
少し遡りますが、2017年に『CryptoKitties』や『CryptoPunks』といった最初のNFTプロジェクトが生まれました。私たちはすぐに「ブロックチェーン」という技術がUGCゲームである『The Sandbox』を実現する鍵となり、デジタル資産の保有という概念を支えるものであることを確信しました。UGCとNFTを組み合わせることで、あらゆるクリエイターが自分のNFTを作り、ゲーム内で使用し、収益化できるようになる道がひらいたことを意味しています。これをきっかけにして、ブロックチェーンとUGCエコシステムを掛け合わせるというアイデアが生まれました。
2018年以降、私たちはクリエイターをエンパワーできたらと考えてきました。『The Sandbox』は様々なクリエイター(3Dエディター、ノーコードゲームメーカー、アバタークリエイターなど)や300以上のブランドといったステークホルダー、そしてウォレット登録をいただいている300万人のユーザー、そして20,500のLANDオーナーと共にモバイルゲームからマルチプレイヤーゲームのプラットフォームに進化し、新しいデジタル空間の壮大なムーブメントに成長し続けています(※)。
(※)ブランド、ユーザー、LANDオーナーの数は2022年6月時点のものです。
『The Sandbox』が実現したい未来
天羽:『The Sandbox』のスタートから今までの流れについて解説いただきありがとうございました。続いて、『The Sandbox』を企画・運営される中で大切にされていること、実現したい未来など、思い描かれるビジョンについて聞かせていただけたらと思います。
セバスチャン:私たちは、コミュニティそしてユーザーを第一に考え、価値創造と報酬システムを軸にして『The Sandbox』を構築してきました。これらが私たちの原動力なのです。『The Sandbox』はクリエイターに収益の95%を還元するUGCを前提とした分散型のバーチャルエコノミーであり、インタラクティブな体験を豊富に提供するオープンメタバースです。
『The Sandbox』では、プレイヤーやクリエイターが自ら作成したものや購入したアイテムの所有が可能です。私たちは『The Sandbox』というプラットフォームを、テクノロジーを駆使して創作活動が現実世界の延長線上にあるように構築できたらと考えています。没入感があるソーシャルな空間で、アバターを通じて体験できる新しいエンターテインメントとデジタル表現の可能性を追求しています。また、これらのデジタルアセットを所有・共有・取引できることによって、オープンメタバースは革命的なコンセプトとなり、私たち『The Sandbox』のエコシステムの中核となっています。
『The Sandbox』コミュニティのメンバーはクリエイティビティを通じて、リアルな人生とは別の人生を体験しています。メンバー同士の交流も活発で、多くの人が『The Sandbox』上でデジタル上のビジネスチャンスを見出しています。
オープンメタバースである『The Sandbox』
天羽:『The Sandbox』ではこれまでの「プレーヤー」と「作り手」といったくっきりとした境界線ではなく、インタラクティブにそれぞれの領域を越境しながらオープンメタバースとオープンエコノミーが作られている印象です。プロデュースする中で考えられている事はどのような事でしょうか?
セバスチャン:メタバースはユーザーによって形造られています。私たちは、年齢、民族、国、社会的地位、教育などの区別なく、誰でもメタバースにアクセスできることを大切にしています。メタバースが生み出す様々な機会や何百万もの仕事には平等にチャンスがあることを意味しています。すでに『The Sandbox』から数々の新しい才能が生まれていますし、学校では教えてくれないようなスキルをゲームの中で学ぶことができるのです。
メタバースの4つの重要な課題は、創造性とコンテンツ、テクノロジー、そして安全性です。テクノロジーの急速な進化とUGCの創造性が相まって、これまでにない没入型の体験や新しい形のエンターテイメントが生まれるでしょう。これらはバーチャルリアリティの枠にとらわれず新しいアバター表現やデジタルアイデンティティを通じてもたらされるかもしれません。
新たなデジタル空間での体験をプロデュースする中で、ゲームを核としながらもエンターテインメント、アート、ファッション、音楽、バーチャルコンサート、バーチャルショーなど想像を超える「新たな価値の創造」の可能性を探っています。
世界的なアーティストJamiroquai氏の代表曲のひとつ「Virtual Insanity」を「The Sandbox」上で披露
日本で暗号資産(SAND)とNFT(LAND)の両方のGatewayができることの価値
天羽:『The Sandbox』の色々な可能性を探る冒険をご一緒できたらと思います!SANDトークンはここで出てきた「新たな価値の創造」の主軸になると思います。日本で「SAND」が上場することの意味、日本で暗号資産(SAND)とNFT(LAND)の両方のゲートウェイができることの価値についてどのようにお考えでしょうか?
セバスチャン:日本は暗号資産のアーリーアダプターであり、多くのイノベーションが生まれたマーケットでもあります。個人投資家そして企業の両者が大規模に参画しないWeb3の未来は考えられません。『The Sandbox』にはすでに多くのウォレット登録しているユーザーがおり、各国には活発なコミュニティが存在する優れたメタバースプロジェクトとなっています。
日本での「SAND」の上場は『The Sandbox』だけでなく日本のWeb3全体にとっても良いニュースです。日本のユーザーが『The Sandbox』のエコシステムへアクセスしやすくなるというメリットがあります。
私たちは『The Sandbox』をどこにいても誰でもアクセスできる真にグローバルなデジタル空間にしたいと考えています。だからこそ、日本の『The Sandbox』ユーザーのエコシステムへの参加も大切なポイントなのです。
コインチェックでは2022年5月24日より暗号資産「SAND」の取扱いを開始
Coincheck NFTはこちらへ
『The Sandbox』× コインチェックで取り組みたいこと
天羽:我々コインチェックも「※OASIS TOKYO」や「SAND」の取扱いや、各種の取組みを通じて、新たな価値の創造の冒険にご一緒させていただけたらと思います。コインチェックに期待することは何ですか?
セバスチャン:コインチェックがどのように「OASIS TOKYO」を仕上げるのか、とても楽しみにしています。
「Web3へのアクセスを万人にひらく」ことは『The Sandbox』の最も重要な目標の1つです。それが実現してこそ、真の意味での分散型のメタバースとなれるのです。『The Sandbox』は、何千人ものクリエイターとイノベーションによって、常に進化し続けるプロダクトです。コインチェックによって日本のユーザーが「SAND」にアクセスしやすくなったことは、『The Sandbox』の未来に参加・投資できるようになったことを意味します。
「LAND」を作り、NFTやブロックチェーンについて学ぶことは最初の一歩です。また、日本のクリエイターやLANDオーナーが、他の文化や国のクリエイターとコラボレーションし、才能を発揮できるような機会を作れたらと考えています。日本の創造性と革新性の長い歴史を考えると、この橋渡しは『The Sandbox』、そしてWeb3全体にとって素晴らしいニュースであると言えるでしょう。
天羽:『The Sandbox』についてのお話をいただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
Sebastien Borget(The Sandbox COO)と天羽 健介(コインチェック株式会社 常務執行役員)
(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。
詳しくはこちら
暗号資産SAND(サンド)とは、NFTゲーム『The Sandbox』で使用される暗号資産です。代表的なメタバース・NFT銘柄として、注目を集めています。
今回の記事では、2022年5月24日よりCoincheckで国内初の取り扱いを開始した暗号資産SANDについて詳しく解説していきます。
この記事でわかること
NFTゲーム『The Sandbox』とは
暗号資産SANDの使い方
暗号資産SANDの将来性
暗号資産SANDの購入方法
Coincheckの無料登録はこちら
目次
暗号資産SAND(サンド)は、『The Sandbox』のゲーム内通貨
NFTゲーム『The Sandbox』とは
『The Sandbox』上の土地「LAND」について
暗号資産SAND(サンド)の使い方
使い方①アイテムやLANDの購入
使い方②ガバナンス
使い方③ステーキング
暗号資産サンド(SAND)の将来性
『The Sandbox』の人気が高まる
NFT・メタバースに注目が集まる
暗号資産SAND(サンド)の購入方法
スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法
パソコンでSAND(サンド)を購入する方法
暗号資産SAND(サンド)は、『The Sandbox』のゲーム内通貨
暗号資産SANDは、『The Sandbox』で使用されるネイティブトークンです。日本における円のように、『The Sandbox』のメタバース上ではSANDを用います。
通貨単位
SAND
発行可能上限数
3,000,000,000SAND
コンセンサスアルゴリズム
Proof of Work
時価総額ランキング (2022年5月時点)
39位
NFTゲーム『The Sandbox』とは
NFTゲーム『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』とは、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。
ユーザーはメタバース空間を楽しむだけでなく、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。さらに、所有するアイテム、キャラクターをNFTとしてプラットフォーム上で自由に売買することが可能です。
2022年3月3日~3月31日には、アルファ版シーズン2(ALPHA SEASON2)の開催を行い注目を集めました。このイベントでは、『The Sandbox』のチームが制作した18のゲームを通して、これまでThe Sandboxを支持してきたユーザーがThe Sandbox上のメタバース世界を体験できる初めての機会となりました。
完全版のリリースは、2022年末を予定しています。(2022年5月時点)
The Sandboxとは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を徹底解説
Coincheck
『The Sandbox』上の土地「LAND」について
「LAND」とは、『The Sandbox』内のメタバース空間における土地のことです。ユーザーはLANDを所有することで、その上にゲームやアセットを配置することができます。
引用:The Sandbox - MAP
現在は、様々な企業やIPがこのLANDを取得しています。Coincheckが所有するLANDの一部を発売した際は、約8分で完売する(※)など注目度はとても高いと言えるでしょう。
(※)販売の詳細はこちら(現在販売は終了しています)
また、LANDは発行上限が定められている(166,464個)点からデジタル不動産とも呼ばれ、LAND自体を売買して利益をあげることができます。Coincheck NFTでは、LANDを取引することが可能です。
LANDの取引を検討している方は、以下の記事をご覧ください。
Coincheck NFTで販売中の『The Sandbox』のLANDについて解説します!
Coincheck
暗号資産SAND(サンド)の使い方
SANDは『The Sandbox』上で、次のように使用できます。
①アイテムやLANDの購入②ガバナンス③ステーキング
それぞれ詳しく見ていきましょう。
使い方①アイテムやLANDの購入
SANDは主に『The Sandbox』上の経済活動で使用されます。
LANDや、マーケットプレイスに出品されたゲーム内アイテムを購入する際にSANDで取引されます。また、取得したLAND上でつくったゲームを有料で提供して得た事業所得もSANDで取引がされます。
使い方②ガバナンス
SANDを所持している人は、ガバナンス(運営)の意思決定に対して投票することが可能です。
また、他のユーザーに投票権を委譲することができる点も、特徴の一つです。
使い方③ステーキング
SANDトークンのエコシステム上に用意されているステーキング(厳密には流動性マイニング)というシステムを活用することで、SANDの枚数を増やすことができます。
引用:The Sandbox 公式Medium
LANDの所有者は、このステーキングに参加する時にSANDが増加する速度が上昇します。
ただし、SANDのステーキングは厳密には流動性マイニングとなっており、SANDとペアになるトークンを合わせて流動性提供しなければなりません。そのため、インパーマネント・ロスと呼ばれる2つのトークンの価格比が変化することで生じる損失が起こる可能性があります。上記より、SANDのステーキングは自己責任で行うか否かを検討するのが良いでしょう。
SANDのステーキングとLANDの関係性に関する解説については、こちらでThe Sandbox運営が解説しています。関心のある方はぜひご覧ください。
暗号資産サンド(SAND)の将来性
暗号資産SANDは、将来性に期待がもてる暗号資産といえるのではないでしょうか。
特に、次のようなタイミングで価格面の上昇が期待できます。
『The Sandbox』の人気が高まるNFT・メタバースに注目が集まる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①『The Sandbox』の人気が高まる
2022年5月時点、『The Sandbox』はα版を提供していますが、月間アクティブユーザー数はピーク時には100万人を超えるなど、すでに大きな注目を集めているNFTゲームです。
今後、正式版がリリースされ、ユーザー数がさらに増えると、SANDの取引量も増加することが期待できるでしょう。
また、企業やIPがLANDを購入するなど、将来的なメタバース上での経済活動に期待が持てるニュースにも注目をするといいでしょう。
例えば、Coincheckでは、LAND上に2035年の近未来都市 「※OASIS TOKYO」を制作するプロジェクトを開始しています。
日本だけでなく、海外の企業やIPも様々なプロジェクトを企画しています。
『The Sandbox』の人気が高まるタイミングには、SANDにも期待がもてるのではないでしょうか。
(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。
詳しくはこちら
②NFT・メタバースに注目が集まる
NFT・メタバース銘柄に注目が集まるタイミングにも、SANDは期待がもてるのではないでしょうか。
特に代表的な事例として、2021年10月のFacebook社の社名変更が挙げられます。同社がMeta Platform社への社名変更と、メタバース領域への巨額投資を発表したことをうけ、SANDは一時10倍近くまで価格が上昇しました。
参考:CoinMarketCap
カナダのリサーチ企業Emergen Research社は、メタバースの市場規模が2028年までに8289.5億ドル(日本円で約99兆4740億円)まで成長すると試算しています。
参考:Emergen Research
今後も、大企業のメタバース領域への投資など、NFT・メタバース領域にポジティブなニュースが出た場合、同様の動きをする可能性があります。
暗号資産SAND(サンド)の購入方法
CoincheckでSANDを購入する方法には、以下の2種類があります。
スマホアプリで購入するパソコンで購入する
以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。
※当社にSANDを入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくはこちらをご参照ください。
スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法
最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってSANDを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。
1. 画面下メニューの「販売所」をタップする2. 表示されたコインの中から「SAND(サンド)」をタップする3. 「購入」をタップする4. 購入金額を入力し、「日本円でSANDを購入」→「購入」をタップする
スマホアプリを使うと、時間や場所を問わず、わずかこれだけの操作で取引を完了できます。
パソコンでSAND(サンド)を購入する方法
Coincheckはスマホアプリが便利ですが、パソコンを使っても暗号資産を購入することができます。パソコンでSANDを購入する際の手順は、以下の通りです。
1. Coincheckにログインして、画面の上にある「ウォレット」を選択する2. ウォレットページで「コインを買う」をクリックして、「SAND(サンド)」を選択する3.SANDの購入数量を指定し、表示された時価に基づいた購入金額を確認する 4.「OK」をクリックして購入完了
パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく、簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。
場面や投資スタイルに応じて使い分けるのが良いでしょう。
2021年の夏ごろから爆発的に広まった言葉の一つとして、 NFTが挙げられます。 資産価値が認められるようになったデジタルデータであるNFTは、インターネット上における価値の取引をより効率化することが可能になるという言説が多く見受けられます。 事実として、IT大手のGoogleとNFT関連企業であるDapper Labsの提携、TwitterやInstagramでのNFTプロフィール画像への対応、ゲーム大手であるスクエア・エニックスがNFTコンテンツの開発に着手、といった大手IT企業のNFTへの対応が急ピッチに進んでいます。 このような情勢において、NFTに関連する銘柄を探し投資をしようという動機が生まれるのは自然な流れでしょう。 そこで本記事では、いま注目のNFT関連銘柄(暗号資産・株)について、その一般的な特徴や将来性、具体的な銘柄リストまでを紹介していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産とNFTの関連性 NFT銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説 NFTゲーム内におけるアイテムなどの売買 保有に応じたガバナンスへの参加権利 ステーキングの利用権利 NFT銘柄(暗号資産)の選び方 NFTプロジェクトの充実度や注目度 当該NFTプロジェクトのジャンルや用途 有名企業との提携 通貨の時価総額 NFT銘柄(暗号資産)の将来性 NFT市場は2027年までに4.4倍へ市場規模を拡大 NFT『ならでは』の市場を開拓 いま注目の暗号資産のNFT銘柄リスト ENJ SAND AXS MANA APE CHZ FLOW DEP PLT GALA 株式のNFT関連銘柄 Meta(ティッカーシンボル:META) Twitter(ティッカーシンボル:TWTR) VISA(ティッカーシンボル:V) ミクシィ(証券コード:2121) スクウェア・エニックス・ホールディングス(証券コード:9684) マネックスグループ(証券コード:8698) NFT銘柄の暗号資産を購入するには? ステップ①Coincheckへの口座開設を行う ステップ②日本円を入金する ステップ③投資したいNFT銘柄を選び、購入する まとめ 暗号資産とNFTの関連性 詳細情報に移る前に、暗号資産とNFTの関連性について軽く復習しましょう。 暗号資産は、非代替性トークン(Non-Fungible Token)の対になる概念として、代替性トークン(Fungible Token)と呼ばれる時もあります。代替性トークンは、ファンジブルトークンもしくはFTと呼ばれることが多いです。 今回の記事で紹介する銘柄は、NFTプロジェクトに関連している暗号資産と言う意味で『NFT銘柄』と便宜的に表現しています。 NFT銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説 この項目では、暗号資産のNFT銘柄の特徴を使い道と合わせて解説していきます。 先ほども示した通り、暗号資産におけるNFT銘柄とは、NFTプロジェクトに関連した暗号資産(トークン)です。専門的な言葉では、当該NFTプロジェクトのネイティブトークンである、とも表現できます。 NFT銘柄に分類される暗号資産は、主に以下の3つの使い道があります。なお、全てのNFT銘柄に共通している特徴とは限らないので、あくまでも傾向の話であることを念頭においていただけますと幸いです。 NFTゲーム内におけるアイテムなどの売買 保有に応じたガバナンスへの参加権利 ステーキングの利用権利 以下より、それぞれの特徴の詳細について解説していきます。 NFTゲーム内におけるアイテムなどの売買 暗号資産のNFT銘柄の代表的な使い道(ユーティリティ)としては、当該NFTプロジェクト内におけるアイテムの取引手段などが挙げられます。 特に大規模なNFTゲームでは、各ゲームの公式サイトにて専用のアイテム取引ページ(マーケットプレイス)が用意されており、当該NFTゲームのネイティブトークンを用いることでアイテムや土地などのNFTを取引することが可能です。 具体例としては、「The Sandbox」や 「Axie Infinity」が挙げられます。 The Sandboxでは、SANDというNFT銘柄を用いることでゲーム内アイテムであるASSETを購入できたり、ゲーム内の土地であるLANDを購入可能です。 Axie InfinityではAXSというNFT銘柄を用いることで、NFTゲーム上にてストーリー攻略や対戦に使用するアクシーというキャラクターを購入することが可能です。 以下の画像は、左がThe Sandboxのマーケットプレイス、右がAxie Infinityのマーケットプレイスとなっています。 出典:The Sandbox - ショップ 出典:Axie Infinity - Marketplace 保有に応じたガバナンスへの参加権利 ブロックチェーンに関連したプロジェクト(プロトコル)や DAO(分散型自律組織)における運営方針の決定は、往々にしてトークンを用いて行われます。このような意思決定プロセスのことを総称してガバナンスと呼びます。 NFTプロジェクトにおける運営方針の決定についても、NFT銘柄の暗号資産によるガバナンスが採用されていることが多いです。 一般的には、トークン保有量が多いほどガバナンスへの影響力が強まっていく仕組みになっていきます。 現実世界における株式会社のように、一定数以上の株式を保有している人に対して株主総会の場で議決権を与える仕組みだと認識すると分かりやすいと思います。 なお、NFTプロジェクトの場合はガバナンスへの投票権にNFT銘柄ではなくNFTそのものを使用するケースがあります。ガバナンスへの参加を目的にNFT銘柄を購入する場合には、当該銘柄にガバナンスへの投票機能があるのかをしっかりとリサーチしておく必要があるでしょう。 ステーキングの利用権利 NFTプロジェクトやNFTゲームにおける機能の一つとして、 ステーキング機能を提供している場合があります。 こういった場合は、当該プロジェクトやゲームに対応したNFT銘柄をステーキングしておくことで、当該銘柄の保有量を少しずつ増やしていくことが可能です。 具体例としては、The Sandboxが提供しているステーキングが挙げられます。 このステーキングでは、自らが保有しているSANDをステーキングすることで年利約13%(2022年12月時点)でSANDを得ることが可能です。 出典:The Sandbox - The Sandboxステーキング NFT銘柄(暗号資産)の選び方 ここまでの内容で、暗号資産のNFT銘柄の特徴を一通り知ることが出来たと思います。 暗号資産のNFT銘柄の特徴や具体的な使い道が分かったところで、次に肝心な選び方について見ていきましょう。 投資の観点から考えた際に考慮すべき事項について、以下で一つずつ解説します。 NFT銘柄の投資を検討している方は、参考にしていただけますと幸いです。 NFTプロジェクトの充実度や注目度 最も重要な指標は、購入を検討しているNFT銘柄に関連するプロジェクトの充実度及び注目度です。 充実度を観測する具体的な方法としては、公式のホームページや当該プロジェクトの設計書とも言えるホワイトペーパーの精査が挙げられます。プロジェクトの代表や開発陣、デザイナー陣のバックグラウンドも十分にチェックし、総合的に信頼に足るプロジェクトだと思えた段階で投資を行うとよいでしょう。 加えて、世間的な注目度も注視する必要があります。注目度を観測する手法は枚挙にいとまがなく、具体的にはDiscordコミュニティの盛り上がり具合や、Twitter上で当該プロジェクトについて言及している人がいるか、英語以外のコミュニティ(日本公式Twitterやアンバサダー)が存在しているか、などが挙げられます。 当該NFTプロジェクトのジャンルや用途 投資を検討しているNFTプロジェクトが、どのようなジャンルに当てはまりどのような使い道が用意されているのか、は最低限抑えておくべきです。 ひとえにNFTプロジェクトと言っても、ゲームやアート、ファッション、スポーツといったように分類されるジャンルは様々です。 特定のジャンルのNFT銘柄にのみ影響を与えるニュースがあることもあります。具体的には元フェイスブック社の社名変更のニュースです。当該ニュースが発表された際、NFT銘柄の中でもゲーム系に分類されるトークンの価格が軒並み暴騰しました。逆にスポーツ系に分類されるトークンの価格は余り変わらないどころか急落しました。 下の図は、ゲーム系のNFT銘柄に分類されるSANDとスポーツ系のNFT銘柄に分類されるBARの価格推移を比較したものです。 社名変更のニュースが報道されたのが2021年10月28日であることを考えると、両トークンの間に顕著に価格推移の仕方が異なっていると理解できると思います。 出典:CoinMarketCap - The Sandbox 出典:CoinMarketCap - FC Barcelona Fan Token 用途としても、ゲーム内アイテムの購入に用いられるようなユーティリティトークン、スポーチチームを応援するために保有するファントークン、プロジェクトの運営方針の議決権として用いられるガバナンストークンといったように、その使用用途は様々です ちなみに、上述しているSANDはユーティリティトークンとガバナンストークンの用途を兼ね備えたトークン、BARはファントークンとなっています。 以上のように、NFT銘柄のジャンルや用途、過去のニュースの価格へのインパクトなどをしっかりと調べた上で投資を行うのが良いでしょう 有名企業との提携 企業との提携事例が多いNFTプロジェクトやNFTゲームは有望であると言えます。 なぜならば提携事例が多いということは、それだけ多くの企業にとって当該プロジェクトとの提携が魅力的に映ったという事実の裏返しだと考えられるからです。 NFTはビジネスとの親和性が高く、IT企業を始め数多くの業態の企業と提携を結んでいる傾向にあります。 以下に主要なNFTプロジェクトと、その提携先を列挙した表を示しました。 NFTプロジェクト名 提携先企業 The Sandbox GUCCI、スクウェア・エニックス、ソフトバンク、LINE Studio Decentraland コカ・コーラ、JPモルガン、ノルウェー政府 Enjin platform Microsoft BAYC(Yuga Labs) Adidas, Animoca Brands Flowブロックチェーン(Dapper Labs) Google 現状としてNFTプロジェクトは、IT企業との提携以外ではGUCCIやスクウェア・エニックスといった何らかのブランドやIP(知的財産)を所有している企業との提携が多くなっています。 NFTはこのような業種のマネタイズ手段として有用であり、コラボイベントという枠組みでNFTを販売する形式がスタンダードとなっているためだと思われます。 事実として、The Sandbox上において2022年10月27日から11月9日の間で開催されたGUCCIとのコラボイベントでは、イベント内で販売されたNFTのほとんどの種類が売り切れており強い経済効果が観測できています。 出典:The Sandbox - 公式サイト トップページ 通貨の時価総額 NFT銘柄を選ぶ際の指標として、最後にトークンの時価総額を挙げさせていただきます。 トークンの時価総額とは、「トークンの総発行量 × 1トークンの値段」で計算される指標です。 ざっくりとした認識として、時価総額が大きいトークンほど安全性が高く有名、時価総額が小さいトークンほど安全性に懸念があり有名ではない、と言えます。 初めてNFT銘柄を購入する場合は時価総額が大きいトークンを購入し、ある程度の目利きができるようになったら時価総額が小さいトークンにもチャレンジしてみる、という流れがよいかと思います。 大きな躍進を遂げたNFT銘柄の具体例としては、GALAが挙げられます。 GALAは2021年の年初時点では約0.15円でしたが、NFTの注目や元フェイスブック社の社名変更を受けて大きく価格を上昇させ、最終的に同年11月26日には約86円の終値を付けました。価格上昇率は570倍で、時価総額は4,000位から一気に100位以内に上昇しました。 2022年12月時点では1GALAおよそ3.5円で価格が推移していますが、時価総額は150位以内に留まっています。 出典:CoinMarketCap - Gala このような例から分かるように、時価総額が低いから投資をしないという決断は後々の機会損失になり得る可能性があります。適切な調査を経た後であれば、あえて時価総額が低いNFT銘柄に投資をするという戦略も良いと思います。 なお、GALAに関する詳細については コチラにて解説しています。 NFT銘柄(暗号資産)の将来性 資産価値が認められるようになったデジタルデータであるNFT。 その将来性については数多くの機関が将来予測を行っており、ポジティブな見解を示しています。 本項目ではNFTの将来性に関して概観し、それらがNFT銘柄にもたらす影響を解説していきます。 NFT市場は2027年までに4.4倍へ市場規模を拡大 アメリカ、ドイツ、インドを拠点に持つ世界的な調査会社であるMarketsandMarkets Researchは、NFT市場は2022年の30億5,600万米ドル(約4,200億円)から、2027年までに136億7,900万米ドル(約1兆9,000億円)に拡大すると予測を立てています。倍率にして、約4.4倍の規模にまで成長することになります。 エンタ―テインメントやゲーム領域を中心に市場を拡大していくだろうと見込んでいるようです。 さらに、日本国内におけるNFT市場においても、今後発展していくという調査結果があります。 デロイトトーマツコンサルティング合同会社の調査レポートによると、日本国内におけるNFT関連企業の設立数は直近6年間で20倍になっており、LINEやメルカリ、楽天などの大手事業者も相次いで市場参入していることに言及しています。 参考:MarketsandMarkets Research - Non-Fungible Tokens Market worth $13.6 billion by 2027 参考:デロイトトーマツコンサルティング - 日本企業のNFTビジネスの課題と今後の可能性 NFT『ならでは』の市場を開拓 一言でNFTと言っても、そのジャンルは多種多様です。 特定ジャンルの需要が増加することによって、関連するNFT銘柄の価格変動に寄与する可能性は高いでしょう。 そんな中、NFTにしか実現できない、いわばNFT『ならでは』の市場を開拓できたプロジェクトは、他のNFTプロジェクトとの圧倒的な差別化が図れるでしょう。 近年盛り上がりを見せているNFT『ならでは』の市場として、PFP(Profile Picture)が挙げられます。PFPとは、TwitterなどのSNSのプロフィール画像に設定するために作られたNFTのことです。 一時期、海外の著名人を中心にPFPをSNSのアイコンに変更するのが流行していました。 具体的には、アーティストのジャスティン・ビーバーやサッカー選手のネイマールなどが、自身のプロフィール画像をPFPに変更していました(2022年12月時点ではネイマール選手は別の画像に変更されています)。 出典:Justin Bieber 公式Twitter 日本の芸能人では、EXILEメンバーの関口メンディーさんがTwitter上でPFPを使用していました(2022年12月時点では別の画像に変更されています)。 PFPはTwitter上で広がりを見せましたが、今後はInstagramでも利用が可能になる見込みです。現在Instagramは、特定のクリエイターグループ間でNFTの作成や売買、投稿機能のテストを行っているようです。 Coincheckの無料登録はこちら いま注目の暗号資産のNFT銘柄リスト ここまでの解説で、おおまかなNFT銘柄の特徴や将来性について理解いただけたと思います。 ここからは具体的にどんなNFT銘柄が存在しているのかについて、そのNFTプロジェクトやNFTゲーム自体の特徴を交えながらトークンの特徴を解説していきたいと思います。 ENJ 出典:Enjin Press Kit ネイティブトークンの名前 ENJ(エンジ、またはエンジンコイン) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1ENJ = 約40円 トークンの最大供給量 10億 ENJ トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約80~90位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム ホワイトペーパー https://cdn.enjin.io/downloads/whitepapers/enjin-coin/en.pdf 公式HP https://ja.enjin.io/ ENJ(エンジンコイン)は、2009年にシンガポールで創業されたEnjin(エンジン)が立ち上げたブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform(エンジン・プラットフォーム)」内で使用される暗号資産です。 Enjin Platformを平たく言うと、既存のアプリケーションに対してNFTといったブロックチェーン上の資産を導入できるプラットフォームであると表現できます。開発者は同サービスを使用して、NFTゲームの作成や管理を簡単に行うことができます。 その際、発行されるアイテム(NFT)の価値の裏付けとなるのが、エンジンコイン(ENJ)です。 総括すると、ENJはNFT関連のプラットフォームを利用するために必要なトークンであると言えます。NFTが今後一般社会に浸透していく過程で価格が上昇していく可能性があります。 エンジンコイン(ENJ)とは?特徴や今後の展望、購入方法までを簡単解説! Coincheck SAND 出典:The Sandbox Press Page ネイティブトークンの名前 SAND(サンド) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1SAND = 約80円 トークンの最大供給量 30億 SAND トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約40~50位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、ポリゴン ホワイトペーパー https://installers.sandbox.game/TheSandboxWhitepaper_2020.pdf 公式HP https://www.sandbox.game/jp/ SANDは、主にThe Sandbox(ザ・サンドボックス)というNFTゲームで使用可能なトークンです。 The Sandboxは、ボクセルで表現されたメタバースを構築できるプロジェクトです。ユーザーがメタバースに制作されたゲームで遊んだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることができるゲームとなっています。 The Sandboxでは、SANDを用いてゲーム内で利用できるアイテムやアバター、ゲーム制作に必要な素材、そして「LAND」と呼ばれる土地を購入可能です。 なお上記のようなアイテムは全てNFTとして販売されているため、The Sandboxメタバース全体がNFTで構築されていると言っても過言ではありません。 上記より、SANDはThe Sandboxを形作るための重要な役割を持っていると考えられます。 The Sandboxとは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を徹底解説 Coincheck 暗号資産SAND(サンド)とは?『The Sandbox』トークンの気になる今後・将来性を解説! Coincheck AXS 出典:Axie Infinity Media Kit ネイティブトークンの名前 AXS(エーエックスエス) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1AXS = 約1100円 トークンの最大供給量 2.7億 AXS トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約50~60位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、Roninブロックチェーン ホワイトペーパー https://whitepaper.axieinfinity.com/ 公式HP https://axieinfinity.com/ AXSは、Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)というNFTゲームで使用可能なトークンです。 Axie InfinityはAxie(アクシー)と呼ばれるモンスターを集め、戦わせる対戦ゲームとなっています。 Axie Infinityは2020年頃からお金が稼げるゲーム、いわゆるGameFiの代表的なプロジェクトとしてフィリピンで大流行し、NFTゲームとしての地位を比較的早期に確立しています。 Axie Infinityはゲームプレイを行うために専用のNFTであるアクシーを用意しなければならないというハードルがありました。しかし、2022年9月より新たにAxie Infinity OriginというFree to Playゲームをリリースしており、NFTゲームというポジションを取りながらもNFTという枠を飛び越えてユーザーを獲得する動きを見せています。 Axie Infinity(アクシーインフィニティ)とは?特徴やゲームの始め方を徹底解説! Coincheck MANA 出典:Decentraland Press Kit ネイティブトークンの名前 MANA(マナ) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1MANA = 約55円 トークンの最大供給量 約21.9億 MANA トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約40~50位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、ポリゴン ホワイトペーパー https://decentraland.org/whitepaper.pdf 公式HP https://decentraland.org/ MANAは、主にDecentraland(ディセントラランド)というNFTゲームで使用可能なトークンです。 Decentralandは、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトの一つです。イーサリアムブロックチェーンをメインとして開発されています。 ユーザーはDecentralandのメタバースにおいて、様々なNFTを購入および活用することが可能となっており、代表的な例としてはアバターの着せ替えアイテムなどが挙げられます。 加えて、メタバース内のコンテンツを自ら展開することも可能です。Decentralandメタバース上の土地はLANDというNFTとして販売されており、その土地を購入することで自分の作品を公開可能となっています。 Decentraland(ディセントラランド)のメタバースとは?特徴、遊び方を解説! Coincheck APE 出典:Bored Ape Yacht Club - 公式インスタグラム ネイティブトークンの名前 ApeCoin(APE) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1APE = 約550円 トークンの最大供給量 10億 APE トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約40~50位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム ホワイトペーパー - 公式HP https://apecoin.com/ APEとは、世界的に著名なNFTプロジェクトであるBAYC(Bored Ape Yatch Club)に関連するトークンです。 BAYCはサルをモチーフにしたNFTシリーズで、ラッパーのエミネムといった海外の有名人らが購入したことで話題となりました。 APEは今後、BAYCを生み出したYuga Labs(ユガラボ)が展開するプロジェクトの主要トークンとしての利用が計画されています。実際にYuga Labsが開発を手掛けるメタバースプロジェクト『Otherside(アザーサイド)』では、当該メタバース上の土地である『Otherdeeds』の販売がAPEで決済されました。 APEの購入を考えている方は、今後のYuga Labsの動向を注視する必要があるでしょう。 「Otherside」とは?注目のNFTコレクションBAYCを手掛けるYuga Labsによるメタバースプロジェクト Coincheck CHZ 出典:Chiliz - 公式サイト ネイティブトークンの名前 Chiliz(チリーズ) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1CHZ = 約20円 トークンの最大供給量 8,888,888,888 CHZ トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約40~50位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、BNBビーコンチェーン、ソラナ ホワイトペーパー - 公式HP https://www.chiliz.com/jp/ CHZは、ファントークンの発行を支援するプロジェクトであるチリーズ(Chiliz)にて使用可能なトークンです。 ファントークンとは、スポーツチームやコンテンツに関するファンが購入することを想定して設計された暗号資産(トークン)のことです。 ファントークンを購入すると、チーム運営の方針決定に投票を通して関わることができたり、チケットの抽選や様々な企画に参加する権利が付与されたりします。 2020年6月24日にスペインのサッカーチームであるFCバルセロナがChilizを用いてファントークンを発行したことを皮切りに、他のサッカーチームやeスポーツチームなども相次いで発行を行いました。なおFCバルセロナのファントークンであるBARは、初期販売分が全て完売となっています。 今後ファントークンがスポーツ等の分野で浸透していくことにより、CHZの価格変動に寄与することが予想されます。 参考:FCバルセロナ公式サイト FLOW 出典:flow - 公式サイト ネイティブトークンの名前 FLOW(フロー) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1FLOW = 約140円 トークンの最大供給量 - トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約40~50位 現在対応しているブロックチェーン flowブロックチェーン ホワイトペーパー https://flow.com/technical-paper 公式HP https://flow.com/ FLOWは、NFTやメタバースに特化したブロックチェーンのネイティブトークンです。 このブロックチェーンはflowブロックチェーンと呼ばれ、カナダに本社を置くブロックチェーン企業のDapper Labs(ダッパーラボ)社が開発を行っています。 flowブロックチェーンはNFTやメタバースを活用した次世代のゲームやアプリ、それに付随するデジタル資産全般の基盤となることを目標に設計されており、イーサリアムが抱えているスケーラビリティ問題(取引手数料の高騰など)の解決を掲げているブロックチェーンです。 加えて、開発元のDapper labsはGoogleやインスタグラムといった大手企業、サービスとの連携も進めており、NFTやメタバースの一般人への普及を念頭に置いて戦略を立てています。 ネイティブトークンとしてのFLOWは今後、NFTが一般社会に広まっていくに連れてエコシステムの成長が見込まれる可能性があります。 DEP 出典:Digital Entertainment Asset社 - 公式サイト ネイティブトークンの名前 DEAPcoin(ディープコイン) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1DEAPcoin = 約0.5円 トークンの最大供給量 300億枚 トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約400~500位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、バイナンススマートチェーン、ソラナ、ファントム、ポリゴン、アバランチ ホワイトペーパー https://playmining.gitbook.io/whitepaper/ 公式HP https://dea.sg/ DEPとは、NFTゲームプラットフォームであるPlayMining(プレイマイニング)で使用することができるトークンです。 PlayMiningはシンガポールに本社を置くDigital Entertainment Asset社が開発を手掛けており、公式発表によると世界100ヶ国以上のユーザー230万人に対してサービスを提供している大規模なプラットフォームとのことです。 DEPはPlayMiningのエコシステムを構築するための重要な要素として開発されており、DEPを使用することで当該プラットフォーム上でのNFTの購入が可能です。 さらにPlayMining上で展開されているゲームをプレイすることでDEPを獲得することも可能になっており、いわゆるGameFi分野におけるトークンの特性も持ち合わせています。 PLT 出典:HashPort公式YouTube - HashPalette movie full version ネイティブトークンの名前 Palette token(パレットトークン) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1PLT = 約9円 トークンの最大供給量 10億 PLT トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約3000~3500位 現在対応しているブロックチェーン Palette Chain(パレットチェーン) ホワイトペーパー https://document.hashpalette.com/HashpalettePaper_EN.pdf 公式HP https://hashpalette.com/ PLTは、エンターテインメント領域に特化したNFTプラットフォームである『パレット(Palette)』で利用されるトークンです。 Paletteは、複数企業によって構成される団体が運営するブロックチェーンネットワークであり、イーサリアムなどの公に誰でも参加が可能なパブリックブロックチェーンとはその性質を異にします。 ちなみに、Paletteのようなブロックチェーンの形式のことをコンソーシアムブロックチェーンと呼びます。 上述した性質により、従来環境におけるNFTが抱えていたスケーラビリティ問題(取引手数料の高騰や取引の遅延)を解決します。結果として、NFTの発行・配布・流通を全て透明性の高いパレットチェーン上で、高速、安価かつ簡単に行うことが可能となるのです。 PLTはPaletteを使用する際の取引手数料やNFTの購入に使用することが可能となっています。 パレットトークン(Palette Token / PLT)とは?特徴や将来性、取引所での購入方法を簡単解説! Coincheck GALA 出典:Gala Games - 公式サイト ネイティブトークンの名前 GALA(ガラ) トークンの参考価格(2022年12月時点) 1GALA = 約4円 トークンの最大供給量 - トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約100~150位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、バイナンススマートチェーン、ソラナ ホワイトペーパー - 公式HP https://games.gala.com/ GALAは、Gala Games(ガラ・ゲームズ)というプラットフォーム上で使用可能なトークンです。 Gala Gamesは、NFTゲームの集積地を目指して展開しているプラットフォームで、NFTゲーム版のSteamというイメージです。GALAはGala Games内で配信されているゲーム上で使用することができ、NFTとして存在しているキャラクターやゲーム内アイテム等の購入に使用できます。 Gala Gamesでは既に複数のゲームが運営されており、ゲーム中で得たアイテム等はブロックチェーンを介してのユーザー間取引が可能となっています。 Gala Gamesが注目されている理由としては、開発チームが非常に強力であることが挙げられます。フォートナイトといった有名ゲームを手掛けてきたEpic Games社出身のクリエイターが多く在席しています。 将来的にNFTゲームの市場が拡大していけば、GALAの価格上昇が起こる可能性があります。 株式のNFT関連銘柄 NFT関連の銘柄は暗号資産のみならず株式にも存在しています。 本項目では、暗号資産から離れて株式におけるNFT関連の銘柄を紹介していきたいと思います。 Meta(ティッカーシンボル:META) Meta社はアメリカに本社を構えるIT企業です。 2022年以前はFacebookという名前の会社でしたが、2021年の年末に社名変更の声明を発表してMetaとなりました。 子会社であるInstagramはNFT機能の導入を予定しているため、NFT関連企業として投資候補に挙がります。 Twitter(ティッカーシンボル:TWTR) Twitter社は、TwitterというSNSサービスを開発、運営している大手IT企業です。 著名な企業の中では率先して、NFTないしは暗号資産領域におけるサービス内機能を充実させてきました。 具体的には、2021年9月に発表されたビットコインの投げ銭受付機能、2022年1月に発表されたNFTアートのプロフィール画像の設定機能が挙げられます。 参考:Twitter Blog - Bringing Tips to everyone VISA(ティッカーシンボル:V) VISA社はグローバルにサービスを展開する決済会社です。 VISAはアーティストやミュージシャンといったクリエイター向けに、NFTに関する支援プログラムを提供しています。 加えてVISAは、2021年の8月にNFTコレクションであるCryptoPunksを49.5ETH(約1700万円)で購入しています。CryptoPunksは最古級のNFTとして認知されており、BAYCと並び著名なNFTコレクションの一つです。 このような事実から、VISAがNFT領域に対して前向きな姿勢であることが伺えます。 ミクシィ(証券コード:2121) ミクシィ(MIXI)とは、SNSのmixiやスマホゲームの『モンスターストライク』などを開発、運営する日本のIT企業です。 ミクシィはスポーツ専門の映像配信サービス『DAZN(ダゾーン)』と協力し、様々なスポーツのスーパープレイシーンをコレクションできるNFTマーケットプレイス『DAZN MOMENTS(ダゾーンモーメンツ)』を提供しています。 ミクシィは2021年にFlowブロックチェーンの開発を行うDapper Labs社との業務提携を行っており、先のマーケットプレイスもDapper Labs社の技術やノウハウを活用する形でFlowブロックチェーンを基盤にサービス構築が行われています。 モンスターストライクといった自社IP(知的財産)も持ち合わせていることを考えると、今後NFT領域でのビジネスを展開していくにあたって競争優位性を持てる可能性があります。 参考:ミクシル - NFT×スポーツ『DAZN MOMENTS』始動!サービス概要と展望をNFT事業責任者に聞いてみた スクウェア・エニックス・ホールディングス(証券コード:9684) スクウェア・エニックス・ホールディングスは、株式会社スクウェア・エニックスを傘下に持つ日本の持ち株会社です。 株式会社スクウェア・エニックスは、ドラゴンクエストなどの開発を行うゲーム事業を主軸に、出版や音楽事業を展開しています。 スクウェア・エニックス・ホールディングスは比較的早期にNFT領域への出資を開始しており、2020年3月にはThe Sandboxへの出資を行っています。 さらに2021年3月には、NFTゲーム及びNFTビジネス支援事業を展開するdouble jump.tokyoとの協業を発表し、スクウェア・エニックス株式会社の持つIPを活用したNFTビジネスの展開を予定しています。 参考:animoca BRANDS公式サイト - “The Sandbox” (TSB Gaming) received ~US$2m investment in 2019 from Square Enix, True Global Ventures, B Cryptos 参考:PRTIMES - double jump.tokyoがスクウェア・エニックスとNFTコンテンツ開発での協業を発表 マネックスグループ(証券コード:8698) マネックスグループとは、大手ネット証券のマネックス証券を主軸に事業を展開する日本の企業グループです。 暗号資産取引所CoincheckやNFTマーケットプレイスのCoincheck NFTも運営しています。 特にCoincheckはグローバルで展開しているNFTプロジェクト(The SandboxやDapper Labs、Enjinなど)との提携を数多く行っているため、将来的にNFT市場における存在感をグローバルで高めていく可能性があるでしょう。 NFT銘柄の暗号資産を購入するには? NFT銘柄の暗号資産を購入するためには、暗号資産取引所の口座開設をする必要があります。 今回はCoincheckの口座を開設する方法と、実際に暗号資産を購入するまでの手続きについて解説していきます。 なお、2022年12月時点においてCoincheckで取り扱いのあるNFT銘柄としては、ETH、ENJ、PLT、SANDが挙げられます。 下記より、口座の開設方法とETHの購入例をご紹介いたします。 ステップ①Coincheckへの口座開設を行う Coincheckでは、以下の3ステップで簡単に口座開設が可能となっています。 1.アプリのダウンロード(スマートフォンで開設する場合) 2.アカウント作成 3.本人確認 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。 詳細な口座開設方法は、コチラの記事で画像・動画付きで詳しく紹介しています。まだ口座開設がお済みでない方は、記事を参考にして登録を行ってください。 ステップ②日本円を入金する 口座開設が終わったら、次は日本円の入金を行いましょう。 Coincheckでは、アプリかWEB(ブラウザ)のどちらかで入金することができます。 アプリ及びWEB(ブラウザ)での入金方法については、コチラの記事で画像付きで解説しております。まだ入金がお済みでない方は、当該記事を参考に操作いただけるとスムーズかと思います。 ステップ③投資したいNFT銘柄を選び、購入する 入金が完了したら、いよいよNFT銘柄の暗号資産を購入していきましょう。 暗号資産の購入はアプリとWEB(ブラウザ)のどちらからでも可能となっております。 アプリ及びWEB(ブラウザ)での暗号資産の購入方法については、コチラの記事で画像付きで解説しております。 まとめ 本記事では、NFT銘柄の特徴や将来性、具体的な銘柄名を紹介してきました。 NFT銘柄と一言で表しても、そのユースケースや種類は多様であることが理解いただけたと思います。 NFTはメタバースとも関連の深い概念であり、今後のメタバースの発展に追随してNFTの普及も進む可能性が高いです。 今後の発展に備えてNFT周りの知識をアップデートしていくためにも、少額からでも何かしらのNFT銘柄を保有してみてはいかがでしょうか。 本記事の内容をNFT銘柄に投資するかどうかの判断材料に活用していただければ幸いです。 もしNFT銘柄への投資を始めたいと思った方には、投資への足掛かりとしてCoincheckの口座開設から始めていただければ幸いです。 ※本記事はNFT関連銘柄(暗号資産・株)について各銘柄を紹介したものであり、価格上昇を保証するものではありません。投資はご自身の判断で行ってください。
昨今、さまざまな業界から注目を集めているメタバース。 メディアにおけるその存在感は時間の経過とともに増しており、いわゆるWeb3時代におけるSNSに変わる代表的なプラットフォームになるとまで言われています。 さらに、世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックスは2022年8月25日に公開した記事にて、メタバース市場が2024年までに8兆ドル規模にまで拡大する可能性があるという見解も示しています。 このような情勢において、メタバースに関連する銘柄を探し投資をしようという動機が生まれるのは自然な流れでしょう。 本記事では今注目の暗号資産(仮想通貨)のメタバース関連銘柄について、その一般的な特徴や将来性、具体的な銘柄リストまでを紹介していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 メタバース銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説 メタバース内で使用するアイテム、土地の購入 メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)への参加権利 ステーキングの利用 メタバース銘柄(暗号資産)の選び方 プラットフォーム(メタバース)の完成度 プラットフォーム自体の盛り上がり具合 コミュニティとの関係性 有名企業との提携 トークンの時価総額 メタバース銘柄(暗号資産)の将来性 メタバース市場は2024年までに8兆ドルへ成長 メインターゲットはZ世代 メタバースの市場規模が拡大することで、関連銘柄の価格上昇に期待が持てる 暗号資産(仮想通貨)のメタバース銘柄リスト SAND MANA ENJ APE AXS ATLAS DOME XRP TLM BLOK GALA MVI メタバース銘柄(暗号資産)の購入方法 スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法 パソコンでSAND(サンド)を購入する方法 メタバース銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説 この項目では、暗号資産のメタバース銘柄の特徴を使い道と合わせて解説していきます。 メタバース銘柄に分類される暗号資産(トークン)は、主に以下の3つの使い道があります。なお、全てのメタバース銘柄に共通している特徴とは限らないので、あくまでも傾向の話であることを念頭においていただけますと幸いです。 メタバース内で使用するアイテム、土地の購入 メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)への参加権利 ステーキングの利用 以下より、それぞれの特徴の詳細について解説していきます。 メタバース内で使用するアイテム、土地を購入できる 暗号資産のメタバース銘柄の代表的な使い道(ユーティリティ)として、当該メタバース内におけるアイテムの購入手段が挙げられます。 大規模なメタバースプロジェクトになると、各プロジェクトの公式サイトにて専用のマーケットプレイスが用意されており、対象のネイティブトークンを用いることでアイテムや土地などのNFTを取引することが可能です。 具体例としては、「The Sandbox」や「Decentraland」が挙げられます。 The Sandboxでは、SANDというトークンを用いることでプラットフォーム内アイテムであるASSETを購入できたり、メタバース内の土地であるLANDを購入可能です。 Decentralandでは、MANAというトークンを用いることで、メタバース上で操作するアバターが身に付けることのできる服や帽子といったアクセサリーアイテムなどを購入できます。 左がThe Sandboxのマーケットプレイス、右がDecentralandのマーケットプレイスです。 画像引用元:The Sandbox - ショップ 画像引用元:Decentraland - MARKETPLACE トークンでの支払いはブロックチェーン上に記録されるため、法定通貨での支払いよりも取引情報に透明性があります。 メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)に参加できる ブロックチェーンに関連したプロジェクト(プロトコル)やDAO(分散型自律組織)における運営方針の決定は、往々にしてトークンを用いて行われます。このような意思決定プロセスのことを総称してガバナンスと呼びます。 メタバースにおける運営方針の決定についても、メタバース銘柄(トークン)によるガバナンスが採用されていることが多いです。 一般的には、メタバースプラットフォームにまつわる何らかのアップデート内容について、トークン保有量に応じてガバナンスへの影響力が強まっていく仕組みになっていきます。 現実世界における株式会社のように、一定数以上の株式を保有している人に対して株主総会の場で議決権を与える仕組みだと認識すると分かりやすいと思います。 メタバース銘柄の保有量をステーキングを利用することで増やすことができる メタバースプラットフォーム上において、ステーキングができる機能を提供している場合があります。 こういった場合は、メタバース銘柄(トークン)をステーキングしておくことで、当該トークンの保有量を少しずつ増やしていくことが可能です。 具体例としては、The Sandboxが提供しているステーキングが挙げられます。 このステーキングでは、自らが保有しているSANDをステーキングすることで年利約11%(2022年11月時点)でSANDを得ることが可能です。 画像引用元:The Sandbox - The Sandboxステーキング メタバース銘柄(暗号資産)の選び方 ここまでの内容で、暗号資産のメタバース銘柄の特徴を一通り知ることが出来たと思います。 暗号資産のメタバース銘柄の具体的な使い道が分かったところで、次に肝心な選び方について見ていきましょう。 投資の観点から考えた際に考慮すべき事項について、以下で一つずつ解説いたします。 メタバース銘柄の投資を検討している方は、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。 プラットフォーム(メタバース)の完成度 一番シンプルな指標が、銘柄を購入したいと考えているメタバースプラットフォームの完成度です。 プラットフォームとしての完成度はもちろんのこと、公式サイトなどの完成度も注視するべきでしょう。 加えて、完成度に直結してくる要素にも注目しなければなりません。具体的には、開発陣のバックグラウンドや設計書であるホワイトペーパーの妥当性などです。 プラットフォーム自体の盛り上がり具合 メタバースプラットフォーム自体の盛り上がり具合もきちんと把握するべきでしょう。 盛り上がり具合を数値として捉えられる指標の具体例としては、MAU(月間アクティブユーザー)が挙げられます。 実際にメタバースにアクセスしたユーザー数を把握することで、、当該プラットフォームの盛り上がりを想定することが可能です。 こういった情報は入手するのが容易ではありませんが、メタバースプラットフォームの公式Twitterや、創業者のTwitterなどで情報を発信しているケースがあります。 例えば、The Sandboxメタバースの創業者であるセバスチャンがThe Sandboxのアルファシーズン2(The Sandboxメタバースの体験会)における盛り上がり具合の指標を公開しています。 画像引用元:Sebastien 公式Twitterアカウント コミュニティとの関係性 メタバースプロジェクトを評価する上では、コミュニティとの関係性もとても重要な要素です。 コミュニティとの関係が良好なメタバースは、ユーザーが集まりやすく価値も高まりやすい傾向にあります。 意識すべきメタバースプラットフォーム側の動きとしては、コミュニティを巻き込んだイベントを行っているか、コミュニティへの還元を行っているか、ユーザーに対するAMA(カジュアルな説明会)を行っているか、などが挙げられます。 The Sandboxメタバースでは、コミュニティへの還元が頻繁に行われていることが非常に特徴的です。 特に土地NFTであるLANDを保有しているユーザーに対しての還元は、非常に頻繁に行われています。 画像引用元:The Sandbox 公式日本語Twitterアカウント 有名企業との提携 企業との提携事例が多いメタバースプラットフォームも有望であると言えます。 なぜならば提携事例が多いということは、それだけ多くの企業にとって当該メタバースとの提携が魅力的に映ったという事実の裏返しだと考えられるからです。 特にThe SandboxやDecentralandは、数多くの企業と提携を発表しています。 具体的にはThe Sandboxは、世界的ファッションブランドのGUCCI、スポーツウェアメーカーのadidas、ドラゴンクエスト等の名作ゲームを生み出しているスクウェア・エニックス、携帯キャリアのソフトバンクといった多くの有名企業と提携を発表しています。 2022年10月27日から11月9日の間で開催されたGUCCIとのコラボイベントでは、イベント内で販売されたNFTのほとんどの種類が売り切れており、強い経済効果が観測できています。 画像引用元:The Sandbox - 公式サイト トップページ トークンの時価総額 メタバース銘柄を選ぶ際の指標として、最後にトークンの時価総額を挙げさせていただきます。 トークンの時価総額とは、「トークンの総発行量 × 1トークンの値段」で計算される指標です。 ざっくりとした認識として、時価総額が大きいトークンほど安全性が高く有名、時価総額が小さいトークンほど安全性に懸念があり有名ではない、と言えます。 初めてメタバース銘柄を購入する場合は時価総額が大きいトークンを購入し、ある程度の目利きができるようになったら時価総額が小さいトークンにもチャレンジしてみる、という流れがよいかと思います。 メタバース銘柄(暗号資産)の将来性 SNSに変わる代表的なプラットフォームになるとまで言われているメタバース。 その将来性について、世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックスをはじめとした世界中の権威ある機関が、ポジティブな見解を示しています。 本項目ではメタバースの将来性に関して概観し、それがメタバース銘柄にもたらす影響を解説していきます。 メタバース市場は2024年までに8兆ドルへ成長 2022年8月25日にゴールドマンサックスが公開した記事にて、メタバース市場が2024年までに8兆ドル規模(日本円だと約1200兆円)にまで拡大する可能性があると示されています。 ちなみに、ゴールドマンサックスのライバル会社であるモルガンスタンレーも同程度の規模の予測を公表しています。 引用元:Goldman Sachs - Understanding the Metaverse and Web 3.0 引用元:Morgan Stanley - Metaverse: More Evolutionary than Revolutionary? メインターゲットはZ世代 メタバースは、Z世代がソーシャルコミュニティで時間を過ごすためのプラットフォームとして地位を確立する可能性があると言われています。 Z世代はメタバース上でコンテンツを消費し、バーチャルイベントやスポーツに参加します。 事実としてマインクラフトやRobloxといったゲームプラットフォーム上では、既にそのようなムーブメントが出来上がりつつあります。ブロックチェーン技術を用いたバーチャル上での価値の移転が メタバースの市場規模が拡大することで、関連銘柄の価格上昇に期待が持てる 上述したようなメタバースの将来性を考慮すると、メタバース関連の銘柄の価格は上昇すると予想できます。 なぜならば、メタバース市場の活性化により市場への資金流入が増加すると考えられるからです。 事実として、元Facebook社が社名をMetaに変更した際には、SANDやMANAといったメタバース関連の銘柄の価格が大暴騰しました。 昨今、さまざまな業界から注目を集めているメタバース。 メディアにおけるその存在感は時間の経過とともに増しており、いわゆるWeb3時代におけるSNSに変わる代表的なプラットフォームになるとまで言われています。 さらに、世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックスは2022年8月25日に公開した記事にて、メタバース市場が2024年までに8兆ドル規模にまで拡大する可能性があるという見解も示しています。 このような情勢において、メタバースに関連する銘柄を探し投資をしようという動機が生まれるのは自然な流れでしょう。 本記事では今注目の暗号資産(仮想通貨)のメタバース関連銘柄について、その一般的な特徴や将来性、具体的な銘柄リストまでを紹介していきます。 メタバース銘柄(暗号資産)の特徴や使い道を解説 この項目では、暗号資産のメタバース銘柄の特徴を使い道と合わせて解説していきます。 メタバース銘柄に分類される暗号資産(トークン)は、主に以下の3つの使い道があります。なお、全てのメタバース銘柄に共通している特徴とは限らないので、あくまでも傾向の話であることを念頭においていただけますと幸いです。 メタバース内で使用するアイテム、土地の購入 メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)への参加権利 ステーキングの利用 以下より、それぞれの特徴の詳細について解説していきます。 メタバース内で使用するアイテム、土地を購入できる 暗号資産のメタバース銘柄の代表的な使い道(ユーティリティ)として、当該メタバース内におけるアイテムの購入手段が挙げられます。 大規模なメタバースプロジェクトになると、各プロジェクトの公式サイトにて専用のマーケットプレイスが用意されており、対象のネイティブトークンを用いることでアイテムや土地などのNFTを取引することが可能です。 具体例としては、「The Sandbox」や「Decentraland」が挙げられます。 The Sandboxでは、SANDというトークンを用いることでプラットフォーム内アイテムであるASSETを購入できたり、メタバース内の土地であるLANDを購入可能です。 Decentralandでは、MANAというトークンを用いることで、メタバース上で操作するアバターが身に付けることのできる服や帽子といったアクセサリーアイテムなどを購入できます。 左がThe Sandboxのマーケットプレイス、右がDecentralandのマーケットプレイスです。 画像引用元:The Sandbox - ショップ 画像引用元:Decentraland - MARKETPLACE トークンでの支払いはブロックチェーン上に記録されるため、法定通貨での支払いよりも取引情報に透明性があります。 メタバース内のガバナンス(運営方針の決定)に参加できる ブロックチェーンに関連したプロジェクト(プロトコル)やDAO(分散型自律組織)における運営方針の決定は、往々にしてトークンを用いて行われます。このような意思決定プロセスのことを総称してガバナンスと呼びます。 メタバースにおける運営方針の決定についても、メタバース銘柄(トークン)によるガバナンスが採用されていることが多いです。 一般的には、メタバースプラットフォームにまつわる何らかのアップデート内容について、トークン保有量に応じてガバナンスへの影響力が強まっていく仕組みになっていきます。 現実世界における株式会社のように、一定数以上の株式を保有している人に対して株主総会の場で議決権を与える仕組みだと認識すると分かりやすいと思います。 メタバース銘柄の保有量をステーキングを利用することで増やすことができる メタバースプラットフォーム上において、ステーキングができる機能を提供している場合があります。 こういった場合は、メタバース銘柄(トークン)をステーキングしておくことで、当該トークンの保有量を少しずつ増やしていくことが可能です。 具体例としては、The Sandboxが提供しているステーキングが挙げられます。 このステーキングでは、自らが保有しているSANDをステーキングすることで年利約11%(2022年11月時点)でSANDを得ることが可能です。 画像引用元:The Sandbox - The Sandboxステーキング メタバース銘柄(暗号資産)の選び方 ここまでの内容で、暗号資産のメタバース銘柄の特徴を一通り知ることが出来たと思います。 暗号資産のメタバース銘柄の具体的な使い道が分かったところで、次に肝心な選び方について見ていきましょう。 投資の観点から考えた際に考慮すべき事項について、以下で一つずつ解説いたします。 メタバース銘柄の投資を検討している方は、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。 プラットフォーム(メタバース)の完成度 一番シンプルな指標が、銘柄を購入したいと考えているメタバースプラットフォームの完成度です。 プラットフォームとしての完成度はもちろんのこと、公式サイトなどの完成度も注視するべきでしょう。 加えて、完成度に直結してくる要素にも注目しなければなりません。具体的には、開発陣のバックグラウンドや設計書であるホワイトペーパーの妥当性などです。 プラットフォーム自体の盛り上がり具合 メタバースプラットフォーム自体の盛り上がり具合もきちんと把握するべきでしょう。 盛り上がり具合を数値として捉えられる指標の具体例としては、MAU(月間アクティブユーザー)が挙げられます。 実際にメタバースにアクセスしたユーザー数を把握することで、、当該プラットフォームの盛り上がりを想定することが可能です。 こういった情報は入手するのが容易ではありませんが、メタバースプラットフォームの公式Twitterや、創業者のTwitterなどで情報を発信しているケースがあります。 例えば、The Sandboxメタバースの創業者であるセバスチャンがThe Sandboxのアルファシーズン2(The Sandboxメタバースの体験会)における盛り上がり具合の指標を公開しています。 画像引用元:Sebastien 公式Twitterアカウント コミュニティとの関係性 メタバースプロジェクトを評価する上では、コミュニティとの関係性もとても重要な要素です。 コミュニティとの関係が良好なメタバースは、ユーザーが集まりやすく価値も高まりやすい傾向にあります。 意識すべきメタバースプラットフォーム側の動きとしては、コミュニティを巻き込んだイベントを行っているか、コミュニティへの還元を行っているか、ユーザーに対するAMA(カジュアルな説明会)を行っているか、などが挙げられます。 The Sandboxメタバースでは、コミュニティへの還元が頻繁に行われていることが非常に特徴的です。 特に土地NFTであるLANDを保有しているユーザーに対しての還元は、非常に頻繁に行われています。 画像引用元:The Sandbox 公式日本語Twitterアカウント 有名企業との提携 企業との提携事例が多いメタバースプラットフォームも有望であると言えます。 なぜならば提携事例が多いということは、それだけ多くの企業にとって当該メタバースとの提携が魅力的に映ったという事実の裏返しだと考えられるからです。 特にThe SandboxやDecentralandは、数多くの企業と提携を発表しています。 具体的にはThe Sandboxは、世界的ファッションブランドのGUCCI、スポーツウェアメーカーのadidas、ドラゴンクエスト等の名作ゲームを生み出しているスクウェア・エニックス、携帯キャリアのソフトバンクといった多くの有名企業と提携を発表しています。 2022年10月27日から11月9日の間で開催されたGUCCIとのコラボイベントでは、イベント内で販売されたNFTのほとんどの種類が売り切れており、強い経済効果が観測できています。 画像引用元:The Sandbox - 公式サイト トップページ トークンの時価総額 メタバース銘柄を選ぶ際の指標として、最後にトークンの時価総額を挙げさせていただきます。 トークンの時価総額とは、「トークンの総発行量 × 1トークンの値段」で計算される指標です。 ざっくりとした認識として、時価総額が大きいトークンほど安全性が高く有名、時価総額が小さいトークンほど安全性に懸念があり有名ではない、と言えます。 初めてメタバース銘柄を購入する場合は時価総額が大きいトークンを購入し、ある程度の目利きができるようになったら時価総額が小さいトークンにもチャレンジしてみる、という流れがよいかと思います。 メタバース銘柄(暗号資産)の将来性 SNSに変わる代表的なプラットフォームになるとまで言われているメタバース。 その将来性について、世界的な投資銀行であるゴールドマン・サックスをはじめとした世界中の権威ある機関が、ポジティブな見解を示しています。 本項目ではメタバースの将来性に関して概観し、それがメタバース銘柄にもたらす影響を解説していきます。 メタバース市場は2024年までに8兆ドルへ成長 2022年8月25日にゴールドマンサックスが公開した記事にて、メタバース市場が2024年までに8兆ドル規模(日本円だと約1200兆円)にまで拡大する可能性があると示されています。 ちなみに、ゴールドマンサックスのライバル会社であるモルガンスタンレーも同程度の規模の予測を公表しています。 引用元:Goldman Sachs - Understanding the Metaverse and Web 3.0 引用元:Morgan Stanley - Metaverse: More Evolutionary than Revolutionary? メインターゲットはZ世代 メタバースは、Z世代がソーシャルコミュニティで時間を過ごすためのプラットフォームとして地位を確立する可能性があると言われています。 Z世代はメタバース上でコンテンツを消費し、バーチャルイベントやスポーツに参加します。 事実としてマインクラフトやRobloxといったゲームプラットフォーム上では、既にそのようなムーブメントが出来上がりつつあります。ブロックチェーン技術を用いたバーチャル上での価値の移転が メタバースの市場規模が拡大することで、関連銘柄の価格上昇に期待が持てる 上述したようなメタバースの将来性を考慮すると、メタバース関連の銘柄の価格は上昇すると予想できます。 なぜならば、メタバース市場の活性化により市場への資金流入が増加すると考えられるからです。 事実として、元Facebook社が社名をMetaに変更した際には、SANDやMANAといったメタバース関連の銘柄の価格が大暴騰しました。 Coincheckの無料登録はこちら 暗号資産(仮想通貨)のメタバース銘柄リスト ここまでの解説で、おおまかなメタバース銘柄の特徴や将来性が理解いただけたと思います。 ここからは具体的にどんなメタバース銘柄が存在しているのかについて、そのメタバース自体の特徴やトークンの特徴を解説していきたいと思います。 SAND SANDは、主にThe Sandbox(ザ・サンドボックス)というメタバースで使用可能なトークンです。 The Sandboxは、ボクセルで表現されたメタバースを構築できるプロジェクトです。ユーザーがメタバース上に制作されたゲームで遊んだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることができるゲームとなっています。 The Sandboxでは、メタバース上で利用できるアイテム、アバター、ゲーム制作に必要な素材、そして「LAND」と呼ばれる土地を、SANDを用いてNFTマーケットプレイス上で売買できます。 ネイティブトークンの名前 SAND(サンド) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1SAND = 約109円 トークンの最大供給量 30億 SAND トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約40~50位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、ポリゴン ホワイトペーパー https://installers.sandbox.game/TheSandboxWhitepaper_2020.pdf 公式HP https://www.sandbox.game/jp/ 画像引用元:The Sandbox Press Page The Sandboxについてより詳細に知りたいと思った方は、『The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を解説』をご覧いただけますと幸いです。 加えて、SANDトークン自体に関心を持った方に関しては、 『暗号資産SAND(サンド)とは?『The Sandbox』トークンの気になる今後・将来性を解説!』をご覧いただけますと幸いです。 MANA MANAは、主にDecentraland(ディセントラランド)というメタバースで使用可能なトークンです。 Decentralandは、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトの一つです。イーサリアムブロックチェーンをメインとして開発されています。 ユーザーはDecentraland内で創設される施設などの利用者として楽しむことができ、仮想空間内で展開されるゲームなどをプレイ可能です。 加えて、そのようなゲームを自ら展開することも可能です。Decentralandメタバース上の土地であるLANDを購入し、そのLAND上に自分のコンテンツを作り上げることができます。 ネイティブトークンの名前 MANA(マナ) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1MANA = 約70円 トークンの最大供給量 約21.9億 MANA トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約40~50位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、ポリゴン ホワイトペーパー https://decentraland.org/whitepaper.pdf 公式HP https://decentraland.org/ 画像引用元:Decentraland Press Kit Decentralandについてより詳細に知りたいと思った方は、 『Decentraland(ディセントラランド)のメタバースとは?特徴、遊び方を解説!』をご覧いただけますと幸いです。 ENJ ENJ(エンジンコイン)は、2009年にシンガポールで創業されたEnjin(エンジン)が立ち上げたブロックチェーン資産発行プラットフォーム「Enjin Platform(エンジン・プラットフォーム)」内で使用される暗号資産です。 Enjin Platformを平たく言うと、ブロックチェーン資産発行プラットフォームと表現できます。開発者は同サービスを使用して、ブロックチェーンゲームの作成や管理を簡単に行うことができます。加えて、ファンジブルトークンおよびNFTを発行することもできます。 その際、発行されるアイテム(NFT)の価値の裏付けとなるのが、エンジンコイン(ENJ)です。 ネイティブトークンの名前 ENJ(エンジ、またはエンジンコイン) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1ENJ = 約70円 トークンの最大供給量 10億 ENJ トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約80~90位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム ホワイトペーパー https://cdn.enjin.io/downloads/whitepapers/enjin-coin/en.pdf 公式HP https://ja.enjin.io/ 画像引用元:Enjin Press Kit Enjin Platformまたはエンジンコインについてより詳細に知りたいと思った方は、『エンジンコイン(ENJ)とは?特徴や購入方法、今後の展望を解説!』をご覧いただけますと幸いです。 APE APEとは、Otherside(アザーサイド)というメタバースプラットフォーム上で使用可能なトークンです。 Othersideプラットフォーム内では、ゲームプレイ、創作活動、他プレイヤーとの対戦、といったユーザー体験が提供される予定です。 将来的に、コミュニティの貢献によってOthersideメタバースの可能性を拡大させていく計画で、そのためのツール類はニーズに応じて継続的に供給される予定となっています。 ちなみに、厳密に言うとAPEトークンはOthersideのために開発されたトークンではありません。APEは、著名なNFTコレクションであるBAYC(Bored Ape Yatch Club)の所有者に対してエアドロップ(トークンのプレゼント)されたものです。 ネイティブトークンの名前 ApeCoin(APE) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1APE = 約700円 トークンの最大供給量 10億 APE トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約40~50位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム ホワイトペーパー - 公式HP https://apecoin.com/ 画像引用元:The Otherside Litepaper Otherside(アザーサイド)についてより詳細に知りたいと思った方は、『「Otherside」とは?注目のNFTコレクションBAYCを手掛けるYuga Labsによるメタバースプロジェクト』をご覧いただけますと幸いです。 AXS 画像引用元:Axie Infinity Media Kit AXSは、Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)というブロックチェーンゲームで使用可能なトークンです。 Axie InfinityはAxie(アクシー)と呼ばれるモンスターを集め、戦わせる対戦ゲームとなっています。 一時期メディア等で、お金が稼げるゲーム、いわゆるGameFiの代表的なプロジェクトとしてフィリピンで大流行していることが取りざたされていました。 ゲームの中にはルナーシアと呼ばれるメタバースがあり、ユーザーはその土地を購入することができます。現在はまだ開発中の段階ではありますが、土地を所有するユーザーはさまざまな利益を享受することができる予定となっています。 ただし、2022年9月には、同年の年末を目途に土地の所有者限定で新しく開発しているゲームのアルファアクセス権が付与されること等が発表されており、今後の期待が高まっています。 ネイティブトークンの名前 AXS(エーエックスエス) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1AXS = 約1300円 トークンの最大供給量 2.7億 AXS トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約50~60位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、Roninブロックチェーン ホワイトペーパー https://whitepaper.axieinfinity.com/ 公式HP https://axieinfinity.com/ ATLAS ATLASとは、宇宙をコンセプトにしたメタバースゲーム(ブロックチェーンゲーム)であるStar Atlas(スターアトラス)で使用されているトークンです。 惑星や宇宙戦艦といったものが登場するような宇宙をテーマとしたゲームに仕上がっており、コミュニティからはその緻密なグラフィック表現などで注目を集めています。 世界中のプレイヤーが同時参加で楽しめるブロックチェーンゲームであるため、Star Atlasのユーザー人口が増えていくにつれてATLASの価値も高まっていく可能性があります。 ネイティブトークンの名前 ATLAS(アトラス) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1ATLAS = 約0.6円 トークンの最大供給量 360億 ATLAS トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約750~800位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、ソラナ、バイナンススマートチェーン、テラ ホワイトペーパー https://staratlas.com/white-paper.pdf 公式HP https://staratlas.com/ 画像引用元:Star Atlas Press Kit DOME DOMEは、Everdome(エバードーム)というメタバースプラットフォームにて使用されるトークンです。 Everdomeは火星を拠点としたドーム型の都市が舞台のメタバースプロジェクトで、他のプロジェクトとの差別化としてリアリティを上げています。 3Dスキャナーなどの最先端技術を利用してアバター作成を行うといった手法を通して、現実世界に匹敵するほどのリアリティを求めたメタバースとなる予定です。 The SandboxやDecentralandといった既存のメタバースプロジェクトとは異なるアプローチを取っています。 ネイティブトークンの名前 DOME(ドーム) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1DOME = 約0.4円 トークンの最大供給量 1000億 DOME トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約2000~3000位 現在対応しているブロックチェーン バイナンススマートチェーン ホワイトペーパー - 公式HP https://everdome.io/ 画像引用元:Everdome - Metaverse XRP XRPは、Ripple(リップル)という国際送金システム上のトークンです。 Rippleは、従来の国際送金が抱える課題(時間がかかる、手数料が高い)を解決するために、2004年にアメリカのリップル社によって開発されました。 これまでは送金のイメージが強かったXRPですが、近年メタバースとの関連性も出てきています。 リップル社は、2022年6月にメタバース関連プロジェクトのFLUFWorld(フルッフ・ワールド)との提携を発表しました。 今後XRPを基軸においたメタバースおよびエコシステムが展開すると計画されているため、XRPもメタバース銘柄の一つとして注目しておくと良いでしょう。 ネイティブトークンの名前 XRP(エックスアールピー) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1XRP = 約70円 トークンの最大供給量 1000億 XRP トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約6~10位 現在対応しているブロックチェーン リップルネットワーク、バイナンススマートチェーン、イーサリアム ホワイトペーパー https://ripple.com/files/rippleconsensuswhitepaper.pdf 公式HP https://xrpl.org/ 画像引用元:FLUF WORLD 公式サイト TLM TLMは、ブロックチェーンゲームのAlien Worlds(エイリアンワールド)で使用できる通貨です。 Alien Worldsは、宇宙を舞台にした戦略シミュレーションゲームであり、NFTを集めることでステーキング報酬が獲得できます。 既に世界的な大手暗号資産取引所であるBinance(バイナンス)に上場しており、今後も注目すべきメタバース銘柄であると言えます。 ネイティブトークンの名前 TLM(トリリウム) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1TLM = 約3円 トークンの最大供給量 100億 TLM トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約300~400位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、バイナンススマートチェーン ホワイトペーパー https://docs.google.com/document/d/1JiA97Y3JZMcC6HG2VPXEiZDd7UtA5yJSRUY2DQ5VSRI/edit 公式HP https://alienworlds.io/ 画像引用元:Alien Worlds 公式Twitter BLOK BLOKは、Bloktopia(ブロックトピア)というメタバースプラットフォーム上で使用可能なトークンです。 Bloktopiaは高層ビルを舞台としており、そのビル内の中に暗号資産やブロックチェーン業界の情報や人、モノなどが集積するようなメタバースの構築をビジョンとして掲げています。 Bloktopiaでは取引所やニュース、ゲームなどのコンテンツがエリアごとに設けられているのが特徴となっています。 BinanceやKuCoinなどがBloktopiaのメタバース内にテナントを保有しており、今後の大手のクリプト系企業が参入してくる可能性があります。 ネイティブトークンの名前 BLOK トークンの参考価格(2022年11月時点) 1BLOK = 約0.5円 トークンの最大供給量 200億 BLOK トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約300~400位 現在対応しているブロックチェーン バイナンススマートチェーン、ポリゴン ホワイトペーパー - 公式HP https://www.bloktopia.com/ 画像引用元:Bloktopia - 公式サイト GALA GALAは、Gala Games(ガラ・ゲームズ)というプラットフォーム上で使用可能なトークです。 Gala Gamesは、NFTゲームの集積地を目指して展開しているプラットフォームです。GALAはGala Games内で配信されているゲーム上で使用することができ、ゲーム内アイテム等の購入に使用できます。 Gala Gamesでは既に複数のゲームが運営されており、ゲーム中で得たアイテム等はブロックチェーンを介して取引可能となっています。 Gala Gamesが注目されている理由としては、開発チームが非常に強力であることが挙げられます。フォートナイトといった有名ゲームを手掛けてきたEpic Games社出身のクリエイターが多く在席しています。 ネイティブトークンの名前 GALA(ガラ) トークンの参考価格(2022年11月時点) 1GALA = 約0.5円 トークンの最大供給量 - トークンの時価総額ランキング(2022年11月時点) 約100~150位 現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、バイナンススマートチェーン、ソラナ ホワイトペーパー - 公式HP https://games.gala.com/ 画像引用元:Gala Games - 公式サイト MVI MVIは、インデックス商品(トークン)を提供するプロトコルであるIndex Coop(インデックス・コープ)が提供しているメタバース関連のトークンをひとまとめにしたトークンです。 要するに、これまで紹介してきたSANDやMANA、ENJといったトークンをパッケージ商品として一つのトークン化したものです。 このトークンを購入することで、メタバース関連のトークンに一括で投資することができます。 画像引用元:Index Coop - Metaverse Index (MVI) なお、このトークンを組成するに当たって投資しているメタバース関連銘柄の構成割合は、コチラのサイトから閲覧できるようになっています。 2022年11月時点においては、AXSが12.1%、APEが11.9%、SANDが10%、MANAが9.4%となっています。 ただし、トークンの配分は時間の経過とともに調整されるようなので、もしMVIに投資を行う際はその時点でのトークンの配分を確認することをおススメします。 メタバース銘柄(暗号資産)の購入方法 メタバース銘柄の購入方法は多岐に渡ります。 本記事では、Coincheckにて取り扱いのあるメタバース銘柄であるSANDを例に、購入方法を画像付きで解説したいと思います。 なお、Coincheckでは前述した銘柄のうち、SAND、XRP、ENJを取り扱っています。 CoincheckでSANDを購入する方法には、以下の2種類があります。 スマホアプリで購入するパソコンで購入する 以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。 ※当社にSANDを入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらをご参照ください。 スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法 最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってSANDを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。 1. 画面下メニューの「販売所」をタップする2. 表示されたコインの中から「SAND(サンド)」をタップする3. 「購入」をタップする4. 購入金額を入力し、「日本円でSANDを購入」→「購入」をタップする スマホアプリを使うと、時間や場所を問わず、わずかこれだけの操作で取引を完了できます。 パソコンでSAND(サンド)を購入する方法 Coincheckはスマホアプリが便利ですが、パソコンを使っても暗号資産を購入することができます。パソコンでSANDを購入する際の手順は、以下の通りです。 1. Coincheckにログインして、画面の上にある「ウォレット」を選択する2. ウォレットページで「コインを買う」をクリックして、「SAND(サンド)」を選択する3.SANDの購入数量を指定し、表示された時価に基づいた購入金額を確認する 4.「OK」をクリックして購入完了 パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく、簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。 場面や投資スタイルに応じて使い分けるのが良いでしょう。
ゲームメタバース『The Sandbox(サンドボックス)』創業者であるセバスチャン・ボルジェ氏とコインチェック 常務執行役員(NFT・メタバース・IEO・Web3等新規事業担当)天羽健介のインタビューをお届けします。『The Sandbox』のサービス紹介、両社のビジョン、Coincheck NFTで取扱いをしているNFTのLAND、暗号資産取引所Coincheckで上場したゲーム内の暗号資産「SAND(サンド)」について語ります。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 『The Sandbox』の歩みと現在 『The Sandbox』が実現したい未来 オープンメタバースである『The Sandbox』 日本で暗号資産(SAND)とNFT(LAND)の両方のGatewayができることの価値 『The Sandbox』× コインチェックで取り組みたいこと 『The Sandbox』の歩みと現在 天羽健介(以下、天羽):The Sandboxシリーズは、2012年にモバイル版をリリースし、2016年には続編がリリースされ、大規模なコミュニティに成長しています。今までの流れを教えて下さい。 セバスチャン・ボルジェ(以下、セバスチャン):2012年5月にモバイル版『The Sandbox』の第一弾を発表してから、ちょうど10周年を迎えました。 少し遡りますが、2017年に『CryptoKitties』や『CryptoPunks』といった最初のNFTプロジェクトが生まれました。私たちはすぐに「ブロックチェーン」という技術がUGCゲームである『The Sandbox』を実現する鍵となり、デジタル資産の保有という概念を支えるものであることを確信しました。UGCとNFTを組み合わせることで、あらゆるクリエイターが自分のNFTを作り、ゲーム内で使用し、収益化できるようになる道がひらいたことを意味しています。これをきっかけにして、ブロックチェーンとUGCエコシステムを掛け合わせるというアイデアが生まれました。 2018年以降、私たちはクリエイターをエンパワーできたらと考えてきました。『The Sandbox』は様々なクリエイター(3Dエディター、ノーコードゲームメーカー、アバタークリエイターなど)や300以上のブランドといったステークホルダー、そしてウォレット登録をいただいている300万人のユーザー、そして20,500のLANDオーナーと共にモバイルゲームからマルチプレイヤーゲームのプラットフォームに進化し、新しいデジタル空間の壮大なムーブメントに成長し続けています(※)。 (※)ブランド、ユーザー、LANDオーナーの数は2022年6月時点のものです。 『The Sandbox』が実現したい未来 天羽:『The Sandbox』のスタートから今までの流れについて解説いただきありがとうございました。続いて、『The Sandbox』を企画・運営される中で大切にされていること、実現したい未来など、思い描かれるビジョンについて聞かせていただけたらと思います。 セバスチャン:私たちは、コミュニティそしてユーザーを第一に考え、価値創造と報酬システムを軸にして『The Sandbox』を構築してきました。これらが私たちの原動力なのです。『The Sandbox』はクリエイターに収益の95%を還元するUGCを前提とした分散型のバーチャルエコノミーであり、インタラクティブな体験を豊富に提供するオープンメタバースです。 『The Sandbox』では、プレイヤーやクリエイターが自ら作成したものや購入したアイテムの所有が可能です。私たちは『The Sandbox』というプラットフォームを、テクノロジーを駆使して創作活動が現実世界の延長線上にあるように構築できたらと考えています。没入感があるソーシャルな空間で、アバターを通じて体験できる新しいエンターテインメントとデジタル表現の可能性を追求しています。また、これらのデジタルアセットを所有・共有・取引できることによって、オープンメタバースは革命的なコンセプトとなり、私たち『The Sandbox』のエコシステムの中核となっています。 『The Sandbox』コミュニティのメンバーはクリエイティビティを通じて、リアルな人生とは別の人生を体験しています。メンバー同士の交流も活発で、多くの人が『The Sandbox』上でデジタル上のビジネスチャンスを見出しています。 オープンメタバースである『The Sandbox』 天羽:『The Sandbox』ではこれまでの「プレーヤー」と「作り手」といったくっきりとした境界線ではなく、インタラクティブにそれぞれの領域を越境しながらオープンメタバースとオープンエコノミーが作られている印象です。プロデュースする中で考えられている事はどのような事でしょうか? セバスチャン:メタバースはユーザーによって形造られています。私たちは、年齢、民族、国、社会的地位、教育などの区別なく、誰でもメタバースにアクセスできることを大切にしています。メタバースが生み出す様々な機会や何百万もの仕事には平等にチャンスがあることを意味しています。すでに『The Sandbox』から数々の新しい才能が生まれていますし、学校では教えてくれないようなスキルをゲームの中で学ぶことができるのです。 メタバースの4つの重要な課題は、創造性とコンテンツ、テクノロジー、そして安全性です。テクノロジーの急速な進化とUGCの創造性が相まって、これまでにない没入型の体験や新しい形のエンターテイメントが生まれるでしょう。これらはバーチャルリアリティの枠にとらわれず新しいアバター表現やデジタルアイデンティティを通じてもたらされるかもしれません。 新たなデジタル空間での体験をプロデュースする中で、ゲームを核としながらもエンターテインメント、アート、ファッション、音楽、バーチャルコンサート、バーチャルショーなど想像を超える「新たな価値の創造」の可能性を探っています。 世界的なアーティストJamiroquai氏の代表曲のひとつ「Virtual Insanity」を「The Sandbox」上で披露 日本で暗号資産(SAND)とNFT(LAND)の両方のGatewayができることの価値 天羽:『The Sandbox』の色々な可能性を探る冒険をご一緒できたらと思います!SANDトークンはここで出てきた「新たな価値の創造」の主軸になると思います。日本で「SAND」が上場することの意味、日本で暗号資産(SAND)とNFT(LAND)の両方のゲートウェイができることの価値についてどのようにお考えでしょうか? セバスチャン:日本は暗号資産のアーリーアダプターであり、多くのイノベーションが生まれたマーケットでもあります。個人投資家そして企業の両者が大規模に参画しないWeb3の未来は考えられません。『The Sandbox』にはすでに多くのウォレット登録しているユーザーがおり、各国には活発なコミュニティが存在する優れたメタバースプロジェクトとなっています。 日本での「SAND」の上場は『The Sandbox』だけでなく日本のWeb3全体にとっても良いニュースです。日本のユーザーが『The Sandbox』のエコシステムへアクセスしやすくなるというメリットがあります。 私たちは『The Sandbox』をどこにいても誰でもアクセスできる真にグローバルなデジタル空間にしたいと考えています。だからこそ、日本の『The Sandbox』ユーザーのエコシステムへの参加も大切なポイントなのです。 コインチェックでは2022年5月24日より暗号資産「SAND」の取扱いを開始 Coincheck NFTはこちらへ 『The Sandbox』× コインチェックで取り組みたいこと 天羽:我々コインチェックも「※OASIS TOKYO」や「SAND」の取扱いや、各種の取組みを通じて、新たな価値の創造の冒険にご一緒させていただけたらと思います。コインチェックに期待することは何ですか? セバスチャン:コインチェックがどのように「OASIS TOKYO」を仕上げるのか、とても楽しみにしています。 「Web3へのアクセスを万人にひらく」ことは『The Sandbox』の最も重要な目標の1つです。それが実現してこそ、真の意味での分散型のメタバースとなれるのです。『The Sandbox』は、何千人ものクリエイターとイノベーションによって、常に進化し続けるプロダクトです。コインチェックによって日本のユーザーが「SAND」にアクセスしやすくなったことは、『The Sandbox』の未来に参加・投資できるようになったことを意味します。 「LAND」を作り、NFTやブロックチェーンについて学ぶことは最初の一歩です。また、日本のクリエイターやLANDオーナーが、他の文化や国のクリエイターとコラボレーションし、才能を発揮できるような機会を作れたらと考えています。日本の創造性と革新性の長い歴史を考えると、この橋渡しは『The Sandbox』、そしてWeb3全体にとって素晴らしいニュースであると言えるでしょう。 天羽:『The Sandbox』についてのお話をいただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。 Sebastien Borget(The Sandbox COO)と天羽 健介(コインチェック株式会社 常務執行役員) (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら
暗号資産SAND(サンド)とは、NFTゲーム『The Sandbox』で使用される暗号資産です。代表的なメタバース・NFT銘柄として、注目を集めています。 今回の記事では、2022年5月24日よりCoincheckで国内初の取り扱いを開始した暗号資産SANDについて詳しく解説していきます。 この記事でわかること NFTゲーム『The Sandbox』とは 暗号資産SANDの使い方 暗号資産SANDの将来性 暗号資産SANDの購入方法 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産SAND(サンド)は、『The Sandbox』のゲーム内通貨 NFTゲーム『The Sandbox』とは 『The Sandbox』上の土地「LAND」について 暗号資産SAND(サンド)の使い方 使い方①アイテムやLANDの購入 使い方②ガバナンス 使い方③ステーキング 暗号資産サンド(SAND)の将来性 『The Sandbox』の人気が高まる NFT・メタバースに注目が集まる 暗号資産SAND(サンド)の購入方法 スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法 パソコンでSAND(サンド)を購入する方法 暗号資産SAND(サンド)は、『The Sandbox』のゲーム内通貨 暗号資産SANDは、『The Sandbox』で使用されるネイティブトークンです。日本における円のように、『The Sandbox』のメタバース上ではSANDを用います。 通貨単位 SAND 発行可能上限数 3,000,000,000SAND コンセンサスアルゴリズム Proof of Work 時価総額ランキング (2022年5月時点) 39位 NFTゲーム『The Sandbox』とは NFTゲーム『The Sandbox(ザ・サンドボックス)』とは、イーサリアムのブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。 ユーザーはメタバース空間を楽しむだけでなく、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。さらに、所有するアイテム、キャラクターをNFTとしてプラットフォーム上で自由に売買することが可能です。 2022年3月3日~3月31日には、アルファ版シーズン2(ALPHA SEASON2)の開催を行い注目を集めました。このイベントでは、『The Sandbox』のチームが制作した18のゲームを通して、これまでThe Sandboxを支持してきたユーザーがThe Sandbox上のメタバース世界を体験できる初めての機会となりました。 完全版のリリースは、2022年末を予定しています。(2022年5月時点) The Sandboxとは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を徹底解説 Coincheck 『The Sandbox』上の土地「LAND」について 「LAND」とは、『The Sandbox』内のメタバース空間における土地のことです。ユーザーはLANDを所有することで、その上にゲームやアセットを配置することができます。 引用:The Sandbox - MAP 現在は、様々な企業やIPがこのLANDを取得しています。Coincheckが所有するLANDの一部を発売した際は、約8分で完売する(※)など注目度はとても高いと言えるでしょう。 (※)販売の詳細はこちら(現在販売は終了しています) また、LANDは発行上限が定められている(166,464個)点からデジタル不動産とも呼ばれ、LAND自体を売買して利益をあげることができます。Coincheck NFTでは、LANDを取引することが可能です。 LANDの取引を検討している方は、以下の記事をご覧ください。 Coincheck NFTで販売中の『The Sandbox』のLANDについて解説します! Coincheck 暗号資産SAND(サンド)の使い方 SANDは『The Sandbox』上で、次のように使用できます。 ①アイテムやLANDの購入②ガバナンス③ステーキング それぞれ詳しく見ていきましょう。 使い方①アイテムやLANDの購入 SANDは主に『The Sandbox』上の経済活動で使用されます。 LANDや、マーケットプレイスに出品されたゲーム内アイテムを購入する際にSANDで取引されます。また、取得したLAND上でつくったゲームを有料で提供して得た事業所得もSANDで取引がされます。 使い方②ガバナンス SANDを所持している人は、ガバナンス(運営)の意思決定に対して投票することが可能です。 また、他のユーザーに投票権を委譲することができる点も、特徴の一つです。 使い方③ステーキング SANDトークンのエコシステム上に用意されているステーキング(厳密には流動性マイニング)というシステムを活用することで、SANDの枚数を増やすことができます。 引用:The Sandbox 公式Medium LANDの所有者は、このステーキングに参加する時にSANDが増加する速度が上昇します。 ただし、SANDのステーキングは厳密には流動性マイニングとなっており、SANDとペアになるトークンを合わせて流動性提供しなければなりません。そのため、インパーマネント・ロスと呼ばれる2つのトークンの価格比が変化することで生じる損失が起こる可能性があります。上記より、SANDのステーキングは自己責任で行うか否かを検討するのが良いでしょう。 SANDのステーキングとLANDの関係性に関する解説については、こちらでThe Sandbox運営が解説しています。関心のある方はぜひご覧ください。 暗号資産サンド(SAND)の将来性 暗号資産SANDは、将来性に期待がもてる暗号資産といえるのではないでしょうか。 特に、次のようなタイミングで価格面の上昇が期待できます。 『The Sandbox』の人気が高まるNFT・メタバースに注目が集まる それぞれ詳しく見ていきましょう。 ①『The Sandbox』の人気が高まる 2022年5月時点、『The Sandbox』はα版を提供していますが、月間アクティブユーザー数はピーク時には100万人を超えるなど、すでに大きな注目を集めているNFTゲームです。 今後、正式版がリリースされ、ユーザー数がさらに増えると、SANDの取引量も増加することが期待できるでしょう。 また、企業やIPがLANDを購入するなど、将来的なメタバース上での経済活動に期待が持てるニュースにも注目をするといいでしょう。 例えば、Coincheckでは、LAND上に2035年の近未来都市 「※OASIS TOKYO」を制作するプロジェクトを開始しています。 日本だけでなく、海外の企業やIPも様々なプロジェクトを企画しています。 『The Sandbox』の人気が高まるタイミングには、SANDにも期待がもてるのではないでしょうか。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら ②NFT・メタバースに注目が集まる NFT・メタバース銘柄に注目が集まるタイミングにも、SANDは期待がもてるのではないでしょうか。 特に代表的な事例として、2021年10月のFacebook社の社名変更が挙げられます。同社がMeta Platform社への社名変更と、メタバース領域への巨額投資を発表したことをうけ、SANDは一時10倍近くまで価格が上昇しました。 参考:CoinMarketCap カナダのリサーチ企業Emergen Research社は、メタバースの市場規模が2028年までに8289.5億ドル(日本円で約99兆4740億円)まで成長すると試算しています。 参考:Emergen Research 今後も、大企業のメタバース領域への投資など、NFT・メタバース領域にポジティブなニュースが出た場合、同様の動きをする可能性があります。 暗号資産SAND(サンド)の購入方法 CoincheckでSANDを購入する方法には、以下の2種類があります。 スマホアプリで購入するパソコンで購入する 以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。 ※当社にSANDを入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらをご参照ください。 スマホアプリでSAND(サンド)を購入する方法 最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってSANDを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。 1. 画面下メニューの「販売所」をタップする2. 表示されたコインの中から「SAND(サンド)」をタップする3. 「購入」をタップする4. 購入金額を入力し、「日本円でSANDを購入」→「購入」をタップする スマホアプリを使うと、時間や場所を問わず、わずかこれだけの操作で取引を完了できます。 パソコンでSAND(サンド)を購入する方法 Coincheckはスマホアプリが便利ですが、パソコンを使っても暗号資産を購入することができます。パソコンでSANDを購入する際の手順は、以下の通りです。 1. Coincheckにログインして、画面の上にある「ウォレット」を選択する2. ウォレットページで「コインを買う」をクリックして、「SAND(サンド)」を選択する3.SANDの購入数量を指定し、表示された時価に基づいた購入金額を確認する 4.「OK」をクリックして購入完了 パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく、簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。 場面や投資スタイルに応じて使い分けるのが良いでしょう。