カテゴリー: ダイ(DAI)
MakerDAOは暗号資産を担保にダイ(DAI)を発行、管理するDAO(分散型自律組織)プロジェクトです。
多くのステーブルコインはドルなどの法定通貨を担保としているなか、ダイ(DAI)は暗号資産を担保として2017年から稼働しています。
※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。
本記事では、MakerDAOがどのように暗号資産を担保としてダイ(DAI)を発行しているのか、またガバナンストークンであるメイカー(MKR)の役割について解説します。
この記事でわかること
MakerDAOとは
MakerDAOの仕組み
Makerプロトコルとは
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目次
MakerDAOとは
MakerDAOの仕組み
Makerプロトコルとは
MakerDAO、Maker Vaultに関連するコイン
ダイ(DAI)とは
MakerDAOの今後
MakerDAOとは
MakerDAOとは、暗号資産ダイ(DAI)を発行する「Maker」および「Makerプロトコル」を管理するDAOプロジェクトです。
MakerDAOおよびMakerはデンマークの起業家、ルーン・クリステセン氏が発案したプロジェクトで、同氏がCEOを務めるメーカー財団(Maker Foundation)によりグロースが行われたあと、完全にDAOへと移行しました。
DAOとは、分散型自律組織(Decentralized Autonomous Organization)の略称であり、WEB3.0(WEB3)での新たな組織の形の一つです。
DAOは基本的にはその組織のガバナンストークンの保有者により意思決定・運営が行われるため、トークン保有者にとって利益があるような組織運営が求められます。
DAOは機能的としては株式会社のような働きですが、組織として透明性が高く、収益分散や意思決定、インセンティブ設計などが自動で行われるなどのメリットがあります。
そのため、DAOは「民主主義的な組織」というよりも「インセンティブ主義的な組織」と称されることがあります。
MakerDAOはDAOの中でも歴史が古いプロジェクトで、DEXプロジェクトのUniswapなどと並び、先進的なDeFiプロジェクトの一つとされています。
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MakerDAOの仕組み
MakerDAOでは、ガバナンストークンであるMKRを1MKR=1票としてガバナンスを行っており、DAIの価格を安定させたり、MakerDAOの今後の方針を決めたりしています。
Dai(DAI)はイーサリアムブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。
※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。なお、ステーブルコインとは、米ドルなど特定の資産に価格が安定的に連動するように設計された暗号資産です。
1DAIが1USDと等価として扱われるにはその価値の裏付け・担保となる資産が必要です。多くのステーブルコインでは発行したトークンと同量以上のドル(法定通貨)を保有することで裏付けとしています。一方でDAIでは暗号資産を担保として、実際に1米ドル付近で価格が推移しています。
暗号資産は法定通貨に比べて価格の変動(ボラティリティ)が大きいため、暗号資産を担保に安定的な目標価格を設定した暗号資産を運営する場合は綿密なリスク評価とアルゴリズム設計が必要です。MakerDAOはDAIの発行主体として、価格安定化に関する重要な決定を行っています(=ガバナンスをしています)。
MakerDAOのガバナンス投票では、担保資産の種類や、価格変動時の担保資産の清算レート、レンディングプラットフォーム「DSR(Dai Savings Rate)」の金利などを決定しています。
Makerプロトコルとは
Makerプロトコルとは、MakerDAOが管理するプロダクトのことで、DAIの発行や担保の管理Maker Vault、Makerの投票機能などに関わる一連の主要システムを指します。
MakerDAOはプロジェクト管理者、Makerはプロジェクト名、MakerプロトコルはMakerの主要システムと表現できるでしょうか。
MakerDAOとMakerプロトコルは混同されがちですが、厳密には用語として異なっています。
Makerプロトコルの重要な機能のひとつは、DAIを発行する機能「Maker Vault」です。
Maker Vaultとは、DAIを発行するために暗号資産を預け入れるためのコントラクトで、取り出し時の手数料や清算率などが設定されています。
この各種数値はMakerDAOのコミュニティにより決定されており、DAIの価格が担保されるように設定されています。
MakerDAO、Maker Vaultに関連するコイン
MakerDAOには、二つのコインが関わります。
1つめはメイカー(MKR)で、Makerの重要な意思決定やアップデートを行う際、ガバナンス投票において1MKR=1票として使うことができます。
また、DAI発行に必要な裏付け資産を引き出す際の手数料の支払いにも使えます。
2つめはダイ(DAI)で、Makerプロトコルを通じて発行される暗号資産を担保にしたものです。
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ダイ(DAI)とは
DAIは暗号資産を担保とすることで、トラストレスかつ非中央集権的に米ドル連動の暗号資産を入手することができる仕組みを採用しています。
DAIの裏付け資産にはイーサリアム(ETH)のほか、リンク(LINK)、Polygon(POL)、USDCなど、幅広いコインに対応しています。
担保の暗号資産の種類ごとに個別にリスク評価が行われ、清算率が設定されています。
また、DAIは1ドルから乖離した場合には、価格差を狙った取引が可能です。
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MakerDAOの今後
MakerDAOでは、暗号資産を担保にDAIを発行することができます。
この機能は、既存の金融システムでは不動産や債券、株などを担保に銀行から超低金利で借りる手法に類似しており、DEXやDeFiの利用方法の幅を広げています。今後も活用事例が増えることが期待できるでしょう。
旧来はDAIの担保資産の引き出し手数料(=stability fee, SF)にMKRが必要でしたが、担保資産が増えたことや利用拡大を狙い、DAIでも引き出しが可能になったためMKRの需要がやや低減したと言えます。
また、MakerDAOではガバナンスへの投票率が低いため、今後のインセンティブ設計として投票や重要な発案を行ったユーザーに向けてMakerDAOの収益が分配される仕組みなどが実装される可能性も考えられるでしょう。
DAIが継続的に利用され活用範囲が拡大することで、MakerDAOがより強力な組織となることが期待されています。
Dai(DAI)とはイーサリアムブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。
※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。
イーサリアムブロックチェーン上で構築されているMaker Protocolを通じて発行され、MakerDAOというDAO(分散型自律組織)によって運営がなされています。
今回の記事では、6月20日からCoincheckで取り扱いを開始するダイ(DAI)について解説します。
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目次
暗号資産「ダイ(DAI)」とは?
ダイ(DAI)と他のステーブルコインの違い
MakerDAOとダイ(DAI)の関係
ダイ(DAI)の特徴・メリット
メリット①:ERC-20規格の暗号資産であり、利便性が高い
メリット②:ユーザーが自由にダイ(DAI)を発行できる
ダイ(DAI)の購入方法
暗号資産「ダイ(DAI)」とは?
出典:MakerDAO 公式サイト
Dai(DAI)とはイーサリアムブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。
※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しています。実際にダイ(DAI)は1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。
また、ダイ(DAI)はイーサリアムブロックチェーン上で構築されているMaker Protocolを通じて発行され、MakerDAOというDAO(分散型自律組織)によって運営がなされています。
通貨単位
DAI
発行可能上限数
上限なし
コンセンサスアルゴリズム
イーサリアムに依存(PoS)
時価総額ランキング (2023年5月時点)
17位
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DAIJPY
ダイ(DAI)と他のステーブルコインの違い
ダイ(DAI)の他のステーブルコインとの違いは「法定通貨ではなく暗号資産を担保にしている」という点です。
2023年現在、広く流通しているステーブルコインのほとんどは、法定通貨(米ドル)や債券などの現金同等物を保有することで、その価値を担保しています。そして、その裏付け資産を代表組織などが中央集権的に管理することが一般的です。
一方で、ダイ(DAI)は暗号資産(主にイーサリアム)を担保に1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されています。ただし、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。
また、DAIの運営はDAOによって意思決定がされ、分散化されているという特徴があります。
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MakerDAOとダイ(DAI)の関係
出典:MakerDAO 公式サイト
MakerDAOは、ダイ(DAI)を発行するプラットフォームであり、2014年12月に設立された暗号資産市場においては歴史があるプロジェクトのひとつです。イーサリアムブロックチェーン上で信頼されているオラクル(ブロックチェーンがネットワークの外部とデータをやりとりすること)を実行した最初のプロジェクトでもあり、その結果として、多くの分散型アプリケーション(dApps)はMakerDAOのオラクルを使用してシステムのセキュリティを確保しています。
また、メイカー(MKR)はMakerDAOのガバナンストークンです。暗号資産メイカー(MKR)は、主にMakerDAOの運営方針に対する投票権として使用されています。
ダイ(DAI)の発行に暗号資産メイカーが必要である訳ではないですが、どちらもMakerDAOに関連する暗号資産として、セットで語られることが多いです。
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ダイ(DAI)の特徴・メリット
ダイ(DAI)のメリットとしては、次の2点が挙げられます。
ERC-20規格の暗号資産であり、利便性が高い
ユーザーが自由にダイ(DAI)を発行できる
以下で1つずつ解説していきます。
メリット①:ERC-20規格の暗号資産であり、利便性が高い
1つ目のメリットは「ERC-20規格の暗号資産であり、利便性が高い」という点です。
ダイ(DAI)はERC-20規格の暗号資産であり、イーサリアムブロックチェーン上で構築されています。そのため、業界シェアの多くを占めるイーサリアムに対応したアプリやサービスで管理することができます。したがって、ダイ(DAI)は利便性は高く、今後のユースケースの拡大にも期待できると言えるのではないでしょうか。
メリット②:ユーザーが自由にダイ(DAI)を発行できる
2つ目のメリットは「ユーザーが自由にダイ(DAI)を発行できる」という点です。
ユーザーはMakerDAOのスマートコントラクトを通じてイーサリアムなどを担保にダイ(DAI)を発行することができます。2019年以降は、イーサリアム以外の暗号資産(LINKやPOLなど)やNFT(実世界の不動産資産をNFT化したもの)を担保にダイ(DAI)を発行できるようになったため、よりユースケースが広がりました。そのためエコシステムがとても大きく、400以上のアプリやサービスでダイ(DAI)が取り扱われています。その中には、UniswapやThe Sandboxなど著名なプロジェクトも存在しており、ダイ(DAI)の信頼性を高めています。
ダイ(DAI)の購入方法
ダイ(DAI)は、Coincheck取引所で購入することができます。Coincheck取引所での売買は、ブラウザから利用することができます。取引所での購入方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。
Coincheck取引所の使い方!パレットトークン(PLT)の売買方法を解説!
Coincheck
※なお、当社にダイ(DAI)を入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。詳しくはこちらをご参照ください。
MakerDAOは暗号資産を担保にダイ(DAI)を発行、管理するDAO(分散型自律組織)プロジェクトです。 多くのステーブルコインはドルなどの法定通貨を担保としているなか、ダイ(DAI)は暗号資産を担保として2017年から稼働しています。 ※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 本記事では、MakerDAOがどのように暗号資産を担保としてダイ(DAI)を発行しているのか、またガバナンストークンであるメイカー(MKR)の役割について解説します。 この記事でわかること MakerDAOとは MakerDAOの仕組み Makerプロトコルとは Coincheckの無料登録はこちら 目次 MakerDAOとは MakerDAOの仕組み Makerプロトコルとは MakerDAO、Maker Vaultに関連するコイン ダイ(DAI)とは MakerDAOの今後 MakerDAOとは MakerDAOとは、暗号資産ダイ(DAI)を発行する「Maker」および「Makerプロトコル」を管理するDAOプロジェクトです。 MakerDAOおよびMakerはデンマークの起業家、ルーン・クリステセン氏が発案したプロジェクトで、同氏がCEOを務めるメーカー財団(Maker Foundation)によりグロースが行われたあと、完全にDAOへと移行しました。 DAOとは、分散型自律組織(Decentralized Autonomous Organization)の略称であり、WEB3.0(WEB3)での新たな組織の形の一つです。 DAOは基本的にはその組織のガバナンストークンの保有者により意思決定・運営が行われるため、トークン保有者にとって利益があるような組織運営が求められます。 DAOは機能的としては株式会社のような働きですが、組織として透明性が高く、収益分散や意思決定、インセンティブ設計などが自動で行われるなどのメリットがあります。 そのため、DAOは「民主主義的な組織」というよりも「インセンティブ主義的な組織」と称されることがあります。 MakerDAOはDAOの中でも歴史が古いプロジェクトで、DEXプロジェクトのUniswapなどと並び、先進的なDeFiプロジェクトの一つとされています。 DAO(分散型自律組織)とは?図解で初心者にもわかりやすく解説! Coincheck MakerDAOの仕組み MakerDAOでは、ガバナンストークンであるMKRを1MKR=1票としてガバナンスを行っており、DAIの価格を安定させたり、MakerDAOの今後の方針を決めたりしています。 Dai(DAI)はイーサリアムブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。 ※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。なお、ステーブルコインとは、米ドルなど特定の資産に価格が安定的に連動するように設計された暗号資産です。 1DAIが1USDと等価として扱われるにはその価値の裏付け・担保となる資産が必要です。多くのステーブルコインでは発行したトークンと同量以上のドル(法定通貨)を保有することで裏付けとしています。一方でDAIでは暗号資産を担保として、実際に1米ドル付近で価格が推移しています。 暗号資産は法定通貨に比べて価格の変動(ボラティリティ)が大きいため、暗号資産を担保に安定的な目標価格を設定した暗号資産を運営する場合は綿密なリスク評価とアルゴリズム設計が必要です。MakerDAOはDAIの発行主体として、価格安定化に関する重要な決定を行っています(=ガバナンスをしています)。 MakerDAOのガバナンス投票では、担保資産の種類や、価格変動時の担保資産の清算レート、レンディングプラットフォーム「DSR(Dai Savings Rate)」の金利などを決定しています。 Makerプロトコルとは Makerプロトコルとは、MakerDAOが管理するプロダクトのことで、DAIの発行や担保の管理Maker Vault、Makerの投票機能などに関わる一連の主要システムを指します。 MakerDAOはプロジェクト管理者、Makerはプロジェクト名、MakerプロトコルはMakerの主要システムと表現できるでしょうか。 MakerDAOとMakerプロトコルは混同されがちですが、厳密には用語として異なっています。 Makerプロトコルの重要な機能のひとつは、DAIを発行する機能「Maker Vault」です。 Maker Vaultとは、DAIを発行するために暗号資産を預け入れるためのコントラクトで、取り出し時の手数料や清算率などが設定されています。 この各種数値はMakerDAOのコミュニティにより決定されており、DAIの価格が担保されるように設定されています。 MakerDAO、Maker Vaultに関連するコイン MakerDAOには、二つのコインが関わります。 1つめはメイカー(MKR)で、Makerの重要な意思決定やアップデートを行う際、ガバナンス投票において1MKR=1票として使うことができます。 また、DAI発行に必要な裏付け資産を引き出す際の手数料の支払いにも使えます。 2つめはダイ(DAI)で、Makerプロトコルを通じて発行される暗号資産を担保にしたものです。 暗号資産(仮想通貨)メイカー(Maker/MKR)とは?特徴や将来性、DAIとの関係についてわかりやすく解説 Coincheck ダイ(DAI)とは DAIは暗号資産を担保とすることで、トラストレスかつ非中央集権的に米ドル連動の暗号資産を入手することができる仕組みを採用しています。 DAIの裏付け資産にはイーサリアム(ETH)のほか、リンク(LINK)、Polygon(POL)、USDCなど、幅広いコインに対応しています。 担保の暗号資産の種類ごとに個別にリスク評価が行われ、清算率が設定されています。 また、DAIは1ドルから乖離した場合には、価格差を狙った取引が可能です。 暗号資産(仮想通貨)ダイ(DAI)とは?他のステーブルコインとの違いや特徴を解説! Coincheck MakerDAOの今後 MakerDAOでは、暗号資産を担保にDAIを発行することができます。 この機能は、既存の金融システムでは不動産や債券、株などを担保に銀行から超低金利で借りる手法に類似しており、DEXやDeFiの利用方法の幅を広げています。今後も活用事例が増えることが期待できるでしょう。 旧来はDAIの担保資産の引き出し手数料(=stability fee, SF)にMKRが必要でしたが、担保資産が増えたことや利用拡大を狙い、DAIでも引き出しが可能になったためMKRの需要がやや低減したと言えます。 また、MakerDAOではガバナンスへの投票率が低いため、今後のインセンティブ設計として投票や重要な発案を行ったユーザーに向けてMakerDAOの収益が分配される仕組みなどが実装される可能性も考えられるでしょう。 DAIが継続的に利用され活用範囲が拡大することで、MakerDAOがより強力な組織となることが期待されています。
Dai(DAI)とはイーサリアムブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。 ※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 イーサリアムブロックチェーン上で構築されているMaker Protocolを通じて発行され、MakerDAOというDAO(分散型自律組織)によって運営がなされています。 今回の記事では、6月20日からCoincheckで取り扱いを開始するダイ(DAI)について解説します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 暗号資産「ダイ(DAI)」とは? ダイ(DAI)と他のステーブルコインの違い MakerDAOとダイ(DAI)の関係 ダイ(DAI)の特徴・メリット メリット①:ERC-20規格の暗号資産であり、利便性が高い メリット②:ユーザーが自由にダイ(DAI)を発行できる ダイ(DAI)の購入方法 暗号資産「ダイ(DAI)」とは? 出典:MakerDAO 公式サイト Dai(DAI)とはイーサリアムブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。 ※Dai(DAI)は1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しています。実際にダイ(DAI)は1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されていますが、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 また、ダイ(DAI)はイーサリアムブロックチェーン上で構築されているMaker Protocolを通じて発行され、MakerDAOというDAO(分散型自律組織)によって運営がなされています。 通貨単位 DAI 発行可能上限数 上限なし コンセンサスアルゴリズム イーサリアムに依存(PoS) 時価総額ランキング (2023年5月時点) 17位 MakerDAOの仕組みとは?暗号資産メイカー(MKR)とダイ(DAI)との関係性を解説 Coincheck DAIJPY ダイ(DAI)と他のステーブルコインの違い ダイ(DAI)の他のステーブルコインとの違いは「法定通貨ではなく暗号資産を担保にしている」という点です。 2023年現在、広く流通しているステーブルコインのほとんどは、法定通貨(米ドル)や債券などの現金同等物を保有することで、その価値を担保しています。そして、その裏付け資産を代表組織などが中央集権的に管理することが一般的です。 一方で、ダイ(DAI)は暗号資産(主にイーサリアム)を担保に1DAI = 1米ドルを目標価格として設定しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、暗号資産(仮想通貨)型ステーブルコインと認識されています。ただし、1DAI = 1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 また、DAIの運営はDAOによって意思決定がされ、分散化されているという特徴があります。 ステーブルコインとは?その仕組みと種類、取り巻く規制と最新動向を解説 Coincheck MakerDAOとダイ(DAI)の関係 出典:MakerDAO 公式サイト MakerDAOは、ダイ(DAI)を発行するプラットフォームであり、2014年12月に設立された暗号資産市場においては歴史があるプロジェクトのひとつです。イーサリアムブロックチェーン上で信頼されているオラクル(ブロックチェーンがネットワークの外部とデータをやりとりすること)を実行した最初のプロジェクトでもあり、その結果として、多くの分散型アプリケーション(dApps)はMakerDAOのオラクルを使用してシステムのセキュリティを確保しています。 また、メイカー(MKR)はMakerDAOのガバナンストークンです。暗号資産メイカー(MKR)は、主にMakerDAOの運営方針に対する投票権として使用されています。 ダイ(DAI)の発行に暗号資産メイカーが必要である訳ではないですが、どちらもMakerDAOに関連する暗号資産として、セットで語られることが多いです。 暗号資産(仮想通貨)メイカー(Maker/MKR)とは?特徴や将来性、DAIとの関係についてわかりやすく解説 Coincheck ダイ(DAI)の特徴・メリット ダイ(DAI)のメリットとしては、次の2点が挙げられます。 ERC-20規格の暗号資産であり、利便性が高い ユーザーが自由にダイ(DAI)を発行できる 以下で1つずつ解説していきます。 メリット①:ERC-20規格の暗号資産であり、利便性が高い 1つ目のメリットは「ERC-20規格の暗号資産であり、利便性が高い」という点です。 ダイ(DAI)はERC-20規格の暗号資産であり、イーサリアムブロックチェーン上で構築されています。そのため、業界シェアの多くを占めるイーサリアムに対応したアプリやサービスで管理することができます。したがって、ダイ(DAI)は利便性は高く、今後のユースケースの拡大にも期待できると言えるのではないでしょうか。 メリット②:ユーザーが自由にダイ(DAI)を発行できる 2つ目のメリットは「ユーザーが自由にダイ(DAI)を発行できる」という点です。 ユーザーはMakerDAOのスマートコントラクトを通じてイーサリアムなどを担保にダイ(DAI)を発行することができます。2019年以降は、イーサリアム以外の暗号資産(LINKやPOLなど)やNFT(実世界の不動産資産をNFT化したもの)を担保にダイ(DAI)を発行できるようになったため、よりユースケースが広がりました。そのためエコシステムがとても大きく、400以上のアプリやサービスでダイ(DAI)が取り扱われています。その中には、UniswapやThe Sandboxなど著名なプロジェクトも存在しており、ダイ(DAI)の信頼性を高めています。 ダイ(DAI)の購入方法 ダイ(DAI)は、Coincheck取引所で購入することができます。Coincheck取引所での売買は、ブラウザから利用することができます。取引所での購入方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。 Coincheck取引所の使い方!パレットトークン(PLT)の売買方法を解説! Coincheck ※なお、当社にダイ(DAI)を入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。詳しくはこちらをご参照ください。