Blur(ブラー)とは?NFTマーケットプレイスとしての特徴や使い方を簡単解説!

Blur(ブラー)は、2022年10月にサービスを開始した新興のNFTマーケットプレイスです。

OpenSeaやX2Y2などの外部マーケットプレイスを横断して取引が行える「アグリゲーター機能」を実装している点や、独自トークン「BLUR」のエアドロップを積極的に行っている点などが評価され、Blurはサービス開始から1年足らずで世界一の取引高(※)を記録するほどの急成長を遂げました。

この記事では、いま話題のBlurの特徴・メリット、始め方、NFTの購入・販売方法などを初心者の方に向けて解説していきます。

(※)2023年7月時点。DappRadar調べ。

Blur(ブラー)とは

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引用:Blur

Blurとは、アメリカ・サンフランシスコに拠点を置く世界最大の取引量(2023年7月時点)を誇るNFTマーケットプレイスです。

2022年にサービスを開始したBlurは、手数料ゼロやアグリゲーター機能などの独自サービスを展開することで多くのトレーダーを獲得し、ローンチから1年未満で世界一の取引高を記録するほどの急成長を遂げています。

名称 Blur(ブラー)
サービス開始 2022年10月
取扱タイトル BAYC
・AZUKI
MAYC
CryptoPunks
Nouns など
決済通貨 イーサリアム(ETH)
手数料 0%
CEO(最高経営責任者) Pacman(Tieshun Roquerre)
本社 カリフォルニア州サンフランシスコ
公式サイト https://blur.io/

(※)表内の情報は2023年7月時点のものです。

Blur(ブラー)の特徴・メリット

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Blurには、主に以下の4つの特徴・メリットがあります。

  • 世界一の取引高を誇るNFTマーケットプレイス
  • アグリゲーター機能を利用できる
  • 手数料が無料
  • 独自トークン「BLUR」を発行している

それぞれ詳しく見ていきましょう。

世界一の取引高を誇るNFTマーケットプレイス

1つ目の特徴は、「世界一の取引高を誇っている」点です。

下の画像は、NFTマーケットプレイスの月間のトレーダー数や取引高などを表したものです(2023年7月17日時点)。2023年7月現在、Blurは世界一となる約5億ドルの月間取引高を記録しています。これは、2位のOpenSeaの3倍以上という驚異的な取引高となります。

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引用:DappRadar

Blurは、2022年10月にサービスを開始したばかりの新興のマーケットプレイスですが、ローンチから1年足らずで世界一の取引高を記録するほど、驚異的なスピードで成長しています。

Blurがこれほどのスピードで取引高を拡大できたのは、次に紹介するアグリゲーター機能や手数料ゼロなどのサービスを積極的に展開してきたことが要因と考えられます。

アグリゲーター機能を利用できる

2つ目の特徴は、「アグリゲーター機能を利用できる」点です。

アグリゲーターとは、複数のマーケットプレイスを横断して取引が行える機能のことです。各マーケットの出品状況や価格を確認・比較しながら効率的に取引ができる点が、アグリゲーター機能のメリットです。

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引用:Blur

アグリゲーター機能を実装しているBlurでは、OpenSeaやX2Y2など他のマーケットプレイスの出品情報をまとめて閲覧することができます。

手数料が無料

3つ目の特徴は、「手数料が無料」である点です。

下の表は、主要なマーケットプレイスの手数料を比較したものです。

NFTマーケットプレイス 手数料
Blur 0%
OpenSea 2.5%
Magic Eden 2.0%
LooksRare 2.0%
X2Y2 0.5%

※手数料は2023年7月時点のものです。

手数料ゼロで取引ができるBlurは、頻繁に取引をする人ほどメリットを享受できるマーケットプレイスと言えるでしょう。

独自トークン「BLUR」を発行している

4つ目の特徴は、「独自トークンのBLURを発行している」点です。

独自トークンBLURは、Blurで取引をしたり、BlurにNFTを出品したりしたユーザーに対して、過去に報酬としてエアドロップされました。2023年2月に実施された1回目のエアドロップでは、3億6,000万枚のBLURが配布されました。

トークン(暗号資産)としてのBLURは、CoinbaseやOKK、DigiFinex、Bybitなどの取引所に上場しており、2023年7月19日現在、「1BLUR = 46円」ほどで取引されています。

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引用:CoinGecko

BLURを活用したエアドロップを積極的に行っていることも、Blurが多くのユーザーから人気を得ている要因と考えられます。

Blur(ブラー)の始め方

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Blurは海外の事業者ですが、暗号資産とウォレットさえあれば日本に住んでいる私たちも利用することができます。

Blurを始める際の手順は、以下の通りです。

  • ①国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
  • ②ウォレットを用意する
  • ③イーサリアム(ETH)をウォレットに送金する
  • ④Blurにウォレットを接続する

詳しいやり方について、順番に解説していきます。

①国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入する

BlurでNFTを購入する際には、決済用の通貨としてイーサリアム(ETH)が必要となります。そのため、Blurを利用する際には事前に国内の暗号資産取引所でETHを購入しておく必要があります。

暗号資産取引所でETHを購入するには、事前に口座開設を完了させておく必要があります。Coincheckでは、以下の3ステップで簡単に口座開設ができます。

  • 1.アプリのダウンロード(スマートフォンで開設する場合)
  • 2.アカウント作成
  • 3.本人確認

スマートフォンアプリを使えば、口座開設手続きがインターネット上だけで完結し、最短5分で申し込みをすることが可能です。Coincheckでの口座開設の詳しいやり方は、以下の記事をご覧ください。

②ウォレットを用意する

次に、購入したETHを取引所の外で保管するためのウォレットを用意します。

Blurで取引を行う際には、まずBlurとウォレットを接続します。そしてNFTを購入する場合、ウォレットに保管されている暗号資産とBlurで販売されているNFTを交換する形で取引を行います。

2023年7月現在、Blurでは以下の4つのウォレットを使用することができます。

  • MetaMask
  • WalletConnect
  • Coinbase Wallet
  • OKX Wallet

4つのうちで特におすすめなのが、暗号資産ウォレットの代表格である「MetaMask(メタマスク)」です。Chromeの拡張機能やスマホアプリとして利用できるMetaMaskは、Blur以外のNFTマーケットプレイスや、UniswapなどのDEX(分散型取引所)などでも利用できる汎用性の高さが魅力です。

③イーサリアム(ETH)をウォレットに送金する

次に、先ほど用意したウォレットにETHを送金します。

暗号資産の送金は、取引所の送金ページで行います。なお、送金時には送金先となるウォレットのアドレスを入力する必要があります。

Coincheckで暗号資産を送金する方法については、こちらをご覧ください。

④Blurにウォレットを接続する

最後に、Blurにアクセスしてウォレットを接続します。

まず、ホーム画面右上の「CONNECT WALLET」をクリックします。

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引用:Blur

表示されるウォレットの中から自分が使用しているものを選択し、ウォレットのパスワードを入力します。

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引用:Blur

以上でウォレットの接続は完了です。

続いて、BlurでNFTを購入する方法について見ていきましょう。

Blur(ブラー)でNFTを購入する方法

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Blurには、主に以下の2つの購入方法があります。

  • BUY NOW(定額)で購入する
  • BIDS(入札)で購入する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

BUY NOW(定額)で購入する

まずは、出品者が設定した固定価格で購入する方法をご紹介します。

①購入したいNFTコレクションを検索します。

画面左上のメニューから「COLLECTIONS」をクリックしてください(画像①)。

次に、購入したいNFTコレクションを選択してください(画像②)。画面上部の検索窓に、購入したいコレクションを入力して検索する方法もあります(画像③)。

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引用:Blur

②表示されているアイテムの中から、購入したいNFTを選択します。

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引用:Blur

左側のパラメーターから、アイテムの表示条件を変更することも可能です。

  • STATUS:「ONLY BUY NOW」にチェックが入っていると、販売中のアイテムだけが表示されます。
  • RARITY:アイテムの希少性でソートします。
  • PRICE:アイテムの販売価格でソートします。
  • TRAITS:アイテムの特性でソートします。

③価格や特性を確認し、問題がなければ左下の「BUY NOW」をクリックします。

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引用:Blur

④ウォレットが起動するので、トランザクションに署名をします。

以上で定額での購入は完了です。

BIDS(入札)で購入する

続いて、希望するNFTに対してオファーを出して購入する方法をご紹介します。

①オファーを出したいNFTのコレクションページへいき、「BIDS」をクリックします。

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引用:Blur

②「PLACE COLLECTION BID」をクリックします。

入札でNFTを購入する場合、個別のアイテムを選択することはできず、コレクション全体に対してオファーをかける形となります。この購入方法は、特定のNFTコレクションをどれでもいいから固定価格よりも安い金額で購入したいという場合に役に立ちます。

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引用:Blur

なお入札を行う際には、事前にイーサリアム(ETH)をプールに入金しておく必要があります。

入金を行うには、まず画面右上のイーサリアムマークをクリックします(画像①)。続いて入金したい金額を入力し(画像②)、「ADD TO POOL」をクリックすればプールへの入金は完了です(画像③)。

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引用:Blur

③入札額の入力画面が表示されるので、任意の金額を入力して「PLACE BID」をクリックします。

以上で入札は完了です。通常、入札は入札金額が高い順から優先して処理されます。

Blur(ブラー)でNFTを出品・販売する方法

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続いて、BlurでNFTを出品・販売する方法をご紹介します。

①画面右上のアカウントから「PORTFOLIO」を選択します。

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引用:Blur

②所有しているNFTが表示されるので、出品したいアイテムにチェックを入れて「LIST ITEM」をクリックします。

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引用:Blur

③出品価格やロイヤリティを入力してから、「LIST ITEM」をクリックします。

④ウォレットが起動するので、トランザクションに署名をします。

以上でNFTの出品は完了です。

Blur(ブラー)を利用する際の注意点

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Blurを利用する際には、次の2点に注意するようにしましょう。

  • ガス代が高騰しやすい
  • 取引量が減少する可能性がある

どのような内容なのか、順番に見ていきましょう。

ガス代が高騰しやすい

1つ目の注意点は、「ガス代が高騰しやすい」点です。

OpenSeaでは、イーサリアム(Ethereum)の他にもポリゴン(Polygon)やソラナ(Solana)など、複数のブロックチェーンに対応しています。このようなマーケットプレイスでは、1つのチェーンのネットワークが混雑していたら、他のチェーンに切り替えて取引をすることができます。

通常、取引にかかる時間とガス代(手数料)はネットワークの混雑状況によって変動します。そのため、複数のブロックチェーンに対応しているOpenSeaでは、混雑しているチェーンを避けて、時間とガス代を節約しながら取引することが可能です。

一方のBlurは、2023年7月時点ではイーサリアムのブロックチェーンにしか対応していません。そのためBlurでは、イーサリアムのチェーンが混雑しているときには、取引時に高額なガス代を要求される場合があります。

取引量が減少する可能性がある

2つ目は、「取引量が減少する可能性がある」点です。

前述したように、2023年7月現在、Blurは世界一の取引高を記録しています。しかし、この取引高は独自トークン「BLUR」のエアドロップを目当てに集まってきたトレーダーによるところが大きく、Blurの驚異的な躍進は一時的な現象に過ぎないという見方もあります。

実際に、圧倒的な取引高を記録する一方で、月間のトレーダー数に関してはOpenSeaが30万人を超えているのに対して、Blurは4万2,000人程度にとどまっています(2023年7月時点)。

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引用:DappRadar

こうした点を考慮すると、今後エアドロップなどのキャンペーンが行われなくなったら、Blurの取引高が減少する可能性は十分あると言えるでしょう。

初心者は国内のNFTマーケットプレイスがおすすめ

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「NFTの取引には興味がある。だけど、いきなり海外のサービスを利用するのは不安なので、まずは日本のマーケットプレイスを利用してみたい」

このような考えをお持ちの方には、Coincheck NFTがおすすめです。

Coincheck NFTは、国内初となる暗号資産交換業者が運営するマーケットプレイスです。従来のNFT取引において課題とされていた、スケーラビリティ問題から発生するネットワーク手数料(ガス代)の高騰や、複雑な取引方法などの課題を解決したオフチェーンのNFTマーケットプレイスです。

Coincheck NFTを利用するメリット

Coincheck NFT

Coincheck NFTには、以下の3つのメリットがあります。

  • ネットワーク手数料不要
  • 簡単決済(複数の暗号資産で購入できる)
  • 簡単・安心・安全

ネットワーク手数料不要

通常、NFTマーケットプレイスでNFTを購入する際にはガス代と呼ばれるブロックチェーン上での取引手数料がかかりますが、Coincheck NFTでは購入時のガス代は不要です。

簡単決済(複数の暗号資産で購入できる)

Blurもそうですが、NFTマーケットプレイスには決済にイーサリアム(ETH)しか使用できないところが多くあります。

その点、Coincheck NFTは暗号資産取引サービスを行うCoincheckと一体化しているため、ビットコイン(BTC)やイーサリアムの他、Coincheckで取り扱いのある10種類以上の通貨で売買をすることが可能です。

簡単・安心・安全

Coincheck NFTでは、CoincheckのNFT専用ウォレットによって、お客様が秘密鍵の管理をすることなく安全にお取引いただくことができます。

Blur(ブラー)に関するQ&A

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Blurに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。

Blurとは何ですか?

Blurとは、アメリカ・サンフランシスコに拠点を置く世界最大の取引量(2023年7月時点)を誇るNFTマーケットプレイスです。

2022年にサービスを開始したBlurは、手数料ゼロやアグリゲーター機能などの独自サービスを展開することで多くのトレーダーを獲得し、ローンチから1年未満で世界一の取引高を記録するほどの急成長を遂げています。

Blurの特徴・メリットは何ですか?

Blurには、主に以下の4つの特徴・メリットがあります。

  • 世界一の取引高を誇るNFTマーケットプレイス
  • アグリゲーター機能を利用できる
  • 手数料が無料
  • 独自トークン「BLUR」を発行している

Blurの始め方を教えてください。

Blurを始める際の手順は、以下の通りです。

  1. 国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入する
  2. ウォレットを用意する
  3. イーサリアム(ETH)をウォレットに送金する
  4. Blurにウォレットを接続する

まとめ

Blurの特徴や使い方について解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

Blurは、OpenSeaやX2Y2などの外部マーケットプレイスを横断して取引が行える「アグリゲーター機能」を実装している点や、独自トークン「BLUR」のエアドロップを積極的に行っている点などが評価され、サービス開始から1年足らずで世界一の取引高を記録するほどの急成長を遂げました。

そんなBlurはサンフランシスコに拠点を置く海外のサービスですが、日本に住んでいる私たちも利用することが可能です。

ただし、利用するには事前に国内の暗号資産取引所でイーサリアム(ETH)を購入し、ウォレットに送金しておく必要があります。Coincheckなら、スマホアプリから最短5分で口座開設の申し込みができ、通貨の購入もアプリから簡単に行うことが可能です。

Coincheckの口座開設方法については、こちらをご覧ください。