MetaMask(メタマスク)とは?PC・スマホでの使い方を解説

「MetaMaskってどんなウォレットなの?」

「MetaMaskの使い方が知りたい」

暗号資産(仮想通貨)の取引をしたことがある方なら、一度はMetaMask(メタマスク)という名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか?

MetaMaskは、イーサリアム系のトークンを保管するためのソフトウェアウォレットです。ただ暗号資産を保管するだけでなく、DApps(分散型アプリケーション)やNFTゲームなどと連携できる汎用性の高さが魅力です。

この記事では、MetaMaskの利用を検討されている方や、すでに利用しているけれどいまいち使い方がわからないという方に向けて、以下の内容について解説していきます。

この記事でわかること

MetaMask(メタマスク)とは?何ができる?

MetaMask

MetaMaskは、Webブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用できる暗号資産専用のソフトウェアウォレットです。イーサリアム(ETH)や、イーサリアムをベースに発行されたERC-20トークンを保管することができます。

暗号資産のウォレットには、オンラインウォレットやデスクトップウォレットなど、保管形態の異なるウォレットが5種類あります。このうちMetaMaskには、パソコンにウォレットをインストールして利用するデスクトップウォレットと、スマホなどにアプリをインストールして利用するモバイルウォレットの2つのタイプがあります。

また、MetaMaskではイーサリアムのブロックチェーンを基盤として開発されたDApps(分散型アプリケーション)や、ブロックチェーンゲームなどと連携させることも可能です。DAppsの利用料金やブロックチェーンゲームのアイテム購入代金などは、MetaMaskを通じて決済することができます。

PCとスマートフォンで利用可能

MetaMaskは、PCとスマートフォンで利用することができます。PCで利用する場合は、Webブラウザの拡張機能として利用します。

MetaMaskに対応しているブラウザは、以下の3つです(2022年2月時点)。

  • Google Chrome
  • Firefox
  • Brave

なお、スマホでMetaMaskを利用する場合は専用のアプリ(iOS、Android)をインストールする必要があります。

MetaMaskの安全性/セキュリティ

MetaMaskは、資産にアクセスするための秘密鍵を紙にメモするなどしてオフラインで保存することができます。そのため、IDやパスワードをサーバー上で管理する一部のWebウォレットと比べて、ハッキングなどのリスクを抑えやすいというメリットがあります。

また、秘密鍵やアカウント情報をユーザー自身が管理するので、不正や情報漏洩など運営サイドの不祥事による資産の損失を防ぐことも可能です。

インストールと初期設定方法【ブラウザ】

MetaMaskを利用するには、PCの場合はWebブラウザの拡張機能を、スマホの場合はアプリをインストールする必要があります。ここでは、PCを使ってGoogle Chromeの拡張機能としてインストールする方法をご紹介します。

Chromeの拡張機能としてMetaMaskをインストールするには、まずChromeウェブストアにアクセスし、画面右上の「Chromeに追加」をクリックします。

MetaMask

すると下の画像のようなポップアップが表示されるので、「拡張機能を追加」をクリックしてください。以上でMetaMaskのインストールは完了です。

MetaMask

パスワードの設定とログイン方法

インストールが終了したら、次はログインする際に必要となるパスワードの設定を行います。まずは、Chromeの拡張機能としてインストールされたMetaMaskのアイコンをクリックしてください。

MetaMask

すると以下のような画面が表示されるので、「開始」をクリックしてください。

MetaMask

初めてMetaMaskを利用する場合は、「ウォレットの作成」をクリックしてください。

MetaMask

画面下部の「プライバシーポリシーはここにあります」をクリックすると、個人情報の取り扱いに関する指針が記載されたページが表示されます。確認して問題がなければ、「同意します」をクリックしてください。

MetaMask

画面が切り替わったら、新規パスワード(最低8文字)を入力します。このパスワードは次回以降ログインする際に必要になるので、忘れないようにメモをとるなどして保存してください。

パスワードを入力したら、「利用規約に同意します」にチェックを入れてから「作成」をクリックします。以上でパスワードの設定は完了です。

リカバリーフレーズの保存方法

続いて、アカウントを復元させる際に必要になる「リカバリーフレーズ」の保存方法をご紹介します。

まず、動画でリカバリーフレーズについての説明を受けます。動画を見終わったら、「次へ」をクリックしてください。

MetaMask

下の画像の鍵マークの箇所をクリックすると、12個の英単語が表示されます。この12個の単語がアカウントのリカバリーフレーズになります。

リカバリーフレーズは、誤ってMetaMaskの拡張機能を削除してしまった場合や、MetaMaskがインストールされているPCが故障してしまった場合などに、アカウントを復元させるのに必要となります。非常に重要なものなので、スクリーンショットを撮ったものを印刷するなどして大切に保管するようにしてください。

リカバリーフレーズの保存が完了したら、「次へ」をクリックします。

MetaMask

先ほど保存したパスフレーズを、順番にクリックして並べていきます。並べ終わったら、「確認」をクリックしてください。

MetaMask

画面が切り替わったら、「すべて完了」をクリックしてください。以上でMetaMaskの初期設定は終了です。

MetaMask

インストールと初期設定方法【アプリ】

続いて、スマートフォンにMetaMaskのアプリ(iOS)をインストールする方法をご紹介します。

最初に、App StoreでMetaMaskのアプリをインストールします。

下の画像の「入手」をタップしてください。

MetaMask

Apple IDのパスワードを入力して、「サインイン」をタップします。以上でアプリのインストールは完了です。

MetaMask

パスワードの設定方法

続いて、ログインする際に必要となるパスワードの設定方法についてご紹介します。

MetaMaskのアプリを開くと下のような画面が表示されるので、「開始」をタップしてください。

MetaMask

「新しいウォレットの作成」をタップします。

MetaMask

プライバシーポリシーを確認し、問題がなければ「同意します」をタップします。

MetaMask

希望のパスワードを入力した後、「MetaMaskではこのパスワードを復元できないことを理解しています」にチェックを入れます。

その後、「パスワードの作成」をタップします。以上でパスワードの設定は完了です。

MetaMask

リカバリーフレーズの保存方法

続いて、アカウントを復元させる際に必要になる「リカバリーフレーズ」の保存方法をご紹介します。

最初に、リカバリーフレーズの解説動画を確認します。動画を見終わったら、「開始」をクリックしてください。

MetaMask

下の画像の「表示」をクリックすると、12個の英単語が表示されます。この12個の単語が、アカウントのリカバリーフレーズになります。

リカバリーフレーズは、MetaMaskがインストールされているスマートフォンが故障してしまった際、アカウントを復元させるのに必要となります。非常に重要なものなので、スクリーンショットを撮ったものを印刷するなどして大切に保管するようにしてください。

リカバリーフレーズの保存が完了したら、「続行」をタップします。

MetaMask

先ほど保存したパスフレーズを、順番にクリックして並べていきます。並べ終わったら、「バックアップの完了」をタップしてください。

MetaMask

リカバリフレーズの並べ替えに成功すると、下のような画面が表示されるので「完了」をタップしてください。以上でリカバリフレーズの保存は終了です。

MetaMask

MetaMask(メタマスク )にアカウントをインポートする方法

MetaMaskには、先ほどご紹介したアカウントを復元させるための「リカバリーフレーズ」とは別に、秘密鍵(プライベートキー)というものが割り振られています。両者は混同されがちですが、それぞれ目的が異なるので違いをしっかり覚えておきましょう。

  • リカバリーフレーズ…アカウントを復元させるのに必要
  • 秘密鍵…MetaMaskにアカウントをインポートするのに必要

MetaMaskは、1つのウォレット内に複数のアカウントをインポートすることができます。つまり、MetaMaskではアカウント1、アカウント2、アカウント3…というように、1つのソフトウェア内で複数のアカウントを使い分けることが可能なのです。

そして、MetaMaskに個別のアカウントをインポートする際に必要になるのが「秘密鍵」になります。

MetaMaskにアカウントをインポートする際の手順は、以下の通りです。

MetaMask

以下で詳しいやり方をご紹介します。

秘密鍵をエクスポートする方法

アカウントの秘密鍵をエクスポートするには、まずメイン画面の「︙」マークをクリックし(画像①)、「アカウント詳細」を選択します。

MetaMask

以下のような画面が表示されるので、「秘密鍵のエクスポート」をクリックします。

MetaMask

アカウントを作成する際に設定したパスワードを入力して、「確認」を押します。

MetaMask

秘密鍵が表示されます。文字列をクリックするとコピーされるので、パスワード管理ソフトなどを使って大切に管理しましょう。

MetaMask

この秘密鍵を紛失してしまうと、ウォレットに保管していた通貨は取り出せなくなってしまうので注意が必要です。また、ハッキングなどが原因で悪意ある第三者に漏洩した場合も、ウォレットの中の通貨を盗まれてしまう危険があります。

どうしても紛失や盗難が不安だという方は、ウォレットの秘密鍵を記載したテキストファイルをプリントアウトするなどして、秘密鍵をオフラインで管理することをおすすめします。

アカウントをインポートする方法

次に、MetaMaskにアカウントをインポートする方法をご紹介します。

まず、画面右上のアイコンマークをクリックし(画像①)、「アカウントのインポート」をクリックします。

MetaMask

先ほどエクスポートした秘密鍵の文字列を空欄に貼り付けて、「インポート」をクリックします。以上でアカウントのインポートは完了です。

MetaMask

MetaMask(メタマスク)に入金する方法

続いて、MetaMaskに暗号資産を入金する方法について解説していきます。ここでは、例としてイーサリアム(ETH)の入金方法をご紹介します。

MetaMaskに入金するには、まずメイン画面上部に表示されているアカウント名の箇所をマウスオーバーします。そして、「クリップボードへコピー」という文言をクリックをしてください(画像①)。

すると、MetaMaskのウォレットアドレスがクリップボードにコピーされます。あとは、コピーしたアドレス宛に取引所などからイーサリアムを送金すれば、作業は完了です。

しばらくするとMetaMaskにイーサリアムが着金し、画像②のETHの数量が入金分だけ増加します。以上でMetaMaskへの入金は完了です。

MetaMask

ERC-20トークンを追加する方法

初期設定では、MetaMaskのメイン画面にはイーサリアムの残高しか表示されていません。イーサリアム以外のERC-20トークンを追加したい場合は、手動でトークンを追加する必要があります。

ERC-20トークンを追加するには、まずメイン画面下部の「トークンを追加」をクリックします。

MetaMask

画面が切り替わったら、検索窓に追加したいトークンの名称を入力し(画像①)、検索結果に表示された中から目当てのトークンを選んで(画像②)、「次へ」をクリックします。

MetaMask

「トークンを追加」をクリックします。以上でERC-20トークンの追加は完了です。

MetaMask

メイン画面に戻ると、イーサリアム(ETH)の下に追加したトークンの残高が表示されています。

MetaMask

MetaMask(メタマスク)から送金する方法

続いて、MetaMaskから取引所などへ暗号資産を送金する方法について解説します。

まず、メイン画面から送金したい通貨を選んでクリックします。

MetaMask

画面が切り替わったら、「送金」をクリックしてください。

MetaMask

「送信先」に送金先のアドレスを入力してください。

MetaMask

送金したいアセット(通貨)と金額、Transaction Fee(取引手数料)を選んで「次へ」をクリックします。

MetaMask

送金内容に間違いがないようなら、「確認」をクリックします。以上で送金完了です。

MetaMask

MetaMask(メタマスク)のアカウントを復元する方法

MetaMaskをインストールしたPCが故障してしまい、新しいPCに買い換えた場合や、誤ってMetaMaskの拡張機能を削除してしまった場合は、MetaMaskのアカウントを復元する必要があります。

アカウントの復元には、前述した12個の英単語で構成された「リカバリーフレーズ」を使用します。まずはMetaMaskをインストールして、ログイン画面に移動します。そして、「シークレットリカバリーフレーズを使用してインポートする」をクリックしてください。

MetaMask

すると下のような画面が表示されるので、「ウォレット シークレット リカバリーフレーズ」と記載された欄にリカバリーフレーズを入力してください(画像①)。続いて、「新しいパスワード」と「パスワードの確認」の欄に新しいパスワードを入力してください(画像②)。

すべて入力したら、「復元」をクリックします。以上でアカウントの復元は完了です。

MetaMask

まとめ

MetaMaskのインストール方法や入金・送金方法、アカウントの復元方法などについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか。

Metamaskは、イーサリアム系のトークンを保管するのに非常に便利なウォレットです。また、DApps(分散型アプリケーション)やブロックチェーンゲームなどと連携させることができる汎用性の高さも、魅力のひとつです。

ただし、アカウントのリカバリーフレーズやウォレットの秘密鍵を紛失してしまうと、MetaMaskで保管していた暗号資産は取り出せなくなってしまうので注意が必要です。リカバリーフレーズと秘密鍵は、紛失や漏洩に気を付けて大切に管理しましょう。

執筆柳田孝介

出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。