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メタバース関連の記事です。

カテゴリー: メタバース

VRアートの先駆者として、国内外で精力的に活躍を続ける【せきぐちあいみ】さん。2021年3月には初のNFTアート作品が約1,300万円で落札され、大きな話題を集めました。また、同年12月にはフォーブス・ジャパンが“今年の顔100人”を称える「Forbes Japan 100」にも選出されるなど、NFT、メタバース界隈でいま最も注目されているデジタルアーティストです。 今回のインタビューでは、VRアーティストになったきっかけやNFTアートの魅力、自身が手がけるメタバースプロジェクト「Crypto Zinja」の展望などについて話を伺いました。 (※)本取材は2021年12月20日に行いました。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 VRアートに没頭する日々。気が付いたら仕事になっていた VRアートを始めて「人生が豊かになった」 介護現場でVRが必要とされている理由 初のデジタルアートが1,300万円で落札「NFTアートの魅力と課題」 NFTアートの発展には鑑定士やキュレーターが必要 メタバース空間に神社…「Crypto Zinja プロジェクト」とは? VRアートに没頭する日々。気が付いたら仕事になっていた 最初にVRアートを始めたのはいつ頃ですか? せきぐちあいみさん(以下、せきぐち):私がVRを始めたのは、VR元年と言われた2016年です。 以前はタレントやYouTuberなど色々な活動をしていたのですが、リポーターとしてあるゲーム会社に取材に行って、VR体験をさせていただいたんです。そこで「Tilt Brush」というVRペイントツールに初めて触れて、「空間に立体が描けるなんて、魔法みたいでなんて楽しいんだろう」と思って始めたのがきっかけですね。 もともと絵を描くのが好きだったので、VRを使って絵を描くのにもすぐにハマって。それから数ヶ月後には機材をひと通り揃えて、部屋にこもってずっと制作に没頭していました。やり始めるとつい楽しくて時間を忘れちゃって。多分、1日8時間くらいは制作してたんじゃないかな。 ただ、当時はVRが仕事になるなんて想像すらしていなくて、純粋な趣味として楽しんでいましたね。 趣味として始めたVRが仕事になったきっかけは? せきぐち:制作した作品をYouTubeやインスタグラムなどのSNSに投稿しているうちに、徐々に色々なところから反響が出てきて問い合わせをいただくようになりました。 とくに、私が風神雷神の屏風絵を描いているYouTubeの動画を見て、ハリウッド女優のミシェル・ロドリゲスさんが「クール!」みたいなコメントをしてくれて、そこから一気に視聴者数が増えていって。その後も投稿を続けているうちに、「自分のサイトで作品を紹介していいですか?」という個人の方からの問い合わせや、プラダやフィアットなどの企業から仕事のオファーをもらう機会が増えていきましたね。趣味で始めたものが、夢中で続けているうちに気付いたら仕事になっていたみたいな感覚です。 それと並行するように、いろいろなイベントに呼んでいただき、ライブペインティングのパフォーマンスをする機会も増えていきました。ありがたいことに、国内だけでなく海外の方から声をかけていただくことも多くて。これまでアメリカ、ドイツ、ロシア、タイなどたくさんの国でライブペインティングをさせてもらいました。 (※)ロシアで開催された技能五輪国際大会で、4万人の前でライブペインティングを披露するせきぐちさん VRアートを始めて「人生が豊かになった」 VRアートの魅力について教えてください。 せきぐち:平面に描く普通の絵とは違い、VRアートは仮想空間で立体的に描かれるので、作品に奥行きを持たせたり、360°さまざまな角度から鑑賞したりすることができます。 それは単に絵を描くというよりも、ゼロから世界を創造していく感覚に近いと思います。見る人に自分が作った世界に入ってきてもらい、一緒に世界観を体感してもらうような感覚。自分の作った世界に触れることで、鑑賞者の想像力やモチベーションを刺激できるところがVRアートの最大の魅力だと感じています。 ゼロから世界を作る…言葉では簡単に言えますが、実際にやるのは大変そうですね。インスピレーションはどんなときに湧くのでしょうか? せきぐち:普通に生活していてパッと思い浮かぶこともあるし、夢で見た景色を覚えておいて作品にすることもあります。夢の場合は起きてしばらくすると忘れてしまうので、枕元にノートを置いて忘れないうちにアイデアをメモするようにしています。 あとは、日本庭園や神社などの「和の世界」からインスピレーションを得ることも多いですね。日本庭園って、石組や木などの配置にすごくこだわっていて、どの角度から見ても美しく見えるように設計されているんです。VRアートも同じように360°どこから見ても世界が成立している必要があるので、日本庭園のもつ美意識や世界観ととても相性が良いんです。 (※)せきぐちさんがVR空間で描いた日本庭園(画像提供:クリーク・アンド・リバー社) VRアートを始めたことによって、日常生活でも物を表面からだけでなくさまざまな角度から見る習慣が身に付きました。それによって、色々な物の今まで気づかなかった一面や美しさを知ることができて、より人生が豊かになった実感があります。たとえば雑草の生え方ひとつにしても、新鮮な発見があるんです。 介護現場でVRが必要とされている理由 VRは医療・介護分野での活用も期待されていますが、せきぐちさんは同分野におけるVRの可能性についてはどのようにお考えですか? せきぐち:VRにはとても大きなメンタルケアの効果があると思います。以前、取材の一環で介護施設に入居している方々にVRを体験してもらったときにそれを実感しました。 施設ではほとんどの方が車椅子だったのですが、みなさん初めて体験するVRをとても楽しんでくれて。普段はちょっと段差があるところを通るだけでも大変なのに、ゴーグルをつけただけで見たこともない世界に連れていけて、喜んでもらえる。施設の皆さんの笑顔を見たときに、VRアーティストという仕事の意義とやりがいを感じました。 VRやメタバースはゲームで使用されることが多いので、「娯楽で利用するもの」という印象をもっている人たちが大半ですよね。ただ、これからは単に娯楽としてだけではなく、高齢者や病気で寝たきりの方々などのメンタルケアのツールとして、医療や介護の現場にもどんどん広がっていくと思います。 初のデジタルアートが1,300万円で落札「NFTアートの魅力と課題」 2021年の3月に初のNFTアートをOpenSea(※)に出品されていますが、NFTアートを始めようと思ったきっかけはありますか? せきぐち:数年前からデジタルアートとブロックチェーンの相性が良いということは知っていたのですが、よく分からないし市場も整っていなかったので、ずっと手を出さずにいたんです。 それが、2021年の3月頃にジャック・ドーシーのツイートが3億円近くで売れたとか、Beeple(※)のデジタルアート作品が75億円で落札されたというニュースを知って。それを見て、NFTによってデジタルデータの市場がすでに確立していることを知って、「私もNFTアートに挑戦してみたい」と思ったんです。 それから急いでNFTのマーケットプレイスについて調べてみたら、個人でも出品できることがわかったので、すぐにウォレットを用意してOpenSeaに登録しました。 (※)OpenSea(オープンシー)…米国ニューヨークを拠点とする世界最大手のNFTマーケットプレイス。 (※)Beeple(ビープル)…米国人デジタルアーティスト。2021年11月にもNFTアート「Human One」が約33億円で売却されるなど、「いま最も稼ぐデジタルアーティスト」として知られている。 オークション形式で出品した作品が約1,300万円(69.697ETH)で落札され、話題になりましたよね。最初に落札額を知ったとき、どう思いましたか? せきぐち:信じられなかったですね。現実感がなさ過ぎて、自分のことという感じがしないというか。とにかく最初はそんな感じで、時間が経つにつれて少しずつすごいことなんだという実感が湧いてきました。 でも、後になって冷静に考えてみたら、「これは私だけじゃなくて、NFTアート業界全体に対する応援も含まれた価格なんじゃないか?」みたいに感じるようになったんです。先行者利益じゃないですけど、誕生したばかりの業界を盛り上げるために、たくさんの人たちが協力してオークションを盛り上げてくださった部分もある気がしていて。 そのような幸運に恵まれたという自覚があるので、恩返しではないですけど、今はその分NFTの魅力を少しでも多くの人に伝えていって、業界の発展に貢献していきたいと思っています。 (※)約1,300万円で落札されたせきぐちさんのNFTアート作品「Alternate dimension 幻想絢爛」 画像引用:note(せきぐちあいみ)「私のVRアート作品がNFTアートオークションで約1300万円で落札されたお話」 NFTアートの発展には鑑定士やキュレーターが必要 クリエイターとして、NFTという仕組みのどんなところに可能性を感じていますか? せきぐち:それまで価値が付きにくかったデジタルアートでマネタイズができるようになったのは、やっぱりNFTの功績が大きいと思います。デジタルアートの中でもとくにVRアートは特殊なジャンルなので、作品を売ってお金を稼ぐようになるにはまだ数年はかかると思っていたんです。もし実現するとしても、もっとVRやメタバースが社会に浸透してからだろうなと。 それがNFTの登場によって、絵やイラストだけでなく動画やVRもアート作品として認められるようになって、市場で売買することができるようになった。これはとても画期的なことだと思います。 そのようなメリットがある一方で、NFTアートは出品者が自由に価格を設定できるので、購入する側からすると価格が妥当なのかを判断するのが難しいという問題点もありますよね。 せきぐち:そうですね。私は作品を出品する側でしたが、いくらで売ったらいいのか分からなかったので、定価販売ではなくオークション形式を選びました。 同じような悩みをもっている人はきっと多いと思うので、これからは現物のアートと同じように「デジタルアート専門の鑑定士」が出てくるのではないでしょうか。 確かに。鑑定士が保証している作品であれば、みんな安心して買えるようになりますよね。 せきぐち:はい。あとは、作品の裏側にあるストーリーを解説してくれるキュレーターも必要になってくると思います。美術館に行くと、作品の横に「いつの時代に、誰が、どんな意図で制作したのか」とかが書かれている解説パネルがあるじゃないですか。あんな感じで、NFTアートにも作品の背景を解説してくれる人が欲しいですよね。 そして、そういったガイド役がいることでみんな市場に参加しやすくなって、業界の発展にも繋がっていくと思います。 Coincheckの無料登録はこちら メタバース空間に神社…「Crypto Zinja プロジェクト」とは? せきぐちさんは「Crypto Zinja」というメタバースのプロジェクトを手がけられていますね。どのようなコンセプトのプロジェクトなのでしょうか? せきぐち:「Crypto Zinja」は、「NFT x メタバース x 日本古来の文化」がテーマのアートプロジェクトです。メタバース空間に神社が創建されていて、PCブラウザから誰でも自由に入って参拝することができます。 メタバースと神社という組み合わせが、せきぐちさんらしいですね。 せきぐち:プロジェクトを始める前に、ボーダレスな空間であるメタバースが危険な無法地帯にならないためには、どうしたらいいのか考えたんです。でも、法律のように強制的に縛るのでは面白くないなと思って。 じゃあどうしたらいいんだろうと考えた結果、思いやりや感謝の気持ちといった「和の精神」を表現したらいいんじゃないかという結論になったんです。そこで選んだのが、世代を問わず日本人が慣れ親しんでいる神社でした。 プロジェクトの今後の展望を教えてください。 せきぐち:「Crypto Zinja」内には鳥居がいくつも設けられているのですが、その鳥居に名前を刻む権利をNFTとして販売します。他にも、現存する神社とコラボしてNFTアートを制作したり、置物や提灯などのコクレクタブルNFTを発行したりすることも考えています。 あとは、神社なので縁日とか初詣などのお祭りイベントを開催したり、神社の周りに違う建物を作って、自由に行き来できるようにしても楽しそうですよね。すでにそういったアイデアはいくつか考えているので、今後の展開に期待していただければと思います。 ただ、いくらコンテンツが豊富でも、訪れてくれる人たちがいなければメタバースは成立しません。「Crypto Zinja」はパソコンさえあれば誰でも無料で入れるので、Coincheckユーザーのみなさんもぜひ気軽に遊びに来ていただけたら嬉しいです。 (※)「Crypto Zinja」公式HPはこちら Coincheckの無料登録はこちら プロフィール せきぐちあいみ VR/AR/MR/NFT Artist。クリーク・アンド・リバー社所属。滋慶学園COMグループ・VR教育顧問。Withings公式アンバサダー。福島県南相馬市「みなみそうま 未来えがき大使」。 VRアーティストとして多種多様なアート作品を制作しながら、国内にとどまらず、海外(アメリカ、ドイツ、フランス、ロシア、UAE、タイ、マレーシア、シンガポールetc)でもVRパフォーマンスを披露して活動している。2017年、VRアート普及のため、世界初のVR個展を実施すべくクラウドファンディングに挑戦し、目標額の3倍強(347%)を達成。2021年3月には、NFTオークションにて約1300万円の値を付け、落札された。 執筆柳田孝介 出版社でテレビ情報誌や映画雑誌の編集を経験した後、2019年からフリーライターとして活動。暗号資産の取引は2017年から開始。推し通貨はイーサリアム(ETH)。最近はNFTマーケットでデジタルアートの取引を始め、日々、審美眼磨きにいそしんでいる。

2025-05-20メタバース

メタバースとは「インターネット上に構築された仮想空間」のことです。 メタバースでは現実世界と同じようにさまざまな建物が立ち並び、ユーザーは自身の分身である「アバター」を使って、好みの服や靴、帽子などのアイテムを着用し、自由に空間内を散策したり、他のユーザーとコミュニケーションをとったりして楽しむことができます。 この記事では「メタバースに興味はあるけど、難しくてよくわからない」という方に向けて、メタバースの意味や具体的な活用事例、いまメタバースが注目を集めている理由についてわかりやすく解説しています。 Coincheckの無料登録はこちら この記事でわかること メタバースの意味や特徴 メタバースの具体的な活用事例 メタバースが注目されている3つの理由 メタバースのメリット メタバースの始め方 目次 メタバースとは?意味や特徴についてわかりやすく解説! 『セカンドライフ』で有名になったメタバース メタバースとVR(バーチャルリアリティ)の違い メタバースの具体的な活用事例【2024年最新版】 事例①:Minecraft(マインクラフト) 事例②:Fortnite(フォートナイト) 事例③:The Sandbox(ザ・サンドボックス) 事例④:Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト) 事例⑤:Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ) 事例⑥:Decentraland(ディセントラランド) 事例⑦:NIKE LAND(ナイキランド) 事例⑧:VRchat(VRチャット) 事例⑨:αU(アルファユー) 事例⑩:ZEPETO(ゼペット) メタバースが注目されている3つの理由 理由①:VR技術の発展 理由②:メタバースビジネスの広がり 理由③:NFTとの親和性の高さ メタバースのメリット メリット①:仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる メリット②:世界中の人とリアルタイムで繋がれる メリット③:ビジネスチャンスが広がる メタバースの活用法(できること) 活用法①:ゲーム 活用法②:リモート会議 活用法③:ショッピング(バーチャルショップ・メタバースEC) 活用法④:イベント・ライブ 活用法⑤:LAND(土地) 活用法⑥:婚活 活用法⑦:区役所での相談・申請手続き 活用法⑧:教育 メタバースの始め方 ステップ①:メタバースサービスに登録する ステップ②:暗号資産取引所に口座を開設する ステップ③:Metamaskをインストールする メタバースのデメリット・リスク・注意点 注意点①:なりすまし 注意点②:改ざん 注意点③:否認 注意点④:情報漏洩 注意点⑤:サービス拒否 注意点⑥:権限昇格 メタバースに関するQ&A メタバースとは?意味や特徴についてわかりやすく解説! メタバースとは「インターネット上に構築された三次元の仮想空間」のことです。「超越」を意味する”メタ”と「世界」を意味する”ユニバース”が組み合わされた造語で、1992年にアメリカで出版されたSF小説『スノウ・クラッシュ』で初めて使用されました。 メタバースでは現実世界と同じようにさまざまな建物が立ち並び、ユーザーは自身の分身である「アバター」を使って、好みの服や靴、帽子などのアイテムを着用し、自由に空間内を散策したり、他のユーザーとコミュニケーションをとったりして楽しむことができます。 このような特徴を持つことから、メタバースは主にゲーム分野で活用されています。代表的なところでは、『マインクラフト』や『あつまれ どうぶつの森』、『The Sandbox』などが有名です。 ただ、コロナ禍によりリモートワークの割合が増加してからは、Meta(旧Facebook)やMicrosoftがVR空間内でミーティングができるサービスを提供するなど、ゲーム以外でもメタバースの用途が拡大してきています。 『セカンドライフ』で有名になったメタバース 引用:Second Life メタバースの流行は以前にも存在しており、リンデン・ラボが2003年に開発した『セカンドライフ(Second Life)』という3DCG仮想空間ゲームが月間100万人以上のアクセスを得ていたことがあります。 セカンドライフでは自由なアバターをつくり、音楽クラブやバーチャルシネマなどをバーチャル上で楽しむことができます。 また、最近のコロナ渦ではサービス開始17年以上のノウハウを使い、リモートワークのためのリモート会議も可能になっています。 流行の絶頂期では、セカンドライフ内で投機的な動きが活発化していたため、ゲーム内での不動産を購入したり、ブランドアイテムなどを購入したりなどムーブメントが起こり、セカンドライフでの活動だけで金銭を得て生活をしている人も存在しました。 メタバースとVR(バーチャルリアリティ)の違い メタバースとよく似た言葉に「VR(バーチャルリアリティ)」があります。両者はよく混同されがちですが、その意味は異なっています。 メタバースが「三次元の仮想空間」を指すのに対して、VRは「仮想空間を体験するための技術やデバイス」を指します。つまり、メタバースが「空間」で、VRは仮想空間にリアリティや没入感を与えるための「手段」となります。 より具体的に説明するために、2021年にMeta(旧Facebook)がリリースした「Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ)」を例に挙げてみましょう。 Horizon Workroomsでは、ユーザーは専用のゴーグル(ヘッドセット)を着けることで、CGで作成された仮想空間上で会議やセミナーを開くことができます。 引用:Horizon Workrooms Horizon Workroomsの場合、オフィス空間全体がメタバースで、その世界にリアリティを与えるためのデバイスであるゴーグルがVRとなります。 メタバースはVR機器がなくても利用することができますが、VR機器を装着することによってよりリアリティや没入感を体感することが可能になります。 メタバースの具体的な活用事例【2023年最新版】 メタバースの具体的な事例としては、どのようなものがあるのでしょうか。 ここでは2024年の最新事例も交えながら、世界的にメタバースとして認識されているゲームや、お金が稼げるゲーム「NFTゲーム」でのメタバースの活用事例、加えてゲーム以外の活用事例を10個紹介します。 事例①:Minecraft(マインクラフト) 引用:公式サイト | Minecraft 1つ目の事例は「Minecraft(マインクラフト)」です。 マインクラフトは3Dのブロックで構成された仮想空間の中で、自由に冒険や建築をしたりして楽しめるゲームです。マインクラフトでは草原、山岳、海底といった多種多様な地形が広がっており、メタバース上でプレイヤーが自由に活動できる点が人気に繋がり、世界的なヒットを記録しました。 マインクラフトはブロックチェーン技術の取り込みに積極的です。デジタル資産の発行プラットフォーム「Enjin platform(エンジン・プラットフォーム)」は、マインクラフトの提供元であるマイクロソフトと連携して、マインクラフト上でのデジタル資産の導入、開発を進めています。 エンジンコイン(ENJ)とは?特徴や購入方法、今後の展望を解説! Coincheck 事例②:Fortnite(フォートナイト) 2つ目の事例は「Fortnite(フォートナイト)」です。 フォートナイトは、複数人のユーザーとバトルロワイアルを楽しめるオンラインゲームです。ボイスチャットの機能を用いて友達と会話しながらゲームを楽しむこともできます。 コロナ禍で家の中で時間を過ごすことが多くなった昨今、フォートナイトは友達とのコミュニケーションの場としてのメタバースとなっています。加えて2020年8月7日には人気シンガー・ソングライターである「米津玄師」のライブイベントが、フォートナイトの仮想空間の中で開催され、バーチャルイベントを開催する際のプラットフォームとしても期待されています。 また、2023年4月時点でフォートナイトの総ユーザー数は5億人以上、月間アクティブユーザーは7,000万人となっており、まだまだ人気が続いています。 事例③:The Sandbox(ザ・サンドボックス) 引用:The Sandbox 3つ目の事例は「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」です。 The Sandboxはボクセルで表現されたメタバースを構築するプロジェクトです。 ユーザーがメタバース上に制作されたゲームで遊んだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることができるゲームとなっています。 The Sandboxでは、メタバース上で利用できるアイテム、アバター、ゲーム制作に必要な素材、そして「LAND」と呼ばれる土地を、「ETH」や「SAND」というトークンを用いてNFTマーケットプレイス上で売買できます。 コインチェックでは、NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」を提供しており、LANDの購入が可能です!他のNFTマーケットプレイスと違い、「ETH」や「SAND」のみの決済方法ではなく、Coincheckで取り扱っている30種類以上の暗号資産で決済が可能です。ぜひご利用ください。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck Coincheck NFTはこちらへ OASIS TOKYO 「(※)OASIS TOKYO」は、コインチェックが『The Sandbox』上で開発・展開しているメタバース都市です。メタバース上での活動を体験する機会を提供することや『The Sandbox』上でのコミュニティ活動の活性化を目的とし、2022年中に一般公開を予定しています。 「OASIS TOKYO」は、”2035年の近未来都市”をコンセプトにしたメタバース×NFTのコミュニティ拠点です。日本を連想させる象徴的な街並みの中に美術館やステージなどのイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck 事例④:Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト) 出典:Brilliantcrypto 4つ目の事例は「Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)」です。 Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)は世界中のユーザーが採掘者となり、宝石やトークンの獲得を目指して、鉱山を採掘していくブロックチェーンゲームです。“Proof of Gaming”という新しいモデルを導入して、持続可能なPlay to Earnを目指しています。 ユーザーはゲーム内マーケットでつるはしを購入し、探知機などを使用しながら採掘を進めます。採掘に応じてトークンや宝石を入手することができ、宝石はNFT化して様々なメタバースに持ち込めるようになる予定です。また、宝石は利用したり売買したりすることも可能です。 Brilliantcryptoは株式会社コロプラの100%子会社である株式会社Brilliantcryptoが運営しています。株式会社コロプラは『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』、『白猫プロジェクト』、『アリス・ギア・アイギス』といった多くのヒットタイトルを生み出しているため、2024年のリリースを予定しているブロックチェーンゲームの中でも、Brilliantcryptoはユーザーから大きな期待が寄せられているタイトルであると考えられます。 Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)とは?特徴・メリット・今後のロードマップを解説! Coincheck 事例⑤:Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ) 5つ目の事例は「Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ)」です。 Horizon Workroomsは、CGで作成された仮想空間上で会議やセミナーを開くことができるサービスです。 ユーザーは原則VRデバイスの「Oculus Quest 2」を使用してメタバースに入り込みますが、必要に応じてこれまでのオンライン会議のような音声、ビデオ通話形式でも参加できます。 コロナ禍においてはメタバース上で会議を行うことで、飛沫感染や接触のリスクを考えずに会議に集中できます。またHorizon Workroomsの性質上、直接対面しているような感覚で密なコミュニケーションを取ることができます。 事例⑥:Decentraland(ディセントラランド) 引用:Decentraland 6つ目の事例は「Decentraland(ディセントラランド)」 Decentralandは、イーサリアムのブロックチェーンを基盤にして開発されたメタバースプロジェクトです。 ユーザーはDecentraland内に建設されている施設を楽しむことができるほか、仮想空間内の土地であるLANDを購入し、その上に自分のコンテンツを作り上げることもできます。また、自身が作成したコンテンツを売却して利益を得ることも可能です。 過去にはコカ・コーラやJPモルガンなどの有名企業ともコラボしており、個人ユーザーだけでなく企業からも大きな注目を集めているプロジェクトです。 Decentraland(ディセントラランド)のメタバースとは?特徴、遊び方を解説! Coincheck OASIS KYOTO 次に、Decentralandのメタバースを活用したプロジェクト「(※)OASIS KYOTO」を紹介します。 『OASIS KYOTO』は、コインチェックが『Decentraland』のLANDに建設中のメタバース都市です。”2035年の近未来都市”をコンセプトにした「メタバース×NFT」のコミュニティ拠点で、神社仏閣など日本の古都を連想させる街並みになっています。 OASIS KYOTOではファッションや音楽、アートを中心に多彩なイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。 OASIS KYOTOには、神社仏閣や出店など京都の街並みを連想させる多彩なイベント施設があり、一人で散策したり、世界中のユーザーと交流したりして楽しむことができます。 (※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら OASIS KYOTOとは?Decentralandのメタバース上に建設される近未来都市の特徴 Coincheck Coincheck NFTはこちらへ 事例⑦:NIKELAND(ナイキランド) 引用:NIKE公式サイト 7つ目の事例は「NIKELAND(ナイキランド)」です。 NIKELANDは、株式会社nikeがメタバースプラットフォームRoblox(ロブロックス)上で展開する没入型の3D空間です。 NIKELANDの建物やフィールドはナイキ本社から着想を得ており、ユーザーはこのメタバース内で自分のアバターを通じて鬼ごっこやドッジボール、フットボールなど様々なアクティビティを楽しめます。また、Robloxが提供するツールキットを利用して、NIKELAND内でオリジナルのミニゲームを自作することも可能です。 さらにメタバース内のショールームではNIKEが実際に販売しているスニーカーなどのアパレルアイテムをアバターを通じて試着、購入することができます。また、NIKELANDではモバイル機器に内蔵された加速度センサーを使用することで、走り幅跳びなどのオフラインの動きをオンラインのプレーに反映する機能が備わっています。 【最新】メタバースのビジネスにおける活用事例を紹介!背景やメリットについても徹底解説 Coincheck 事例⑧:VR Chat(VRチャット) 引用:VRChat 8つ目の事例は「VR Chat(VRチャット)」です。 「VRChat」は、VR空間内にアバターでログインし、多人数でコミュニケーションできるソーシャルVRアプリです。 2019年後半までの同時接続数は7,500~8,500人程でしたが、コロナ渦において利用者数が急増し、2022年1月1日には同時接続ユーザー数が過去最大の約42,000人に到達、現在もピーク時には30,000人超のユーザーがアクセスしています。また、昨今ではメタバースとしても注目されています。 VRChat内にはユーザーが手がけた様々な「ワールド」と呼ばれるVR空間が用意されており、好きな場所で他のユーザーとの交流を楽しめます。周囲にいるプレイヤーとはボイスチャットはもちろん、自分の身体の動きをアバターに反映させ、ボディーランゲージも可能です。ビデオ通話などとは違い、実際に会っている感覚が強いのが特徴です。 事例⑨:αU(アルファユー) 引用:KDDI公式サイト 9つ目の事例は「αU(アルファユー)」です。 αUとは、仮想空間上に再現された渋谷や大阪を舞台に、ユーザー同士の音声でのコミュニケーションに加え、ライブ配信やバーチャルショッピングなど楽しむことができるサービスです。 メタバースでエンタメ体験や友人との会話を楽しめるαU metaverse、360度自由視点の高精細な音楽ライブを楽しめるαU live、デジタルアート作品などの購入ができるαU market、暗号資産を管理できるαU wallet、実店舗と連動したバーチャル店舗でショッピングができるαU place、KDDIが持つ技術力やネットワークを活用してユーザーが仮想空間上でより豊かなライフスタイルを実現することができる、大きな期待を集めるサービスとなっています。 事例⑩:ZEPETO(ゼペット) ZEPETO(ゼペット)とは、スマートフォンで簡単に自身の3Dアバターを作って遊べるメタバースサービスです。現在Z世代を中心に世界で3億人以上のユーザーが、ZEPETOのメタバースに参加しています。 ZEPETO(ゼペット)では自分好みのアバターの姿でバーチャル空間に参加し、世界中の人たちとコミュニケーションを楽しめる他、メタバース内で撮影した写真や動画をSNSに投稿するなど、さまざまな楽しみ方ができる点がZEPETOの大きな特徴です。アバターが着用するアイテムも現在は350以上もリリースされており、「GUCCI」や「NIKE」といった大手ファッションブランドとのコラボだけでなく、「ワンピース」や「セーラームーン」などの日本の大手IPタイトルとのコラボも実現させています。 さらにZEPETOのメタバース内ではさまざまなエリアが別れており、自分のアバターを用いて参加可能なアクティビティやゲームイベントなどが頻繁に開催されています。今後さらにユーザー数を拡大させることで、メタバース内に大きなデジタル経済圏が創出することを大きく期待されるメタバースの1つでしょう。 メタバースが注目されている3つの理由 メタバースが注目を集めている理由としては、主に以下の3つが挙げられます。 VR技術の発展メタバースビジネスの広がりNFTとの親和性の高さ それぞれ詳しく見ていきましょう。 理由①:VR技術の発展 まず第一に、VR技術が進歩したことで普及が進んだことが要因と言えるでしょう。VRとは、Virtual Reality(バーチャル リアリティー)の頭文字を取った用語で、仮想現実を意味します。 一般の方にVR技術を普及させるのに影響を与えた要因としては、以下の2点が考えられます。 UnityやBlenderといった開発者ツールの整備によりVRコンテンツの供給が増加したこと VRデバイス・VRヘッドセットの軽量化や値下がりが進んだこと 特にVRデバイスの軽量化に関しては、インパクトが大きかったと考えられます。従来のVRデバイスは高価で複雑、かつテクノロジーに対して強い関心のある人しか扱えないようなイメージがあったと思います。 しかし最近では、Apple Vision Proに代表されるような完全ワイヤレスのVRデバイスが登場してきており、一般の方でもVR技術を楽しむための土壌が整ってきています。 VRデバイスの軽量化・値下がり要因としては、スマートフォンの普及により、スマートフォンに搭載するための高輝度・高解像度な小型ディスプレイや小型プロセッサーが開発・量産された点が挙げられるでしょう。工業製品は基本的に適度に量産されると安価になる傾向があるためです。 スマートフォン登場以前はVR機器に用いるようなパーツが高価かつ大型だったために、VRヘッドセットのみで動作を行う製品の普及は困難でした。しかし、高性能な小型プロセッサーが量産され値下がりしたことにより、安価かつ軽量なVRヘッドセットが登場しています。 今後もさらなるVR技術の発展によって、エンターテインメント分野はもちろん、医療や学術研究など様々なジャンルへの普及が予想されます。 参照元:Oculus Quest 2 VRでのメタバース VR機器を用いた有名なメタバースとしては「VRChat」が挙げられるでしょう。VRChatは「VR」とついているものの、PCでも遊ぶことができます。VRChatではオリジナルのアバターを使い、独創的かつ自由な世界観を楽しむことができます。 VRChat上ではバーチャルマーケット(通称:Vket)が開催されることがあり、株式会社NTTドコモやバイクメーカーのヤマハ発動機株式会社が企業ブースへ出店したことがあります。ヤマハ発動機は同社が発売しているスーパースポーツバイク「YZF-R1」や、コンセプトモデルの「MOTOROiD(モトロイド)」の3Dモデルを展示し、まるで実車のようなシミュレーションができるバーチャル車両に搭乗することができました。 ゲームとしてのゴール設定や目的などはなく、純粋にメタバースのコミュニティとして機能しているため、メタバースが気になる方は一度チェックしてみると面白いかもしれませんね。 理由②:メタバースビジネスの広がり メタバースが注目される第二の理由として、メタバースビジネスの可能性が広がっていることが要因として挙げられます。 その証拠として、大手の企業が続々とメタバースの実現に向けて動きを見せています。 海外でメタバースへの動きが盛んなのはMeta(旧Facebook)です。 2021年8月19日にMetaからリリースされた「Horizon Workrooms(ホライゾン・ワークルームズ)」は、CGで作成された仮想空間上で会議やセミナーを開くことができるサービスで、同社はこのサービスを通してエンターテインメント以外の分野におけるVRの用途を示しました。 参照元:「Horizon Workrooms」を発表:リモートでの共同作業を再構築 いままでゲームのイメージが強かったVR。しかしMetaがこのような事例を作ったことで、今後は教育や医療、金融などのあらゆる業界での活用が始まる可能性があります。 日本の会社でメタバースに注力しているのは、スマートフォン向けバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」を運営しているグリー株式会社や、バーチャルユーチューバー(VTuber)のアイドル事務所「ホロライブ」を運営するカバー株式会社です。 参照元:「REALITY」は世界で大きく成長する可能性がある -- グリーが狙うメタバース事業の勝算 参照元:新サービスの立ち上げと人材募集 この2社はエンターテインメント領域でのメタバースの活用に積極的で、特にグリー株式会社は今後の数年でメタバース事業に100億円規模の投資を行う予定のようです。 上記で取り上げた企業の他にも、多くの企業でメタバースへの実験的な取り組みが行われています。 テクノロジーが進んだ先に、多くの人々がバーチャル空間でコミュニケーションをとり、仕事を進め、コンテンツを楽しむ未来が実現するのかもしれません。 メタバース関連の企業動向は、今後も目が離せません。 理由③:NFTとの親和性の高さ メタバースが注目を集めている3つ目の理由は、NFTとの親和性の高さです。ブロックチェーンを活用したメタバースには、NFTの活用が不可欠です。 NFTとはNon-Fungible-Tokenの略で、日本語では「非代替性」トークンとも呼ばれます。NFTはブロックチェーン上に構築されるデジタルデータであり、暗号資産(仮想通貨)と同様に所有や譲渡に関する記録が改ざんされにくいという性質を持ちます。 これまでのデジタルデータは誰でも簡単にコピーが可能であり、それゆえに価値が付きませんでした。 しかしNFTであればブロックチェーンを活用することで当該データの「唯一性」が証明できます。端的に言えば、複製できないデジタルデータであるという証明ができるようになったのです。その結果、NFTが有する希少性や有用性に応じた価値が付くようになったのです。 NFTが暗号資産と異なるのは、データとして代替不可能であるという特徴を持っている点です。 例えば、Aさんが持っている1ビットコインとBさんが持っている1ビットコインは同等の価値であり、交換することができる「代替可能」なものです。 一方で、「代替不可能」とは、全く同じものが存在しない、例えば「金メダル選手の直筆サイン入りTシャツ」のような一点物であることを意味しています。 NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介 Coincheck メタバースゲームのアイテムはNFTとして売買できる このような特徴を持つNFTは、Coincheck NFTのようなマーケットプレイスを通じて売買することができます。 メタバースゲームで手に入るアイテムは、NFTとしてマーケットプレイスで販売することが可能です。つまり、ユーザーはNFTマーケットプレイスを利用することで、メタバースゲームで必要なアイテムを購入したり、逆にゲーム内で手に入れたアイテムを第三者に売却したりすることができるのです。 こうした関係性から、メタバースとNFTは非常に親和性が高いと言われており、昨今のNFTブームと連動するようにメタバースの注目度も急上昇しています。 Coincheck NFTはこちらへ メタバースのメリット メタバースを活用するメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。 仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる世界中の人とリアルタイムで繋がれるビジネスチャンスが広がる どのような内容なのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。 メリット①:仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる メタバースの1つ目のメリットは、仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる点です。 具体的な例として、現在コインチェックが『The Sandbox』上で開発・展開しているメタバース都市「OASIS TOKYO」を挙げてみましょう。 OASIS TOKYOは、コインチェックが保有する『The Sandbox』上の土地「LAND」に建設中の近未来都市です。メタバース上での活動を体験する機会を提供することや『The Sandbox』上でのコミュニティ活動の活性化を目的とし、2022年中に一般公開を予定しています。 『The Sandbox』のユーザーは、アバターを使ってOASIS TOKYO内に建設されている商店街や美術館、ライブハウスなどの施設を利用したり、他のユーザーやさまざまな分野のアーティストと交流をしたりして楽しむことができます。 OASIS TOKYOのように、デジタル空間で現実と同じようにショッピングやライブ鑑賞をしたり、他のユーザーとコミュニケーションをとったりできるコンテンツが体験できるのは、メタバースならではの魅力です。 OASIS TOKYOとは?メタバース上に建設される近未来都市の魅力を解説 Coincheck メリット②:世界中の人とリアルタイムで繋がれる メタバースの2つ目のメリットは「場所にとらわれずに、いつ・どこでも世界中の人とコミュニケーションできる」という点です。 例えば前述の「VRChat」では、世界中のユーザーがゲーム内に作った世界にいつでも出入りでき、自由にコミュニケーションすることができます。 VRChatは、2022年1月1日には同時接続ユーザー数が42,000人を超えたほど人気のあるVRプラットフォームです。VRChatのように、PCとネット環境があればいつでも世界中の多くの人とコミュニケーションがとれるのも、メタバースの大きな魅力と言えるでしょう。 メリット③:ビジネスチャンスが広がる メタバースの3つ目のメリットは「ビジネスチャンスが広がる」という点です。 メタバースの普及にともない、さまざまな企業がビジネスチャンスを求めて市場に参入してきています。 The SandboxやVRChat Inc.のようなメタバースのプラットフォームを開発する企業、MetaやMicrosoftのようなVRオフィスサービスを提供する企業、GUCCIやNIKEのようなアパレルブランドなど、業種の壁を越えてさまざまな企業がメタバース市場に参入してきています。 カナダに拠点を置く市場調査会社「Precedence Research」は、メタバースの市場規模は2030年までに1兆6,071億ドル(約214兆円)に達し、2022年から2030年までのCAGR(年平均成長率)は50.74%になると予測しています。 こうした調査からも、今後さらに多くの企業がビジネスチャンスや収益源を求めてメタバース業界へ進出することが予想されます。 参考:Precedence Research「Metaverse Market Size to Surpass USD 1607.12 Billion by 2030」 メタバースの活用法(できること) メタバースには、以下のような活用法があります。 ゲームリモート会議ショッピング(バーチャルショップ・メタバースEC)イベント・ライブLAND(土地)婚活区役所での相談・申請手続き教育 それぞれ詳しく見ていきましょう。 活用法①:ゲーム メタバースの代表的な活用法としては、ゲームが挙げられます。 メタバースゲームの特徴としては、「三次元の仮想空間でリアリティと没入感のあるプレイを体験できる」、「大人数のユーザーが同時に参加できる」、「キャラクターやアイテムをNFTとして売買できる(売買できないゲームもある)」などがあります。 なお、メタバースゲームで有名なタイトルには以下のようなものがあります。 The SandboxDecentralandマインクラフトフォートナイトあつまれ どうぶつの森Second Life NFTゲームとは?既存ゲームとの違いとおすすめ5選、利益を出す方法も Coincheck 活用法②:リモート会議 引用:Meta「Horizon Workrooms」 メタバースは娯楽だけでなく、ビジネス分野でも活用されています。 例として、企業のリモート会議を挙げてみましょう。 メタバースを活用したリモート会議では、アバターを使用することで自宅にいながら同僚と同じ空間でミーティングすることが可能になります。さらに、VRヘッドセットを使用すればVR内で自分のパソコンを使用したり、バーチャルオフィスに設置されているホワイトボードにアイデアを書き込んで他のメンバーと共有したりすることができます。 このように、従来のビデオ会議では実現できなかった「臨場感のあるコミュニケーション」が行えるツールとして、企業の中にはメタバースを活用したリモート会議を採用するところが増えてきているようです。 活用法③:ショッピング(バーチャルショップ・メタバースEC) メタバースは、ショッピング分野でも活用されています。 ショッピングでの具体的な活用方法としては、主に以下の2つが挙げられます。 バーチャルショップメタバースEC バーチャルショップ バーチャルショップとは、VR技術を活用して3Dの仮想店舗を作り、ユーザーにWeb上でショッピング体験を提供するコンテンツを指します。 以下は、スウェーデン初の世界的ファッションブランド「H&M」がメタバース上に開店したバーチャルショップの画像です。ユーザーはあたかも実際の店舗に来店したかのように、仮想空間内にディスプレイされた商品を見て回ったり、購入したりすることができます。 引用:Twitter(@CEEK) H&Mの他にも、GUCCIやNIKEなどの大手ブランドも続々とバーチャルショップを開設しています。 メタバースEC メタバースECは、構築した3Dのショップを既存のメタバースショッピングモール上でオープンする方法を指します。 上の動画は、MetaVRseという海外の企業が開発中の「TheMall」というメタバースショッピングモールです。 現実の世界にも「ららぽーと」や「109」などの商業施設がありますが、Web上にある商業施設に仮想店舗を出店すると考えると、メタバースECの仕組みについてイメージしやすいかもしれません。 今後メタバースやVR技術がさらに発展していくのに伴って、TheMallのようなメタバースショッピングモールを開発・運営する企業の数も増加していくことが予想されます。 活用法④:イベント・ライブ メタバースは、イベントやライブなどでも活用されています。 下の動画は、人気シンガーソングライターの米津玄師さんが、2020年8月に『フォートナイト』というメタバースゲーム内で行ったライブの模様です。 このように、実在するミュージシャンがメタバース内でライブをしたり、企業がVRイベントを開催したりする事例は増えてきています。 活用法⑤:LAND(土地) メタバースのLAND(土地)とは、当該メタバース(プラットフォーム)が展開する空間の一部分(現実に沿った言い方をすれば区画)のことを指します。 空間の一部分がデジタルデータ(NFT)として、NFTマーケットプレイスなどで販売されています。 メタバースの土地の使い方は多岐に渡りますが、主な使い道としては以下の5通りが挙げられます。 限定のイベントに参加 メタバース上にてイベントを開催 自分の土地を貸し出す ガバナンスへの参加 広告塔に利用 LANDの特徴や使い道について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。 メタバース上の土地を購入する方法!メリットや使い道、選び方も徹底解説! Coincheck なお、コインチェックが運営する「Coincheck NFT」では、『The Sandbox』や『Otherside』などの人気NFTのLANDを取り扱っています。気になる方はぜひCoincheck NFTをチェックしてみてください。 Coincheck NFTはこちらへ 活用法⑥:婚活 引用:メタバース婚活協会 人口減や少子化対策の一環として、仮想空間上でアバターを使用して交流する「メタバース婚活」を実施する自治体が増えています。 元々、メタバース婚活は新型コロナにより出会いの機会が減ってしまった人たちのために開始されたサービスでした。しかし、アバターを使って交流するという斬新なスタイルや、自宅にいながら参加できる手軽さなどが好評を博し、コロナ禍が落ち着いた現在もメタバース婚活は一定の需要を保っているようです。 これまでに、山梨県北杜市や島根県出雲市などの自治体がメタバース婚活を実施し、カップルを成立させてきました。 活用法⑦:区役所での相談・申請手続き 引用:東京新聞 メタバースは、役所の相談対応業務のDX化にも利用されています。 2023年9月20日、東京都江戸川区は、自宅や職場にいながらメタバースで相談や申請手続きができる「メタバース区役所」を開設するための実証実験を始めました。 利用者は区のホームページから「メタバース区役所」に入り、建物内で職員が操作するアバターと音声会話やチャットを使ってやりとりを行います。なお、江戸川区はまず障害者福祉課から実証実験を行い、5年後を目処にすべての課に広げていくとしています。 活用法⑧:教育 引用:メタバース工学部 近年、新型コロナによる影響により教育のオンライン化が加速しています。その一環として、教育現場にメタバースを導入する機関や組織が増えてきています。 東京大学は、中高生や社会人を対象に、メタバースを通じて工学や情報を学べる「メタバース工学部」を設立しました。メタバース工学部は年齢、ジェンダー、立場、居住地などを問わず、すべての人々が最新の情報や工学の実践的スキルを獲得して夢を実現できる社会の実現を目指しています。 メタバースの始め方 メタバースに興味を持っている人の中には、「どうやって始めたらいいのかわからない…」という方もいらっしゃるかもしれません。 メタバースは、以下の3ステップで簡単に始められます。 ステップ①:メタバースサービスに登録するステップ②:暗号資産取引所に口座を開設するステップ③:MetaMaskをインストールする どのような内容なのか、ひとつずつ見ていきましょう。 ステップ①:メタバースサービスに登録する 最初に、目的のメタバースサービスに登録しましょう。 登録に必要な作業やものは、サービスによって異なります。例えば『The Sandbox』の場合、以下の2ステップで簡単にゲームを始めることができます。 アカウント作成 エディターのダウンロード The Sandboxの始め方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。 The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を解説 Coincheck ステップ②:暗号資産取引所に口座を開設する メタバースの中には、サービス利用料の支払いやアイテム(NFT)の売買などに暗号資産を利用するものが多くあります。そのため、そのようなメタバースを利用する際には、事前に暗号資産取引所に口座を開設しておく必要があります。 Coincheckでは、以下の2ステップで簡単に口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。 口座開設のやり方について詳しく知りたい方は、以下の記事をご参照ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら ステップ③:Metamaskをインストールする 暗号資産取引所での口座開設が終わったら、次は暗号資産を保管するためのウォレットを用意しましょう。 暗号資産のウォレットにはさまざまな種類がありますが、特に多くのユーザーに利用されていて知名度が高いのは、Webブラウザの拡張機能やスマホアプリとして利用できる「Metamask(メタマスク)」です。 MetaMaskは暗号資産だけでなく、メタバースゲームなどで手に入れたNFTも保管することも可能です。誰でも無料で使えるので、メタバースの利用を考えている方はぜひインストールしておきましょう。 なお、メタバースのやり方・始め方については以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はぜひご覧ください。 メタバースのやり方・始め方!必要な機材やおすすめサービスを紹介 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら メタバースのデメリット・リスク・注意点 メタバースには仮想世界の中で世界中の人と繋がれることや、今までになかったビジネスを創出できるなどのメリットがある一方で、利用するにあたって気をつけなくてはいけないデメリットやリスクも存在します。 総務省が2022年12月に発表した「メタバースにおけるサイバーセキュリティの検討について」では、VR(仮想現実)ソーシャルメタバースサービスを展開する場合に発生する可能性のある脅威として、以下の6つのタイプを挙げています。 なりすまし 改ざん 否認 情報漏洩 サービス拒否 権限昇格 それぞれどのような内容なのか、順番に解説していきます。 注意点①:なりすまし 攻撃者が正規の利用者のふりをしてサービスを利用する行為。総務省では「なりすまし」に該当する脅威の例として、認証情報の窃盗によるアバターの悪用と、ディープフェイクによる音声の偽装を挙げています。 注意点②:改ざん 悪意をもってデータを書き換える行為。具体的には、ワールド(空間)データや表示アセット、ユーザプロファイルデータの改ざんなどがあります。 注意点③:否認 サービス上での操作履歴などの隠滅により不正行為の証拠をなくし、攻撃者の特定をできなくする行為。具体的には、サービス内に保存されている行動履歴の改ざん、操作ログの改ざん、メッセージの改ざんなどによる否認が挙げられます。 注意点④:情報漏洩 秘匿すべき情報を窃取または暴露する行為。具体的には、アバターによる空間内の発言や行動の盗聴・盗撮が挙げられます。 注意点⑤:サービス拒否 サービスを止めて利用できなくする行為。具体的には、メタバースサービスそのものへの妨害や、パソコン・スマホやVR機器の破壊、無効化、表示妨害などがあります。 注意点⑥:権限昇格 管理者の権限を不正に奪い悪用する行為。具体的には、一般のプレイヤーのアカウントを不正な方法によって管理者に昇格し、通常では使用できない機能の使用を可能にする行為が挙げられます。 参照:「メタバースにおけるサイバーセキュリティの検討について」 メタバースに関するQ&A メタバースに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Q.メタバースとは何ですか? A.メタバースとは、「インターネット上に構築された三次元の仮想空間」です。 メタバースでは現実世界と同じようにさまざまな建物が立ち並び、ユーザーは自身の分身である「アバター」を使って、好みの服や靴、帽子などのアイテムを着用し、自由に空間内を散策したり、他のユーザーとコミュニケーションをとったりして楽しむことができます。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.メタバースのメリットは何ですか? A.メタバースのメリットとしては、主に以下の3つが挙げられます。 仮想空間の中で新たなエンターテインメント体験ができる 世界中の人とリアルタイムで繋がれる ビジネスチャンスが広がる 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.メタバースの活用法(できること)を教えてください。 A.メタバースには、以下のような活用法があります。 ゲーム リモート会議 ショッピング(バーチャルショップ・メタバースEC) イベント・ライブ LAND(土地) 婚活 区役所での相談・申請手続き 教育 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.メタバースの始め方は? A.メタバースは、以下の3ステップで簡単に始められます。 メタバースサービスに登録する 暗号資産取引所に口座を開設する MetaMaskをインストールする 詳しくはこちらをご覧ください。 NFTや暗号資産の購入はCoincheckがおすすめ 経済圏をもったメタバースが発展するには、NFTやブロックチェーンとの相互作用が重要になってくるでしょう。 そこで、NFTや暗号資産を取引したい場合は、「Coincheck NFT」がおすすめです。 コインチェックは国内初となる暗号資産交換業者が運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」を提供しています。 「Coincheck NFT」は、従来のNFT取引において課題となっていた、ネットワーク手数料(Gas代)の高騰や複雑な取引方法などの課題を解決したNFTマーケットプレイスです。 Coincheckの口座をお持ちの方はどなたでも、NFTの出品・購入・保管が可能であり、出品・購入にかかるネットワーク手数料(Gas代)は無料でご利用いただけます。 なお、Coincheckでは次の30種類以上の暗号資産を取扱っています。 ビットコイン(BTC) イーサリアム(ETH) イーサリアム クラシック(ETC) リスク(LSK) エックスアールピー(XRP) ネム(XEM) ライトコイン(LTC) ビットコインキャッシュ(BCH) モナコイン(MONA) ステラルーメン(XLM) クアンタム(QTUM) ベーシックアテンショントークン(BAT) アイオーエスティー(IOST) エンジンコイン(ENJ) サンド(SAND) ポルカドット(DOT) フィナンシェトークン(FNCT) チリーズ(CHZ) チェーンリンク(LINK) メイカー(MKR) ポリゴン(MATIC) エイプコイン(APE) アクシーインフィニティ(AXS) イミュータブル(IMX) ラップドビットコイン(WBTC) シバイヌ(SHIB) アバランチ(AVAX) ブリリアンクリプトトークン(BRIL) ブラッドクリスタル(BC) ドージコイン(DOGE) ザ・グラフ(GRT) ディセントラランド(MANA) マスクネットワーク(MASK) ペペ(PEPE) ダイ(DAI) ※現在、Coincheckではパレットトークン(PLT)の取り扱いを停止しております。 ぜひNFTや暗号資産の購入を検討されている方は、「Coincheck NFT」やCoincheckをご利用ください。 Coincheck NFTはこちらへ ※Coincheck NFTは、Coincehckの口座開設が完了している方のみ利用できます。口座開設がまだ完了していない場合はこちらをご覧ください。 執筆プリズム コインチェックで暗号資産デビュー。その後、メタバースゲーム「The Sandbox」の翻訳担当や暗号資産系メディアでのライター・リサーチャーとして活動を開始。現在もクリプト領域のリサーチを継続しつつ、暗号資産にまつわるデータ解析やオンチェーン分析も行っている。ネット文化全般に詳しい。 Twitter :@prism_cryptos