2023年2月9日に、メタバース都市「※OASIS TOKYO」などを展開するメタバースコミュニティのブランド「OASIS」が独自のNFTである「OASIS Community PASS」を販売することを発表しました。
「OASIS Community PASS」はメタバースクリエイターのMISOSHITA氏により制作されており、アーティストならではのこだわりが詰め込まれています。
本記事では、NFTのクリエイティブ画像を制作したMISOSHITAさんをお招きし、制作の裏話やこだわりのポイント、制作技法などから、NFTやWeb3への想いも聞いてみました。
※本プロジェクトの詳細は下記よりご確認ください。
「OCP」公式ページ:https://oasis.coincheck.com
「OASIS」公式Twitter:Oasis | Official (@Oasis_pj) / Twitter
「OASIS」公式Discord(※):公式ページ公開を記念して明日2/28(火)22:00~22:15に時間限定で特別にDiscordをオープン
「OASIS」公式Discord(※):https://discord.com/invite/oasiscommunity
※Discordは今後複数回に分けて公開予定です。Disocord参加者にはNFTの優先購入権(Allow List)を抽選で入手できる機会も用意しておりますので、是非ご参加ください。
(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら
目次
OASIS Community PASS NFTとは
OASIS Community PASS NFT(OCP)は、OASISのビジョンを体現するキーアイテムとして開発されています。
OCPのアートは「OASISコミュニティで変化していく豊かな自分」をテーマにしています。
自身を解放し新しい行動を起こそうとされている方、今の自分を変えていきたいというエネルギーに溢れた方に共感いただき、OASISプロジェクトにご参加いただきたいという想いから、コンセプトを決定しました。
キャラクタークリエイティブのバリエーションは、髪色や肌色、装飾品などの組み合わせで多様なアイデンティを担保しており、ホルダーの皆さまが、メタバースやコミュニティにおける「ありのままで、唯一無二の自分」を選択し、表現できるような設計をしています。
そこで、あるNFT関連のイベントでMISOSHITA氏のWeb3とメタバースに対する強い想いを聞いたところOASISが目指す構想とも親和性があり、MISOSHITA氏のクリエイティブ作品がOASISのイメージにもマッチすると感じたため、今回の制作をご依頼しました。
MISOSHITA氏が取り組まれてきたメタバース•NFTのプロジェクトについて教えてください
―10年弱くらいサラリーマンでゲームデザイナーとして、3D制作を行っていました。
その頃は、基本的にメタバースというか、ゲームの中の空間やキャラクターをずっと作っていました。
―2018年にバーチャルYouTuber(VTuber)をはじめ、キャラクターや背景を作り始めました。
Web3のメタバースというわけではありませんが、メタバース空間を自由にアップロードできるClusterという日本のプラットフォームサービスがありました。そこでメタバースを作り始めたことがスタートになっています。
―NFTやWeb3の世界のメタバースを実際に作り始めたのは、2021年の3月ごろからです。
始めたきっかけは、メタバース空間自体を販売したかったところ、なかなか販売できるサービスがなかったので、NFTと組み合わせれば何かマネタイズできるのかな、というところです。
―メタバース空間自体を作り始めたのは主にDecentraland(ディセントラランド)です。
ディセントラランドで建物を作ることなどをメインにしていまして、MetaTokyoというプロジェクトに参加しています。MetaTokyoでは、主にギャラリーや関連の建物を作っています。
経歴MISOSHITA
NFTアバタープロジェクトMetaaniの3Dデザイン/クリエイティブ担当。様々なメタバース建築を担当するメタバースクリエイター。MetaTokyoのCMVO(Chief Metaverse Officer)に就任。
Coincheckからオファーの連絡がきた時の感想を教えてください
―そうですね、Web3領域でのメタバースは自分が一番興味のある領域だったので、その領域を国内でかなり力を入れているオアシスさんから声がかかったことはすごい光栄だなと思いました。
画像の特徴や拘りのポイントを教えてください
―ただの画像を作るというよりメタバース的なものをイメージさせる物を作るっていう形が良いのかなと思い、イラストというよりは、3DCGって作るっていう方向が良いのかなと思っていました。
―国内外含め、3DCGはNFTでよく使われているのですが、見た目が3DCGらしいというか、どちらかというとフィギュア的なシェーディングやライティングが物理的な見た目のものが多いと思うのですが、そこと勝負するのではなく、独自の表現を目指しました。
―そこで、見た目的にはアニメ的なものにしました。手法的には3DCGでトゥーンレンダリングという手法をつかい、立体的なリアルに近いようなものを、シェーダーというものを変えてアウトライン(※輪郭線)をつけたり、陰影をセルアニメのような形に表現したりしまた。
この手法は、おそらく日本で発展してきたような手法であり、ゲームなどではかなり使われている手法です。
―あとは、セルアニメでのメカの表現では、メカだけを3DCGで作っているようなものが昔からあるので、そういったところで使われている手法なんです。
画像を作成するにあたり、特にこだわった点を教えてください
―やはり、日本人は「ザ・3CDCG」みたいな見た目より、セルアニメのような見た目のほうが馴染み深いと思っています。しかし、実際最初に作ったものは、オーソドックスな見た目のものが多くなってしまいました。そこから、独自の表現に変えていくっていう流れになったかなと思っています。
―そこで行き着いたところは、ステンシルやグラフィティーみたいな表現を足していくような方向になりました。
―一番わかりやすいのが、アーティストのバンクシーみたいに、陰影が黒く塗りつぶされるような、かなりグラフィカルな表現をちょっと取り入れていくような形で、最終的にはテイストなどが決まったかなと思っています。
この画像を見た人に何を感じさせたいと思いますか
―かっこいいと思ってもらえたら一番いいなと思っています。
より具体的に言うと、今回は男女のキャラクターがイラストになっています。NFTのプロジェクトでもキャラクターは使われている形ですが、日本ではかわいい女の子のキャラクターのイラストが結構多いのかなと思っています。
―イケメンとかっていうところで押し出しているやつがないのかなっていうので、今回、男女のキャラクターがいるので、男性のキャラクターもかっこよくやりたいなっていうところが結構イメージとしてはありました。
男性のキャラクターでも魅力的な形にできるようなものを作りたいなと思って作りました。
―また、女性のキャラクターもかわいいっていう形だけじゃなくて、かわいさだけじゃなくてクールさやかっこよさっていうのも押し出していけたらいいなと思っています。
OASIS Community PASS NFTに期待することを教えてください
日本国内でもそうですけど、世界やグローバルに展開できるような形を期待しています。
あとは、Web3領域でのメタバースってのがもっと国内でも発展していったらいいなっていうのは感じています。
Web3領域でのメタバースは最近では増えてはいますが、
まだ力を入れているところは数える程度だと思うので、オアシスさんがかなり大規模にやられているところから、プロジェクトがどんどん増え、Web3領域のメタバースが全体で発展していったらいいなと思っています。
最後にOASIS Community PASS NFTに興味を持ってくださっている方に向けてメッセージをお願いします
―確実にカッコいいモノができているので、ぜひチェックしていただきたいというところが強いです。
―また、メタバース自体では、建物を3DCGで作っても、最終的にはユーザーやコミュニティがないと多分あまり意味がないものなので、まず何か参加していただけたら嬉しいです。
メタバースは、参加してくれる人がいることで成り立つと思うので。
―ディセントラランドでもオアシスでも、建物とかはすごくかっこいいものができていると思うのですが、多分メタバースっていうのはそれだけでは完成せず、そこにコミュニティとか参加してくる人がいることで完成するものだと思っています。
―なので、何かに参加していただきたいというのは、結構強い思いです。