ビットコイン価格、半数以上が「3年以内に最高値を更新」と回答!Coincheckユーザーアンケート

Coincheckでは、2023年6月にユーザーアンケートを実施いたしました。アンケートでは、暗号資産投資家の投資目的やビットコインの価格など計10問の質問に回答していただきました。

今回の記事では、アンケート結果を参照し、2023年時点での暗号資産投資家の傾向や考えを紹介します。

【調査概要】
調査期間 : 2023年6月21日(水)〜 2023年6月28日(水)
調査方法 : WEBアンケート調査
調査対象 : Coincheckのユーザー 3,256名

(※)数値は小数点第二位で四捨五入で記載しています

【暗号資産投資の目的】暗号資産・Web3.0の将来性への投資が目的に

まず、暗号資産投資の目的についてご紹介します。Q3「あなたはどのような理由で、暗号資産の投資を決めましたか?(複数可)」という質問に対して、半分以上のユーザーは「暗号資産の将来性に投資をしたいと思った」と回答(52.7%)し、「他の金融資産に比べて、値上がりが期待できると思った」を上回りました。

また、「Web3の将来性に投資をしたいと思った」と答えたユーザーも一定数いる(15.4%)など、純粋な値上がりに対する予想だけではなく、将来性を含めて投資を選択しているユーザーが多いことが分かりました。

【日本のWeb3.0業界】暗号資産に対する税制改革を望む声が多数

次に、「今後、日本の暗号資産業界に期待していることを教えてください」という質問に対する回答をご紹介します。

最も多くを占めたのが、「暗号資産に対する税制を改革する」で約7割のユーザーが回答をしました。次いで「暗号資産決済が可能な場面を増やす」(43.3%)「売買可能な暗号資産を増やす」(33.8%)であったことから、特に多くのユーザーが暗号資産の税制改革を望んでいることがうかがえます。

また、「その他」の回答には、詐欺対策などを含めたセキュリティ向上や、流動性の高まりを期待する意見などが寄せられました。

【ポートフォリオの傾向①】ポートフォリオの40%未満で暗号資産投資を行うユーザーが多数

投資ポートフォリオに関しては他の金融資産も含めたものと、暗号資産だけのものの2つを調査しました。

まず、他の金融資産を含めたポートフォリオについてです。投資ポートフォリオに占める暗号資産の割合で最も多数であったのは、「5%未満」(43.6%)という結果になりました。約8割のユーザーが40%未満であったことから、暗号資産をポートフォリオの一部に組み込むスタイルで投資を行っているユーザーが多いことが分かりました。

最も多く組み合わされているのは国内株式で、NISAや積立NISAなども併用して暗号資産投資を行っていると考えられます。

【ポートフォリオの傾向②】半数以上が暗号資産に10万円以上を投資

一方で、日本円換算で10万円以上暗号資産投資を行っているユーザーは約6割を占めています。さらに、最も回答が多かったのは「100万円以上(26.2%)」でした。

また、投資の時間軸として多くを占めたのは「長期(3年~)」で、7割以上のユーザーが長期投資を考えていることが分かりました。長期投資を選択したユーザーは、2020年8月に実施したアンケートに比べて約20%増加しています。短期(~半年)」で捉えているユーザーは10%に満たないことから、暗号資産投資家は中~長期で投資を行っている傾向が強い、と言うことができそうです。

【ビットコイン価格】半数以上が「3年以内に最高値を更新」と回答

暗号資産の象徴的存在であり、今回のアンケートでも最も多くの期待を集めたビットコイン(BTC)については、2023年末と今後の2つの価格予想を集計しました。

まず、2023年末の価格予想です。最も割合が大きかったのは「401〜600万円」(44%)で、2023年7月現在の価格周辺~やや上値を予想しているユーザーが半数近くを占めました。一方、400万円以下を選択したユーザーも約1/4を占めていることから、2023年内に最高値更新といった大きな値上がりを予想しているユーザーは比較的少ないことが分かりました。

一方で、「ビットコインは過去最高値(約780万円)をいつ更新すると考えていますか」という質問に対しては、約半数のユーザーが3年以内に過去最高値を更新すると考えていました。最も多くを占めたのが「1~2年以内(半減期を越えてから1年以内)」(26.4%)、次いで「2~3年以内(半減期を越えてから2年以内)」(20.2%)と回答しました。

期待が大きい暗号資産は、「ビットコイン(BTC)」(43.4%)、次いで「イーサリアム(ETH)」(22%)と、時価総額が大きく知名度も高い暗号資産に回答が集まりました。リップルやIOSTも引き続き期待を集めていますが、約10%のユーザーはシンボル(XYM)やカルダノ(ADA)といったその他の暗号資産を選択している点も着目したい傾向です。