暗号資産(仮想通貨)の中で最もメジャーな通貨がビットコイン(Bitcoin/BTC)です。ビットコインは時価総額、流通量、ユーザー数で他の暗号資産を圧倒する通貨です。
ビットコインは日本国内のほぼすべての暗号資産の取引所で取扱いがあることから、最も手に入れやすく身近な暗号資産です。
しかし、ビットコインにかかる手数料には種類があり、取引所によっても手数料が異なることはあまり知られていません。この記事では、ビットコインの手数料や購入する際の注意点などについてご紹介していきます。
目次
そもそもビットコイン(Bitcoin/BTC)の手数料って?
ビットコインの売買には手数料がかかりますが、かかる手数料は売買のときだけではありません。
暗号資産を購入するには暗号資産の取引所の口座に円を入れる必要があり、その際にかかるのが入金手数料です。その後、取引をして円を引き出す際は、出金手数料がかかります。
また、暗号資産を他の取引所の口座やウォレットに送金する際には、送金手数料が発生します。
Coincheckの場合、銀行振込での入金手数料は無料です。ただし、銀行口座からCoincheck口座への振込手数料はユーザー負担となる点に注意しましょう。
取引の回数が多くなればなるほど手数料がかさみます。手数料は利益を圧迫する要因になりますので、できるだけ手数料のかからない取引所を選ぶことが大切です。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の購入方法は?
Coincheckでビットコインを購入するには3つの方法があります。
1. コインチェックアプリを利用する方法
1つ目はコインチェックアプリを利用する方法です。Coincheckは国内の暗号資産取引所の中で、アプリのユーザー数が多い取引所として知られています。
コインチェックアプリからビットコインを購入するのはとても簡単です。
コインチェックアプリ(iOS)で購入する場合
コインチェックアプリを立ち上げたら、左メニューから「チャート」を選択します。
そこからビットコインのアイコンを選択した上で、チャート画面下部の「購入」を選択します。続いて、円貨で購入数量を指定し、購入ボタンを押し確認画面で実行することで購入できます。
コインチェックアプリ(Android)で購入する場合
コインチェックアプリを立ち上げたら、左メニューの「コイン購入」をタップします。そして、表示されたコインの中から、ビットコインを選びます。
続いて購入数量を入力し、購入金額を確認しましょう。最後に「購入する」ボタンをタップして購入手続きは完了です。
コインチェックアプリは暗号資産の取引がはじめての人でも直感的に分かるデザインになっているため、操作方法に困ることは少ないでしょう。
2. ビットコイン販売所から購入する方法
2つ目はPCのブラウザで「コインを買う」から購入する方法です。
まずCoincheckの取引アカウントから「ウォレット」を選択します。その後、左メニューの「コインを買う」をクリックし、ビットコインを選択します。
そして、購入したい数量を入力し、「購入する」ボタンを押せば購入は完了します。これはCoincheckの販売所を利用する方法で、簡単に即座にビットコインを買うことができるというメリットがあります。
3. ビットコイン取引所から購入する方法
3つ目はPCのブラウザから「取引所」を利用して購入する方法です。
取引所とはユーザー間で売買をする方式のことで、Coincheckの取引所ページの「現物取引」の箇所から、自分の買いたい値段や数量を指定して取引ができます。
取引所は手数料が低く抑えられている反面、売買したいタイミングで取引ができないこともあります。
※なお、当社にBTCを入金・送金される場合は、Bitcoinネットワークをご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくはこちらをご参照ください。
販売所と取引所の手数料の違いはあるの?
販売所の場合、ビットコインの取扱業者がビットコインの売買価格を提示し、それに納得すればすぐに取引が完了します。
売買手数料は無料となっているところが多く、すぐにビットコインを売買したい人や、まだ取引に慣れていない方などに向いています。
一方、取引所は手数料は通貨ごと、取扱業者ごとに設定されています。取引所を利用すると、販売所よりも安くビットコインを購入できることもありますが、自分で解体値段や数量を入力するため、注文ミスをしてしまうリスクもあります。
販売所と取引所にはそれぞれメリットとデメリットがありますので、それぞれの特徴を抑えた上で利用されるのが良いでしょう。
手数料を抑えてビットコイン(BTC)を購入する方法
ビットインを安く購入するには2つの方法があります。
1. 暗号資産の取引所の価格差を把握する
1つ目は、あらかじめいくつかの暗号資産の取引所の価格差を把握しておき、安い取引所で購入する方法です。
一般的に取引量の多い取引所では手数料が安く、取引量の少ない取引所では手数料が高くなる傾向にあります。取引所ごとの価格差を利用して売買し、差益を生み出すトレード方法をアービトラージといいます。アービトラージをする場合は、取引所の価格差を確認してみましょう。
2. ビットコインの購入手数料が安い取引所を選ぶ
2つ目は、ビットコインの購入手数料が安い取引所を選ぶ方法です。実際にはこの方法が現実的といえます。
Coincheckのビットコイン販売所について
国内の暗号資産の取引所だけでも10以上あるので、どの取引所がよいのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
Coincheckは2014年8月にサービスを開始し、2018年4月に大手ネット証券の一つであるマネックスグループに入り、経営陣や管理体制などが一新されました。
その後も変わらず、暗号資産取引高やユーザー数が多い国内取引所の一つとして、存在感を示し続けています。
取引所形式の方がビットコインを安く買える可能性があることはお伝えしましたが、初心者の場合は最初は無理をせず操作の簡単なコインチェックアプリや、ビットコイン販売所の活用を検討してみるのも良いでしょう。
Coincheckのビットコイン取引所について
販売所での取引に比べると、取引所での取引は若干難しいと思い込んでいる人は多いかもしれません。
しかし、Coincheckの場合、サイトのデザインが工夫されており、初心者でも利用しやすいのが特徴です。ある程度ビットコインの取引に慣れたら、取引所での取引にも挑戦してみるのも良いでしょう。
Coincheckの取引所では、2018年12月時点では、取引所での指値注文にかかる手数料は無料です。Coincheckの取引所は売買手数料が不要なため、頻繁にビットコインの取引をするユーザーには適しているでしょう。
なお、ビットコインを他の取引所の口座やウォレットに送金する際には、1回につき0.001BTCの送金手数料がかかります。
この手数料はビットコインの現在価格によって変動するものですので、ビットコインの価格が上昇すると手数料も上がることになる点に注意しましょう。
ビットコイン取引所での指値注文と成行注文のやり方
ビットコイン取引所では、指値注文と成行注文が可能です。
指値注文とは
指値注文とは、あらかじめ買う値段または売る値段のどちらかを指定しておく、予約注文のようなものです。
買い注文の場合、指値以下になったときに注文が成立します。一方、売り注文の場合は指値以上の値段になってはじめて注文が成立するのが特徴です。
指値注文は相場が動いて取引が成立するのを待つだけの注文スタイルであるため、チャートをずっと注視している必要はありません。
指値注文はCoincheckにログインしたときに表示されるトップページの「取引所」と取引所の上の方にある「トレードビュー」から注文することができます。
ビットコインを買いたいときは、現在のレートよりも低い価格を入力し、逆にビットコインを売りたいときは、現在価格よりも高い価格を入力します。
それぞれの画面で希望する価格と注文量を入力したら、表示される概算価格を確認して、注文ボタンをクリックします。あとは注文が通るのを待つだけです。
成行注文とは
一方、成行注文とは、そのときの市場価格で注文する方法のことをいいます。
その時点の価格の暗号資産を取引したいという希望を出す注文方法であるため、注文が成立しやすい反面、値動きが激しいときには、希望の価格で取引するのは難しいのが特徴です。
成行注文は「トレードビュー」から注文します。トレードビューの右側にある「成行注文」をクリックして利用します。
注文量を入力して、「買い成行注文」または「売り成行注文」をクリックすると取引は完了です。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)をお得に購入しよう!
ビットコインはほとんどの取引所で購入することができますが、できるだけ手数料を抑えることがポイントです。
お得に購入するには、手数料の安い取引所を選ぶのが基本です。同じ取引所の中でも販売形式によって条件が違いますので、それぞれの違いを理解して有利な取引を選ぶようにしましょう。