ビットコイン(BTC)半減期とは?次回2028年の仕組み・影響・見通しを徹底解説

ビットコインの価格が動くたびに話題になるのが「半減期」というワード。4年に一度、マイニング報酬が半分になるこの仕組みは、ビットコインの価値を左右する重要な要因のひとつです。

2024年4月20日、ブロック高#840,000で4回目の半減期が発生し、マイニングの報酬は6.25BTCから3.125BTCへと減少しました。新たに発行される量が減ることで通貨の希少性が高まり、市場では価格変動やマイナー収益への影響が注目されています。次の半減期は2028年に予定されており、長期的な投資判断にも関わる注目イベントです。

本記事では、半減期の仕組みや目的、過去の結果を踏まえた影響、そして次回2028年の見通しをわかりやすく解説します。

マイニングについては 『マイニングとは?』記事 で解説しています。

ビットコイン(BTC)半減期とは?

ビットコイン(BTC)半減期とは?

ビットコイン(BTC)の半減期とは「ビットコインのマイニング報酬(ブロック報酬)が半分になるイベント」のことです。ビットコインには特定の発行者や管理者が存在しないため、通貨の新規発行や取引承認にユーザーがかかわることで合意が形成されます。ユーザーは暗号資産の取引データが格納されているブロックに、正しく取引が記録されているかを検証する行為(マイニング)をおこない、その報酬として、新規発行されたビットコインが得られます。

マイニング報酬として得られるビットコインの枚数は、約4年に1度だけ半減するように設計されています。この「マイニング報酬(ブロック報酬)が半分になるイベント」のことを、ビットコイン(BTC)の半減期といいます。

ビットコイン(BTC)に半減期がある理由

ビットコインに半減期がある理由は「市場に流通するコインの総量を抑えて、通貨価値の安定化を図るため」です。日本円や米ドルなどの法定通貨は、中央銀行が市場に流通する通貨の量を調整して通貨価値の安定化を図っています。一方でビットコインには中央銀行などの管理団体がないため、そのままでは流通量を調整することができません。そこで設けられたのが、半減期という仕組みです。

ビットコインには、当初から2,100万枚という発行上限数が決められています。もし半減期がなければ、どんどんマイニングが進み、すぐに発行上限数を迎えてしまう可能性があります。また、マイニングが進みすぎてしまい世の中に需要を上回る量が流通してしまうと、通貨価値が下落してしまうかもしれません。

半減期は新規発行のペースを緩やかにするとともに、急激なインフレを防ぐ役割を担っているのです。

ビットコイン(BTC)半減期、価格への影響

ビットコインの半減期は、新規供給が減ることで市場のバランスが変化しやすく、価格が動きやすい局面とされています。
報酬が半分になると、新しく市場に流通するビットコインの量は減少し、供給の伸びが抑えられる状態です。需要が大きく変わらなければ、希少性の高まりが価格に反映されやすくなると考えられています。

また、「半減期をきっかけに価格が動くのではないか」という投資家の期待が広がることで、取引量が増え、相場が変動しやすい場面もあります。過去の半減期では、前後の時期に大きな値動きが見られた例もあり、投資家の関心を集める要因となってきました。

ただし、半減期が必ずしも価格上昇につながるわけではありません。ビットコインの価格は、市場への資金流入や金利動向、ETFの影響、規制環境など、複数の要因が重なって決まります。半減期は、価格を動かすきっかけの一つとして理解しておくことが大切です。

次回のビットコイン(BTC)半減期は2028年

次回のビットコイン(BTC)半減期は2028年

次のビットコインの半減期は、2028年に到来する見込みです。半減期は「210,000ブロック」ごとに訪れるため、正確な日時はマイニング状況によって変動します。

現在のブロック生成ペースをもとにすると、2028年の半減期は2028年春頃になる可能性が高いとみられています。半減期が近づくにつれて市場の関心も高まりやすくなるため、ビットコインの価格や需給の変化は Coincheckのリアルタイムチャート でこまめに確認しておくと安心です。

なお、次回の半減期では、マイニング報酬が 3.125 BTC → 1.5625 BTC へ減少します。

ビットコイン(BTC)半減期の日付と価格一覧

ビットコイン(BTC)半減期の日付と価格一覧

ビットコインは、これまでに4回の半減期を迎えてきました。各回のタイミングと前後の価格の動きを整理すると、半減期が市場にどのような影響を与えてきたのかをより具体的に把握できます。
以下では、過去4回の半減期について「日付」「マイニング報酬」「前後の価格」を順に見ていきます。

2012年11月28日(1回目):25 BTC

ビットコインが初めて半減期を迎えたのは2012年11月28日です。
当時はまだビットコインを保有している人が少なかったため、半減期前後に価格が高騰するなどの目立った動きはありませんでした。

2016年7月9日(2回目):12.5 BTC

2016年7月9日(2回目):12.5 BTC

引用:CoinGecko

ビットコインが2回目の半減期を迎えた2016年7月9日です。1回目と比べてビットコインの認知度が上がっていたこと、半減期を前にして市場が盛り上がっていたことから、価格は大幅に上昇しました。

半減期の前後の動きを見ると、価格のピークは半減期当日ではなく、その前に訪れていることが特徴です。2016年5月には4万円台でしたが、半減期が近づくにつれ上昇が続き、6月17〜19日頃には8万円台を超える水準まで高騰しました。その後、利益確定売りが入り一時的に下落し、半減期当日には7万円台で推移しています。

注目すべきは、半減期当日よりも前に価格のピークが訪れている点です。半減期を迎えたのは7月9日ですが、価格のピークはその前の6月17〜19日頃で、価格は8万円以上に高騰していました。その後、利益確定のためか、一度価格は急落しています。

この動きは、過去の半減期に共通して見られる「期待による先回り的な価格上昇」の一例であり、次回の半減期に向けても参考になるポイントといえるでしょう。

2020年5月11日(3回目):6.25 BTC

2020年5月11日(3回目):6.25 BTC

引用:CoinGecko

ビットコインの3回目の半減期は、2020年5月11日に行われました。
この時期はコロナショックの影響で相場が急速に下落する局面があり、2020年3月には一時的に50万円台まで値を下げています。しかし、この下落は長く続かず、4月には70万円台から80万円台へ回復し、半減期直前の5月にはおおむね90万円前後で推移していました。

半減期当日も90万円前後の水準を保ちつつ、その後は金融緩和による資金流入や需要の増加が重なり、価格は上昇基調を強めていきます。2020年末には300万円台に達し、2021年2月には約608万円、4月にはおよそ690万円と当時の最高値を更新しました。

この半減期では、一時的な急落からの素早い回復と、マクロ環境を背景にした力強い上昇が特徴的です。半減期そのものだけでなく、市場に流れ込む資金や投資家の需要が重なったことで、大きな価格変動が生じたことがわかります。半減期は単独で相場を決めるものではなく、他の市場要因と組み合わさって影響が現れることを示した事例といえるでしょう。

2024年4月20日(4回目):3.125 BTC

2024年4月20日(4回目):3.125 BTC

引用:CoinGecko

ビットコインの4回目の半減期は、2024年4月20日に行われました。今回の半減期は、米国で現物型ビットコインETFが上場し、市場への関心が大きく高まった直後に迎えた点が特徴です。ETFへの資金流入が続いていたこともあり、半減期の前後で大きなトレンドの変化は見られず、高値圏での推移が続いていました。

2024年初頭には、ETF上場をきっかけに価格が大きく上昇し、3月には900万円台から1,000万円台の水準に到達しています。半減期当日もその流れを維持し、1000万円近い価格帯で安定した動きを見せました。その後も需要の高さが意識される場面が続き、2024年後半から2025年にかけては、高値圏での推移が中心となっています。

4回目の半減期では、供給が絞られるという半減期本来の影響に加え、ETFによる新たな資金流入が市場を支えたことが大きな特徴です。半減期そのものだけで価格が大きく動いたわけではありませんが、需給環境の改善と投資家層の広がりが重なったことで、強い下落が起きにくい相場が続きました。半減期とその他の市場要因が相互に作用することで、価格がどのように推移するのかを考える上で示唆に富むタイミングだったといえます。

2028年春頃(5回目):1.5625 BTC(予定)

5回目の半減期は、2028年に訪れる見込みです。ブロック生成の状況によって前後しますが、現在のペースをもとにすると、2028年の春頃になると考えられています。
この半減期ではマイニング報酬が3.125BTCから1.5625BTCへ減少し、新しく発行されるビットコインのペースがこれまで以上にゆるやかになります。

将来の価格がどのように動くかはまだ分かりませんが、過去の半減期と同様に、市場環境や資金の流れとあわせて推移を見ていくことが大切です。

ビットコイン(BTC)半減期に向けて初心者がやるべきこと

ビットコイン(BTC)半減期に向けて初心者がやるべきこと

ビットコインの半減期は、市場の関心が高まりやすい時期です。価格が動く可能性がある一方で、相場が荒くなる場面もあるため、初心者ほど落ち着いて準備しておきたいところです。ここでは、無理なく始められる2つのポイントを整理します。

少額・積立投資を検討する

半減期の前後は、価格が短期間で大きく動くことがあります。経験が少ないうちは、一度に多くの資金を投じるよりも、リスクを抑えながら投資を続けられる方法を選ぶことが大切です。

そのひとつが、少額からの積立投資です。毎月決まった額でビットコインを購入することで、高値づかみのリスクを抑えつつ、相場の動きに影響されにくい形で長期的にビットコインを保有できます。半減期に向けて相場が動きやすい時期でも、積立であれば冷静に継続しやすい点がメリットです。

Coincheckでは、毎月一定額を自動で購入できる 「Coincheckつみたて」 も利用できます。少額から無理なく始めたい方は活用を検討してみてください。

暗号資産取引所の口座を開設する

ビットコインを購入するには、まず暗号資産取引所で口座を開設する必要があります。半減期の前後は相場が動きやすく、取引を始めたいと思ったタイミングが急に訪れることもあるため、あらかじめ準備しておくと安心です。

Coincheckでは、アプリから本人確認までスムーズに進められるため、初めての方でも操作に迷いにくい仕組みです。口座を開設しておけば、必要なときにすぐ入金や購入を行えるため、半減期に向けた準備としても役立ちます。

ビットコイン(BTC)半減期に関するFAQ

ビットコイン(BTC)半減期に関するFAQ

Q.ビットコイン(BTC)半減期はいつですか?

ビットコインの半減期は、210,000ブロックごとに訪れる仕組みで、現在のペースでは2028年の3〜5月頃に次回が来ると考えられています。マイニングの状況によって正確な時期は前後するため、近づいてきたらCoincheckアプリで価格や市場の動きを確認しておくと安心です。

Q.全てのビットコイン(BTC)半減期が終わるのはいつですか?

ビットコインの発行上限は2100万枚に定められており、半減期を繰り返すことで新しい発行量が段階的に減っていきます。最終的な発行は2140年頃とされており、その時点で半減期も終了すると考えられています。

Q.全てのビットコイン(BTC)半減期が終わったらどうなりますか?

半減期が終わると新しいビットコインの発行はほぼ行われなくなり、マイナーは新規発行分ではなく取引手数料を主な報酬として受け取る形になります。ネットワークが維持される仕組み自体は変わらず、マイニングが止まるわけではありません。

Q.ビットコイン(BTC)半減期前後の価格変動はどうなりますか?

半減期の前後は、新規供給が減ることや投資家の注目が集まることから、価格が動きやすい局面になる場合があります。ただし、相場の方向は半減期だけで決まるものではなく、金利やETFの需要、市場への資金流入など、複数の要因が重なって形成されます。過去の半減期では価格が上昇した例もありますが、必ず同じ動きになるわけではありません。

ビットコイン(BTC)半減期 まとめ

ビットコイン(BTC)半減期 まとめ

ビットコインの半減期は、新規供給が減少することで市場の注目が集まりやすくなる重要なタイミングです。過去の半減期では、価格が上昇に転じた例もありますが、その動きを生み出していたのは半減期そのものだけではなく、資金の流入や金利、ETFの需要といった複数の要因が重なった結果でした。次の半減期に向けても、相場の動きを一つの材料として捉えながら、落ち着いて情報を確認することが大切です。

ビットコインを初めて購入する場合は、事前に取引口座を用意しておくと、必要なタイミングでスムーズに取引を始められます。Coincheckでは、アプリから口座開設や入金、ビットコインの購入まで、一連の操作をシンプルな手順で進められるよう設計されています。半減期をきっかけにビットコインに興味を持った方は、少額から無理のない範囲で始めてみるのも選択肢の一つです。

半減期は数年に一度の大きなイベントですが、長期的な視点で相場に向き合うことで、自分に合った形で資産形成に取り組むことができます。