
暗号資産にはさまざまな種類がありますが、近年注目されているのが「ディセントラランド(MANA)」です。MANAはメタバースのディセントラランド内で使用されており、土地やアイテムの購入などに利用されます。
これからメタバースの盛り上がりとともに価値が高まる可能性もあり、今後の動向に目が離せない暗号資産のひとつです。この記事では、MANAの特徴や価格の変化、将来性についてわかりやすく解説します。
※本記事では、暗号資産としてのディセントラランドを「MANA」、メタバースとしてのディセントラランドを「ディセントラランド」と表現して区別します。
暗号資産にはさまざまな種類がありますが、近年注目されているのが「ディセントラランド(MANA)」です。MANAはメタバースのディセントラランド内で使用されており、土地やアイテムの購入などに利用されます。
これからメタバースの盛り上がりとともに価値が高まる可能性もあり、今後の動向に目が離せない暗号資産のひとつです。この記事では、MANAの特徴や価格の変化、将来性についてわかりやすく解説します。
※本記事では、暗号資産としてのディセントラランドを「MANA」、メタバースとしてのディセントラランドを「ディセントラランド」と表現して区別します。
この記事でわかること
暗号資産(仮想通貨)MANAとは
MANAは、おもにディセントラランド内で使用される暗号資産です。アイテムの購入やサービスの利用、土地の売買など、さまざまな経済活動に使われます。
MANAはイーサリアムというブロックチェーン上で発行されており、利便性の高いERC-20トークンであることが特徴です。メタバースの成長とともに注目度が高まっており、今後の動向にも期待が寄せられています。また、暗号資産のなかでもデジタル上の体験や経済活動と深く結びついている点が、MANAの大きな魅力です。
※なお、当社にMANAを入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は暗号資産が失われる可能性がありますのでご注意ください。
通貨名 | ディセントラランド |
通貨単位 | MANA |
誕生 | 2017年 |
価格(2025年4月24日時点) | 44.43円 |
時価総額(2025年4月24日時点) | 約863億円(97位) |
発行上限 | 2,193,179,327MANA |
コンセンサスアルゴリズム | Proof of Stake(Ethereum) |
ホワイトペーパー | https://docs.decentraland.org/player/general/whitepaper/ |
公式サイト | https://decentraland.org/ |
ディセントラランドとは
ディセントラランドとは、インターネット上でさまざまな体験ができるメタバースのひとつです。ユーザーはアバターを使って自由に歩き回ったり、イベントに参加したり、ゲームを楽しんだりできます。このメタバース内には土地も存在し、MANAを使って売買が可能です。土地に建物を建てたり、店や美術館を作ったりして、自分だけのメタバースをデザインできるのも魅力のひとつです。
運営は特定の企業が管理するのではなく、DAO(分散型自立組織)によってユーザー本位の運営・運用がなされているのが特徴で、ユーザー自身がこの世界のルール作りにも参加できます。
暗号資産MANAの特徴
MANAは、ディセントラランド内で使用される独自の暗号資産です。ディセントラランドでの取引やサービスの利用に欠かせない存在で、メタバース経済を支える役割を担っています。
メタバースでの活動が広がるにつれて、MANAの活用範囲もどんどん広がっており、数ある暗号資産のなかでも今後の成長に目が離せない暗号資産です。ここでは、MANAの特徴をわかりやすく、具体的に解説します。
ディセントラランドのガバナンストークンとして利用可能
MANAはディセントラランド内で使用できる暗号資産であると同時に、ガバナンストークンとしての役割も持っています。ガバナンストークンとは、プロジェクトの方針や運営に関する意思決定に保有者が参加できる仕組みのことです。
具体的には、プロトコルのアップデートやマーケットプレイスの手数料変更、LANDオークションの内容や日程などについて投票ができます。こうした分散型の運営スタイルにより、ユーザー自身がメタバースの成長や方向性に関われる点が大きな特徴のひとつです。
詳しくはDecentraland DAO 公式HPをご覧ください。
メタバース内のネイティブトークンとして利用可能
MANAは、ディセントラランド内で使われるネイティブトークンとして機能しています。ネイティブトークンとは、通常そのプラットフォーム内で使われる暗号資産のことです。
ディセントラランドでは、ユーザーがアバターの衣装やアイテムを購入したり、メタバースの土地を売買したりする際にMANAで決済をおこないます。また、一部のサービスやイベントの参加料、ゲーム内の有料機能の支払いにもMANAが必要です。このように、MANAはディセントラランド内の経済活動を支える重要な暗号資産であり、ユーザーの活動をより自由で多様なものにしています。
暗号資産MANAの価格動向
上のチャートは、暗号資産MANAがローンチされた2017年から、2025年4月現在までの価格の推移を表しています。初期は大きな値動きはなく、10円前後で安定していましたが、2021年後半から大きく変化が見られました。メタバースブームの到来や、Facebookが社名をMetaに変更したことが話題となり、メタバースへの注目度が急上昇したのです。これにより、MANAの価格も一時は500円を超えるほど急騰しました。
しかしその後、景気不安、米国の利上げなどの影響を受けて、現在まで価格は下落傾向が続いています。今後はメタバースに再び注目が集まるかどうかが、価格上昇の鍵となるでしょう。
CoincheckでMANAを購入する方法
Coincheckでは、2025年5月13日よりMANAの取り扱いを開始しました。
CoincheckでMANAを購入する方法には、以下の2種類があります。
- スマホアプリで購入する
- パソコンで購入する
以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。
スマホアプリでMANAを購入する方法
最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってMANAを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。
- 1.画面下メニューの「販売所」をタップする
- 2.表示されたコインの中から「MANA」をタップする
- 3.「購入」をタップする
- 4.購入金額を入力し、「日本円でMANAを購入」→「購入」をタップする
スマホアプリを使えば、時間や場所を問わずわずかこれだけの操作で取引ができます。
※Coincheckアプリのダウンロードはこちらから。
パソコンでMANAを購入する方法
パソコンでMANAを購入する際の手順は、以下の通りです。
- 1.Coincheckにログインし、販売所(購入)ページに移動する
- 2.画面に表示されている銘柄の中から「MANA」を選択する
- 3.購入する数量を入力し、交換する通貨を選択する
- 4.購入金額を確認し、「購入する」をクリックする
パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。
※なお、当社にMANAを入金・送金される場合は、Ethereumネットワーク上のERC20をご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は暗号資産が失われる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくはこちらをご参照ください。
暗号資産MANAの将来性
MANAは現在、ディセントラランド内で使用できる暗号資産として一定の存在感を放っています。NFTの売買やメタバースでの取引に活用されており、メタバース系プロジェクトのなかでも注目度は高めです。
今後、メタバースやディセントラランドそのものがさらに盛り上がっていけば、MANAの価値や需要が伸びていく可能性も十分にあります。ここでは、MANAの将来性について解説します。
メタバースブームの到来で価格上昇が期待できる
MANAは、メタバース内での活動を支える重要な暗号資産であり、メタバースの成長とともに価格上昇が期待されています。かつて、メタバースのブームは高い期待に対して、提供される体験やコンテンツが追いつかなかったため、一時的に熱が冷めたことがありました。しかし、最近では技術が進化し、よりリアルで魅力的な体験が提供できるようになっています。
近年メタバースでは、ユーザーが参加できるライブイベントやゲーム、アート展示などを開催し、より多くの人々を引きつけています。これらの新しい取り組みによってメタバースの再熱が実現すれば、MANAの価値もさらに上昇するでしょう。
ディセントラランドの認知度向上で需要が増える可能性がある
認知度の向上も、MANAの価値を左右する大きな要素です。実際、有名ブランドや企業が、ディセントラランドに続々と参入しています。たとえば過去には、アディダスやJPモルガンなどがメタバースに土地を購入し、イベントや体験型コンテンツを提供する試みをおこないました。
こうした動きが広がることで、ディセントラランド自体の知名度がアップし、ユーザー数の増加にも繋がるでしょう。人が集まれば、MANAの利用頻度も自然と増えていきます。結果として、MANAの需要が高まり、価格にも良い影響を与えると期待されています。
ディセントラランド内のNFTはほかのプラットフォームでも使用できる
ディセントラランドのNFTは、イーサリアムのブロックチェーン上で発行されています。そのため、ほかのイーサリアムベースのゲームでも利用可能です。
たとえば、提携しているゲームにはモンスターを育成して戦わせる「アクシー・インフィニティ」があります。手に入れたキャラクターやアイテムが相互に使えることで、アイデンティティを保てるメリットがあり、ユーザーの利便性が高まります。このように、今後イーサリアム上で構築されたゲームが増えることでNFTの利用範囲が広がれば、MANAの需要も高まるでしょう。
Play to Earnが再びブーム化した際に注目される可能性がある
Play to Earnとは、ゲームをプレイして暗号資産やNFTを稼げる仕組みのことです。ディセントラランドでは、アバター用のアイテムや土地などをゲーム内で入手し、それらをマーケットプレイスで売却して、収益を得ることが可能です。とくに希少価値の高いアイテムや人気の土地は高額で取引されることもあります。
一時はPlay to Earnの動きが落ち着きましたが、初期費用の安さや在宅での収益化という利点から、再び注目される可能性があります。こうしたPlay to Earnの盛り上がりが戻れば、MANAのような関連銘柄の需要と価値も自然と高まるでしょう。
まとめ
MANAは、メタバースのディセントラランドで使われている暗号資産で、ガバナンストークンやネイティブトークンとしての役割を持っています。メタバースでの取引やNFTの売買などに活用されており、メタバース関連のプロジェクトが再注目されている今、関心が高まりつつある存在です。
さらに将来的には、利用範囲の拡大やユーザー増加により、価値が高まることも期待されます。メタバースに興味がある方ならば、今のうちにチェックしておいて損はない暗号資産と言えるでしょう。