仮想通貨の発行枚数上限が少ないと価格は上昇傾向?少ない順ランキング一覧

「仮想通貨の発行枚数や発行枚数上限って何?」

「仮想通貨ごとに発行枚数って異なるの?」

「発行枚数が少ない仮想通貨の価格は上がりやすいの?」

など、あなたは今、仮想通貨の発行枚数について色々知りたいと考えていませんか?

仮想通貨には、日本円とは異なり発行枚数の上限があらかじめ決められているものが存在し、また、それぞれの仮想通貨ごとに発行枚数上限は異なっています。

さらに、実は、仮想通貨の発行枚数と価格には関係性があって、発行枚数上限が少ない仮想通貨の方が、価格が上昇しやすいと言われているのです。

例えば、ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)の価格は、現在1ビットコイン約100万円と1リップル約30円で大きく差があります。

どちらも仮想通貨としては期待されている通貨ですが、これだけ価格の差があるのは、ビットコインの発行枚数上限が2,100万枚でリップルは1,000億枚と、リップルの発行枚数がビットコインの約5000倍であることが関係していると言われています。

つまり、リップルの発行枚数が多いため、1枚あたりの価格が抑えられてしまっていると考えられているのです。

このように、仮想通貨における「発行枚数」とは、価格の上がる仮想通貨を見極める際の重要な指標のひとつと言えるため、詳しく知っておく必要があります。

そこで、本記事では、

◎仮想通貨における「発行枚数」とは?

◎仮想通貨の発行枚数上限が決まっている理由

◎仮想通貨の発行枚数と価格の関係性

について徹底的に解説し、仮想通貨の発行枚数にかかる疑問の全てを解消していきます。

さらに、「仮想通貨の発行枚数上限ランキング」を少ない順に発表していきます。

ランキングには、現在、金融庁に登録されている国内取引所で扱いのある23の仮想通貨全てが含まれています。

今後、希少価値の高くなりそうな仮想通貨を判断するひとつの指標となるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

Q&Aにおいては、「発行枚数上限に達したら仮想通貨は買えなくなるのか?」など、発行枚数に関するよくある質問をまとめて解説しています。

本記事を読むことで、仮想通貨の「発行枚数」について深く理解し、価格との関係や具体的な発行枚数上限についても知ることができます。今後価値の上がる仮想通貨を選ぶ際の判断に役立ててもらえる記事となることでしょう。

仮想通貨の「発行枚数」とは?上限が決まっていることがある

マイニング
仮想通貨の「発行枚数」とは、文字通り仮想通貨が発行されている枚数のことを指します。

例えば、現在のところビットコイン(BTC)は、約1,800万枚、リップル(XRP)は1,000億枚発行されて、発行枚数のことを「1,800万BTC」や「1,000億XRP」と言うこともあります。

また、仮想通貨の種類によっては、発行枚数の上限があらかじめ決められているものがあって、上限に達した後は、仮想通貨の新規発行がされない仕組みになっています。

日本円などの法定通貨では、特に発行枚数上限は決められておらず、仮想通貨独自の概念なので少し想像するのが難しいかもしれません。

例えば、ビットコイン(BTC)の場合は、2,100万枚が発行枚数の上限と決められていて、2140年頃に新規発行が終了する予定です。

他にも、リップル(XRP)のようにすでに発行枚数上限まで発行済みで、今後、リップルが使用される度に枚数が減っていくという仮想通貨もあれば、イーサリアム(ETH)のように発行枚数上限が決まっていないものもあります。

仮想通貨の発行枚数上限が決められている理由とは?

BTC投資

仮想通貨の発行枚数における上限が決められているのは、仮想通貨の希少性を担保して、価値の下落を防ぐためです。

日本円などの法定通貨は、経済状況などによって中央銀行が発行枚数を調整することができるため、発行枚数の上限は特に決められていません。

一方で、仮想通貨に関しては、発行枚数を調整する機関が存在しないため、開発者などがあらかじめ発行枚数を決めることで、価値が下がらないようにしておく必要があるのです。

法定通貨と仮想通貨の違い

仮想通貨は、硬貨やお札のような現物が存在しないデジタルデータのみの存在であるため、性質上はいくらでも発行することは可能です。

しかし、上限を決めずに発行し続けて誰でも手に入る状況になってしまっては、仮想通貨の価値は下落してしまいます。そのため、多くの仮想通貨で発行枚数の上限を定めているのです。

仮想通貨の発行枚数と価格の関係性|少ないほど価値が上がりやすい

仮想通貨

仮想通貨の発行枚数が少ないものは、希少性が高くなりやすく、価格が上昇する可能性が高いと言えます。

なぜなら、供給量が少ないものに関しては、需要が供給を上回りやすく価値は自然と高まっていく傾向にあるからです。

身近なところでは、オークションなどを思い浮かべてもらえると分かりやすく、限定商品のような供給量が少ないものに関しては、価格が一気に上がる傾向にあります。

仮想通貨も同様に、何らかのきっかけによって投資家などから注目されることがあれば、発行枚数の少ない仮想通貨ほど一気に価格上昇する可能性を秘めていると言えます。

ただ、仮想通貨の価値は発行枚数のみで決まるわけではないので、発行枚数が少なければ少ないほど絶対に価格が上昇するというわけではありません。

そもそも仮想通貨自体に価値が認められなければ、価格は上昇しようがなく、それは、限定商品でも魅力のないものは価格上昇につながらないのと同様です。

これらのことから、仮想通貨の発行枚数上限は、あくまで今後希少価値の高くなりそうな仮想通貨を判断するひとつの指標としてチェックすることをおすすめします。

【注意】:仮想通貨の価格は多くの複雑な要因が絡み合って決まっているため、発行枚数のみが仮想通貨の価格に影響している訳ではありません。あくまで、発行枚数上限が少ないことで需要が供給を上回りやすく、価格が上昇する要因が合わさった際に一気に価格上昇する可能性があるというだけのことです。発行枚数上限は仮想通貨の将来性を判断するためのひとつの指標でしかないということをしっかりと押さえておきましょう。

【少ない順】国内取引所取扱の全仮想通貨!発行枚数上限ランキング一覧

仮想通貨別発行枚数上限ランキング一覧

本章では、金融庁に登録されている国内取引所で取り扱われている全仮想通貨(23銘柄)において、発行枚数上限の少ない順にランキングを作成しました。

仮想通貨別発行枚数上限ランキング一覧

※「現在の発行枚数」は2020年2月時点でのおおよその枚数で、「流通量」とは異なる概念です。発行枚数上限も発行枚数も状況によっては大きく変わることもあるため、参考程度にご参照ください。

仮想通貨の価値は発行枚数のみで決められるわけではなりませんが、発行枚数が少ないほど需要が供給を上回りやすく、価値は自然と高まっていく傾向にあります。

上記一覧表を今後希少価値の高くなりそうな仮想通貨を判断するひとつの指標として、活用してみてくださいね。

仮想通貨の発行枚数にかかるQ&A

仮想通貨の発行枚数に関するよくある下記の質問3つについて回答していきます。

Q1 発行枚数上限に達したら仮想通貨は買えなくなるのか?

Q2 新規発行がされなくなったら仮想通貨の価値は上がるか?

Q3 発行枚数上限が増える可能性はあるか?

Q1. 発行枚数上限に達したら仮想通貨は買えなくなるのか?

A. 仮想通貨は、あらかじめ決められた発行枚数上限に達したら、一部の通貨を除き新規発行はされなくなります。(通貨によっては上限数が増える可能性もあります)

そのため、「上限に達したら仮想通貨は買えなくなるのでは?」と考える人も多いですが、流通しなくなるわけではないので、買えなくなることは基本的にはありません。

例えば、ビットコイン(BTC)が発行枚数上限に達して新規発行されなくなっても、売りたいという人がいる限りは、取引所などを通じで手に入れることが可能です。

Q2. 新規発行がされなくなったら仮想通貨の価値は上がるか?

A. 発行枚数上限に達して新規発行がされなくなったら、仮想通貨の価値が上がる可能性は高くなると言えるでしょう。

仮想通貨が発行枚数上限に達して新規発行されなくなっても、売りたい人がいる限り買えなくなることはありません。ただ、仮想通貨の新規発行枚数が減少したり、全く発行されなくなった後は、保有者が手放しにくくなることが考えられます。

保有者が手放しにくくなって仮想通貨が流通しにくくなると、需要が供給を上回り、価値が上昇しやすくなるでしょう。

例えば、ビットコイン(BTC)は、2033年頃には99%の発行が終了し、その後100年以上かけて1日30枚程度のみ発行していくことが予想されています。そのため、新規発行枚数が減っていく中で、需要が供給を上回り、徐々に価格が上昇することが予想されています。

Q3. 発行枚数上限が増える可能性はあるか?

A. 発行枚数上限が増える可能性はあります。

実際に、ビットコイン(BTC)に関しては、発行枚数上限の撤廃を求める声があったのも事実です。

ビットコインは、発行枚数上限の80%がすでに発行済みで、今後は発行枚数が減っていく仕組みになっています。そのため、マイナーに対する報酬も減っていくために、「セキュリティーなどに影響があるのでは?」との不安から発行枚数上限の撤廃を求める声が上がりました。

ただ、発行枚数上限を撤廃することは可能ではありますが、仮想通貨の価格に大きな影響が出るので、慎重に決断されるでしょう。

まとめ

本記事では、仮想通貨の発行枚数について、

◎仮想通貨における「発行枚数上限」とはどういうことか?

◎仮想通貨の発行枚数上限が決まっている理由

◎仮想通貨の発行枚数と価格の関係性

について解説した上で、仮想通貨の発行枚数上限ランキングを少ない順に発表しました。

ランキングには、現在、金融庁の登録がおりている国内取引所で扱いのある23の仮想通貨全てが含まれています。上位10位のランキングは下記の通りです。

発行枚数上限ランキング10

本記事を参考に、仮想通貨の「発行枚数」がどのような概念なのか深く理解し、上記一覧表を今後希少価値の高くなりそうな仮想通貨を判断するひとつの指標として、活用してみてくださいね。