暗号資産ポルカドット(DOT)とは?Web3.0実現を目指すプラットフォームのトークンの特徴や将来性を解説

ポルカドットとは、Web3(Web3.0)実現を目指すプラットフォームです。特に、異なるブロックチェーン同士のインターオペラビリティ(相互運用性)の問題を解決するために開発されました。ポルカドットで使用されるネイティブトークンがDOTトークンです。

今回の記事では、2022年9月1日にコインチェックでも取り扱いを開始予定のポルカドットトークン(DOT)について詳しく解説していきます。

この記事でわかること

ポルカドット(DOT)とは

暗号資産ポルカドットは、Web3財団が開発を行っているPoS(Proof-of-Stake)系ブロックチェーンプロジェクトのネイティブトークンです。

なお、Web3財団は、イーサリアムの共同創設者兼元CTOのGavin Wood氏を中心に結成された、ユーザーが自分自身のデータなどを主権的にコントロールすることができる分散型かつ公正なインターネット(Web3.0)の構築を目指す団体です。

ポルカドットは、2020年8月から売買が可能になってから、高い時価総額で推移しているコインです。

通貨単位 DOT
発行可能上限数 なし(インフレーション設計)
コンセンサスアルゴリズム NPoS(Nominated Proof-of-Stake)
時価総額ランキング (2022年8月時点) 11位

ポルカドット(DOT)の特徴3選

ポルカドットには次のような特徴があります。

  • マルチチェーンで相互運用性が高い
  • セキュリティ維持に取り組んでいる
  • エネルギー効率がよく、環境にやさしい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

特徴①マルチチェーンで相互運用性が高い

ポルカドットは、「リレーチェーン」と「パラチェーン」の2種類のブロックチェーンを運用しています。

メインチェーンである「リレーチェーン」は、ポルカドットネットワーク全体のセキュリティ維持などを目的としています。

「パラチェーン」は、リレーチェーンに接続された次世代レイヤー1ブロックチェーンです。リレーチェーンに接続されていることで、メインネット同様のセキュリティの担保が可能、カスタムによって、目的に応じた独自のトークン・経済圏を構築することができます。

また、「ブリッジ」という機能を使うことで、ビットコインやイーサリアムといった外部のブロックチェーンとパラチェーンを接続することができ、相互運用性が高まります。

出典:Polkdot Whitepape

また、ポルカドットは、通信プロトコルであるXCM(cross-consensus messaging format)」を導入することで、トークンだけでなく、あらゆるタイプのデータや資産のブロックチェーン間転送が可能です。そのため、ポルカドットに接続することで、ポルカドットネットワーク内のさまざまなブロックチェーンと相互運用ができるようになります。

特徴②セキュリティ維持に取り組んでいる

ポルカドットのセキュリティは、バリデーター(Validator)、コレーター(Collator)、ノミネーター(Nominator)、およびフィッシャーマン(Fisherman)と呼ばれる4種類の参加者が支えあっています。

出典:Polkdot Whitepape

バリデーターは、DOTをステークすることでシステム全体のセキュリティに貢献し、フィッシャーマンはネットワークを監視し、不正な取引があった場合バリデーターに報告します。コレーターは、ユーザーのトランザクションを収集・伝達し、ブロック候補をフィッシャーマンとバリデーターに伝達します。

そして、ポルカドットの大きな特徴として挙げられるのが、ノミネーターの存在です。ノミネーターは、DOTをステークするバリデーターを指名することで、セキュリティ維持に貢献します。このノミネーターがコンセンサス形成にも参加することから、ポルカドットのコンセンサスアルゴリズムは「NPoS(Nominated Proof-of-Stake)」と呼ばれています。

ポルカドットの相互運用性は、複数のブロックチェーンを保護するのに役立ち、データを多くのパラチェーンに分散させることによって取引を拡張することができます。この特徴的な有効性スキームにより、チェーンは同じ規則の下で安全に相互に作用しながら、独立して管理されます。

特徴③エネルギー効率がよく、環境にやさしい

ポルカドットは、NPoS(Nominated Proof-of-Stake)モデルにより、高いエネルギー効率をもちます。2022年1月に行われた研究(※)では、ビットコイン・イーサリアム・代表的なProof of Stakeネットワーク(ポルカドットを含む)の中で、最も低い二酸化炭素排出量を記録しました。

出典:CCRI - Energy efficiency and carbon emissions of PoS Networks.

(※)ビットコイン、イーサリアム、ポルカドットを含むPoSネットワーク、および米国の平均的な家庭の1年間の電力消費量(kWh)

ポルカドット(DOT)の将来性

ポルカドットは、Web3実現を目指すプラットフォームとして、将来性に期待をもたれているプロジェクトの1つです。

特に、次のようなタイミングで価格面の上昇が期待できます。

  • パラチェーン(スロット)オークションが開催される
  • Substrate(サブストレート)上に構築されたプロジェクトに注目が集まる
  • ビットコインやイーサリアムと相互運用がなされる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

パラチェーン(スロット)オークションが開催される

出典:polkdot - auction

パラチェーン(スロット)オークションとは、ポルカドットのパラチェーンのスロット(枠)を獲得するために行われるオークションです。このスロットは現在100を上限に用意されており、スロットを獲得することでリレーチェーンに接続する権利が付与されます。

各オークションは1週間かけて行われ、合計96週間のスロット期間が割り当てられます(12週間のリース期間8回に分割されます)。スケジュールは、ポルカドットのオンチェーンガバナンスコミュニティを通じて決定されます。

例えば、Coincheck Labsが出資した日本発のパブリックブロックチェーン「Astar Network」も、パラチェーンオークションで勝ち上がり、接続先に選ばれたプロジェクトの一つです。

パラチェーンオークションは、ポルカドットプラットフォームに参画するプロジェクトが決まる大きなイベントであるため、ポルカドットに対しても注目が集まるタイミングであると言うことができるでしょう。

また、スロットを獲得したプロジェクト自体が拡大すれば、プラットフォームとしてのポルカドットの価値も自ずと評価されると言えるのではないでしょうか。

Substrate(サブストレート)上に構築されたプロジェクトに注目が集まる

出典:substrate.io

Substrate(サブストレート)とは、ブロックチェーン構築に利用できるモジュール式フレームワークです。サブストレートには、ブロックチェーン構築に必要な要素のモジュールが用意されているため、開発者は容易にカスタマイズ可能なブロックチェーンを開発することができます。

また、サブストレートを使用して構築されたチェーンは、ポルカドットと互換性があるように設計されています。パラチェーンとしての接続が容易で、ポルカドットの相互運用性とセキュリティを手に入れることができます。

その利便性の高さから、2022年8月現在150以上のプロジェクトがサブストレート上に構築されており、Enjinなど有名なプロジェクトも登場しています。サブストレート上に構築されたプロジェクトに注目が集まれば、相互運用がなされセキュリティを供給するポルカドットも評価されると言えるではないでしょうか。

ビットコイン・イーサリアムと相互運用される可能性

ポルカドットは、異なるブロックチェーン同士のインターオペラビリティ(相互運用性)の問題を解決するために開発された暗号資産です。

2022年8月現在、暗合資産業界をリードしている存在はビットコインやイーサリアムですが、スケーラビリティ問題やガス代問題、また環境への負荷など改善すべき課題は存在します。

ポルカドットはそれらの課題を補完し、異なるブロックチェーンを越えて、真に相互運用可能なWeb3世界を実現することを目指しています。ビットコインやイーサリアムといった時価総額の大きい暗号資産や、それに関連するプロジェクトがポルカドットへ接続されれば、高い注目を集めるのではないでしょうか。

ポルカドット(DOT)の購入方法

※購入は、2022年9月1日(予定)の取扱い開始後より可能です。

Coincheckでポルカドット(DOT)を購入する方法には、以下の2種類があります。

  • スマホアプリで購入する
  • パソコンで購入する

以下で、それぞれの購入方法をご紹介します。

スマホアプリでポルカドット(DOT)を購入する方法

コインチェックアプリ(iOS)

最初に、Coincheckのスマホアプリを使ってDOTを購入する方法を紹介します。具体的な手順は以下の通りです。

  • 1. 画面下メニューの「販売所」をタップする
  • 2. 表示されたコインの中から「DOT(ポルカドット)」をタップする
  • 3. 「購入」をタップする
  • 4. 購入金額を入力し、「日本円でDOTを購入」→「購入」をタップする

スマホアプリを使うと、時間や場所を問わず、わずかこれだけの操作で取引を完了できます。

パソコンでポルカドット(DOT)を購入する方法

Coincheckはスマホアプリが便利ですが、パソコンを使っても暗号資産を購入することができます。パソコンでDOTを購入する際の手順は、以下の通りです。

  • 1. Coincheckにログインして、画面の上にある「ウォレット」を選択する
  • 2. ウォレットページで「コインを買う」をクリックして、「DOT(ポルカドット)」を選択する
  • 3.DOTの購入数量を指定し、表示された時価に基づいた購入金額を確認する
  • 4.「OK」をクリックして購入完了

パソコンを使う場合でも、スマホアプリと同じく、簡単な操作で取引をすることができます。パソコンはスマホよりも画面が大きく、見やすいのが魅力です。

場面や投資スタイルに応じて使い分けるのが良いでしょう。