積立投資の手順とは?ネム(NEM/XEM)で定期購入するメリットとデメリット

ネム(XEM)などの暗号資産(仮想通貨)の購入を検討している人のなかには、いつどれぐらいの量の通貨を購入すればよいのか、判断に迷っている人もいるかもしれません。

また、いきなり多額の暗号資産の購入ができるほど、資金に余裕がないというケースもあります。

そういった場合に有効な手法の1つが積立投資です。

そこでこの記事では、

  • 積立投資とは?
  • 積立投資のメリット・デメリット
  • ネム(NEM/XEM)を積立投資する方法
  • ネム(NEM/XEM)の積立投資に向いているタイミング

などについて、わかりやすく解説していきます。ネムの積立投資をご検討の方は、ぜひご覧ください。

積立投資とは?

積立投資
積立投資とは、毎月一定の金額で投資対象を継続して購入し続けていく投資手法です。積立投資は、暗号資産だけでなく株式や投資信託などへの投資においても有効な手法とされています。

投資信託の場合、投資信託を自動的に毎月一定額購入し続ける、投資信託の積立投資サービスなどが有名です。また、株式を継続的に購入する「るいとう」と呼ばれるサービスなどを利用している人もいます。

暗号資産の積立投資を行う場合は、証券会社などが提供するサービスを利用するという一般的なスタイルとは異なるケースが多くなっています。自動積立投資サービスを提供している暗号資産取引サービスもありますが、自動積立ではなく自ら継続的に購入を続けることで積立投資を実現することも可能です。

積立投資のメリット

メリット
積立投資を行う主なメリットには、例えば下記があります。

  • 少額から可能
  • 平均購入単価を抑えられる
  • 日々の価格変動を気にしなくて良い

1. 少額から可能

1つ目は、少額からでも投資が可能になることです。

積立投資の場合は、一度に多額の自己資金を用意しなくても良いというメリットがあります。少額の資金からでも気軽に始めることが可能です。

2. 平均購入単価を抑えられる

2つ目は、投資タイミングの分散することにより、平均購入単価を抑える効果が期待できることです。

定額購入を継続することで、価格が高いときには購入数量は少なくなります。逆に、価格が安いときには購入量が自動的に増加する仕組みです。

特定のタイミングで大量の暗号資産を購入してしまうと、高値掴みになるリスクがあります。購入時期を分散することで高値掴みを回避でき、平均購入単価を抑えることが可能です。

3. 日々の価格変動を気にしなくて良い

3つ目は、短期的な価格変動に一喜一憂することなく、中長期的な視点で落ち着いて投資ができることです。

暗号資産の価格変動は他の金融商品よりも激しい傾向にあるため、日々の価格変動に一喜一憂しがちです。積立投資であれば、そのような価格変動をあまり気にすることなく、自分のタイミングで投資ができます。

積立投資のデメリット

デメリット
積立投資には、メリットだけでなくデメリットもあります。主なデメリットには下記があります。

  • 短期間での大きな利益獲得は難しい
  • 損失を抱える可能性がある
  • 成果が出るまでに時間がかかる

1. 短期間での大きな利益獲得は難しい

1つ目は、短期間での大きな利益獲得は難しいことです。

積立投資を開始した直後は投資額が少ないため、仮に価格が上昇しても、大きな利益にはつながらないことがデメリットだといえます。

2. 損失を抱える可能性がある

2つ目は、例えば積み立て投資中にネムの価格が下落すると、過去の積み立て分が含み損を抱える可能性があることです。

ネムの価格が下がり続ければ、暗号資産の積立投資で時間分散を行っても、損失を抱えることになります。

3. 成果が出るまでに時間がかかる

3つ目は、投資成果が出るまでに時間がかかることです。

積立期間が短いうちは、運用資産がそれほど大きくならないことが一般的です。十分な利益を確保できるようになるまでには、中長期的な目線で投資を継続する必要があります。

ネム(NEM/XEM)で積立投資はするべき?

”ネム(XEM)”
ネムを積立投資すべきかどうかについては「将来的に価値が上がるかどうか」にかかっています。2020年10月12日時点におけるネムの価格は約13円、時価総額は1,160億円です。

価格が上昇し時価総額が大きくなれば、暗号資産の積立投資をしていくことによって資産を増やすことができます。最高値の時期と比較すると価格は大幅に下がっている状況です。

しかし、ネムには将来性があるとみている人も多く存在します。ネム(XEM)は、独自のブロックチェーンを利用していたり、独自トークンが作れる点などが特徴です。

また、コミュニティが活発であることなども、ネムの将来的な価値の増加に役立つといわれています。そのためまずは少額から積立投資を始めて、将来の価値上昇に備えることも選択肢の1つです。

ネム(NEM/XEM)を積立投資する方法:手動積立

ネムの積立投資を行う方法としては、自ら定期的に購入する、手動で積立する方法が挙げられます。

購入頻度は、特に決まりはありませんが、毎月一定の日付を決めて購入する方法や、毎週特定の曜日に継続的に購入する方法などがあります。

また、購入額については、余剰資金の範囲内で無理なく継続できる金額に設定することがポイントです。自分なりのルールを決めて、継続的に行うことも重要です。

ネム(XEM)の暗号資産の積立投資を行うにあたっては、中長期的な目線で、計画的に行うことが大切になります。

積立投資したネム(NEM/XEM)を運用する:貸暗号資産サービス

暗号資産の積立投資によって取得したネムは、そのまま保管して値上がりを待つのが一般的です。

少し価格が上昇したからといってすぐに売却するのではなく、大きな価格上昇が実現するタイミングまで待ち、長期的に保有することで大きな利益が得られる可能性もあります。

しかし、ネム(XEM)などの暗号資産は、基本的には保有していても利息はつかない仕組みです。そのため、保有しているネムを有効活用できないかと考える人もいるでしょう。

そういった場合には、Coincheckの貸暗号資産サービスを利用することも選択肢の1つです。貸暗号資産サービスとは、保有している暗号資産を貸して、対価として利用料を受け取るサービスです。

このサービスを利用すれば、購入したネム(XEM)をただ保有するだけでなく、利用料を受け取って利益を生み出す資産としても活用できます。Coincheckの貸暗号資産サービスを利用するためには、まずは口座開設が必要です。

ネム(NEM/XEM)の積立投資に向いているタイミング

ネム(XEM)
ネムの積立投資をする場合は、投資タイミングを選ばず、いつでも始めることが可能です。しかし、より有利になるタイミングもあります。

ネム(XEM)の暗号資産の積立投資に向いているタイミングは、基本的には価格が下がっている時期です。ネム(XEM)の価格は、ネム固有の事情による需給変動だけでなく、暗号資産市場全体や経済情勢などの影響も受けます。

そのため、ネム(XEM)の価格が割安と想定される水準まで下がることもあります。そういったタイミングで暗号資産の積立投資を始めれば、割安のネム(XEM)を購入することが可能です。

将来的に適正水準まで価格が戻れば、値上がり益が得られます。ただし、将来的な値上がりが期待できるかどうかは、冷静に判断することも重要です。

単に価格が下がっているというだけで判断するのは危険だということも、認識しておきましょう。

ネム(NEM/XEM)の積立投資に向いていないタイミング

ネム(XEM)
逆に、ネムの積立投資を始めるタイミングとしては適さない時期もあります。具体的には、ネム(XEM)の価格が急激に上昇し、過熱傾向があるタイミングなどです。

暗号資産の価格は、勢いよく上昇することがあります。しかし、急激な価格上昇が生じたあとは、下落に転じることも多いです。

暗号資産の積立投資といえども、高値掴みはできるだけ避けるように心がける必要があります。高値掴みをしてしまうと、その後に起こる可能性のある価格暴落で、積立初期から含み損を抱えてしまいます。

急激な価格上昇中は、ネム(XEM)の短期取引などに切り替えて、積立投資の開始に関しては、相場が落ち着いてから始めるほうがよいでしょう。

ネム(NEM/XEM)を扱っている取引所Coincheck

ネム(XEM)
ネムの積立投資を行う場合は、ネムを取り扱っている暗号資産取引サービスで口座開設しなければ、ネムの暗号資産の積立投資を行うことができません。

日本の暗号資産取引サービスのなかには、ネムを取り扱っていない暗号資産取引サービスも多いです。口座開設にあたっては、ネムの取り扱いがあるかどうかを確認しましょう。

Coincheckではネムを含めて、合計26種類以上の暗号資産を取り扱っています。

Coincheckに口座開設が完了して日本円の入金を行ったら、いよいよネムの積立投資を始めることができます。開始時期は、高値掴みにならないように、相場の状況を判断して決めるようにすると良いでしょう。

また、余裕資金の範囲内で積立金額を決めることも大切です。ネムの積立投資を始めるために、まずはCoincheckの口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。

Coincheckつみたてで積立投資

Coincheckでは2019年11月よりCoincheckつみたてをリリースしました。Coincheckつみたてではビットコインの積立が可能で、今後はネムを含むアルトコインの積立も順次開始していく予定です。