暗号資産(仮想通貨)の取引には、「現物取引」「レバレッジ取引」があります。
暗号資産の販売所と取引所の役割の違いを把握しながら、取引の方法について解説していきます。
暗号資産の販売所と取引所の違いについて
まず、暗号資産の取引を行うには、「販売所」と「取引所」の違いを押さえておかなければなりません。
販売所
販売所では、運営会社と暗号資産の売買を行うことになります。運営会社が保有するコインを、提示された価格でユーザーが売買する仕組みです。
取引所よりも手数料がかかりますが、すぐに希望の数量の暗号資産を取引できますので、簡単に利用することができます。
取引所
取引所では、ユーザー同士が暗号資産を売買します。「売買板」で、売買のレートと注文量を示した情報を確認することができます。
取引所での暗号資産の売買に、手数料はほとんどかかりませんが、思いどおりに売買できない可能性がありますので、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。
なお、Coincheckの取引所における取扱いコインは、ビットコイン(BTC)のみとなります。
現物取引とレバレッジ取引の違いについて
暗号資産の取引には、「現物取引」と「レバレッジ取引」があります。
暗号資産の販売所で、暗号資産を売買するときは現物取引のみになります。暗号資産の取引所では、現物取引だけでなくレバレッジ取引も可能になります。
現物取引とレバレッジ取引について、それぞれを解説していきます。
※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。
暗号資産の現物取引とは?
現物取引は、実体のある投資商品を売り買いすることで、取引が成立した時点で所有権が移ります。
暗号資産の現物取引では、保有している資金の範囲内で、取引することになります。例えば10,000円分の日本円を持っている場合は、同じ10,000円分以内の暗号資産を購入することができます。
暗号資産自体は、目に見えるわけではないので、現物であることを実感しにくいかもしれません。しかし、現物取引で購入し口座に入っている暗号資産は、ほかの製品やサービスの購入に使ったり、ほかの誰かに送金したりできます。
つまり、暗号資産の取引が成立したら、該当する暗号資産の所有権が移って、暗号資産を保有していることになるのです。
暗号資産のレバレッジ取引とは?
レバレッジ取引とは、口座に入れた現金を証拠金として、その何倍もの暗号資産を売買する取引のことです。レバレッジ取引では、口座に入れている現金を超える価値の暗号資産を取引できます。
例えば、レバレッジが「5倍」の場合は、10,000円を証拠金として入れれば、50,000円分の暗号資産を取引できるようになります。
ロングとショート
レバレッジ取引では、買いを「ロング」、売りを「ショート」と呼ばれることがあります。レバレッジ取引では、暗号資産が手元になくても、売り注文を出すことができるのです。
ロングでは、安いときに暗号資産を買って、相場が上がったタイミングで売ることで、利益を出すことができます。ショートでは、高いときに暗号資産を売り、相場が下がったタイミングで買い戻すことで利益を出せます。
ただし、レバレッジ取引には大きなリスクがあります。例えば最大で現物取引の5倍の利益が出せるということは、想定とは違う方向へ相場が動けば、5倍の損失を出すおそれがあるのです。
ロスカット
大きな損失を出してしまった場合には「強制ロスカット」となります。
強制ロスカットとは、さらなる損失の拡大を防ぐために、損失を早めに確定させて、強制的に決済する制度になります。もちろん、価格が大きく動いた場合には、証拠金以上の損失が発生する可能性がありますので、資金の余裕を持って取引してください。
なお、レバレッジ取引で購入した暗号資産は、現物取引とは違い、商品やサービスを購入するための決済に使ったり、誰かに送金したりすることはできません。
Coincheckが選ばれる理由
Coincheckは販売所と取引所、それぞれの機能があります。
Coincheckでの口座開設はシンプルでわかりやすいので、暗号資産の取引をすぐに始めることができます。取扱通貨は、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)、リップル(XRP)など、選択肢が豊富なのも大きな特徴です。
さらに、チャートがインジケーター(指標)を含めて見やすいCoincheckアプリなら、移動中などでも簡単に暗号資産の取引ができます。暗号資産の取引には、Coincheckの利用をぜひ検討してみてください。