イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)販売所ならCoincheck(コインチェック)

暗号資産(仮想通貨)の一つであるイーサリアムクラシック(ETC)の取引をする場合、取引所と販売所によって違いがあります。そこで取引所と販売所の違いや、それぞれのメリットやデメリットについてご紹介していきます。

また、取引所と販売所の両方のサービスを提供しているCoincheckで、イーサリアムクラシック(ETC)を取引する場合の流れについても合わせて簡単にご紹介していきます。

※2020年9月15日(火)現在、暗号資産取引所Coincheckでは、イーサリアムクラシック(ETC)の売買を停止しております。

イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)とは?

イーサリアムクラシック(ETC)はイーサリアム(ETH)から袂を分けた暗号資産で、2016年6月に発生した「The DAO事件」というハッキングがきっかけで誕生しました。

日本円で約80億円相当ものイーサリアムがハッカーによって奪われた事件を受けて、イーサリアムのコミュニティ側は、全てのイーサリアム(ETH)を無効化する「ハードフォーク」を行いました。

しかし、コミュニティの中には、ハードフォークによって非中央集権という分散型プロトコルの原理原則に反すると考える人達もいました。そのような反対派の人達によって、旧イーサリアムのままの形で通貨を維持するために誕生させたのがイーサリアムクラシック(ETC)でした。

そのため、イーサリアムクラシック(ETC)はイーサリアム(ETH)と同じスマートコントラクトを用いており、基本的には同じ性能の通貨といえます。

詳しくはこちら:イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)の特徴とは?イーサリアム(ETH)との違いを徹底解説

Coincheckでイーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)を取引する流れ

Coincheckでイーサリアムクラシック(ETC)を取引する場合、簡単なアカウント開設ですぐに手続きが済みます。

アカウント登録

アカウント開設にはアカウント登録ページ上での基本情報入力に始まり、SMS認証、本人確認書類の提出があります。

Coincheckでは、以下の2ステップで簡単に口座開設ができます。

  • 1.アカウント作成をする
  • 2.本人確認を行う

口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。

ハガキの受け取り

上記の手続きが済むと、住所確認を兼ねたCoincheckから発送される簡易書留のはがきを受け取れば、全ての手続きが完了します。

後は開設したアカウント宛てに入金すれば、いつでも取引できるようになります。

実際の取引は取引画面上に表示される「ウォレットページ」で、売買したい通貨や数量を選択の上、日本円で購入または売却できます。さらに手持ちのビットコイン(BTC)を利用する場合も、同じような流れで希望の通貨と交換可能です。

貸暗号資産サービス

Coincheckでは、購入したイーサリアムクラシック(ETC)を貸し出すことがで利用料を貰える、貸暗号資産サービスを提供しています。

最大年率5%で、貸出期間は14日間・30日間・90日間・365日間から選ぶことができます。イーサリアムクラシック(ETC)の長期保有を検討されている方には、便利なサービスです。

暗号資産の取引所と販売所の違いとそれぞれのメリット・デメリット

メリットとデメリット
続いて、イーサリアムクラシック(ETC)に限らず、暗号資産をいざ購入しようと思ったら、取引所と販売所があって迷ってしまったことはないでしょうか。

暗号資産の取引所と販売所の違いで最も大きいのが、売買の相手が異なる点です。

取引所では、取引所の個人ユーザーどうしで売りたい価格や買いたい価格で自由に売買できます。販売所では、取引したい対象通貨を販売業者から直接、購入することができます。

従って、取引所では取引相手が個人ユーザーなのに対し、販売所では販売業者自身になる点が大きな違いといえます。取引所と販売所の違いがわかったところで、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介していきます。

取引所のメリット・デメリット

取引所のメリットとデメリット
まずは取引所のメリットとデメリットについてご紹介していきます。

メリット1:希望のレートで注文ができる

取引所のメリットとしてまず挙げられるのが、自分の好きな価格で取引できる点です。取引所の取引画面には、「板」と呼ばれる売り買いの値(レート)が表示されたものがあります。

そこには売りたいユーザーが希望の値と売りたい数量を設定し、買いたいユーザーが希望の買値と買いたい数量を設定できます。この設定方法に違いにより、注文方法には主に「指値注文」と「成行注文」の2つの方法があります。

指値注文は、自分が買いたい(売りたい)値と数量を予め設定しておくと、その注文条件にあった取引条件を出した別のユーザーがいれば、取引が自動で成立します。

例えば、Coincheckでビットコイン(BTC)を「1.50BTC」分を希望の買値1BTC当たり「380,000円」で購入するとします。

指値注文

指値注文の場合、その条件をCoincheckの取引画面上にある「現物取引」でレートと注文量で指定して発注すれば完了します。ここでいうレートとは、買いたい希望の値段、注文量は買いたい数量のことです。

後はその条件で売りたいユーザーが現れるのを待ち、条件に合う売り注文が出されると自動で約定して購入できます。

成行注文

成行注文は上記の板にある売買情報を見ながら、希望の条件にあったものがあれば、その場で発注して取引する方法になります。

先ほどご紹介した板には、売りたいユーザーと買いたいユーザーそれぞれの希望の売値や買値と、取引希望数量がレート順に並んでいます。その時点でベストだと思う買値あるいは売値で発注すると、その場で注文が確定します。

メリット2:取引手数料が安い

暗号資産を取引所で売買すると、取引手数料が安く済む場合が多いです。

取引所は、売りたいユーザーと買いたいユーザーの値と数量がマッチしたところで売買が成立します。その際に発生する手数料が安いのが特徴となっています。

デメリット1:希望のレートでの取引成立ができない場合がある

取引所では、売りたいユーザーと買いたいユーザーの値と数量がマッチしたところで、売買が成立するとご紹介しました。

そのため、条件がマッチしないと取引が成立しないということにもなりかねません。どうしても希望の値と数量のユーザーが現れるまで待つか、適当なところで購入あるいは売却することになります。

急いで取引を成立させる必要のない場合や、時間に余裕のある場合は指値注文を入れておけば、希望の条件にマッチした値と数量のところで自動約定してくれます。

ですが、急いで購入したい場合には、後述する販売所の方が便利なこともあります。

デメリット2:大量の注文には応えきれない場合がある

希望レートでの取引成立に時間がかかるのと同様のデメリットとして、大量の注文をさばけないというデメリットがあります。

これは、取引板にある売り注文や買い注文には数量が設定されていることから、おのずと数量に限界があるからです。

大量購入あるいは大量売却したい場合には、そのすべての注文が成立するまでにそれなりの時間がかかる場合があります。

その間に暗号資産の価格が変動してしまうこともあるため、一度に大量の売買をしたい場合は、販売所の方が適しているでしょう。

販売所のメリット・デメリット

コインを買う
次に、販売所のメリット・デメリットについてご紹介していきます。

販売所の場合、取引相手が暗号資産取引所となり、CoincheckのユーザーならCoincheckと売買取引をすることになります。

メリット1:売買したい時にいつでもすぐに取引できる

販売所では取引相手が暗号資産取引所となることから、基本的にいつでも好きなタイミングで取引することができます。特に取引をすぐに成立させたいという速さや確実性を求める場合には、販売所のほうが好都合です。

取引所のように希望の取り引き条件が板に出るまで待つこともなく、相場のタイミングに合わせてすぐに購入ないし売却が可能です。

例えば、暗号資産に関する重大なニュース情報などが入ってくると、相場が大きく動くような場合があります。そのような場合には、希望の条件での取引が成立しないかもしれない取引所よりも、販売所のほうが確実に取引できて安心です。

メリット2:初心者でも簡単に取引できる

また、販売所の取引は初心者でも簡単です。取引所の取引の場合、ある程度操作に慣れていないと、注文ミスなどをしてしまうリスクもあります。

一方、販売所の場合は、投資の初心者でも簡単に操作をして売買することができますので、そのような心配がほとんどありません。

メリット3:大量の注文にも応じてくれる

販売所では、基本的に好きな数量をいつでも取引することができます。

取引所では自分が希望する数量が、すべて希望の値で約定できるか定かでないのに対し、販売所は取引所指定のレートでの注文となります。

従って、相場で今すぐに希望の数量を確実に取引したい場合には、販売所での取引が有効となります。

デメリット:取引所よりも手数料が高くなる場合がある

販売所は好きなタイミングで好きな数量だけ取り引きできる反面、取引所よりも手数料が高くなる傾向があるというデメリットがあります。こちらは、販売所がユーザーの注文にいつでも応じるサービスを提供している側面があるからです。

また、常に動きのある相場において、そのボラティリティ(価格変動)のリスクを被っているコストに対する、販売所が取るべき手数料ともいえます。

この手数料については短い時間軸、例えば数時間で決済を繰り返すといった頻繁な取引をするユーザーにとっては大きいかもしれません。

しかし、数か月ないし数年以上を保有して、じっくりと相場が上がるのを待ちたいユーザーにとってはそれほどの差とはならないでしょう。

暗号資産の取引所と販売所の選び方

販売所の選び方
そんな暗号資産の取引所や販売所は、どのような基準で選べばいいのでしょうか。

手数料の安さやアプリの使いやすさなど、実際にこの選ぶ基準については、ユーザーの取引手法や求めているサービスによっても異なってきます。

しかし以下の基準は非常に重要ですし、多くのユーザーに当てはまるものといえますのでご紹介します。

金融庁登録済みの取引所(販売所)であること

暗号資産の取引所(販売所)を選ぶ上では、まず金融庁の登録済みの会社を選ぶことが安心です。

日本では、2017年4月1日に資金決済法と呼ばれる法律が改正・施行されています。この法律では、財務局の登録を受けた事業者のみが、日本国内において暗号資産交換業を行うことができるとされています。

登録業者になるには金融庁に申請の上で、金融庁からの審査を通過した業者のみが登録を受けてつけてもらえます。その審査基準では、暗号資産交換業を適正かつ確実に遂行する体制の整備が行われていることが求められています。

Coincheckは2019年1月にこの登録業者となっていますので、安心して取引できる業者といえるでしょう。

大手企業や大手グループ傘下の取引所(販売所)であること

続いての視点としては、大企業あるいは大企業のグループ会社であることなどもあげられるでしょう。

これは、暗号資産の取引所の破綻等のリスクを考えた場合、資本力のある大手のほうが、ユーザーへの救済等を考えても安心だからです。また、そのような体力のある会社は、顧客分別管理やシステム上のセキュリィティ対策にも、人員やコストをかけることができます。

そのため、ユーザーが安全性や信頼性を感じられる環境を提供できるとも言えるでしょう。なお、Coincheckは2018年4月に大手ネット証券のマネックスグループに、グループ入りしています。

取り扱い通貨の種類が多い取引所(販売所)であること

取り扱われている通貨の種類が多いほど、それだけ取引チャンスも拡大します。

株やFXなどと同様に投資対象が増えれば、それだけ大きく値が動いている通貨で取引できます。

Coincheckは現在15種類以上の通貨に対応しているため、国内では最も多くの通貨を扱う業者の一つとなっています(2021年9月時点)。

イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)購入にかかる手数料

イーサリアムクラシック(ETC)
Coincheckでイーサリアムクラシック(ETC)を取引する場合には、入金手数料や送金手数料、出金手数料が発生する場合あります。

入金手数料については銀行振込では無料なものの、コンビニ入金やクイック入金の場合には所定の手数料が発生します。

また、Coincheckユーザー間同士の送金の場合、送金手数料は無料ですが、他の取引所の口座やユーザーに送金する場合には、送金手数料が発生します。

そして、自分のアカウントから暗号資産を日本円に換金し、その日本円を銀行口座に出金する場合には、一律407円の出金手数料が発生します。

※手数料は、2019年12月1日時点の金額です。

イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)についてのまとめ

イーサリアムクラシック(ETC)の取引をしたい場合に、取引所と販売所ではサービス内容が異なる点などについてご紹介してきました。

取引所では、希望の価格で注文を出せる反面、注文が成立しない場合もあります。販売所では、原則いつでも好きな数量の取引が可能で、初心者でも簡単に操作ができます。

自分の取引スタイルや相場環境などに合わせて双方の特徴をよく理解した上で、上手く使い分けるようにすると良いでしょう。