初の日本生まれの暗号資産(仮想通貨)モナコイン(Monacoin/MONA)は、スマホアプリで取引・管理することができます。モナコインの持つほかの暗号資産とは違う特徴や、モナコインを扱う取引・管理に役立つおすすめのアプリをご紹介します。
初めての日本生まれの暗号資産であるモナコイン(Monacoin/MONA)。モナコインは、スマホアプリで取引・管理することができます。
この記事ではモナコインの持つほかの暗号資産とは違う特徴や、モナコインを扱う取引・管理に役立つおすすめのアプリをご紹介します。ほかの暗号資産とは少し違った特徴を持つモナコインについて学びながら、モナコインをアプリで取引するときのチェックポイントについても確認していきましょう。
モナコイン(Monacoin/MONA)とはどのような通貨なのか?
モナコインは日本で生まれた初めての暗号資産です。
その発祥は、巨大掲示板「2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)」で、2014年初頭から流通し始めました。名称の由来は、2ちゃんねるのシンボルであるアスキーアートの「モナー」です。イメージイラストでもかわいい猫のようなモナーの姿が描かれています。
なお、金融庁登録済の暗号資産の取引所Coincheckでは、2019年6月からモナコイン(MONA)の取扱いを開始しています。モナコインは、下記のように先進的な特徴を持っている暗号資産でもあります。
世界で初めてSegwitを採用
モナコインは、世界で初めてSegwit(セグウィット)という技術を採用したコインです。Segwitを採用したことにより、大量のデータを短時間で処理できるようになり、送金時間が短縮されてスピーディーな取引が可能になりました。
暗号資産で使われているブロックチェーンのブロックの中には、個々の取引データのほか、誰がその取引を行ったのかを保証する電子的な署名が含まれています。Segwitはこの署名部分を分離し、別の領域で管理する構造とすることで、ブロック内により多くの取引データを格納することを実現しています。
アトミックスワップを実装
モナコインは、アトミックスワップが実装されています。アトミックスワップは、第三者の仲介がなくても、異なるブロックチェーン間で暗号資産を交換できるしくみです。
つまり、個人間で異なる暗号資産を持ち寄り、持ち逃げされる危険性がなく、安全に交換できるのです。不正取引のリスクが減り、持ち逃げされる心配がありませんから、不動産取引などの高額取引への活用が期待されます。
投げ銭文化を生んだ
モナコインは、ユニークな「投げ銭文化」を作ったことでも知られています。大道芸人やストリートミュージシャンが披露する芸には、手持ちの小銭を投げることで、称賛と応援の意思表示をします。このような投げ銭を、モナコインはネット上で行っています。
ネットで公開されたイラストや動画などに対して、「いいぞ、がんばれ」という意思を伝えるために、モナコインを送金するのです。専用の「投げ銭ツール」の登場もあって、モナコインの投げ銭文化はすっかり定着しています。
このように、モナコインは実用通貨として使われることが多い通貨です。多くの暗号資産が投機対象として扱われることが多い中で珍しい存在であり、これもモナコインの特徴といえます。
コミュニティが活性化している
誕生した当初からコミュニティ活動が活発だということも、モナコインの大きな特徴です。
「自分たちの通貨だ」という意識が強く、多くのファンがモナコインに関わり、キャラクターを生み出したり便利なツールを作ったりしています。こうした動きがモナコインの普及を後押しし、実店舗への展開や新たなサービスの開発へとつながっています。
詳しくはこちら:モナコイン(Monacoin/MONA)とは?日本生まれの仮想通貨の特徴や今後の将来性を解説
モナコイン(Monacoin/MONA)を扱うアプリは何がいい?
モナコインに限りませんが、暗号資産取引では、アプリを活用すると便利です。
アプリだと、リアルタイムチャートを見ながらいつでも気軽に操作できるので、取引がスムーズです。ここでは、暗号資産取引において、アプリを活用する上でのチェックポイントを確認しておきましょう。
アプリの使い勝手をチェック
暗号資産の管理・取引アプリとしての使い勝手を、チェックしておきましょう。
一般的なアプリなら、各通貨の総資産や通貨ごとの価格推移を、手軽に確認できます。暗号資産の購入・売却や送金・受取も、基本機能としてアプリに備わっています。
もちろん、日本円の入金・出金も可能です。これらの機能について、使い勝手が良いものを選びましょう。
小さな画面でも見やすいかどうか
アプリは、一般的にスマートフォンの画面で操作することになりますから、「小さな画面でも見やすい」という点は大事なポイントです。特に、数字については重要です。
リアルタイムの取引では、刻々と変化するチャートの数字をにらみながら、売買を繰り返すことになります。そんなときに「3と8を見間違えた」ということがあれば、それだけで大きな損失を被ることもありえます。
ですから、見やすいサイズで、文字や数字が表示されているかもチェックしてみてください。
操作しているときにストレスはないか
操作性の良さも大切です。
これは、各種ボタンの大きさやその配置によって、かなり差が表れるところです。操作性の悪いアプリは、使っていてストレスが溜まっていきますが、操作性が良いとストレスフリーで使い続けることができるでしょう。
使いやすさで好評のコインチェックアプリ
国内の金融庁登録済の暗号資産取引所が提供するスマートフォン向けのアプリの中で、使い勝手が良いと評判なのがCoincheckのアプリです。デザインがシンプルで直感的な操作ができるため、暗号資産の取引に慣れていない人でも簡単に操作できます。
無料アカウントを設定すれば、わずか数ステップで使い始めることができるハードルの低さも魅力のひとつでしょう。
簡単な操作でモナコインの売買を楽しむことができます。
Coincheckでモナコイン(Monacoin/MONA)を簡単売買
日本国内では人気・知名度ともに高いモナコインですが、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの時価総額の高い暗号資産と比べると、まだまだマイナーな存在です。
しかし、Segwitやアトミックスワップの実装、コミュニティの盛り上がりなどもあって、今後、さらに普及していく可能性もあるでしょう。Coincheckのアプリでアカウントを開設して、モナコインを始めてみてはいかがでしょうか。