ANA NEOがNFT×地域創⽣の新たな取り組みで⽬指す未来|ANA GranWhale NFT MarketPlaceとは

ANA GranWhale NFT MarketPlaceは、ANAグループのANA NEO株式会社が運営する、エアライングループ初のNFTマーケットプレイスです。ANA GranWhale NFT MarketPlaceでは地⽅⾃治体や企業、IP、イベントとのコラボレーションや、著名なアーティストの作品、写真家によるフォトなど、さまざまなNFTを取り扱っています。

この記事では、ANA NEO株式会社の地域創生の取り組みや、その先にある「目指す未来」について解説していきます。

 

寄稿者ANA GranWhale NFT MarketPlace

 

エアライングループとして、世界初であるNFTマーケットプレイス、「ANA GranWhale NFT MarketPlace」をオープン。NFTを航空業界に応用し、顧客との新たなつながりを生み出すことを目指しています。 NFT保有の権利をコトやモノと紐づけ、 デジタルとリアルを連動した体験にも活用できます。  

ANA GranWhale NFT MarketPlaceとは?

ANA GranWhale NFT MarketPlaceの特徴

ANA GranWhale NFT MarketPlaceは、ANAグループのANA NEO株式会社が運営する、エアライングループ初のNFTマーケットプレイスです。ANA GranWhale NFT MarketPlaceでは地⽅⾃治体や企業、IP、イベントとのコラボレーションや、著名なアーティストの作品、写真家によるフォトなど、さまざまなNFTを取り扱っています。

その中でも地域に関連するNFTは、スタンプラリーや地域の特産品に絡めた設計にするなど、新しい発信⽅法を提⽰しています。

NFT事業を始めたきっかけ

ANA NEOは、ANA GranWhale NFT MarketPlaceを運営する前から、ANA GranWhaleというバーチャル旅⾏プラットフォームアプリを開発していました。
主なきっかけは、ANA GranWhaleにNFTを活⽤することで「メタバース上とリアル世界の 両⽅で、ユースケースの拡⼤につながるのではないか」と考えたことでした。

例えば、ANA GranWhale上でNFTの不動産などを所有したり、購⼊したNFTを展⽰することで、メタバース上でもリアル世界に近い形で活⽤できるのではないか、さらにはNFT保有者同⼠のコミュニティがメタバース上・リアル世界で形成され、メタバースの成⻑と合わせて活⽤を拡⼤できるのかもしれないと、検討し始めたのがきっかけです。

取り扱っているNFTを⼀部紹介

領域 事例紹介
NFT×3D
ANA787 NFT
ANAが開発から携わった787型式機は、2004年4月に世界に先駆けてローンチカスタマーとして購入を決定、2011年に世界初の商業フライトを行った機材。
かつての787型初号機の特別塗装と、初号機とカラーリングが対となる「幻のデザイン」がNFTとして具現化された作品。幻のデザインは787型初号機の特別塗装の候補案となりながら、世に出なかったデザイン。
NFT×地域創生
あばれ祭
2024年1月1日に発生した能登半島地震により、開催が危ぶまれていた「あばれ祭」を応援する企画として実現したNFT「能登高校書道部 感謝と祈りの書「あばれ祭」
NFT×観光・旅行
広島周遊NFTデジタルスタンプラリー
ドイツブンデスリーガーからVfBシュトゥットガルトが来日し開催されたサンフレッチェ広島との試合を記念して実施された企画。
NFT×エンターテインメント
ANA×虹コン
アイドルグループ「虹のコンキスタドール」のファンの方に新しい体験をしていただくために、2023年12月に実施されたANAと虹コンのコラボ企画。
NFT×スポーツ
ANAオープンゴルフトーナメント
第50回ANAオープンゴルフトーナメントの会場で実施されたデジタルスタンプラリー企画。

地域創⽣の取り組みを⼀部紹介

ANAでも、航空事業で培ったリアルな知識や経験を、NFTのデジタルな世界と掛け合わせる ことによる新しい取り組みの検討が進められていました。
ANA GranWhale NFT MarketPlaceで販売しているNFTの中から、地域創⽣に関連した取り 組みのものを⼀部紹介します。
ANA GranWhale NFT MarketPlaceでは、あばれ祭をテーマに、能登⾼校書道部が書いた書 をクリエイティブにしたNFT「能登⾼校書道部 感謝と祈りの書「あばれ祭」」を展開しています。

2024年1⽉1⽇に発⽣した能登半島地震により、開催が危ぶまれていた「あばれ祭」を応援 する企画としてNFTを販売しています。
ANAは能登空港に就航している航空会社として歴史ある伝統⽂化の継続に貢献するべく、 今回の取り組みに⾄りました。販売で得られた収益は、諸費⽤を除き「あばれ祭」の運営費用ならびに復興⽀援に充当されます。

あばれ祭NFT購⼊者からの「復興応援メッセージ」の⼀部をこちらで紹介していますので、ご覧ください。

地域創⽣とNFT事業を組み合わせたきっかけ

実はNFT事業を始める際、ANA NEOだけでなく、ANAでもNFTを活⽤した新たな取り組み の検討が進められていました。航空事業で培ったリアルな知識や経験を、NFTのデジタルな世界と掛け合わせることによる 新しい取り組みの検討です。

NFTを活⽤することで、これまでANAがリーチできていないZ世代や地域創⽣関⼼層、海外 顧客層など新たな顧客へのアプローチを図るとともに、リアルとデジタルの接続による新た な価値創造が検討されていました。
これらの検討タイミングが合致し、グループのそれぞれの強みを⽣かせることからANAと ANA NEOの協働でNFTをスタートしました。まず最初にANAのオリジナルNFTから始まり、リアルとデジタル/地域と⼈をつなぐようなコンテンツなど、少しずつNFTの活⽤を広げています。

ANA GranWhale NFT MarketPlaceで⽬指す地域創⽣の取り組み

NFTにはモノ消費・コト消費など様々な権利付与ができることから、NFTを活⽤した地域創⽣への取り組みは今後も拡⼤していきたいと考えています。

たとえば地域の特産品等の権利をNFTに付与するだけでなく、地域のイベントへの招待や、 地域での体験などの特別なコンテンツ等を提供することにより、地域や特産品への関与度を ⾼め、結果として地域への関⼼度が⾼まる可能性があります。

地域への関⼼度が⾼まることで、地域へのリアルな移動需要を喚起し、あるいはメタバース を活⽤したバーチャル体験を促進することで、リアルとバーチャルの相互送客へと発展して いく可能性を⾒据えています。