ビットコイン(BTC)を代表とする仮想通貨(暗号資産)には、海外送金のしやすさや少額から始められるなどのメリットがあります。一方で、価格変動の大きさや税制などのデメリットもあるため、特徴を理解したうえで判断することが大切です。本記事では、主なメリットとデメリットをわかりやすく整理します。
目次
仮想通貨のメリットとは
仮想通貨を活用するうえで、知っておきたい主なメリットを整理してみましょう。
海外送金・決済のコストと時間を抑えられる
仮想通貨は国境を越えて直接送金できるため、銀行のように中継を挟まず手数料を抑えて短時間で届くのが特徴です。海外とのやり取りがある人には大きなメリットです。
少額から投資を始められる
仮想通貨は数百円から購入できるため、投資初心者でも始めやすく、少しずつ買う分散投資にも向いています。
詳しくは 暗号資産の積立とは? をご覧ください。
ブロックチェーンで取引が透明化されている
仮想通貨の取引は、ブロックチェーンと呼ばれる分散型の仕組みで記録されています。取引データは多数のコンピューターに分散して共有され、特定の管理者がひとりで書き換えることができません。記録は時系列でつながっており、過去のデータを改ざんするには膨大な計算が必要になるため、不正が起こりにくい構造になっています。
また、ブロックチェーン上の取引履歴は誰でも確認できるため、資金の流れが見えやすい点も特徴です。取引の透明性が高いことで、仕組みを理解しながら安心して利用しやすいというメリットがあります。
資産分散の選択肢になる
仮想通貨は、株式や債券、預金とは異なる値動きをすることが多く、資産全体のバランスを整えるための分散先としても利用できます。特定の資産が下落した際でも、異なる動きをする資産を組み合わせておくことで、値動きの偏りを抑えやすくなるのが分散投資の基本です。
また、ビットコインのように発行上限が決まっている仮想通貨は、インフレ局面で価値の保存手段として注目されることがあります。既存の金融市場とは別の仕組みで動く資産を取り入れることで、長期的な資産づくりに選択肢を広げられる点もメリットです。
仮想通貨のデメリットとは
仮想通貨を活用する際には、注意しておきたい点もあります。ここでは主なリスクを整理しておきましょう。
価格変動が大きい
仮想通貨は、市場規模や参加者の性質から、価格が短期間で大きく動くことがあります。ニュースや規制の発表など外部要因の影響も受けやすく、上昇と下落の幅が大きくなる傾向があります。こうした特徴から、値動きを見ながら慎重に判断することが必要です。
セキュリティ管理が必要
仮想通貨はデジタル上で管理されるため、アカウントの乗っ取りや不正アクセスへの対策が欠かせません。国内の交換業者では厳格な管理体制が整えられていますが、利用者側でもパスワード管理や二段階認証の設定など、基本的な対策を行う必要があります。自分の資産を守るうえで、日常的なセキュリティ意識が重要です。
税制が複雑
仮想通貨で得た利益は、原則として「雑所得」に区分され、給与所得などと合算して税額が計算されます。取引ごとに損益を計算する必要があるため、売買の回数が多い場合は管理が複雑になりがちです。一定額以上の利益が出た場合には確定申告が必要になる点も理解しておきましょう。
仮想通貨のメリットを活かしてリスクを抑える方法
メリットとデメリットの両方を踏まえたうえで、安心して利用するために意識しておきたいポイントをまとめます。
余剰資金で少額から始める
仮想通貨の価格は大きく動くことがあるため、生活費とは切り離した余剰資金で始めることが大切です。まずは少額から取引に慣れ、価格変動への感覚をつかむことで、無理のない範囲で継続しやすくなります。最初に資金を大きく投入せず、段階的に進めることがリスクを抑えるうえで効果的です。
金融庁登録済みの国内サービスを選ぶ
仮想通貨を取り扱う際は、金融庁に登録された国内の交換業者を利用するようにしましょう。登録業者は、資産の分別管理やセキュリティ対策など、厳しい基準に基づいて運営されています。サポート体制も整っているため、トラブル時にも安心して利用できます。初心者の場合はとくに、信頼できる事業者を選ぶことがリスクを抑える第一歩になります。
仮想通貨のメリットを理解して、目的に合わせて判断しよう
仮想通貨には、送金のしやすさや資産づくりに役立つ特徴など、従来の金融商品とは異なるメリットがあります。一方で、価格変動や税制などのリスクもあるため、仕組みを理解したうえで自分に合った使い方を考えることが大切です。目的やリスク許容度に合わせて無理のない範囲で取り入れれば、選択肢の幅を広げる手段として活用できます。