
国内の暗号資産取引所の一つであるCoincheck(コインチェック)は、ビットコイン(BTC)を始めとして取り扱い通貨が多く、アプリの使いやすさにも定評があることから、利用している人も多い取引所です。
そんなCoincheckですが、人気の高い家計簿アプリ「マネーフォワード」と連携できるようになったのをご存知でしょうか。
今回は以下のポイントに触れながら、Coincheckとマネーフォワードの連携について詳しく紹介します。
- マネーフォワードとは?
- Coincheckとマネーフォワードを連携するメリット
- Coincheckをマネーフォワードと連携するための準備・方法

執筆Coincheck Column編集部
Coincheck Column編集部は暗号資産の取引経験者やブロックチェーンの知見に深いメンバーで構成されています。これから暗号資産を始める方々に「暗号資産について正しく理解していただき安心して取引できる」ことを目的に執筆しています。/ 運営元:コインチェック株式会社
目次
マネーフォワードとは?
マネーフォワードとは、銀行やクレジットカードと連携して、簡単にPCやアプリで家計簿がつけられるサービスです。
従来の家計簿というと、手書きですべての収支を書き込んでいく手間がありましたが、マネーフォワードはそうした手間を省くサービスを提供しており、主婦やサラリーマンを中心に人気を集めています。
銀行やカードのお金の流れが分かったり、複数の銀行口座の一括管理などができることから、自分が使用したお金の流れを把握するのに重宝されているようです。
特に、レシートを撮影するだけで自動的に仕訳をして家計簿に反映してくれる機能はとても便利で、利用者が多いアプリとなっています。
Coincheckとマネーフォワードを連携するメリット
2017年3月より、Coincheckと家計簿アプリのマネーフォワードが連携したことで、Coincheckの口座の残高管理をマネーフォワードで行えるようになりました。
これによるメリットとしては、大きく2つ挙げられます。
1. 取引の一括管理が可能
1つ目が「取引の一括管理が可能な点」です。
マネーフォワードは複数の暗号資産(仮想通貨)の取引所と連携しているため、複数の暗号資産の取引所の残高を見える化し、まとめて管理することができます。
他の取引所の残高も合算して、リアルタイムで確認できるので便利です。
2. 会計ソフトとの連動で、確定申告書の作成が可能
2つ目が「会計ソフトとの連動で、確定申告書の作成が可能な点」です。
暗号資産は頻繁に取引すればするほど、損益計算が複雑になります。そのため、暗号資産の税金計算には悩まされる人も多いでしょう。
ですが、マネーフォワードと会計ソフトを連動させると、難しい確定申告書の自動作成ができます。
暗号資産を頻繁に取引していてその状況を正しく把握した人や、他の収支と合わせてお金の状況を確認したい人などには役立つでしょう。
Coincheckをマネーフォワードと連携するための準備
実際にCoincheckとマネーフォワードを連携させるためには、まずCoincheckのAPIキーの準備が必要となります。APIキー取得の手順は、次の通りです。
1. Coincheckにログインし、設定メニューの「APIキー」をクリック
2.「新たにAPIキーを追加する」をクリック
3. 表示された画面で「残高」にチェックを入れて「OK」をクリック
4. 二段階認証用の「確認コード」を入力して「送信」をクリック
5.作成した「アクセスキー」と「シークレットアクセスキー」を控えておく
マネーフォワードに限らず、他のアプリやサービスと連携するときにもAPIキーを使用することがあります。紛失してしまうと大変ですので、管理には十分気を付けましょう。
Coincheckをマネーフォワードと連携する方法
CoincheckにてAPIキーを取得したら、いよいよマネーフォワードと連携するための設定を行います。
マネーフォワードをインストールし、アカウント登録を済ませておきましょう。登録には、メールアドレスのほか、生年月日や金融機関の選択などが必要になります。
Coincheckとマネーフォワードを連携させる具体的な手順は次の通りです。
- トップ画面下メニューから「口座」を選択し、口座画面で右上の「追加」を選択
- 上部の検索枠に「コインチェック」と入力
- 控えておいた「アクセスキー」と「シークレットアクセスキー」を入力
ここまで完了すると、数分程度で反映され、連携が開始されます。入力してしばらく経ってから、連携できたかどうかチェックしましょう。
連携が完了すると、Coincheckに保有している暗号資産の残高などのデータを、マネーフォワードでもチェックすることができるようになります。
マネーフォワードにうまく連携できないときは
正しい手順を踏んだつもりでも、マネーフォワードとうまく連携できないときは、登録済み金融機関などの一覧にCoincheckが登録されているかを確認しましょう。
マネーフォワードの「口座」をクリックすることで確認ができます。反映まで時間がかかることもありますが、ここにCoincheckが登録されていれば、連携の設定は完了です。
しばらく経っても登録されていない場合には、アクセスキーとシークレットアクセスキーが間違っている可能性があります。アクセスキーやシークレットアクセスキーは入力ミスをしやすいので、注意しながら再度連携手続きを正しく行いましょう。
初心者にとっても使いやすいCoincheck
国内大手の暗号資産取引所であるCoincheckは、ユーザーの使いやすさ向上に向けて、マネーフォワードとの連携を始め、様々な便利なサービスを追加しています。
Coincheckはアプリの使いやすさや取引の手軽さから、初心者にもおすすめできる取引所です。
なお、Coincheckの口座開設には一定の時間がかかりますので、今後利用や連携などを考えている場合には、早めにCoincheckの登録を済ませておきましょう。