Coincheck(コインチェック)の本人確認は本当に遅い?必要書類とかかる時間は

仮想通貨を取引するための口座を作る際には本人確認が必要です。本人確認は資金がマネーロンダリングなどの不正な目的で使われることを防ぐために、国が金融機関に対して課した義務となっています。
国内仮想通貨の取引所の一つであるCoincheckは、初心者でも使いやすいことで定評がありますが、Coincheckを利用する際にも本人確認は必要となっています。
そこでこの記事では、Coincheckの特徴や本人確認を含む口座開設に必要な手続きなどについて、詳しくみていきましょう。
Coincheck(コインチェック)とは?
Coincheckは2014年8月に誕生した、国内の大手仮想通貨の取引所の一つです。仮想通貨の取引所は仮想通貨の売買や送金、決済、日本円の入出金などができる場所です。
Coincheckは、初心者にとっても取引がしやすく、見やすいデザインが特徴です。また、スマホアプリも初心者向けに使いやすく設計されています。
他にも、ビットコイン(BTC)だけでなく、ビットコイン(BTC)以外の仮想通貨であるアルトコインを多数取り扱っていることでも知られています。
Coincheck(コインチェック)の魅力
続いて、Coincheckを利用する魅力をいくつかご紹介します。
1. 初心者でも容易に操作できる
Coincheckの魅力の1つ目は、取引画面はPC、スマホアプリともに分かりやすくできており、初心者でも迷うことなく容易に操作できることです。
スマホアプリのコインチェックアプリでビットコイン(BTC)を購入する際は、たったの3ステップで購入まで完了します。
2. 取り扱い仮想通貨の種類が多い
2つ目は、取り扱っている仮想通貨の種類が多いことです。
Coincheckでは、2018年12月時点にて、ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)、イーサリアムクラッシック(ETC)、リスク(LSK)、ファクトム(FCT)、ネム(XEM)、ライトコイン(LTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)の取り扱いがあります。
以前はモネロ(XMR)、ダッシュ(DASH)、ジーキャッシュ(ZEC)などの匿名性の高いアルトコインの取り扱いもしていましたが、2018年に取り扱いを停止しました。
しかし、Coincheckはリスク(LSK)やファクトム(FCT)などのマイナーなアルトコインの取り扱いもあり、依然として国内の仮想通貨取引所の中では、取り扱いコイン数の多い取引所となっています。
3. 貸仮想通貨サービスがある
3つ目は貸仮想通貨サービスがあることです。
貸仮想通貨サービスとは、仮想通貨をCoincheckに一定の期間預け入れて期間が満了すると、最大で年率5%の利用料をつけてくれるというサービスです。貸出期間は14日間・30日間・90日間・365日間から選ぶことができます。
貸仮想通貨サービスは、銀行の定期預金のようなものをイメージすると分かりやすいでしょう。ただし、銀行の定期預金とは異なり、預金保護の対象にはならない点に注意が必要です。
Coincheckでの口座開設手順
続いて、Coincheckで口座を開設する手順を解説します。まずは、公式サイトにアクセスしてアカウントの登録を行いましょう。
メールアドレスまたはFacebookのアカウントで登録ができます。
しばらくすると、登録したメールアドレス宛にCoincheckから確認のメールが送られます。メールに記載のURLをクリックすれば、アカウント登録は完了です。
SMS認証
次に電話番号の認証を行います。携帯電話のSMSで送られた認証コードを、サイトの入力画面に入力して「認証」をクリックします。
本人確認書類のアップロード
続いて、本人確認書類を提出しましょう。運転免許証やパスポートなどの顔写真入りの証明写真の画像をアップロードします。
IDセルフィーのアップロード
同時に、本人確認書類と一緒に自分の顔を撮影した「IDセルフィー」をアップロードすると、本人確認作業が終わります。
あとは、登録住所に送付されるはがきの到着を待つだけです。はがきが到着すると、Coincheckのすべての機能を利用することができるようになります。
なお、本人確認の完了前でも、アカウントがあれば入金をして仮想通貨の購入・売買はできますが、日本円の出金・送金などができません。すべての機能を使用するために、本人確認の手続きをしておきましょう。
本人確認に必要な書類
本人確認に必要な書類は、顔写真入りのものを提出します。Coincheckで認められている書類は、下記になります。
- 運転免許証(裏面もご提出ください)
- パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」をご提出ください)
- 在留カード(裏面もご提出ください)
- 特別永住者証明書(裏面もご提出ください)
- 運転経歴証明書(裏面もご提出ください。交付年月日が平成24年4月1日以降のもの)
- 住民基本台帳カード(裏面もご提出ください)
- 個人番号カード(裏面は提出不要です) ※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類として利用できません。 ※「学生証」は本人確認書類として利用できません。
なお、Coincheckで書類を受領した時点で、作成日・発行日から6ヶ月以内か有効期限内の書類に限り有効です。
本人確認が終了するまでの時間の目安は?
本人確認はどれくらいの時間で完了するのでしょうか。
まず、本人確認が完了した旨のメールは数日程度で届きます。その後、手続き完了を知らせるハガキが届くまでは、本人確認完了メールが送信されてから、さらに数日〜数週間程度後となります。
ただし、口座開設の申し込みが殺到している時期などの場合には、目安の期間よりも長くかかることもあります。
なお、Coincheckでは本人確認の完了レベルによって、利用できるサービスが異なっています。
本人確認書類を提出後、はがきを受け取っていない段階でも、アカウントがあれば入金をして仮想通貨の購入・売買はできます。ですが、日本円の出金・送金などはできません。
本人確認の手続きがすべて完了したことを知らせるはがきが到着すると、Coincheckの機能のすべてを利用できるようになります。
本人確認ができない場合は
上記の期間はあくまで目安です。申し込みの殺到以外にも通常より時間がかかってしまうケースがいくつかあることを知っておきましょう。
入力した個人情報に間違いがある
通常より本人確認が遅れる代表的なケースは、入力した個人情報に間違いがあるときです。
たとえば、本人確認書類に書かれている住所と入力した住所が一致していないときは、手続きが進みません。あらかじめ住所変更して、証明書の記載内容と実態が一致するようにしておきましょう。
アップロードした本人確認書類が鮮明でない
アップロードした本人確認書類が鮮明でないときも、本人確認が進まない原因の1つとなっています。写真は明るい場所で、帽子などはかぶらずに顔がよく見える状態で撮影するようにしましょう。
入力した情報が正しいかどうかはCoincheckにログインして「設定」から「本人確認」に進んで確認できます。本人確認書類を提出する前には、入力ミスがないかどうかをチェックしておきましょう。
本人確認が終了したら日本円の入金
はがきが届いてCoincheckの機能がすべて利用できるようになったら、Coincheckの口座に日本円を入金しましょう。
入金の方法には、例えば銀行振込やコンビニ入金があります。
銀行振込では、Coincheckの取引画面で「日本円の入金」をタップし、入金方法を選択します。「銀行振込」を選択すると、Coincheckの振込先口座の情報が表示されますので、振込を完了させてください。
コンビニ入金の場合は、入金方法の選択で「コンビニ入金」を選択し、入金金額を入力します。次に利用するコンビニを選択し、表示された受付番号を選択したコンビニの店頭で提示して支払いを完了します。
Coincheckで仮想通貨を購入する手順
入金が完了したらパソコンやスマホアプリで取引をしてみましょう。スマホアプリなら、仮想通貨の購入はたったの3ステップで完了します。
スマホアプリで仮想通貨を購入するためには、まずコインチェックアプリをインストールしましょう。
コインチェックアプリ(iOS)で購入する場合
アプリを立ち上げたら、左メニューから「チャート」を選択し、購入したいコインを選択した上で、チャート画面下部の「購入」を選択します。
続いて、円貨で購入数量を指定し、購入ボタンを押し確認画面で実行することで購入できます。
コインチェックアプリ(Android)で購入する場合
アプリを立ち上げたら、左メニューの「コイン購入」をタップします。そして、表示されたコインの中から、購入を希望するコインを選びます。
続いて購入するコインの数量を入力し、購入金額を確認しましょう。最後に「購入する」ボタンをタップして購入手続きは完了です。
仮想通貨取引をしたいならまずは口座開設を
Coincheckの本人確認は、他の取引所と比べて特別遅いということはありません。
ただし、口座開設の申し込みが殺到する時期などは、本人確認に時間がかかってしまうケースがあることは知っておくとよいでしょう。
また、入力ミスや提出した本人確認書類との情報が一致しないときには、通常より遅くなってしまうこともあります。
今後Coincheckで仮想通貨の取引をしたいと思っている人は、タイミングを逃すことなく取引するために早めに口座開設の申し込みをしておくのがおすすめです。