
仮想通貨(暗号資産)を始めるには、まず仮想通貨についての最低限の知識を得ることが大切です。仮想通貨について知ることができたら、次は実際に仮想通貨を購入する段階になります。
仮想通貨を購入するには、まず仮想通貨の取引所に登録をして日本円を入金することが必要です。
仮想通貨は数百円からでも購入することもでき、取引自体も非常に簡単に行えます。今回の記事では、初心者でも簡単に仮想通貨取引ができるように、
◎日本円の入金方法
◎仮想通貨の入金方法
◎仮想通貨を出金する方法
などについてご紹介したいと思います。

執筆Coincheck Column編集部
Coincheck Column編集部は仮想通貨の取引経験者やブロックチェーンの知見に深いメンバーで構成されています。これから仮想通貨を始める方々に「仮想通貨について正しく理解していただき安心して取引できる」ことを目的に執筆しています。/ 運営元:コインチェック株式会社
目次
仮想通貨・ビットコイン購入のための入金の種類を知ろう
各仮想通貨の取引所では入金の種類がいくつかあります。国内の代表的な取引所であるCoincheckを例にしてご紹介したいと思います。
1. 銀行振込
まず一番スタンダードな入金方法は、銀行振込です。
入金手数料が0円(銀行への振込み手数料は掛かります)で、コンビニATMなどからも振込みが可能なので利用しやすいのが特徴です。
また、2018年10月9日から、全国銀行協会(全銀協)は、24時間365日いつでも他行口座にお金を即時に振り込める新システム(モアタイムシステム)を稼働させました。
これによって、年末年始などを除いた平常時は、全国銀行資金決済ネットワークのモアタイムシステムに参加している銀行からはCoincheckに24時間お振込みが可能となり、Coincheckによる確認完了後、アカウントへ入金が反映されるようになりました。
一方、ご利用の銀行がモアタイムシステムに加盟していない場合は、お振込みの翌営業日以降、Coincheckによる確認が完了次第、アカウントへ入金が反映されます。なお、システムメンテナンスの発生等によりアカウントへの反映に時間を要する場合もあります。
※全国銀行資金決済ネットワークのモアタイムシステムに関してはこちらよりご確認ください。
2. コンビニ入金
続いて、コンビニ入金です。
コンビニ入金とは、コンビニ設置端末で日本円を入金する方法です。全国のコンビニエンスストアで簡単に手続きが可能です。
3. クイック入金
クイック入金(ペイジー決済)とは、パソコン・携帯電話・ATMから入金ができるサービスです。金融機関の営業時間に左右されずに、24時間365日決済が可能です。
急な値動きに対応したい場合は、大変便利な入金方法となり、Coincheckへの入金もすぐに反映されます。
Coincheck(コインチェック)での入金手順
1. 銀行振込の方法
初心者の方にとっては、安心に取引ができる銀行振込が簡単です。
またCoincheckにアカウントを保有していない方は、まずは新規登録し、本人確認を完了させて、口座を開設します。
その後、アカウントにログインして「ウォレット」→「日本円の入金」をクリックすると、入金方法を選択する画面が出てきます。
そこから「銀行振込」を選択し、振込先を確認し、そちらに銀行振込を行います。なお、住信SBIネット銀行に振り込む際は、振込人名義を「ユーザーID+口座名義」にして振込を行います。
2. コンビニ入金
コンビニ入金は手持ちの現金を利用して入金することができ、即時に反映されるので利便性も高い入金方法です。
銀行振込と同様にCoincheckにログインして手続きを行います。コンビニ入金をする場合は、SMS承認を設定しておく必要があります。
コンビニ入金を選択すると、電話番号・メールアドレス・入金金額を入力する画面がきます。入金金額を入力するとファミリーマートやローソン、ミニストップなどCoincheckで入金をすることができるコンビニの一覧が出てきますので、そこから選びます。
コンビニを選択すると、企業コード・注文番号・支払う金額が記載される画面が出てきますので、スクリーンショットを撮りコンビニで支払いをします。なお、Coincheckでのコンビニ入金の手数料は、3万円未満が770円、3万円以上30万円以下が1,018円となっています。
3. クイック入金
クイック入金も、コンビニ入金同様に即時に反映されるシステムになっています。即入金をしたい場合はクイック入金が簡単です。
クイック入金はペイジー(Pay-easy)を利用して、インターネットバンキングやATMから日本円を入金する方法です。クイック入金もコンビニ入金同様にSMS認証を設定しておく必要があります。
クイック入金の流れも簡単で、Coincheckにログイン後、「日本円を入金する」をクリックします。そして、コンビニ入金の横に「クイック入金」のタブがありますので、そちらをクリックします。
必要事項を入力してから支払い金額にチェックをして決済番号を取得します。決済番号を控えたら、インターネットバンキングやATMから決済を行います。
また、使用している金融機関によってはクイック入金が使用できない場合もありますので、あらかじめ対応しているかを確認してからクイック入金を行いましょう。
クイック入金の手数料は、3万円未満が770 円、3万円以上~50万円未満は1,018円、50万以上の場合は入金額×0.11%+486円になります。
※手数料は、2019年12月1日時点の金額です。
Coincheck(コインチェック)への仮想通貨の入金方法
続いて、仮想通貨の入金方法についてです。
まずCoincheckへログインし、「コイン受取」のタブをクリックすると、Coincheckで取り扱いをしている仮想通貨が一覧となって出てきます。
そこで自分が入金(購入)したい仮想通貨を選択すると、その通貨専用のアドレスが表示されます。
この表示されたアドレスあてに仮想通貨を送金して、取引承認の手続きが完了したら、Coincheckのアカウント内に残高が反映されます。ここで注意しなければならないのが、アドレスの入力ミスや仮想通貨の選択ミスです。
間違ったアドレスに送金をしてしまったり、送金する仮想通貨を間違えてしまうと、基本的に自分の手元には戻ってきません。このようなミスには十分注意して、初めて仮想通貨を送金する際には、まずは少額からテストするのがおすすめです。
Coincheck(コインチェック)の出金方法は?
入金手続きは理解できたという方は、出金の方法も理解しておきましょう。
まず、前提として「本人確認」が完了していないと、Coincheckから出金することができません。本人確認が完了していなくても入金をすることはできるため、忘れずに本人確認を完了させるようにしましょう。
本人確認は、電話番号の承認(SMS認証)、本人確認書類の提出、IDセルフィーの提出、ハガキの受け取りによって、完了します。
特に、最後のハガキの受け取りが出来ておらず、本人確認が完了していないケースもありますので、忘れずに受け取るようにしましょう。
1. 出金の種類
Coincheckからの出金方法は銀行振込のみです。通貨は現在は日本円のみとなっています。
2. 出金が反映されるまでの時間
Coincheckで出金申請が完了したら、即日口座に振り込まれるわけではありません。口座への着金まで、通常1〜2営業日かかります。
状況によってはもう少し日数がかかる場合があるので、多少の着金の遅れなどを頭に入れながら手続きを行うようにしてください。
初めて仮想通貨の取引を始めるなら?
仮想通貨の取引を行う取引所を初めて利用する場合、その簡単さに驚いてしまう方も少なくありません。操作方法が簡単なので、逆に違和感を感じることもあるそうです。
仮想通貨の取引所の操作に慣れる
この簡単さは、初心者にとってみては仮想通貨を手軽に取引を行うことができるので嬉しいシステムですが、デメリットもあります。
操作が簡単なため、時として誤発注などをしてしまうことがあります。このようなミスを避けるためには、まずは取引所の基本操作になれることが大切です。
初めての仮想通貨取引は余剰資金で行う
Coincheckでも様々な種類の仮想通貨を取り扱っているため、色々な仮想通貨を売ったり買ったりしてみたくなると思います。しかし、初心者が最初から大金を投じて仮想通貨を売買するのにはリスクがあります。
そのため、まずは取引の操作になれたり、仮想通貨についての最低限の知識をもったりした上で始めることが重要です。例えば最初は余剰資金の一部を取引に回して様子を見つつ、慣れてきたら投資額を増やすのが良いでしょう。
仮想通貨の分散投資を行う
株取引やFXでも同じことを言えますが、一種類の仮想通貨に集中して投資をするよりも、複数の仮想通貨に分散して投資を行った方が、リスク分散ができるといわれています。
そのため、どうしても1種類しか投資したくないということでなければ、例えば数種類の仮想通貨に分散投資をするのも良いでしょう。
また、投資する時期を分散させる方法もあります。例えば最初にある程度購入して、価格が下がってきたらまた購入したりと、購入するタイミングを分散させることで、含み損のリスクを減らすのも良いかもしれません。
中長期的な目線で仮想通貨の取引を行う
1つの仮想通貨を保有する期間は、数秒、数分から数日、数ヶ月から数年など、たくさんの選択肢があります。
例えば日中は仕事で仮想通貨に時間を割けない方は、比較的長い期間をもって1つの仮想通貨を持った方が、日々の価格変動に一喜一憂することがなく良いかもしれません。
特に初心者の場合は、いきなり短期トレードで良い結果を出すことは難しいと言われていますので、中長期的に運用するのも良いでしょう。
また、ビットコインFXなどと呼ばれているレバレッジ取引は、初心者にとっては難易度の高い取引です。例えばレバレッジが25倍であれば、10万円を証拠金として預ければ250万円分の取引ができるため一見魅力的に見えますが、その分損失リスクも大きくなります。
仮想通貨の知識や投資の知識がそこまでない人は、むやみに手を出さない方が安心です。
※Coincheckでは、2020年3月13日をもちまして、レバレッジ取引のサービス提供を終了いたしました。
仮想通貨の入金についてのまとめ
今回は、日本円の入金方法や、仮想通貨の入金方法をCoincheckを例にしてご紹介しました。Coincheckに登録をし、本人確認が完了したらすぐに入金や出金を行うことができます。
最後に、この記事で紹介した内容を振り返りましょう。
◎Coincheckへの日本円入金方法は3つ
- 安心・簡単に取引ができる銀行振込
- 手持ちの現金を入金することができ、即時に反映され利便性のコンビニ入金
- ペイジー(Pay-easy)を利用したクイック入金
◎Coincheckへの仮想通貨の入金方法
- Coincheckへログインし、「コイン受取」のタブをクリック
- 入金(購入)したい仮想通貨を選択
- 通貨専用のアドレス宛に仮想通貨を送金
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◎初めての仮想通貨取引のために知っておきたいこと
- 少額取引から始めるなど、仮想通貨の取引所の操作に慣れる
- 余剰資金の一部で取引をし、慣れてきたら投資額を増やしていく
- 複数の仮想通貨に分散して投資を行い、リスクを分散する
仮想通貨の入金方法には色々ありますが、まずは銀行振込を利用するのが良いでしょう。銀行振込の場合は手続きも簡単で、取引所が利用している銀行を使えば手数料も比較的に安く抑えられたり、振込手数料が無料になることもあります。
そして、仮想通貨の購入は余剰資金から行うことや、分散投資でリスクを減らすことができることなどもご紹介しました。仮想通貨を始める方は、まずは情報収集を行い、日々値動きをチェックするところから初めてみましょう。
仮想通貨のチャートは日々激しく動いています。「この仮想通貨を購入したい!」と思ったらすぐ購入できるように、まずはCoincheckへ新規登録をして、入金まで済ませておくことをおすすめします。