仮想通貨(暗号資産)の価格はなぜ上がる?仕組みを理解し急騰に備えよう!

未来の通貨として期待される一方、投資対象としても人気が出てきている仮想通貨(暗号資産)。これまでも短期間に価格が急変動するなど、株やFXよりも高い変動率を記録することも珍しくありませんでした。

なぜそんなにも仮想通貨の価格が上がるのか? 考えられる理由をご紹介します。

この記事を読み、仮想通貨の価格が上がる背景を理解すれば、今後の取引を有利に行うことができるでしょう。

執筆Coincheck Column編集部

Coincheck Column編集部は仮想通貨の取引経験者やブロックチェーンの知見に深いメンバーで構成されています。これから仮想通貨を始める方々に「仮想通貨について正しく理解していただき安心して取引できる」ことを目的に執筆しています。/ 運営元:コインチェック株式会社

仮想通貨が値上がりする6つの要因

仮想通貨

一般的に、価格というものは需要と供給のバランスで決定されるといわれています。

需要というのは、それを欲しいと思う人がどれだけ多いかということで、供給というのは、通貨量など市場にある数をいいます。そのため、供給よりも需要が大きくなっていると値上がりする傾向にあります。

そこで仮想通貨が値上がりする要因として考えられるのが、以下のポイントです。

1. 将来、需要が大きくなると予想される

1つ目が「将来、需要が大きくなると予想される」場合です。

例えば、仮想通貨の普及を期待させるニュースが流れると、今後買う人が増えると予想されて、値上がりすることがあります。また、仮想通貨で決済ができる飲食店や小売店が増えることにより、仮想通貨の需要が増して価格が上昇するケースも考えられます。

さらに、投資対象としての仮想通貨に将来性を感じ、取引を始める人の数が増えることにより、仮想通貨の需要が拡大して価格が上がる可能性も考えられます。

2. 仮想通貨の知名度が上がる

2つ目が「仮想通貨の知名度が上がる」場合です。

例えば、大企業が仮想通貨の採用を決めたケースや、有名店舗で導入されたケースなど、身近なところで仮想通貨が知られるようになった場合などにも、価格が上昇することがあります。

特に、大手企業との提携に関するニュースは価格上昇の要因になります。例えば、リップル(XRP)が2018年1月に国際送金大手の米マネーグラム社との提携を発表したときには、価格が25%以上急騰しました。

ただし、知名度が上がったからと言って、悪いニュースでは逆効果な場合もありますので、その点は注意が必要です。

3. 仮想通貨の取引所への上場

3つ目が「仮想通貨の取引所へ上場した」場合です。

国内外問わず、仮想通貨の取引所は多くありますが、利用者の多い取引所に上場するほど仮想通貨は価格が上がりやすくなる傾向があります。利用者が多い取引所では、通貨の流動性が高く取引されやすくなるためです。

また、大手の取引所に上場すると仮想通貨の知名度も高くなるため、価格は上昇する傾向にあります。

4. 仮想通貨のアップデートによる影響

4つ目は「仮想通貨がアップデートされた」場合です。

ビットコイン(BTC)をはじめとする仮想通貨にはそれぞれ開発者がいて、送金速度の向上やセキュリティ強化のために日々開発を進めています。そして、アップデートにより性能や利便性が上がった通貨は、それに伴い価格も上昇する傾向にあります。

アップデートにより価格が高騰した有名な例としては、イーサリアム(ETH)が挙げられます。イーサリアムは「フロンティア」、「ホームステッド」、「メトロポリス」とアップデートを重ねることにより、リリース当初の「1ETH=約500円」から最高で「1ETH=16万円台」まで価格が上昇しました。

5. バーン(Burn)で供給量が減少する

5つ目は「バーンにより通貨の供給量が減少した」場合です。

英語で「焼却」を意味するバーンは、すでに発行し市場に流通している仮想通貨の枚数を減らす行為のことを意味します。通貨の供給量を減らすことで希少価値を上げ、価格を上昇させるのが目的です。

最近では、2019年11月にステラルーメン(XLM)が総供給量の約半分となる550億トークンをバーンしたことを発表し、それに伴い価格が約20%急騰しました。

6. 通貨危機による影響

6つ目は「通貨危機の影響で仮想通貨の需要が増える」場合です。

通貨危機とは、経済情勢が不安定な新興国などで、自国のフィアット(法定通貨)の対外的な価値が急激に下がる現象のことをいいます。通貨危機の状態にある国では、自国通貨のさらなる価値の減少を恐れ、所有するフィアットを世界的に信用の高いドルや仮想通貨などと交換する国民が多くなります。

このように、通貨危機の状態にある国で仮想通貨の需要が急増することで、仮想通貨の価値が上昇するというケースもあります。最近では、2019年11月に自国通貨ペソの急落が続くアルゼンチンの仮想通貨取引所で、他国の取引所のビットコインより32%以上高い「1BTC=約1万2,300ドル」というプレミアム価格を記録しました。

しかし、通貨危機による価格上昇は当該国のみが対象となることが多く、他の国では価格変動の影響を受けないことがほとんどです。

仮想通貨の値動き幅が大きい理由

仮想通貨
仮想通貨は、株やFXに比べると価格変動が大きいことで知られています。その理由としては、以下のような理由が考えられます。

1. 取引量が少ない

1つ目が「取引量が少ない」点です。

株式投資やFXに比べて、仮想通貨市場に参入している人が少ないため、一部の大口投資家が動くだけで、全体の価格に影響を及ぼすことがあります。今後購入者が増えてくれば、全体的に価格は安定していくものとも考えられています。

2. 1日あたりの値動きに上限がない

2つ目が「1日あたりの値動きに上限がない」点です。

株の場合は、ストップ安やストップ高といって、1日の値動きに上限が設定されています。これにより、急激な価格変動を防いでいます。

それに対して、仮想通貨は、1日あたりの値動きに上限がありません。上昇するときは、株などのほかの金融商品を超える価格変動をすることもあります。

3. プロの投資家が少ない

3つ目が「プロの投資家が少ない」点です。

仮想通貨には、まだプロトレーダーなどがそう多くは参入していないといわれています。そのため、株やFXなどに比べると、初心者でも勝ちやすい場合もあります。

また、機関投資家などが参入してくれば相場への影響は大きく、価格を吊り上げる可能性もあるでしょう。

4. 国による規制に左右されがち

4つ目が「国による規制に左右されがち」な点です。

仮想通貨はまだ発展途上であり、各国が規制や認可などで模索をしている状態です。仮想通貨に悪い規制のニュースであれば価格は下落し、法整備などの良いニュースなら価格は上昇しやすくなります。

仮想通貨を買うタイミング

仮想通貨

仮想通貨を買うタイミングとして、初心者が理解しておきたいポイントには以下が挙げられます。

1. 長期保有

1つ目が「長期保有する場合は売買タイミングをそこまで意識しなくても良い」点です。

もし、仮想通貨の将来性を期待し、長い目で保有するつもりなら、そこまで売買タイミングを気にしなくても良いでしょう。仮に仮想通貨が大幅な価格上昇をすれば、数年単位で保有することで、大きな利益を得ることができます。

2. 下落した後

2つ目が「下落した後に買う」点です。

初心者で買うタイミングが分からないという人は、下落した後など、価格が安くなったタイミングで買う方法もあります。

一時的な下落局面などどうまく購入することができれば、長い目で見るとお得な値段で手に入れることができたと言えます。ただし、そのまま価格が下落していく場合もありますので、その点には注意が必要です。

仮想通貨の始め方

仮想通貨を買うためには、まずは仮想通貨の取引所にアカウントを作る必要があります。

個人情報を入力して、本人確認書類の画像を提出し、後日自宅に届くハガキを受け取れば、簡単に口座開設することができます。口座開設をしたら、次は日本円の入金です。

仮想通貨を買うための日本円を銀行振込などで入金し、実際に買いたい仮想通貨を購入します。購入した仮想通貨は、買い物時の決済に使えるだけでなく、価格が上昇したタイミングで売れば利益を出すこともできます。

また、ほかのアカウントなどに送金することも可能です。取引所の口座開設から仮想通貨の取引まで、特に難しい手順はないので、初心者でも簡単に始めることができるでしょう。