仮想通貨ネム(NEM/XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説

仮想通貨ネム(NEM/XEM)は、2015年に誕生した比較的新しい仮想通貨(暗号資産)で、PoIやハーベスティングといった独自の仕組みを採用しています。

この記事ではネム(NEM/XEM)の特徴や仕組み、今後の将来性について初心者にもわかりやすく解説します。

2020年12月17日にローンチ予定のシンボルについての詳細が知りたい方は以下の記事をご覧ください。

執筆Coincheck Column編集部

Coincheck Column編集部は仮想通貨の取引経験者やブロックチェーンの知見に深いメンバーで構成されています。これから仮想通貨を始める方々に「仮想通貨について正しく理解していただき安心して取引できる」ことを目的に執筆しています。/ 運営元:コインチェック株式会社

2015年に誕生した仮想通貨ネム(NEM/XEM)



ネム(XEM)という名称は「New Economy Movement」の頭文字から取られています。

つまり、「国や政府、中央銀行といった既存の枠組みを離れた、新しい経済のしくみを目指す」ことを目標として生まれました。多くの仮想通貨も同じ理念のもとに作られてきましたが、それをあえて通貨の名称にするあたりに、開発グループの意思が感じられます。

ネム(XEM)は比較的新しい通貨なのですが、その仕様や機能の点で特徴的なポイントを持っています。

ネム(NEM/XEM)の特徴について

仮想通貨ネム(XEM)の特徴

ネム(XEM)の仕様や機能には、ほかの仮想通貨には無い、独特なものがあります。そのなかでも代表的な仕様や機能についてご紹介します。

承認報酬が偏らない「PoI」を採用し「ハーベスティングを行う」

ビットコイン(BTC)など多くの仮装通貨では、取引データを承認する作業を「マイニング」と呼び、マイニング作業に対して報酬が支払われます。

それらの仮想通貨は、Proof of Work (PoW)というコンセンサスアルゴリズムを採用し、「作業量に見合った報酬を支払う」仕組みになっています。

しかし、マイニングで多くの利益を得るためには、高価で大がかりな設備と大電力が必要になります。これでは、資金力を持つマイナーばかりが報酬を独占してしまうことになります。

そこで、ネム(XEM)ではProof of Importance(PoI)という独自のしくみを採用しました。

これは、ネム(XEM)専用のウォレット「Nano Wallet」にある、ネム(XEM)の「保有量」「保有期間」などから得られるスコアによって、ネットワーク運営にどれだけ貢献したかを評価するというものです。

Nano Walletにネム(XEM)を一定量以上保有しておくと、1日ごとにスコアが加算されていきます。この既得バランスと呼ばれるスコアが10,000XEM以上を超えた時点で、データの承認作業に参加することができる様になり報酬を得る資格を持つことができるのです。

マイニングではなく「ハーベスティング」と呼ぶ理由は?

ネム(XEM)では、データの承認作業に参加し、報酬を得ることを「ハーベスティング」と表現します。マイニングは「採掘」、ハーベスティングは「収穫」です。

ビットコイン(BTC)などで採用されている「PoW」では、ローカルマシンの計算能力を使ってブロックのデータを承認していく作業が必要です。つまり、働いた分の報酬を得る、という感覚です。

しかし、ネム(XEM)で採用されている「PoI」では、アカウントの重要度によって報酬が支払われます。もちろん、貢献度が反映されてNano Walletの残額が10,000XEMを超えれば、データの承認作業に参加することはできますが、それをしなくても重要度に見合った報酬を得ることもできるのです。

処理が速く、スピーディーな取引が可能

データの処理速度は、そのまま取引のスピードに直結します。処理速度は仮想通貨にとっては非常に大切なところで、スピードが遅くなればなるほど、通貨としてはマイナスに作用します。

その点、ネム(XEM)は「処理の速さ」には定評があります。ブロック1つあたりの生成スピードがビットコイン(BTC)では10分程度かかるところが、ネム(XEM)はわずか1分程度です。

高額の送金では送金先に着金するまで非常に気にかかるところではありますので、このスピード感は大きな信頼につながります。

通貨の供給量が増えることがない

ネム(XEM)は、公開当初に約90億XEMが配布され、それ以降は、新たなコインの発行をしていません。多くの仮想通貨はマイニングによって新規コインを発行していますので、市場に出回るコインの総量は年々増え続けています。

しかし、ネム(XEM)の場合、今以上に供給量が増えることがないのです。これは、「市場に流通するコインが増えすぎて、インフレを起こす」不安を軽減させます。

ネム(NEM/XEM)の今後/シンボルとは?

仮想通貨ネム(XEM)の将来性

シンボル(Symbol)とは、ネム(NEM)の大型アップデートで新しく誕生するプラットフォームの名前です。メインネットは2020年12月17日にローンチ予定。

ネムからシンボルに変わることによって、主に以下の点が向上すると推測されています。

・セキュリティが強化される
・処理速度が速くなる
・実用性がアップする

現在ゼム(XEM)を持っている場合は、同じ数量のジム(XYM)を受け取ることが可能です。今のところ移行期間は立ち上げ後6年となっており、6年の間に請求されなかったジムはコミュニティ投票によって消滅してしまいます。