「モナコインの次の半減期っていつ?」
モナコイン(Monacoin/MONA)を買い増ししたい、または保有しているモナコインをベストなタイミングで売却したいと考えている方にとって、モナコインの半減期は気になるポイントかと思います。
結論からお伝えすると、現状のペースであればモナコインの次の半減期は「2020年9月9日午前中」になる見込みです。
この記事では、半減期に関する詳細情報と、半減期に向けて何をすべきなのかについて解説します。
モナコインの半減期が近くまで迫る今、できるだけ早く手を打つことが大切です。
半減期前後の動向をしっかり予測し、事前に適切な対策をしておけば、利益を出したり、または損を最小限に抑えたりすることが可能だからです。では、さっそく見ていきましょう。
また、半減期後のモナコイン価格について気になる方は「半減期後のモナコインはどうなる?」を読んでみてください。
目次
モナコインの半減期とは?仕組みを解説
モナコイン半減期の時期や対策についてお伝えする前に、「モナコイン半減期の基礎知識」をお伝えします。
「半減期に向けて、何をするべきか」を考える上で、基礎を理解していることが重要になるためです。
もう十分に理解できているという方は、この章は飛ばして、次の『2. 次のモナコインの半減期は2020年9月頃になる予測 』からお読みください。
そもそもモナコインとは?
モナコインとは、日本で初めて生まれた仮想通貨です。
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の掲示板上でアイデアが生まれ、2ちゃんねるのアスキーアート「モナー」をモチーフにしています。
モナコインは、以下の特徴を持つユニークなコインといえます。
- 世界で初めてSegwit(セグウィット)を採用し、多くのデータを短時間で処理することが可能
- 海外送金、ネットショップ、投げ銭などさまざまな形で使われる珍しい存在の通貨
- 2ちゃんねる(現5ちゃんねる)発祥であり、モナコインを盛り上げるコミュニティが存在する
半減期とはマイニング報酬が半分になるタイミング
ユニークな特徴を持つモナコインですが、「モナコインの半減期」とはマイニング報酬が半分になるタイミングのことです。
モナコインには、特定の発行者や管理者はいません。ユーザーがモナコインのマイニング(採掘)を行う、非中央集権型の仮想通貨です。
マイニングによって新しいブロックを生成したユーザーには、報酬としてモナコインが支払われます。
このマイニングの報酬として支払われるモナコインが半分になることを「半減期」といいます。
具体的には、モナコインのマイニング報酬は、最初は1ブロック生成するごとに「50MONA」でした。
それが1回目の半減期で25MONAになり、2回目の半減期で12.5MONAになり、3回目の半減期で6.25MONAとなり…と減っていき、最終的には限りなくゼロに近づいていきます。
半減期の役割は発行量のコントロール
このように半減期が設けられている理由は、モナコインの発行量をコントロールするためです。
モナコインには1億512万MONAという発行上限数が定められています。もし半減期がなければ、マイニングが急速に進み、早い時期に発行上限に到達してしまうかもしれません。
世の中の需要を上回る量が流通すればインフレとなります。インフレとなればモナコインの価値が下がるリスクがあり、モナコインにとってネガティブな状況になります。
そこで、モナコインの発行スピードをゆるやかにコントロールするために、半減期が設けられているというわけです。
投資家が半減期に注目すべき理由
半減期は、マイニングを行っていない投資家にとっても、注目すべきタイミングとなります。それは「半減期の前に仮想通貨の価格が上がる」ケースが多いためです。
その理由としては、「半減期を迎える=発行上限が近づいた」ことを示しているので、希少性の高まりを期待して購入する人が増えることが挙げられます。
これは、店頭で販売されている商品でも、「残りわずか!」と言われると、途端に買いたくなる心理に似ています。
例としてビットコイン(BTC)の前回の半減期の状況を見てみましょう。2016年7月10日に半減期を迎えましたが、このときの相場は以下の通りでした。
- 6月初旬〜月末まで:価格が上昇
- 7月以降:上下を繰り返しつつ全体的に下降して安定
つまり、2016年7月の半減期では、予測される時期の1ヶ月ほど前に値上げのピークが来て、その後、徐々に値を下げていることがわかります。
さらに詳しく半減期について学びたい方は、以下のページも参考にしてみてください。
次のモナコインの半減期は2020年9月9日頃になる予測
本章では「モナコインの次回の半減期」について、具体的に見ていきます。
冒頭でも触れた通り、モナコインが次の半減期を迎える時期は2020年9月9日頃の見込みです。その背景を解説します。
モナコインの半減期周期は約3年半(1,051,200ブロック)
モナコインは「1,051,200ブロックごと」に半減期を迎える周期で設定されています。
年数への換算は、マイニングのスピード次第で変動するものの、「約3年半」が目安とされています。
モナコインの前回の半減期は2017年7月16日
モナコインの前回の半減期は2017年7月16日でした。
ちょうど3年半後の日付は2021年1月13日。しかし、今はこれより早いペースでマイニングが進んでいるため、注意が必要です。
最新データでは、2020年9月9日に半減期を迎える見込みとなっています。
出典:モナコイン情報サイト
最終更新:2020-09-08-15:05 ※すべて日本時間です
半減期の正確な時期は、マイニングのペースで前後します。最新情報はカウントダウンページを小まめにチェックしましょう。
モナコイン半減期で相場への影響は?
2020年9月に予想されるモナコインの半減期。相場への影響はどうなるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
前回の半減期前は価格が上昇
まず、前回の半減期前後の相場を確認します。
2017年7月16日に半減期を迎えましたが、その前後のチャートは以下の通りです。
出典:CoinMarketCap
約3ヶ月前の4月半ば頃から値が上がり始め、2週間前の7月初旬にピークを迎え、その後いったん値を上げてから徐々に下落していったことがわかります。
今回も希少性が高まり価格上昇の可能性あり
2回目となる今回の半減期も、希少性が高まり価格上昇の可能性は十分にあります。
ただ、前回と異なり気になるのは、新型コロナウイルスの影響ではないでしょうか。
そこで、コロナ渦のまっただ中である2020年5月11日(日本時間5月12日)に3回目の半減期を迎えたビットコイン(BTC)の例を見てみましょう。
3月11日のWHOによる新型コロナウイルス感染症パンデミック宣言を受けて、3月12日に世界同時株安となりました。ビットコインも急落しています。
しかしその後、半減期に向けて価格は上昇したことがわかります。
コミケ・オリンピック中止により高騰の期待は薄い
当初は「モナコインの半減期と、コミケやオリンピックの時期が重なることで、急騰もあり得るのでは?」と見立てる人もいました。
残念ながら、両方とも中止になりましたので、大きく値が跳ね上がる可能性は低いでしょう。しかし、急騰の可能性は薄くなりましたが、しっかり準備すべきことには変わりありません。
具体的にやるべきことは、次の章をご覧ください。
モナコイン半減期に向けてやるべきこと
モナコインの半減期に向けて、具体的に何をしたら良いのでしょうか。しっかりと見極めて、早めに準備しておきましょう。
半減期の数ヶ月前から値動きを細かくチェックする
半減期に関連する価格の変動は、半減期の数ヶ月前から始まる可能性があります。
次回のモナコインの半減期が2020年9月だとすると、2020年6月〜7月から気を付けて見ておく必要があります。
仮に、前回とまったく同じ値動きで2020年9月3日に半減期を迎えた場合、以下の通りとなります。
2020年6月から徐々に値が上がり始めることも予想され、買うと決めたならできるだけ早く買っておいた方が良いでしょう。
価格が上がった場合・下がった場合の行動を決めておく
すでにモナコインを保有している人は、価格が上がった場合・下がった場合の行動をあらかじめ決めておきましょう。
半減期の前後には、大きな価格変動が起きる可能性があります。先にどうするか決めておけば、慌てずに適切な対処ができるでしょう。
- 価格が●円を上回ったら利益確定(利確)する
- 価格が●円を下回ったら損切りする
と、ルールを決めておくようにします。
その上で、価格が●円を上回ったら(または●円を下回ったら)価格アラートを受け取る設定をしておくと、素早く対応できるのでおすすめです。
半減期後のモナコインはどうなる?
最後に、半減期を迎えた後のモナコインはどうなっていくのか、今後の将来性について、見ていきましょう。
価格変動を繰り返しながら上昇の兆しあり
まず、2019年1月〜2020年5月のチャートを見てみましょう。
他の仮想通貨と同様に価格の変動を繰り返しながらも、2020年5月以降は値が上がっていく可能性も考えられます。
※画像は2020年5月現在のモナコインのチャート。最新情報が知りたい方は出典のCoinMarketCapからチェックすることができます。
使用できる場所は徐々に増えている
仮想通貨は、使用できるシーンが増えるほど価値が上がりやすくなります。
日本国内で決済手段として使える仮想通貨としては、ビットコインの次に多いのがモナコインであるといわれています。
今後も使用できるシーンが増えれば、モナコインの知名度が上がり、保有する人が増えていくでしょう。
コミケで使えるようになれば需要が高まる可能性あり
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)から誕生したモナコインは、ネット文化やアニメ・漫画ファンとのつながりが強いのが特徴です。
クリエイターへの「投げ銭文化」を根付かせたのも、モナコインです。
そこで注目されるのが「コミケ(コミックマーケット)」での導入。経済効果100億円以上ともいわれるコミケで使えるようになれば、モナコインの需要は大幅に高まることが予想されます。
コミケ開催時期の前には、モナコイン関連の情報がないか、念入りにチェックしておきましょう。
そして、今後のモナコインの将来性について知りたい方は以下の記事を必ずチェックしておきましょう。
まとめ
モナコインの次回の半減期は、2020年9月頃になる見込みです。
前回2017年7月の半減期と同じ値動きと仮定すると、6月頃から価格が上昇する可能性があります。それぞれどう対応するかを決め、早めに行動していきましょう。
具体的には、以下の準備をしておくことをおすすめします。
- 買い増しすると決めた人はできるだけ早く買う
- モナコインを保有している人は価格が変動したときにどうするか決めておく(価格アラートを設定しておく)
モナコインの将来性が期待できる要素としては、次の3つが挙げられます。
- 価格変動を繰り返しながら上昇の兆しあり
- 使用できる場所は徐々に増えている
- コミケで使えるようになれば需要が高まる可能性あり
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)発祥で「モナー」がモチーフになっていることから、愛着を感じる人も多いモナコイン。3年半に1度の半減期を、万全の体制で迎えましょう。