
世界の大手銀行がネットワークに参加することで話題になった仮想通貨のリップル(XRP)。
リップル(XRP)はビットコイン(BTC)の送金時間や手数料の問題を解消するコインとして、注目を集めているコインです。この記事ではリップル(XRP)の特徴やCoincheckでの購入手順についてみていきましょう。
目次
- 仮想通貨リップル(Ripple/XRP)とは?
- リップル(Ripple/XRP)の特徴1:送金のスピードが早い
- リップル(Ripple/XRP)の特徴2:発行枚数が減っていく
- リップル(Ripple/XRP)の特徴3:送金手数料が安い
- リップル(Ripple/XRP)の特徴4:取引履歴を確認できる
- リップル(Ripple/XRP)を購入するならCoincheck(コインチェック)
- まずCoincheck(コインチェック)で口座開設
- コインチェックアプリでのリップル(Ripple/XRP)購入方法
- ウェブ画面でのリップル(Ripple/XRP)の購入方法
- リップル(Ripple/XRP)の購入や送金にかかる手数料
- リップル(Ripple/XRP)の過去チャートについて
- リップル(Ripple/XRP)の将来性について
- リップル(Ripple/XRP)の今後の動きに注目しよう
仮想通貨リップル(Ripple/XRP)とは?
リップル(XRP)は、2012年にアメリカのRipple Inc.によって開発された送金・決済システムです。リップル(XRP)のシステム内で使われている基軸通貨も、同じリップル(XRP)という名前がつけられています。
リップル(XRP)は仮想通貨間だけでなく、各国の通貨と両替できるのが特徴です。リップル(XRP)はあらゆる場所に「価値=お金」を届けることのできる世界を目指して開発された仮想通貨といえます。
ブリッジ通貨としての役割
他の仮想通貨にないリップル(XRP)だけが持つ特徴は、通貨同士の媒介をするブリッジ通貨としての役割を持っていることです。
たとえば、日本からアメリカに送金をする場合のことを考えてみましょう。従来の国際送金システムを利用して銀行間で送金する場合は、最初に日本円から米ドルに両替する必要があります。
加えて、国際送金の際には他の銀行を中継するため、その都度手数料が発生することになります。また、各国の営業時間の都合や確認作業のため、相当の時間がかかるのが一般的です。
国際送金の手数料や時間の問題を解決
一方、リップル(XRP)のブリッジ通貨機能を活用すると、こうした手数料と時間の問題の大部分を解消できます。また、円やドルなどのメジャーな通貨以外にも、バーツやペソなどの通貨ペアの変換も想定されています。
現在の国際送金では、米ドルがブリッジ通貨としての役割を担っていますが、リップル(XRP)を使えば米ドルをあらかじめたくさん蓄えておく必要がなくなるため、コストの抑制につながると期待されているのです。
このように、リップル(XRP)がブリッジ通貨として銀行間のネットワークで利用できるようになると、グローバル化の進んだ現代で重宝する企業も多いと考えられています。
銀行口座を持っていない人の存在
私たち日本人は銀行口座を持っていることは当たり前のことですが、世界で見ると銀行の口座を持っている人は決して多くはありません。世界人口の約半数の人は金融機関の口座を持っていないというデータからも、既存のシステムでは限界があることがわかります。
そのため、リップル(XRP)は携帯電話のショートメールを活用して送金できるような世界を目指して作られました。携帯電話は発展途上国でも保有率が高く、一人で何台も保有している人も存在します。世界はそのような状況にありますので、リップル(XRP)は大きな可能性を持っているといえるでしょう。
リップル(Ripple/XRP)の特徴1:送金のスピードが早い
リップル(XRP)の特徴の1つは、送金スピードの速さです。
リップル(XRP)の公式サイトによると、毎秒1000件の取引を処理できる能力があるリップルの送金は4秒で完了すると言われています。取引に1時間以上かかるビットコイン(BTC)と比べると、リップル(XRP)の送金スピードが群を抜いていることがわかるでしょう。
リップル(Ripple/XRP)の特徴2:発行枚数が減っていく
特徴の2つ目は、取引が行なわれるごとに発行枚数が減っていく仕組みであることです。最初の仮想通貨であるビットコイン(BTC)は発行枚数が2100万枚に設定されており、マイニングによって流通枚数が増える仕組みになっています。
一方、リップル(XRP)は公開当初に1000億枚すべてが発行されており、今後発行枚数が増えることはありません。ネットワーク上で取引が行なわれるたびにリップル(XRP)が減る仕組みになっていることから、取引がされればされるほどリップル(XRP)の価値が上がっていくようにできています。
時間が経つほどにリップル(XRP)の希少性が高まるため、価値も上昇していくと考えられているのです。
リップル(Ripple/XRP)の特徴3:送金手数料が安い
リップル(XRP)の送金システムを利用して送金する場合、既存の国際送金よりも大幅に手数料を抑えられるようになります。
たとえば、日本円から米ドルに両替する場合は高い手数料がかかります。現金の流通には偽札が混入するリスクや盗難リスクなどがあるため、輸送・流通コストがかかります。
その点、日本円からリップル(XRP)、リップル(XRP)から米ドルに両替すればかなりのコストを抑えることが可能です。リップル(XRP)は銀行間の送金システムとして活用されるだけでなく、今後は企業や個人の決済手段として活用される可能性もあるでしょう。
リップル(Ripple/XRP)の特徴4:取引履歴を確認できる
ビットコイン(BTC)などと同じように、リップル(XRP)にもブロックチェーン技術が応用されています。ブロックチェーンとは、送金や入金などの取引記録を入れたブロックを時系列に鎖のようにつなげて管理する仕組みのことです。
ブロックチェーン上での取引はすべて公開されており、インターネット上で誰でも確認できるようになっています。また、ブロックチェーンはネットワーク内の参加者が所有権の記録を分散して管理できるようになるため、不正な取引や二重使用などを防止できるようになっています。
取引履歴を分散して記録していることから、障害が発生しづらくシステムダウンがしにくくなっていることも特徴です。ただし、リップル(XRP)のアドレスは、一部を除いて個人情報とアドレスが紐付いていないので、匿名性が保たれています。
リップル(Ripple/XRP)を購入するならCoincheck(コインチェック)
2018年12月末時点にて、リップル(XRP)はビットコイン(BTC)に次いで時価総額が大きな仮想通貨であるため、多くの仮想通貨の取引所で取り扱いがあります。
ただし、初めてリップル(XRP)などの仮想通貨を購入するなら、Coincheckが便利です。
初心者でも簡単に口座開設が可能
理由の1つ目は、Coincheckは初心者でも簡単に口座開設ができることが挙げられます。仮想通貨を始めるときにCoincheckで口座を開設した人なら、新たに口座を開設する手間なくすぐにリップル(XRP)を購入することができます。
取り扱い仮想通貨の種類が豊富
Coincheckは、ビットコイン(BTC)はもちろん、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)、ネム(XEM)など取引できる仮想通貨の種類が多いため、今後保有するコインの種類を増やしたいときにも気軽に購入できます。
取引画面が見やすい
また、Coincheckは操作性にも優れています。PC、スマホアプリともに取引画面が見やすいデザインになっており、誰でも容易に操作することができます。
まずCoincheck(コインチェック)で口座開設
Coincheckでリップル(XRP)を購入するには、まずは取引口座の開設が必要です。その後に、口座へ入金します。その手順を詳しくみていきましょう。
Coincheckで口座を開設するには、事前にアカウントの登録作業をすることになります。公式サイトからメールアドレスとパスワードを入力して登録しましょう。
アカウントを作成すると、登録したメールアドレスにメールが送信されます。メールに記載されたリンク先に遷移するとメールアドレスが正しいことがチェックされ、アカウント登録が完了します。
Facebookユーザーであれば、Facebookのアカウントを使ってのユーザー登録も可能です。Facebookにログインしたままの状態で、Coincheckの公式サイトの「Facebookで10秒で登録」をクリックしましょう。
SMS認証(電話番号認証)
その後、本人確認のためにSMS認証の手続きに移ります。
Coincheckにログインすると「本人確認書類を提出する」という緑色のボタンが表示されますので、そのボタンをクリックして携帯電話の番号を入力します。
次に「SMSを送信する」を押して携帯電話に届いた「認証コード6桁」を、Coincheckのサイトにある「送信された認証コード」に入力するとSMS認証は完了です。
本人確認を行う
Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法が少し異なります。
Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。
「かんたん本人確認」とは、スマートフォンアプリで本人確認書類と顔の写真・動画を撮影、送信することで、インターネットで口座開設の手続きが完結するサービスです。
※現在お住いの住所が記載されている本人確認書類が必要です。
当社からご登録住所へ本人確認ハガキの郵送は不要で、審査完了後、すぐにご利用が可能となります。
参考:「かんたん本人確認」とは
iOS/Androidアプリからの本人確認
アプリからのお申し込みは、SMS認証が完了すると、お客様情報の登録および本人確認書類の提出を行います。名前や性別、生年月日、住所といった基本情報を、間違いがないように注意して入力します。
次に、本人確認書類をアップロードしますが、使用できる書類は以下のいずれかとなります。
場合によってはアプリからでもハガキによる本人確認の手続きをお願いする場合がございます。その際は以下のリンクの内容をご確認ください。
<登録可能な本人確認書類>
- 運転免許証(表面と裏面)
- パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」)
- 在留カード(表面と裏面)
- 特別永住者証明書(表面と裏面)
- 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
- 住民基本台帳カード(表面と裏面)
- 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要)※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可。
本人確認に必要な書類について不明点等ございましたら以下のリンクをご参照ください。
お客様情報の入力後は、本人確認の撮影を行います。
STEP①
はじめに、「表面を撮影」「裏面を撮影」ボタンから、それぞれ書類の表と裏の写真を撮影してください。
パスポートを撮影する場合、「表面を撮影」では顔写真ページを撮影してください。「裏面を撮影」では所持人記入欄を撮影してください。
STEP②
次に、顔と本人確認書類表面の撮影を行います。
ご自身の顔と書類表面がイラストの位置に来るように、書類を手に持って撮影してください。
画面の案内に従って、ゆっくりと顔を傾けたり表情を変えたりしてください。
STEP③
最後に、顔と本人確認書類の厚みの撮影を行います。
画面に顔と書類を写し、書類をゆっくりとイラストのように斜めに傾けて撮影してください。
撮影が終わりましたら「現在確認中です」と表示されます。審査完了までしばらくお待ちください。
審査が完了し、承認となればCoincehckのすべての機能をご利用になれます。
参考:本人確認書類の撮影方法
Webからの本人確認
Webからのお申し込みは、SMS認証が完了すると、お客様情報の登録および本人確認書類の提出を行います。名前や性別、生年月日、住所といった基本情報を、間違いがないように注意して入力します。
次に、「IDセルフィー」(提出書類とご本人がいっしょに写っている写真)を用意します。例えば、運転免許証をアップロードする場合、運転免許証を手に持って、自分の顔を自撮りしてアップロードします。
次に、本人確認書類をアップロードしますが、使用できる書類は以下のいずれかとなります。
<登録可能な本人確認書類>
- 運転免許証(表面と裏面)
- パスポート(「顔写真ページ」と「住所記載ページ」)
- 在留カード(表面と裏面)
- 特別永住者証明書(表面と裏面)
- 運転経歴証明書(表面と裏面。交付年月日が2012年4月1日以降のもの)
- 住民基本台帳カード(表面と裏面)
- 個人番号カード(表面のみ、裏面は提出不要) ※「通知カード(写真なし)」は本人確認書類としては利用不可。
本人確認に必要な書類について不明点等ございましたら以下のリンクをご参照ください。
書類の提出が終わると画面に、「本人確認書類の確認が完了するまで1~2営業日お待ちください」と表示されます。Coincheck側で書類の確認ができれば、「本人確認完了」のメールと、住所確認用のハガキが住所に届けられます。
ハガキ受け取りを当社が確認した時点で、すべてのCoincheckの機能が利用可能となります。
犯収法の改定に伴い本人確認書類について変更がございましたので以下のURLをご参照ください
コインチェックアプリでのリップル(Ripple/XRP)購入方法
コインチェックアプリでリップル(XRP)を購入する方法をみていきましょう。
コインチェックアプリ(iOS)で購入する場合
アプリをダウンロードして立ち上げたら、左メニューから「チャート」を選択し、リップル(XRP)を選択した上で、チャート画面下部の「購入」を選択します。
続いて、円貨で購入数量を指定し、購入ボタンを押し確認画面で実行することで購入できます。
コインチェックアプリ(Android)で購入する場合
アプリをダウンロードして立ち上げたら、左メニューの「コイン購入」をタップします。そして、表示されたコインの中から、リップル(XRP)を選びます。
続いて購入する数量を入力し、購入金額を確認しましょう。最後に「購入する」ボタンをタップして購入手続きは完了です。
ウェブ画面でのリップル(Ripple/XRP)の購入方法
次に、ウェブ画面でリップル(XRP)を購入する方法を確認しておきましょう。
まずは、Coincheckにログインして画面にある「ウォレット」を選択します。続いてウォレットページの「コインを買う」をクリックしてリップルを選択しましょう。
その後、購入数量を指定して購入金額を確認し、「OK」をクリックすれば購入手続きが完了します。
リップル(Ripple/XRP)の購入や送金にかかる手数料
Coincheckでリップル(XRP)の取引をする際にはどのような手数料がかかるのでしょうか。
手数料の種類には「入出金手数料」「送金手数料」「出金手数料」などがあります。それぞれを詳しくみていきましょう。
入金手数料
最初にチェックしておく手数料は入金手数料です。Coincheckの口座への入金を銀行振込で行う場合、Coincheck側の手数料は無料となっています。ただし、銀行の振込手数料はユーザー負担となっている点に注意してください。
また、コンビニ入金では、30,000円未満の場合は手数料が770円、30,000円以上30万円以下の場合は手数料が1,018円となります。コンビニ入金の1回あたりの入金上限額は30万円となります。
クイック入金では、30,000円未満の場合は手数料が770円。30,000円以上50万円未満の場合、手数料は1,018円となります。さらに日本円の入金額が50万円以上の場合、「入金額×0.11%+486円」が手数料となります。
送金手数料
次に押さえておきたいのは、送金手数料です。リップル(XRP)を送金する際にかかる手数料は、0.15XRPとなっています。ただし、Coincheckのユーザー同士で送金する場合には無料です。
出金手数料
最後に、利益確定をした後にCoincheckの口座から銀行口座などに出金する際にかかる出金手数料をみてみましょう。こちらは、一律407円となっています。
日本円を引き出す側の銀行口座などは利用条件を確認し、できるだけ手数料のかからないところを選ぶようにすると、全体でかかるコストを最小限に抑えることができます。
※手数料は、2019年12月1日時点の金額です。
リップル(Ripple/XRP)の過去チャートについて
2012年に公開されたリップル(XRP)は、どのような値動きをしてきたのでしょうか。公開から20014年頃まで、リップルは1XRP=1円未満でした。
ところが、仮想通貨元年といわれた2017年には急上昇し、1XPR=45円台を記録しています。
その後、2018年1月には1XRP=350円にまで上昇しましたが、同年11月時点に値上がり前の水準に戻り、12月時点では1XRP=40円台前半を推移しています。
リップル(Ripple/XRP)の将来性について
リップル(XRP)を開発したリップル社は世界中の銀行などの金融機関にリップル(XRP)を採用してもらうことを目指して、大規模なプロジェクトを進行中です。
進行中のプロジェクトはいくつかありますが、先頭に立っているのが「リップル・プロジェクト」と呼ばれるプロジェクトです。
このプロジェクトは銀行間を分散型台帳のネットワークで結び、そうすることで国際送金を安くて早いものにしようと目指しています。
プロジェクトには大手銀行も参加
当初、このプロジェクトには中小の銀行しか参加していませんでしたが、2016年からは大手有力行が続々と参加を表明していることで注目を集めました。日本からも、メガバンクである三菱UFJ銀行やみずほ銀行などがすでに参加しています。
2018年5月には、三菱UFJフィナンシャル・グループと三菱商事は日本で初めてとなるリップルの海外送金実験を行いました。実験の結果、わずか数秒で送金が完了したことが確認されています。
内外為替一元化コンソーシアム
リップル・プロジェクトがグローバルに展開しているのと並行して、日本でもリップルの仕組みを利用した海外送金や国内送金を行う動きが活発になっています。
「内外為替一元化コンソーシアム」と呼ばれるこのプロジェクトは、リップル社とSBIホールディングスの合弁会社であるSBI Ripple Asia株式会社が事務局を務めています。
ブロックチェーン技術に対する地域銀行などの関心が高まったことで、2017年8月時点には61行の金融機関が参加するコンソーシアムとなりました。
このコンソーシアム内でも送金の実証実験が成功していることから、今後は実用化に向けての発展が期待されています。
リップル(Ripple/XRP)の今後の動きに注目しよう
リップル・プロジェクトは世界の大手銀行がネットワークの導入を表明しているため、今後リップルが世界の経済インフラを支える役割を担う可能性が秘めています。
リップル(XRP)は仮想通貨の中では実用面での導入が進んでいることから、将来性を期待されている通貨の1つであるといえるでしょう。
リップル(XRP)の価格上昇にそれらのプロジェクトが直接的に貢献するとは言い切れませんが、リップル(XRP)の長期的な値上がりに期待している方は、引き続きリップル(XRP)に関するニュースについては注視しておくのが良いでしょう。
これからリップル(XRP)を購入しようと考えている人には、簡単に口座開設ができるCoincheckを利用されてみてはいかがでしょうか。