ビットコインの取引は何時でもできるのでしょうか。ビットコインは株式のように「取引できる時間」が決まっていないため、土日や深夜でも売買が可能です。しかし、「いつでも取引できる」ことと「いつでも日本円を入出金できる」ことは、必ずしも同じではありません。入金の反映や出金の着金タイミングは、利用する方法や銀行の営業時間、さらには手続きを行う時間帯によって大きく左右されます。
この記事では、ビットコインの取引時間の基本を整理したうえで、Coincheckで売買や入出金を行う際の反映の目安、メンテナンス時の制限、そして時間帯による価格の動きの違いについて詳しく解説します。
目次
ビットコインの取引時間とは
ビットコインには、証券取引所のような「開場」や「閉場」という概念が存在しません。まずは、取引時間の仕組みから見ていきましょう。
ビットコインは原則24時間365日取引できる
ビットコインは特定の国や中央銀行に管理されるものではなく、世界中のネットワークによって支えられています。そのため、平日や土日、祝日を問わず、原則として24時間365日の取引が可能です。日本時間の深夜や早朝であっても、注文を出したり保有しているビットコインを売却したりすることができ、常に市場は動き続けています。
取引所のメンテナンス時間は取引できない
ビットコインのネットワーク自体は止まることがありませんが、サービスを提供する取引所のシステムには保守作業が必要です。取引所では機能改善や安全性の維持を目的としたメンテナンスが定期的に行われており、その期間中は売買注文や入出金、送金といった操作が一時的に制限されます。スムーズな取引を行えるよう、事前に告知されるメンテナンス予定を把握しておきましょう。
ビットコインと株式市場との取引時間の違い
日本の株式市場では、平日の限られた時間帯のみ売買が行われ、夜間や土日・祝日は休場となります。これに対し、ビットコインは世界中の投資家が時差を超えて参加しているため、株式のような休場日がありません。仕事終わりの夜間や休日でも自由に取引できる点は暗号資産の大きな特徴ですが、それは同時に、眠っている間も常に相場変動のリスクにさらされていることを意味します。
ビットコインは土日・祝日に取引できる?
ビットコインは24時間取引できますが、土日や祝日の扱いが気になる人も多いでしょう。ここでは、休日でも売買できるのか、日本円の入出金はどうなるのかを確認します。
土日・祝日でも売買はできる
曜日に関係なく取引が行えるため、土日や祝日であっても販売所や取引所での注文は通常通り受け付けられます。価格も常に変動しており、休日に急なニュースが入った場合でも即座に対応できる点は、株式にはないビットコインならではのメリットです。
日本円の入出金は銀行営業時間に影響される
売買そのものは自由に行えるものの、日本円の移動に関しては銀行のシステムに依存する部分が残っています。土日や祝日に入金・出金の手続きを行った場合、選択した方法や申請のタイミングによっては、反映が次の銀行営業日まで持ち越されることがあります。休日に取引を開始する予定があるならば、あらかじめ入金を済ませておくか、即時反映に対応した入金方法を確認しておく必要があります。
Coincheckにおける取引時間と反映時間
Coincheckでは、売買・入金・出金・送金といった操作ごとに、利用できる時間や反映のタイミングが異なります。各操作について、順に確認します。
売買(販売所・取引所)の取引時間
Coincheckでは、販売所と取引所の両方において、メンテナンス時を除き24時間いつでも売買が可能です。価格の確認から注文の発注まで、時間帯による制限を受けることなく利用できます。
日本円の入金が反映されるまでの時間
日本円の入金反映時間は、振込元の金融機関の対応状況によって分かれます。24時間即時振込(モアタイムシステム)に対応している金融機関であれば、夜間や休日でも10分から2時間前後でアカウントに反映されるのが一般的です。一方で、同システムに未対応の金融機関からの振込は、平日の15時以降や休日の手続き分が翌銀行営業日の反映となります。
なお、クイック入金やコンビニ入金を利用した場合は特に注意が必要です。これらの方法で入金した資産は、マネーロンダリング防止の観点から、入金後7日間は出金や送金、他のサービスへの振替といった移動が制限される仕組みになっています。
日本円の出金にかかる時間
出金の手続きは、申請を行う時間帯によって処理のタイミングが明確に区切られています。銀行営業日の午前9時までに受け付けた申請については、原則として当日中、もしくは翌銀行営業日以内に手続きが行われます。午前9時を過ぎた場合は、翌銀行営業日以降の対応となります。土日や祝日も申請自体は可能ですが、銀行を通じた実際の着金は連休明けの営業日以降になる点を考慮して計画を立てる必要があります。
ビットコインの送金にかかる時間
外部へビットコインを送金する際、Coincheck側でステータスが「完了」となっていても、送金先に届くまで時間がかかる場合があります。これはビットコインのネットワーク上での承認作業(マイニング)に遅延が生じている際に起こる現象です。また、トラベルルールへの対応として、申請内容の確認のために処理が一時的に保留されるケースもあり、即座に反映されない可能性があることは念頭に置いておくべきでしょう。
メンテナンス時にできない操作
システムの安定稼働のために行われるメンテナンス中は、売買や入出金を含むほぼすべての操作が停止します。取引チャンスを逃さないためにも、公式サイトやアプリのお知らせ機能を通じて、定期および臨時メンテナンスのスケジュールを事前に確認しておくと安心です。
Coincheckでの入出金については以下の記事でも解説しています。
取引時間帯によるビットコイン価格の動き
ビットコインは24時間取引されているため、取引の中心になる地域や参加者の動きに合わせて、時間帯ごとの取引状況が変わることがあります。ここでは、取引時間帯による取引量や流動性の違いを押さえておきましょう。
時間帯によって取引量が変わることがある
ビットコインはグローバルな資産であるため、欧州や米国の投資家が活発に動き出す日本時間の夕方から深夜にかけて、取引量が増加する傾向があります。この時間帯は値動きが激しくなりやすく、大きなトレンドが生まれることも少なくありません。反対に、主要な市場が休みとなる時間帯は取引が落ち着き、小幅な値動きに終始することもあります。
流動性が下がりやすい時間帯がある
取引量が極端に少ない時間帯は、市場の「流動性」が低下します。流動性が低い状況では、希望の価格で注文が成立しにくくなったり、買値と売値の差(スプレッド)が拡大したりするリスクがあります。成行注文を出した際に、想定していたよりも不利な価格で約定してしまう可能性があるため、市場が閑散としている時間帯の取引には注意が必要です。
ビットコインの取引時間を知り安心して始めよう
原則24時間365日、自由なタイミングで参加できるのがビットコイン投資の大きな魅力です。しかし、取引所や銀行の都合によって、日本円の移動やシステムの利用には制限が生じる場面もあります。とくに休日の取引においては、入出金のスケジュールを事前に把握しておくことが、ストレスのない運用の鍵となります。相場の特徴やメンテナンス情報を正しく理解し、自身のライフスタイルに合わせた無理のない取引を始めていきましょう。ビットコインの購入手順は以下でも確認できます。