ステラルーメン(XLM)の今後は?将来性を予想する5つの重要なポイント

仮想通貨取引をする際には、保有しているコインの価格の動向が気になるものでしょう。仮想通貨(暗号資産)のなかでもメジャーなビットコイン(BTC)などと比較して、ステラ(XLM)の認知度はやや低いといえます。しかし、国内の多くのトレーダーからステラは大きな注目を集めています。

この記事では、仮想通貨ステラの将来性について明確に紹介します。

執筆Coincheck Column編集部

Coincheck Column編集部は仮想通貨の取引経験者やブロックチェーンの知見に深いメンバーで構成されています。これから仮想通貨を始める方々に「仮想通貨について正しく理解していただき安心して取引できる」ことを目的に執筆しています。/ 運営元:コインチェック株式会社

そもそも仮想通貨ステラルーメン(XLM)とは

ステラルーメン(XLM)の今後について解説する前に、まずは基本的な特徴をお伝えしていきます。

今すぐステラルーメンの今後について知りたい方はこちら

ステラルーメンは、2014年7月に登場した仮想通貨(暗号資産)です。ジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)氏が中心となって作られました。

通貨の正式名称は、「ステラルーメン(Stellar Lumens)」です。各仮想通貨にはそれぞれ特徴がありますが、ステラの特徴は個人向けの決済や送金システムの効率化を目指して作られていることです。

2001年に、ジェド・マケーレブ氏は、eDonkey2000と呼ばれるP2Pファイル共有の会社を共同で設立しました。その後、2010年には当時最大の取引所であったマウント・ゴックス(Mt GOX)を創業するに至ります。

しかし、マウント・ゴックスはハッキングにより破綻してしまい、その後にステラ開発財団が設立されて通貨取引が開始されたというのが、ステラ誕生の経緯です。

仮想通貨ステラルーメン(XLM)が持つ優れた6つの特徴

ステラ

ここでは、仮想通貨ステラが持つ優れた特徴についてわかりやすく紹介します。

特徴①個人間の送金・決済にかかる時間が少なくなる

ステラはブリッジ通貨であり個人間の決済や送金を素早く行うことが可能です。手数料が安く、利用しやすいことがステラのメリットです。

仮想通貨ステラの優れている点の1つに、送金や決済にかかるスピードが速いことが挙げられます。

仮想通貨のなかでも代表的なビットコインの決済速度は約10分ですが、ステラの決済速度はおおよそ2~5秒です。数ある仮想通貨のなかでも、決済速度が群を抜いて速いことがわかるでしょう。

決済速度が速いということは、ユーザーの取引時のストレスになる心配がありません。そのため、国内でステラの利用が広まっていくことが予想されています。

仮想通貨の第一人者がステラの開発に携わったことで、多くのトレーダーがステラの動向に注目しています。

特徴②送金手数料が安い

ステラの送金手数料は、0.00001XLM(約100万分の1ドル)です。送金手数料の安さから個人間の送金などに利用されています。

個人間では少額の送金を複数回行う傾向があるので、手数料をほとんどかけずに送金することが可能だといえます。

そのため、少額の送金を繰り返し行いたい個人のトレーダーから選ばれている仮想通貨だといえるでしょう。

特徴③独自のコンセンサスアルゴリズム「SCP」を活用している

仮想通貨ステラは、独自のコンセンサスアルゴリズム(SCP)を導入しています。SCPは取引の承認者が投票によって決まり、このシステムのことをバリデーダーといいます。

多くの仮想通貨では不特定多数のユーザー間で取引承認が行われており、決済速度が遅いことがデメリットでした。

ですがステラでは合意の割合が低かった場合でも取引を承認することが可能になり、決済スピードの向上にもつながっています。

リップルが導入しているアルゴリズムがベースになっているため、リップルと似通った仮想通貨だといえるでしょう。リップルでは、80%以上の合意がなければ決済は完了しません。

80%以上の合意が得られなかった際には、ブロックチェーンは分岐します。承認の割合が低い場合でも決済されるということは、決済の承認中に分岐が起きるリスクを抑えられることを意味します。これによって、ブロックチェーンの脆弱性をカバーし、セキュリティを高めることにつながっています。

特徴④発行量が毎年1%ずつ増えている

ステラの最初に発行された量は1000億枚です。発行量の上限は1兆枚に設定されており、上限に達するまで毎年1%ずつ増えることが特徴です。徐々に発行量を増やすことで価値が安定しやすくなり、急激に価格が高騰しづらくなります。

価格の変動が激しい場合には、日常的な決済手段として利用することが難しくなるケースもあります。

また、開発者のリップルの保有率が25%であるのに対し、ステラは5%と低めに設定されています。開発者の保有率が低いことで価格が安定しやすくなるといわれています。

特徴⑤非営利団体が開発・運営している

ステラは、非営利団体のステラ開発財団(Stellar Development Foundation)が開発・運営していることが特徴です。非営利団体は給与の合計や四半期予算などを開示する必要があり、利益を得るための活動は一切禁止されています。

そのため、ステラは透明性と信頼性が高い仮想通貨だといえます。個人の投資家でも、安心して利用しやすいことがステラの成長につながっているといえるでしょう。

特徴⑥中央集権体制である

ステラでは、中央集権体制が採用されています。中央集権体制の場合のメリットは、プロジェクトを開発するうえで意志決定がスムーズになりやすいことです。

中央集権体制であるため、ステラ開発財団がプロジェクトに関する権力を保持することが可能になります。

運営者同士の意思疎通がしやすく、意見をまとめやすいことが中央集権体制の特徴だといえます。その結果、プロジェクトがスムーズに進行でき、新たな技術などの開発に傾注することが可能になるでしょう。

また、運営元が明らかになることでトレーダーからの信頼も得やすくなります。しかし、中央集権体制であるということは、マイニングは限られた人しかできないことを意味します。

そのため、ステラでは個人のマイナーの参入は難しいといえるでしょう。

仮想通貨ステラルーメン(XLM)の将来性を考える際の重要なポイント5つ

ステラ
ここでは、仮想通貨ステラの将来性を考える際のポイントをわかりやすく解説します。

  • 1.大企業との提携
  • 2.リップル(XRP)の動向に注視すべき
  • 3.東南アジアとイスラムでの拡大
  • 4.管理者による市場介入の可能性がある
  • 5.国内取引所での上場

ポイント①大企業との提携

仮想通貨ステラは、金融コンサルのデロイトやフランスに本社を構えるTEMPOなど多くの大企業と提携しています。IBMといった大企業も、ステラとの提携に乗り出しています。

IBMとステラが組んだことにより、IBMBlockchainWorldWireと呼ばれる国際送金ネットワークが開発されました。

大企業がステラと提携する理由の1つとして、運営目的が明らかになっている点が挙げられます。ステラの決済速度の速さや手数料の安さは、海外への送金などにおいても実用性があることを意味します。そのような利便性の高さから、大企業との提携につながり多くのトレーダーの信用を獲得しています。

また、大企業との提携があった後には価格が変動しやすいことが仮想通貨の特徴です。大企業との提携が決定した後には、価格変動に注意するようにしましょう。

ポイント②リップル(XRP)の動向に注視すべき

通貨価値が安定しがちなステラですがリップルの価格変動に左右される傾向があるため、仮想通貨取引所などでリップルのハッキングがあった場合は注意が必要です。

そもそもなぜステラの価値は安定しているのか。その辺りの背景を解説します。

きっかけは2019年11月5日。ステラ開発財団によって550億XLMのステラをトークンバーンすることが発表されました。トークンバーンとは、ステラの市場供給量を減らすために市場から消失させることを意味します。

市場からステラの供給量が大幅に減少することで、希少性が高まり価格も暴騰しました。なお、トレーダーが保有しているステラは消失することがないため、安心して保有するようにしましょう。

通貨としての価値が安定したことにより、2017年10月時点で約1円だった価格は2018年1月には約97円まで上昇しています。2018年11月では、19円ほどの価格を推移しています。

それ以降は、価格は比較的安定しているといえるでしょう。

ポイント③東南アジアとイスラムでの拡大

ステラは、東南アジアのマレーシアやインドネシアなどで実用化されています。東南アジアでステラの実用化が進んだ背景として貧困層が銀行口座を持てないという点が挙げられます。

そのような背景から、銀行口座を持たなくても送金が行えるステラの需要が高まっているといえるでしょう。ステラを利用することで、出稼ぎ先の国から母国の家族へ短時間で仕送りをすることも可能になります。

また、ステラはイスラム中心の決済ネットワークとして拡大していく方針を打ち出しています。これには、シャリア適合認証と呼ばれる投機的取引をしていない証明をステラが有していることが後押ししていると考えられます。

シャリア適合認証は、イスラムでは絶対的に信頼されていることが特徴です。これによって、イスラムを中心とした多くの海外労働者がいる地域で広まることが予想されています。

ポイント④管理者による市場介入の可能性がある

ステラに関する今後の動向を知る上では、管理者による市場介入についても理解しておくことが欠かせません。

2019年11月5日、ステラ開発財団(SDF)は仮想通貨ステラの供給量に関してトークンバーンを実施しました。その量は供給量の約50%という大きなものでした。

トークンとは仮想通貨を表すことであり、バーンは燃やすことを意味します。つまりトークンバーンとは、発行した通貨の枚数を強制的に減らす行為のことをいいます。いわゆる市場介入が行われたということです。

トークンバーンの目的は、個人間送金や決済の実用性を維持するための措置だとされています。

通貨枚数が減少したことによって、残った通貨の希少性は高まりました。その結果、ステラの価格に上昇がみられました。

今後も、管理者による市場介入が想定される可能性はあり、その介入はステラの価格に大きな影響を与える可能性は否定できません。ステラの取引を行う場合は、管理者による市場介入があり得るということを十分認識しておきましょう。

ポイント⑤国内取引所での上場

国内取引所のCoincheckでは、2019年の11月からステラの購入が可能になりました。海外の取引所のみの取り扱いだったステラですが、Coincheckでの取引が可能になったことで多くの国内トレーダーが注目しています。

言語の壁があることで、取引のタイミングを逃してしまうケースもあり大きな損失を被ることもあります。ですが国内でステラが購入できるようになったことで、国内のトレーダーは気軽に取引ができるようになったといえるでしょう。

今後もステラを取り扱う取引所が増えてくれば取引量の増加と価格の高騰が予想されています。

仮想通貨ステラルーメン(XLM)の今後に注目しよう

ステラ

ステラの将来性を見極める際の重要なポイントを5つご紹介しました。最後におさらいしておきましょう。

  • 1.大企業と組むときは価格変動が起きやすい
  • 2.リップルの価格変動に注目
  • 3.アジアでの実用化が進み、今後はイスラム圏の金融分野へ拡大
  • 4.管理者による市場介入の可能性がある
  • 5.国内取引所での上場

ステラは東南アジアでの実用化やアメリカなどの多くの大企業との提携したことにより、実用性が広く認められるようになりました。中国からの市場への介入を規制していることにより、価値が安定している傾向があります。

価格が変動しづらいステラは、利用しやすい仮想通貨だといえるでしょう。国内ではCoincheckで購入できるため、興味がある方はステラを購入してみましょう。