「モナコインは投資以外にも使えるの?」
「モナコインには実用性があるの?」
せっかく購入したモナコイン(Monacoin/MONA)を、投資以外にも便利に賢く活用したいと考えている人は多いのではないでしょうか。
現在、モナコインには国内で4つの使い道があります。
- ①オンライン決済に使う
- ②飲食店や小売店などの実店舗での支払いに使う
- ③オンライン上の投げ銭として使う
- ④積立投資に使う
このようにさまざまな使い方ができる暗号資産(仮想通貨)は珍しく、モナコインの決済スピードが独自の進化を後押ししているのです。
この記事では
- モナコインの4つの使い道
- モナコインが利用できる場所や店舗
など、モナコインは具体的にどのように活用できるのか詳しく説明します。
この記事を読めばモナコインがどのように使えるのか把握でき、賢く活用できるようになるはずです。
ぜひ、モナコインならではの実用性を最大限に活かして、モナコインでの取引を楽しみましょう。
目次
モナコインの4つの使い道
冒頭でご紹介したように、モナコインは4つの使い道があります。
早速、どのように利用できるのか見てみましょう。
①オンライン決済に利用する
オンラインで買い物をしたときに、モナコインで支払えるオンラインショップが登場し始めています。
「ビットコインとモナコインの決済可能」というパターンが多く、暗号資産の代表格であるビットコイン同等の扱いやすさや信頼感を得ていることが分かります。
最近では、モナコインとビットコインで手軽に決済ができるシステム「ZaifPayment」も登場し、オンライン上でのモナコイン決済を後押ししています。
決済ページに用意されている専用URLをクリックすることで、手軽にモナコイン支払いができる仕組みです。
導入店舗一覧は公開されていませんが、決済手数料無料のサービスなので今後登録店舗が増えれば、モナコイン決済ができる店舗もさらに増加するでしょう。
【2020年5月現在モナコインが利用できるオンラインショップ】
店舗名 | 取り扱い商品 | URL |
---|---|---|
ビットコインモール | 電気機器・アウトドア、キッチン、ホビー用品など | https://bitcoinmall.jp/ |
コインギフト | ギフト券 | https://coingift.jp/ |
②飲食店や小売店など実店舗での支払いに利用する
モナコインは現金と同じように、実店舗での支払いにも活用できます。実店舗で利用するときには「モナ払い」と呼ばれることも。
出典:MONAMAP
2020年5月現在、モナコインが使えるMONAMAPに登録されている店舗は55店舗。上記のマップのように飲食店から宿泊施設、病院や小売業など幅広いサービスで利用できます。
また、コミックマーケットでもモナコイン支払いに対応しているブースが登場しており、現金を持ち歩くことが面倒な場合やお釣りの用意が難しい場合の決済方法としても注目を集めているようです。
【MONAMAP掲載店舗ではモナコイン支払いができるか確認を】
MONAMAPは、一般の人がモナコインを利用できる店舗をまとめたマップです。
現在もモナコインが利用できるか確認が取れていないので、利用前には店舗に連絡をしてモナコイン決済ができるかどうか確認をするようにしましょう。
③投げ銭に使う
モナコインを象徴する使い方と言えば、オンライン上での投げ銭です。
モナコインが誕生した当初から「tipmona」(2019年9月でサービス終了)や「AskMona」(2020年9月でサービス終了予定※現在はAskMona 3.0として運営)といったサービスが開始され、気に入ったクリエイターや賛同する意見の発言者にモナコインを送金するコミュニケーションが行われていました。
現在、モナコインでの投げ銭ができるのは「AskMona 3.0」と「monappy」となっており、ブログや配信、絵画、意見などに投げ銭をすることが可能です。
投げ銭文化は、従来は大道芸人やストリートミュージシャンなど実際に目の前にいる人に向けてのものでしたが、モナコインの登場によって、オンライン上で不特定多数の人を対象とした投げ銭文化が確立されたのです。
「0.00114114(イイヨイイヨ)MONA」や「0.004649(ヨロシク)MONA」など、語呂合わせのモナコインを送金しコミュニケーションを図ることで、モナコイン文化の構築やモナコインファンの獲得にも一役買っています。
一度モナコインを使い投げ銭をしてみたいという人は、「AskMona 3.0」か「monappy」を利用してみましょう。
2020年8月現在モナコインが利用できる投げ銭サイト
サイト名 | サイトの特徴 | サイトのURL |
---|---|---|
monappy | オンラインウォレット兼ポータルサイト。ゲーム配信やブログ、お絵かき、写真などに投げ銭ができる。 | https://monappy.jp/ |
AskMona 3.0 | 掲示板の書き込みや質問、回答に対し、モナコインを投げ銭できる。 | https://web3.askmona.org/ |
④積立投資に使う
モナコインを始め、暗号資産を積立投資に使えるサービスが登場し始めています。毎月定額の暗号資産を購入しコツコツ積立ができるため、モナコインを資産として持てるところが特徴です。
複数の暗号資産を組み合わせて運用する商品や少額から積立できる商品などもあり、暗号資産の知識が少なくても運用しやすくなっています。
株や国債、不動産などの資産と同じように、将来を見据えた投資対象として暗号資産が扱われるようになってきていると言えるでしょう。
モナコインがさまざまな使い方をされる3つの理由
モナコインがさまざまな使われ方をするのには3つの理由があります。
①Segwitを実装していて決済スピードが速い
②webサービスと縁が深く根強いファンがいる
③国内大手の暗号資産取引サービスで扱われている
モナコインの使い方とどのような関係性があるのかご紹介します。
決済スピードが速い
モナコインは、世界で初めて「Segwit」を実装した暗号資産です。処理速度が速く、決済に時間がかからないので実用性が高い暗号資産として注目されています。
多くの暗号資産はビットコインを手本にしているため、ビットコインと同じような設計となっています。ビットコインにはブロックチェーンと呼ばれる技術が採用されていますが、取引が増えるに連れてデータ容量が足りず、処理能力が下がるという問題が出てきました。
それを払拭したのがSegwitです。ブロックチェーンのブロック内では個々の取引記録の他に電子署名も管理していましたが、Segwitでは電子署名を別の領域で管理することで負荷を減らし処理できるデータ量と決済スピードを向上させることに成功。
ビットコインと同じような設計の暗号資産が抱えていた問題を改善していることから、実用的で決済にも安心して使えるという印象を与えました。
決済可能通貨としてビットコインと並びモナコインが指名されるのも、構造上扱いやすいという信頼感があるからでしょう。
webサービスとの縁が深い
モナコインは2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)内から誕生した暗号資産で、もともとwebサービスと縁が深い特殊な暗号資産です。
誕生当初から「もっとモナコインを盛り上げよう」という動きや根強いファンコミュニティがあり、モナコインを積極的に導入しているサービスや実店舗、コミックマーケットでの導入を後押しする動きがありました。
モナコインから誕生した投げ銭文化も、モナコインを利用しコミュニティを盛り上げたいという気持ちの表れでしょう。
このように、モナコインの発展と成長を楽しむファンがいるからこそ、他の暗号資産よりも実用化が進んでいると考えられます。
国内大手の暗号資産取引サービスで扱いがある
モナコインを使える場所が増えてもモナコイン自体が購入できなければ普及しにくいですが、国内大手の暗号資産取引サービスでの扱いが増えています。
Coincheckをはじめとする国内大手の暗号資産取引サービスでも取り扱われているので、誰でも手軽にモナコインを購入し、取引することができます。
モナコインが流通する仕組みが整い始めているところも、決済方法として選ばれる理由の一つでしょう。
Coincheckでのモナコイン購入方法はこちら
モナコインを使うときの注意点
モナコインを賢く活用するには、モナコインの価値や携帯方法、手数料の3点はチェックしておきたいポイントです。
損をしないためにも、ぜひ参考にしてみてください。
モナコインを積極的に使うならモバイルウォレットを利用する
ウォレットはモナコイン用の財布のような役割を果たしてくれるので、厳重な環境下で管理をしながら必要なときに送金ができます。
ディスクトップ型やハードウェア型、モバイル型などさまざまな形態がありますが、モナコインでの決済や決済後の管理、残高確認を頻繫に行いたいならモバイルウォレットを活用するといいでしょう。
スマートフォンやタブレット用のモバイルウォレットを選べば、どこでも決済がしやすくなりモナコインを実用的に使えるようになります。
また、モバイルウォレットによっては随時チャートチェックやモナコインのニュースなどを把握できるものもあり、情報確認をしながら使えるメリットも。
モナコインを有効活用するために、保管方法選びにもこだわってみてください。
入金、送金手数料が発生することを忘れない
購入したモナコインを取引所などからウォレットに移行する場合には、手数料が発生します。銀行口座から必要なお金を引き出し、お財布に入れる場合と同じ仕組みです。
手数料は取引所により異なるため、取引前に確認しておくのがおすすめ。手数料無料と記載されている場合でも、手数料を含んだ購入価格を提示しているケースもあります。
「使用する分だけウォレットに移行しよう」と頻繫に移行をしていると手数料がかさんでしまう場合があるので、利用する金額と手数料を照らし合わせながら計画的に移行するようにしましょう。
参考: 暗号資産交換業者が解説!4種類ある暗号資産手数料について
価格変動は常にチェックする
出典:Coincheck
上記は、モナコインの2020年2月9日から5月9日までのチャートです。このチャートを見ると一目瞭然ですが、モナコインの価値は日々変動しています。
2月18日の終値は296.52円だったのに対し、1ヶ月後の3月18日の終値は116.67円と100円以上下落。短い期間でも暗号資産を取り巻く環境の変化や世界情勢に合わせて、1MONAの価値は大きく変わります。
そのため、モナコインを買い物や積立投資、投げ銭等で使用したい場合は常に価格変動に目を向けておかないと、損をしてしまう可能性が。
チャートは取引所のサイトやウォレットから確認できるため、モナコインが常にどのような状況にあるのか把握しながら活用しましょう。
モナコインは今後も実用化が進む
モナコインは今後実用化が進むにつれ、より一層利用人口が増えていくことが予想されています。今よりも使える店舗や使い道が広がる未来が訪れることも、充分考えられるでしょう。
そこで、最後にモナコインが今後より使われるようになる主な理由を具体的にご紹介します。
モナコイン決済により実用化が進む
第1章「モナコインの4つの使い道」で紹介したように、モナコインはオンラインや店舗、投げ銭などさまざまな決済に利用されています。
これは、モナコインの処理速度の速さが信頼を得ているからです。
モナコインの発行枚数は1億512万枚と、ビットコインの2,100万枚、ライトコインの8,400万枚と比べて圧倒的に多く、決済手段として流通し使えることを後押ししています。
今後、モナコイン決済ができる店舗が増えることで実用化が進めばモナコインの知名度も上がり、需要も高まると考えられます。
今後、多くの取引所に上場する可能性がある
モナコインは国内大手の暗号資産取引サービスで扱われるようになってきましたが、今後さらに国内外の業者で取り扱いが拡大していく可能性があります。
モナコインは国内で23の暗号資産しか選ばれていないホワイトリストに入っている暗号資産です(2020年2月時点)。ホワイトリストに入っている暗号資産は、改正資金決済法で定められた方法に従い、金融庁の登録を受けた暗号資産交換業者で扱っている暗号資産を指します。
認可された国内取引所で扱われている暗号資産は安全性や信頼性が高いとみなされるので、まだ扱いのない取引所でもモナコインの取引を検討するケースが考えられます。
また、2019年5月31日にCoincheckがモナコインの取り扱いを開始することを発表したところ下記のチャートのように価格が高騰したため、新たな取引所で取引を開始するのは価値が上がるチャンスになる可能性も。
出典:BTCFX
国内取引での実績を積み、海外でも上場が進めば取引人口が増えると予想され、まだまだ発展の期待が持てる暗号資産だと言えるでしょう。
強みを活かした独自の発展が期待される
モナコインは誕生当初から根強いファンがいて、webサービスや掲示板と連携しながら独自の発展をしてきました。
今後もwebサービスやオンラインゲームなどの決済通貨として普及していけば、モナコインの必要性や価値は上がっていくと考えられます。
これも2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)から誕生し、現在も根強いファンが存在するモナコイン 独自の可能性といえます。
モナコインの使い道4選のまとめ
いかがでしたか?
モナコインがどのように使えるのか把握でき、その背景や今後の動向も理解した上でどのように活用していこうか検討できるようになったかと思います。
最後に、この記事の内容をまとめてみると
◎モナコインの使い道は次の4つ
- オンライン上の投げ銭として使う
- 飲食店や小売店などの実店舗での支払いに使う
- オンライン決済で使う
- 資産運用のための積立投資に使う
◎モナコインがさまざまな使われ方をする理由は次の3つ
- 世界で初めて「Segwit」を実装した暗号資産で、決済スピードが速い
- 2ちゃんねる(現在は5ちゃんねる)から誕生した暗号資産で、webサービスを中心に発展し根強いファンがいる
- 国内大手の取引サービスで扱っているので購入しやすい
◎モナコインを使うときの注意点は次の3つ
- モバイルウォレットを活用し、どこでも決済できるようにする
- 入金や送金に手数料がかかるので、利用方法を工夫する
- 値動きがあることを忘れずに、チャートを常にチェックする
最後にモナコインが今後使われるようになる理由は次の3つ
- モナコイン決済の実用化が進めば、価値や知名度が上がる可能性がある
- 今後多くの取引所で扱われるようになれば、信頼感や知名度が上がる
- 今までと同じように独自の発展ルートでさらにファンを増やしていく可能性がある
モナコインを賢く利用しながら、モナコインを取り巻く環境や文化が楽しめることを願っています。