2017年以降、急激に注目を集めている暗号資産(仮想通貨)。価格の上昇から注目が集まり、ブロックチェーンを活用した未来の通貨としても期待されています。
ビットコイン(BTC)を始めとする暗号資産を保有したいと考えているけれど、どうやって購入したら良いか分からず悩んでいませんか。
そこで今回は、初心者でも簡単に始められる暗号資産の売買方法とポイントについて詳しく紹介します。ぜひこれから暗号資産を購入しようと検討している人は、参考にしてみてください。
目次
知っておくべき暗号資産の取引所や販売所
暗号資産を購入しようと思ったら、暗号資産の取引所や販売所を介して行うのが一般的です。
簡単に言うと、取引所とは利用者同士でやり取りする場所です。暗号資産を保有している人から購入したり、欲しい人に売ったりする場所で、業者はその場所を提供する役割です。
一方で、販売所とは利用者と業者間でやり取りをする場所です。利用者は業者が保有している暗号資産を売買することになります。
取引所と販売所はそれぞれ特徴があり、賢い取引に活かすことができるので違いをよく理解しておきましょう。
暗号資産の取引所で売買するメリット
まずは、取引所で売買するメリットとデメリットについて紹介します。取引所を使うメリットとしては、3つ挙げられます。
1. 販売所より安い値段で買える可能性がある
1つ目が「販売所より安い値段で買える可能性がある」点です。
取引所は利用者間での取引のため、取引手数料が低く設定されていることが多く、利用者は比較的安い手数料で暗号資産を購入することができます。
2. 指値注文の選択が可能
2つ目が「指値注文の選択が可能」な点です。
指値注文とは、売買したい価格を指定できる注文方法で、自分が希望する価格で売買を成立させることができます。
3. 成行注文の選択が可能
3つ目が、「成行注文の選択が可能」な点です。
成行注文とは、値段を指定せずに注文する方法で、現在の価格に近い価格ですぐに売買を成立させたいときに便利な注文方法です。
暗号資産の取引所で売買するデメリット
一方で、デメリットとしても2つ挙げられます。
1. 注文に失敗することがある
1つ目が「注文に失敗することがある」点です。
指値注文は自分の希望する価格で取引できる方法ですが、その価格で売買が成立しない限り、なかなか注文が通らないというデメリットもあります。
そのため、すぐに取引したい場合などには向いていないといえます。また、成行注文であればすぐに取引が成立しますが、思わぬ価格で売買が成立するリスクもあるため、利用する際には注意が必要です。
2. 暗号資産の銘柄数が少ない
2つ目が「暗号資産の銘柄数が少ない」点です。取引所で扱っている暗号資産の銘柄は、販売所に比べて少ない傾向にあります。
取引したい銘柄がどちらの形式で売買されているかは、事前にチェックしておきましょう。
暗号資産の販売所で売買するメリット
次に、販売所で売買するメリットとデメリットについて紹介します。販売所を使うメリットとして、3つ挙げられます。
1. 確実に売買が可能
1つ目が「確実に売買が可能」な点です。
販売所は業者から購入する形式ですので、表示されている価格で即座に売買が成立します。指値注文のように、売買の成立に時間がかかることがありません。
2. シンプルなやり取りなので操作ミスをしにくい
2つ目が「シンプルなやり取りなので操作ミスをしにくい」点です。
販売所では業者が提示している値段で売買するだけですので、操作が少なく、ミスしにくいのが魅力といえます。
3. 初心者でも分かりやすい
3つ目が「初心者でも分かりやすい」点です。
販売所での売買は操作もシンプルで仕組みも分かりやすいため、暗号資産の取引に慣れていない初心者には便利な形式といえます。
暗号資産の販売所で売買するデメリット
一方でデメリットとしては、2つ挙げられます。
1. 指定された価格のみで売買することになる
1つ目が「指定された価格のみで売買することになる」点です。業者が提示した価格以外での売買ができず、指値注文もできません。
2. 取引所よりも割高になりやすい
2つ目が「取引所よりも割高になりやすい」点です。利用者間で売買する取引所に比べて、販売所は業者の手数料が乗せられていることが多いです。
また、手数料は無料でもスプレッドの開きが大きかったり、スプレッドは狭いけれども手数料を多くとられるなど、販売所ごとに設定が異なります。
そのため、販売所を利用する際には、手数料を事前に調べておくようにしましょう。
暗号資産を買うなら選ぶべき取引所や販売所は?
それでは実際に取引所や販売所を選択するとき、どのようなポイントを見れば良いでしょうか。重要なポイントは大きく3つあります。
1. セキュリティ面を確認する
1つ目が「セキュリティ面を確認する」ことです。暗号資産業界には、これまでハッキング被害などの盗難事件が世界中で起きてきた歴史があります。
暗号資産はネット上で売買する通貨のため、コールドウォレットでの保管など、セキュリティ面に力を入れている業者を選ぶことは大切です。また、自分自身で二段階認証の設定をするなど、セキュリティ対策は必須です。
2. 様々な暗号資産のサービスがあるところにする
2つ目が「様々な暗号資産のサービスがあるところにする」ことです。暗号資産に纏わるサービスは、取引所や販売所だけではありません。暗号資産の決済サービスや、暗号資産を貸し出すことのできるサービスなどもあります。
また、暗号資産の種類もビットコイン(BTC)だけではありません。現在では様々なアルトコインが誕生していますので、色々な暗号資産を選べるところが良いでしょう。
3. 使いやすさを重視する
3つ目が「使いやすさを重視する」ことです。特に暗号資産の初心者は、アプリやサイトの操作を誤って、思わぬミスをしてしまうことが珍しくありません。
そのため、操作性を重視し、暗号資産の売買をシンプルに完結できる業者かどうかも、選ぶときの一つの基準といえます。
取引所を活用した暗号資産の売買方法の例
ここでは、暗号資産取引所のCoincheckを例に、通貨の購入方法を紹介します。Coincheckはアプリの操作性に定評があり、初心者でも簡単な操作で売買することができます。
1. Coincheckに口座の開設を済ませておく
Coincheckで暗号資産の売買をするためには、Coincheckに口座を開設し、日本円を入金しておく必要があります。
Coincheckでは、以下の2ステップで簡単に口座開設ができます。
- 1.アカウント作成をする
- 2.本人確認を行う
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。
2. アプリを起動する
次に、Coincheckのアプリをダウンロードし、アプリを起動します。
なお、アプリを起動する際には、セキュリティ上、ログイン認証が必要となります。
3. 日本円を入金する
アプリにログインしたら、入出金ボタンから日本円を入金します。
4. 欲しい通貨を選び、「購入」ボタンを押す
続いて、アプリから購入したい暗号資産を選びます。
例えばビットコイン(BTC)なら「BTC」、イーサリアム(ETH)であれば「ETH」を選択し、購入ボタンを押します。
5. 欲しい金額を入力し、購入を確定する
最後に、欲しい金額を入力し、購入を確定します。
なお、金額が不足しているときは、日本円の入金を行う必要があります。
暗号資産を買う際に注意しておくべきこと
暗号資産を買うとき、どのような点に注意したら良いでしょうか。大きく2つ挙げられます。
1. 売買手数料だけでなく、資金の入出金コストに注意する
1つ目が「売買手数料だけでなく、資金の入出金コストに注意する」点です。
暗号資産取引を行ううえで発生するコストは、売買手数料だけではありません。購入のために必要な日本円の入出金コストも考慮しましょう。
銀行から取引所の口座へ資金を移すときの手数料は、回数を重ねると大きな負担になるので注意しましょう。
2. 売却時の税金に注意する
2つ目が「売却時の税金に注意する」点です。
例えば株式投資であれば、申告分離課税制度がとられているため、一律20%の税金と定められていますが、暗号資産は雑所得として計上されます。
雑所得は総合課税のため、他の収入と合算して所得税がかかります。収入がある人ほど大きな税金が発生するため、売却のタイミングには注意が必要です。
なお、暗号資産を保有しつづけて価格が上昇した場合は、含み益といって、売却するまで税金は発生しません。購入時よりも高い価格で売却した時点で税金が発生するため、頻繁に売買したい方はその点には留意が必要です。
やり方さえわかれば暗号資産の売買は簡単
取引所の使い方など、やり方さえきちんと把握しておけば、暗号資産の売買はそう難しくありません。ただし、手数料や税金など、知らないと損をすることもあるので、取引を始める前に正しく理解しておくことが大切です。
Coincheckでは、暗号資産を売買するための操作がシンプルのため、初心者でも簡単に取引を始められます。やり方が分からず購入をためらっていた人は、まずはCoincheckに口座を開設し、ぜひこの機会に暗号資産の取引を始めてみてはいかがでしょうか。