USDC(USD Coin)とは、米国のフィンテック企業「Circle」が運営・発行しているステーブルコインです。
ステーブルコインとは、アメリカドルや日本円などの法定通貨と等価になるように設計されている暗号資産(仮想通貨)で、USDCはアメリカドル(USD・United States Dollar)に対応することを目標に作られています。
ステーブルコインは法定通貨と等価であると市場から評価されなければいけませんから、価値の源泉・担保を持ちます。
担保を用いる方法は複数ありますが、USDCは発行量と同量のUSDを保有とすることで価値を担保する「法定通貨担保型」のステーブルコインに分類されます。
今回の記事では、話題のUSDCについて特徴や保有するメリットについて解説していきます。
目次
USDC(USD Coin)の特徴
USDC(USD Coin)とは、米国のフィンテック企業「Circle」が運営・発行しているステーブルコインです。
ステーブルコインとは、アメリカドルや日本円などの法定通貨と等価になるように設計されている暗号資産(仮想通貨)で、USDCはアメリカドル(USD・United States Dollar)に対応することを目標に作られています。
ステーブルコインは法定通貨と等価であると市場から評価されなければいけませんから、価値の源泉・担保を持ちます。
担保を用いる方法は複数ありますが、USDCは発行量と同量のUSDを保有とすることで価値を担保する「法定通貨担保型」のステーブルコインに分類されます。
ステーブルコインの価値の担保方式や、より詳しい内容は下記の記事をご確認ください。
USDC(USD Coin)のメリット
米ドルを担保とする法定通貨担保型のステーブルコインには、USDT(Tether USDt)やTUSD(TrueUSD)など多くの種類が挙げられます。USDCは他の法定通貨担保型ステーブルコインに比べて、会計に透明性があるため、価値への信頼性が高いと言えます。
また会計の透明性も含め、USDC(USD Coin)には以下の3つのメリットがあると言えるでしょう。
- 会計に透明性がある
- イーサリアム上で動く
- ドルと等価
それぞれ詳しくみていきましょう。
会計に透明性がある
USDCは監査を受けた会計が公開されているため、取り付け騒ぎのような事態が起こる可能性は低いと考えられています。
同様のステーブルコインであり、2023年時点で時価総額が上位であるUSDT(Tether/テザー)は、会計が不明瞭であったため、「トークンに対応する量のUSDを保有していないのではないか」という疑念が持たれたことがあります。結果的に、一時的に暗号資産全体の価値を毀損したことがありました。
会計の不透明さによる潜在的リスクは、多くのステーブルコインが抱えている問題であるため、会計の透明性が高いUSDCは信頼性があると評価されています。
イーサリアム上で動く
USDCはERC-20というイーサリアム上で発行できる暗号資産をベースに開発されています。そのため、DeFiやDAppsなどでUSDCを扱うことが可能であり、DeFiやDAppsの活用方法が拡大できる可能性を秘めています。
また、イーサリアム上で発行されているため、USDCの発行量や発行体の保有量などは、適宜確認することが可能です。電子ポイントなどは発行量や流通量を確認することは困難ですが、USDCはブロックチェーン上のトークンであるため、発行量・流通量の透明性もあるのです。
ドルと等価
値動きが激しい暗号資産の取引では、法定通貨に変えたい場合に一旦ステーブルコインに交換し、再度暗号資産に投資するといった手法が多く取られます。
USDCは米ドルと等価となるように設計されているステーブルコインですから、重大な問題や疑念などの価値・担保を毀損することが発生しない限り、米ドルと同じような価値を持ち続けるでしょう。
暗号資産の価値はステーブルコインからの流入により支えられている部分が大きく、ステーブルコインの価値毀損が起きると暗号資産事態の価格に疑念が持たれることがあります。
そのため、信頼性の高いステーブルコインの登場は、暗号資産自体の価値向上につながると言えるのです。
USDC(USD Coin)の注意点
USDCの注意点としては、USDCはイーサリアム上で構築されているため、イーサリアムでなんらかのトラブルが起こると流通が困難になる危険性があるという点が挙げられます。
また、FTX破綻のような暗号資産全体の価値が毀損されるような場面では、USDCの価格が急落したことがあり、潜在的なリスクとして認識されています。
USDC(USD Coin)の購入方法
USDCは国内の暗号資産取引所では購入することができません。そのため、USDCを購入する場合は、Coicnehckなどの日本国内の取引所で暗号資産を購入し、取り扱いのある取引所へ送金する必要があります。
なお、USDCは1ドルと等価に設定されていますから、基本的に暗号資産のような値動き・ボラティリティは極めて発生しにくいです。そのため、単純に米ドルの代替としてUSDCの購入を検討しているのならば、FXや外貨預金を行ったほうが簡単でしょう。
USDCを使って利益を上げるには、単純に保有する以外の手法を編み出す必要があると言えます。
Coincheckに登録して暗号資産を送金する
Coincheckでは、以下の3ステップで簡単に口座開設ができます。
- 1.アプリのダウンロード(スマートフォンで開設する場合)
- 2.アカウント作成
- 3.本人確認
詳細な口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。
1.アプリのダウンロード
最初に、Coincheckアプリをダウンロードします。アプリは以下からダウンロードできます。
2.アカウント作成
ダウンロードしたアプリを開き、「会員登録」タブからメールアドレスを登録してアカウントを作成します。
3. 本人確認を行う
Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法が少し異なります。
Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で、審査が完了すればすぐにご利用可能になります。
「かんたん本人確認」とは、スマートフォンアプリで本人確認書類と顔の写真・動画を撮影、送信することで、インターネットで口座開設の手続きが完結するサービスです。
※現在お住いの住所が記載されている本人確認書類が必要です。
当社からご登録住所へ本人確認ハガキの郵送は不要で、審査完了後、すぐにご利用が可能となります。
参考:「かんたん本人確認」とは
iOS/Androidアプリからの本人確認
アカウント登録が完了した後は、本人確認を行います。
本人確認申請の受け付けは、次の条件にあてはまる方のみとさせていただきます。
- 居住国が日本
- 18歳以上74歳以下
本人確認は以下の手順で行ってください。
(1)アプリを開き「本人確認をする」をタップして基本情報入力を開始
(2) 各種重要事項を確認して「同意する」をタップ
(3)電話番号を入力してSMSに送信された6桁の認証コードを入力
基本情報の入力
(4)氏名、生年月日、性別、職業、住所などを入力
(5)利用目的、取引経験を入力して、外国PEPsに該当しない場合はチェック
(6)基本情報にお間違いがないかを確認して「確認」をタップ
本人確認書類の提出
(7)STEP3の「本人確認書類」をタップ
(8)現在お持ちの本人確認書類を選択してください
本人確認書類と顔の撮影
(9)最後に本人確認書類と顔の撮影を行います
<本人確認書類の撮影>
- 「表面」の撮影
- 「表面・斜め上から」の撮影
- 「裏面」の撮影
<顔の撮影>
- 「顔正面」の撮影
- 「首振り」の撮影
撮影の詳しいやり方については、以下の動画をご覧ください。
撮影完了後、「次へ」をタップしたら、お客様の本人確認手続きは終了です。審査完了までしばらくお待ちください。
口座開設を行ったあと、購入した暗号資産をCoincheckで送金をする方法はこちらをご覧ください。
https://faq.coincheck.com/s/article/manual2?language=ja