カテゴリー: ビットコイン(BTC)
「ビットコインで失敗したくない」
「大損を回避する方法を知りたい」
このような悩みを解決できる記事となっています。
ビットコインの取引は簡単に始められますがこの記事で紹介するビットコイン投資の失敗事例、、大損の原因や対策、リスクの低い取引方法を読むことで、大損を恐れずにビットコイン取引を始められます。
ぜひ最後まで読んでみてください。
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目次
ビットコインで大損・失敗する原因5つ
1. 損切りができなかった
2. 相場が戻ると期待してしまった
3. 借金してしまった
4. 資産管理がうまくいかなかった
5. 成功体験に溺れてしまった
ビットコインでの大損対策
仮想通貨について基礎の勉強をする
自分なりのトレードルールを決めておく
大損リスクの低い取引方法3つ
1. 分散投資
2. ドルコスト平均法
3. ガチホ
自分のルールを作って大損しない取引を!
ビットコインで大損・失敗する原因5つ
ビットコイン取引による大損の原因を紹介していきます。
1. 損切りができなかった
損切りをできずに損失がどんどん膨らんでしまうケースです。
損切りとは、損失を抱えた状態で保有している仮想通貨等を売却して損失を確定させること。もともとは株式やFXなどで用いられる用語でしたが、同じような投資商品である仮想通貨の取引においても使われることが多くなっている言葉です。
損切りをしないと、気が付けばやり直せないほどに損失が膨らんでしまう恐れもあります。。自分が考えている以上に相場が下落したときは、評価損の状態でも一度損切してやり直すことも大切です。。
ただし、損切りしたとしてもトータルで利益が出ていれば問題ないという考え方もあります。トレードでは、取引で得られたすべての利益が損失を上回っていれば良いということを頭に入れて取引しましょう。
2. 相場が戻ると期待してしまった
相場が戻ると期待をしてしまい大損をしてしまうケースです。
すでに仮想通貨のトレードを行っている人のなかには、2017年から2018年1月にかけて起きた相場の大暴落を覚えている人もいるのではないでしょうか。その当時に大損した人の多くは「相場がいつか元に戻る」と期待していたのです。
たしかに、相場は上下に波打ちながら一定方向に変動します。なぜなら、不特定多数の人が相場に参加しているため、一定の値段で利益を確定させたい人もいれば、新たに相場に参加したいと思う人もいるからです。
しかし、どこまで相場が戻るかは誰にも分かりません。相場が戻ると思う根拠が明確にあるなら話は異なりますが、根拠がないにもかかわらず相場が戻ることを期待するのはただの神頼みになっています。失敗しないためにも、ファンダメンタルズ分析などをしながら取引をしていきましょう。
3. 借金してしまった
借金をしてしまい自己破産してしまうケースです。
日本で仮想通貨は一時的にブームになり、その熱狂に充てられて「仮想通貨の将来性は絶対、借金をしてでも投資したほうが良い」というような言葉に惑わされた人もいました。。投資の世界に絶対に儲かるというものはありません。多かれ少なかれ多少のリスクは存在するものです。
借金した結果、思うように相場が動かずに自己破産してしまったケースもあります。あくまでも余裕資金でトレードするようにしましょう。
4. 資産管理がうまくいかなかった
資産管理がうまくいかず損失を被るケースです。
保有する通貨が多ければ多いほど、変動による大きな損失を避けるためチェックする労力は増え、結果的にミスも増えるためです。
また、仮想通貨は夜中でもトレード可能です。自分が寝ているときや、仕事で時間に余裕のないときに価格が下がってしまい、損切りすらできずに大損をしてしまうのです。
5. 成功体験に溺れてしまった
過去の成功体験を忘れられず損をしてしまうケースです。
仮想通貨を保有しているだけで資産が10倍20倍と膨れ上がった経験をしたことがある人ほど過去の成功体験に溺れて、根拠のない増資をして損失が広がることが多いです。
現実には、そのような成功体験は何度もあるものではありません。成功体験に囚われず、足元を見た投資を続けることが大切なのです。
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ビットコインでの大損対策
ビットコイン投資では常に大損をする可能性はありますが、いくつかのコツを抑えておくことで、大損をする可能性を低くすることは可能です。そこで、この段落ではビットコイン(BTC)での大損対策についてまとめてみました。
仮想通貨について基礎の勉強をする
まずは、仮想通貨の基礎的な知識は抑えておきましょう。レバレッジやショート、ロングの違いなど取引に関する用語を覚えておくことで、操作ミスによる損失を防ぐことができます。
また、ネット上で情報収集するときも、基本的な用語が分かっていないと間違った内容を覚えるかもしれません。すぐに実践したい人もいるでしょうが、まずは何事も基本から始めるようにしましょう。
自分なりのトレードルールを決めておく
損失を最小限に抑えるためにはトレードルールを決めておきましょう。
「いくらまで下がったら損切りをする!」のようにルールを決めておくことで、感情に左右されず大損を防げます。
繰り返していけば、上手な損切りのコツをつかめるようになります。
大損リスクの低い取引方法3つ
ビットコイン(BTC)での大損対策について理解したところで、実際に大損するリスクの少ない取引方法を紹介します。これからの取引の参考にしてみましょう。
1. 分散投資
分散投資は投資の世界では大損回避のための最も有名な方法です。仮想通貨の世界においては、無数にある通貨のうち、複数種類の通貨を買ってリスクを避けることになります。
Coincheckでは30種類以上の通貨を購入することができるので、分散投資をするにはおすすめです。
2. ドルコスト平均法
ドルコスト平均法とは価格変動のある金融商品を一気に購入するのではなく、一定額ずつ機械的に分割購入する手法です。一度にたくさんの資金を投入することはないので、大損をするリスクを減らせます。
また、下落トレンド時にドルコスト平均法を行うと、平均取得価格を下げる効果が期待できるうえ、最初に購入していたよりも枚数を増やすことも可能です。下落時だけに買い増しをする、いわゆる「ナンピン」と異なるのは、相場が上昇時にも一定額ずつ購入していく点です。その場合、相場の上昇傾向が続けば利益も増えていく可能性があります。
Coincheckではビットコイン積立サービスも提供していますので、興味のある方はぜひご利用してみてください。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)積立のメリット・デメリットと長期運用の方法
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3. ガチホ
ガチホとは「ガチ(本気)でホールド(保有する)」という言葉の略で、ビットコイン(BTC)を長期的に保有する取引方法です。短期取引は少ない値動きで利益を取る必要があるため、かなりの知識と経験が必要ですがガチホなら通貨を所有しておくだけなので初心者でも取り組みやすいでしょう。
また、短期取引で頻繁に売買すると、その分手数料がかかりますが、ガチホなら短期売買を繰り返すことはないので、手数料にかかるコストを抑えられる点もメリットです。ただし、ガチホを続けると損失が膨らんでいく可能性もあるので、場合によっては損切する勇気も必要になります。状況を見極めてガチホするかどうかを考えることが重要です。
仮想通貨を分散投資するメリットとデメリットは?集中投資との比較
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自分のルールを作って大損しない取引を!
大損から学んだ原因と対策は理解できたでしょうか。
ビットコインで大損・失敗する原因を振り返りましょう。
損切ができない
相場が戻ると期待してしまう
借金してしまう
資産管理がうまくできない
成功体験に溺れてしまう
大損をしないためには自分なりの取引ルールを設けたり、分散投資をすることが大切です。これからビットコインで投資を始める方は大損対策をしっかりしておきましょう。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
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暗号資産(仮想通貨)の取引をするうえで耳にすることも多い「ハッシュレート」という言葉。ビットコイン(BTC)の取引をするなら、ぜひとも覚えておきたい言葉ですが、どういう意味なのか分からないという人も多いのが現状です。
そこで今回は、ハッシュレートが変動する仕組みや価格との関連性、ビットコインのハッシュレートの推移などハッシュレートの基礎知識を解説していきます。
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ビットコイン(BTC)のハッシュレートに関する基礎知識
ハッシュレートとは、採掘速度ともいわれ、ビットコインなどの暗号資産をマイニングする際の計算力や採掘の速さを表したものです。
「hash/s」という単位で表され、1秒間に何回計算が行われるかを示します。ですから、ハッシュレートが高いということはそれだけ処理する力が強いということになり、ハッシュレートが低いということはそれだけ処理する力が弱いということになります。
ハッシュレートが高いほど、効率の良いマイニングが可能となるわけです。ハッシュレートの変動が何を意味し、価格変動とどう関係するのでしょうか。まずは、ハッシュレートの基礎知識について見ていきます。
そもそもビットコイン(BTC)とはどんなもの?
ハッシュレートの仕組みについて理解する前に、暗号資産の代表ともいえるビットコインや暗号資産の基礎をおさらいしましょう。
ビットコインを始めとする暗号資産は、そもそも私たちが「お金」と認識する紙幣や硬貨のようなものではなく、電子的な手段によって決済を行う通貨です。ネット上に存在するお金のようなもので、実物はありません。
そんなビットコインの大きな特徴として挙げられるのが、管理者がいない点です。日本円や米ドルなどの法定通貨は、通貨を管理する中央銀行が存在しますが、ビットコインにはブロックチェーン技術が採用されており、管理者が存在しません。
ビットコインなどの暗号資産はコンピューターのネットワークで管理されています。そのため、個人間で取引できる利点を持ち、国家や中央銀行による意図的な価格操作もできないようになっています。
ブロックチェーン技術のもとでお互いを監視している状態なので、セキュリティ性も十分に確保されています。コンピューターのネットワーク上に分散して保存されており、記録として可視化される仕組みを持っているのです。
また、管理者不在以外の特徴として、特筆すべきは決済手段や送金手段として優れている点です。手数料が極めて安く、送金スピードも速いために、買い物時の支払いや海外への送金などに向いています。
暗号資産が私たちの生活に不可欠なものになるような未来を期待して、暗号資産に投資する人が多く、彼らによって価格上昇や暗号資産そのものの価値が保たれているのです。
詳しくはこちら:ビットコイン(BTC)とは何か?初心者にも分かりやすく解説
マイニング(採掘)とは?
ビットコインを始めとする多くの暗号資産と切っても切り離せないのが、マイニング(採掘)と呼ばれる作業です。
マイニングとは、情報を解析してブロックチェーンを作成することで暗号資産の新規発行をする作業のことです。この作業によって、新たな量の通貨が流通するといっても良いでしょう。
暗号資産の新規の取引情報を正確に記録して、全体の整合性を保つためには、コンピューターによる莫大な量の計算が必要になります。新しい情報を記録する際に、以前のデータと新しく追記するデータの両方を検証する必要があり、その作業量は膨大になるのです。
この作業量に見合うよう、ビットコインの場合には、記録作業を行う人を募集して、記録処理に成功した人に対してビットコインを支払う仕組みとなっています。報酬を設定することで、参加者は自分が1位になろうとより高い計算速度で処理するため、ビットコインの整合性は保たれます。
マイニングを行うためには、優れた計算力を持つマイニングマシンが必要になるので参入は簡単ではありませんが、報酬を求めて多くの企業がマイニングに参加しています。
詳しくはこちら:ビットコインのマイニングとは?仕組みとやり方は?
ハッシュレート(採掘速度)はなぜ変動する?
ハッシュレートが計算力やマイニングにかかる処理速度を意味することは既に説明しましたが、このハッシュレートが変動する理由は一体何なのでしょうか。
多くの人がマイニングに参加し、たくさんの計算が行われると時間あたりの計算量も増えることになるので、ハッシュレートは上がります。逆に、参加する人が少ないと計算量は減りますから、ハッシュレートは下がってしまいます。
このように、その暗号資産をマイニングしたいと思う人が多いかどうか、つまり、人気度合いによってハッシュレートは上下することになります。このことから、ハッシュレートの高さは、通貨の信頼性を示すともいわれています。
多くの人がマイニングに参加するということは、それだけ多くの人によって取引情報が記録されていることを意味するため、通貨としての信頼性が上がるわけです。しかし、ハッシュレートは必ずしも高いほど良いというわけではありません。
ハッシュレートは人気の高さを表すわけですが、人気が高いということはそれだけ参加者にとってはライバルが多くなることを意味します。ビットコインの場合はマイニングで1番に生成した人にしか報酬が支払われないので、高性能なマシンを保有する大手の参加者ほど有利になります。
結果として、そうした強力な参加者のみがマイニングを行う中央集権的な状態に陥るということにつながりかねません。
ディフィカルティ(採掘難易度)とは?
ハッシュレートに関連する言葉に「採掘難易度(ディフィカルティ)」というものがあります。
採掘難易度とは、文字通り、マイニングによって暗号資産のブロックを生成するときの難易度を示す言葉です。ブロックとは、暗号資産の取引をまとめたものでマイニングの単位ともされています。
たとえば、ビットコインでは約10分間に1つのブロックが生成されるといわれていますが、計算方法を難しくするほど、ブロックの生成は難しくなり、時間がかかるようになります。とはいえ、マイニングに参加する人が増えたり、処理するコンピューターの性能が上がったりすると、ブロックが生成される時間が短くなってしまう可能性があります。
生成時間が短くなると、約10分間に1つのブロックが生成されるという当初のルールから外れ、採掘資源が尽きてしまう危険性があります。こうしたリスクを避けるため、ビットコインのプログラムは、採掘難易度が自動で調整されるように設計されています。
プログラムによって、どんな状況でも約10分間に1つのブロックが生成されるという状態を維持している訳です。
ハッシュレートと価格との関連性
通貨の信頼性を表すハッシュレートですが、暗号資産の価格と連動するといわれることがあります。
実際、ビットコインを例にとってみると、過去にはハッシュレートと価格が連動する時期が確かにありました。マイニング報酬が高くなればそれだけ1位になろうとする人が増え、処理速度に影響する可能性も考えられます。
しかし、必ずしもビットコインの価格とハッシュレートの相関性があるわけではなくなってきています。その理由の1つとして挙げられるのが、マイニング参加者による売り圧力です。
採掘難易度が上昇するとそれだけ優秀なマシンが必要になり、マイニングの参加者はビットコインを現金化しなくてはならなくなります。結果として、ハッシュレートが上昇することで、マイニング参加者のビットコインの売り圧力が顕著になり、価格上昇の重しになっている可能性が考えられるのです。
ビットコイン(BTC)のハッシュレート・マイニング報酬の推移
ハッシュレートについて理解するために、これまでの歴史を知ることはとても大切なことです。過去を知ることで、これからの取引に活かせる場面があるかもしれません。
ここからは具体的に、ビットコインのハッシュレートとマイニング報酬の推移について見ていきましょう。
ビットコイン(BTC)におけるハッシュレートの推移
出典:Hash Rate - Blockchain
ビットコインのハッシュレートは、長期的に見ると右肩上がりで推移しています。
2018年11月から12月上旬にかけて一時的に下がったものの、2018年12月中旬からは再び上昇傾向にあります。2019年に入ってからも堅調な上昇を続けており、2018年11月に記録した最高値を更新しています。
こうした長期的なハッシュレートの上昇基調には、いくつかの要因が考えられます。
ビットコイン価格の上昇
1つが、ビットコインの価格が上昇したことによるインセンティブの増加です。
マイニングによって得られる報酬の価値が上昇したことを受けて、より速く計算しようという人が増えたことが考えられます。
マイニングマシンの性能向上
もう1つが、マイニングマシンの性能向上です。時代とともにコンピューターの性能は向上しており、マイニングの速度に寄与していると考えられます。
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ビットコイン(BTC)におけるマイニング報酬の推移
マイニングにおいて1番に生成した人がもらえる報酬も、年々推移しています。
ビットコインが誕生した当初は、マイニング報酬が1ブロック(約10分)につき50BTCでした。しかし、2019年現在では1ブロックにつき12.5BTCと大幅に減少しています。
もちろん、ビットコインの価格自体が上がっているので、現金化したときに手元に入るお金は増えていますが、ビットコインの単位で見ると減っているといえます。また今後2020年頃までは1ブロックにつき12.5BTCの報酬が続く見込みといわれています。
なぜ、マイニング報酬は減少していくのでしょうか。マイニング報酬が減っていく理由には、ビットコインの「半減期」が大きくかかわっています。
ビットコインのシステムの中には、21万ブロックがマイニングされるごとに報酬が半分になる半減期が設定されています。この半減期のサイクルが、およそ約4年とされているため、定期的にマイニング報酬は減っていくことになるわけです。
この半減期は、総発行量の上限が約2100万BTCと決められているビットコインの発行数量を調整するために設けられています。急激なインフレを防ぎ、通貨のシステムを長く維持する役割を持っているといえます。
詳しくはこちら:なぜ仮想通貨には半減期があるの?半減期が近い通貨の一覧も紹介
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
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ハッシュレートをビットコイン(BTC)の取引に役立てよう
ビットコインのハッシュレートには、マイニングの状況や通貨の信頼性などが表れていると言えます。今後、ビットコインの取引をするにあたっては、判断材料の一つとしてハッシュレートに着目してみるのも良いかもしれません。
金融庁登録済の暗号資産取引所Coincheckなら、24時間いつでもビットコインの取引を行えます。ウェブサイトだけでなくアプリの使いやすさにも定評があり、初心者にも中級者以上にも利用されています。
ビットコイン以外の取り扱い暗号資産の種類も豊富で、電気代の支払いでビットコインがもらえるCoincheckでんきや、ガス代の支払いでビットコインがもらえるCoincheckガスなどの独自サービも展開しています。これからビットコインの取引を始めてみようという方は、まずはCoincheckに口座開設してみてはいかがでしょうか。
ビットコイン(BTC)を思い立ったその日に購入してすぐに取引したい人は、それが可能なのかどうか知りたいでしょう。また、暗号資産(仮想通貨)取引を始めたいけども、始め方がわからないという人もいるかもしれません。
スムーズに暗号資産取引を始めるためには、ビットコインを取り扱っている暗号資産取引所でのアカウント作成と口座開設が必要です。そこで、金融庁登録済の暗号資産取引所Coincheckのアカウント作成方法や口座開設方法、準備すべき書類などについて解説します。
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目次
ビットコイン(BTC)は即日購入・取引可能?
ビットコイン(BTC)は「販売所」と「取引所」で取引可能
「販売所」のメリットとデメリット
注文すればすぐに約定する
初心者にも操作が簡単
指値注文ができない
「取引所」のメリットとデメリット
指値注文ができる
注文が通らない可能性がある
初心者には操作が難しい
ビットコイン(BTC)の取引所を選ぶ際のポイントは?
1. セキュリティレベルが高いか
2. 流動性が高いか
3. 通貨の種類が豊富か
4. ツールが使いやすいか
5. 手数料が安いか
ビットコイン(BTC)取引の第一歩!取引所での口座開設の流れ
日本円の入金
暗号資産の購入
ハガキの受け取り
Coincheckで口座を開設するにはどれくらい時間が必要?
ビットコイン(BTC)の口座開設をする際に注意したい点
本人確認書類の用意
年齢条件
虚偽の記載をしない
Coincheckでビットコイン(BTC)の取引を始めよう
ビットコイン(BTC)は即日購入・取引可能?
ビットコインの即日購入・取引が可能かどうかを知りたい場合、通貨の特徴を把握しておくことも欠かせません。
ビットコインは、ブロックチェーン技術を利用している暗号資産の元祖です。ブロックチェーンとは、過去からの取引が格納されているブロックが連なったものをいいます。
ビットコインには、円やドルなどの法定通貨のように通貨管理を行う中央銀行のような存在はありません。その代わりに取引履歴である記録台帳を、世界中に分散して管理していることが特徴になっています。
ビットコインとは?ゼロから学ぶ人向けに分かりやすく解説します
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分散管理によって、悪意あるユーザーによる取引履歴の改ざんを困難にする仕組みです。そんなビットコインの取引を行う場合には、暗号資産取引所への登録と口座開設が必要になります。
一般的な目安としては、口座開設に数日程度かかると認識しておきましょう。ただし、金融庁登録済の暗号資産取引所Coincheckでは、本人確認が完了すればビットコインの購入が可能です。
後日自宅に届くはがきを受け取ると、暗号資産の購入だけでなく日本円の出金や暗号資産の送金など、全てのCoincheckの機能を利用することができるようになります。
Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアル
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ビットコイン(BTC)は「販売所」と「取引所」で取引可能
ビットコインを売買したい場合は、「販売所」と「取引所」と呼ばれるネット上の場所のどちらかで取引を行うことが必要です。
Coincheckでは、アカウント登録を行ったうえで口座開設すれば、取引所と販売所の両方を利用できます。ここでは、取引所と販売所それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
「販売所」のメリットとデメリット
まず、販売所のメリットとデメリットです。
販売所とは、暗号資産取引所がすでに所有しているビットコインを、ユーザーに対して販売もしくは買取りを行っている場所のことをいいます。販売所の主なメリットは2つあります。
注文すればすぐに約定する
1つは、取引所とは異なり、注文が通らず購入できないケースがないことです。注文すればすぐに約定するため、スムーズに売買できます。
初心者にも操作が簡単
もう1つは、一般的なショッピングの場合と同じような感覚で、簡単に操作して暗号資産売買ができることです。難しい操作を覚える必要がないため、初心者でも戸惑うことはないでしょう。
指値注文ができない
一方、デメリットは、販売会社が仲介して売買を行うことになるため、指定された価格で購入することになる点です。
取引所のように、価格を指定して注文を出す指値注文を行うことができない点がデメリットだといえます。
「取引所」のメリットとデメリット
続いて、取引所を利用するメリットとデメリットです。取引所とは、取引に参加しているユーザー同士で暗号資産を売買する場所のことをいいます。
指値注文ができる
主なメリットは、指定価格に達したときだけ購入できる指値注文が使えることです。また、買値と売値の差額のことをスプレッドといいますが、取引所はこのスプレッドが狭くなる傾向にあります。
注文が通らない可能性がある
一方、デメリットもあります。主なデメリットは、自ら指定した価格で取引してくれる相手方がいないと、注文が通らない可能性があることです。指値注文で購入する場合は、購入したいときに必ず購入できるわけではないと、認識しておく必要があります。
初心者には操作が難しい
また、初心者には操作が難しく注文ミスをしてしまう可能性があります。そのため、これから暗号資産を始める予定の方は、まずは販売所の取引に慣れてから取引所を利用されるのが良いでしょう。
ビットコイン(BTC)の取引所を選ぶ際のポイントは?
ビットコインに代表される暗号資産を扱う取引所は、国内外に数多く存在しています。スムーズに取引を行うためには、取引所選びが重要です。
そこで、取引所選びで大切になるポイントをいくつか紹介します。
1. セキュリティレベルが高いか
1つ目のポイントは、セキュリティレベルの高さです。暗号資産取引を行う場合、暗号資産取引所に自らの資金を預けることになります。
そのため、きちんとしたセキュリティ対策が行われているかどうかは重要なポイントです。セキュリティレベルの高さを判断する場合、2つの点に注目するとよいでしょう。
顧客資産の分別管理
1つは、顧客資産の分別管理が行われているかどうかです。分別管理とは、顧客からの預り金である顧客資産と、取引所運営会社の経営資金である会社資産とを分けて管理することをいいます。
コールドウォレットの管理体制
もう1つは、コールドウォレットの管理体制があるかどうかです。ウォレットとは、暗号資産を保管する電子財布のことをいいます。
各種ウォレットのうち、ネット環境から完全に切り離すタイプがコールドウォレットです。コールドウォレットで資産を保管することで、ハッキングの脅威から顧客資産を守れるようになります。
Coincheckでは、顧客資産の分別管理とコールドウォレットでの管理を行っていることが特徴です。また、2段階認証や国内外のセキュリティ企業によるシステム監査により、安全性を高めています。
Coincheck(コインチェック)の安全性やセキュリティについて
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コールドウォレットとは?対応済の取引所やホットウォレットとの違いを紹介
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2. 流動性が高いか
2つ目のポイントは、高い流動性が確保されているかどうかです。流動性が高いとは、取引所に多数の参加者がいて、常に注文量や取引量が多い状態をいいます。
暗号資産取引を行う場合は、自分が指定した価格で取引に応じてくれる相手方を見つけることが必要です。取引量が少なく流動性が低い取引所を利用してしまうと、売り手が少なく高値で買うことになってしまう可能性があります。
また、買い手が少ない場合は、いつまでも売ることができず、希望の価格では売りそこなうこともあるのです。そのため、できるだけ多くの利用者が参加している取引所を選んで口座開設することが重要になります。
3. 通貨の種類が豊富か
3つ目のポイントは、取引所が取り扱う通貨の種類の豊富さです。
暗号資産には、ビットコインだけでなくイーサリアムやリップルなど、「アルトコイン」と呼ばれる通貨が多数存在しています。
アルトコインのアルトは、日本語で「代替え」であり、ビットコイン以外という意味です。取引所によって、どの通貨の取引ができるかは異なります。
取引できる通貨の種類が多ければ、取引の幅が広がります。そのため、多くの種類のアルトコインを扱っていることを基準に取引所を選ぶ人も多いです。
また、自分が取引したい通貨の取り扱いがあるかどうかを事前に確認することも大切になるでしょう。Coincheckでは、30種類以上の通貨を購入することができます。
Coincheck(コインチェック)で現在取引できる通貨は何種類?暗号資産(仮想通貨)の購入手順
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4. ツールが使いやすいか
4つ目のポイントは、取引ツールが使いやすいかどうかです。取引ツールの使い勝手がよければ、取引のたびにストレスを感じることはなく、スムーズに取引を積み重ねていくことができます。
また、急激な価格変動に対応しなければならない場合でも、焦らず取引できることもポイントです。一方、ツールの使い勝手が悪ければ、常にストレスを抱えながら取引を行うことになり、いざという時にミスも発生しやすくなります。
ツールの使いやすさを確認するときは、パソコンだけでなくスマホアプリの使い勝手も確認することが必要です。主にパソコンで取引する場合でも、外出中にスマホで取引することもあります。
スマホアプリの使いやすさも重要視したほうがよいでしょう。Coincheckのアプリは、動作が軽いことが特徴です。
直感的に操作できる点も初心者にとってメリットになります。また、ログインしていない状態であっても、ウィジェット機能で価格チェックができる点も便利です。
コインチェックアプリの使い方(iOS・Android)
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5. 手数料が安いか
5つ目のポイントは、手数料です。ビットコインを取引するための暗号資産取引所を選ぶときには、手数料に着目して比較する必要があります。
1回あたりの手数料の差は小さいと感じても、何度も取引を重ねていくと、小さな差が積みあがって大きなコスト差が生まれるからです。暗号資産取引で効率的に利益を得ていくためには、できるだけコストが安い取引所を選ぶ必要があります。
手数料には、さまざまな種類があります。なかでも特に注目しておきたい大切な手数料は、取引手数料と入出金手数料の2つです。その理由は、売買取引と入出金は頻繁に行う可能性が高いという特徴にあります。
頻繁に行う取引に関する手数料が高いと、利益に与える悪影響が大きくなるからです。手数料も、取引所によってさまざまな体系がとられています。Coincheckでは、ビットコイン取引所の取引手数料が無料という点が注目ポイントです(2019年9月末時点)。
ビットコイン(BTC)取引の第一歩!取引所での口座開設の流れ
暗号資産取引を始めるためには、暗号資産取引所での口座開設が必要です。その手順について、Coincheckを例に解説します。まず、Coincheckへの登録です。
Coincheckで口座開設
Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。
1.アカウント作成をする2.本人確認を行う
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】
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日本円の入金
そして、取引所への入金です。審査に合格したら、暗号資産の購入に必要となる日本円の入金を行います。
暗号資産の購入
ここまで終わると、暗号資産の購入が可能です。通貨種類と数量を指定して注文します。
ビットコインの始め方・買い方を「初心者向け」に解説!仮想通貨(暗号資産)を購入する4つのステップ
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ハガキの受け取り
審査後に送られてくる本人確認ハガキの受け取りも必要です。受け取りが終了すると、Coincheckのすべてのサービスの利用が可能になります。
Coincheckで口座を開設するにはどれくらい時間が必要?
Coincheckで口座開設を行う場合、どの程度の時間が必要になるのかを知りたいという人もいるでしょう。口座開設では、必ず審査が行われます。
そのため、申し込み後すぐに開設できるわけではなく、一定の時間がかかると認識しておくことが必要です。早ければ、申し込んでから数日程度でハガキが自宅に届き、審査を含めて口座開設手続きが完了することもあります。
しかし、数日程度というのはあくまで目安です。人によっても審査期間は変わってくることがありますし、口座開設申し込みの混雑状況によっても左右されます。
思い立って手続きすればすぐに利用できるというわけではないため、早めに口座開設の申し込みをしておくことがポイントです。また、本人確認のハガキを確実に受け取れるようにすることも、期間短縮に役立ちます。
申し込みの日から2~3日は、自宅で郵便受け取りできるようにスケジュールを確保しておくことも有効な方法です。受け取りができず再配達になると、その分、取引所側での確認も遅れてしまいます。
ビットコイン(BTC)の口座開設をする際に注意したい点
口座開設において書類の提出ミスなどがあると、再度申し込みが必要になります。
その分、口座開設手続きに余分な時間がかかってしまうことになり、肝心のビットコイン取引をなかなか始めることができません。そうならないためには、以下のような点に注意することが大切です。
本人確認書類の用意
1つ目は、指定された形式の本人確認書類を用意することです。また、提出時には鮮明なデータの提出も欠かせません。
年齢条件
2つ目は、年齢条件を満たしているかどうかの確認です。未成年の利用の可否は取引所によって差があります。Coincheckの場合は、新規登録では18歳以上75歳未満に限られています。
虚偽の記載をしない
3つ目は個人情報に関して虚偽の記載をしないことです。また、現住所と本人確認書類に記載の住所が異なる場合は、あらかじめ本人確認書類の住所変更を済ませておきましょう。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
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Coincheckでビットコイン(BTC)の取引を始めよう
ビットコインは、Coincheckでアカウント登録後に口座開設をすれば売買が可能です。そのため、事前に必ず口座開設が必要になると認識しておく必要があります。
Coincheckは、24時間いつでも暗号資産を簡単に売買でき、暗号資産初心者にも使いやすい取引所です。取り扱い暗号資産の数も豊富で、セキュリティ面にも力を入れている取引所です。
メールアドレスやFacebookアカウントさえあれば簡単に登録ができますので、Coincheckでの口座開設を検討してみるのも良いでしょう。
ビットコイン(BTC)や暗号資産に興味がある人のなかには、「具体的な使い方が知りたい」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、ビットコインや暗号資産の使い方の事例や使う前の準備について、暗号資産の初心者の方にもわかりやすくご紹介します。
この記事でわかること
ビットコイン(BTC)/暗号資産の使い方
ビットコイン(BTC)を使う前に用意するべき「ウォレット」とは?
暗号資産のウォレットを使うメリット
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目次
ビットコイン(BTC)/暗号資産9つの使い方
送金
決済(実店舗、ネットショッピング)
公共料金の支払い
寄付
資金調達(ICO)
アプリ開発などの「プラットフォーム」
NFTの購入
海外では代替通貨や法定通貨として使われることも
投資・資産運用
ビットコイン(BTC)を使う前に用意するべき「ウォレット」とは?
暗号資産のウォレットの種類と特徴
暗号資産のウォレットを使うメリット
1. 暗号資産を分散して保管できる
2. 送金や残高照会がスムーズに素早く行える
3. カウンターパーティーのリスクを抑えられる
ビットコイン/暗号資産の使い方を把握すればデジタル通貨を活用可能
ビットコイン(BTC)/暗号資産9つの使い方
最初に、すでに実用化されているビットコインと暗号資産の使い方についてご紹介します。
具体的には、以下の9つの用途があります。
送金決済(実店舗、ネットショッピング)公共料金の支払い寄付資金調達(ICO)アプリ開発などの「プラットフォーム」NFTの購入海外では代替通貨や法定通貨として使われることも投資・資産運用
それぞれどのような使い方なのか、順番に見ていきましょう。
送金
現在のところ1番期待されている仮想通貨の使い道としては、『送金手段』としての使い道が挙げられます。
例えば、ビットコインは相手のビットコインアドレスを指定するだけで金融機関を通さず個人間での送金が可能です。
ビットコインアドレスが銀行口座のような役割を果たし、基本的に取引所からでもウォレットからでも手軽に送金できます。
また、単に「仮想通貨も法定通貨のように送金が可能」というだけではなく、特に海外送金においては、銀行などの金融機関から法定通貨を送金する場合と比べて多くのメリットがあると言われています。
ビットコイン送金の具体的なメリットは、手続きが簡単で送金スピードが速く、かつ手数料が安いというところです。
<金融機関からの送金とビットコイン送金の比較>
金融機関からの送金
ビットコイン(BTC)の送金
手続き
煩雑で複雑な手続きが必須(いくつかの銀行を経由するため)
ビットコインアドレスと送金量を指定するだけ
送金スピード
数日、もしくは数週間かかる
十分〜程度
手数料
数百円〜千円程度
数十円前後
※送金する国や状況によって時間や手数料は上下します
また、ビットコイン以外のXRP(エックスアールピー)やネム(XEM)などの仮想通貨においても、送金手段としての使い道が期待されています。
特にXRP(エックスアールピー)は国際送金を3.3秒で完了させ、手数料もほぼ0円で行える、送金に特化した仮想通貨です。
参考:How XRP Stacks Up Against Other Digital Assets
本格的な実用化はこれからですが、日本の大手銀行もXRP活用プロジェクトに参加しているなど、既存の送金システムを覆す役割を果たすことが期待されています。
このように、仮想通貨は送金手段としてすでに利用されているだけでなく、さらなる普及が見込まれているのです。
決済(実店舗、ネットショッピング)
暗号資産は、買い物やサービスの「決済手段」としての使い道があります。
2017年4月1日施行の「改正資金決済法」において、仮想通貨は正式な決済手段として法的に認められました。
現在は、電子マネーやクレジットカードでの決済と同じように、多くの実店舗やネットショップで仮想通貨による決済ができるようになっています。
実店舗で利用する
例えば、ビットコインは下記のような実店舗で決済手段として使うことが可能です。
ビットコインで決済できる主な店舗※2021年12月時点
詳細
ビックカメラ
注文金額が10万円まで、全店舗でビットコインでの決済が可能
HIS
都内9拠点33店舗でビットコイン決済を導入
メガネスーパー
全店舗でビットコイン決済を導入
コジマ
一部店舗のみ
ソフマップ
一部店舗のみ
ビットコインでの支払いに対応している実店舗は、家電量販店などが挙げられます。
暗号資産は決済手数料が安いため、ビットコイン決済に対応する実店舗は世界中で増加傾向であることが特徴です。実店舗でビットコイン決済するためには、事前にスマートフォンなどにウォレットアプリをダウンロードしておく必要があります。
決済する際に指定されたQRコードを読み取り、店舗側に送金する仕組みになっています。スマホをかざすだけで決済が可能であるため、パスモのようなイメージで使用でき手軽に買い物を楽しむこともできます。
クレジットカードのように、暗証番号を入力したりサインをしたりする必要もありません。
ネットショッピングで利用する
暗号資産での決済が可能なネットショップも、世界的には増加傾向だといえます。ビットコイン決済に対応しているネットショップには、Bitcoinmall(ビットコインモール)などが挙げられます。
Bitcoinmallでは生活家電やパソコン、生活雑貨やおもちゃなど幅広い商品を取りそろえていることが特徴です。送料が無料であるため、他のネットショップよりも利用しやすいといえます。
価格表記が日本円ではなく、「BTC」や「MONA」などの暗号資産の単位で表示されているケースもあるため注意しましょう。ネットショップ内には、暗号資産レートなども表示されています。
価格変動によっては日本円よりもお得な買い物ができるケースもあるため、自身でビットコインの価格変動を見極める必要があります。
公共料金の支払い
暗号資産は、「公共料金の支払い手段」としての使い道があります。
例えば、Coincheck(コインチェック)では、「Coincheckでんき」というサービスを開始していて、ビットコイン(BTC)で電気代を支払うことが可能です。
ビットコインで決済する場合に既存の電気サービスと比べて1〜7%割引されるプランだけでなく、電気代金の1〜7%をビットコインとして貯められるプランも用意されています。
さらに、2019年10月4日からは「Coincheckガス」というサービスを新たに提供し始め、ガス料金においてもビットコインでの支払いが可能になりました。
ビットコインで決済する場合に、使用料金が3%割引されるプランや、ガス料金の3%がビットコインで貯められるプランが用意されています。
※株式会社イーネットワークシステムズ(ENS)と丸紅グループの電力会社「丸紅新電力」が提携し、電気を供給しております。 参考:三ッ輪産業株式会社
Coincheckでんきの詳細は以下をご覧ください。
電気料金の支払いでビットコインがもらえる?Coincheckでんきとは
Coincheck
寄付
暗号資産には、「寄付手段」としての使い道もあります。
暗号資産での寄付は、ブロックチェーンの性質上「誰から誰へ寄付したか」が一目瞭然で寄付の透明性が高く、法定通貨による寄付と比べて手数料が安いといったメリットがあります。
これまで、法定通貨による寄付には下記のような問題がありました。
寄付の使い道が不透明で、本当に必要な人に寄付が届いているのか分からない
少額の寄付金では手数料の方が高くついてしまうために、手軽に寄付できない
暗号資産による寄付は、これらの問題を解決できるため、本格的な実用化が期待されているのです。
現在のところは、NPO法人や赤十字などでビットコインでの寄付を受け付けている事例があります。
資金調達(ICO)
暗号資産には、「資金調達手段」としての使い道もあります。
例えば、企業が資金調達をしたい時に独自の「トークン」を発行し、投資家がイーサリアム(ETH)などの暗号資産で「トークン」を購入するICO(Initial Coin Offering)と呼ばれる資金調達方法があります。
投資家は、トークンを持っていることで企業が提供するサービスを受けられたり、のちに売買することで利益を得られたりします。
ICOを行うことで企業は資金調達を迅速に行えて、プロジェクトや新しい技術の開発につなげられ、投資家は企業を応援しながら利益を得られるメリットがあります。
ただし、ICOは、価値のないトークンを発行して仮想通貨を集めるなど、詐欺に近い形で使われることもあるので注意が必要です。
金融庁からもガイドラインを出して注意を呼びかけるなど、投資家を守るためのICOにかかわる環境整備が進められているところです。
アプリ開発などの「プラットフォーム」
ここまで紹介してきた「送金」や「決済」といった法定通貨のような使い道とは大きく異なりますが、暗号資産には、アプリケーションの基盤などになる「プラットフォーム」としての使い道があります。
少し想像しにくいかもしれませんが、暗号資産には新しい技術が搭載されているので、その技術を応用してゲームアプリや便利なシステムを作ることが可能なのです。
プラットフォームとして利用できる暗号資産の代表としてはイーサリアムが挙げられ、イーサリアムは、すでに取引所やゲームの根幹のシステムとして使われています。
イーサリアム以外の暗号資産も、下記一覧表のようにプラットフォームとしての使い道があります。
暗号資産
プラットフォームとしての主な使い道
イーサリアム(ETH)
アプリケーションの基盤になる暗号資産。契約内容記録や自動実行が可能なスマートコントラクトという技術が注目されている。すでにゲームアプリや分散型取引所での活用事例がある。
イーサリアムクラシック(ETC)
アプリケーションの基盤になる暗号資産。IoT分野への活用が期待されている。
リスク(LSK)
アプリケーションの基盤になる暗号資産。本格的な実用化はこれから。
ネム(XEM)
新たな経済圏を作ることを目的に開発。日本では電力取引プラットフォームにネムのブロックチェーンが利用されている。また、医療分野での応用プロジェクトなども進行中。
アイオーエスティー(IOST)
Dapps(分散型アプリケーション)を開発できるブロックチェーンプラットフォーム。
エンジンコイン(ENJ)
2,000万人以上が利用しているプラットフォーム「Enjin」で利用される暗号資産。Enjinは、ブロックチェーンゲーム用のプラットフォーム。
プラットフォームとして利用できる暗号資産は機能が多様で、ビジネスへの活用だけでなく、行政サービスや人道支援の場での活用も期待されています。
NFTの購入
暗号資産には、「NFT(Non-Fungible Token)の決済手段」としての使い道もあります。
NFTとは、主にイーサリアムのブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。NFTの登場により、データや権利など物質として存在しないものにも一点物としての価値を与えることができるようになりました。
NFTはゲームやアート、不動産や会員権などさまざまな分野で活用されていますが、NFTを購入するには決済時にイーサリアムなどの暗号資産が必要になります。NFTの取引はMetaMaskなどの暗号資産用のウォレットを使って行うのが一般的ですが、取引成立時には購入者のウォレットから販売者へのウォレットへ、購入金額分の暗号資産が自動的に振り込まれるようになっています。
Coincheckが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、『The Sandbox』、『Crypto Spells』、『Sorare』、『Meebits』など多数のNFTタイトルを取り扱っています。
NFTの取引に興味をお持ちの方は、ぜひCoincheck NFTのご利用をご検討ください。
Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説
Coincheck
海外では代替通貨や法定通貨として使われることも
海外では代替通貨や法定通貨としての使い道もあります。
例えば、ベネズエラでは2018年に政府主導で暗号資産「ペトロ」が発行されました。
アメリカの経済制裁などによって、深刻な経済危機に陥っていたベネズエラの再建のために発行された暗号資産が「ペトロ」です。
様々な問題はありますが、現在もベネズエラ政府主導により、年金やボーナスを暗号資産「ペトロ」で支払うといった政策が取られるなど、自国の法定通貨の代わりのように使われているようです。
また、2021年には中央アメリカの小国「エルサルバドル」が世界で初めてビットコインを法定通貨として採用し、大きな話題となりました。
同国がビットコインを法定通貨化した理由としては、海外から送金の促進と金融包摂の推進が挙げられます。エルサルバドルでは国民の約7割が銀行口座などを持っておらず、従来の金融サービスを利用できない状態が続いています。そこでビットコインを法定通貨化することで、金融面での国民の利便性を向上させるのが目的といわれています。
ベネズエラやエルサルバドルの事例は特殊で、現在のところ仮想通貨が代替通貨や法定通貨として使われることはほとんどありません。
ただ、今後実用化が進めば、暗号資産を代替通貨や法定通貨として使う国も増えてくるかもしれません。
投資・資産運用
最後に、一般的に知られている「投資対象」としての使い道があります。
投資もしくは投機対象としての側面が、多くの人が認識している主な仮想通貨の使い道と言えます。
2021年の11月には、ビットコインは過去最高値となる6万7,000ドル(約770万円)を記録しました。同年1月には約3万ドルだった価格が、わずか11ヶ月ほどで2倍以上も値上がりしたことに驚いた方も多いのではないでしょうか?
マネックス証券 チーフアナリストの大槻奈那氏は、暗号資産はボラティリティ(価格の変動率)が大きいので、ポートフォリオに1%〜5%ほど組み入れるだけでそれなりのリターンが期待できると述べています。
大槻氏は、2020年にコインチェックが行ったインタビューで暗号資産投資について次のように説明しています。
個人的におすすめなのは、投資できる資金の1%〜5%ほどを暗号資産に充てるやり方です。暗号資産は、ボラティリティが他の金融資産の数倍〜10倍ほどあります。
ある日、日経平均が1%上がったときに、暗号資産は最大で10%くらい上がるほどボラがある。それくらいボラがあるということは、同じだけの利益を得るための元本が、他の資産の数分の一程度でいいということになります。
引用:「ビットコイン200万円超。価格高騰の背景にあるものとは」マネックス証券 チーフ・アナリスト 大槻奈那氏インタビュー
ビットコインをはじめとする暗号資産を購入するには、まず暗号資産取引所で口座開設(登録)をする必要があります。国内最多クラスの暗号資産を扱うCoincheckの登録方法は、以下の記事で詳しく解説しています。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】
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ビットコイン(BTC)を使う前に用意するべき「ウォレット」とは?
ビットコインを使う際には、「ウォレット」を用意するのが一般的です。この段落では、ビットコインを使う前に用意するべき「ウォレット」について解説します。
暗号資産におけるウォレットとは、通貨を安全に保管するツールのことを指します。ウォレットという名の通り、暗号資産用の電子財布として利用できることが特徴です。
ウォレットは暗号システムを用いて、ウォレット内に保管している暗号資産を守るためのシステムになっています。ウォレット内で実際に保管しているのは、暗号資産そのものではなく「秘密鍵」と呼ばれるものです。
秘密鍵は、ビットコインを取引するための暗証番号の役割を担っています。ウォレットには多くの種類があり、使い勝手やセキュリティの強度にはそれぞれ違いがあります。
そのため、自身の目的に応じて使い分けるようにしましょう。
暗号資産のウォレットの種類と特徴
ウォレットは、大きくはホットウォレットとコールドウォレットに分けることができます。
ホットウォレットはオンラインでネットワークにつながっているため、ハッキングを受けるリスクがあります。クラウド上で管理するオンラインウォレットやスマホ用アプリを使用するモバイルウォレット、パソコンにウォレットをインストールするデスクトップウォレットなどはホットウォレットに分類されます。
反対に、コールドウォレットはオフライン管理であるため、安全性が高いことが特徴です。USB状のデバイスなどを使用するハードウォレットや紙に印刷して保管するペーパーウォレットなどは、コールドウォレットに分類されます。
暗号資産を安全に保管したい場合には、コールドウォレットを使用するのが一般的です。ウォレットのなかでも高額なのはハードウォレットですが、利便性が高く持ち運びしやすいというメリットがあります。
詳しくはこちら:暗号資産(仮想通貨)のウォレットとは?特徴や種類は?
暗号資産のウォレットを使うメリット
ここでは、ビットコインなどの暗号資産をウォレットに保管するメリットについて解説します。
1. 暗号資産を分散して保管できる
1つ目のメリットは、暗号資産を分散して保管できることです。セキュリティレベルのより高いウォレットを選べば、ハッキングリスクも抑えられます。
2. 送金や残高照会がスムーズに素早く行える
2つ目のメリットは、送金や残高照会がスムーズに素早く行えることです。スマホのウォレットを利用すれば、より簡易的に残高照会などが行えるでしょう。
3. カウンターパーティーのリスクを抑えられる
3つ目のメリットは、カウンターパーティーのリスクを抑えられることです。カウンターパーティーとは、暗号資産の取引所や取引相手などのことを意味します。
暗号資産の取引所などが万が一ハッキングなどによって閉鎖した場合、自身の暗号資産を取り出せなくなるといったリスクを軽減することが可能です。
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ビットコイン/暗号資産の使い方を把握すればデジタル通貨を活用可能
一般的にビットコインの用途は投資や資産運用というイメージが強いかもしれませんが、実店舗やネットショッピングでの利用、海外送金など、使い道は数多くあります。
さまざまな使い道を検討している場合には、暗号資産を安全に保管できるウォレットも導入することが大切です。次世代のデジタル通貨として、国内外から注目されるビットコインや暗号資産を上手に活用するようにしましょう。
Coincheckでは、ビットコインをはじめとする暗号資産を500円から購入することができます。ビットコインに興味が芽生えた方は、まずはCoincheckに口座開設をしてみてはいかがでしょうか。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
Coincheck
新たな時代の通貨として、投資対象としても注目を集めているビットコイン(BTC)。
そんなビットコインの保有方法にはいくつかありますが、中でも一般的といえるのが「ビットコインウォレット」です。まだビットコインを持ったばかりの人の中には、暗号資産(仮想通貨)取引所のウォレットに保管している人や、ビットコインウォレットをよく知らないという人も多いことでしょう。
そこで今回は、ビットコインウォレットの特徴やウォレットの種類をご紹介します。
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目次
ビットコインウォレットの概要を解説
ビットコインウォレットとは
暗号資産取引所の保管との違いは
なぜビットコインウォレットが必要なのか
ホットウォレットとは
オンラインウォレット
モバイルウォレット
デスクトップウォレット
コールドウォレットとは
ハードウェアウォレット
ペーパーウォレット
自分に合う暗号資産のウォレットを決めるポイントとは
ビットコインウォレットを作ってみよう
Coincheckのウォレットとは
ウォレットの作成手順
Coincheckの口座開設の手順
ビットコインウォレットは暗号資産の取引には必需品
ビットコインウォレットの概要を解説
どこのビットコインウォレットを作成するのが良いかに触れる前に、まずはビットコインウォレットの概要について紹介します。
ビットコインウォレットがどういうものなのか、取引所に預ける場合とどう違うのかなど、初心者は押さえておきましょう。
ビットコインウォレットとは
ビットコインウォレットとは、暗号資産ウォレットや単純にウォレットとも呼ばれ、ビットコインを始めとする暗号資産を保管しておくための財布のようなものです。
暗号資産の送金に必要となる秘密鍵を持つビットコインアドレスを一つにまとめたもので、複数のアドレスをウォレットにて管理することができます。
ビットコインウォレットは、それぞれの事業者が提供しているため細かい特徴は異なるものの、一般的な特徴としては「複数の暗号資産を一つにまとめて管理できる」「他のウォレットに送金できる」「セキュリティを維持できる」などが挙げられます。
暗号資産取引所の保管との違いは
複数の暗号資産を保管するのに優れるビットコインウォレットですが、暗号資産取引所での保管と何が違うのでしょうか。
そもそも暗号資産取引所とは、投資家が暗号資産を自由に売買できる場所のことを指します。インターネット上に存在する証券会社のようなもので、取引所で購入した暗号資産はその取引所のビットコインウォレットに自動で保管される仕組みとなっています。
ですから、自分のビットコインウォレットを持っていなくても、取引所で売買を行うと自動的に取引所内にウォレットを持つことになります。
取引所とビットコインウォレットの違いを挙げるとするならば、取引所は暗号資産の売買をする場所であり、ビットコインウォレットは自分自身で暗号資産を管理する場所、といえるでしょう。
暗号資産の取引所・販売所で口座開設するまでの流れ
Coincheck
なぜビットコインウォレットが必要なのか
取引所でも暗号資産を保管できるのに、自身のビットコインウォレットで保管する必要性はあるのでしょうか。
その理由の一つが「セキュリティ面」です。暗号資産はネットに存在する性質上、ハッキングなどを受けると全ての資産を消失する危険性があります。
もし、持っている暗号資産を全て取引所に保管していた場合、中にはホットウォレットと呼ばれるネットにつながれた状態で保管している取引所もあり、資産を盗まれる可能性も考えられます。過去には、実際にハッキングされて倒産してしまった取引所もあります。
まだ法整備が完全とはいえない状況で、こうしたリスクから自分の資産を守るために、自身でビットコインウォレットを作って、暗号資産を分散して保管する方法があるのです。
そんなビットコインウォレットには、大きく分けて「ホットウォレット」と「コールドウォレット」があります。
セキュリティに関わる部分でもあるので、暗号資産を保有するのであれば違いを正しく押さえておく必要があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ホットウォレットとは
ホットウォレットとは、常にネットに接続された状態にあるウォレットを指します。スマホアプリやブラウザ上のウォレットなどがホットウォレットに該当します。
ホットウォレットの大きなメリットは、「送金が簡単にできること」です。ネットに常時つながれているので、たとえばQRコードを読み取るだけでもすぐに送受信が完了します。
一方でデメリットは、「ハッキングのリスクがあること」です。
ネットにつながれているので、不正アクセスなどのリスクに常にさらされていることにもなり、資産消失の危険性が高いといえます。そのため、ホットウォレットには、取引をするのに必要な金額など少額を保管するのが良いでしょう。
なお、ホットウォレットに当たるものには、オンライオンウォレット・モバイルウォレット・デスクトップウォレットなどがあります。
暗号資産(仮想通貨)のお財布?ホットウォレット3つの種類とその特徴
Coincheck
オンラインウォレット
オンラインウォレットは、ホットウォレットに分類される代表的なウォレットです。ウェブウォレットとも呼ばれ、文字通り取引所のサイト上など、ネット上につながれた状態で暗号資産を保管するタイプのウォレットです。
メリットとしては「どの端末でもアクセスできる点」と「初心者でも気軽に使える点」が挙げられます。IDとパスワードを把握しておけば、どの端末でもアクセスができ、管理が複雑ではないのが特徴です。
取引所がセキュリティ対策を行っているため、初心者でも管理がしやすいといえるでしょう。一方、デメリットとしては「不正アクセスのリスクが高い点」です。
取引所での不正アクセスはこれまで何度も起こっており、完璧に安全とは言い切れません。取引所によっても強度が異なるので、万が一不正アクセスに遭った場合には資産を失う危険性があることは認識しておきましょう。
モバイルウォレット
モバイルウォレットは、オンラインウォレットと同じくホットウォレットの一種ですが、特に携帯端末に対応したウォレットをそう呼びます。
携帯端末に対応していることで、カメラと連動したQRコードの読み取りや暗号資産決済などにも優れています。メリットとしては、秘密鍵を用いて携帯端末内で保管することになるので、オンラインウォレットよりもセキュリティ面でやや強固といえます。
一方でデメリットは、万が一携帯端末が故障したり盗難されたりすると、暗号資産を失うリスクがあることと、アルトコインなどの新規のコインに対応しているウォレットが少ないことなどが挙げられます。
デスクトップウォレット
デスクトップウォレットとは、オンラインウォレットやモバイルウォレットと同じくホットウォレットの一種です。
モバイルウォレットが携帯端末で保管をするのに対し、デスクトップウォレットはパソコンで保管をするウォレットということになります。
パソコンにインストールして使うことになりますが、デスクトップウォレットは、容量が大きい「フルノード型」と、容量が小さい「軽量型」に分けられます。容量が大きいほど取引記録は参照しやすいという違いがあります。
デスクトップウォレットのメリットは、「操作がシンプルな点」と「取引所に依存しない点」が挙げられます。パソコン上で操作し、複雑な操作なしにすぐウォレットを作成することができます。
また、取引所から離して自身のパソコン上に保管できるので、万が一取引所が倒産したりハッキングを受けたりしても資産を守ることができます。
一方で、デメリットとしては「自身のパソコンの影響を受ける点」が挙げられます。パソコン自体がウイルス感染したり不正アクセスをされたりすると、結果として暗号資産を失うことにもなりかねません。
秘密鍵やパスワードなどをバックアップして保存しておくのが理想です。
コールドウォレットとは
コールドウォレットとは、インターネットと切り離したところで暗号資産を保管するウォレットのことです。
コールドウォレットの大きな魅力は、なんといってもハッキングリスクを抑えられる点です。ネットに繋がれているホットウォレットとは異なり、コールドウォレットはネットに繋がない限りハッキングの危険性を極めて低く抑えられます。
一方で注意点としては、急な決済に向いていないことなどが挙げられます。ネットと切り離しての保管なので、決済などを行う場合にはその都度パソコンに繋がなくてはなりません。
また、暗号資産を保管しているコールドウォレットを物理的に紛失したり盗難されたりすると、資産をそのまま失ってしまうことにもなるので注意が必要です。コールドウォレットには大きく分けて、ハードウェアウォレットとペーパーウォレットがあります。
コールドウォレットとは?対応済の取引所やホットウォレットとの違いを紹介
Coincheck
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットとは、ネットと切り離された端末に暗号資産を保管するコールドウォレットの一種です。
ハードウェアウォレットのメリットとしては、「高いセキュリティ性」と「持ち運びが容易であること」などが挙げられます。ネットに繋がない限りは不正アクセスなどのリスクから資産を守ることができます。
また、USB端末のような小型のものも多く、持ち運びも便利で、使いたいときにはパソコンに差し込むだけで管理ができるのも便利です。
一方で、デメリットとしては、「対応通貨が共通ではないこと」と「物理的な保管が課題となること」が挙げられます。さまざまなメーカーがハードウェアウォレットを発売しているので、対応通貨が共通でない点は注意すべきところです。
また、端末自体を紛失したり破損したりしてしまうと、中に入っているデータが消失してしまう恐れもあるので物理的な管理はとても重要になります。
ペーパーウォレット
ペーパーウォレットは、文字通り紙の形をしたウォレットで、暗号資産のアドレスや秘密鍵と呼ばれるものを紙に印字して保管するタイプのウォレットを指します。
ペーパーウォレットに保管している状態ではすぐに取引することができないので、長期で保管したい場合などに向いているウォレットです。完全にネットから切り離されているので、不正アクセスやハッキングを受けないのが大きな利点といえます。
その一方で、紙に保管することになるので水濡れや破損などに弱いことや、無くしやすいという点はデメリットといえるでしょう。
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自分に合う暗号資産のウォレットを決めるポイントとは
たくさんある種類の中から、自分に合ったウォレットを見つけるためには、まず暗号資産を保有する目的を明確にすると良いでしょう。
大きく分けて、「日常使い用」なのか「投資用」なのか、はたまた「貯金用」なのかで変わってきます。たとえば、買い物など日常使いを頻繁にするようなケースなら、すぐに送金ができるオンラインウォレットが向いていますし、投資用として売買を行いたいなら取引所に預けておくのも一つの選択肢です。
貯金用で長期に渡って使わないというのであれば、ハードウェアウォレットやペーパーウォレットでネットから切り離して保管するというのも良いでしょう。もし、どのウォレットを作れば良いか悩んでいる場合には、ひとまず取引にも使いやすいオンラインウォレットを作ってみるのも良いでしょう。
次の段落で、オンラインウォレットの作り方について紹介します。
ビットコインウォレットを作ってみよう
国内大手の金融庁登録済の暗号資産取引所であるCoincheckでは、ビットコインウォレットを簡単に作成することができます。
ここでは、Coincheckにおけるビットコインウォレットの作成方法を簡単に紹介していきます。初心者でまだウォレットが無いという人は参考にしてみてください。
Coincheckのウォレットとは
Coincheckのウォレットは、国内でも有数の取引量を誇る暗号資産取引所であるCoincheckが提供しているオンラインウォレットのことです。
取引所のウォレットなので、暗号資産の売買がすぐにできるのはもちろんのこと、送受金も簡単な操作で行えるのが特徴です。日本円での入金や出金にも対応しています。
Coincheckのウォレットは、操作が分かりやすく、初心者にもおすすめのウォレットといえます。
ウォレットの作成手順
Coincheckのウォレットは、暗号資産取引所Coincheckの口座開設を行うことで、自動的に口座開設者用のウォレットが作成されます。
口座登録の手順を踏めば、あとは自動的に作成されるので面倒な手続きが必要ありません。口座開設自体も、簡単な入力だけですぐにできますので、暗号資産を取引したいと思ったら、とりあえず作っておくのも良いかも知れません。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
Coincheck
Coincheckの口座開設の手順
Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。
1.アカウント作成をする2.本人確認を行う
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】
Coincheck
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ビットコインウォレットは暗号資産の取引には必需品
ビットコインウォレットは大きく分けて、ホットウォレットとコールドウォレットに分類され、さらに細かくさまざまなウォレットが存在します。
それぞれに向き不向きやメリットデメリットがあるので、自分のスタイルに合わせたものを選択するのが良いでしょう。
暗号資産の取引が初めての場合は、アカウント作成だけでオンラインウォレットが作れるCoincheckからビットコインウォレットを作成してみてはいかがでしょうか。
ビットコインの始め方・買い方を「初心者向け」に解説!仮想通貨(暗号資産)を購入する4つのステップ
Coincheck
暗号資産(仮想通貨)元年といわれた2017年は、暗号資産で巨額の財産を築いた「億り人(おくりびと)」と呼ばれる人たちが誕生しました。
億り人がきっかけで、暗号資産を初めて知ったという人もいるかもしれません。しかし、一時期200万円以上にまで高騰したビットコイン(BTC)の価格は2018年に入って急落しました。
その後、2019年に入って再びビットコイン価格は100万円にまで回復しましたが、ビットコイン億り人と呼ばれた人たちは今どうしているのでしょうか。
この記事では、億り人の現状と、注意すべき暗号資産の税金事情などについて解説していきます。
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目次
億り人(おくりびと)とは?
億り人の意味
億り人の人数
暗号資産の億り人はどうして成功することができたのか?
ビットコインの高騰
アルトコインなどの高騰
暗号資産の億り人の現在とは?
2018年の暗号資産の暴落
利益を確定できなかった人は損している
暗号資産で多額の利益を出した時に忘れてはいけない納税資金
暗号資産における税金事情とは?
暗号資産の税金の仕組み
暗号資産の税金は累進課税
暗号資産で買い物をしても課税対象になる
暗号資産取引における税金対策
1. 頻繁にトレードせずに保有し続ける
2. 毎年少しずつ利益を確定させる
3. 含み損の暗号資産は決済しておく
今からでも遅くない?暗号資産の億り人を目指す方法
主要なアルトコインへの投資
マイナーコインへの投資
暗号資産の取引は余剰資金で行おう
億り人とは?
はじめに「億り人」とは何かを理解しておきましょう。合わせて、日本に億り人と呼ばれる人たちがどれくらいいるのか、気になる人数もみていきます。
億り人の意味
文字からも想像できるように「億り人」とは、株式投資やFXなどの分野で生まれた言葉で、投資や投機によって資産が1億円を超えた人のことをいいます。
2017年は暗号資産が値上がりしたため、資産が1億円を超えた暗号資産保有者が続出しました。こうした経緯があって、「億り人」は暗号資産業界でも使われるようになりました。
億り人の人数
2017年に日本で1億円以上の資産を築いた人は、一体どれくらいいたのでしょうか。
一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の発表した資料では、1億円以上の資産があるウォレットは日本国内の取引所に268口座あるとされています(こちらの口座には一部の暗号資産交換業者の口座は含まれておりません)。
また、2017年の確定申告の総括が2018年5月に国税庁から公表されました。こちらのデータによると、雑所得の収入が1億円超あったとした納税者のうち、暗号資産の売買で収入を得ていた人が少なくとも331人に上るとされています。
ただし、暗号資産の取引をしている人の中には、自分のウォレットで資産を管理している人や、複数の口座に資産を分散している人も相当数いると考えられます。そのため、実際には協会や国税庁の把握している数よりも多くの億り人がいる可能性はあります。
暗号資産の億り人はどうして成功することができたのか?
億り人は、なぜ1億円以上の資産を築くことができたのでしょうか。億り人が生まれた背景を考えてみましょう。
ビットコインの高騰
暗号資産の中で最も有名なのはビットコインです。
ビットコイン以外のコインをアルトコインと呼ぶことで、暗号資産の勢力図は大まかにいうとビットコインとアルトコインに分けられることになりました。2017年以前の暗号資産業界では、ビットコインへの投資で資産を築いた人が多くいました。
コインの価格は需要と供給のバランスによって決まります。暗号資産の中でビットコインが他のコインよりも一足早く価格が高騰したのは、ビットコインが有名になって需要が高まったことが理由の1つです。
早い時期に世の中に出るというのは、知名度の面ではアドバンテージになるといえるかもしれません。その結果、使用が開始された2009年に1BTCあたり0.07円程度だったビットコインは、2013年には13万円程度にまで上昇しました。
4年程度のうちの価格上昇率は実に100万倍以上です。また、2017年12月には過去最高額の240万円以上にまで価格が上昇しました。
このビットコイン価格高騰の波に乗って、国内外で多くの人々が億万長者となりました。
【今後の予測付き】ビットコインバブルが起こった背景と崩壊の理由
Coincheck
アルトコインなどの高騰
ビットコインの価格が上昇するのに伴い、徐々にアルトコインも注目を集めるようになります。
たとえば、日本発の暗号資産であるモナコインは、2017年10月にそれまでの1MONAあたり50円台から900円近くまで高騰しました。また、同年12月、初期の頃は0.7円程度だったエックスアールピーは300円近くまで高騰しています。
モナコインは2017年の初め頃には3円程度で流通していた通貨ですので、初期の頃にモナコインを購入し、高騰時に売却できていれば、たった数カ月で「億り人」になれていたということになります。
一方、2017年の年始に1BTCあたり約12万円だったビットコインも、同年年末には150万円以上にまで上昇しました。ビットコインも10倍以上に成長しているものの、アルトコインの成長率に比べると、その成長の度合いは見劣りすると感じるでしょう。
このように個々のコインの高騰率を見てみると、暗号資産元年と呼ばれた2017年は、主にアルトコインに投資していた人が資産を大きく増やすことのできた年であったことが分かります。
暗号資産の億り人(おくりびと)の現在とは?
2017年に資産を大きく増やすことのできた暗号資産の「億り人」たちは、現在どうしているのでしょうか。
2018年以降、暗号資産の市場は下落しました。うまく下落前に利益確定させ、その資金を元手にさらに資産を増やしているのでしょうか。
2018年の暗号資産の暴落
2017年は記録的な高騰を遂げた暗号資産ですが、2018年に入ると状況は一転します。
ビットコインを含む多く通貨で価格の大きな値下がりを経験しました。暗号資産の価格下落に伴って、資産状況が悪化した億り人も少なくなかったことでしょう。
利益を確定できなかった人は損している
一時億り人になった人の中には、この暴落までに利益確定できず、損を出している人もいると考えられています。相場が下落した分、資産も目減りしてしまい億り人ではなくなった人も、相当数いるでしょう。
暗号資産で多額の利益を出した時に忘れてはいけない納税資金
暗号資産で利益を出したときに考える必要があるのは、納税資金のことです。暗号資産の場合は、暗号資産同士の交換も課税の対象となるため注意が必要です。
億り人になった人の中には、税金が払えなくなってしまう人も出ていたそうです。たとえば、暗号資産の価格が高騰しているときに利益を確定し、1億円の資産を持つことになった人のことを考えてみましょう。
その時点で他の通貨を購入し、その状態で価格の90%以上の値下がりが起こったとします。このようなケースではその暗号資産を売却しても十分な利益を上げられないため、税金を支払えないこともあり得るのです。
暗号資産は暗号資産同士なら損益通算が可能です。そのため、暗号資産同士を交換しても、通常の値動きの範囲であれば十分にその影響を吸収できます。
しかし、2018年の下落幅は想像以上のものであったため、税金だけ支払うことになってしまった人も出てしまったようです。このことから、暗号資産の交換も課税対象となるのは大きなリスクになることが分かったのです。
暗号資産における税金事情とは?
これから暗号資産の取引を始めようと考えている人は、どのように課税されるのかを正しく理解することが大切です。
暗号資産の税金の仕組み
暗号資産の税制の仕組みを理解する前に、自分に納税の義務があるのかを確認しましょう。
大前提として、暗号資産は基本的に個人で持っているだけでは課税対象となりません。円やドルなどの法定通貨や、他の暗号資産、または買い物などで暗号資産で支払ったときに所得としてみなされることになっています。
会社などに勤めている人は、暗号資産で年間に20万円以上の利益を出すことができたとき、学生や主婦などで扶養されている人は年間33万円以上の利益が出た場合には、原則確定申告と納税の義務が発生します。
暗号資産の税金は累進課税
日本の税制では、暗号資産は「雑所得」に分類されるため、他の所得との合算した金額に対して課税されることになります。
他の所得との合算に対してかかる税を「総合課税」といいます。株やFXは分離課税のため、どんなに利益を出しても税率は20.315%(所得税15.315%+住民税5% ※所得税に復興特別税を含む)です。
一方、総合課税では累進課税制度が適用されており、所得が増えるほど段階的に税率が上がる仕組みとなっています。国税庁の公式サイトによると、所得が195〜330万円以下の所得税の税率は10%となっていますが、4000万円を超えると45%の税率が適用されます。
実際に負担する税率は、税率に一律10%の住民税が加わった額になりますので、暗号資産で4000万円以上の利益を出した人は利益の55%を税金として納めなければなりません。
損失でも確定申告は必要?暗号資産の税金・計算方法を解説
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※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。
暗号資産で買い物をしても課税対象になる
暗号資産が知られるようになるつれて、ビットコインで買い物できるお店も増えました。ただし、暗号資産では、通貨の売買だけでなく暗号資産で買い物をしたときも課税対象となるので注意が必要です。
たとえば、1BTC=10万円のときに1BTC購入し、その後値上がりして1BTC=30万円のときに30万円分の家電製品を購入したとします。所得の計算は、家電製品の購入金額30万円ービットコインの取得価格10万円となり、差額の20万円分が課税対象となります。
また、他の通貨と交換をしたときも利益を得たとみなされるため、注意が必要です。たとえば、ビットコインを1BTC=10万円で購入し、その後1BTC=50万円にまで値上がりしたとします。
価格が値上がりしてから全額を他の通貨と交換した際は、差額の40万円が課税の対象となります。
ビットコインの始め方・買い方を「初心者向け」に解説!仮想通貨(暗号資産)を購入する4つのステップ
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暗号資産取引における税金対策
このように暗号資産は、さまざまなシーンで課税されることが分かります。それでは、取引でなるべく税金がかからないようにするためにはどうすればよいのでしょうか。
1. 頻繁にトレードせずに保有し続ける
1つ目の対策は、なるべく頻繁にトレードをせずに1つの暗号資産を持ち続けることです。
暗号資産は利益を確定させることで課税の対象となります。そのため、トレードの回数を抑えて利益を確定させないことは、税金を抑えることができる対策の一つとして考えられます。
2. 毎年少しずつ利益を確定させる
2つ目の対策は、毎年少しずつ利益を確定させる方法です。
累進課税の税率は1年間に出した利益の総額で決まります。そのため、1度に大量に利益を確定させるよりも、数年にかけて確定させた方が税率を低く抑えることができます。
ただし、相場の変動が激しい暗号資産はこの方法には一定のリスクも伴います。少しずつ利益を確定させるこの方法は、評価額が変わらないか、右肩上がり続くことが前提となっているからです。
急な相場変動で資産が大きく目減りしてしまうと、課税の対象にはならないものの、相場が高いときに利益確定させておけばよかったと思うこともあるかもしれません。課税されるのを承知で利益を確定させるか、相場の急落リスクをとるかの判断が難しいでしょう。
3. 含み損の暗号資産は決済しておく
3つ目の対策は、含み損となっている暗号資産は決済しておくという方法です。課税対象となる利益は損失を出すことで、打ち消すことができます。
含み損とは、株式や暗号資産などの評価額が取得時の価格を下回っているときの損失のことです。含み損が発生していて、今後も価格が上がる見込みがない暗号資産を持っているのであれば、決済しておくことで税率を下げられる可能性があります。
他にも、法人を設立して事業として暗号資産取引を行うという方法もあります。個人で暗号資産の取引をしても他の所得との損益通算や赤字の繰越は認められていませんが、法人ならそれが認められているからです。
暗号資産取引・購入のための法人口座開設5ステップ
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今からでも遅くない?暗号資産の億り人を目指す方法
これから暗号資産で億り人を目指すためには、一体どのような方法があるのでしょうか。
主要なアルトコインへの投資
方法の1つは、主要なアルトコインに投資するという方法です。
暗号資産の価格は2018年1月から軒並み下落してしまいました。しかし、アルトコインの中にはたびたび高騰している銘柄もあります。
たとえば、2018年9月中旬に約30円程度だったエックスアールピーは、1週間で約80円程度まで値上がりしています。そのため、タイミングよくアルトコインの市場に参入することができれば、全体が下落相場であっても短期間で資産を大きく増やせる可能性は十分あるといえるのです。
ただし、短期間で「億り人」を目指す場合は、最初にある程度の元手資金が必要となるでしょう。
マイナーコインへの投資
次に紹介するのは、マイナーコインに投資する方法です。
マイナーコインとは、アルトコインの中でもまだ世の中にあまり知られていないコインのことです。暗号資産の種類は2000種類以上あるといわれており、その中には1年で1万倍以上の値上がりをした銘柄もあります。
有望なマイナーコインを見極めることができれば、数万円の元手であっても、大きく資産を増やすことも不可能ではありません。しかし、マイナーコインの中には、詐欺コインやそのまま値上がりせずに開発が止まってしまうようなコインもあります。
最悪のケースでは、投じた資金がムダになってしまうこともあるのです。多数のマイナーコインの中からそうした将来性のあるコインを見つけられるのは非常に確率が低く、リスクも高いことを認識しておく必要があります。
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暗号資産の取引は余剰資金で行おう
2018年に入ってから、暗号資産の相場はしばらく低迷していました。
然し乍ら、2019年に入って再びビットコイン価格が100万円を突破するなど、徐々に回復傾向にあります。相場が低迷しているときこそ、投資を始めるにはよいタイミングであると考えることもできますし、今からでも暗号資産で億り人になれる可能性はゼロではありません。
暗号資産の取引に興味が芽生えた方は、まずは金融庁登録済の暗号資産取引所Coincheckで口座の開設をしてみましょう。Coincheckでは全ての暗号資産を500円から購入することができますので、これまで投資をしたことがない人でも気軽に始められるようになっています。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
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「ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)で1億円」といった話を聞くと、自分にもできるかもしれないと気になるかたもいらっしゃるかもしれません。
実際に、ビットコイン投資で1億円の所得を得た人もいます。ただし、ビットコイン取引を安全に行うためには、ビットコイン取引のやり方を理解しておく必要があります。
ビットコイン(BTC)は、金融庁登録済の暗号資産の取引所に口座を開設し、取引所に日本円を入金して購入します。また、1億円もの所得を得た場合は、どのように日本円に換金するのかについての知識も知っておく必要があるでしょう。
そこで、ビットコイン(BTC)で1億円以上の資産を築いた有名人やビットコイン(BTC)の換金方法、換金時に注意すべき点などをご紹介します。
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目次
ビットコイン業界で話題の「億り人」とは?
ビットコイン(Bitcoin/BTC)で1億円以上の資産を得た有名人
ウィンクルボス兄弟
ロジャー・バー氏
クリストファー・コッホ氏
サトシ・ナカモト氏
ビットコイン(Bitcoin/BTC)での所得が1億円を超えた一般人は多い?
今後のビットコイン価格の予想は?
ジョン・マカフィー氏によるビットコイン高値更新予想
数学的に裏付けされたビットコイン需要
ビットコイン所得が1億円を超えた場合の換金方法
1. 金融庁登録済の暗号資産の取引所で換金する
2. ビットコインATMで換金する
ビットコイン(Bitcoin/BTC)で1億円以上の所得を得た場合の税金
ビットコイン(BTC)にかかる税金は「雑所得」
1億円以上の所得に対する国民健康保険料
ビットコイン(Bitcoin/BTC)にかかる税金を抑えるには?
ビットコイン(Bitcoin/BTC)を1億円換金する時に大切な暗号資産の取引所選び
ビットコイン業界で話題の「億り人」とは?
映画「おくり人」に合わせて作られたといわれているネット上の造語が「億り人」です。
億り人とは、投資の世界においては、ビットコイン(BTC)などの暗号資産で総資産1億円以上を達成した人の総称です。暗号資産の世界での億り人は、もともと多額の資産があったのではなく、主に暗号資産投資で財を成した人のことをいいます。
暗号資産価格が高騰した2017年には多数の億り人が誕生し、メディアやSNSの話題をさらい注目を集めました。このような背景もあってか、「億り人」という言葉は広く知られるようになったと言われています。
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ビットコイン(Bitcoin/BTC)で1億円以上の資産を得た有名人
ビットコイン(BTC)によって億万長者になった人は、著名な投資家や企業家だけではありません。
一般人も含めて世界中に多数のビットコイン長者が誕生しました。そのなかでも特に知られているのがウィンクルボス兄弟やロジャー・バー氏などですが、ここではこれらの人々について少しご紹介します。
ウィンクルボス兄弟
ビットコイン(BTC)で財産を築いたウィンクルボス兄弟は、双子だということでも知られている有名人です。
もともと資産家であり、暗号資産創成期から暗号資産の可能性に着目して大量のビットコイン(BTC)を購入していました。ウィンクルボス兄弟は「Facebookを作ったのは自分達である」と訴訟を起こし、Facebook創業者であるマーク・ザッカーバーグと裁判で争って勝訴したことでも有名です。
2019年時点では、米国で暗号資産取引所も運営しています。
ロジャー・バー氏
ロジャー・バー氏も暗号資産の世界では名の知られた人です。アメリカ生まれで、ビットコイン(BTC)で成功した第一人者だともいわれています。
ロジャー・バー氏は「ビットコイン(BTC)の神」と称せされることもある人物で、発言は暗号資産業界で多くの人の注目を集め、多大な影響力を持っています。
また、ビットコインキャッシュ(BCH)の推進者としても有名で、ビットコイン(BTC)で成功したのちに、ビットコインキャッシュ(BCH)の普及にも力を注いでいる人物です。
詳しくはこちら:ビットコインキャッシュ(BCH)とは?特徴やビットコイン(BTC)との違いを徹底解説
クリストファー・コッホ氏
クリストファー・コッホ氏も、暗号資産の世界における有名人の1人です。
クリストファー・コッホ氏は、2009年に5,000BTCものビットコイン(BTC)を購入した人物として知られています。当時はまだビットコイン(BTC)が登場したばかりの時期であり、先見の明があったとして認められている人物です。
2009年当時、ビットコイン(BTC)の価格は5,000BTCでも27ドル程度でした。ビットコイン(BTC)の知名度が上がったことによる価格上昇で、その資産価値は80万ドル以上にまで膨れ上がったと言われています。
サトシ・ナカモト氏
ビットコイン(BTC)を語るうえで、サトシ・ナカモトは外せない存在です。
サトシ・ナカモトはビットコイン(BTC)の生みの親として知られています。本名かどうか、個人か団体かもわからない謎の存在です。
これまでも「自分こそがサトシ・ナカモトだ」と名乗り出た者は複数いましたが、いずれも本物だと証明されたことはありません。サトシ・ナカモトは創世記に自ら生み出したビットコイン(BTC)を約100万BTC保有していることがわかっています。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)での所得が1億円を超えた一般人は多い?
有名人・資産家だけでなく、ビットコイン(BTC)で所得1億円超を達成した一般人についても気になるでしょう。
暗号資産取引による所得については、株式投資などのように源泉徴収が行われないため、一定以上の所得を得た場合、確定申告が必要です。
2018年に国税庁が発表した情報によると、1億円以上の所得者の多くが暗号資産取引を行なっていたことが判明しました。2017年分の確定申告を行った人の総数は2198万人で、そのうち1億円以上の所得申告を行った者は549人となっています。
その549人のうち、暗号資産所得があった人の割合は約60%で331人でした。今後ビットコイン(BTC)の知名度が上がれば、さらに一般人が参加する敷居は下がっていくでしょう。
そうすれば、一般人でもビットコイン投資で所得1億円超を達成する人は、今後さらに増える可能性はあります。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)取引の口座開設から購入方法についてはこちら
今後のビットコイン価格の予想は?
ビットコイン(BTC)の価格は、2017年に高騰したあと2018年に低迷しました。しかし、2019年4月には再び急騰し、2019年6月には再び100万円を超えました。
ビットコイン(BTC)の将来の価格について、ビットコイン(BTC)愛好家であるジョン・マカフィー氏は「2020年末までにビットコイン価格が100万ドル(約1億円)以下に収まっていることは数学的に不可能」と語っていることで有名です。
そこで、著名人によるビットコイン(BTC)の将来価格予想などについてご紹介します。
ジョン・マカフィー氏によるビットコイン高値更新予想
ジョン・マカフィー氏は、NASA宇宙科学研究所のプログラマーでした。
その後、セキュリティソフトウェア開発を行うマカフィー(Mcafee)社を創業して世界にその名を知られることとなります。また、ビットコイン(BTC)愛好家としても知られる存在です。
彼が、自身のツイッターで「2020年末までビットコイン価格を100万ドル(1億円)以下に抑えることは数学的に不可能」と語ったことでも有名です。過去には、「ビットコイン(BTC)のマイニングコスト/ユーザー数/トランザクション数」などに基づいた高値更新予想なども公表しています。
「ビットコイン(BTC)は単なる投資ではなく、銀行に匹敵する決済プロトコルを実現させる手段である」という点も強調しており、今後も発言に注目してみるとよいかもしれません。
数学的に裏付けされたビットコイン需要
ジョン・マカフィー氏は、ビットコイン(BTC)が誕生した頃に「ビットコインマイナー」として利益を出していた実績があります。
その実績を踏まえ「ビットコイン(BTC)のマイニングによる損失はない」と発言しています。彼は、ビットコイン(BTC)は発行通貨総量の上限が定められているため、価値が上昇すれば数学的に価格上昇が起こるという見解を持っているようです。
今後、ビットコイン(BTC)需要は下がると指摘する一部の投資家もいますが、2019年時点でもビットコイン(BTC)決済などを採用する企業や、新たに暗号資産の取引所の運営を開始する企業などは、世界中で増加している状況です。
自国の法定通貨に失望した人がビットコイン(BTC)支持に回っていることも考慮すると、需要は今後も高まっていくこともあるでしょう。また、アメリカドルやユーロ、中国元といった世界の主要通貨に並んで、ビットコイン(BTC)を使用する人が出てくることもあるかもしれません。
ビットコイン所得が1億円を超えた場合の換金方法
ビットコイン(BTC)を決済手段として利用できる店舗などは増えてきました。
しかし、日本円などの法定通貨と比較すると、まだ決済手段として利用できる場所は限られているのが現状です。ビットコイン取引による所得が1億円を超えた場合、決済手段として利用するだけでなく、ビットコイン取引所やビットコインATMで日本円に換金することもできます。
ここでは、ビットコイン(BTC)の換金方法について解説します。
1. 金融庁登録済の暗号資産の取引所で換金する
ビットコイン(BTC)は、暗号資産の取引所で換金できます。
暗号資産の取引所は世界中にありますが、基本的に日本円に換金するためには、国内の金融庁登録済の暗号資産の取引所を利用する必要があります。国内の大手取引所の一つであるCoincheck(コインチェック)であれば、スマホアプリからでも簡単に日本円に換金することが可能です。
Coincheckは、取引できる暗号資産の種類が多かったり、数千万円以上なら優遇レートで取引ができる大口OTC取引サービスを提供していたり、購入した暗号資産をCoincheckに貸し出して利用料をもらえる貸暗号資産サービスなどを提供していることが特徴です。
Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアルはこちら
換金する際に利益が出ている場合は、課税所得に対する税負担が生じます。また、取引所に対して手数料を負担する場合もあるでしょう。
取引手数料や出金手数料は、暗号資産の取引所ごとに異なります。Coincheckの場合は、出金する金額に関わらず、一律400円の出金手数料となっています。
詳しくはこちら:ビットコイン(Bitcoin/BTC)を現金化するには?国内での両替方法まとめ
2. ビットコインATMで換金する
日本ではビットコインATMの数は少ないというのが現状です。それでも、日本国内にはいくつかのビットコインATMが設置されています。
ビットコインATMを利用する場合は、携帯電話番号登録や本人確認などの手続きが必要です。そのため、初回利用時には手間がかかります。
しかし、一度手続きを行えば、取引所での換金よりも早く日本円を手にできる有効な方法です。ただし、手数料は2~10%程度と高く、設置場所も少ないため利便性は高くないのが現状です。
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ビットコイン(Bitcoin/BTC)で1億円以上の所得を得た場合の税金
ビットコイン(BTC)で多額の所得を得た場合、税負担も重くなります。
そのため、暗号資産取引で大きな利益を目指す人は、税制に関することも十分に理解しておくことが重要です。税制を理解することで、納税資金不足に陥ったり無駄な税金を支払ったりせずに済むようになるでしょう。
そこで、ビットコイン(BTC)の課税関係について解説します。
ビットコイン(BTC)にかかる税金は「雑所得」
ビットコイン(BTC)などの暗号資産取引で所得を得た場合、その所得は所得税法上の雑所得に区分され課税されることになっています。
株式や投資信託の売却益は譲渡所得、配当や分配金は配当所得とされ、一定の要件を満たせば申告分離課税で、適用税率は住民税なども含めて一律20.315%です。内訳は、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%となっています。
一方、暗号資産の所得は雑所得であり、分離課税ではなく総合課税になる点に注意が必要です。総合課税は、給与所得や事業所得など総合課税対象の所得をすべて合算して総所得金額を計算します。
課税総所得金額には、超過累進税率が適用されることが特徴です。超過累進税率は、所得金額が多いほど高い税率が適用される仕組みになっています。
そのため、所得税については、1億円を超える所得のほとんどに最高税率の45%が適用されるのです。比例税率の住民税10%などと合わせると税負担は50%を超えますので、この点には注意が必要です。
詳しくはこちら:暗号資産にかかる税金とは?計算方法から確定申告のやり方まで解説
※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。
1億円以上の所得に対する国民健康保険料
ビットコイン(BTC)で1億円以上の所得を得た場合に増加する負担は、税金だけではありません。自営業者などが加入している、公的医療保険である国民健康保険料にも影響が及びます。
会社員など健康保険に加入している給与所得者の場合は、月給やボーナスの金額だけで保険料が決まるため、暗号資産取引の所得が増加したとしても、健康保険料は基本的には影響を受けません。そのため、会社員の場合は、原則税負担だけを気にしておけば十分です。
しかし、国民健康保険の保険料は、暗号資産所得を含めた前年の所得に対して決まる仕組みになっています。前年の所得が多いと、国民健康保険料は上がることは避けられません。
保険料率は地方自治体によって異なりますが、1億円以上の暗号資産取引所得が生じた場合は、上限の料率が適用されることになります。自営業者などの場合は、税金と国民健康保険料の両方の負担を考慮するようにしましょう。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)にかかる税金を抑えるには?
ビットコイン(BTC)の大きな価格上昇に乗ることができれば、多額の売却益を手にすることもあるでしょう。
暗号資産取引による所得が多額になった場合は、正しい納税計算を行い納税することが大切です。また、合法的な対策を検討して、税負担を抑えたい人もいるかもしれません。
多額の所得を得た人の中には、海外移住などを検討する方もいたようです。数百万~数千万円程度の所得であれば、税負担軽減のために海外移住することが得策とはいえないケースも多いでしょう。
しかし、億り人になった人のなかには、税率の低い国に移住して税負担を抑えるという選択をしている人もいます。日本の税制上では、原則として現金化もしくは決済で利用した時点で課税所得が確定するとされる仕組みです。
ただし、一般的な事業者などの場合は、脱税防止などの観点から、移住する出国時に含み益について課税されます。一方、ビットコイン(BTC)を保有している状態で海外移住しても、含み益について出国時に課税される可能性は低いでしょう。
移住する場合は、ウォレットに保管しておけば特に手続きをすることなく、そのまま海外移住後にビットコイン(BTC)を使用することも可能です。また、移住先の国の暗号資産の取引所を利用して売却・換金もできるでしょう。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
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ビットコイン(Bitcoin/BTC)を1億円換金する時に大切な暗号資産の取引所選び
ビットコイン(BTC)の取引で1億円以上の所得を得ている億り人は、実際に存在しています。
そんなビットコイン(BTC)の取引を行う場合は、税金の負担に対する知識や安全な取引方法を理解しておくことが重要です。また、取引コストを抑えることも考える必要があるでしょう。
そのためには、暗号資産取引所選びが大切です。国内大手取引所の一つであるCoincheckでは、大口OTC取引サービスを提供しています。
数千万円以上の取引を優遇レートで行いたい方は、Coincheckの大口OTC取引サービスの利用を検討してみるのも良いでしょう。
代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(BTC)を購入して手に入れたあと、どのように現金化するかの方法について、気になる人もいるかもしれません。
換金方法やタイミングをあらかじめ把握しておけば、利益が生じて日本円にしたいとき、スムーズに行うことができます。そこで、ビットコインを日本円へ換金するタイミングや換金の方法、暗号資産取引の課税関係などについてご紹介します。
※仮想通貨の税金については、2024年2月13日時点の情報となります。
この記事でわかること
ビットコインの3つの換金方法
ビットコインを換金するタイミング
取引所でビットコインを換金する方法
ビットコインの換金に必要な手数料
ビットコインの換金にかかる税金
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目次
ビットコイン(BTC)の3つの換金方法
取引所で換金する
販売所で換金する
ビットコインATMで換金する
ビットコイン(BTC)を換金するタイミング ─ 損益を出さない売り時は?
ビットコイン(BTC)の高騰前後に換金する
ビットコイン(BTC)に関するニュースに応じて換金する
取引所でビットコイン(BTC)を換金する方法
コインチェックアプリで換金する方法
販売所で換金する方法(ブラウザ)
取引所で換金する方法(ブラウザ)
取引所で日本円を出金する方法
ビットコイン(BTC)の換金に必要な手数料
ビットコイン(BTC)の換金にかかる税金
ビットコイン(BTC)の3つの換金方法
ビットコインの換金方法(ビットコインを日本円に交換する方法)には、主に次の3つがあります。
取引所で換金する販売所で換金するビットコインATMで換金する
ビットコインなどの暗号資産の売買は、暗号資産取引所の取引所や販売所を介して行うのが一般的です。
販売所と取引所の違いは、以下の通りです。
取引所
販売所
・利用者同士で取引をする
・売買注文を一覧で確認できるように注文情報を集めた「板」を参考に売買を行う
・利用者と業者間で取引をする
・暗号資産販売所が保有するコインをユーザーが提示された価格で売買する
それでは、3つの換金方法について詳しく見ていきましょう。
取引所で換金する
取引所とは、利用者同士で取引をする場所です。暗号資産を保有している人から購入したり、欲しい人に売ったりする場所で、業者はその場所を提供します。
取引所でビットコインを日本円に両替する方法は、以下の通りです。
①取引画面の通貨ペアで「BTC/JPY」を選択する②売却したい価格を入力する③売却したい数量を入力する④合計金額を確認し、問題がなければ決定ボタンを押す
暗号資産取引所では、成行注文・指値注文ができ、取引所に参加している投資家同士が売買を行うシステムになっています。
成行注文とは、価格を指定せず数量だけ指定して注文する方法で、優先的に取引が成立する注文方法です。最新の取引価格で約定します。
指値注文とは、価格と数量を指定する注文方法です。取引価格が指値に届かなければ注文は成立しません。
販売所で換金する
一方、暗号資産販売所を利用する場合、取引相手は別の投資家ではなく販売所になります。取引価格は、販売所が提示する価格です。
販売所の提示価格で問題がなければ、そちらで希望の通貨量の売買注文を成立させることができます。基本的に即時に注文が成立するため、初心者でも簡単にビットコインを日本円に換金することができます。
販売所でビットコインを日本円に両替する方法は、以下の通りです。
①取引画面の通貨ペアで「BTC/JPY」を選択する②売却したい数量を入力する③合計金額を確認し、問題がなければ決定ボタンを押す
ビットコインATMで換金する
ビットコインの換金については、ビットコインATMを利用するという選択肢もあります。
ビットコインATMは日本では東京や福岡等に数台設置されていました。しかし2017年の資金決済法の改正により、日本国内において暗号資産の取引を提供するには、ライセンスが必要になりました。それによりビットコインATMの機能はまさに暗号資産交換業者と同等のため、一時日本からはビットコインATMがなくなっていました。
2024年2月時点では、株式会社ガイアが日本国内でもビットコインATM(暗号資産自動両替機サービス)を設置しています。
外出時に街中で気軽にビットコインATMを利用できる環境が整えば、ビットコインの可能性はさらに広がっていくでしょう。
ビットコイン(BTC)を換金するタイミング ─ 損益を出さない売り時は?
「ビットコインを保有しているけど、換金するタイミングがわからない」
ビットコイン投資をしている人の中には、このような悩みを抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
ビットコインを換金するタイミングを間違えて、得られるはずだった利益を逃してしまったり、反対に避けられるはずだった損失を負ってしまったという話は、暗号資産の世界ではよく耳にします。
換金のタイミングは、いくつかのポイントを守ることで失敗する可能性を抑えることができます。そこでこの項目では、ビットコインを換金する際のポイントについて2つご紹介します。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
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ビットコイン(BTC)の高騰前後に換金する
ビットコインの価格は、株価と比較しても乱高下が激しいという特徴があります。
そのため、価格が高騰する時期は何度も訪れるでしょう。チャートをチェックしていると価格上昇局面を見ることは多いですが、その価格が高値なのか、さらに上がるのかの判断は難しいものです。
売却タイミングについて迷わないためには、価格が急上昇して目標価格を超えたあと、上昇スピードが緩やかになるタイミングで売却して換金すると、うまくいく可能性があります。
ポイントは、事前にいくらになったら売るという目標価格を、独自に設定しておくことです。自分の決めたルールを守らず「まだ上がる」と欲を出すと、タイミングを逃してしまうリスクがあります。
売却して換金を済ませば、仮に暴落局面がきても損をすることはありません。その点を踏まえて、目標価格を決めて利益を確保して両替し、実際に使える現金に換えることが大切です。
ビットコイン(BTC)に関するニュースに応じて換金する
ビットコインを換金するタイミングを判断するにあたっては、ビットコイン関連のニュースをチェックすることも欠かせません。
ビットコインの価格は、関連ニュースによって変動することも多いです。ポジティブなニュースが流れれば価格は高騰し、ネガティブなニュースが報じられると暴落する可能性が高くなります。
流出事故などのネガティブなニュースは突然報じられることが多いですが、実用化や規制に関する動きはある程度事前に情報収集することも可能です。そのため、チャートで価格推移を確認するだけでなく、ビットコインに関するニュースを的確に捉えられるようにアンテナを張っておくことが大切になります。
価格上昇が期待できるニュースをキャッチしたときは購入し、下落が予想されるときは売却して両替をするようにしましょう。
ビットコイン(BTC)の今後は明るい?2021年の最新の動向と将来性
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取引所でビットコイン(BTC)を換金する方法
ここからは、Coincheckでビットコインを換金する方法について解説していきます。
Coincheckでビットコインを換金(日本円に両替)する方法としては、以下の3種類があります。
アプリ販売所取引所
各方法の詳細について、ひとつずつ解説していきます。
コインチェックアプリで換金する方法
まず、アプリを立ち上げてトップのチャート画面から「BTC」を選択し、「売却」ボタンをクリックします。
その後、売却したい数量を入力し、下部の「ビットコインを日本円で売却」をクリックして確認画面に進み、内容に問題がなければ売却を行います。以上で取引は完了です。
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販売所で換金する方法(ブラウザ)
次に、Web画面を使ってCoincheckの販売所でビットコインを売却する手順をご紹介します。
まず、販売所(売却)ページを開きます。そして、ビットコイン(BTC)を選択し、売却したい数量を入力すると、売却できる状態になります。画面上に表示される日本円金額とビットコインの数量を確認のうえ、「売却する」ボタンをクリックすれば、取引は完了です。
販売所では、取引所での売買のように価格について検討する必要はありません。そのため、数量の入力だけで即時に簡単に売買を行うことが可能です。なお、販売所を利用する場合、売却する価格はCoincheckが提示する価格になります。
売却するとすぐに取引が成立し、日本円残高の増加と保有ビットコイン数量の減少が反映されます。
取引所で換金する方法(ブラウザ)
続いて、Web画面を使ってCoincheckの取引所でビットコインを売却する手順をご紹介します。
まず、取引所のページを開きます。次に、取引所の画面の真ん中ぐらいにある「現物取引」の箇所にレートと注文量を入力します。
レートは、「現物取引」の横にある「買い板/売り板」から数字を選択することで、自動反映させることもできます。
レートと注文量を決めた後は、「売り」ボタンをクリックします。無事に取引が成立すれば、売却が完了します。
なお、「いくらでもいいから売りたい」という場合は、成行注文を使うことも可能です。成行注文を使う場合は、画面左側のメニューから「トレードビュー」をクリックします。
次にトレードビューの右側にある「成行注文」のボタンをクリックし、注文量だけを入力します。そして最後に、「売り成行注文」をクリックすれば、売却の手順は完了です。
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取引所で日本円を出金する方法
取引所でビットコインを日本円に換金しても、「出金」をしなければ自身の銀行口座に現金を移動させることはできません。出金方法は取引所によって異なりますが、ここではCoincheckでの出金方法についてご紹介します。
Coincheckでビットコインから両替した日本円は、メニューの「日本円の出金」からご自分の銀行口座に出金することができます。
日本円での出金には、出金先の口座情報(金融機関名・支店名・口座種別・口座番号・口座名義)の入力が必要となります。口座情報に誤りがあると、出金が拒否される場合がありますので、確実にご入力ください。
また、Coincheckに登録してあるアカウント名義と、出金先の口座名義が一致していない場合も、システムによって出金が拒否されます。
出金の詳しいやり方はこちら。
ビットコイン(BTC)の換金に必要な手数料
ビットコインを現金に換金する場合、さまざまコストがかかります。
主なものは、取引手数料や入出金手数料です。レバレッジ取引の場合は、借入手数料やスワップ手数料などもかかります。手数料水準は、各取引所・販売所ごとに異なると認識しておくことも大切です。
さらに、暗号資産取引所や販売所へ支払う手数料以外にも、銀行口座へ出金するときにかかる手数料もあります。Coincheckの場合は、日本円の出金金額に関わらず、銀行口座へ出金する手数料は一律407円です。
両替回数が増えると手数料負担も重くなります。手数料が増加すると、せっかくのビットコイン取引の利益を減少させてしまいますので、できるだけまとめて出金した方が手数料負担は少なくなるでしょう。
※手数料は、2022年2月時点の金額です。
Coincheck(コインチェック)の手数料は高い?5つの種類を解説
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ビットコイン(BTC)の換金にかかる税金
ビットコインを換金した場合、税金がかかるケースがあります。
すべての換金取引に対して課税されるわけではなく、購入時の価格よりも高い価格で売却した場合に生じる売却益が課税対象です。所得区分は雑所得で、所得税の課税対象となります。
ビットコインの売却取引以外にも課税対象となる取引があり、値上がりした暗号資産で別の暗号資産を購入した場合は課税対象です。この場合は、別の暗号資産に交換した時点で交換元の暗号資産の値上がり益に対して課税されます。
ビットコインを日本円に換金した場合に生じる雑所得は、総合課税の対象です。総合課税は、給与所得や事業所得などほかの所得と合算して一定の控除を行ったあとの課税総所得金額に対して、所得が高いほど税率が高くなる超過累進税率を適用することになっています。
詳しくはこちら:暗号資産にかかる税金とは?計算方法から確定申告のやり方まで解説
※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。
ビットコイン(BTC)の換金に関するQ&A
ビットコインの換金に関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。
Q.ビットコイン(BTC)はどうやって換金するのですか?
A.ビットコインの換金方法には、主に次の3つがあります。
取引所で換金する販売所で換金するビットコインATMで換金する
詳しくは こちらをご覧ください。
ビットコインの始め方・買い方を「初心者向け」に解説!仮想通貨(暗号資産)を購入する4つのステップ
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Q.ビットコイン(BTC)の換金に手数料はかかりますか?
A.ビットコインを現金に換金する場合、取引手数料や入出金手数料などがかかります。レバレッジ取引の場合は、借入手数料やスワップ手数料などもかかります。
詳しくはこちらをご覧ください。
Q.ビットコイン(BTC)はいくらから換金できますか?
A.最低売却額は暗号資産取引所によって異なります。Coincheckの場合、ビットコインを含むすべての暗号資産の最低売却額は「500円」となります。
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ビットコイン(BTC)の現金化・換金はCoincheckで
ビットコインを現金化する主な方法は、暗号資産取引所・販売所での換金や、ビットコインATMでの換金などがあります。
手数料負担を安く済ませて、簡単かつ安全に換金するには、金融庁登録済の暗号資産取引所での換金が良いでしょう。金融庁登録済の暗号資産取引所の1つであるCoincheckでは、スマホアプリからでも簡単にビットコインの現金化が可能です。
また、取り扱いの暗号資産の種類が多いことから、ビットコインから他のアルトコインに交換することもできます。さらに、購入したビットコインを一定期間貸し出すことで、利用料をもらえる貸暗号資産サービスなども提供しています。
これからビットコインの取引を行う場合は、様々なサービスを提供するCoincheckを利用してみてはいかがでしょうか。
貸暗号資産についてもっと詳しく知りたい方はこちらから
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ビットコインの最高値(最高価格)は日本円建てで16,605,630円、ドル建てで107,780.58ドルです。(2024年12月17日時点。日本円建ての価格はCoincheckチャートページ、ドル建て価格はCoinMarketCapを参照)
2024年3月5日、ついにビットコイン(BTC)の価格は1,000万円を突破しました。その後もビットコイン価格は上昇を続け、2024年12月16日には日本円建てで過去最高値である「16,605,630円」を記録しています。
2009年に誕生した当初のビットコインの価格は、1円以下でした。過去最高値と比較すると、1,000万倍以上も値上がりしていることになります。
引用:CoinMarketCap
ビットコインは、なぜこれほど急速に成長することができたのでしょうか?この記事では、2009年から2024年3月時点までのビットコインの価格推移を見ていきながら、ビットコインの価格が上昇・下落する仕組みについて検証していきます。
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目次
ビットコイン(BTC)価格推移の歴史
2008年〜2010年(ビットコイン黎明期)
2011年〜2012年(世界中から注目され始める)
2013年(ビットコインバブル再び)
2014年(一転して下落相場へ)
2015年(続く停滞期)
2016年(緩やかに回復するビットコイン)
2017年(1BTCの価格が200万円を超える)
2018年(ビットコインバブル崩壊)
2019年(乱高下する相場)
2020年(コロナの影響を乗り越えて130万円まで回復)
2021年(暗号資産業界の盛り上がりが再来)
2022年(悪材料が続き市場は低迷)
2023年(リーマンショック以降最大の銀行破綻で金融不安が顕在化)
2024年(金融不安から回復、そして成長へ転換)
ビットコイン(BTC)の価格が上昇する理由
価格が上昇する原因①「ビットコインの利用が普及する」
価格が上昇する原因②「メディアに紹介されて知名度が上がる」
価格が上昇する原因③「半減期による影響」
価格が上昇する原因④「有事の際に避難通貨として買われる」
価格が上昇する原因⑤「行政機関による利用が発表される」
ビットコイン(BTC)の価格が下落する理由
価格が下落する原因①「各国の規制強化による影響」
価格が下落する原因②「取引所のハッキングにより信用が低下する」
価格が下落する原因③「オンチェーン指標の悪化」
引き続き将来性の期待されるビットコイン(Bitcoin/BTC)
ビットコイン(BTC)価格推移の歴史
ビットコインは2008年にサトシ・ナカモトと名乗る匿名の人物が、インターネット上に発表した論文から開発がスタートした暗号資産(仮想通貨)です。
2009年に最初の1枚が発行されてから現在に至るまで、ビットコインの価格はどのように変動してきたのでしょうか。年ごとに価格の動向を追っていきましょう。
なお現在の価格や詳細な変動については上掲のチャートで確認することができます。
2008年~2010年(ビットコイン黎明期)
年月
出来事
1BTCの価格
2008年10月
サトシ・ナカモトによるBTCについての論文が公表される
-
2009年1月
最初のブロックである「Genesis Block」が生成される
-
2009年10月
New Liberty Standardで初めてBTCの価格が提示される
約0.07円
2010年5月
フロリダのプログラマーがピザ2枚を1万BTCで購入
約0.2円
2010年7月
Mt.Goxサービス開始
約7円
2009年1月に誕生した当初のビットコインは、まだ通貨としての価値が認められず、1BTCの価格は約0円でした。
そして、2009年10月に「New Liberty Standard」というサイトによって、1BTC=約0.07円という価格が初めて提示されました。ちなみにこの時の価格は、ビットコインのマイニングにかかる電気代から算出されました。
その翌年の2010年5月には、フロリダ州に住むプログラマーがピザ2枚を1万BTCで購入するという出来事がありました。この時のビットコインの価値は、1BTC=約0.2円。これが、ビットコインを用いた初めての決済と言われています。
さらに、2010年7月には世界初となるビットコイン取引所「Mt.Gox(マウントゴックス)」がサービスを開始し、ビットコインの価格は1BTC=約7円まで値上がりします。
ビットコインとは?ゼロから学ぶ人向けに分かりやすく解説します
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2011年〜2012年(世界中から注目され始める)
年月
出来事
1BTCの価格
2011年3月
Mt.GoxがTibanne社に買収される
約70円
2011年4月
TIME誌でBTCの特集が組まれる
約80円
2011年5月〜6月
BTC初となるバブル期
約1,500円
2011年6月19日
Mt.Goxがハッキング被害を受ける
約1,400円
2012年11月15日
WordPressがBTC決済を採用
約900円
2012年11月28日
マイニング報酬の初となる半減期
約1,000円
2011年に入ると、ビットコインは世界中から注目を浴び始め、それに伴い価格も急上昇していきます。
まず、2011年3月にMt.Goxが日本のTibanne社に買収され、このニュースをきっかけに1BTC=70円台まで高騰します。
続けて、翌月の4月に米TIME誌により特集が組まれたことにより知名度が高まり、1BTC=80円台まで上昇。大手メディアにビットコインが紹介されるのは、この時が初めてでした。
その後、TIME誌の掲載をきっかけに一気に認知度がアップしたビットコインの価格は、1BTC=約1,500円まで急騰。2009年に初めて価格(約0.07円)が提示されてから、わずか2年ほどで約2万倍も価値が上がったことから、この頃からビットコインはROI(投資利益率)の高い金融商品として世界中から注目されるようになりました。
しかし、バブルは長くは続きませんでした。2011年6月にMt.Goxがハッキングの被害を受けたことにより、相場は反転。ビットコインのセキュリティに対する不安が広がったことにより下落相場が続き、2011年末には300円台まで値下がりしました。
2012年になると、WordPressにビットコイン決済が可能となるプラグインが誕生したことや、マイニング報酬の初となる半減期を迎えたことなどがプラス材料となり、1BTC=1,000円台まで回復します。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
Coincheck
2013年(ビットコインバブル再び)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2013年3月
キプロス危機が起こる
約4,500円
2013年10月
百度(バイドゥ)がBTC決済を採用
約1万5,000円
2013年12月
NHKでBTC特集が組まれる
約12万円
2013年12月
中国政府がBTC取引の禁止を発表
約7万5,000円
2013年になると、ビットコインの勢いはさらに加速します。年明けに1BTC=約2,000円だった価格は、12月には一時12万円を突破します。
一年間で60倍も価格が高騰した背景には、ビットコインにとって追い風になるような様々な出来事がありました。
まず、3月に起こったキプロス危機がきっかけとなり、ユーロなどの法定通貨に対する信用が低下し、代わりに避難通貨としてのビットコインに人気が集まりました。この時の価格は、1BTC=約4,500円。
10月には、中国の大手検索サイト「百度(バイドゥ)」がビットコイン決済を採用したことが話題となり、1BTC=約15,000円まで値上がりしました。
さらに、12月にはNHKでビットコインの特集がされるなど、日本での知名度も上昇し、それに伴い価格も一時12万円台まで急騰します。
しかし、12月5日に中国政府がビットコインの取引を禁止することを発表。このニュースを受けて、年間を通して続いてきたビットコインの成長は一旦ストップします。
2014年(一転して下落相場へ)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2014年2月
Mt.Gox閉鎖
約1万8,000円
2014年7月
DellがBTC決済を採用
約6万5,000円
2014年12月
マイクロソフトがBTC決済を採用
約4万円
2014年はビットコインにまつわる大事件が起こりました。
暗号資産取引所のMt.Goxが再びハッキング被害を受け、当時の価格で400万ドルに相当する85万ビットコインが盗まれるという事件が起こります。この事件を受けて、Mt.Goxは暗号資産に関するすべての取引を中止し、2月24日に取引所を閉鎖します。
1月には9万円前後で推移していたビットコインの価格は、この事件をきっかけに一気に1万8,000円台まで急落します。
しかし、その後はアメリカでDellやマイクロソフトなどの大手IT企業がビットコイン決済を採用したことなどを受けて、同年12月には1BTC=4万円前後まで回復します。
2015年(続く停滞期)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2015年1月
Bitstampがハッキング被害を受ける
約3万2,000円
2015年6月
ニューヨーク州が「Bit License」を導入
約2万5,000円
2015年10月
欧州司法裁判所がビットコインの取引はVATの課税対象外であると発表
約3万3,000円
前年に価格が急落したビットコインに、2015年は再び試練が襲いました。
Mt.Gox閉鎖後に、ユーザーを取り込んでいたBitstamp(ビットスタンプ)がハッキングされたのです。相次ぐハッキング事件の発生を受けて、同年6月にアメリカのニューヨーク州がビットコインを取り扱う事業者を免許制とする「Bit License(ビットライセンス)」を導入しました。
続いて、同年10月に欧州司法裁判所で、ビットコインの取引は付加価値税であるVATの課税対象外であるという見方が示されます。これにより、ビットコインは正式に支払い手段として認められ、税金の問題がクリアになりました。
このようなニュースにビットコイン市場が反応して、年末には1BTC=約5万円まで上昇しました。
2016年(緩やかに回復するビットコイン)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2016年5月
「改正資金決済法」成立
約5万円
2016年7月
2回目の半減期
約7万円
2016年8月
Bitfinexが盗難被害を受ける
約6万円
2016年には、日本でもビットコインの動きが活発になり始めました。
暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに関する実証実験を行う大手金融機関や、大手企業が現れはじめます。また、5月には暗号資産に関する規制を初めて法律に明記した「改正資金決済法」が成立しました。
続く7月には、ビットコインは2回目の半減期を迎え、マイニングの報酬がそれまでの25BTCから12.5BTCに減少しました。これを受けて、年明けには4万5,000円ほどだったビットコインの価格は、約7万円まで値上がりします。
しかし、8月には香港で有名な暗号資産の取引所Bitfinex(ビットフィネックス)が、およそ12万BTCの盗難被害に遭います。価格は一時的に下落しますが、その後に持ち直して1月には1BTCあたり4万円台から、12月には約11万円程度にまで上昇しました。
2017年(1BTCの価格が200万円を超える)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2017年4月
「改正資金決済法等」施行
約12万円
2017年8月
ビットコインキャッシュ(BCH)誕生
約45万円
2017年12月
CMEがBTC先物を開始
約200万円
2017年は、日本国内でもビットコインの存在が広く知れ渡り、それに伴い暗号資産に対する法整備が整い始めます。また、大手金融機関や機関投資家が市場に参入し始め、ビットコインをはじめとする暗号資産の価格が急騰した年でもあります。
4月には、2016年に成立した「改正資金決済法等」が施行されました。この改正法が制定された目的は、投資家保護やマネーロンダリングなどの犯罪防止のためで、これまで法の規定がなかった暗号資産の取引所に対して登録制を導入することでした。
同年8月にはビットコインの開発者とマイナーが対立し、ビットコインから分岐したビットコインキャッシュ(BCH)が誕生します。価格の急落が懸念されましたが、この件については杞憂に終わりました。
続く12月には、アメリカの先物取引所である「CME(シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ)」がビットコインの先物取引を開始。機関投資家の参入などもあり、市場に大量の資金が流れ込み、価格は一時200万円を突破しました。
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)とは?特徴やビットコインとの違いを徹底解説
Coincheck
2018年(ビットコインバブル崩壊)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2018年1月
Facebookが暗号資産の広告掲載の禁止を発表
約110万円
2018年3月
Googleが暗号資産の広告掲載の禁止を発表
約95万円
2018年3月
Twitterが暗号資産の広告掲載の禁止を発表
約90万円
2018年は、ビットコインにとって試練の一年となりました。数々のSNSサービスが暗号資産に関する広告の掲載禁止を発表したことにより、ビットコインに対する信用が低下し、価格も急速に下落していきます。
まず、1月にFacebookがビットコインをはじめとする暗号資産の広告掲載を禁止することを発表。続く3月にはGoogleとTwitterも同様の発表をし、年初には1BTC=約150万円だった価格は、4月上旬には約70万円まで下落します。
その後も復調することなく、ビットコインの価格は12月には30万円台まで下落していきます。
【今後の予測付き】ビットコインバブルが起こった背景と崩壊の理由
Coincheck
2019年(乱高下する相場)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2019年9月
BakktがBTC先物サービスを開始
約87万円
2019年11月1日
Bitmexで顧客のメールアドレスが流出
約100万円
2019年11月22日
中国政府が暗号資産取引を取り締まる新たな規制をスタート
約80万円
2018年の弱気相場は2019年の3月頃まで続き、一時は1BTC=約35万円まで下落。しかし、4月になると相場が一転して上昇に転じ、価格が高騰し始めます。上昇トレンドに乗ったビットコインは、6月には約150万円まで値上がりします。
しかし、上昇トレンドは長くは続かず、9月頃から再び下降トレンドに突入。9月には、暗号資産取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」がビットコイン先物サービスを開始するものの、出来高の低さから市場に失望感が広がり、ビットコインの価格は80万円台まで下落します。
その後再び100万円台まで回復するものの、11月に暗号資産取引所「Bitmex(ビットメックス)」で、顧客のメールアドレスが大量流出する事件が起きたり、中国政府が暗号資産取引を取り締まる新たな規制をスタートさせたことなどを受けて、1BTC=約80万円まで下落します。
2020年(コロナの影響を乗り越えて130万円まで回復)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2020年3月
WHOによる新型コロナウイルスについての発表
約52万円
2020年5月
3回目となる半減期
約100万円
2019年末まで続いた下降トレンドは、2020年になると一転して上昇相場に突入します。1月に1BTC=約75万円だった価格は、2月になる頃には約100万円まで高騰します。
しかし、その後は再び反落していき、ビットコインの価格も3月13日には50万円台まで値を下げます。わずか1か月ほどで、約半分の価値になってしまうほどの急落ぶりでした。
ちなみに、この時の下落は3月11日にWHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスについて、「パンデミック(世界的流行)の状態にある」と発表したことにより、金融市場全体に不安が広がり、株や金など暗号資産以外の価格も急落しました。
コロナによる影響がその後もしばらく続くかと思われましたが、各国政府による大規模な金融緩和策などの効果により、ビットコインの価格は再び上昇。5月12日には3回目となる半減期を迎え、1BTC=約100万円まで回復します。
その後も、DeFi(分散型金融)の人気などにより市場全体が堅調に推移していき、2020年10月現在、ビットコインの価格は約130万円まで値上がりしています。
暗号資産でDeFiが注目を集めているワケは?分散型金融のメリット・デメリットを解説
Coincheck
2021年(暗号資産業界の盛り上がりが再来)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2021年2月
米テスラ社が15億ドル分のビットコインを購入
約490万円
2021年3月11日
ビープルのNFTアートが歴史的な高値である約75億円で落札される
約600万円
2021年4月14日
米コインベースがナスダックに上場
約690万円
2021年5月
複数の要因により下落相場へ突入
約400万円
2021年9月7日
中米エルサルバドルがビットコインを法定通貨に定める
約500万円
2021年10月19日
アメリカで初めてビットコイン先物ETFが上場
約730万円
2021年10月28日
フェイスブック社が社名を「メタ」に改名し、メタバースに注力する姿勢を発表
約670万円
2021年11月8日
ビットコイン価格が過去最高値を記録
約776万円
2021年の暗号資産市場は、業界にとって間違いなく躍進の一年になったと言えるでしょう。前年の2020年より市場としては回復基調であったところに、NFTやレイヤー2といった様々な技術トレンド、加えてWeb3やDAOといったバズワードの普及が重なったことで、暗号資産市場の急激な成長につながりました。
ビットコインは2020年年末から急激な価格の上昇が始まり、年始時点のビットコイン価格が1BTC約300万円、そしてその10日後には1BTC約400万円にまで値上がりしました。このような時流の中で、アメリカの大手クリーンエネルギー関連会社であるテスラが15億円分(当時の為替レートで約1600億円)のビットコイン購入を発表しました。これを受けてビットコイン価格は今まで以上の暴騰を見せ、2月21日には1BTC約600万になり、結果的に暗号資産市場の強気トレンドを後押しした形となりました。
加えて3月に、NFTとして出品されていたbeeple(ビープル)というアーティストの作品が約6935万ドル(当時の為替レートで約75億円)で落札されたニュースが業界を駆け巡り、再び市場は狂乱の中へ突入しました。この出来事は今後数ヶ月にわたって続く、いわゆるNFTブームの火付け役となり、BAYC(Bored Ape Yatch Club)やクリプトパンクスといったコレクティブNFT、The SandboxやDecentralandといった土地NFT、などあらゆるNFTの価値を急激に上昇させたと言うことができます。
4月にはアメリカの最大手暗号資産取引所であるコインベースがナスダック市場へ上場を果たし、企業評価額は一時1120億ドルに達する場面もありました。暗号資産関連企業の上場事例としては世界初で、株価の初値は参考価格である250ドルを52.4%上回る381ドルを付けました。
5月に入り、好材料の出尽くし感および暗号資産に関するネガティブニュースが市場に広まったことで、市場は一旦の下落相場に入ります。この時のネガティブニュースの例としては、米テスラがビットコインの売却を示唆、テスラ社の電気自動車購入に際してのビットコイン決済の停止を発表、暗号資産マイニングと環境問題の関連性の指摘、などが挙げられます。
下落相場入り後は数ヶ月にわたって特段注目されるニュースがない状態でした。特筆するのであれば、グローバルな決済サービスを提供しているビザ(Visa)がコレクティブNFTであるクリプトパンクスを購入したこと、グローバルに暗号資産取引所を運営しているバイナンスへの各国の取り締まりが強化されたこと、などがあげられます。
下落相場入りから約3か月後の2021年9月7日、中米のエルサルバドルでビットコインを法定通貨とする法律が施行されました。このニュースを受けて市場は再び強気相場へ突入し、1BTC約500万円だった価格は約1か月後には最高値付近の約755万円まで躍進しました。
そして2021年10月15日、それまで待ち望まれていたビットコイン先物ETFが、アメリカのSEC(米国証券取引委員会)に初めて承認されました。承認されたのは資産運用会社のプロシェアーズが申請していたビットコイン先物ETFで、同月19日にはニューヨーク証券取引所に上場し、ETFの上場初日としては歴代2番目となる10億ドル規模の取引高を記録しました。
市場が佳境の最中、2021年の10月29日にフェイスブック社最高経営責任者のマーク・ザッカーバーグ氏が、社名を「Meta(メタ)」に変更する旨を大々的に発表しました。この発表は、今後メタ社の事業分野として、VRなどの技術で実現する次世代プラットフォームであるメタバースに注力する姿勢を示しています。この発表は暗号資産市場、特にNFT関連のプロジェクトや銘柄には吉報となり、The SandboxのトークンであるSANDはこの発表後1SAND約100円から約1,000円まで大暴騰しました。
上記のような市場環境を受け、ビットコインの価格も2021年11月8日に市場最高値である1BTC約776万円に達しました。上述したことから、2021年の相場は主に企業のビットコイン購入、NFT市場の急成長、法定通貨化といった出来事により押し上げられたと理解できると思います。
2022年(悪材料が続き市場は低迷)
引用:CoinMarketCap
年月
出来事
1BTCの価格
2021年末〜2022年1月
FRBによるテーパリング実施に対する懸念
600万円台→400万円台
2022年1月20日
ロシア中銀が国内における暗号資産の利用およびマイニングの禁止を提案
約480万円→約400万円
2022年2月24日
ロシアがウクライナに侵攻を開始
約500万円→約430万円
2022年5月9日
テラ(LUNA)問題により市場が急落
約515万円→約380万円
2022年7月20日
米EV大手「テスラ社」、保有するビットコインの75%を売却
約320万円→約290万円
2022年8月26日
米FRBパウエル議長、利上げ継続を示唆
約300万円→約270万円
2022年9月初旬
イーサリアムの大型アップデート「The Merge」を間近に控え、市場全体が上昇
約278万円→約320万円
2022年11月
FTXグループが破産申請
約310万円→約230万円
2021年にそれまでの過去最高値となる「1BTC=約760万円」を記録したビットコインは、2022年になると一転して下落トレンドに突入。1月下旬には、一時約400万円まで下落します。
なお、この時の下落は米国のFRB(連邦準備制度)によるテーパリングの実施に対する懸念により、米国株をはじめとする株価が下落し、それと連動する形で暗号資産などの金融商品の価格も下落したことが要因とされています。
また、同時期にロシアの中央銀行が国内における暗号資産の利用とマイニングの禁止を提案したことも、価格下落の一因として挙げることができます。
その後、ビットコインの価格は緩やかに上昇し、400〜500万円台の往来を続けます。しかし、2月下旬にロシアがウクライナに侵攻を開始したことを受けて市場は下落。ビットコインは約500万円から約430万円まで下落します。
侵攻が続くなか軟調な推移を続けるビットコインでしたが、株価の反発に合わせる形で反転上昇し始め、3月下旬には約580万円まで回復します。
しかし、5月9日にアルゴリズム型ステーブルコインのUST(TerraUSD)が「1ドル=1UST」の価格を維持できなくなるという問題が起き、USTのペグ(連動)を維持するためのガバナンストークンであるLUNA(テラ)に対する信用が低下し、価格も暴落します。
LUNAの運営組織である「Luna Foundation Guard(LFG)」は、USTのペグを維持するための準備資産として約35億ドル相当のビットコインを保有していましたが、今回の騒動を受けて「LFGがペグを維持するために、大量のビットコインを売却するのではないか?」という憶測が広がり、市場でビットコインの売りが加速。約515万円から約380万円まで下落します。
続く2022年7月20日には、米EV大手「テスラ」が保有するビットコイン(BTC)の75%を売却したと発表したことを受けて、BTCは約320万円から約290万円まで下落します。なお、同社CEOのイーロン・マスク氏は売却理由について、「中国のコロナロックダウンの影響による業績悪化に備えて、手許現金を最大化させるため」と説明しています。
また翌月の8月26日には、FRBのパウエル議長が「ジャクソンホール会議」の講演で利上げを継続する意思を表明したことを受けて、株式や暗号資産など金融市場全体が下落します。この影響で、BTCは約300万円から約270万円まで下落します。
度重なる悪材料により下落局面が続くと思われましたが、9月に入ると大型アップデート「The Merge」を控えたイーサリアム(ETH)を中心に、市場は復調していきます。BTCも連れ高となり、約278万円から約320万円まで上昇します。
しかし、11月に大手暗号資産取引所「FTX Trading」を運営するFTXグループが資金不足による破産の危機を迎えたことにより、相場は再び暗転します。FTXの経営破綻を受けてリスク回避ムードが広がるなか、BTCは約310万円から約230万円まで急落します。
FTXグループは、同月11日にFTX.USや姉妹会社のアラメダリサーチ、日本法人のFTX Japanを含む約130の関連会社が、米連邦破産法11条の適用を申請したことを発表しました。それに伴い、CEOのサム・バンクフリードマン氏が辞任を発表し、後任として米エネルギー会社「エンロン」の清算手続きを率いたジョン・J・レイ氏が着任しました。
FTX騒動の余波が収まらないなか、2022年12月2日現在のBTCの価格は約230万円となっています。
【補足】
UST(TerraUSD)は、テラ(LUNA)のブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。
※UST(TerraUSD)は1UST=1米ドルを目標価格として設計しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、アルゴリズム型ステーブルコインと認識されていますが、1UST=1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。
2023年(リーマンショック以降最大の銀行破綻で金融不安が顕在化)
年月
出来事
1BTCの価格
2023年1月14日
ビットコインが2万ドル回復
約260万円
2023年3月
米国シリコンバレー銀行(SVB)とシグニチャーバンクが破綻
約360万円
2023年4月
米国ファースト・リパブリック銀行の株価が暴落・翌月破綻 3万ドル台へ
約390万円
2023年6月
ブラックロックがBTC現物ETFを申請
約450万円
2023年10月
SECが敗訴し、BTC現物ETFの承認が現実的に
約550万円
2023年12月
ビットコインが4万ドルに回復
約610万円
ビットコインは既存金融機関の不透明な融資や貸付などに問題を感じているユーザーが期待を寄せているため、2023年上半期のような金融危機ではビットコインへの注目・期待度が高まっています。
2023年1月中旬ごろ、FTXやTerraの破綻の余波が落ちつき、懸念材料が少なくなったビットコインは価格上昇を始めます。1月14日には1BTC=2万ドル(約250万円)を回復し、FTX破綻以降の最高水準となりました。
2023年2月17日には25,000ドルとなり、昨年末から続く市場低迷には歯止めがかかったように見えます。
3月には、米国シリコンバレー銀行(SVB)とシグニチャーバンクが破綻し、リーマンショック以来、最大規模の金融不安となりました。米国の銀行以外では、スイスの金融大手、クレディ・スイスが経営不安に陥りました。
スイス投資銀大手UBSによるクレディ・スイスが買収されるために懸念は一時後退したものの、世界的な利上げやインフレも重なり、価値保存が可能な資産への退避ムードが強まりました。3月20日ごろにはビットコインは一時28,000ドルを突破しました。
4月にはさらに米銀行のファースト・リパブリック銀行の株価が暴落し、金融不安が増大。翌月には破綻しました。ビットコインには好調な雰囲気が漂っており、4月11日に30,000ドルを突破しました。
好調に推移していたビットコインですが、5月には価格が暴騰していたPEPE(ぺぺコイン)によって、ビットコインネットワークのトランザクションがオーバーフローを起こし、ビットコインの送金処理が大幅に遅延。加えて送金手数料が高騰、ついにBinanceがビットコインの出金を一時停止する事態に至ると同月11日には27,000ドルまで価格を落としました。その後、民主党のバイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長が2年間の非国防支出制御で同意し、米政府のデフォルト懸念が後退したためビットコインの値動きは好転しましたが28,000ドルを越えられず、上値が重い展開が続きます。
6月前半には米SECが世界最大手の暗号資産取引所Binanceやコインベースを提訴、加えてSECに「証券」に該当すると名指しされた暗号資産の取扱いを停止する交換所が続出したことで、一時ビットコイン価格は24,000ドル台まで急落します。
しかし、ブラックロックがBTC現物ETFを申請したことにより相場の風向きが一変しました。ブラックロックに続いてドイツ銀行やクレディ・アグリコルも暗号資産カストディを申請。フィデリティやシタデル、チャールズシュワブが出資する交換所EDXが始動し、さまざまな形態での金融機関の暗号資産参入の動きが活発化したことでビットコインの価格は再び30,000ドルを超える動きをみせます。
その後、7月に入るとリップル裁判でのSEC敗訴によりビットコインの価格は31,000ドルを越える上昇を見せましたが、8月には中国の不動産大手恒大が米国で破産法15条を申請を行い、市場はリスクオフ気味に。加えてイーロン・マスク氏率いるスペースXが保有BTCを売却していたことが判明、さらに25,000ドル台まで価格が急落していきます。
下向きな相場が続くなか、9月に中央銀行が暗号資産の全面禁止を主張していたインド政府が数カ月内に暗号資産に対する方針を策定することを発表しましたが、市場はこの動きを規制緩和の兆候と受け止め上向き方向へのトレンドへの変換していきます。
さらに10月になると、グレースケールのBTCファンドがGBTCのETF(上場投資信託)への切り替え申請を否認したSEC(米国証券取引委員会)の判断を裁判所が取り消した裁判で、SECが控訴を断念。この結果をETF承認へ一歩前進したと市場はポジティブに受け止め、ビットコインは35,000ドル付近まで上昇します。
12月には、ビットコイン価格が1年半ぶりに40,000ドル台に回復します。この値上げは、米利下げやSECによるETF承認への期待の高まりが支援材料になっている可能性があります。
2023年は世界的なインフレとドル高に加え、OpenAI社の「ChatGPT」を代表としてAI系企業への注目が多く集まりました。退避資産としてのビットコインの注目は集まっていますが、テック系・IT系のトレンドはAI関連に注目が集まっているため、過去のバブル期のような大きな値動きは見らません。しかし、FTX破綻以前の水準へ回復し、金融不安での強みが見られた価格推移と言えるでしょう。
SVB破綻に関する詳細な記事はこちら。
シリコンバレー銀行(SVB)はなぜ破綻したのか?暗号資産(仮想通貨)市場への影響も解説
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2024年(金融不安から回復、そして成長へ転換)
年月
出来事
1BTCの価格
2024年1月10日
SECが11件のビットコインETFを承認
約680万円
2024年3月5日
ビットコインの価格が1,000万円を突破
約1,030万円
2024年4月15日
香港証券先物委員会(SFC)がビットコインETFとイーサリアムETFを承認
約1,030万円
2024年4月18日
Binanceがビットコ
約940万円
2024年4月20日
ビットコインが4度目の半減期を迎える
約980万円
2024年4月20日
ビットコインでRunesプロトコルが開始
約980万円
2024年5月6日
ビットコインの累積トランザクション数が10億件に到達
約980万円
2024年5月13日
ウェルズ・ファーゴ銀行がビットコインに1億4300万ドルを投資
約960万円
2024年5月21日
ビットコイン価格が日本円建てで初めて1,100万円を超える
約1,115万円
2024年6月7日
ビットコイン価格が日本円建てで過去最高値を更新
約1,124万円
2024年6月19日
ドイツ政府がMovie2k運営から押収したビットコイン5万BTCの売却を開始
約1,030万円
2024年6月24日
マウントゴックスがBTCとBCHの弁済開始を発表
約1,010万円
2024年7月5日
マウントゴックスによるBTCとBCHの弁済が開始
約920万円
2024年7月13日
ドイツ政府がMovie2k運営から押収した全てのビットコインを売却完了
約910万円
2024年8月3日
ビットコインの価格が約900万円に下落
約900万円
2024年8月5日
恐怖指数が再び65以上に上昇
約850万円
2024年8月6日
ビットコイン価格が約780万円に下落
約780万円
2024年8月23日
FRBパウエル議長が連邦金利引き下げを示唆
約880万円
2024年9月19日
FOMCの会合で米FRBが0.5ポイントの大幅利下げを決定
約880万円
2023年の金融不安ムードから一転、2024年はビットコイン現物ETFの承認や半減期など明るい材料が多いとされるため、注目している市場のユーザーは少なくはないのでしょうか。
1月10日には、ついに米証券取引委員会(SEC)がビットコイン現物ETFを承認すると発表しました。市場の動きとしては、この出来事は既に価格に織り込み済みであったのか、「事実売り」が発生し一時は4万1300ドル付近まで下落する反応を見せました。
ビットコイン現物ETFが承認されたことで、投資家はSECの監督下にある証券会社の証券口座を通じて株式などと同様に売買することができ、仮に証券会社が破綻しても投資家の資産は保護されます。加えて7兆ドル(約1,000兆円)の市場規模を持つETFには、金や不動産に投資するETFが既に多く存在し、これにビットコインの現物ETFが新たに加われば、これからより機関投資家や個人投資家がそれを投資対象に組み入れやすくなることが予想されます。
さらにビットコインの価格上昇への追い風は続き、3月5日にはついに1BTC=1,000万円の大台を突破し、3月12日には1BTC=約1,050万円と過去最高値を記録しました。この価格上昇の背景には、ビットコイン現物ETFの米国での承認やマイクロストラテジー社のビットコイン追加購入、そして今年迎える半減期への期待から強気相場が形成されたと考えられます。
4月15日には、香港の証券規制当局である香港証券先物委員会(SFC)が、ビットコインとイーサリアムの現物上場投資信託(ETF)を承認しました。暗号資産の現物ETFの承認は香港では初となります。さらに4月20日にはビットコインが4度目の半減期を迎えます。また、半減期のタイミングにあわせて、Ordinalsの開発者であるケイシー・ロダモール(Casey Rodarmor)氏がビットコインブロックチェーン上で代替可能なトークンの生成と管理を可能にするプロトコルであるRunes(ルーンズ)プロトコルをローンチしています。ただし、半減期を迎えたタイミングではビットコイン価格は1,000万円前後で推移するなど、大幅な変化はありませんでした。
4度目の半減期のあと、ビットコイン価格は過去最高値を更新していきます。2024年5月21日には、ビットコイン価格が日本円建て価格で初めて1,100万円を突破しました。コインチェックのリアルタイムチャートによると、同日の高値は約1,115万円となっています。さらに2024年6月7日にはビットコイン価格が一時約1,124万8000円となり日本円建て価格を更新します。これらの価格上昇は、SECの動きにより、イーサリアム現物ETFが5月に承認される可能性が高まったとの観測が報じられたほか、6月のFOMC開催を控え、米金利の利下げへの期待が高まったことが要因として考えられます。さらに、5月21日は1ドル=156.49円、6月7日は1ドル=155.81円と、年初と比較して10%以上の円安が進行していたことも、日本円建てビットコイン価格の上昇に寄与したと考えられます。
しかし2024年6月後半より、ビットコイン価格の悪材料となるニュースが次々と報じられます。6月19日には、ドイツ政府がCoinbase、Kraken、Bitstampの各取引所にそれぞれ500BTC、合計1,500BTCを送金しました。ドイツ政府が保有しているビットコインは、ドイツ連邦刑事警察局(BKA)が、映画海賊版サイトMovie2k運営から押収したビットコインであり、約5万BTCが押収されていました。ドイツ政府によるビットコイン売却は押収したビットコイン全てを売却する7月13日まで行われ、最終的にビットコイン価格は約910万円まで下落しました。
引用:Arkham
さらに6月24日にはマウントゴックスが、債権者にビットコイン(BTC)およびビットコインキャッシュ(BCH)による一部弁済を実施することを発表し、ビットコイン価格下落の引き金となりました。債権者は10年にわたって資金を回収できませんでしたが、この間にビットコインの価格が約85倍上昇しています。そのため債権者の大多数は、弁済されたビットコインおよびビットコインキャッシュを即座に売却し、利益確定に動くことが予想されます。このような見通しが、ビットコインの価格下落をもたらしていると考えられています。
これらの要因に加え、8月初旬から円相場は急速に円高が進み、8月3日にはビットコインの価格が約900万円に下落しました。さらに、8月5日にはVIX指数(恐怖指数)が65以上に上昇。過去に恐怖指数が65を超えたのは、2008年のリーマンショック時と2020年のパンデミック時のみです。8月6日には、ビットコイン価格が約780万円まで下落しました。
8月下旬になると、ビットコイン価格は回復へと向かい始めます。8月23日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演を行いました。この際、パウエル議長は、インフレはFRBの目標である2%に向かいつつあるため、政策を調整する「時期が来た」とし、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに着手する可能性を示唆しました。この発言を受け、ビットコイン価格は24日までに約930万円まで上昇しました。さらに、9月19日のFOMCの会合で米FRBが0.5ポイントの大幅利下げを決定し、ビットコイン価格は上昇。2024年9月28日時点でビットコイン価格は940万円前後で推移するなど、8月と比較すると高値で推移しています。
ビットコイン(BTC)の価格が上昇する理由
過去の価格推移を見ていくと、ビットコインの価格が上昇する要因には以下の4つがあることがわかります。
・ビットコインの利用が普及する・メディアに紹介されて知名度が上がる・半減期による影響・有事の際に避難通貨として買われる・行政機関による利用が発表される
それぞれどのような内容なのか、順番に見ていきましょう。
価格が上昇する原因①「ビットコインの利用が普及する」
例えば、大手企業が提供するサービスの「決済方法」として採用されると、ビットコインの価格は上昇する傾向があります。
先述の「ビットコイン(BTC)価格推移の歴史」でもご紹介した通り、ビットコインは過去にWordPressや百度(バイドゥ)、Dell、マイクロソフトなどの決済手段として採用されるたびに、価格が上昇しました。
直近で最も注目された採用事例は、2021年3月にテスラの電気自動車の購入手段として採用された事例だと言えます。(2021年5月に暗号資産マイニングが環境に与える影響を理由として停止)
企業に決済手段として採用されることで、より世の中に普及していき、通貨としての需要が拡大していくことが予想されるため、こうしたニュースが流れると多くの投資家がビットコインを購入する傾向があります。
ビットコインの利用の普及度合いを調べる指標としては、アクティブアドレス数が挙げられます。
アクティブアドレスとは、特定の期間内においてウォレット間の送受信記録(トランザクションの発行記録)が存在しているアドレスの数を表した指標です。
この指標からはビットコインネットワークがどれだけ使われているのか、などを読み取ることが可能です。
引用:Glassnode Studio
上のグラフは、2009年1月3日から2022年4月26日までの1日ごとのアクティブアドレスの推移を表しています。
黒のラインがビットコインの対数価格の推移、オレンジ色のラインがビットコインのアクティブアドレスの推移を表しています。
こうして見ると、ビットコイン価格の上昇にともなってアクティブアドレスの数も増加傾向にあったことが分かり、ビットコインの利用は年々普及が進んでいると解釈することが可能です。
このような指標についてより詳しく知りたい場合は、「初心者でも分かるオンチェーン分析!特徴やデータの入手方法を簡単解説!」をご覧ください。
価格が上昇する原因②「メディアに紹介されて知名度が上がる」
2009年に誕生したばかりのビットコインは、株式投資やFXなどに比べると認知度が低く、市場に参入している人が少ないという側面があります。
そのため、テレビや雑誌などでビットコインが取り上げられると、知名度が上がり、それに伴い新規の購入者が増えて価格が上昇することがあります。
実際に、ビットコインは過去にアメリカのTIME誌や日本のNHKで特集されるたびに、大幅に値上がりしました。
ただし、悪いニュースでは逆効果な場合もあるため、知名度が上がったからといって必ずしも価格が上がるわけではないというのは留意しておきましょう。
価格が上昇する原因③「半減期による影響」
ビットコインにおける半減期とは、マイニング(採掘)の報酬が半分になるタイミングのことをいいます。
暗号資産業界では、ビットコインの価格は半減期前後に上昇しやすいという説があります。しかし、なぜ半減期になるとビットコインの価格が値上がりするのでしょうか?
よく言われるのが、「半減期を過ぎるとマイニングによって得られるビットコインの数量が半分に減るので、マイナーによって売却される数量が減るため」というものです。
上記の理由が本当に正しいのか、その真偽は定かではありません。ただし、過去3回の半減期前後に価格が上昇しているというのは事実です。
2020年5月予定のビットコインの半減期とは?仕組みや影響を解説
Coincheck
価格が上昇する原因④「有事の際に避難通貨として買われる」
ビットコインには、有事の際に価格が上昇しやすいという特徴があります。
先述の通り、2013年3月に起こった「キプロス危機」の際には、ユーロなどの法定通貨に対する信用が低下し、避難通貨としてのビットコインに人気が集まりました。
最近では、2019年11月に自国通貨ペソの急落が続くアルゼンチンの暗号資産取引所で、他国の取引所のビットコインより32%以上高いプレミアム価格が記録されました。
しかし、このパターンで価格上昇する際には、「有事が起きている地域が限定されている」ことが条件となります。新型コロナウイルスなどが原因で起こる世界規模の金融危機下では、ビットコインの価格は株や原油などと同様に下落する傾向にあります。
暗号資産の価格が上がる仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
暗号資産(仮想通貨)の価格はなぜ上がる?仕組みを理解し急騰に備えよう!
Coincheck
価格が上昇する原因⑤「行政機関による利用が発表される」
行政機関による利用の発表は、2021年において顕著なビットコインの値上がり要因でした。
2021年9月7日、中米のエルサルバドルでビットコインを法定通貨とする法律が施行されました。この出来事は市場へ大きなインパクトを与え、それまで1BTC約500万円だった価格は約1か月後には約755万円にまで躍進しました。
エルサルバドルの事例以外には、スイスのルガーノ市の事例が挙げられます。2022年3月にスイスのルガーノ市は、個人および法人の税金の支払いや公共料金の支払い、授業料の支払いをビットコインによる決済で受け入れることを発表しました。税金の支払いにビットコインが利用可能となることは、実質的なビットコインの法定通貨化を意味しています。
ビットコイン(BTC)の価格が下落する理由
反対に、ビットコインの価格が下がる原因としては主に以下の2点が挙げられます。
・各国の規制強化による影響・取引所のハッキングにより信用が低下する・オンチェーン指標の悪化
こちらについても、順番に解説していきます。
価格が下落する原因①「各国の規制強化による影響」
これまでの価格推移を見ると、各国政府による暗号資産に対する規制強化が発表されたときに、ビットコインをはじめとする暗号資産の価格が大幅に下落していることがわかります。
その代表的な例としては、中国政府が2013年と2019年の2度にわたり規制強化を発表し、その都度ビットコインの価格が暴落するという出来事がありました。
暗号資産に関する法規制を整備するのは、詐欺やマネーロンダリングなどの犯罪を防ぐ目的で行われるため、長期的に見れば必要不可欠なことと言えます。一方で、短期的には自由な暗号資産取引を阻害するものとして、市場にマイナスの影響を与えることがあります。
【2020年最新】中国の暗号資産市場とこれまでの流れを解説
Coincheck
価格が下落する原因②「取引所のハッキングにより信用が低下する」
暗号資産取引所がハッキングの被害に遭ったときも、ビットコインの価格は暴落する傾向があります。
暗号資産の売買は、取引所を介して行うのが一般的です。多くの投資家は、自身が保有する暗号資産や法定通貨を取引所に預ける形で取引を行っています。
そのため、取引所がハッキングされたというニュースが流れると、投資家の中には自分が預けている暗号資産も盗まれてしまうのではないかと不安を感じ、一刻も早く市場から資産を引き上げようと考える人が出てきます。
その結果、多くの投資家が一斉に暗号資産を売却し、それに伴い市場価格が急落するのです。
ビットコイン(BTC)の暴落理由と今後の暴落に備える方法
Coincheck
価格が下落する原因③「オンチェーン指標の悪化」
暗号資産市場における市場心理を反映した指標の一つとして、ネットフロー(Netflow)と呼ばれるものがあります。
端的にこの指標について説明すると、ネットフローがプラスであれば弱気相場であることが分かり、一方でネットフローがマイナスであれば市場が強気相場だと分かります。
以下にネットフローのグラフを例示します。
引用:Glassnode Studio
上のグラフは、1日ごとのビットコインに関する取引所へのネットフローの推移を表しています。データの期間は、2011年8月17日から2022年6月26日です。
黒のラインがビットコインの対数価格の推移、グリーンの棒グラフがプラスのネットフロー、赤色の棒グラフがマイナスのネットフローを意味します。
概して、ビットコイン価格の暴落直前にはネットフローは大きなプラスとなっている傾向が見て取れますね。
ネットフローについてより詳しい情報を知りたい方は、「初心者でも分かるオンチェーン分析!特徴やデータの入手方法を簡単解説!」をご覧いただけますと幸いです。
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引き続き将来性が期待されるビットコイン(BTC)
暗号資産の市場は、まだまだ成長過程です。未熟であるともいえますが、これから参入すれば大きな利益を挙げられる可能性もあるといえるでしょう。
Coincheckでは500円から暗号資産の取引を行うことができますので、投資の初心者であっても少額から始めることができます。ビットコインなどの暗号資産の取引に関心を持った方は、まずはCoincheckに口座開設を行うところから始めてみてはいかがでしょうか。
Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアル
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「レバレッジ取引」は、仮想通貨取引にも使われている投資手法のひとつで、手持ち資金の数倍もの取引ができます。ビットコイン(BTC)を例にして、レバレッジ取引について解説していきます。
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ビットコイン(Bitcoin/BTC)は仮想通貨で知名度No.1
仮想通貨といえば、ビットコイン(BTC)の名前を挙げる人は多いのではないでしょうか。
それほどビットコイン(BTC)は知名度が高く、流通量も多い仮想通貨なのです。また、仮想通貨の中で、時価総額が最も高いのもビットコイン(BTC)です。
仮想通貨の市場が大きくなればなるほど、ビットコイン(BTC)の値段も上がっていくと期待されていることもあってか、数ある仮想通貨の中でも時価総額1位を維持しています。
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ビットコイン(Bitcoin/BTC)でレバレッジ取引を行うとは?
レバレッジ取引とは、「小さな資金で大きな取引を行えるしくみ」です。
ビットコイン(BTC)も多くの仮想通貨の取引所でレバレッジ取引を行うことができます。元々、レバレッジという言葉は、「テコの原理」という意味です。
テコを使うと、小さな力で重い物を持ち上げたり、強い力でものをつかんだりできます。仮想通貨の通常の取引である「現物取引」では、手持ち資金の分までしか通貨を取引できません。
しかし、レバレッジ取引を使うと、手持ち資金の数倍もの取引を行うことができます。例えば「レバレッジ2倍」なら、10万円の手持ち資金で20万円までの取引が可能になるのです。
「証拠金」と「建玉」で成り立つレバレッジ取引
手持ち資金の数倍という大きな取引ができるレバレッジ取引のしくみは、「証拠金」と「建玉(たてぎょく)」にあります。
レバレッジ取引を始めるときは、まず基本的には仮想通貨の取引所に証拠金を預けます。仮にレート5倍の取引所に10万円を預けたとしましょう。
すると、取引所は証拠金を担保に、40万円を貸し付けます。これで、証拠金の5倍となる、50万円までの取引ができるのです。
ただし、この40万円は、実際にお金を貸すわけではなく、「貸したと仮定する」だけです。ですから、利子はかかりません。また、取引にしても、実際に仮想通貨の現物を売買するわけではなく、建玉をやりとりするだけです。
建玉とは、「ある通貨を期日までにどれだけ売買する」という、約束と考えるといいでしょう。ですから、レバレッジ取引でビットコイン(BTC)を10万円買ったとしても、それは「買うことを約束した」にすぎず、10万円分のビットコイン(BTC)が手元に入ってくるわけではありません。
仮想通貨の取引所にロスカットされることもある
レバレッジ取引では現物は動きませんが、その資金を仮想通貨の取引所から借り入れています。もちろん、レバレッジ取引で損失を出してしまうことも考えられます。
なお、預けた証拠金額に迫るほど損害が拡大してしまったときのために、多くの仮想通貨の取引所では「強制ロスカット」を導入しています。強制ロスカットとは、損失を早めに確定させて、強制的に決済するしくみのことです。
もちろん、価格が大きく動いた場合には、証拠金以上の損失が発生する可能性がありますので、資金はある程度余裕を持っておきましょう。
一般的に、強制ロスカットが発動されるタイミングは、「証拠金維持率」という数値を基準にしています。例えば、証拠金維持率が100%以下になるとメールによって警告が送られ、50%を下回ると強制ロスカットとなったりします。
ビットコイン(Bitcoin/BTC)のレバレッジ取引のメリットについて
レバレッジ取引にはいくつかのメリットがあります。それぞれ、簡単にご説明します。
1. 短期間で大きな利益を狙える
ビットコイン(BTC)の取引によって大きな利益をつかむには、タイミングを逃さず、しかも大きな資金を投下しなくてはなりません。
元手の資金を簡単に増やすことはできませんが、レバレッジ取引を利用すれば、「ここぞ」という絶好の機会に、大きな利益を生み出すことができる可能性があります。
2. 小さな資金でも高い利益率を出せる
少ない資金でも大きな取引ができるため、利益率を上げられることもレバレッジ取引のメリットです。
ビットコイン(BTC)の取引に使えるお金があまり多くなくても、レバレッジ取引をうまく使えば、資金の少なさをカバーして十分な利益を上げることができる可能性がありマス。
3. 値下がりしても利益を出せる
レバレッジ取引は、現物ではなく建玉を使った取引です。
そのため、ビットコイン(BTC)を持っていなくても、「ビットコイン1.5BTC売り」という建玉を立てることができます。これによって、値下がり局面でもプラスを出すことができるのです。
例えば、1BTC=50万円のとき、「この後、大きく値が下がりそうだ」という読みがあれば、そこで「ビットコイン1BTC売り」と注文を入れます。そして、読みどおりに値が下がり、1BTC=45万円となったところで「ビットコイン1BTC買い」の注文を入れ、取引を終了します。
ビットコイン(BTC)そのものは大きく値を下げたのですが、50万円で売ったものを45万円で買い戻したことで、50,000円の利益を出すことができるのです。
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ビットコイン(Bitcoin/BTC)のレバレッジ取引のデメリットについて
レバレッジ取引にはメリットもありますが、デメリットもあります。
1. 損失も大きくなりがち
レバレッジ取引では、利益と同じく、損失も大きくなりがちです。
場合によっては、預けた証拠金を大きく削り、さらにそれ以上に損失が膨らむこともあります。そうした事態を避けるためにロスカットのしくみがあるのですが、やはり大事なのはあなた自身の判断です。
「損失がさらに膨らみそうだ」と見たならば、早めに損切りしてしまうことも大切です。また、レバレッジ取引は投資の初心者にはハードルの高い取引です。
2. 初心者にはハードルが高い
また、レバレッジ取引を成功させるには、基本的にはチャート分析やファンダメンタル分析などを駆使して取引を行う必要があります。
様々な投資の知識や経験が必要になりますので、初心者にはハードルが高い取引の方法です。そのため、これから仮想通貨の取引を始めようという初心者の方は、まずは通常の現物取引に慣れてからレバレッジ取引に取り組まれる方が良いでしょう。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
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「ビットコインで失敗したくない」 「大損を回避する方法を知りたい」 このような悩みを解決できる記事となっています。 ビットコインの取引は簡単に始められますがこの記事で紹介するビットコイン投資の失敗事例、、大損の原因や対策、リスクの低い取引方法を読むことで、大損を恐れずにビットコイン取引を始められます。 ぜひ最後まで読んでみてください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 ビットコインで大損・失敗する原因5つ 1. 損切りができなかった 2. 相場が戻ると期待してしまった 3. 借金してしまった 4. 資産管理がうまくいかなかった 5. 成功体験に溺れてしまった ビットコインでの大損対策 仮想通貨について基礎の勉強をする 自分なりのトレードルールを決めておく 大損リスクの低い取引方法3つ 1. 分散投資 2. ドルコスト平均法 3. ガチホ 自分のルールを作って大損しない取引を! ビットコインで大損・失敗する原因5つ ビットコイン取引による大損の原因を紹介していきます。 1. 損切りができなかった 損切りをできずに損失がどんどん膨らんでしまうケースです。 損切りとは、損失を抱えた状態で保有している仮想通貨等を売却して損失を確定させること。もともとは株式やFXなどで用いられる用語でしたが、同じような投資商品である仮想通貨の取引においても使われることが多くなっている言葉です。 損切りをしないと、気が付けばやり直せないほどに損失が膨らんでしまう恐れもあります。。自分が考えている以上に相場が下落したときは、評価損の状態でも一度損切してやり直すことも大切です。。 ただし、損切りしたとしてもトータルで利益が出ていれば問題ないという考え方もあります。トレードでは、取引で得られたすべての利益が損失を上回っていれば良いということを頭に入れて取引しましょう。 2. 相場が戻ると期待してしまった 相場が戻ると期待をしてしまい大損をしてしまうケースです。 すでに仮想通貨のトレードを行っている人のなかには、2017年から2018年1月にかけて起きた相場の大暴落を覚えている人もいるのではないでしょうか。その当時に大損した人の多くは「相場がいつか元に戻る」と期待していたのです。 たしかに、相場は上下に波打ちながら一定方向に変動します。なぜなら、不特定多数の人が相場に参加しているため、一定の値段で利益を確定させたい人もいれば、新たに相場に参加したいと思う人もいるからです。 しかし、どこまで相場が戻るかは誰にも分かりません。相場が戻ると思う根拠が明確にあるなら話は異なりますが、根拠がないにもかかわらず相場が戻ることを期待するのはただの神頼みになっています。失敗しないためにも、ファンダメンタルズ分析などをしながら取引をしていきましょう。 3. 借金してしまった 借金をしてしまい自己破産してしまうケースです。 日本で仮想通貨は一時的にブームになり、その熱狂に充てられて「仮想通貨の将来性は絶対、借金をしてでも投資したほうが良い」というような言葉に惑わされた人もいました。。投資の世界に絶対に儲かるというものはありません。多かれ少なかれ多少のリスクは存在するものです。 借金した結果、思うように相場が動かずに自己破産してしまったケースもあります。あくまでも余裕資金でトレードするようにしましょう。 4. 資産管理がうまくいかなかった 資産管理がうまくいかず損失を被るケースです。 保有する通貨が多ければ多いほど、変動による大きな損失を避けるためチェックする労力は増え、結果的にミスも増えるためです。 また、仮想通貨は夜中でもトレード可能です。自分が寝ているときや、仕事で時間に余裕のないときに価格が下がってしまい、損切りすらできずに大損をしてしまうのです。 5. 成功体験に溺れてしまった 過去の成功体験を忘れられず損をしてしまうケースです。 仮想通貨を保有しているだけで資産が10倍20倍と膨れ上がった経験をしたことがある人ほど過去の成功体験に溺れて、根拠のない増資をして損失が広がることが多いです。 現実には、そのような成功体験は何度もあるものではありません。成功体験に囚われず、足元を見た投資を続けることが大切なのです。 Coincheckの無料登録はこちら ビットコインでの大損対策 ビットコイン投資では常に大損をする可能性はありますが、いくつかのコツを抑えておくことで、大損をする可能性を低くすることは可能です。そこで、この段落ではビットコイン(BTC)での大損対策についてまとめてみました。 仮想通貨について基礎の勉強をする まずは、仮想通貨の基礎的な知識は抑えておきましょう。レバレッジやショート、ロングの違いなど取引に関する用語を覚えておくことで、操作ミスによる損失を防ぐことができます。 また、ネット上で情報収集するときも、基本的な用語が分かっていないと間違った内容を覚えるかもしれません。すぐに実践したい人もいるでしょうが、まずは何事も基本から始めるようにしましょう。 自分なりのトレードルールを決めておく 損失を最小限に抑えるためにはトレードルールを決めておきましょう。 「いくらまで下がったら損切りをする!」のようにルールを決めておくことで、感情に左右されず大損を防げます。 繰り返していけば、上手な損切りのコツをつかめるようになります。 大損リスクの低い取引方法3つ ビットコイン(BTC)での大損対策について理解したところで、実際に大損するリスクの少ない取引方法を紹介します。これからの取引の参考にしてみましょう。 1. 分散投資 分散投資は投資の世界では大損回避のための最も有名な方法です。仮想通貨の世界においては、無数にある通貨のうち、複数種類の通貨を買ってリスクを避けることになります。 Coincheckでは30種類以上の通貨を購入することができるので、分散投資をするにはおすすめです。 2. ドルコスト平均法 ドルコスト平均法とは価格変動のある金融商品を一気に購入するのではなく、一定額ずつ機械的に分割購入する手法です。一度にたくさんの資金を投入することはないので、大損をするリスクを減らせます。 また、下落トレンド時にドルコスト平均法を行うと、平均取得価格を下げる効果が期待できるうえ、最初に購入していたよりも枚数を増やすことも可能です。下落時だけに買い増しをする、いわゆる「ナンピン」と異なるのは、相場が上昇時にも一定額ずつ購入していく点です。その場合、相場の上昇傾向が続けば利益も増えていく可能性があります。 Coincheckではビットコイン積立サービスも提供していますので、興味のある方はぜひご利用してみてください。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)積立のメリット・デメリットと長期運用の方法 Coincheck 3. ガチホ ガチホとは「ガチ(本気)でホールド(保有する)」という言葉の略で、ビットコイン(BTC)を長期的に保有する取引方法です。短期取引は少ない値動きで利益を取る必要があるため、かなりの知識と経験が必要ですがガチホなら通貨を所有しておくだけなので初心者でも取り組みやすいでしょう。 また、短期取引で頻繁に売買すると、その分手数料がかかりますが、ガチホなら短期売買を繰り返すことはないので、手数料にかかるコストを抑えられる点もメリットです。ただし、ガチホを続けると損失が膨らんでいく可能性もあるので、場合によっては損切する勇気も必要になります。状況を見極めてガチホするかどうかを考えることが重要です。 仮想通貨を分散投資するメリットとデメリットは?集中投資との比較 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 自分のルールを作って大損しない取引を! 大損から学んだ原因と対策は理解できたでしょうか。 ビットコインで大損・失敗する原因を振り返りましょう。 損切ができない 相場が戻ると期待してしまう 借金してしまう 資産管理がうまくできない 成功体験に溺れてしまう 大損をしないためには自分なりの取引ルールを設けたり、分散投資をすることが大切です。これからビットコインで投資を始める方は大損対策をしっかりしておきましょう。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck

暗号資産(仮想通貨)の取引をするうえで耳にすることも多い「ハッシュレート」という言葉。ビットコイン(BTC)の取引をするなら、ぜひとも覚えておきたい言葉ですが、どういう意味なのか分からないという人も多いのが現状です。 そこで今回は、ハッシュレートが変動する仕組みや価格との関連性、ビットコインのハッシュレートの推移などハッシュレートの基礎知識を解説していきます。 Coincheckの口座開設はこちら ビットコイン(BTC)のハッシュレートに関する基礎知識 ハッシュレートとは、採掘速度ともいわれ、ビットコインなどの暗号資産をマイニングする際の計算力や採掘の速さを表したものです。 「hash/s」という単位で表され、1秒間に何回計算が行われるかを示します。ですから、ハッシュレートが高いということはそれだけ処理する力が強いということになり、ハッシュレートが低いということはそれだけ処理する力が弱いということになります。 ハッシュレートが高いほど、効率の良いマイニングが可能となるわけです。ハッシュレートの変動が何を意味し、価格変動とどう関係するのでしょうか。まずは、ハッシュレートの基礎知識について見ていきます。 そもそもビットコイン(BTC)とはどんなもの? ハッシュレートの仕組みについて理解する前に、暗号資産の代表ともいえるビットコインや暗号資産の基礎をおさらいしましょう。 ビットコインを始めとする暗号資産は、そもそも私たちが「お金」と認識する紙幣や硬貨のようなものではなく、電子的な手段によって決済を行う通貨です。ネット上に存在するお金のようなもので、実物はありません。 そんなビットコインの大きな特徴として挙げられるのが、管理者がいない点です。日本円や米ドルなどの法定通貨は、通貨を管理する中央銀行が存在しますが、ビットコインにはブロックチェーン技術が採用されており、管理者が存在しません。 ビットコインなどの暗号資産はコンピューターのネットワークで管理されています。そのため、個人間で取引できる利点を持ち、国家や中央銀行による意図的な価格操作もできないようになっています。 ブロックチェーン技術のもとでお互いを監視している状態なので、セキュリティ性も十分に確保されています。コンピューターのネットワーク上に分散して保存されており、記録として可視化される仕組みを持っているのです。 また、管理者不在以外の特徴として、特筆すべきは決済手段や送金手段として優れている点です。手数料が極めて安く、送金スピードも速いために、買い物時の支払いや海外への送金などに向いています。 暗号資産が私たちの生活に不可欠なものになるような未来を期待して、暗号資産に投資する人が多く、彼らによって価格上昇や暗号資産そのものの価値が保たれているのです。 詳しくはこちら:ビットコイン(BTC)とは何か?初心者にも分かりやすく解説 マイニング(採掘)とは? ビットコインを始めとする多くの暗号資産と切っても切り離せないのが、マイニング(採掘)と呼ばれる作業です。 マイニングとは、情報を解析してブロックチェーンを作成することで暗号資産の新規発行をする作業のことです。この作業によって、新たな量の通貨が流通するといっても良いでしょう。 暗号資産の新規の取引情報を正確に記録して、全体の整合性を保つためには、コンピューターによる莫大な量の計算が必要になります。新しい情報を記録する際に、以前のデータと新しく追記するデータの両方を検証する必要があり、その作業量は膨大になるのです。 この作業量に見合うよう、ビットコインの場合には、記録作業を行う人を募集して、記録処理に成功した人に対してビットコインを支払う仕組みとなっています。報酬を設定することで、参加者は自分が1位になろうとより高い計算速度で処理するため、ビットコインの整合性は保たれます。 マイニングを行うためには、優れた計算力を持つマイニングマシンが必要になるので参入は簡単ではありませんが、報酬を求めて多くの企業がマイニングに参加しています。 詳しくはこちら:ビットコインのマイニングとは?仕組みとやり方は? ハッシュレート(採掘速度)はなぜ変動する? ハッシュレートが計算力やマイニングにかかる処理速度を意味することは既に説明しましたが、このハッシュレートが変動する理由は一体何なのでしょうか。 多くの人がマイニングに参加し、たくさんの計算が行われると時間あたりの計算量も増えることになるので、ハッシュレートは上がります。逆に、参加する人が少ないと計算量は減りますから、ハッシュレートは下がってしまいます。 このように、その暗号資産をマイニングしたいと思う人が多いかどうか、つまり、人気度合いによってハッシュレートは上下することになります。このことから、ハッシュレートの高さは、通貨の信頼性を示すともいわれています。 多くの人がマイニングに参加するということは、それだけ多くの人によって取引情報が記録されていることを意味するため、通貨としての信頼性が上がるわけです。しかし、ハッシュレートは必ずしも高いほど良いというわけではありません。 ハッシュレートは人気の高さを表すわけですが、人気が高いということはそれだけ参加者にとってはライバルが多くなることを意味します。ビットコインの場合はマイニングで1番に生成した人にしか報酬が支払われないので、高性能なマシンを保有する大手の参加者ほど有利になります。 結果として、そうした強力な参加者のみがマイニングを行う中央集権的な状態に陥るということにつながりかねません。 ディフィカルティ(採掘難易度)とは? ハッシュレートに関連する言葉に「採掘難易度(ディフィカルティ)」というものがあります。 採掘難易度とは、文字通り、マイニングによって暗号資産のブロックを生成するときの難易度を示す言葉です。ブロックとは、暗号資産の取引をまとめたものでマイニングの単位ともされています。 たとえば、ビットコインでは約10分間に1つのブロックが生成されるといわれていますが、計算方法を難しくするほど、ブロックの生成は難しくなり、時間がかかるようになります。とはいえ、マイニングに参加する人が増えたり、処理するコンピューターの性能が上がったりすると、ブロックが生成される時間が短くなってしまう可能性があります。 生成時間が短くなると、約10分間に1つのブロックが生成されるという当初のルールから外れ、採掘資源が尽きてしまう危険性があります。こうしたリスクを避けるため、ビットコインのプログラムは、採掘難易度が自動で調整されるように設計されています。 プログラムによって、どんな状況でも約10分間に1つのブロックが生成されるという状態を維持している訳です。 ハッシュレートと価格との関連性 通貨の信頼性を表すハッシュレートですが、暗号資産の価格と連動するといわれることがあります。 実際、ビットコインを例にとってみると、過去にはハッシュレートと価格が連動する時期が確かにありました。マイニング報酬が高くなればそれだけ1位になろうとする人が増え、処理速度に影響する可能性も考えられます。 しかし、必ずしもビットコインの価格とハッシュレートの相関性があるわけではなくなってきています。その理由の1つとして挙げられるのが、マイニング参加者による売り圧力です。 採掘難易度が上昇するとそれだけ優秀なマシンが必要になり、マイニングの参加者はビットコインを現金化しなくてはならなくなります。結果として、ハッシュレートが上昇することで、マイニング参加者のビットコインの売り圧力が顕著になり、価格上昇の重しになっている可能性が考えられるのです。 ビットコイン(BTC)のハッシュレート・マイニング報酬の推移 ハッシュレートについて理解するために、これまでの歴史を知ることはとても大切なことです。過去を知ることで、これからの取引に活かせる場面があるかもしれません。 ここからは具体的に、ビットコインのハッシュレートとマイニング報酬の推移について見ていきましょう。 ビットコイン(BTC)におけるハッシュレートの推移 出典:Hash Rate - Blockchain ビットコインのハッシュレートは、長期的に見ると右肩上がりで推移しています。 2018年11月から12月上旬にかけて一時的に下がったものの、2018年12月中旬からは再び上昇傾向にあります。2019年に入ってからも堅調な上昇を続けており、2018年11月に記録した最高値を更新しています。 こうした長期的なハッシュレートの上昇基調には、いくつかの要因が考えられます。 ビットコイン価格の上昇 1つが、ビットコインの価格が上昇したことによるインセンティブの増加です。 マイニングによって得られる報酬の価値が上昇したことを受けて、より速く計算しようという人が増えたことが考えられます。 マイニングマシンの性能向上 もう1つが、マイニングマシンの性能向上です。時代とともにコンピューターの性能は向上しており、マイニングの速度に寄与していると考えられます。 Coincheckの口座開設はこちら ビットコイン(BTC)におけるマイニング報酬の推移 マイニングにおいて1番に生成した人がもらえる報酬も、年々推移しています。 ビットコインが誕生した当初は、マイニング報酬が1ブロック(約10分)につき50BTCでした。しかし、2019年現在では1ブロックにつき12.5BTCと大幅に減少しています。 もちろん、ビットコインの価格自体が上がっているので、現金化したときに手元に入るお金は増えていますが、ビットコインの単位で見ると減っているといえます。また今後2020年頃までは1ブロックにつき12.5BTCの報酬が続く見込みといわれています。 なぜ、マイニング報酬は減少していくのでしょうか。マイニング報酬が減っていく理由には、ビットコインの「半減期」が大きくかかわっています。 ビットコインのシステムの中には、21万ブロックがマイニングされるごとに報酬が半分になる半減期が設定されています。この半減期のサイクルが、およそ約4年とされているため、定期的にマイニング報酬は減っていくことになるわけです。 この半減期は、総発行量の上限が約2100万BTCと決められているビットコインの発行数量を調整するために設けられています。急激なインフレを防ぎ、通貨のシステムを長く維持する役割を持っているといえます。 詳しくはこちら:なぜ仮想通貨には半減期があるの?半減期が近い通貨の一覧も紹介 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck Coincheckの口座開設はこちら ハッシュレートをビットコイン(BTC)の取引に役立てよう ビットコインのハッシュレートには、マイニングの状況や通貨の信頼性などが表れていると言えます。今後、ビットコインの取引をするにあたっては、判断材料の一つとしてハッシュレートに着目してみるのも良いかもしれません。 金融庁登録済の暗号資産取引所Coincheckなら、24時間いつでもビットコインの取引を行えます。ウェブサイトだけでなくアプリの使いやすさにも定評があり、初心者にも中級者以上にも利用されています。 ビットコイン以外の取り扱い暗号資産の種類も豊富で、電気代の支払いでビットコインがもらえるCoincheckでんきや、ガス代の支払いでビットコインがもらえるCoincheckガスなどの独自サービも展開しています。これからビットコインの取引を始めてみようという方は、まずはCoincheckに口座開設してみてはいかがでしょうか。

ビットコイン(BTC)を思い立ったその日に購入してすぐに取引したい人は、それが可能なのかどうか知りたいでしょう。また、暗号資産(仮想通貨)取引を始めたいけども、始め方がわからないという人もいるかもしれません。 スムーズに暗号資産取引を始めるためには、ビットコインを取り扱っている暗号資産取引所でのアカウント作成と口座開設が必要です。そこで、金融庁登録済の暗号資産取引所Coincheckのアカウント作成方法や口座開設方法、準備すべき書類などについて解説します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 ビットコイン(BTC)は即日購入・取引可能? ビットコイン(BTC)は「販売所」と「取引所」で取引可能 「販売所」のメリットとデメリット 注文すればすぐに約定する 初心者にも操作が簡単 指値注文ができない 「取引所」のメリットとデメリット 指値注文ができる 注文が通らない可能性がある 初心者には操作が難しい ビットコイン(BTC)の取引所を選ぶ際のポイントは? 1. セキュリティレベルが高いか 2. 流動性が高いか 3. 通貨の種類が豊富か 4. ツールが使いやすいか 5. 手数料が安いか ビットコイン(BTC)取引の第一歩!取引所での口座開設の流れ 日本円の入金 暗号資産の購入 ハガキの受け取り Coincheckで口座を開設するにはどれくらい時間が必要? ビットコイン(BTC)の口座開設をする際に注意したい点 本人確認書類の用意 年齢条件 虚偽の記載をしない Coincheckでビットコイン(BTC)の取引を始めよう ビットコイン(BTC)は即日購入・取引可能? ビットコインの即日購入・取引が可能かどうかを知りたい場合、通貨の特徴を把握しておくことも欠かせません。 ビットコインは、ブロックチェーン技術を利用している暗号資産の元祖です。ブロックチェーンとは、過去からの取引が格納されているブロックが連なったものをいいます。 ビットコインには、円やドルなどの法定通貨のように通貨管理を行う中央銀行のような存在はありません。その代わりに取引履歴である記録台帳を、世界中に分散して管理していることが特徴になっています。 ビットコインとは?ゼロから学ぶ人向けに分かりやすく解説します Coincheck 分散管理によって、悪意あるユーザーによる取引履歴の改ざんを困難にする仕組みです。そんなビットコインの取引を行う場合には、暗号資産取引所への登録と口座開設が必要になります。 一般的な目安としては、口座開設に数日程度かかると認識しておきましょう。ただし、金融庁登録済の暗号資産取引所Coincheckでは、本人確認が完了すればビットコインの購入が可能です。 後日自宅に届くはがきを受け取ると、暗号資産の購入だけでなく日本円の出金や暗号資産の送金など、全てのCoincheckの機能を利用することができるようになります。 Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアル Coincheck Coincheckの口座開設はこちら ビットコイン(BTC)は「販売所」と「取引所」で取引可能 ビットコインを売買したい場合は、「販売所」と「取引所」と呼ばれるネット上の場所のどちらかで取引を行うことが必要です。 Coincheckでは、アカウント登録を行ったうえで口座開設すれば、取引所と販売所の両方を利用できます。ここでは、取引所と販売所それぞれのメリット・デメリットを紹介します。 「販売所」のメリットとデメリット まず、販売所のメリットとデメリットです。 販売所とは、暗号資産取引所がすでに所有しているビットコインを、ユーザーに対して販売もしくは買取りを行っている場所のことをいいます。販売所の主なメリットは2つあります。 注文すればすぐに約定する 1つは、取引所とは異なり、注文が通らず購入できないケースがないことです。注文すればすぐに約定するため、スムーズに売買できます。 初心者にも操作が簡単 もう1つは、一般的なショッピングの場合と同じような感覚で、簡単に操作して暗号資産売買ができることです。難しい操作を覚える必要がないため、初心者でも戸惑うことはないでしょう。 指値注文ができない 一方、デメリットは、販売会社が仲介して売買を行うことになるため、指定された価格で購入することになる点です。 取引所のように、価格を指定して注文を出す指値注文を行うことができない点がデメリットだといえます。 「取引所」のメリットとデメリット 続いて、取引所を利用するメリットとデメリットです。取引所とは、取引に参加しているユーザー同士で暗号資産を売買する場所のことをいいます。 指値注文ができる 主なメリットは、指定価格に達したときだけ購入できる指値注文が使えることです。また、買値と売値の差額のことをスプレッドといいますが、取引所はこのスプレッドが狭くなる傾向にあります。 注文が通らない可能性がある 一方、デメリットもあります。主なデメリットは、自ら指定した価格で取引してくれる相手方がいないと、注文が通らない可能性があることです。指値注文で購入する場合は、購入したいときに必ず購入できるわけではないと、認識しておく必要があります。 初心者には操作が難しい また、初心者には操作が難しく注文ミスをしてしまう可能性があります。そのため、これから暗号資産を始める予定の方は、まずは販売所の取引に慣れてから取引所を利用されるのが良いでしょう。 ビットコイン(BTC)の取引所を選ぶ際のポイントは? ビットコインに代表される暗号資産を扱う取引所は、国内外に数多く存在しています。スムーズに取引を行うためには、取引所選びが重要です。 そこで、取引所選びで大切になるポイントをいくつか紹介します。 1. セキュリティレベルが高いか 1つ目のポイントは、セキュリティレベルの高さです。暗号資産取引を行う場合、暗号資産取引所に自らの資金を預けることになります。 そのため、きちんとしたセキュリティ対策が行われているかどうかは重要なポイントです。セキュリティレベルの高さを判断する場合、2つの点に注目するとよいでしょう。 顧客資産の分別管理 1つは、顧客資産の分別管理が行われているかどうかです。分別管理とは、顧客からの預り金である顧客資産と、取引所運営会社の経営資金である会社資産とを分けて管理することをいいます。 コールドウォレットの管理体制 もう1つは、コールドウォレットの管理体制があるかどうかです。ウォレットとは、暗号資産を保管する電子財布のことをいいます。 各種ウォレットのうち、ネット環境から完全に切り離すタイプがコールドウォレットです。コールドウォレットで資産を保管することで、ハッキングの脅威から顧客資産を守れるようになります。 Coincheckでは、顧客資産の分別管理とコールドウォレットでの管理を行っていることが特徴です。また、2段階認証や国内外のセキュリティ企業によるシステム監査により、安全性を高めています。 Coincheck(コインチェック)の安全性やセキュリティについて Coincheck コールドウォレットとは?対応済の取引所やホットウォレットとの違いを紹介 Coincheck 2. 流動性が高いか 2つ目のポイントは、高い流動性が確保されているかどうかです。流動性が高いとは、取引所に多数の参加者がいて、常に注文量や取引量が多い状態をいいます。 暗号資産取引を行う場合は、自分が指定した価格で取引に応じてくれる相手方を見つけることが必要です。取引量が少なく流動性が低い取引所を利用してしまうと、売り手が少なく高値で買うことになってしまう可能性があります。 また、買い手が少ない場合は、いつまでも売ることができず、希望の価格では売りそこなうこともあるのです。そのため、できるだけ多くの利用者が参加している取引所を選んで口座開設することが重要になります。 3. 通貨の種類が豊富か 3つ目のポイントは、取引所が取り扱う通貨の種類の豊富さです。 暗号資産には、ビットコインだけでなくイーサリアムやリップルなど、「アルトコイン」と呼ばれる通貨が多数存在しています。 アルトコインのアルトは、日本語で「代替え」であり、ビットコイン以外という意味です。取引所によって、どの通貨の取引ができるかは異なります。 取引できる通貨の種類が多ければ、取引の幅が広がります。そのため、多くの種類のアルトコインを扱っていることを基準に取引所を選ぶ人も多いです。 また、自分が取引したい通貨の取り扱いがあるかどうかを事前に確認することも大切になるでしょう。Coincheckでは、30種類以上の通貨を購入することができます。 Coincheck(コインチェック)で現在取引できる通貨は何種類?暗号資産(仮想通貨)の購入手順 Coincheck 4. ツールが使いやすいか 4つ目のポイントは、取引ツールが使いやすいかどうかです。取引ツールの使い勝手がよければ、取引のたびにストレスを感じることはなく、スムーズに取引を積み重ねていくことができます。 また、急激な価格変動に対応しなければならない場合でも、焦らず取引できることもポイントです。一方、ツールの使い勝手が悪ければ、常にストレスを抱えながら取引を行うことになり、いざという時にミスも発生しやすくなります。 ツールの使いやすさを確認するときは、パソコンだけでなくスマホアプリの使い勝手も確認することが必要です。主にパソコンで取引する場合でも、外出中にスマホで取引することもあります。 スマホアプリの使いやすさも重要視したほうがよいでしょう。Coincheckのアプリは、動作が軽いことが特徴です。 直感的に操作できる点も初心者にとってメリットになります。また、ログインしていない状態であっても、ウィジェット機能で価格チェックができる点も便利です。 コインチェックアプリの使い方(iOS・Android) Coincheck 5. 手数料が安いか 5つ目のポイントは、手数料です。ビットコインを取引するための暗号資産取引所を選ぶときには、手数料に着目して比較する必要があります。 1回あたりの手数料の差は小さいと感じても、何度も取引を重ねていくと、小さな差が積みあがって大きなコスト差が生まれるからです。暗号資産取引で効率的に利益を得ていくためには、できるだけコストが安い取引所を選ぶ必要があります。 手数料には、さまざまな種類があります。なかでも特に注目しておきたい大切な手数料は、取引手数料と入出金手数料の2つです。その理由は、売買取引と入出金は頻繁に行う可能性が高いという特徴にあります。 頻繁に行う取引に関する手数料が高いと、利益に与える悪影響が大きくなるからです。手数料も、取引所によってさまざまな体系がとられています。Coincheckでは、ビットコイン取引所の取引手数料が無料という点が注目ポイントです(2019年9月末時点)。 ビットコイン(BTC)取引の第一歩!取引所での口座開設の流れ 暗号資産取引を始めるためには、暗号資産取引所での口座開設が必要です。その手順について、Coincheckを例に解説します。まず、Coincheckへの登録です。 Coincheckで口座開設 Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck 日本円の入金 そして、取引所への入金です。審査に合格したら、暗号資産の購入に必要となる日本円の入金を行います。 暗号資産の購入 ここまで終わると、暗号資産の購入が可能です。通貨種類と数量を指定して注文します。 ビットコインの始め方・買い方を「初心者向け」に解説!仮想通貨(暗号資産)を購入する4つのステップ Coincheck ハガキの受け取り 審査後に送られてくる本人確認ハガキの受け取りも必要です。受け取りが終了すると、Coincheckのすべてのサービスの利用が可能になります。 Coincheckで口座を開設するにはどれくらい時間が必要? Coincheckで口座開設を行う場合、どの程度の時間が必要になるのかを知りたいという人もいるでしょう。口座開設では、必ず審査が行われます。 そのため、申し込み後すぐに開設できるわけではなく、一定の時間がかかると認識しておくことが必要です。早ければ、申し込んでから数日程度でハガキが自宅に届き、審査を含めて口座開設手続きが完了することもあります。 しかし、数日程度というのはあくまで目安です。人によっても審査期間は変わってくることがありますし、口座開設申し込みの混雑状況によっても左右されます。 思い立って手続きすればすぐに利用できるというわけではないため、早めに口座開設の申し込みをしておくことがポイントです。また、本人確認のハガキを確実に受け取れるようにすることも、期間短縮に役立ちます。 申し込みの日から2~3日は、自宅で郵便受け取りできるようにスケジュールを確保しておくことも有効な方法です。受け取りができず再配達になると、その分、取引所側での確認も遅れてしまいます。 ビットコイン(BTC)の口座開設をする際に注意したい点 口座開設において書類の提出ミスなどがあると、再度申し込みが必要になります。 その分、口座開設手続きに余分な時間がかかってしまうことになり、肝心のビットコイン取引をなかなか始めることができません。そうならないためには、以下のような点に注意することが大切です。 本人確認書類の用意 1つ目は、指定された形式の本人確認書類を用意することです。また、提出時には鮮明なデータの提出も欠かせません。 年齢条件 2つ目は、年齢条件を満たしているかどうかの確認です。未成年の利用の可否は取引所によって差があります。Coincheckの場合は、新規登録では18歳以上75歳未満に限られています。 虚偽の記載をしない 3つ目は個人情報に関して虚偽の記載をしないことです。また、現住所と本人確認書類に記載の住所が異なる場合は、あらかじめ本人確認書類の住所変更を済ませておきましょう。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck Coincheckの口座開設はこちら Coincheckでビットコイン(BTC)の取引を始めよう ビットコインは、Coincheckでアカウント登録後に口座開設をすれば売買が可能です。そのため、事前に必ず口座開設が必要になると認識しておく必要があります。 Coincheckは、24時間いつでも暗号資産を簡単に売買でき、暗号資産初心者にも使いやすい取引所です。取り扱い暗号資産の数も豊富で、セキュリティ面にも力を入れている取引所です。 メールアドレスやFacebookアカウントさえあれば簡単に登録ができますので、Coincheckでの口座開設を検討してみるのも良いでしょう。

ビットコイン(BTC)や暗号資産に興味がある人のなかには、「具体的な使い方が知りたい」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか? この記事では、ビットコインや暗号資産の使い方の事例や使う前の準備について、暗号資産の初心者の方にもわかりやすくご紹介します。 この記事でわかること ビットコイン(BTC)/暗号資産の使い方 ビットコイン(BTC)を使う前に用意するべき「ウォレット」とは? 暗号資産のウォレットを使うメリット Coincheckの無料登録はこちら 目次 ビットコイン(BTC)/暗号資産9つの使い方 送金 決済(実店舗、ネットショッピング) 公共料金の支払い 寄付 資金調達(ICO) アプリ開発などの「プラットフォーム」 NFTの購入 海外では代替通貨や法定通貨として使われることも 投資・資産運用 ビットコイン(BTC)を使う前に用意するべき「ウォレット」とは? 暗号資産のウォレットの種類と特徴 暗号資産のウォレットを使うメリット 1. 暗号資産を分散して保管できる 2. 送金や残高照会がスムーズに素早く行える 3. カウンターパーティーのリスクを抑えられる ビットコイン/暗号資産の使い方を把握すればデジタル通貨を活用可能 ビットコイン(BTC)/暗号資産9つの使い方 最初に、すでに実用化されているビットコインと暗号資産の使い方についてご紹介します。 具体的には、以下の9つの用途があります。 送金決済(実店舗、ネットショッピング)公共料金の支払い寄付資金調達(ICO)アプリ開発などの「プラットフォーム」NFTの購入海外では代替通貨や法定通貨として使われることも投資・資産運用 それぞれどのような使い方なのか、順番に見ていきましょう。 送金 現在のところ1番期待されている仮想通貨の使い道としては、『送金手段』としての使い道が挙げられます。 例えば、ビットコインは相手のビットコインアドレスを指定するだけで金融機関を通さず個人間での送金が可能です。 ビットコインアドレスが銀行口座のような役割を果たし、基本的に取引所からでもウォレットからでも手軽に送金できます。 また、単に「仮想通貨も法定通貨のように送金が可能」というだけではなく、特に海外送金においては、銀行などの金融機関から法定通貨を送金する場合と比べて多くのメリットがあると言われています。 ビットコイン送金の具体的なメリットは、手続きが簡単で送金スピードが速く、かつ手数料が安いというところです。 <金融機関からの送金とビットコイン送金の比較> 金融機関からの送金 ビットコイン(BTC)の送金 手続き 煩雑で複雑な手続きが必須(いくつかの銀行を経由するため) ビットコインアドレスと送金量を指定するだけ 送金スピード 数日、もしくは数週間かかる 十分〜程度 手数料 数百円〜千円程度 数十円前後 ※送金する国や状況によって時間や手数料は上下します また、ビットコイン以外のXRP(エックスアールピー)やネム(XEM)などの仮想通貨においても、送金手段としての使い道が期待されています。 特にXRP(エックスアールピー)は国際送金を3.3秒で完了させ、手数料もほぼ0円で行える、送金に特化した仮想通貨です。 参考:How XRP Stacks Up Against Other Digital Assets 本格的な実用化はこれからですが、日本の大手銀行もXRP活用プロジェクトに参加しているなど、既存の送金システムを覆す役割を果たすことが期待されています。 このように、仮想通貨は送金手段としてすでに利用されているだけでなく、さらなる普及が見込まれているのです。 決済(実店舗、ネットショッピング) 暗号資産は、買い物やサービスの「決済手段」としての使い道があります。 2017年4月1日施行の「改正資金決済法」において、仮想通貨は正式な決済手段として法的に認められました。 現在は、電子マネーやクレジットカードでの決済と同じように、多くの実店舗やネットショップで仮想通貨による決済ができるようになっています。 実店舗で利用する 例えば、ビットコインは下記のような実店舗で決済手段として使うことが可能です。 ビットコインで決済できる主な店舗※2021年12月時点 詳細 ビックカメラ 注文金額が10万円まで、全店舗でビットコインでの決済が可能 HIS 都内9拠点33店舗でビットコイン決済を導入 メガネスーパー 全店舗でビットコイン決済を導入 コジマ 一部店舗のみ ソフマップ 一部店舗のみ ビットコインでの支払いに対応している実店舗は、家電量販店などが挙げられます。 暗号資産は決済手数料が安いため、ビットコイン決済に対応する実店舗は世界中で増加傾向であることが特徴です。実店舗でビットコイン決済するためには、事前にスマートフォンなどにウォレットアプリをダウンロードしておく必要があります。 決済する際に指定されたQRコードを読み取り、店舗側に送金する仕組みになっています。スマホをかざすだけで決済が可能であるため、パスモのようなイメージで使用でき手軽に買い物を楽しむこともできます。 クレジットカードのように、暗証番号を入力したりサインをしたりする必要もありません。 ネットショッピングで利用する 暗号資産での決済が可能なネットショップも、世界的には増加傾向だといえます。ビットコイン決済に対応しているネットショップには、Bitcoinmall(ビットコインモール)などが挙げられます。 Bitcoinmallでは生活家電やパソコン、生活雑貨やおもちゃなど幅広い商品を取りそろえていることが特徴です。送料が無料であるため、他のネットショップよりも利用しやすいといえます。 価格表記が日本円ではなく、「BTC」や「MONA」などの暗号資産の単位で表示されているケースもあるため注意しましょう。ネットショップ内には、暗号資産レートなども表示されています。 価格変動によっては日本円よりもお得な買い物ができるケースもあるため、自身でビットコインの価格変動を見極める必要があります。 公共料金の支払い 暗号資産は、「公共料金の支払い手段」としての使い道があります。 例えば、Coincheck(コインチェック)では、「Coincheckでんき」というサービスを開始していて、ビットコイン(BTC)で電気代を支払うことが可能です。 ビットコインで決済する場合に既存の電気サービスと比べて1〜7%割引されるプランだけでなく、電気代金の1〜7%をビットコインとして貯められるプランも用意されています。 さらに、2019年10月4日からは「Coincheckガス」というサービスを新たに提供し始め、ガス料金においてもビットコインでの支払いが可能になりました。 ビットコインで決済する場合に、使用料金が3%割引されるプランや、ガス料金の3%がビットコインで貯められるプランが用意されています。 ※株式会社イーネットワークシステムズ(ENS)と丸紅グループの電力会社「丸紅新電力」が提携し、電気を供給しております。 参考:三ッ輪産業株式会社 Coincheckでんきの詳細は以下をご覧ください。 電気料金の支払いでビットコインがもらえる?Coincheckでんきとは Coincheck 寄付 暗号資産には、「寄付手段」としての使い道もあります。 暗号資産での寄付は、ブロックチェーンの性質上「誰から誰へ寄付したか」が一目瞭然で寄付の透明性が高く、法定通貨による寄付と比べて手数料が安いといったメリットがあります。 これまで、法定通貨による寄付には下記のような問題がありました。 寄付の使い道が不透明で、本当に必要な人に寄付が届いているのか分からない 少額の寄付金では手数料の方が高くついてしまうために、手軽に寄付できない 暗号資産による寄付は、これらの問題を解決できるため、本格的な実用化が期待されているのです。 現在のところは、NPO法人や赤十字などでビットコインでの寄付を受け付けている事例があります。 資金調達(ICO) 暗号資産には、「資金調達手段」としての使い道もあります。 例えば、企業が資金調達をしたい時に独自の「トークン」を発行し、投資家がイーサリアム(ETH)などの暗号資産で「トークン」を購入するICO(Initial Coin Offering)と呼ばれる資金調達方法があります。 投資家は、トークンを持っていることで企業が提供するサービスを受けられたり、のちに売買することで利益を得られたりします。 ICOを行うことで企業は資金調達を迅速に行えて、プロジェクトや新しい技術の開発につなげられ、投資家は企業を応援しながら利益を得られるメリットがあります。 ただし、ICOは、価値のないトークンを発行して仮想通貨を集めるなど、詐欺に近い形で使われることもあるので注意が必要です。 金融庁からもガイドラインを出して注意を呼びかけるなど、投資家を守るためのICOにかかわる環境整備が進められているところです。 アプリ開発などの「プラットフォーム」 ここまで紹介してきた「送金」や「決済」といった法定通貨のような使い道とは大きく異なりますが、暗号資産には、アプリケーションの基盤などになる「プラットフォーム」としての使い道があります。 少し想像しにくいかもしれませんが、暗号資産には新しい技術が搭載されているので、その技術を応用してゲームアプリや便利なシステムを作ることが可能なのです。 プラットフォームとして利用できる暗号資産の代表としてはイーサリアムが挙げられ、イーサリアムは、すでに取引所やゲームの根幹のシステムとして使われています。 イーサリアム以外の暗号資産も、下記一覧表のようにプラットフォームとしての使い道があります。 暗号資産 プラットフォームとしての主な使い道 イーサリアム(ETH) アプリケーションの基盤になる暗号資産。契約内容記録や自動実行が可能なスマートコントラクトという技術が注目されている。すでにゲームアプリや分散型取引所での活用事例がある。 イーサリアムクラシック(ETC) アプリケーションの基盤になる暗号資産。IoT分野への活用が期待されている。 リスク(LSK) アプリケーションの基盤になる暗号資産。本格的な実用化はこれから。 ネム(XEM) 新たな経済圏を作ることを目的に開発。日本では電力取引プラットフォームにネムのブロックチェーンが利用されている。また、医療分野での応用プロジェクトなども進行中。 アイオーエスティー(IOST) Dapps(分散型アプリケーション)を開発できるブロックチェーンプラットフォーム。 エンジンコイン(ENJ) 2,000万人以上が利用しているプラットフォーム「Enjin」で利用される暗号資産。Enjinは、ブロックチェーンゲーム用のプラットフォーム。 プラットフォームとして利用できる暗号資産は機能が多様で、ビジネスへの活用だけでなく、行政サービスや人道支援の場での活用も期待されています。 NFTの購入 暗号資産には、「NFT(Non-Fungible Token)の決済手段」としての使い道もあります。 NFTとは、主にイーサリアムのブロックチェーン上で構築できる代替不可能なトークンのことです。NFTの登場により、データや権利など物質として存在しないものにも一点物としての価値を与えることができるようになりました。 NFTはゲームやアート、不動産や会員権などさまざまな分野で活用されていますが、NFTを購入するには決済時にイーサリアムなどの暗号資産が必要になります。NFTの取引はMetaMaskなどの暗号資産用のウォレットを使って行うのが一般的ですが、取引成立時には購入者のウォレットから販売者へのウォレットへ、購入金額分の暗号資産が自動的に振り込まれるようになっています。 Coincheckが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」では、『The Sandbox』、『Crypto Spells』、『Sorare』、『Meebits』など多数のNFTタイトルを取り扱っています。 NFTの取引に興味をお持ちの方は、ぜひCoincheck NFTのご利用をご検討ください。 Coincheck NFTとは? 使い方や取扱い商品を解説 Coincheck 海外では代替通貨や法定通貨として使われることも 海外では代替通貨や法定通貨としての使い道もあります。 例えば、ベネズエラでは2018年に政府主導で暗号資産「ペトロ」が発行されました。 アメリカの経済制裁などによって、深刻な経済危機に陥っていたベネズエラの再建のために発行された暗号資産が「ペトロ」です。 様々な問題はありますが、現在もベネズエラ政府主導により、年金やボーナスを暗号資産「ペトロ」で支払うといった政策が取られるなど、自国の法定通貨の代わりのように使われているようです。 また、2021年には中央アメリカの小国「エルサルバドル」が世界で初めてビットコインを法定通貨として採用し、大きな話題となりました。 同国がビットコインを法定通貨化した理由としては、海外から送金の促進と金融包摂の推進が挙げられます。エルサルバドルでは国民の約7割が銀行口座などを持っておらず、従来の金融サービスを利用できない状態が続いています。そこでビットコインを法定通貨化することで、金融面での国民の利便性を向上させるのが目的といわれています。 ベネズエラやエルサルバドルの事例は特殊で、現在のところ仮想通貨が代替通貨や法定通貨として使われることはほとんどありません。 ただ、今後実用化が進めば、暗号資産を代替通貨や法定通貨として使う国も増えてくるかもしれません。 投資・資産運用 最後に、一般的に知られている「投資対象」としての使い道があります。 投資もしくは投機対象としての側面が、多くの人が認識している主な仮想通貨の使い道と言えます。 2021年の11月には、ビットコインは過去最高値となる6万7,000ドル(約770万円)を記録しました。同年1月には約3万ドルだった価格が、わずか11ヶ月ほどで2倍以上も値上がりしたことに驚いた方も多いのではないでしょうか? マネックス証券 チーフアナリストの大槻奈那氏は、暗号資産はボラティリティ(価格の変動率)が大きいので、ポートフォリオに1%〜5%ほど組み入れるだけでそれなりのリターンが期待できると述べています。 大槻氏は、2020年にコインチェックが行ったインタビューで暗号資産投資について次のように説明しています。 個人的におすすめなのは、投資できる資金の1%〜5%ほどを暗号資産に充てるやり方です。暗号資産は、ボラティリティが他の金融資産の数倍〜10倍ほどあります。 ある日、日経平均が1%上がったときに、暗号資産は最大で10%くらい上がるほどボラがある。それくらいボラがあるということは、同じだけの利益を得るための元本が、他の資産の数分の一程度でいいということになります。 引用:「ビットコイン200万円超。価格高騰の背景にあるものとは」マネックス証券 チーフ・アナリスト 大槻奈那氏インタビュー ビットコインをはじめとする暗号資産を購入するには、まず暗号資産取引所で口座開設(登録)をする必要があります。国内最多クラスの暗号資産を扱うCoincheckの登録方法は、以下の記事で詳しく解説しています。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら ビットコイン(BTC)を使う前に用意するべき「ウォレット」とは? ビットコインを使う際には、「ウォレット」を用意するのが一般的です。この段落では、ビットコインを使う前に用意するべき「ウォレット」について解説します。 暗号資産におけるウォレットとは、通貨を安全に保管するツールのことを指します。ウォレットという名の通り、暗号資産用の電子財布として利用できることが特徴です。 ウォレットは暗号システムを用いて、ウォレット内に保管している暗号資産を守るためのシステムになっています。ウォレット内で実際に保管しているのは、暗号資産そのものではなく「秘密鍵」と呼ばれるものです。 秘密鍵は、ビットコインを取引するための暗証番号の役割を担っています。ウォレットには多くの種類があり、使い勝手やセキュリティの強度にはそれぞれ違いがあります。 そのため、自身の目的に応じて使い分けるようにしましょう。 暗号資産のウォレットの種類と特徴 ウォレットは、大きくはホットウォレットとコールドウォレットに分けることができます。 ホットウォレットはオンラインでネットワークにつながっているため、ハッキングを受けるリスクがあります。クラウド上で管理するオンラインウォレットやスマホ用アプリを使用するモバイルウォレット、パソコンにウォレットをインストールするデスクトップウォレットなどはホットウォレットに分類されます。 反対に、コールドウォレットはオフライン管理であるため、安全性が高いことが特徴です。USB状のデバイスなどを使用するハードウォレットや紙に印刷して保管するペーパーウォレットなどは、コールドウォレットに分類されます。 暗号資産を安全に保管したい場合には、コールドウォレットを使用するのが一般的です。ウォレットのなかでも高額なのはハードウォレットですが、利便性が高く持ち運びしやすいというメリットがあります。 詳しくはこちら:暗号資産(仮想通貨)のウォレットとは?特徴や種類は? 暗号資産のウォレットを使うメリット ここでは、ビットコインなどの暗号資産をウォレットに保管するメリットについて解説します。 1. 暗号資産を分散して保管できる 1つ目のメリットは、暗号資産を分散して保管できることです。セキュリティレベルのより高いウォレットを選べば、ハッキングリスクも抑えられます。 2. 送金や残高照会がスムーズに素早く行える 2つ目のメリットは、送金や残高照会がスムーズに素早く行えることです。スマホのウォレットを利用すれば、より簡易的に残高照会などが行えるでしょう。 3. カウンターパーティーのリスクを抑えられる 3つ目のメリットは、カウンターパーティーのリスクを抑えられることです。カウンターパーティーとは、暗号資産の取引所や取引相手などのことを意味します。 暗号資産の取引所などが万が一ハッキングなどによって閉鎖した場合、自身の暗号資産を取り出せなくなるといったリスクを軽減することが可能です。 Coincheckの無料登録はこちら ビットコイン/暗号資産の使い方を把握すればデジタル通貨を活用可能 一般的にビットコインの用途は投資や資産運用というイメージが強いかもしれませんが、実店舗やネットショッピングでの利用、海外送金など、使い道は数多くあります。 さまざまな使い道を検討している場合には、暗号資産を安全に保管できるウォレットも導入することが大切です。次世代のデジタル通貨として、国内外から注目されるビットコインや暗号資産を上手に活用するようにしましょう。 Coincheckでは、ビットコインをはじめとする暗号資産を500円から購入することができます。ビットコインに興味が芽生えた方は、まずはCoincheckに口座開設をしてみてはいかがでしょうか。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck

新たな時代の通貨として、投資対象としても注目を集めているビットコイン(BTC)。 そんなビットコインの保有方法にはいくつかありますが、中でも一般的といえるのが「ビットコインウォレット」です。まだビットコインを持ったばかりの人の中には、暗号資産(仮想通貨)取引所のウォレットに保管している人や、ビットコインウォレットをよく知らないという人も多いことでしょう。 そこで今回は、ビットコインウォレットの特徴やウォレットの種類をご紹介します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 ビットコインウォレットの概要を解説 ビットコインウォレットとは 暗号資産取引所の保管との違いは なぜビットコインウォレットが必要なのか ホットウォレットとは オンラインウォレット モバイルウォレット デスクトップウォレット コールドウォレットとは ハードウェアウォレット ペーパーウォレット 自分に合う暗号資産のウォレットを決めるポイントとは ビットコインウォレットを作ってみよう Coincheckのウォレットとは ウォレットの作成手順 Coincheckの口座開設の手順 ビットコインウォレットは暗号資産の取引には必需品 ビットコインウォレットの概要を解説 どこのビットコインウォレットを作成するのが良いかに触れる前に、まずはビットコインウォレットの概要について紹介します。 ビットコインウォレットがどういうものなのか、取引所に預ける場合とどう違うのかなど、初心者は押さえておきましょう。 ビットコインウォレットとは ビットコインウォレットとは、暗号資産ウォレットや単純にウォレットとも呼ばれ、ビットコインを始めとする暗号資産を保管しておくための財布のようなものです。 暗号資産の送金に必要となる秘密鍵を持つビットコインアドレスを一つにまとめたもので、複数のアドレスをウォレットにて管理することができます。 ビットコインウォレットは、それぞれの事業者が提供しているため細かい特徴は異なるものの、一般的な特徴としては「複数の暗号資産を一つにまとめて管理できる」「他のウォレットに送金できる」「セキュリティを維持できる」などが挙げられます。 暗号資産取引所の保管との違いは 複数の暗号資産を保管するのに優れるビットコインウォレットですが、暗号資産取引所での保管と何が違うのでしょうか。 そもそも暗号資産取引所とは、投資家が暗号資産を自由に売買できる場所のことを指します。インターネット上に存在する証券会社のようなもので、取引所で購入した暗号資産はその取引所のビットコインウォレットに自動で保管される仕組みとなっています。 ですから、自分のビットコインウォレットを持っていなくても、取引所で売買を行うと自動的に取引所内にウォレットを持つことになります。 取引所とビットコインウォレットの違いを挙げるとするならば、取引所は暗号資産の売買をする場所であり、ビットコインウォレットは自分自身で暗号資産を管理する場所、といえるでしょう。 暗号資産の取引所・販売所で口座開設するまでの流れ Coincheck なぜビットコインウォレットが必要なのか 取引所でも暗号資産を保管できるのに、自身のビットコインウォレットで保管する必要性はあるのでしょうか。 その理由の一つが「セキュリティ面」です。暗号資産はネットに存在する性質上、ハッキングなどを受けると全ての資産を消失する危険性があります。 もし、持っている暗号資産を全て取引所に保管していた場合、中にはホットウォレットと呼ばれるネットにつながれた状態で保管している取引所もあり、資産を盗まれる可能性も考えられます。過去には、実際にハッキングされて倒産してしまった取引所もあります。 まだ法整備が完全とはいえない状況で、こうしたリスクから自分の資産を守るために、自身でビットコインウォレットを作って、暗号資産を分散して保管する方法があるのです。 そんなビットコインウォレットには、大きく分けて「ホットウォレット」と「コールドウォレット」があります。 セキュリティに関わる部分でもあるので、暗号資産を保有するのであれば違いを正しく押さえておく必要があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。 ホットウォレットとは ホットウォレットとは、常にネットに接続された状態にあるウォレットを指します。スマホアプリやブラウザ上のウォレットなどがホットウォレットに該当します。 ホットウォレットの大きなメリットは、「送金が簡単にできること」です。ネットに常時つながれているので、たとえばQRコードを読み取るだけでもすぐに送受信が完了します。 一方でデメリットは、「ハッキングのリスクがあること」です。 ネットにつながれているので、不正アクセスなどのリスクに常にさらされていることにもなり、資産消失の危険性が高いといえます。そのため、ホットウォレットには、取引をするのに必要な金額など少額を保管するのが良いでしょう。 なお、ホットウォレットに当たるものには、オンライオンウォレット・モバイルウォレット・デスクトップウォレットなどがあります。 暗号資産(仮想通貨)のお財布?ホットウォレット3つの種類とその特徴 Coincheck オンラインウォレット オンラインウォレットは、ホットウォレットに分類される代表的なウォレットです。ウェブウォレットとも呼ばれ、文字通り取引所のサイト上など、ネット上につながれた状態で暗号資産を保管するタイプのウォレットです。 メリットとしては「どの端末でもアクセスできる点」と「初心者でも気軽に使える点」が挙げられます。IDとパスワードを把握しておけば、どの端末でもアクセスができ、管理が複雑ではないのが特徴です。 取引所がセキュリティ対策を行っているため、初心者でも管理がしやすいといえるでしょう。一方、デメリットとしては「不正アクセスのリスクが高い点」です。 取引所での不正アクセスはこれまで何度も起こっており、完璧に安全とは言い切れません。取引所によっても強度が異なるので、万が一不正アクセスに遭った場合には資産を失う危険性があることは認識しておきましょう。 モバイルウォレット モバイルウォレットは、オンラインウォレットと同じくホットウォレットの一種ですが、特に携帯端末に対応したウォレットをそう呼びます。 携帯端末に対応していることで、カメラと連動したQRコードの読み取りや暗号資産決済などにも優れています。メリットとしては、秘密鍵を用いて携帯端末内で保管することになるので、オンラインウォレットよりもセキュリティ面でやや強固といえます。 一方でデメリットは、万が一携帯端末が故障したり盗難されたりすると、暗号資産を失うリスクがあることと、アルトコインなどの新規のコインに対応しているウォレットが少ないことなどが挙げられます。 デスクトップウォレット デスクトップウォレットとは、オンラインウォレットやモバイルウォレットと同じくホットウォレットの一種です。 モバイルウォレットが携帯端末で保管をするのに対し、デスクトップウォレットはパソコンで保管をするウォレットということになります。 パソコンにインストールして使うことになりますが、デスクトップウォレットは、容量が大きい「フルノード型」と、容量が小さい「軽量型」に分けられます。容量が大きいほど取引記録は参照しやすいという違いがあります。 デスクトップウォレットのメリットは、「操作がシンプルな点」と「取引所に依存しない点」が挙げられます。パソコン上で操作し、複雑な操作なしにすぐウォレットを作成することができます。 また、取引所から離して自身のパソコン上に保管できるので、万が一取引所が倒産したりハッキングを受けたりしても資産を守ることができます。 一方で、デメリットとしては「自身のパソコンの影響を受ける点」が挙げられます。パソコン自体がウイルス感染したり不正アクセスをされたりすると、結果として暗号資産を失うことにもなりかねません。 秘密鍵やパスワードなどをバックアップして保存しておくのが理想です。 コールドウォレットとは コールドウォレットとは、インターネットと切り離したところで暗号資産を保管するウォレットのことです。 コールドウォレットの大きな魅力は、なんといってもハッキングリスクを抑えられる点です。ネットに繋がれているホットウォレットとは異なり、コールドウォレットはネットに繋がない限りハッキングの危険性を極めて低く抑えられます。 一方で注意点としては、急な決済に向いていないことなどが挙げられます。ネットと切り離しての保管なので、決済などを行う場合にはその都度パソコンに繋がなくてはなりません。 また、暗号資産を保管しているコールドウォレットを物理的に紛失したり盗難されたりすると、資産をそのまま失ってしまうことにもなるので注意が必要です。コールドウォレットには大きく分けて、ハードウェアウォレットとペーパーウォレットがあります。 コールドウォレットとは?対応済の取引所やホットウォレットとの違いを紹介 Coincheck ハードウェアウォレット ハードウェアウォレットとは、ネットと切り離された端末に暗号資産を保管するコールドウォレットの一種です。 ハードウェアウォレットのメリットとしては、「高いセキュリティ性」と「持ち運びが容易であること」などが挙げられます。ネットに繋がない限りは不正アクセスなどのリスクから資産を守ることができます。 また、USB端末のような小型のものも多く、持ち運びも便利で、使いたいときにはパソコンに差し込むだけで管理ができるのも便利です。 一方で、デメリットとしては、「対応通貨が共通ではないこと」と「物理的な保管が課題となること」が挙げられます。さまざまなメーカーがハードウェアウォレットを発売しているので、対応通貨が共通でない点は注意すべきところです。 また、端末自体を紛失したり破損したりしてしまうと、中に入っているデータが消失してしまう恐れもあるので物理的な管理はとても重要になります。 ペーパーウォレット ペーパーウォレットは、文字通り紙の形をしたウォレットで、暗号資産のアドレスや秘密鍵と呼ばれるものを紙に印字して保管するタイプのウォレットを指します。 ペーパーウォレットに保管している状態ではすぐに取引することができないので、長期で保管したい場合などに向いているウォレットです。完全にネットから切り離されているので、不正アクセスやハッキングを受けないのが大きな利点といえます。 その一方で、紙に保管することになるので水濡れや破損などに弱いことや、無くしやすいという点はデメリットといえるでしょう。 Coincheckの無料登録はこちら 自分に合う暗号資産のウォレットを決めるポイントとは たくさんある種類の中から、自分に合ったウォレットを見つけるためには、まず暗号資産を保有する目的を明確にすると良いでしょう。 大きく分けて、「日常使い用」なのか「投資用」なのか、はたまた「貯金用」なのかで変わってきます。たとえば、買い物など日常使いを頻繁にするようなケースなら、すぐに送金ができるオンラインウォレットが向いていますし、投資用として売買を行いたいなら取引所に預けておくのも一つの選択肢です。 貯金用で長期に渡って使わないというのであれば、ハードウェアウォレットやペーパーウォレットでネットから切り離して保管するというのも良いでしょう。もし、どのウォレットを作れば良いか悩んでいる場合には、ひとまず取引にも使いやすいオンラインウォレットを作ってみるのも良いでしょう。 次の段落で、オンラインウォレットの作り方について紹介します。 ビットコインウォレットを作ってみよう 国内大手の金融庁登録済の暗号資産取引所であるCoincheckでは、ビットコインウォレットを簡単に作成することができます。 ここでは、Coincheckにおけるビットコインウォレットの作成方法を簡単に紹介していきます。初心者でまだウォレットが無いという人は参考にしてみてください。 Coincheckのウォレットとは Coincheckのウォレットは、国内でも有数の取引量を誇る暗号資産取引所であるCoincheckが提供しているオンラインウォレットのことです。 取引所のウォレットなので、暗号資産の売買がすぐにできるのはもちろんのこと、送受金も簡単な操作で行えるのが特徴です。日本円での入金や出金にも対応しています。 Coincheckのウォレットは、操作が分かりやすく、初心者にもおすすめのウォレットといえます。 ウォレットの作成手順 Coincheckのウォレットは、暗号資産取引所Coincheckの口座開設を行うことで、自動的に口座開設者用のウォレットが作成されます。 口座登録の手順を踏めば、あとは自動的に作成されるので面倒な手続きが必要ありません。口座開設自体も、簡単な入力だけですぐにできますので、暗号資産を取引したいと思ったら、とりあえず作っておくのも良いかも知れません。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck Coincheckの口座開設の手順 Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら ビットコインウォレットは暗号資産の取引には必需品 ビットコインウォレットは大きく分けて、ホットウォレットとコールドウォレットに分類され、さらに細かくさまざまなウォレットが存在します。 それぞれに向き不向きやメリットデメリットがあるので、自分のスタイルに合わせたものを選択するのが良いでしょう。 暗号資産の取引が初めての場合は、アカウント作成だけでオンラインウォレットが作れるCoincheckからビットコインウォレットを作成してみてはいかがでしょうか。 ビットコインの始め方・買い方を「初心者向け」に解説!仮想通貨(暗号資産)を購入する4つのステップ Coincheck

暗号資産(仮想通貨)元年といわれた2017年は、暗号資産で巨額の財産を築いた「億り人(おくりびと)」と呼ばれる人たちが誕生しました。 億り人がきっかけで、暗号資産を初めて知ったという人もいるかもしれません。しかし、一時期200万円以上にまで高騰したビットコイン(BTC)の価格は2018年に入って急落しました。 その後、2019年に入って再びビットコイン価格は100万円にまで回復しましたが、ビットコイン億り人と呼ばれた人たちは今どうしているのでしょうか。 この記事では、億り人の現状と、注意すべき暗号資産の税金事情などについて解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 億り人(おくりびと)とは? 億り人の意味 億り人の人数 暗号資産の億り人はどうして成功することができたのか? ビットコインの高騰 アルトコインなどの高騰 暗号資産の億り人の現在とは? 2018年の暗号資産の暴落 利益を確定できなかった人は損している 暗号資産で多額の利益を出した時に忘れてはいけない納税資金 暗号資産における税金事情とは? 暗号資産の税金の仕組み 暗号資産の税金は累進課税 暗号資産で買い物をしても課税対象になる 暗号資産取引における税金対策 1. 頻繁にトレードせずに保有し続ける 2. 毎年少しずつ利益を確定させる 3. 含み損の暗号資産は決済しておく 今からでも遅くない?暗号資産の億り人を目指す方法 主要なアルトコインへの投資 マイナーコインへの投資 暗号資産の取引は余剰資金で行おう 億り人とは? はじめに「億り人」とは何かを理解しておきましょう。合わせて、日本に億り人と呼ばれる人たちがどれくらいいるのか、気になる人数もみていきます。 億り人の意味 文字からも想像できるように「億り人」とは、株式投資やFXなどの分野で生まれた言葉で、投資や投機によって資産が1億円を超えた人のことをいいます。 2017年は暗号資産が値上がりしたため、資産が1億円を超えた暗号資産保有者が続出しました。こうした経緯があって、「億り人」は暗号資産業界でも使われるようになりました。 億り人の人数 2017年に日本で1億円以上の資産を築いた人は、一体どれくらいいたのでしょうか。 一般社団法人日本暗号資産等取引業協会の発表した資料では、1億円以上の資産があるウォレットは日本国内の取引所に268口座あるとされています(こちらの口座には一部の暗号資産交換業者の口座は含まれておりません)。 また、2017年の確定申告の総括が2018年5月に国税庁から公表されました。こちらのデータによると、雑所得の収入が1億円超あったとした納税者のうち、暗号資産の売買で収入を得ていた人が少なくとも331人に上るとされています。 ただし、暗号資産の取引をしている人の中には、自分のウォレットで資産を管理している人や、複数の口座に資産を分散している人も相当数いると考えられます。そのため、実際には協会や国税庁の把握している数よりも多くの億り人がいる可能性はあります。 暗号資産の億り人はどうして成功することができたのか? 億り人は、なぜ1億円以上の資産を築くことができたのでしょうか。億り人が生まれた背景を考えてみましょう。 ビットコインの高騰 暗号資産の中で最も有名なのはビットコインです。 ビットコイン以外のコインをアルトコインと呼ぶことで、暗号資産の勢力図は大まかにいうとビットコインとアルトコインに分けられることになりました。2017年以前の暗号資産業界では、ビットコインへの投資で資産を築いた人が多くいました。 コインの価格は需要と供給のバランスによって決まります。暗号資産の中でビットコインが他のコインよりも一足早く価格が高騰したのは、ビットコインが有名になって需要が高まったことが理由の1つです。 早い時期に世の中に出るというのは、知名度の面ではアドバンテージになるといえるかもしれません。その結果、使用が開始された2009年に1BTCあたり0.07円程度だったビットコインは、2013年には13万円程度にまで上昇しました。 4年程度のうちの価格上昇率は実に100万倍以上です。また、2017年12月には過去最高額の240万円以上にまで価格が上昇しました。 このビットコイン価格高騰の波に乗って、国内外で多くの人々が億万長者となりました。 【今後の予測付き】ビットコインバブルが起こった背景と崩壊の理由 Coincheck アルトコインなどの高騰 ビットコインの価格が上昇するのに伴い、徐々にアルトコインも注目を集めるようになります。 たとえば、日本発の暗号資産であるモナコインは、2017年10月にそれまでの1MONAあたり50円台から900円近くまで高騰しました。また、同年12月、初期の頃は0.7円程度だったエックスアールピーは300円近くまで高騰しています。 モナコインは2017年の初め頃には3円程度で流通していた通貨ですので、初期の頃にモナコインを購入し、高騰時に売却できていれば、たった数カ月で「億り人」になれていたということになります。 一方、2017年の年始に1BTCあたり約12万円だったビットコインも、同年年末には150万円以上にまで上昇しました。ビットコインも10倍以上に成長しているものの、アルトコインの成長率に比べると、その成長の度合いは見劣りすると感じるでしょう。 このように個々のコインの高騰率を見てみると、暗号資産元年と呼ばれた2017年は、主にアルトコインに投資していた人が資産を大きく増やすことのできた年であったことが分かります。 暗号資産の億り人(おくりびと)の現在とは? 2017年に資産を大きく増やすことのできた暗号資産の「億り人」たちは、現在どうしているのでしょうか。 2018年以降、暗号資産の市場は下落しました。うまく下落前に利益確定させ、その資金を元手にさらに資産を増やしているのでしょうか。 2018年の暗号資産の暴落 2017年は記録的な高騰を遂げた暗号資産ですが、2018年に入ると状況は一転します。 ビットコインを含む多く通貨で価格の大きな値下がりを経験しました。暗号資産の価格下落に伴って、資産状況が悪化した億り人も少なくなかったことでしょう。 利益を確定できなかった人は損している 一時億り人になった人の中には、この暴落までに利益確定できず、損を出している人もいると考えられています。相場が下落した分、資産も目減りしてしまい億り人ではなくなった人も、相当数いるでしょう。 暗号資産で多額の利益を出した時に忘れてはいけない納税資金 暗号資産で利益を出したときに考える必要があるのは、納税資金のことです。暗号資産の場合は、暗号資産同士の交換も課税の対象となるため注意が必要です。 億り人になった人の中には、税金が払えなくなってしまう人も出ていたそうです。たとえば、暗号資産の価格が高騰しているときに利益を確定し、1億円の資産を持つことになった人のことを考えてみましょう。 その時点で他の通貨を購入し、その状態で価格の90%以上の値下がりが起こったとします。このようなケースではその暗号資産を売却しても十分な利益を上げられないため、税金を支払えないこともあり得るのです。 暗号資産は暗号資産同士なら損益通算が可能です。そのため、暗号資産同士を交換しても、通常の値動きの範囲であれば十分にその影響を吸収できます。 しかし、2018年の下落幅は想像以上のものであったため、税金だけ支払うことになってしまった人も出てしまったようです。このことから、暗号資産の交換も課税対象となるのは大きなリスクになることが分かったのです。 暗号資産における税金事情とは? これから暗号資産の取引を始めようと考えている人は、どのように課税されるのかを正しく理解することが大切です。 暗号資産の税金の仕組み 暗号資産の税制の仕組みを理解する前に、自分に納税の義務があるのかを確認しましょう。 大前提として、暗号資産は基本的に個人で持っているだけでは課税対象となりません。円やドルなどの法定通貨や、他の暗号資産、または買い物などで暗号資産で支払ったときに所得としてみなされることになっています。 会社などに勤めている人は、暗号資産で年間に20万円以上の利益を出すことができたとき、学生や主婦などで扶養されている人は年間33万円以上の利益が出た場合には、原則確定申告と納税の義務が発生します。 暗号資産の税金は累進課税 日本の税制では、暗号資産は「雑所得」に分類されるため、他の所得との合算した金額に対して課税されることになります。 他の所得との合算に対してかかる税を「総合課税」といいます。株やFXは分離課税のため、どんなに利益を出しても税率は20.315%(所得税15.315%+住民税5% ※所得税に復興特別税を含む)です。 一方、総合課税では累進課税制度が適用されており、所得が増えるほど段階的に税率が上がる仕組みとなっています。国税庁の公式サイトによると、所得が195〜330万円以下の所得税の税率は10%となっていますが、4000万円を超えると45%の税率が適用されます。 実際に負担する税率は、税率に一律10%の住民税が加わった額になりますので、暗号資産で4000万円以上の利益を出した人は利益の55%を税金として納めなければなりません。 損失でも確定申告は必要?暗号資産の税金・計算方法を解説 Coincheck ※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。 暗号資産で買い物をしても課税対象になる 暗号資産が知られるようになるつれて、ビットコインで買い物できるお店も増えました。ただし、暗号資産では、通貨の売買だけでなく暗号資産で買い物をしたときも課税対象となるので注意が必要です。 たとえば、1BTC=10万円のときに1BTC購入し、その後値上がりして1BTC=30万円のときに30万円分の家電製品を購入したとします。所得の計算は、家電製品の購入金額30万円ービットコインの取得価格10万円となり、差額の20万円分が課税対象となります。 また、他の通貨と交換をしたときも利益を得たとみなされるため、注意が必要です。たとえば、ビットコインを1BTC=10万円で購入し、その後1BTC=50万円にまで値上がりしたとします。 価格が値上がりしてから全額を他の通貨と交換した際は、差額の40万円が課税の対象となります。 ビットコインの始め方・買い方を「初心者向け」に解説!仮想通貨(暗号資産)を購入する4つのステップ Coincheck 暗号資産取引における税金対策 このように暗号資産は、さまざまなシーンで課税されることが分かります。それでは、取引でなるべく税金がかからないようにするためにはどうすればよいのでしょうか。 1. 頻繁にトレードせずに保有し続ける 1つ目の対策は、なるべく頻繁にトレードをせずに1つの暗号資産を持ち続けることです。 暗号資産は利益を確定させることで課税の対象となります。そのため、トレードの回数を抑えて利益を確定させないことは、税金を抑えることができる対策の一つとして考えられます。 2. 毎年少しずつ利益を確定させる 2つ目の対策は、毎年少しずつ利益を確定させる方法です。 累進課税の税率は1年間に出した利益の総額で決まります。そのため、1度に大量に利益を確定させるよりも、数年にかけて確定させた方が税率を低く抑えることができます。 ただし、相場の変動が激しい暗号資産はこの方法には一定のリスクも伴います。少しずつ利益を確定させるこの方法は、評価額が変わらないか、右肩上がり続くことが前提となっているからです。 急な相場変動で資産が大きく目減りしてしまうと、課税の対象にはならないものの、相場が高いときに利益確定させておけばよかったと思うこともあるかもしれません。課税されるのを承知で利益を確定させるか、相場の急落リスクをとるかの判断が難しいでしょう。 3. 含み損の暗号資産は決済しておく 3つ目の対策は、含み損となっている暗号資産は決済しておくという方法です。課税対象となる利益は損失を出すことで、打ち消すことができます。 含み損とは、株式や暗号資産などの評価額が取得時の価格を下回っているときの損失のことです。含み損が発生していて、今後も価格が上がる見込みがない暗号資産を持っているのであれば、決済しておくことで税率を下げられる可能性があります。 他にも、法人を設立して事業として暗号資産取引を行うという方法もあります。個人で暗号資産の取引をしても他の所得との損益通算や赤字の繰越は認められていませんが、法人ならそれが認められているからです。 暗号資産取引・購入のための法人口座開設5ステップ Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 今からでも遅くない?暗号資産の億り人を目指す方法 これから暗号資産で億り人を目指すためには、一体どのような方法があるのでしょうか。 主要なアルトコインへの投資 方法の1つは、主要なアルトコインに投資するという方法です。 暗号資産の価格は2018年1月から軒並み下落してしまいました。しかし、アルトコインの中にはたびたび高騰している銘柄もあります。 たとえば、2018年9月中旬に約30円程度だったエックスアールピーは、1週間で約80円程度まで値上がりしています。そのため、タイミングよくアルトコインの市場に参入することができれば、全体が下落相場であっても短期間で資産を大きく増やせる可能性は十分あるといえるのです。 ただし、短期間で「億り人」を目指す場合は、最初にある程度の元手資金が必要となるでしょう。 マイナーコインへの投資 次に紹介するのは、マイナーコインに投資する方法です。 マイナーコインとは、アルトコインの中でもまだ世の中にあまり知られていないコインのことです。暗号資産の種類は2000種類以上あるといわれており、その中には1年で1万倍以上の値上がりをした銘柄もあります。 有望なマイナーコインを見極めることができれば、数万円の元手であっても、大きく資産を増やすことも不可能ではありません。しかし、マイナーコインの中には、詐欺コインやそのまま値上がりせずに開発が止まってしまうようなコインもあります。 最悪のケースでは、投じた資金がムダになってしまうこともあるのです。多数のマイナーコインの中からそうした将来性のあるコインを見つけられるのは非常に確率が低く、リスクも高いことを認識しておく必要があります。 Coincheckの無料登録はこちら 暗号資産の取引は余剰資金で行おう 2018年に入ってから、暗号資産の相場はしばらく低迷していました。 然し乍ら、2019年に入って再びビットコイン価格が100万円を突破するなど、徐々に回復傾向にあります。相場が低迷しているときこそ、投資を始めるにはよいタイミングであると考えることもできますし、今からでも暗号資産で億り人になれる可能性はゼロではありません。 暗号資産の取引に興味が芽生えた方は、まずは金融庁登録済の暗号資産取引所Coincheckで口座の開設をしてみましょう。Coincheckでは全ての暗号資産を500円から購入することができますので、これまで投資をしたことがない人でも気軽に始められるようになっています。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck

「ビットコイン(BTC)などの暗号資産(仮想通貨)で1億円」といった話を聞くと、自分にもできるかもしれないと気になるかたもいらっしゃるかもしれません。 実際に、ビットコイン投資で1億円の所得を得た人もいます。ただし、ビットコイン取引を安全に行うためには、ビットコイン取引のやり方を理解しておく必要があります。 ビットコイン(BTC)は、金融庁登録済の暗号資産の取引所に口座を開設し、取引所に日本円を入金して購入します。また、1億円もの所得を得た場合は、どのように日本円に換金するのかについての知識も知っておく必要があるでしょう。 そこで、ビットコイン(BTC)で1億円以上の資産を築いた有名人やビットコイン(BTC)の換金方法、換金時に注意すべき点などをご紹介します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 ビットコイン業界で話題の「億り人」とは? ビットコイン(Bitcoin/BTC)で1億円以上の資産を得た有名人 ウィンクルボス兄弟 ロジャー・バー氏 クリストファー・コッホ氏 サトシ・ナカモト氏 ビットコイン(Bitcoin/BTC)での所得が1億円を超えた一般人は多い? 今後のビットコイン価格の予想は? ジョン・マカフィー氏によるビットコイン高値更新予想 数学的に裏付けされたビットコイン需要 ビットコイン所得が1億円を超えた場合の換金方法 1. 金融庁登録済の暗号資産の取引所で換金する 2. ビットコインATMで換金する ビットコイン(Bitcoin/BTC)で1億円以上の所得を得た場合の税金 ビットコイン(BTC)にかかる税金は「雑所得」 1億円以上の所得に対する国民健康保険料 ビットコイン(Bitcoin/BTC)にかかる税金を抑えるには? ビットコイン(Bitcoin/BTC)を1億円換金する時に大切な暗号資産の取引所選び ビットコイン業界で話題の「億り人」とは? 映画「おくり人」に合わせて作られたといわれているネット上の造語が「億り人」です。 億り人とは、投資の世界においては、ビットコイン(BTC)などの暗号資産で総資産1億円以上を達成した人の総称です。暗号資産の世界での億り人は、もともと多額の資産があったのではなく、主に暗号資産投資で財を成した人のことをいいます。 暗号資産価格が高騰した2017年には多数の億り人が誕生し、メディアやSNSの話題をさらい注目を集めました。このような背景もあってか、「億り人」という言葉は広く知られるようになったと言われています。 Coincheckの無料登録はこちら ビットコイン(Bitcoin/BTC)で1億円以上の資産を得た有名人 ビットコイン(BTC)によって億万長者になった人は、著名な投資家や企業家だけではありません。 一般人も含めて世界中に多数のビットコイン長者が誕生しました。そのなかでも特に知られているのがウィンクルボス兄弟やロジャー・バー氏などですが、ここではこれらの人々について少しご紹介します。 ウィンクルボス兄弟 ビットコイン(BTC)で財産を築いたウィンクルボス兄弟は、双子だということでも知られている有名人です。 もともと資産家であり、暗号資産創成期から暗号資産の可能性に着目して大量のビットコイン(BTC)を購入していました。ウィンクルボス兄弟は「Facebookを作ったのは自分達である」と訴訟を起こし、Facebook創業者であるマーク・ザッカーバーグと裁判で争って勝訴したことでも有名です。 2019年時点では、米国で暗号資産取引所も運営しています。 ロジャー・バー氏 ロジャー・バー氏も暗号資産の世界では名の知られた人です。アメリカ生まれで、ビットコイン(BTC)で成功した第一人者だともいわれています。 ロジャー・バー氏は「ビットコイン(BTC)の神」と称せされることもある人物で、発言は暗号資産業界で多くの人の注目を集め、多大な影響力を持っています。 また、ビットコインキャッシュ(BCH)の推進者としても有名で、ビットコイン(BTC)で成功したのちに、ビットコインキャッシュ(BCH)の普及にも力を注いでいる人物です。 詳しくはこちら:ビットコインキャッシュ(BCH)とは?特徴やビットコイン(BTC)との違いを徹底解説 クリストファー・コッホ氏 クリストファー・コッホ氏も、暗号資産の世界における有名人の1人です。 クリストファー・コッホ氏は、2009年に5,000BTCものビットコイン(BTC)を購入した人物として知られています。当時はまだビットコイン(BTC)が登場したばかりの時期であり、先見の明があったとして認められている人物です。 2009年当時、ビットコイン(BTC)の価格は5,000BTCでも27ドル程度でした。ビットコイン(BTC)の知名度が上がったことによる価格上昇で、その資産価値は80万ドル以上にまで膨れ上がったと言われています。 サトシ・ナカモト氏 ビットコイン(BTC)を語るうえで、サトシ・ナカモトは外せない存在です。 サトシ・ナカモトはビットコイン(BTC)の生みの親として知られています。本名かどうか、個人か団体かもわからない謎の存在です。 これまでも「自分こそがサトシ・ナカモトだ」と名乗り出た者は複数いましたが、いずれも本物だと証明されたことはありません。サトシ・ナカモトは創世記に自ら生み出したビットコイン(BTC)を約100万BTC保有していることがわかっています。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)での所得が1億円を超えた一般人は多い? 有名人・資産家だけでなく、ビットコイン(BTC)で所得1億円超を達成した一般人についても気になるでしょう。 暗号資産取引による所得については、株式投資などのように源泉徴収が行われないため、一定以上の所得を得た場合、確定申告が必要です。 2018年に国税庁が発表した情報によると、1億円以上の所得者の多くが暗号資産取引を行なっていたことが判明しました。2017年分の確定申告を行った人の総数は2198万人で、そのうち1億円以上の所得申告を行った者は549人となっています。 その549人のうち、暗号資産所得があった人の割合は約60%で331人でした。今後ビットコイン(BTC)の知名度が上がれば、さらに一般人が参加する敷居は下がっていくでしょう。 そうすれば、一般人でもビットコイン投資で所得1億円超を達成する人は、今後さらに増える可能性はあります。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)取引の口座開設から購入方法についてはこちら 今後のビットコイン価格の予想は? ビットコイン(BTC)の価格は、2017年に高騰したあと2018年に低迷しました。しかし、2019年4月には再び急騰し、2019年6月には再び100万円を超えました。 ビットコイン(BTC)の将来の価格について、ビットコイン(BTC)愛好家であるジョン・マカフィー氏は「2020年末までにビットコイン価格が100万ドル(約1億円)以下に収まっていることは数学的に不可能」と語っていることで有名です。 そこで、著名人によるビットコイン(BTC)の将来価格予想などについてご紹介します。 ジョン・マカフィー氏によるビットコイン高値更新予想 ジョン・マカフィー氏は、NASA宇宙科学研究所のプログラマーでした。 その後、セキュリティソフトウェア開発を行うマカフィー(Mcafee)社を創業して世界にその名を知られることとなります。また、ビットコイン(BTC)愛好家としても知られる存在です。 彼が、自身のツイッターで「2020年末までビットコイン価格を100万ドル(1億円)以下に抑えることは数学的に不可能」と語ったことでも有名です。過去には、「ビットコイン(BTC)のマイニングコスト/ユーザー数/トランザクション数」などに基づいた高値更新予想なども公表しています。 「ビットコイン(BTC)は単なる投資ではなく、銀行に匹敵する決済プロトコルを実現させる手段である」という点も強調しており、今後も発言に注目してみるとよいかもしれません。 数学的に裏付けされたビットコイン需要 ジョン・マカフィー氏は、ビットコイン(BTC)が誕生した頃に「ビットコインマイナー」として利益を出していた実績があります。 その実績を踏まえ「ビットコイン(BTC)のマイニングによる損失はない」と発言しています。彼は、ビットコイン(BTC)は発行通貨総量の上限が定められているため、価値が上昇すれば数学的に価格上昇が起こるという見解を持っているようです。 今後、ビットコイン(BTC)需要は下がると指摘する一部の投資家もいますが、2019年時点でもビットコイン(BTC)決済などを採用する企業や、新たに暗号資産の取引所の運営を開始する企業などは、世界中で増加している状況です。 自国の法定通貨に失望した人がビットコイン(BTC)支持に回っていることも考慮すると、需要は今後も高まっていくこともあるでしょう。また、アメリカドルやユーロ、中国元といった世界の主要通貨に並んで、ビットコイン(BTC)を使用する人が出てくることもあるかもしれません。 ビットコイン所得が1億円を超えた場合の換金方法 ビットコイン(BTC)を決済手段として利用できる店舗などは増えてきました。 しかし、日本円などの法定通貨と比較すると、まだ決済手段として利用できる場所は限られているのが現状です。ビットコイン取引による所得が1億円を超えた場合、決済手段として利用するだけでなく、ビットコイン取引所やビットコインATMで日本円に換金することもできます。 ここでは、ビットコイン(BTC)の換金方法について解説します。 1. 金融庁登録済の暗号資産の取引所で換金する ビットコイン(BTC)は、暗号資産の取引所で換金できます。 暗号資産の取引所は世界中にありますが、基本的に日本円に換金するためには、国内の金融庁登録済の暗号資産の取引所を利用する必要があります。国内の大手取引所の一つであるCoincheck(コインチェック)であれば、スマホアプリからでも簡単に日本円に換金することが可能です。 Coincheckは、取引できる暗号資産の種類が多かったり、数千万円以上なら優遇レートで取引ができる大口OTC取引サービスを提供していたり、購入した暗号資産をCoincheckに貸し出して利用料をもらえる貸暗号資産サービスなどを提供していることが特徴です。 Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアルはこちら 換金する際に利益が出ている場合は、課税所得に対する税負担が生じます。また、取引所に対して手数料を負担する場合もあるでしょう。 取引手数料や出金手数料は、暗号資産の取引所ごとに異なります。Coincheckの場合は、出金する金額に関わらず、一律400円の出金手数料となっています。 詳しくはこちら:ビットコイン(Bitcoin/BTC)を現金化するには?国内での両替方法まとめ 2. ビットコインATMで換金する 日本ではビットコインATMの数は少ないというのが現状です。それでも、日本国内にはいくつかのビットコインATMが設置されています。 ビットコインATMを利用する場合は、携帯電話番号登録や本人確認などの手続きが必要です。そのため、初回利用時には手間がかかります。 しかし、一度手続きを行えば、取引所での換金よりも早く日本円を手にできる有効な方法です。ただし、手数料は2~10%程度と高く、設置場所も少ないため利便性は高くないのが現状です。 Coincheckの無料登録はこちら ビットコイン(Bitcoin/BTC)で1億円以上の所得を得た場合の税金 ビットコイン(BTC)で多額の所得を得た場合、税負担も重くなります。 そのため、暗号資産取引で大きな利益を目指す人は、税制に関することも十分に理解しておくことが重要です。税制を理解することで、納税資金不足に陥ったり無駄な税金を支払ったりせずに済むようになるでしょう。 そこで、ビットコイン(BTC)の課税関係について解説します。 ビットコイン(BTC)にかかる税金は「雑所得」 ビットコイン(BTC)などの暗号資産取引で所得を得た場合、その所得は所得税法上の雑所得に区分され課税されることになっています。 株式や投資信託の売却益は譲渡所得、配当や分配金は配当所得とされ、一定の要件を満たせば申告分離課税で、適用税率は住民税なども含めて一律20.315%です。内訳は、所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%となっています。 一方、暗号資産の所得は雑所得であり、分離課税ではなく総合課税になる点に注意が必要です。総合課税は、給与所得や事業所得など総合課税対象の所得をすべて合算して総所得金額を計算します。 課税総所得金額には、超過累進税率が適用されることが特徴です。超過累進税率は、所得金額が多いほど高い税率が適用される仕組みになっています。 そのため、所得税については、1億円を超える所得のほとんどに最高税率の45%が適用されるのです。比例税率の住民税10%などと合わせると税負担は50%を超えますので、この点には注意が必要です。 詳しくはこちら:暗号資産にかかる税金とは?計算方法から確定申告のやり方まで解説 ※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。 1億円以上の所得に対する国民健康保険料 ビットコイン(BTC)で1億円以上の所得を得た場合に増加する負担は、税金だけではありません。自営業者などが加入している、公的医療保険である国民健康保険料にも影響が及びます。 会社員など健康保険に加入している給与所得者の場合は、月給やボーナスの金額だけで保険料が決まるため、暗号資産取引の所得が増加したとしても、健康保険料は基本的には影響を受けません。そのため、会社員の場合は、原則税負担だけを気にしておけば十分です。 しかし、国民健康保険の保険料は、暗号資産所得を含めた前年の所得に対して決まる仕組みになっています。前年の所得が多いと、国民健康保険料は上がることは避けられません。 保険料率は地方自治体によって異なりますが、1億円以上の暗号資産取引所得が生じた場合は、上限の料率が適用されることになります。自営業者などの場合は、税金と国民健康保険料の両方の負担を考慮するようにしましょう。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)にかかる税金を抑えるには? ビットコイン(BTC)の大きな価格上昇に乗ることができれば、多額の売却益を手にすることもあるでしょう。 暗号資産取引による所得が多額になった場合は、正しい納税計算を行い納税することが大切です。また、合法的な対策を検討して、税負担を抑えたい人もいるかもしれません。 多額の所得を得た人の中には、海外移住などを検討する方もいたようです。数百万~数千万円程度の所得であれば、税負担軽減のために海外移住することが得策とはいえないケースも多いでしょう。 しかし、億り人になった人のなかには、税率の低い国に移住して税負担を抑えるという選択をしている人もいます。日本の税制上では、原則として現金化もしくは決済で利用した時点で課税所得が確定するとされる仕組みです。 ただし、一般的な事業者などの場合は、脱税防止などの観点から、移住する出国時に含み益について課税されます。一方、ビットコイン(BTC)を保有している状態で海外移住しても、含み益について出国時に課税される可能性は低いでしょう。 移住する場合は、ウォレットに保管しておけば特に手続きをすることなく、そのまま海外移住後にビットコイン(BTC)を使用することも可能です。また、移住先の国の暗号資産の取引所を利用して売却・換金もできるでしょう。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck ビットコイン(Bitcoin/BTC)を1億円換金する時に大切な暗号資産の取引所選び ビットコイン(BTC)の取引で1億円以上の所得を得ている億り人は、実際に存在しています。 そんなビットコイン(BTC)の取引を行う場合は、税金の負担に対する知識や安全な取引方法を理解しておくことが重要です。また、取引コストを抑えることも考える必要があるでしょう。 そのためには、暗号資産取引所選びが大切です。国内大手取引所の一つであるCoincheckでは、大口OTC取引サービスを提供しています。 数千万円以上の取引を優遇レートで行いたい方は、Coincheckの大口OTC取引サービスの利用を検討してみるのも良いでしょう。

代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコイン(BTC)を購入して手に入れたあと、どのように現金化するかの方法について、気になる人もいるかもしれません。 換金方法やタイミングをあらかじめ把握しておけば、利益が生じて日本円にしたいとき、スムーズに行うことができます。そこで、ビットコインを日本円へ換金するタイミングや換金の方法、暗号資産取引の課税関係などについてご紹介します。 ※仮想通貨の税金については、2024年2月13日時点の情報となります。 この記事でわかること ビットコインの3つの換金方法 ビットコインを換金するタイミング 取引所でビットコインを換金する方法 ビットコインの換金に必要な手数料 ビットコインの換金にかかる税金 Coincheckの無料登録はこちら 目次 ビットコイン(BTC)の3つの換金方法 取引所で換金する 販売所で換金する ビットコインATMで換金する ビットコイン(BTC)を換金するタイミング ─ 損益を出さない売り時は? ビットコイン(BTC)の高騰前後に換金する ビットコイン(BTC)に関するニュースに応じて換金する 取引所でビットコイン(BTC)を換金する方法 コインチェックアプリで換金する方法 販売所で換金する方法(ブラウザ) 取引所で換金する方法(ブラウザ) 取引所で日本円を出金する方法 ビットコイン(BTC)の換金に必要な手数料 ビットコイン(BTC)の換金にかかる税金 ビットコイン(BTC)の3つの換金方法 ビットコインの換金方法(ビットコインを日本円に交換する方法)には、主に次の3つがあります。 取引所で換金する販売所で換金するビットコインATMで換金する ビットコインなどの暗号資産の売買は、暗号資産取引所の取引所や販売所を介して行うのが一般的です。 販売所と取引所の違いは、以下の通りです。 取引所 販売所 ・利用者同士で取引をする ・売買注文を一覧で確認できるように注文情報を集めた「板」を参考に売買を行う ・利用者と業者間で取引をする ・暗号資産販売所が保有するコインをユーザーが提示された価格で売買する それでは、3つの換金方法について詳しく見ていきましょう。 取引所で換金する 取引所とは、利用者同士で取引をする場所です。暗号資産を保有している人から購入したり、欲しい人に売ったりする場所で、業者はその場所を提供します。 取引所でビットコインを日本円に両替する方法は、以下の通りです。 ①取引画面の通貨ペアで「BTC/JPY」を選択する②売却したい価格を入力する③売却したい数量を入力する④合計金額を確認し、問題がなければ決定ボタンを押す 暗号資産取引所では、成行注文・指値注文ができ、取引所に参加している投資家同士が売買を行うシステムになっています。 成行注文とは、価格を指定せず数量だけ指定して注文する方法で、優先的に取引が成立する注文方法です。最新の取引価格で約定します。 指値注文とは、価格と数量を指定する注文方法です。取引価格が指値に届かなければ注文は成立しません。 販売所で換金する 一方、暗号資産販売所を利用する場合、取引相手は別の投資家ではなく販売所になります。取引価格は、販売所が提示する価格です。 販売所の提示価格で問題がなければ、そちらで希望の通貨量の売買注文を成立させることができます。基本的に即時に注文が成立するため、初心者でも簡単にビットコインを日本円に換金することができます。 販売所でビットコインを日本円に両替する方法は、以下の通りです。 ①取引画面の通貨ペアで「BTC/JPY」を選択する②売却したい数量を入力する③合計金額を確認し、問題がなければ決定ボタンを押す ビットコインATMで換金する ビットコインの換金については、ビットコインATMを利用するという選択肢もあります。 ビットコインATMは日本では東京や福岡等に数台設置されていました。しかし2017年の資金決済法の改正により、日本国内において暗号資産の取引を提供するには、ライセンスが必要になりました。それによりビットコインATMの機能はまさに暗号資産交換業者と同等のため、一時日本からはビットコインATMがなくなっていました。 2024年2月時点では、株式会社ガイアが日本国内でもビットコインATM(暗号資産自動両替機サービス)を設置しています。 外出時に街中で気軽にビットコインATMを利用できる環境が整えば、ビットコインの可能性はさらに広がっていくでしょう。 ビットコイン(BTC)を換金するタイミング ─ 損益を出さない売り時は? 「ビットコインを保有しているけど、換金するタイミングがわからない」 ビットコイン投資をしている人の中には、このような悩みを抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか? ビットコインを換金するタイミングを間違えて、得られるはずだった利益を逃してしまったり、反対に避けられるはずだった損失を負ってしまったという話は、暗号資産の世界ではよく耳にします。 換金のタイミングは、いくつかのポイントを守ることで失敗する可能性を抑えることができます。そこでこの項目では、ビットコインを換金する際のポイントについて2つご紹介します。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck ビットコイン(BTC)の高騰前後に換金する ビットコインの価格は、株価と比較しても乱高下が激しいという特徴があります。 そのため、価格が高騰する時期は何度も訪れるでしょう。チャートをチェックしていると価格上昇局面を見ることは多いですが、その価格が高値なのか、さらに上がるのかの判断は難しいものです。 売却タイミングについて迷わないためには、価格が急上昇して目標価格を超えたあと、上昇スピードが緩やかになるタイミングで売却して換金すると、うまくいく可能性があります。 ポイントは、事前にいくらになったら売るという目標価格を、独自に設定しておくことです。自分の決めたルールを守らず「まだ上がる」と欲を出すと、タイミングを逃してしまうリスクがあります。 売却して換金を済ませば、仮に暴落局面がきても損をすることはありません。その点を踏まえて、目標価格を決めて利益を確保して両替し、実際に使える現金に換えることが大切です。 ビットコイン(BTC)に関するニュースに応じて換金する ビットコインを換金するタイミングを判断するにあたっては、ビットコイン関連のニュースをチェックすることも欠かせません。 ビットコインの価格は、関連ニュースによって変動することも多いです。ポジティブなニュースが流れれば価格は高騰し、ネガティブなニュースが報じられると暴落する可能性が高くなります。 流出事故などのネガティブなニュースは突然報じられることが多いですが、実用化や規制に関する動きはある程度事前に情報収集することも可能です。そのため、チャートで価格推移を確認するだけでなく、ビットコインに関するニュースを的確に捉えられるようにアンテナを張っておくことが大切になります。 価格上昇が期待できるニュースをキャッチしたときは購入し、下落が予想されるときは売却して両替をするようにしましょう。 ビットコイン(BTC)の今後は明るい?2021年の最新の動向と将来性 Coincheck 取引所でビットコイン(BTC)を換金する方法 ここからは、Coincheckでビットコインを換金する方法について解説していきます。 Coincheckでビットコインを換金(日本円に両替)する方法としては、以下の3種類があります。 アプリ販売所取引所 各方法の詳細について、ひとつずつ解説していきます。 コインチェックアプリで換金する方法 まず、アプリを立ち上げてトップのチャート画面から「BTC」を選択し、「売却」ボタンをクリックします。 その後、売却したい数量を入力し、下部の「ビットコインを日本円で売却」をクリックして確認画面に進み、内容に問題がなければ売却を行います。以上で取引は完了です。 Coincheckアプリを無料ダウンロードする 販売所で換金する方法(ブラウザ) 次に、Web画面を使ってCoincheckの販売所でビットコインを売却する手順をご紹介します。 まず、販売所(売却)ページを開きます。そして、ビットコイン(BTC)を選択し、売却したい数量を入力すると、売却できる状態になります。画面上に表示される日本円金額とビットコインの数量を確認のうえ、「売却する」ボタンをクリックすれば、取引は完了です。 販売所では、取引所での売買のように価格について検討する必要はありません。そのため、数量の入力だけで即時に簡単に売買を行うことが可能です。なお、販売所を利用する場合、売却する価格はCoincheckが提示する価格になります。 売却するとすぐに取引が成立し、日本円残高の増加と保有ビットコイン数量の減少が反映されます。 取引所で換金する方法(ブラウザ) 続いて、Web画面を使ってCoincheckの取引所でビットコインを売却する手順をご紹介します。 まず、取引所のページを開きます。次に、取引所の画面の真ん中ぐらいにある「現物取引」の箇所にレートと注文量を入力します。 レートは、「現物取引」の横にある「買い板/売り板」から数字を選択することで、自動反映させることもできます。 レートと注文量を決めた後は、「売り」ボタンをクリックします。無事に取引が成立すれば、売却が完了します。 なお、「いくらでもいいから売りたい」という場合は、成行注文を使うことも可能です。成行注文を使う場合は、画面左側のメニューから「トレードビュー」をクリックします。 次にトレードビューの右側にある「成行注文」のボタンをクリックし、注文量だけを入力します。そして最後に、「売り成行注文」をクリックすれば、売却の手順は完了です。 Coincheckの無料登録はこちら 取引所で日本円を出金する方法 取引所でビットコインを日本円に換金しても、「出金」をしなければ自身の銀行口座に現金を移動させることはできません。出金方法は取引所によって異なりますが、ここではCoincheckでの出金方法についてご紹介します。 Coincheckでビットコインから両替した日本円は、メニューの「日本円の出金」からご自分の銀行口座に出金することができます。 日本円での出金には、出金先の口座情報(金融機関名・支店名・口座種別・口座番号・口座名義)の入力が必要となります。口座情報に誤りがあると、出金が拒否される場合がありますので、確実にご入力ください。 また、Coincheckに登録してあるアカウント名義と、出金先の口座名義が一致していない場合も、システムによって出金が拒否されます。 出金の詳しいやり方はこちら。 ビットコイン(BTC)の換金に必要な手数料 ビットコインを現金に換金する場合、さまざまコストがかかります。 主なものは、取引手数料や入出金手数料です。レバレッジ取引の場合は、借入手数料やスワップ手数料などもかかります。手数料水準は、各取引所・販売所ごとに異なると認識しておくことも大切です。 さらに、暗号資産取引所や販売所へ支払う手数料以外にも、銀行口座へ出金するときにかかる手数料もあります。Coincheckの場合は、日本円の出金金額に関わらず、銀行口座へ出金する手数料は一律407円です。 両替回数が増えると手数料負担も重くなります。手数料が増加すると、せっかくのビットコイン取引の利益を減少させてしまいますので、できるだけまとめて出金した方が手数料負担は少なくなるでしょう。 ※手数料は、2022年2月時点の金額です。 Coincheck(コインチェック)の手数料は高い?5つの種類を解説 Coincheck ビットコイン(BTC)の換金にかかる税金 ビットコインを換金した場合、税金がかかるケースがあります。 すべての換金取引に対して課税されるわけではなく、購入時の価格よりも高い価格で売却した場合に生じる売却益が課税対象です。所得区分は雑所得で、所得税の課税対象となります。 ビットコインの売却取引以外にも課税対象となる取引があり、値上がりした暗号資産で別の暗号資産を購入した場合は課税対象です。この場合は、別の暗号資産に交換した時点で交換元の暗号資産の値上がり益に対して課税されます。 ビットコインを日本円に換金した場合に生じる雑所得は、総合課税の対象です。総合課税は、給与所得や事業所得などほかの所得と合算して一定の控除を行ったあとの課税総所得金額に対して、所得が高いほど税率が高くなる超過累進税率を適用することになっています。 詳しくはこちら:暗号資産にかかる税金とは?計算方法から確定申告のやり方まで解説 ※税金等の詳細につきましては管轄の税務署や税理士等にお訊ねいただくか、または国税庁タックスアンサーをご参照ください。 ビットコイン(BTC)の換金に関するQ&A ビットコインの換金に関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。 Q.ビットコイン(BTC)はどうやって換金するのですか? A.ビットコインの換金方法には、主に次の3つがあります。 取引所で換金する販売所で換金するビットコインATMで換金する 詳しくは こちらをご覧ください。 ビットコインの始め方・買い方を「初心者向け」に解説!仮想通貨(暗号資産)を購入する4つのステップ Coincheck Q.ビットコイン(BTC)の換金に手数料はかかりますか? A.ビットコインを現金に換金する場合、取引手数料や入出金手数料などがかかります。レバレッジ取引の場合は、借入手数料やスワップ手数料などもかかります。 詳しくはこちらをご覧ください。 Q.ビットコイン(BTC)はいくらから換金できますか? A.最低売却額は暗号資産取引所によって異なります。Coincheckの場合、ビットコインを含むすべての暗号資産の最低売却額は「500円」となります。 Coincheckの無料登録はこちら ビットコイン(BTC)の現金化・換金はCoincheckで ビットコインを現金化する主な方法は、暗号資産取引所・販売所での換金や、ビットコインATMでの換金などがあります。 手数料負担を安く済ませて、簡単かつ安全に換金するには、金融庁登録済の暗号資産取引所での換金が良いでしょう。金融庁登録済の暗号資産取引所の1つであるCoincheckでは、スマホアプリからでも簡単にビットコインの現金化が可能です。 また、取り扱いの暗号資産の種類が多いことから、ビットコインから他のアルトコインに交換することもできます。さらに、購入したビットコインを一定期間貸し出すことで、利用料をもらえる貸暗号資産サービスなども提供しています。 これからビットコインの取引を行う場合は、様々なサービスを提供するCoincheckを利用してみてはいかがでしょうか。 貸暗号資産についてもっと詳しく知りたい方はこちらから Coincheck

ビットコインの最高値(最高価格)は日本円建てで16,605,630円、ドル建てで107,780.58ドルです。(2024年12月17日時点。日本円建ての価格はCoincheckチャートページ、ドル建て価格はCoinMarketCapを参照) 2024年3月5日、ついにビットコイン(BTC)の価格は1,000万円を突破しました。その後もビットコイン価格は上昇を続け、2024年12月16日には日本円建てで過去最高値である「16,605,630円」を記録しています。 2009年に誕生した当初のビットコインの価格は、1円以下でした。過去最高値と比較すると、1,000万倍以上も値上がりしていることになります。 引用:CoinMarketCap ビットコインは、なぜこれほど急速に成長することができたのでしょうか?この記事では、2009年から2024年3月時点までのビットコインの価格推移を見ていきながら、ビットコインの価格が上昇・下落する仕組みについて検証していきます。 BTC_JPY Coincheckの無料登録はこちら 目次 ビットコイン(BTC)価格推移の歴史 2008年〜2010年(ビットコイン黎明期) 2011年〜2012年(世界中から注目され始める) 2013年(ビットコインバブル再び) 2014年(一転して下落相場へ) 2015年(続く停滞期) 2016年(緩やかに回復するビットコイン) 2017年(1BTCの価格が200万円を超える) 2018年(ビットコインバブル崩壊) 2019年(乱高下する相場) 2020年(コロナの影響を乗り越えて130万円まで回復) 2021年(暗号資産業界の盛り上がりが再来) 2022年(悪材料が続き市場は低迷) 2023年(リーマンショック以降最大の銀行破綻で金融不安が顕在化) 2024年(金融不安から回復、そして成長へ転換) ビットコイン(BTC)の価格が上昇する理由 価格が上昇する原因①「ビットコインの利用が普及する」 価格が上昇する原因②「メディアに紹介されて知名度が上がる」 価格が上昇する原因③「半減期による影響」 価格が上昇する原因④「有事の際に避難通貨として買われる」 価格が上昇する原因⑤「行政機関による利用が発表される」 ビットコイン(BTC)の価格が下落する理由 価格が下落する原因①「各国の規制強化による影響」 価格が下落する原因②「取引所のハッキングにより信用が低下する」 価格が下落する原因③「オンチェーン指標の悪化」 引き続き将来性の期待されるビットコイン(Bitcoin/BTC) ビットコイン(BTC)価格推移の歴史 ビットコインは2008年にサトシ・ナカモトと名乗る匿名の人物が、インターネット上に発表した論文から開発がスタートした暗号資産(仮想通貨)です。 2009年に最初の1枚が発行されてから現在に至るまで、ビットコインの価格はどのように変動してきたのでしょうか。年ごとに価格の動向を追っていきましょう。 なお現在の価格や詳細な変動については上掲のチャートで確認することができます。 2008年~2010年(ビットコイン黎明期) 年月 出来事 1BTCの価格 2008年10月 サトシ・ナカモトによるBTCについての論文が公表される - 2009年1月 最初のブロックである「Genesis Block」が生成される - 2009年10月 New Liberty Standardで初めてBTCの価格が提示される 約0.07円 2010年5月 フロリダのプログラマーがピザ2枚を1万BTCで購入 約0.2円 2010年7月 Mt.Goxサービス開始 約7円 2009年1月に誕生した当初のビットコインは、まだ通貨としての価値が認められず、1BTCの価格は約0円でした。 そして、2009年10月に「New Liberty Standard」というサイトによって、1BTC=約0.07円という価格が初めて提示されました。ちなみにこの時の価格は、ビットコインのマイニングにかかる電気代から算出されました。 その翌年の2010年5月には、フロリダ州に住むプログラマーがピザ2枚を1万BTCで購入するという出来事がありました。この時のビットコインの価値は、1BTC=約0.2円。これが、ビットコインを用いた初めての決済と言われています。 さらに、2010年7月には世界初となるビットコイン取引所「Mt.Gox(マウントゴックス)」がサービスを開始し、ビットコインの価格は1BTC=約7円まで値上がりします。 ビットコインとは?ゼロから学ぶ人向けに分かりやすく解説します Coincheck 2011年〜2012年(世界中から注目され始める) 年月 出来事 1BTCの価格 2011年3月 Mt.GoxがTibanne社に買収される 約70円 2011年4月 TIME誌でBTCの特集が組まれる 約80円 2011年5月〜6月 BTC初となるバブル期 約1,500円 2011年6月19日 Mt.Goxがハッキング被害を受ける 約1,400円 2012年11月15日 WordPressがBTC決済を採用 約900円 2012年11月28日 マイニング報酬の初となる半減期 約1,000円 2011年に入ると、ビットコインは世界中から注目を浴び始め、それに伴い価格も急上昇していきます。 まず、2011年3月にMt.Goxが日本のTibanne社に買収され、このニュースをきっかけに1BTC=70円台まで高騰します。 続けて、翌月の4月に米TIME誌により特集が組まれたことにより知名度が高まり、1BTC=80円台まで上昇。大手メディアにビットコインが紹介されるのは、この時が初めてでした。 その後、TIME誌の掲載をきっかけに一気に認知度がアップしたビットコインの価格は、1BTC=約1,500円まで急騰。2009年に初めて価格(約0.07円)が提示されてから、わずか2年ほどで約2万倍も価値が上がったことから、この頃からビットコインはROI(投資利益率)の高い金融商品として世界中から注目されるようになりました。 しかし、バブルは長くは続きませんでした。2011年6月にMt.Goxがハッキングの被害を受けたことにより、相場は反転。ビットコインのセキュリティに対する不安が広がったことにより下落相場が続き、2011年末には300円台まで値下がりしました。 2012年になると、WordPressにビットコイン決済が可能となるプラグインが誕生したことや、マイニング報酬の初となる半減期を迎えたことなどがプラス材料となり、1BTC=1,000円台まで回復します。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck 2013年(ビットコインバブル再び) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2013年3月 キプロス危機が起こる 約4,500円 2013年10月 百度(バイドゥ)がBTC決済を採用 約1万5,000円 2013年12月 NHKでBTC特集が組まれる 約12万円 2013年12月 中国政府がBTC取引の禁止を発表 約7万5,000円 2013年になると、ビットコインの勢いはさらに加速します。年明けに1BTC=約2,000円だった価格は、12月には一時12万円を突破します。 一年間で60倍も価格が高騰した背景には、ビットコインにとって追い風になるような様々な出来事がありました。 まず、3月に起こったキプロス危機がきっかけとなり、ユーロなどの法定通貨に対する信用が低下し、代わりに避難通貨としてのビットコインに人気が集まりました。この時の価格は、1BTC=約4,500円。 10月には、中国の大手検索サイト「百度(バイドゥ)」がビットコイン決済を採用したことが話題となり、1BTC=約15,000円まで値上がりしました。 さらに、12月にはNHKでビットコインの特集がされるなど、日本での知名度も上昇し、それに伴い価格も一時12万円台まで急騰します。 しかし、12月5日に中国政府がビットコインの取引を禁止することを発表。このニュースを受けて、年間を通して続いてきたビットコインの成長は一旦ストップします。 2014年(一転して下落相場へ) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2014年2月 Mt.Gox閉鎖 約1万8,000円 2014年7月 DellがBTC決済を採用 約6万5,000円 2014年12月 マイクロソフトがBTC決済を採用 約4万円 2014年はビットコインにまつわる大事件が起こりました。 暗号資産取引所のMt.Goxが再びハッキング被害を受け、当時の価格で400万ドルに相当する85万ビットコインが盗まれるという事件が起こります。この事件を受けて、Mt.Goxは暗号資産に関するすべての取引を中止し、2月24日に取引所を閉鎖します。 1月には9万円前後で推移していたビットコインの価格は、この事件をきっかけに一気に1万8,000円台まで急落します。 しかし、その後はアメリカでDellやマイクロソフトなどの大手IT企業がビットコイン決済を採用したことなどを受けて、同年12月には1BTC=4万円前後まで回復します。 2015年(続く停滞期) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2015年1月 Bitstampがハッキング被害を受ける 約3万2,000円 2015年6月 ニューヨーク州が「Bit License」を導入 約2万5,000円 2015年10月 欧州司法裁判所がビットコインの取引はVATの課税対象外であると発表 約3万3,000円 前年に価格が急落したビットコインに、2015年は再び試練が襲いました。 Mt.Gox閉鎖後に、ユーザーを取り込んでいたBitstamp(ビットスタンプ)がハッキングされたのです。相次ぐハッキング事件の発生を受けて、同年6月にアメリカのニューヨーク州がビットコインを取り扱う事業者を免許制とする「Bit License(ビットライセンス)」を導入しました。 続いて、同年10月に欧州司法裁判所で、ビットコインの取引は付加価値税であるVATの課税対象外であるという見方が示されます。これにより、ビットコインは正式に支払い手段として認められ、税金の問題がクリアになりました。 このようなニュースにビットコイン市場が反応して、年末には1BTC=約5万円まで上昇しました。 2016年(緩やかに回復するビットコイン) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2016年5月 「改正資金決済法」成立 約5万円 2016年7月 2回目の半減期 約7万円 2016年8月 Bitfinexが盗難被害を受ける 約6万円 2016年には、日本でもビットコインの動きが活発になり始めました。 暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンに関する実証実験を行う大手金融機関や、大手企業が現れはじめます。また、5月には暗号資産に関する規制を初めて法律に明記した「改正資金決済法」が成立しました。 続く7月には、ビットコインは2回目の半減期を迎え、マイニングの報酬がそれまでの25BTCから12.5BTCに減少しました。これを受けて、年明けには4万5,000円ほどだったビットコインの価格は、約7万円まで値上がりします。 しかし、8月には香港で有名な暗号資産の取引所Bitfinex(ビットフィネックス)が、およそ12万BTCの盗難被害に遭います。価格は一時的に下落しますが、その後に持ち直して1月には1BTCあたり4万円台から、12月には約11万円程度にまで上昇しました。 2017年(1BTCの価格が200万円を超える) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2017年4月 「改正資金決済法等」施行 約12万円 2017年8月 ビットコインキャッシュ(BCH)誕生 約45万円 2017年12月 CMEがBTC先物を開始 約200万円 2017年は、日本国内でもビットコインの存在が広く知れ渡り、それに伴い暗号資産に対する法整備が整い始めます。また、大手金融機関や機関投資家が市場に参入し始め、ビットコインをはじめとする暗号資産の価格が急騰した年でもあります。 4月には、2016年に成立した「改正資金決済法等」が施行されました。この改正法が制定された目的は、投資家保護やマネーロンダリングなどの犯罪防止のためで、これまで法の規定がなかった暗号資産の取引所に対して登録制を導入することでした。 同年8月にはビットコインの開発者とマイナーが対立し、ビットコインから分岐したビットコインキャッシュ(BCH)が誕生します。価格の急落が懸念されましたが、この件については杞憂に終わりました。 続く12月には、アメリカの先物取引所である「CME(シカゴ・マーカンタイル・エクスチェンジ)」がビットコインの先物取引を開始。機関投資家の参入などもあり、市場に大量の資金が流れ込み、価格は一時200万円を突破しました。 ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)とは?特徴やビットコインとの違いを徹底解説 Coincheck 2018年(ビットコインバブル崩壊) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2018年1月 Facebookが暗号資産の広告掲載の禁止を発表 約110万円 2018年3月 Googleが暗号資産の広告掲載の禁止を発表 約95万円 2018年3月 Twitterが暗号資産の広告掲載の禁止を発表 約90万円 2018年は、ビットコインにとって試練の一年となりました。数々のSNSサービスが暗号資産に関する広告の掲載禁止を発表したことにより、ビットコインに対する信用が低下し、価格も急速に下落していきます。 まず、1月にFacebookがビットコインをはじめとする暗号資産の広告掲載を禁止することを発表。続く3月にはGoogleとTwitterも同様の発表をし、年初には1BTC=約150万円だった価格は、4月上旬には約70万円まで下落します。 その後も復調することなく、ビットコインの価格は12月には30万円台まで下落していきます。 【今後の予測付き】ビットコインバブルが起こった背景と崩壊の理由 Coincheck 2019年(乱高下する相場) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2019年9月 BakktがBTC先物サービスを開始 約87万円 2019年11月1日 Bitmexで顧客のメールアドレスが流出 約100万円 2019年11月22日 中国政府が暗号資産取引を取り締まる新たな規制をスタート 約80万円 2018年の弱気相場は2019年の3月頃まで続き、一時は1BTC=約35万円まで下落。しかし、4月になると相場が一転して上昇に転じ、価格が高騰し始めます。上昇トレンドに乗ったビットコインは、6月には約150万円まで値上がりします。 しかし、上昇トレンドは長くは続かず、9月頃から再び下降トレンドに突入。9月には、暗号資産取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」がビットコイン先物サービスを開始するものの、出来高の低さから市場に失望感が広がり、ビットコインの価格は80万円台まで下落します。 その後再び100万円台まで回復するものの、11月に暗号資産取引所「Bitmex(ビットメックス)」で、顧客のメールアドレスが大量流出する事件が起きたり、中国政府が暗号資産取引を取り締まる新たな規制をスタートさせたことなどを受けて、1BTC=約80万円まで下落します。 2020年(コロナの影響を乗り越えて130万円まで回復) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2020年3月 WHOによる新型コロナウイルスについての発表 約52万円 2020年5月 3回目となる半減期 約100万円 2019年末まで続いた下降トレンドは、2020年になると一転して上昇相場に突入します。1月に1BTC=約75万円だった価格は、2月になる頃には約100万円まで高騰します。 しかし、その後は再び反落していき、ビットコインの価格も3月13日には50万円台まで値を下げます。わずか1か月ほどで、約半分の価値になってしまうほどの急落ぶりでした。 ちなみに、この時の下落は3月11日にWHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスについて、「パンデミック(世界的流行)の状態にある」と発表したことにより、金融市場全体に不安が広がり、株や金など暗号資産以外の価格も急落しました。 コロナによる影響がその後もしばらく続くかと思われましたが、各国政府による大規模な金融緩和策などの効果により、ビットコインの価格は再び上昇。5月12日には3回目となる半減期を迎え、1BTC=約100万円まで回復します。 その後も、DeFi(分散型金融)の人気などにより市場全体が堅調に推移していき、2020年10月現在、ビットコインの価格は約130万円まで値上がりしています。 暗号資産でDeFiが注目を集めているワケは?分散型金融のメリット・デメリットを解説 Coincheck 2021年(暗号資産業界の盛り上がりが再来) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2021年2月 米テスラ社が15億ドル分のビットコインを購入 約490万円 2021年3月11日 ビープルのNFTアートが歴史的な高値である約75億円で落札される 約600万円 2021年4月14日 米コインベースがナスダックに上場 約690万円 2021年5月 複数の要因により下落相場へ突入 約400万円 2021年9月7日 中米エルサルバドルがビットコインを法定通貨に定める 約500万円 2021年10月19日 アメリカで初めてビットコイン先物ETFが上場 約730万円 2021年10月28日 フェイスブック社が社名を「メタ」に改名し、メタバースに注力する姿勢を発表 約670万円 2021年11月8日 ビットコイン価格が過去最高値を記録 約776万円 2021年の暗号資産市場は、業界にとって間違いなく躍進の一年になったと言えるでしょう。前年の2020年より市場としては回復基調であったところに、NFTやレイヤー2といった様々な技術トレンド、加えてWeb3やDAOといったバズワードの普及が重なったことで、暗号資産市場の急激な成長につながりました。 ビットコインは2020年年末から急激な価格の上昇が始まり、年始時点のビットコイン価格が1BTC約300万円、そしてその10日後には1BTC約400万円にまで値上がりしました。このような時流の中で、アメリカの大手クリーンエネルギー関連会社であるテスラが15億円分(当時の為替レートで約1600億円)のビットコイン購入を発表しました。これを受けてビットコイン価格は今まで以上の暴騰を見せ、2月21日には1BTC約600万になり、結果的に暗号資産市場の強気トレンドを後押しした形となりました。 加えて3月に、NFTとして出品されていたbeeple(ビープル)というアーティストの作品が約6935万ドル(当時の為替レートで約75億円)で落札されたニュースが業界を駆け巡り、再び市場は狂乱の中へ突入しました。この出来事は今後数ヶ月にわたって続く、いわゆるNFTブームの火付け役となり、BAYC(Bored Ape Yatch Club)やクリプトパンクスといったコレクティブNFT、The SandboxやDecentralandといった土地NFT、などあらゆるNFTの価値を急激に上昇させたと言うことができます。 4月にはアメリカの最大手暗号資産取引所であるコインベースがナスダック市場へ上場を果たし、企業評価額は一時1120億ドルに達する場面もありました。暗号資産関連企業の上場事例としては世界初で、株価の初値は参考価格である250ドルを52.4%上回る381ドルを付けました。 5月に入り、好材料の出尽くし感および暗号資産に関するネガティブニュースが市場に広まったことで、市場は一旦の下落相場に入ります。この時のネガティブニュースの例としては、米テスラがビットコインの売却を示唆、テスラ社の電気自動車購入に際してのビットコイン決済の停止を発表、暗号資産マイニングと環境問題の関連性の指摘、などが挙げられます。 下落相場入り後は数ヶ月にわたって特段注目されるニュースがない状態でした。特筆するのであれば、グローバルな決済サービスを提供しているビザ(Visa)がコレクティブNFTであるクリプトパンクスを購入したこと、グローバルに暗号資産取引所を運営しているバイナンスへの各国の取り締まりが強化されたこと、などがあげられます。 下落相場入りから約3か月後の2021年9月7日、中米のエルサルバドルでビットコインを法定通貨とする法律が施行されました。このニュースを受けて市場は再び強気相場へ突入し、1BTC約500万円だった価格は約1か月後には最高値付近の約755万円まで躍進しました。 そして2021年10月15日、それまで待ち望まれていたビットコイン先物ETFが、アメリカのSEC(米国証券取引委員会)に初めて承認されました。承認されたのは資産運用会社のプロシェアーズが申請していたビットコイン先物ETFで、同月19日にはニューヨーク証券取引所に上場し、ETFの上場初日としては歴代2番目となる10億ドル規模の取引高を記録しました。 市場が佳境の最中、2021年の10月29日にフェイスブック社最高経営責任者のマーク・ザッカーバーグ氏が、社名を「Meta(メタ)」に変更する旨を大々的に発表しました。この発表は、今後メタ社の事業分野として、VRなどの技術で実現する次世代プラットフォームであるメタバースに注力する姿勢を示しています。この発表は暗号資産市場、特にNFT関連のプロジェクトや銘柄には吉報となり、The SandboxのトークンであるSANDはこの発表後1SAND約100円から約1,000円まで大暴騰しました。 上記のような市場環境を受け、ビットコインの価格も2021年11月8日に市場最高値である1BTC約776万円に達しました。上述したことから、2021年の相場は主に企業のビットコイン購入、NFT市場の急成長、法定通貨化といった出来事により押し上げられたと理解できると思います。 2022年(悪材料が続き市場は低迷) 引用:CoinMarketCap 年月 出来事 1BTCの価格 2021年末〜2022年1月 FRBによるテーパリング実施に対する懸念 600万円台→400万円台 2022年1月20日 ロシア中銀が国内における暗号資産の利用およびマイニングの禁止を提案 約480万円→約400万円 2022年2月24日 ロシアがウクライナに侵攻を開始 約500万円→約430万円 2022年5月9日 テラ(LUNA)問題により市場が急落 約515万円→約380万円 2022年7月20日 米EV大手「テスラ社」、保有するビットコインの75%を売却 約320万円→約290万円 2022年8月26日 米FRBパウエル議長、利上げ継続を示唆 約300万円→約270万円 2022年9月初旬 イーサリアムの大型アップデート「The Merge」を間近に控え、市場全体が上昇 約278万円→約320万円 2022年11月 FTXグループが破産申請 約310万円→約230万円 2021年にそれまでの過去最高値となる「1BTC=約760万円」を記録したビットコインは、2022年になると一転して下落トレンドに突入。1月下旬には、一時約400万円まで下落します。 なお、この時の下落は米国のFRB(連邦準備制度)によるテーパリングの実施に対する懸念により、米国株をはじめとする株価が下落し、それと連動する形で暗号資産などの金融商品の価格も下落したことが要因とされています。 また、同時期にロシアの中央銀行が国内における暗号資産の利用とマイニングの禁止を提案したことも、価格下落の一因として挙げることができます。 その後、ビットコインの価格は緩やかに上昇し、400〜500万円台の往来を続けます。しかし、2月下旬にロシアがウクライナに侵攻を開始したことを受けて市場は下落。ビットコインは約500万円から約430万円まで下落します。 侵攻が続くなか軟調な推移を続けるビットコインでしたが、株価の反発に合わせる形で反転上昇し始め、3月下旬には約580万円まで回復します。 しかし、5月9日にアルゴリズム型ステーブルコインのUST(TerraUSD)が「1ドル=1UST」の価格を維持できなくなるという問題が起き、USTのペグ(連動)を維持するためのガバナンストークンであるLUNA(テラ)に対する信用が低下し、価格も暴落します。 LUNAの運営組織である「Luna Foundation Guard(LFG)」は、USTのペグを維持するための準備資産として約35億ドル相当のビットコインを保有していましたが、今回の騒動を受けて「LFGがペグを維持するために、大量のビットコインを売却するのではないか?」という憶測が広がり、市場でビットコインの売りが加速。約515万円から約380万円まで下落します。 続く2022年7月20日には、米EV大手「テスラ」が保有するビットコイン(BTC)の75%を売却したと発表したことを受けて、BTCは約320万円から約290万円まで下落します。なお、同社CEOのイーロン・マスク氏は売却理由について、「中国のコロナロックダウンの影響による業績悪化に備えて、手許現金を最大化させるため」と説明しています。 また翌月の8月26日には、FRBのパウエル議長が「ジャクソンホール会議」の講演で利上げを継続する意思を表明したことを受けて、株式や暗号資産など金融市場全体が下落します。この影響で、BTCは約300万円から約270万円まで下落します。 度重なる悪材料により下落局面が続くと思われましたが、9月に入ると大型アップデート「The Merge」を控えたイーサリアム(ETH)を中心に、市場は復調していきます。BTCも連れ高となり、約278万円から約320万円まで上昇します。 しかし、11月に大手暗号資産取引所「FTX Trading」を運営するFTXグループが資金不足による破産の危機を迎えたことにより、相場は再び暗転します。FTXの経営破綻を受けてリスク回避ムードが広がるなか、BTCは約310万円から約230万円まで急落します。 FTXグループは、同月11日にFTX.USや姉妹会社のアラメダリサーチ、日本法人のFTX Japanを含む約130の関連会社が、米連邦破産法11条の適用を申請したことを発表しました。それに伴い、CEOのサム・バンクフリードマン氏が辞任を発表し、後任として米エネルギー会社「エンロン」の清算手続きを率いたジョン・J・レイ氏が着任しました。 FTX騒動の余波が収まらないなか、2022年12月2日現在のBTCの価格は約230万円となっています。 【補足】 UST(TerraUSD)は、テラ(LUNA)のブロックチェーン上で稼働する暗号資産(仮想通貨)です。 ※UST(TerraUSD)は1UST=1米ドルを目標価格として設計しており、実際に1米ドル付近で価格が推移していることから、アルゴリズム型ステーブルコインと認識されていますが、1UST=1米ドルの価値を保証するための原資産が確保されているものではなく、相場の変動等により目標価格に対して大きく下落する可能性があります。 2023年(リーマンショック以降最大の銀行破綻で金融不安が顕在化) 年月 出来事 1BTCの価格 2023年1月14日 ビットコインが2万ドル回復 約260万円 2023年3月 米国シリコンバレー銀行(SVB)とシグニチャーバンクが破綻 約360万円 2023年4月 米国ファースト・リパブリック銀行の株価が暴落・翌月破綻 3万ドル台へ 約390万円 2023年6月 ブラックロックがBTC現物ETFを申請 約450万円 2023年10月 SECが敗訴し、BTC現物ETFの承認が現実的に 約550万円 2023年12月 ビットコインが4万ドルに回復 約610万円 ビットコインは既存金融機関の不透明な融資や貸付などに問題を感じているユーザーが期待を寄せているため、2023年上半期のような金融危機ではビットコインへの注目・期待度が高まっています。 2023年1月中旬ごろ、FTXやTerraの破綻の余波が落ちつき、懸念材料が少なくなったビットコインは価格上昇を始めます。1月14日には1BTC=2万ドル(約250万円)を回復し、FTX破綻以降の最高水準となりました。 2023年2月17日には25,000ドルとなり、昨年末から続く市場低迷には歯止めがかかったように見えます。 3月には、米国シリコンバレー銀行(SVB)とシグニチャーバンクが破綻し、リーマンショック以来、最大規模の金融不安となりました。米国の銀行以外では、スイスの金融大手、クレディ・スイスが経営不安に陥りました。 スイス投資銀大手UBSによるクレディ・スイスが買収されるために懸念は一時後退したものの、世界的な利上げやインフレも重なり、価値保存が可能な資産への退避ムードが強まりました。3月20日ごろにはビットコインは一時28,000ドルを突破しました。 4月にはさらに米銀行のファースト・リパブリック銀行の株価が暴落し、金融不安が増大。翌月には破綻しました。ビットコインには好調な雰囲気が漂っており、4月11日に30,000ドルを突破しました。 好調に推移していたビットコインですが、5月には価格が暴騰していたPEPE(ぺぺコイン)によって、ビットコインネットワークのトランザクションがオーバーフローを起こし、ビットコインの送金処理が大幅に遅延。加えて送金手数料が高騰、ついにBinanceがビットコインの出金を一時停止する事態に至ると同月11日には27,000ドルまで価格を落としました。その後、民主党のバイデン米大統領と共和党のマッカーシー下院議長が2年間の非国防支出制御で同意し、米政府のデフォルト懸念が後退したためビットコインの値動きは好転しましたが28,000ドルを越えられず、上値が重い展開が続きます。 6月前半には米SECが世界最大手の暗号資産取引所Binanceやコインベースを提訴、加えてSECに「証券」に該当すると名指しされた暗号資産の取扱いを停止する交換所が続出したことで、一時ビットコイン価格は24,000ドル台まで急落します。 しかし、ブラックロックがBTC現物ETFを申請したことにより相場の風向きが一変しました。ブラックロックに続いてドイツ銀行やクレディ・アグリコルも暗号資産カストディを申請。フィデリティやシタデル、チャールズシュワブが出資する交換所EDXが始動し、さまざまな形態での金融機関の暗号資産参入の動きが活発化したことでビットコインの価格は再び30,000ドルを超える動きをみせます。 その後、7月に入るとリップル裁判でのSEC敗訴によりビットコインの価格は31,000ドルを越える上昇を見せましたが、8月には中国の不動産大手恒大が米国で破産法15条を申請を行い、市場はリスクオフ気味に。加えてイーロン・マスク氏率いるスペースXが保有BTCを売却していたことが判明、さらに25,000ドル台まで価格が急落していきます。 下向きな相場が続くなか、9月に中央銀行が暗号資産の全面禁止を主張していたインド政府が数カ月内に暗号資産に対する方針を策定することを発表しましたが、市場はこの動きを規制緩和の兆候と受け止め上向き方向へのトレンドへの変換していきます。 さらに10月になると、グレースケールのBTCファンドがGBTCのETF(上場投資信託)への切り替え申請を否認したSEC(米国証券取引委員会)の判断を裁判所が取り消した裁判で、SECが控訴を断念。この結果をETF承認へ一歩前進したと市場はポジティブに受け止め、ビットコインは35,000ドル付近まで上昇します。 12月には、ビットコイン価格が1年半ぶりに40,000ドル台に回復します。この値上げは、米利下げやSECによるETF承認への期待の高まりが支援材料になっている可能性があります。 2023年は世界的なインフレとドル高に加え、OpenAI社の「ChatGPT」を代表としてAI系企業への注目が多く集まりました。退避資産としてのビットコインの注目は集まっていますが、テック系・IT系のトレンドはAI関連に注目が集まっているため、過去のバブル期のような大きな値動きは見らません。しかし、FTX破綻以前の水準へ回復し、金融不安での強みが見られた価格推移と言えるでしょう。 SVB破綻に関する詳細な記事はこちら。 シリコンバレー銀行(SVB)はなぜ破綻したのか?暗号資産(仮想通貨)市場への影響も解説 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら 2024年(金融不安から回復、そして成長へ転換) 年月 出来事 1BTCの価格 2024年1月10日 SECが11件のビットコインETFを承認 約680万円 2024年3月5日 ビットコインの価格が1,000万円を突破 約1,030万円 2024年4月15日 香港証券先物委員会(SFC)がビットコインETFとイーサリアムETFを承認 約1,030万円 2024年4月18日 Binanceがビットコ 約940万円 2024年4月20日 ビットコインが4度目の半減期を迎える 約980万円 2024年4月20日 ビットコインでRunesプロトコルが開始 約980万円 2024年5月6日 ビットコインの累積トランザクション数が10億件に到達 約980万円 2024年5月13日 ウェルズ・ファーゴ銀行がビットコインに1億4300万ドルを投資 約960万円 2024年5月21日 ビットコイン価格が日本円建てで初めて1,100万円を超える 約1,115万円 2024年6月7日 ビットコイン価格が日本円建てで過去最高値を更新 約1,124万円 2024年6月19日 ドイツ政府がMovie2k運営から押収したビットコイン5万BTCの売却を開始 約1,030万円 2024年6月24日 マウントゴックスがBTCとBCHの弁済開始を発表 約1,010万円 2024年7月5日 マウントゴックスによるBTCとBCHの弁済が開始 約920万円 2024年7月13日 ドイツ政府がMovie2k運営から押収した全てのビットコインを売却完了 約910万円 2024年8月3日 ビットコインの価格が約900万円に下落 約900万円 2024年8月5日 恐怖指数が再び65以上に上昇 約850万円 2024年8月6日 ビットコイン価格が約780万円に下落 約780万円 2024年8月23日 FRBパウエル議長が連邦金利引き下げを示唆 約880万円 2024年9月19日 FOMCの会合で米FRBが0.5ポイントの大幅利下げを決定 約880万円 2023年の金融不安ムードから一転、2024年はビットコイン現物ETFの承認や半減期など明るい材料が多いとされるため、注目している市場のユーザーは少なくはないのでしょうか。 1月10日には、ついに米証券取引委員会(SEC)がビットコイン現物ETFを承認すると発表しました。市場の動きとしては、この出来事は既に価格に織り込み済みであったのか、「事実売り」が発生し一時は4万1300ドル付近まで下落する反応を見せました。 ビットコイン現物ETFが承認されたことで、投資家はSECの監督下にある証券会社の証券口座を通じて株式などと同様に売買することができ、仮に証券会社が破綻しても投資家の資産は保護されます。加えて7兆ドル(約1,000兆円)の市場規模を持つETFには、金や不動産に投資するETFが既に多く存在し、これにビットコインの現物ETFが新たに加われば、これからより機関投資家や個人投資家がそれを投資対象に組み入れやすくなることが予想されます。 さらにビットコインの価格上昇への追い風は続き、3月5日にはついに1BTC=1,000万円の大台を突破し、3月12日には1BTC=約1,050万円と過去最高値を記録しました。この価格上昇の背景には、ビットコイン現物ETFの米国での承認やマイクロストラテジー社のビットコイン追加購入、そして今年迎える半減期への期待から強気相場が形成されたと考えられます。 4月15日には、香港の証券規制当局である香港証券先物委員会(SFC)が、ビットコインとイーサリアムの現物上場投資信託(ETF)を承認しました。暗号資産の現物ETFの承認は香港では初となります。さらに4月20日にはビットコインが4度目の半減期を迎えます。また、半減期のタイミングにあわせて、Ordinalsの開発者であるケイシー・ロダモール(Casey Rodarmor)氏がビットコインブロックチェーン上で代替可能なトークンの生成と管理を可能にするプロトコルであるRunes(ルーンズ)プロトコルをローンチしています。ただし、半減期を迎えたタイミングではビットコイン価格は1,000万円前後で推移するなど、大幅な変化はありませんでした。 4度目の半減期のあと、ビットコイン価格は過去最高値を更新していきます。2024年5月21日には、ビットコイン価格が日本円建て価格で初めて1,100万円を突破しました。コインチェックのリアルタイムチャートによると、同日の高値は約1,115万円となっています。さらに2024年6月7日にはビットコイン価格が一時約1,124万8000円となり日本円建て価格を更新します。これらの価格上昇は、SECの動きにより、イーサリアム現物ETFが5月に承認される可能性が高まったとの観測が報じられたほか、6月のFOMC開催を控え、米金利の利下げへの期待が高まったことが要因として考えられます。さらに、5月21日は1ドル=156.49円、6月7日は1ドル=155.81円と、年初と比較して10%以上の円安が進行していたことも、日本円建てビットコイン価格の上昇に寄与したと考えられます。 しかし2024年6月後半より、ビットコイン価格の悪材料となるニュースが次々と報じられます。6月19日には、ドイツ政府がCoinbase、Kraken、Bitstampの各取引所にそれぞれ500BTC、合計1,500BTCを送金しました。ドイツ政府が保有しているビットコインは、ドイツ連邦刑事警察局(BKA)が、映画海賊版サイトMovie2k運営から押収したビットコインであり、約5万BTCが押収されていました。ドイツ政府によるビットコイン売却は押収したビットコイン全てを売却する7月13日まで行われ、最終的にビットコイン価格は約910万円まで下落しました。 引用:Arkham さらに6月24日にはマウントゴックスが、債権者にビットコイン(BTC)およびビットコインキャッシュ(BCH)による一部弁済を実施することを発表し、ビットコイン価格下落の引き金となりました。債権者は10年にわたって資金を回収できませんでしたが、この間にビットコインの価格が約85倍上昇しています。そのため債権者の大多数は、弁済されたビットコインおよびビットコインキャッシュを即座に売却し、利益確定に動くことが予想されます。このような見通しが、ビットコインの価格下落をもたらしていると考えられています。 これらの要因に加え、8月初旬から円相場は急速に円高が進み、8月3日にはビットコインの価格が約900万円に下落しました。さらに、8月5日にはVIX指数(恐怖指数)が65以上に上昇。過去に恐怖指数が65を超えたのは、2008年のリーマンショック時と2020年のパンデミック時のみです。8月6日には、ビットコイン価格が約780万円まで下落しました。 8月下旬になると、ビットコイン価格は回復へと向かい始めます。8月23日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は、年次経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」で講演を行いました。この際、パウエル議長は、インフレはFRBの目標である2%に向かいつつあるため、政策を調整する「時期が来た」とし、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げに着手する可能性を示唆しました。この発言を受け、ビットコイン価格は24日までに約930万円まで上昇しました。さらに、9月19日のFOMCの会合で米FRBが0.5ポイントの大幅利下げを決定し、ビットコイン価格は上昇。2024年9月28日時点でビットコイン価格は940万円前後で推移するなど、8月と比較すると高値で推移しています。 ビットコイン(BTC)の価格が上昇する理由 過去の価格推移を見ていくと、ビットコインの価格が上昇する要因には以下の4つがあることがわかります。 ・ビットコインの利用が普及する・メディアに紹介されて知名度が上がる・半減期による影響・有事の際に避難通貨として買われる・行政機関による利用が発表される それぞれどのような内容なのか、順番に見ていきましょう。 価格が上昇する原因①「ビットコインの利用が普及する」 例えば、大手企業が提供するサービスの「決済方法」として採用されると、ビットコインの価格は上昇する傾向があります。 先述の「ビットコイン(BTC)価格推移の歴史」でもご紹介した通り、ビットコインは過去にWordPressや百度(バイドゥ)、Dell、マイクロソフトなどの決済手段として採用されるたびに、価格が上昇しました。 直近で最も注目された採用事例は、2021年3月にテスラの電気自動車の購入手段として採用された事例だと言えます。(2021年5月に暗号資産マイニングが環境に与える影響を理由として停止) 企業に決済手段として採用されることで、より世の中に普及していき、通貨としての需要が拡大していくことが予想されるため、こうしたニュースが流れると多くの投資家がビットコインを購入する傾向があります。 ビットコインの利用の普及度合いを調べる指標としては、アクティブアドレス数が挙げられます。 アクティブアドレスとは、特定の期間内においてウォレット間の送受信記録(トランザクションの発行記録)が存在しているアドレスの数を表した指標です。 この指標からはビットコインネットワークがどれだけ使われているのか、などを読み取ることが可能です。 引用:Glassnode Studio 上のグラフは、2009年1月3日から2022年4月26日までの1日ごとのアクティブアドレスの推移を表しています。 黒のラインがビットコインの対数価格の推移、オレンジ色のラインがビットコインのアクティブアドレスの推移を表しています。 こうして見ると、ビットコイン価格の上昇にともなってアクティブアドレスの数も増加傾向にあったことが分かり、ビットコインの利用は年々普及が進んでいると解釈することが可能です。 このような指標についてより詳しく知りたい場合は、「初心者でも分かるオンチェーン分析!特徴やデータの入手方法を簡単解説!」をご覧ください。 価格が上昇する原因②「メディアに紹介されて知名度が上がる」 2009年に誕生したばかりのビットコインは、株式投資やFXなどに比べると認知度が低く、市場に参入している人が少ないという側面があります。 そのため、テレビや雑誌などでビットコインが取り上げられると、知名度が上がり、それに伴い新規の購入者が増えて価格が上昇することがあります。 実際に、ビットコインは過去にアメリカのTIME誌や日本のNHKで特集されるたびに、大幅に値上がりしました。 ただし、悪いニュースでは逆効果な場合もあるため、知名度が上がったからといって必ずしも価格が上がるわけではないというのは留意しておきましょう。 価格が上昇する原因③「半減期による影響」 ビットコインにおける半減期とは、マイニング(採掘)の報酬が半分になるタイミングのことをいいます。 暗号資産業界では、ビットコインの価格は半減期前後に上昇しやすいという説があります。しかし、なぜ半減期になるとビットコインの価格が値上がりするのでしょうか? よく言われるのが、「半減期を過ぎるとマイニングによって得られるビットコインの数量が半分に減るので、マイナーによって売却される数量が減るため」というものです。 上記の理由が本当に正しいのか、その真偽は定かではありません。ただし、過去3回の半減期前後に価格が上昇しているというのは事実です。 2020年5月予定のビットコインの半減期とは?仕組みや影響を解説 Coincheck 価格が上昇する原因④「有事の際に避難通貨として買われる」 ビットコインには、有事の際に価格が上昇しやすいという特徴があります。 先述の通り、2013年3月に起こった「キプロス危機」の際には、ユーロなどの法定通貨に対する信用が低下し、避難通貨としてのビットコインに人気が集まりました。 最近では、2019年11月に自国通貨ペソの急落が続くアルゼンチンの暗号資産取引所で、他国の取引所のビットコインより32%以上高いプレミアム価格が記録されました。 しかし、このパターンで価格上昇する際には、「有事が起きている地域が限定されている」ことが条件となります。新型コロナウイルスなどが原因で起こる世界規模の金融危機下では、ビットコインの価格は株や原油などと同様に下落する傾向にあります。 暗号資産の価格が上がる仕組みについては、こちらの記事で詳しく解説しています。 暗号資産(仮想通貨)の価格はなぜ上がる?仕組みを理解し急騰に備えよう! Coincheck 価格が上昇する原因⑤「行政機関による利用が発表される」 行政機関による利用の発表は、2021年において顕著なビットコインの値上がり要因でした。 2021年9月7日、中米のエルサルバドルでビットコインを法定通貨とする法律が施行されました。この出来事は市場へ大きなインパクトを与え、それまで1BTC約500万円だった価格は約1か月後には約755万円にまで躍進しました。 エルサルバドルの事例以外には、スイスのルガーノ市の事例が挙げられます。2022年3月にスイスのルガーノ市は、個人および法人の税金の支払いや公共料金の支払い、授業料の支払いをビットコインによる決済で受け入れることを発表しました。税金の支払いにビットコインが利用可能となることは、実質的なビットコインの法定通貨化を意味しています。 ビットコイン(BTC)の価格が下落する理由 反対に、ビットコインの価格が下がる原因としては主に以下の2点が挙げられます。 ・各国の規制強化による影響・取引所のハッキングにより信用が低下する・オンチェーン指標の悪化 こちらについても、順番に解説していきます。 価格が下落する原因①「各国の規制強化による影響」 これまでの価格推移を見ると、各国政府による暗号資産に対する規制強化が発表されたときに、ビットコインをはじめとする暗号資産の価格が大幅に下落していることがわかります。 その代表的な例としては、中国政府が2013年と2019年の2度にわたり規制強化を発表し、その都度ビットコインの価格が暴落するという出来事がありました。 暗号資産に関する法規制を整備するのは、詐欺やマネーロンダリングなどの犯罪を防ぐ目的で行われるため、長期的に見れば必要不可欠なことと言えます。一方で、短期的には自由な暗号資産取引を阻害するものとして、市場にマイナスの影響を与えることがあります。 【2020年最新】中国の暗号資産市場とこれまでの流れを解説 Coincheck 価格が下落する原因②「取引所のハッキングにより信用が低下する」 暗号資産取引所がハッキングの被害に遭ったときも、ビットコインの価格は暴落する傾向があります。 暗号資産の売買は、取引所を介して行うのが一般的です。多くの投資家は、自身が保有する暗号資産や法定通貨を取引所に預ける形で取引を行っています。 そのため、取引所がハッキングされたというニュースが流れると、投資家の中には自分が預けている暗号資産も盗まれてしまうのではないかと不安を感じ、一刻も早く市場から資産を引き上げようと考える人が出てきます。 その結果、多くの投資家が一斉に暗号資産を売却し、それに伴い市場価格が急落するのです。 ビットコイン(BTC)の暴落理由と今後の暴落に備える方法 Coincheck 価格が下落する原因③「オンチェーン指標の悪化」 暗号資産市場における市場心理を反映した指標の一つとして、ネットフロー(Netflow)と呼ばれるものがあります。 端的にこの指標について説明すると、ネットフローがプラスであれば弱気相場であることが分かり、一方でネットフローがマイナスであれば市場が強気相場だと分かります。 以下にネットフローのグラフを例示します。 引用:Glassnode Studio 上のグラフは、1日ごとのビットコインに関する取引所へのネットフローの推移を表しています。データの期間は、2011年8月17日から2022年6月26日です。 黒のラインがビットコインの対数価格の推移、グリーンの棒グラフがプラスのネットフロー、赤色の棒グラフがマイナスのネットフローを意味します。 概して、ビットコイン価格の暴落直前にはネットフローは大きなプラスとなっている傾向が見て取れますね。 ネットフローについてより詳しい情報を知りたい方は、「初心者でも分かるオンチェーン分析!特徴やデータの入手方法を簡単解説!」をご覧いただけますと幸いです。 Coincheckの無料登録はこちら 引き続き将来性が期待されるビットコイン(BTC) 暗号資産の市場は、まだまだ成長過程です。未熟であるともいえますが、これから参入すれば大きな利益を挙げられる可能性もあるといえるでしょう。 Coincheckでは500円から暗号資産の取引を行うことができますので、投資の初心者であっても少額から始めることができます。ビットコインなどの暗号資産の取引に関心を持った方は、まずはCoincheckに口座開設を行うところから始めてみてはいかがでしょうか。 Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアル Coincheck

「レバレッジ取引」は、仮想通貨取引にも使われている投資手法のひとつで、手持ち資金の数倍もの取引ができます。ビットコイン(BTC)を例にして、レバレッジ取引について解説していきます。 Coincheckの無料登録はこちら ビットコイン(Bitcoin/BTC)は仮想通貨で知名度No.1 仮想通貨といえば、ビットコイン(BTC)の名前を挙げる人は多いのではないでしょうか。 それほどビットコイン(BTC)は知名度が高く、流通量も多い仮想通貨なのです。また、仮想通貨の中で、時価総額が最も高いのもビットコイン(BTC)です。 仮想通貨の市場が大きくなればなるほど、ビットコイン(BTC)の値段も上がっていくと期待されていることもあってか、数ある仮想通貨の中でも時価総額1位を維持しています。 Coincheckの無料登録はこちら ビットコイン(Bitcoin/BTC)でレバレッジ取引を行うとは? レバレッジ取引とは、「小さな資金で大きな取引を行えるしくみ」です。 ビットコイン(BTC)も多くの仮想通貨の取引所でレバレッジ取引を行うことができます。元々、レバレッジという言葉は、「テコの原理」という意味です。 テコを使うと、小さな力で重い物を持ち上げたり、強い力でものをつかんだりできます。仮想通貨の通常の取引である「現物取引」では、手持ち資金の分までしか通貨を取引できません。 しかし、レバレッジ取引を使うと、手持ち資金の数倍もの取引を行うことができます。例えば「レバレッジ2倍」なら、10万円の手持ち資金で20万円までの取引が可能になるのです。 「証拠金」と「建玉」で成り立つレバレッジ取引 手持ち資金の数倍という大きな取引ができるレバレッジ取引のしくみは、「証拠金」と「建玉(たてぎょく)」にあります。 レバレッジ取引を始めるときは、まず基本的には仮想通貨の取引所に証拠金を預けます。仮にレート5倍の取引所に10万円を預けたとしましょう。 すると、取引所は証拠金を担保に、40万円を貸し付けます。これで、証拠金の5倍となる、50万円までの取引ができるのです。 ただし、この40万円は、実際にお金を貸すわけではなく、「貸したと仮定する」だけです。ですから、利子はかかりません。また、取引にしても、実際に仮想通貨の現物を売買するわけではなく、建玉をやりとりするだけです。 建玉とは、「ある通貨を期日までにどれだけ売買する」という、約束と考えるといいでしょう。ですから、レバレッジ取引でビットコイン(BTC)を10万円買ったとしても、それは「買うことを約束した」にすぎず、10万円分のビットコイン(BTC)が手元に入ってくるわけではありません。 仮想通貨の取引所にロスカットされることもある レバレッジ取引では現物は動きませんが、その資金を仮想通貨の取引所から借り入れています。もちろん、レバレッジ取引で損失を出してしまうことも考えられます。 なお、預けた証拠金額に迫るほど損害が拡大してしまったときのために、多くの仮想通貨の取引所では「強制ロスカット」を導入しています。強制ロスカットとは、損失を早めに確定させて、強制的に決済するしくみのことです。 もちろん、価格が大きく動いた場合には、証拠金以上の損失が発生する可能性がありますので、資金はある程度余裕を持っておきましょう。 一般的に、強制ロスカットが発動されるタイミングは、「証拠金維持率」という数値を基準にしています。例えば、証拠金維持率が100%以下になるとメールによって警告が送られ、50%を下回ると強制ロスカットとなったりします。 ビットコイン(Bitcoin/BTC)のレバレッジ取引のメリットについて レバレッジ取引にはいくつかのメリットがあります。それぞれ、簡単にご説明します。 1. 短期間で大きな利益を狙える ビットコイン(BTC)の取引によって大きな利益をつかむには、タイミングを逃さず、しかも大きな資金を投下しなくてはなりません。 元手の資金を簡単に増やすことはできませんが、レバレッジ取引を利用すれば、「ここぞ」という絶好の機会に、大きな利益を生み出すことができる可能性があります。 2. 小さな資金でも高い利益率を出せる 少ない資金でも大きな取引ができるため、利益率を上げられることもレバレッジ取引のメリットです。 ビットコイン(BTC)の取引に使えるお金があまり多くなくても、レバレッジ取引をうまく使えば、資金の少なさをカバーして十分な利益を上げることができる可能性がありマス。 3. 値下がりしても利益を出せる レバレッジ取引は、現物ではなく建玉を使った取引です。 そのため、ビットコイン(BTC)を持っていなくても、「ビットコイン1.5BTC売り」という建玉を立てることができます。これによって、値下がり局面でもプラスを出すことができるのです。 例えば、1BTC=50万円のとき、「この後、大きく値が下がりそうだ」という読みがあれば、そこで「ビットコイン1BTC売り」と注文を入れます。そして、読みどおりに値が下がり、1BTC=45万円となったところで「ビットコイン1BTC買い」の注文を入れ、取引を終了します。 ビットコイン(BTC)そのものは大きく値を下げたのですが、50万円で売ったものを45万円で買い戻したことで、50,000円の利益を出すことができるのです。 Coincheckの無料登録はこちら ビットコイン(Bitcoin/BTC)のレバレッジ取引のデメリットについて レバレッジ取引にはメリットもありますが、デメリットもあります。 1. 損失も大きくなりがち レバレッジ取引では、利益と同じく、損失も大きくなりがちです。 場合によっては、預けた証拠金を大きく削り、さらにそれ以上に損失が膨らむこともあります。そうした事態を避けるためにロスカットのしくみがあるのですが、やはり大事なのはあなた自身の判断です。 「損失がさらに膨らみそうだ」と見たならば、早めに損切りしてしまうことも大切です。また、レバレッジ取引は投資の初心者にはハードルの高い取引です。 2. 初心者にはハードルが高い また、レバレッジ取引を成功させるには、基本的にはチャート分析やファンダメンタル分析などを駆使して取引を行う必要があります。 様々な投資の知識や経験が必要になりますので、初心者にはハードルが高い取引の方法です。そのため、これから仮想通貨の取引を始めようという初心者の方は、まずは通常の現物取引に慣れてからレバレッジ取引に取り組まれる方が良いでしょう。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck