初心者でも利用しやすいため、多くのユーザーに利用されている暗号資産(仮想通貨)の取引所Coincheckは、手数料が高いといわれることもあります。
そこでこの記事では、
について解説していきます。
この記事を読めば、Coincheckで暗号資産取引をするのに必要な手数料や、Coincheckで取引するメリットが分かります。
Coincheckの手数料は本当に高いのか、ウワサの真偽を確かめてみましょう。
※手数料は、2022年10月時点の金額です。
目次
- Coincheck(コインチェック)の手数料は高いの?
- 手数料以外のCoincheck(コインチェック)のメリット
- Coincheck(コインチェック)の手数料の種類
- Coincheck(コインチェック)の入金手数料
- 2018年10月から一部の銀行で24時間365日即時振込が可能に
- Coincheck(コインチェック)の出金手数料
- Coincheck(コインチェック)の暗号資産入金手数料
- Coincheck(コインチェック)の暗号資産送金手数料
- Coincheck(コインチェック)の取引手数料
- Coincheck(コインチェック)での口座開設がおすすめな人
- 初心者なら迷わずCoincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)の手数料は高いの?
Coincheckの手数料は高いといわれることもありますが、取引所のビットコイン手数料が無料であるなど、他の取引所と比べて特別高いとはいい切れません。
Coincheckの取引所には、何度取引をしてもビットコインの取引手数料が掛からないというメリットがあります。そのため、頻繁にビットコインを売買したい人にとってはお得な取引所といえるでしょう。
手数料以外のCoincheck(コインチェック)のメリット
Coincheckには次のようなメリットもあります。
- 1.初心者でも使いやすい
- 2.暗号資産の種類が豊富
- 3.すべての暗号資産を日本円で購入できる
- 4.最大年率5%の貸暗号資産サービスがある
- 5.スマホアプリが使いやすい
それぞれどのような特長なのか、順番に見ていきましょう。
1. 初心者でも使いやすい
1つ目のメリットは、取引画面が見やすく、初心者にとっても操作が容易であることです。
2. 暗号資産の種類が豊富
2つ目は、暗号資産の取り扱い数が多いことが挙げられます。
2021年前半にはCoincheckが取り扱っていた暗号資産は軒並み上昇し、大きな利益をあげた人も少なくないといわれています。
Coincheckでは、2024年10月時点で31種類の暗号資産を取り扱っています。
- ビットコイン(BTC)
- リップル(XRP)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- リスク(LSK)
- ネム(XEM)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- アイオーエスティー(IOST)
- エンジンコイン(ENJ)
- パレットトークン(PLT)
- サンド(SAND)
- ポルカドット(DOT)
- フィナンシェトークン(FNCT)
- チリーズ(CHZ)
- チェーンリンク(LINK)
- メイカー(MKR)
- ダイ(DAI)
- ポリゴン(POL)
- イミュータブル(IMX)
- アクシーインフィニティ(AXS)
- エイプコイン(APE)
- ラップドビットコイン(WBTC)
- アバランチ(AVAX)
- シバイヌ(SHIB)
- ブリリアンクリプトトークン(BRIL)
- ブラッドクリスタル(BC)
3. すべての暗号資産を日本円で購入できる
3つ目は、取扱通貨のすべてを日本円から直接購入できることです。暗号資産の取引所の中には、暗号資産の種類によっては、ビットコインでしか購入できないこともあります。
例えばビットコインでしかアルトコインを購入できないと、日本円からビットコインを購入する際とビットコインからアルトコインに購入する際の2回手数料が発生し、必要のない取引手数料を払うことになってしまいます。
その点、Coincheckならすべての通貨を日本円あるいはビットコインで直接購入することができるため、手間を省いてすぐに購入できる使い勝手の良さがあります。
4. 最大年率5%の貸暗号資産サービスがある
4つ目は、最大年率5%の貸暗号資産サービスがあることです。
貸し暗号資産サービスは、ユーザーの保有している暗号資産を一定の期間Coincheckに貸し出すことで、契約期間満了後に貸し出した暗号資産と同量、同等の暗号資産とともに利用料がプラスされて返却されます。
暗号資産は寝かせているだけでは増えませんが、長期保有を考えているユーザーからは、賢く運用できるサービスとして好評を得ています。
5. スマホアプリが使いやすい
Coincheckのスマホアプリでは、資産状況の確認だけでなく日本円の入出金、暗号資産の購入・売却、暗号資産の受け取りと送金も可能です。
また、総資産画面やチャート画面が見やすく、ウィジェット機能やプッシュ通知機能もあるため、簡単な操作で知りたい情報を手早く得ることができます。
特にウィジェット機能を利用することで、スマホからいつでもどこでもリアルタイムで暗号資産の価格や変動率を即座に確認することが可能です。
Coincheckが選ばれる理由
Coincheckが選ばれる理由には、主に以下の点が挙げられます。
- アプリダウンロード数、5年連続「国内No.1」
- 取り扱い通貨数NO.1
Coincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。
「Coincheckアプリ」は、初心者でも使いやすいUI/UXに加え、国内最大級の暗号資産の取扱い数が支持され、暗号資産取引のファースト口座として多くの方々にご利用いただいております。
※ 対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak
Coincheck(コインチェック)の手数料の種類
Coincheckで暗号資産の取引をするためには、主に以下の5種類の手数料がかかります。
それぞれの手数料の詳細について、以下で詳しく見ていきましょう。
Coincheck(コインチェック)の入金手数料
Coincheckで暗号資産を購入するには、Coincheckの口座にあらかじめ日本円が入金されている必要があります。口座に入金する際にかかるのが入金手数料です。
Coincheckでは、銀行振込、コンビニ入金、クイック入金の3つの入金方法をご利用いただけます。下の表は、各入金方法と手数料の関係を表しています。
表からもわかる通り、入金手数料は入金方法や入金額によって異なるのでご注意ください。
2018年10月から一部の銀行で24時間365日即時振込が可能に
これまで銀行振込は、営業時間の制約などの関係で入金が反映されるまでに時間がかかるといわれていました。
ですが、全国銀行協会(全銀協)は、2018年10月から24時間365日いつでも他行口座にお金を即時に振り込める新システムを稼働させることを発表し、これによって着金の問題は大幅に改善されました。
新システムには一部の銀行はまだ参加していませんが、三菱UFJ銀行や三井住友銀行、住信SBIネット銀行やりそな銀行など、全銀協に加盟する全国の金融機関の約500行が参加しています。
今回の新システムは、LINE Payなど新しいサービスの24時間送金サービスに対する危機感が背景にあるといわれています。夜間や休日に振り込むためには送金元と振込先の双方の銀行が新システムに対応していることが条件となるものの、他行への振り込みは午後3時までという制約がなくなりました。
今後は平日午後6時に、ネットバンキングで振込をしてもその日のうちに処理されるようになります。その結果、日中仕事などで送金手続きができないユーザーの利便性は大きく向上したといえそうです。
Coincheck(コインチェック)の出金手数料
暗号資産を利益確定した後に、日本円に交換してCoincheckの口座から自分の銀行口座に出金する際には「出金手数料」がかかります。
出金の上限額は1回あたり5,000万円で、出金手数料は一律407円かかります。
Coincheck(コインチェック)の暗号資産入金手数料
他の暗号資産取引所の口座やウォレットから暗号資産を送金する際にかかる手数料は「暗号資産入金手数料」です。
暗号資産での入金手数料は通常は無料です。
普段は入金までにそれほど時間はかかりませんが、暗号資産によってはトランザクションが混雑すると、送金に時間がかかる場合もあります
ただし、それは暗号資産取引所のサービスではなく、暗号資産の性質によるものであるため、取引所を変えても入金スピードは変わりません。
Coincheck(コインチェック)の暗号資産送金手数料
Coincheckの口座から、他の取引所の口座やウォレットに暗号資産を送金する際にかかるのが「暗号資産送金手数料」です。
その際にかかる手数料は、暗号資産の種類によって異なります。Coincheckでは、通貨ごとの送金手数料を以下のように設定しています(2023年8月時点)。
- ビットコイン(BTC):0.0005 BTC
- イーサリアム(ETH):0.005 ETH
- イーサリアムクラシック(ETC):0.01 ETC
- リスク(LSK):0.1 LSK
- リップル(XRP):0.15 XRP
- ネム(XEM):0.5 XEM
- ライトコイン(LTC):0.001 LTC
- ビットコインキャッシュ(BCH):0.001 BCH
- モナコイン(MONA):0.001 MONA
- ステラルーメン(XLM):0.01 XLM
- クアンタム(QTUM):0.01 QTUM
- ベーシックアテンショントークン(BAT):130.0 BAT
- アイオーエスティー(IOST):1.0 IOST
- エンジンコイン(ENJ):54.0 ENJ
- パレットトークン(PLT):274.0 PLT
- サンド(SAND):42.0 SAND
- ジム(XYM):1.0 XYM
- ポルカドット(DOT):0.1 DOT
- フレア(FLR):0.1FLR
- フィナンシェトークン(FNCT):19343.0 FNCT
- チリーズ(CHZ):223.0 CHZ
- チェーンリンク(LINK):3.0 LINK
- ダイ(DAI):25.0 DAI
- メイカー(MKR):0.038 MKR
- ポリゴン(POL):0.1 POL
なお、Coincheckユーザー間の送金手数料は無料となっています。
また、Coincheckは送金遅延等を防止および緩和し、お客様により安定したサービスを提供することを目的として、2020年11月25日より一部暗号資産において変動型送金手数料を導入しました。
各通貨の変動型送金手数料については、以下をご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の取引手数料
Coincheckには暗号資産の取引をする方法が2つあります。
1つ目は、Coincheckとユーザーが直接取り引きする販売所での取引、2つ目はユーザー同士が取引する取引所での取引です。
販売所手数料
販売手数料は一定ではありません。厳密にはスプレッドが手数料のような位置付けになります。
スプレッドとは買う時の値段と売る時の金額の差を表します。
取引所手数料
取引所での取引にかかる手数料はこちらをご覧ください。
取引所では、ユーザー同士が直接やりとりすることができます。
取引所での板取引は販売所での取引に比べると複雑で、売買したい価格ですぐに取引できるとも限らない点には注意が必要です。
ただし、ビットコインの取引を頻繁にしたいトレーダーなどにとっては、指値注文や逆指値注文などを利用できるため便利といえるでしょう。
なお、Coincheckの取引所では以下20種類の通貨の売買を行うことができます。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- モナコイン(MONA)
- パレットトークン(PLT)
- リスク(LSK)
- フィナンシェトークン(FNCT)
- ダイ(DAI)
- ラップドビットコイン(WBTC)
- ブリリアンクリプトトークン(BRIL)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- シバイヌ(SHIB)
- ネム(XEM)
- アイオーエスティー(IOST)
- エンジンコイン(ENJ)
- アバランチ(AVAX)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- イミュータブル(IMX)
- チリーズ(CHZ)
- ブラッドクリスタル(BC)
- イーサリアム(ETH)
Coincheck(コインチェック)での口座開設がおすすめな人
Coincheckで口座開設するのに適した人は、例えば以下のような方が挙げられます。
1. 暗号資産の取引が初めての人
1つ目は暗号資産の取引が初めての人です。Coincheckは初心者でも操作がわかりやすく使いやすいとの定評があるからです。
2. スマホアプリで取引を完結したい人
2つ目はスマホアプリで取引を完結したいと考えている人です。Coincheckのスマホアプリでは、チャートの確認だけでなく実際の取引も可能です。
アプリでは取引できない取引方法もいくつか存在するものの、スマートフォンで取引ができるとタイミングを逃さず売買できるため、アプリで取引できるメリットは大きいでしょう。
3. さまざまな暗号資産を購入したい人
3つ目はさまざまな暗号資産を購入したい人です。Coincheckは国内の暗号資産取引所の中でも、暗号資産の取り扱い数が多いことで知られています。
2018年に匿名性の高いコインなどの取り扱いが停止になりましたが、依然としてCoincheckの暗号資産の取り扱い数は国内取引所の中ではトップクラスとなっています。
4. ビットコイン(BTC)のトレードをしたい人
4つ目はビットコインのトレードをしたい人です。
Coincheckのビットコイン取引所は取引手数料が無料なため、頻繁にビットコインの売買をしたいユーザーには使い勝手のよい取引所であるといえるでしょう。
5. 暗号資産の長期保有を検討している人
5つ目は、長期保有を考えている人です。Coincheckには、Coincheckに保有通貨を貸し出して、利用料を得られる貸暗号資産サービスがあります。
利益を出すためには売買を繰り返す必要があり、保有しているだけでは増やすことができません。他方、貸暗号資産サービスでは最大年率5%で暗号資産を運用することができます。
このサービスはCoincheckの口座を持っている人であれば、煩わしい手続きをする必要なくすぐ始められます。
長期でじっくり値上がり益を待ちたいと考えているユーザーにとって、Coincheckの貸暗号資産サービスは喜ばれるサービスとなっています。
初心者なら迷わずCoincheck(コインチェック)
Coincheckの手数料は高いといわれることがありますが、実際には使い方次第であるともいえそうです。
特にこれから暗号資産を始めたいと考える初心者にとっては、使い勝手や操作性もポイントとなります。その点、Coincheckはユーザー登録から口座開設まで簡単にできるうえ、見やすい画面で操作に迷う心配がありません。
また、値動きの激しい暗号資産はタイミングを逃さずに取引をすることが大切なので、スマートフォンで取引が完結する点も重要です。
さらに、ビットコインの取引をメインに考えている人なら、Coincheckのビットコイン取引所を上手に活用すれば他の取引所を利用するよりもお得に取引ができます。
最後に、ここまでの内容をまとめてみましょう。
◎Coincheckでの暗号資産取引で必要な手数料の種類
- Coincheckのウォレットに日本円を入金する際にかかる入金手数料
- 暗号資産を日本円に交換して自分の銀行口座に出勤する際の出金手数料
- 他の取引所の口座やウォレットから暗号資産を送金する際の暗号資産入金手数料
- 他の取引所の口座やウォレットに暗号資産を送金する際にかかる暗号資産送金手数料
- ユーザー同士が取引する取引所で必要な取引手数料
2018年にマネックスグループ入りしてより使いやすくなったCoincheckで、口座開設をしてみてはいかがでしょうか。