アルトコインとは?有名なアルトコインの特徴・見分け方を解説

アルトコインとは、ビットコイン(BTC)以外の暗号資産(仮想通貨)のことです。ビットコインの代わりのコイン(alternative coin)を略して「アルトコイン(altcoin)」と呼ばれています。

イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)など時価総額の大きいコインから、時価総額の小さい無名のコインまでその種類は様々です。アルトコインは、一般的にビットコイン(BTC)よりもボラティリティが大きく、将来有望だと注目を集めるものもあれば、価格が大きく下落してしまうものもあります。

そこで今回は、有名なアルトコインの特徴や見分け方などについてわかりやすくご紹介します。

※本記事はアルトコインの価格上昇を保証するものではありません。投資はご自身の判断と責任において行ってください。

この記事でわかること

アルトコインとは、ビットコイン(BTC)以外の暗号資産のこと

アルトコイン

アルトコインとは、ビットコイン(BTC)を除くすべての暗号資産のことを指し、「alternative coin(オルタナティブコイン)」の略称です。オルトコインとも呼ばれ、ビットコイン(BTC)の代替コインという意味合いがあります。

アルトコインの特徴とビットコインとの違い

アルトコインの特徴として、以下の3つが挙げられます。

  • 種類が多い
  • 用途の違い
  • ボラティリティが高い

それぞれ詳しく見ていきましょう。

種類が多い

アルトコインは、数千種類が存在すると言われています。

企業・自治体で発行される通貨や、コミュニティ内で使用されている通貨など、その用途も多岐に渡ります。

ビットコイン(BTC)は世界中の取引所で取り扱いがありますが、アルトコインは取り扱いのある取引所が比較的少ないのが特徴です。

特に、時価総額が低いマイナーなアルトコインになると、一部の取引所でしか取り扱いがない場合が多くあります。

用途の違い

アルトコインは、開発の目的によってそれぞれ異なった特徴があります。ビットコイン(BTC)のように通貨として使われることを目的にしたものもあれば、defiやNFT、Dappsといった専門領域での使用を目的としたアルトコイン、スケーラビリティ問題の解消、送金時間の短縮といったビットコインの課題解決を目的としたアルトコインもあります。

アルトコインを取引しようと考えている人は、それぞれの通貨の特徴を良く理解してから、購入を検討する必要があります。

ボラティリティが高い

アルトコインの特徴として、ボラティリティが高いことも挙げられます。

ボラティリティ(Volatility)とは、価格変動性のことです。

時価総額が大きい金融資産は、大口取引が価格に与える影響が小さくなります。そのため、ビットコインは徐々にボラティリティが低くなる傾向が見られます。

参考:JPモルガン「ビットコインのボラティリティ低下は金融機関を惹きつける」

アルトコインは時価総額がビットコインに比べて小さいため、ボラティリティが高いです。大きな値上がりを期待できる分、大きく価格が上下することが多いのが特徴です。

将来性の高いアルトコインを見分けるポイント

アルトコイン

この記事を読んでいる方の中には、「アルトコインの数が多すぎて、どれを買ったらいいのかわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

将来性の高いアルトコインを見分けるポイントには、以下のようなものがあります。

  • 知名度のある取引所に上場している
  • 出来高が多い
  • 通貨としての性能が優れている(実績のある開発陣)
  • SNSなどで情報を頻繁に発信している
  • 「ホワイトペーパー」の内容がしっかりしている

それぞれ詳しく解説していきます。

知名度のある取引所に上場している

発行したコインを投資家やトレーダーに売却するには、暗号資産取引所に上場する必要があります。そして、ユーザーを多く抱えていて取引量が多い取引所ほど、通貨を上場する際に必要となる費用も高額になるのが一般的です。

そのため、よく耳にする取引所に上場している場合、運営者に上場費用を負担できるだけの財政的な余裕があり、運転資金が豊富にあるケースが多くなっています。

出来高が多い

出来高(一日の取引量)が多いことも、将来性の高いなアルトコインであるかを見分ける基準になります。

一般的に、人気のある通貨は取引量が多い(流動性が高い)ため、自分の好きなときに売買することが可能です。逆に、知名度のない通貨は取引量が少ない(流動性が低い)ため、自分の好きなタイミングで売買ができないことがあります。

なお、通貨の出来高はCoinMarketCapやCoinGeckoなどの価格情報を提供しているサイトで確認することができます。

出来高

引用:CoinMarketCap

通貨としての性能が優れている(実績のある開発陣)

暗号資産は送金速度がそれぞれ異なり、送金速度が速い(処理能力が高い)ほど高性能とされています。

そして、一般的に高性能なコインほどさまざまな事業で採用されやすく、需要が高くなる傾向があります。そのため、投資家の中には通貨の性能を見て将来性を判断する層も一定数います。

またそれに関連して、実績のある開発陣がいることも通貨のポテンシャルを見分ける際の判断材料になります。アルトコインの中には、計画通りに開発が進まず途中で頓挫してしまうプロジェクトや、運営者が集めた資金を持ち逃げするといった詐欺が起こることがあります。

その点、実績のある著名な開発陣がメンバーにいると、そのようなアクシデントが起こる可能性を抑えることができます。さらに、過去の実績により通貨の期待値が上昇しやすいというメリットもあります。

SNSなどで情報を頻繁に発信している

開発状況や提携に関する情報などを、SNSなどでこまめに発信しているかどうかも運営の信頼性を測るうえで重要な目安となります。

一般企業でも、広報活動が消費者や投資家から信用を得るために重要な役割を果たしますが、それは暗号資産の世界でも変わりません。暗号資産を購入する際は、事前にそのコインのSNSや公式サイトなどをチェックして、情報が頻繁に更新されているかを確認することをおすすめします。

「ホワイトペーパー」の内容がしっかりしている

ホワイトペーパーとは、ICO(Initial Coin Offering)による資金調達の際に通貨の発行元が公開する事業計画書のようなものです。

一般企業の場合、銀行からお金を借りたり投資家から出資をしてもらったりする際に事業計画書が必要になります。それと同じように、暗号資産の発行元は資金調達をする際にホワイトペーパーを用意します。

ホワイトペーパーには、通貨の発行目的や技術的な内容などが書かれているのが一般的です。暗号資産を購入する際は、事前にホワイトペーパーを読んで、通貨の計画性や将来性を確認してから購入することで、投資に失敗するリスクを減らすことができます。

主要なアルトコイン一覧!特徴や最高値を解説

アルトコイン

多くの種類があるアルトコインの中で、特に時価総額が大きく将来性が期待できる主要なアルトコインを9銘柄をご紹介します。

  • イーサリアム(ETH)
  • リップル(XRP)
  • シバイヌ(SHIB)
  • アバランチ(AVAX)
  • ポルカドット(DOT)
  • チェーンリンク(LINK)
  • ポリゴン(MATIC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(LTC)

イーサリアム(ETH)

まずは時価総額でトップクラスを誇る、イーサリアム(ETH)です。

こちらは、イーサリアムの概要をまとめた一覧表です。

通貨単位 ETH
誕生 2013年に考案(正式リリースは2015年)
価格(2024年3月18日時点) 約532,000円
時価総額(2024年3月18日時点) 約64兆円(2位)
過去最高値 約560,000円(2024年3月)
発行上限枚数 なし
コンセンサスアルゴリズム PoS
ホワイトペーパー https://github.com/ethereum/wiki/wiki/White-Paperr
関連サイト https://ethereum.org/ja/

続いて、イーサリアムの主な特徴について解説していきます。

1. 発行上限がない

1つ目が「発行枚数上限が無制限である」点です。

ビットコインには2,100万枚という上限があるのに対し、イーサリアムには上限がありません。

上限がないことに希少価値の問題で不安視する声もありますが、イーサリアム自体が多くの人に開かれる目的で開発されたために、上限が設定されていないのです。

2. スマートコントラクト

2つ目が「スマートコントラクトという仕組みがある」点です。

ブロックチェーン上に、取引情報に加えて、契約なども書き込むことができ、自動でその契約を執行させることなどができます。

イーサリアムのブロックチェーンも改ざんや不正が難しいこともあり、さまざまな場面での活用が期待されています。

3. ICOによく利用される

3つ目が「ICO(イニシャルコインオファリング)によく利用される」点です。

ICOとは、プロジェクトを実行するためにトークンを使った資金調達のことで、多くのICOがイーサリアムのブロックチェーンを利用しています。

イーサリアム(ETH)のブロックチェーン上であればトークンを発行しやすかったり、ウォレットの管理が簡単などのメリットが多いこともあり、多くのトークンの基盤を成しているのがイーサリアムといえます。

リップル(XRP)

続いてはリップル(XRP)です。

通貨単位 XRP
誕生 2012年
価格(2024年3月18日時点) 約92円
時価総額(2024年3月18日時点) 約5兆円(6位)
過去最高値 約380円(2018年1月)
発行上限枚数 1,000億枚(すべて発行済み)
コンセンサスアルゴリズム PoC(Proof of Consensus)
ホワイトペーパー https://whitepaper.io/document/1/ripple-whitepaper
関連サイト https://ripple.com/

1. 国際送金に強み

1つ目が「国際送金に強みをもつ」点です。

リップルは手数料や時間の問題を解決するために生まれ、送金スピードが早いなどの特徴をもつことから、国際送金に強みを持ちます。

2. 大手企業と提携

2つ目が「大手企業と続々と提携している」点です。

リップルの発行体である米国のリップル社は、大手企業などと続々と提携しています。リップルを使った国際送金の実験なども多く行われており、特に2017年に入ってから需要が急激に高まりました。

日本の大手銀行である三菱UFJ銀行など、知名度の高い企業も続々とリップルネットワークへの参入を発表しており、今後も送金の場面での活躍が期待されます。

3. 発行上限がある

3つ目が「発行上限がある」点です。

リップルの発行上限は、1000億枚と定められており、新規発行は行われず、徐々にこの値は減少していくことが決まっています。

そのため、だんだんと希少価値が高まっていくことが期待されています。

シバイヌ(SHIB)

続いては、シバイヌ(SHIB)です。

通貨単位 SHIB
誕生 2020年
価格(2024年3月18日時点) 約0.0042円
時価総額(2024年3月18日時点) 約2兆4,600億円(10位)
過去最高値 約0.0085円(2021年10月)
発行上限枚数 1,000兆SHIB
コンセンサスアルゴリズム Proof of Stake(Ethereum)
関連サイト https://shibatoken.com/

ドージコイン(DOGE)を模倣して作られたミームコイン

シバイヌ(SHIB)は、「ドージコイン(DOGE)を模倣して作られたミームコイン」です。シバイヌは、2020年にドージコインを模倣して開発されました。

シバイヌの基となったドージコインは、2013年に当時の暗号資産業界を風刺する目的で開発されたミームコインです。ミームコインとは、インターネット上で浸透しているミーム(ジョーク、ネタ画像)をモチーフにした暗号資産*のことを指します。

ドージコインは、2021年にテスラ社のCEOであるイーロン・マスク氏がSNS上で言及したことで一気に注目を集めました。この時のマスク氏の発言の影響はシバイヌにも波及し、ドージコインと同様にシバイヌも多くのトレーダーの支持を獲得しました。

また、それに伴い通貨としての需要も拡大していき、シバイヌは現在、時価総額で10位(2024年3月18日時点、CoinMarketCap調べ)に位置するほどの人気を集めています。

エコシステムに3種類のトークンが存在する

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引用:Shiba Inu

2つ目の特徴としては、「エコシステムに3種類のトークンが存在する」点が挙げられます。

Shiba Inuエコシステムには、SHIB(柴犬)、BONE(骨)、LEASH(首輪)という3つのトークンが存在し、それぞれ異なる役割を担っています。

トークンの名称 特徴
SHIB ・エコシステムの中心となるトークンで、世界中の暗号資産取引所で取引されている
・ShibaSwapでステーキングすると報酬が得られる
・総発行数量は1,000兆SHIB
BONE ・ShibaSwap内に設置されている「Doggy DAO」のガバナンストークン
・所有者はShibaSwapの運営に関する投票に参加できる
・総発行数量は2億5,000万BONE
LEASH ・ShibaSwapで流動性を提供したユーザーに報酬として付与されるトークン
・総発行数量は107,646 LEASH

それぞれ異なる特徴をもつトークンですが、SHIBと同様にBONEとLEASHも世界中の暗号資産取引所やShibaSwapなどのDEX(分散型取引所)で取引されています。

アバランチ(AVAX)

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続いては、アバランチ(AVAX)です。

アバランチ(Avalanche)とは、DApps(分散型アプリケーション)を構築するためのオープンソースプラットフォームです。グローバルな金融の規模にも対応することが目指されており、処理速度の速さや開発の柔軟性などに注力した開発がなされています。暗号資産アバランチ(AVAX)はプラットフォームのネイティブトークンであり、トランザクション手数料の支払いやアカウントの基本単位として使用されます。

通貨単位 AVAX
誕生 2020年
価格(2024年3月18日時点) 約8,950円
時価総額(2024年3月18日時点) 約3兆3,900億円(8位)
過去最高値 約15,483円(2021年11月)
発行上限枚数 720,000,000 AVAX
コンセンサスアルゴリズム Avalanche Consensus
ホワイトペーパー https://www.avalabs.org/whitepapers
関連サイト https://www.avax.network/

革新的なコンセンサスアルゴリズム「Avalanche Consensus」

Avalanche Consensusは、ビットコインのProof of Workの課題を克服するためにアバランチが開発した独自のコンセンサスアルゴリズムです。このアルゴリズムは、10段階以上の確認と処理を経て高い正確性を保ちつつ、限定されたノード数による迅速な取引処理を可能にしています。具体的には、ネットワーク全体から20ノードのみが選ばれ、14以上のノードが同意すればその回答が採用される「スノーボールアルゴリズム」を用いています。これにより、アバランチは理論上の正確性を維持しながら、毎秒数千のトランザクションを1~2秒で処理する高速性と強固なセキュリティを実現しています。

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独自の3つのチェーン

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アバランチはPrimary Networkと呼ばれる特別なサブネットを通じて、Xチェーン、Cチェーン、Pチェーンの3種類のブロックチェーンを運営しています。

これらは異なる役割を持ち、トランザクションの処理効率を高めています。Xチェーンはデジタルスマートアセットの作成を担当し、スマートコントラクトを用いた資産のデジタル表現を可能にします。Cチェーンはイーサリアムとの互換性を持ち、イーサリアム仮想マシン(EVM)を実装しており、Solidityで書かれたスマートコントラクトのデプロイと実行をサポートします。Pチェーンはバリデータとサブネットの管理を担当し、新しいブロックチェーンの作成やステーキング操作などのプラットフォームレベルの操作をサポートしています。これらのブロックチェーンがアバランチのメインネットを形成し、その構造はトランザクションの混雑を避け、効率的な処理を実現しているのです。

ポルカドット(DOT)

続いては、ポルカドット(DOT)です。

暗号資産ポルカドットは、Web3財団が開発を行っているPoS(Proof-of-Stake)系ブロックチェーンプロジェクトのネイティブトークンです。

通貨単位 DOT
誕生 2020年
価格(2024年3月18日時点) 約6,290円
時価総額(2024年3月18日時点) 約1兆9,500億円(13位)
過去最高値 約6,082円(2021年11月)
発行上限枚数 なし(インフレーション設計)
コンセンサスアルゴリズム NPoS(Nominated Proof-of-Stake)
ホワイトペーパー https://polkadot.network/whitepaper/
関連サイト https://polkadot.network/

マルチチェーンで相互運用性が高い

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ポルカドットは、「リレーチェーン」と「パラチェーン」の2種類のブロックチェーンを運用しています。

メインチェーンである「リレーチェーン」は、ポルカドットネットワーク全体のセキュリティ維持などを目的としています。

「パラチェーン」は、リレーチェーンに接続された次世代レイヤー1ブロックチェーンです。リレーチェーンに接続されていることで、メインネット同様のセキュリティの担保が可能、カスタムによって、目的に応じた独自のトークン・経済圏を構築することができます。

また、「ブリッジ」という機能を使うことで、ビットコインやイーサリアムといった外部のブロックチェーンとパラチェーンを接続することができ、相互運用性が高まります。

エネルギー効率がよく、環境にやさしい

ポルカドットは、NPoS(Nominated Proof-of-Stake)モデルにより、高いエネルギー効率をもちます。2022年1月に行われた研究(※)では、ビットコイン・イーサリアム・代表的なProof of Stakeネットワーク(ポルカドットを含む)の中で、最も低い二酸化炭素排出量を記録しました。
この低エネルギー消費は、環境への影響を減らし持続可能なブロックチェーン技術の実現に貢献しています。

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(※)ビットコイン、イーサリアム、ポルカドットを含むPoSネットワーク、および米国の平均的な家庭の1年間の電力消費量(kWh)

チェーンリンク(LINK)

続いては、チェーンリンク(LINK)です。

チェーンリンク(Chainlink/LINK)とは、現在の社会で使用されている従来のシステムやデータをブロックチェーンに接続することを目的に開発された、Web3サービスプラットフォームです。

通貨単位 LINK
誕生 2017年
価格(2024年3月18日時点) 約2,870円
時価総額(2024年3月18日時点) 約1兆7,000億円(13位)
過去最高値 約5,042円(2021年5月)
発行上限枚数 1,000,000,000 LINK
コンセンサスアルゴリズム Proof of Stake(Ethereum)
ホワイトペーパー https://chain.link/whitepaper
関連サイト https://chain.link/

分散型オラクル

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分散型オラクルは、ブロックチェーンと外部システム間のデータ交換を仲介する技術です。

チェーンリンクはこの分野で重要な役割を果たし、スマートコントラクトが外部データを安全かつ信頼性高く取り込むことを可能にしています。

セキュリティ

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チェーンリンクはセキュリティに配慮した設計がなされているため、信頼性が高く、改ざんされにくいネットワークであることが挙げられます。これは、分散化や暗号化技術に加え、異常時にコントラクトの実行を停止するガードレールなどによって実現しています。

多様なデータフィード

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チェーンリンクはあらゆるAPIからデータを取得可能で、既存のシステムとブロックチェーンを統合することができる柔軟なフレームワークで構築されています。そのため、非常に多様な用途に利用することができ、チェーンリンクが実現するスマートコントラクトのユースケースは77種類以上にのぼります。

チェーンリンクはさまざまな業界に対しても適用可能であり、金融、医療、エネルギー、天候、ゲームなどの分野で、ブロックチェーンとオラクルの統合による新しいビジネスモデルの実現が期待されています。

ポリゴン(MATIC)

続いては、ポリゴン(MATIC)です。

ポリゴン(Polygon/MATIC)とは、イーサリアムをより普及させるために開発された「Polygon(旧:Matic Network)」で使用されるトークンです。イーサリアムの拡張を目的とした「レイヤー2スケーリングソリューション」として、開発されています。

通貨単位 MATIC
誕生 2017年
価格(2024年3月18日時点) 約159円
時価総額(2024年3月18日時点) 約1兆5,800億円(16位)
過去最高値 約301円(2021年10月)
発行上限枚数 10,000,000,000 MATIC
コンセンサスアルゴリズム PoS(Proof of Stake)
ホワイトペーパー https://github.com/maticnetwork/whitepaper
関連サイト https://polygon.technology/

取引が早く手数料(ガス代)も安い

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ポリゴン(MATIC)の特徴としてまず挙げられるのは、取引が早く手数料(ガス代)も安いことです。

ポリゴン(MATIC)のメインネットであるイーサリアムは、アクセスが殺到するとガス代の高騰や取引処理の遅延が発生するスケーラビリティ問題が長らく課題とされています。ポリゴン(MATIC)では、トランザクション(取引)処理にサイドチェーンを活用することで、セキュリティを保ちながら取引速度の向上と手数料の削減を同時に実現しています。

分散性が高くセキュリティが強固

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ポリゴン(MATIC)は、分散性が高くセキュリティが強固である点も特徴です。

ポリゴン(MATIC)では、イーサリアムのメインネットに設けたチェックポイント層と、Polygonチェーンに設けたブロックプロデューサー層の二層構造を取ることで、高度な分散性を確保しています。この仕組みにより、ポリゴン(MATIC)は、高い分散性とメインチェーン上のセキュリティを確保した上で、高速なトランザクションを実現しています。

セキュリティが高いことは、後述するNFTマーケットプレイスやウォレットからの採用に不可欠であるため、ポリゴン(MATIC)には期待を持てるのではないでしょうか。

ビットコインキャッシュ(BCH)

続いては、ビットコインキャッシュ(BCH)です。

通貨単位 BCH
誕生 2017年
価格(2024年3月18日時点) 約60,400円
時価総額(2024年3月18日時点) 約1兆1,800億円(18位)
過去最高値 約450,000円(2017年12月)
発行上限枚数 2,100万枚
コンセンサスアルゴリズム PoW(Proof of Work)
ホワイトペーパー https://bch.info/bitcoin.pdf
関連サイト https://bch.info/ja/

1. ビットコイン(BTC)から分岐

1つ目が「ビットコイン(BTC)から分岐して生まれた通貨である」点です。

ビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコイン(BTC)から2017年8月にハードフォークして誕生した通貨です。発行上限はビットコイン(BTC)と同じ2100万枚と定められています。

2. ブロックサイズを拡大

ビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコイン(BTC)の問題点を解決するために誕生しました。

分岐時にはブロックサイズを8MB上げることで取引にかかる時間を少なくし、スケーラビリティの問題を解決しようと試みています。

その後、ビットコインキャッシュ(BCH)は2018年に再度分岐し、BCHABCとBCHSVが誕生しました。

ライトコイン(LTC)

続いて、2011年から運用が開始されたライトコイン(LTC)です。

通貨単位 LTC
誕生 2011年
価格(2024年3月18日時点) 約12,600円
時価総額(2024年3月18日時点) 約9,300億円(20位)
過去最高値 約44,000円(2021年5月)
発行上限枚数 約8,400万枚
コンセンサスアルゴリズム PoW(Proof of Work)
ホワイトペーパー https://whitepaper.io/document/683/litecoin-whitepaper
関連サイト https://litecoin.org/

1. ビットコイン(BTC)よりもブロック生成時間が短い

1つ目が、「ビットコイン(BTC)よりもブロック生成時間が短い」点です。

ビットコイン(BTC)のブロック生成時間は約10分とされているのに対し、ライトコイン(LTC)は約2.5分に調整されています。

そのため、ライトコイン(LTC)の取引はビットコイン(BTC)よりも早く決済できるのが魅力の一つです。

2. 発行上限枚数がビットコイン(BTC)の4倍

2つ目が、「発行上限枚数がビットコイン(BTC)の4倍である」点です。

ライトコイン(LTC)の発行上限枚数は8400万枚に設定されており、ビットコイン(BTC)の2100万枚の約4倍となっています。

また、ビットコイン(BTC)と同じように、約4年に一度にマイニングによって得られる採掘報酬が減る半減期が存在します。

アルトコインの購入はCoincheckがおすすめ!

Coincheckでは以下の通貨を含む29種類以上の暗号資産を取り扱っています。

ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
イーサリアムクラシック(ETC)
リスク(LSK)
リップル(XRP)
ネム(XEM)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
モナコイン(MONA)
ステラルーメン(XLM)
クアンタム(QTUM)
ベーシックアテンショントークン(BAT)
アイオーエスティー(IOST)
エイジコイン(ENJ)
パレットトークン(PLT)
サンド(SAND)
ポルカドット(DOT)
フィナンシェトークン(FNCT)
チリーズ(CHZ)
チェーンリンク(LINK)
メイカー(MKR)
ダイ(DAI)
ポリゴン(MATIC)
イミューダブル(IMX)
アクシーインフィニティ(AXS)
エイプコイン(APE)
ラップドビットコイン(WBTC)
アバランチ(AVAX)
シバイヌ(SHIB)

国内最大級のアルトコインを取り扱っているCoincheckには、以下のような特長があります。

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  • 取り扱い通貨数が国内最大級
  • 取引画面の見やすさ・使いやすさ
  • アプリダウンロード数、5年連続「国内No.1」(※)
  • 口座開設や取引操作が簡単でスピーディー
  • 取引所の取引手数料が無料
  • 運営の信頼性
  • 安全なセキュリティ対策
  • サービスの多様さ

それぞれの内容については、こちらの記事をご覧ください。

(※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak

アルトコインに関するQ&A

アルトコインに関するよくある疑問を、Q&A形式でご紹介します。

Q.アルトコインとビットコインはどちらがオススメ?

投資には、「どれくらいリスクを取れるか」という判断基準があります。

アルトコインは、ビットコインよりボラティリティが高い分、良いパフォーマンスを期待できる側面があります。

一方、相場が盛り下がる局面では、ビットコイン以上に価格が落ちる可能性もあります。

リスクを取って高いパフォーマンスを期待したいならアルトコイン、確実な資産形成を図りたいならビットコインがオススメです。

Q.ビットコインでアルトコインを買うことはできる?

ビットコインでアルトコインを買えることは可能です。

Coincheckでは、WEB版販売所でビットコイン建て購入に対応しています。

「交換する通貨」から「BTC」を選択することで、ビットコイン建て購入が可能です。

Q.ビットコインとアルトコインで税金は変わる?

ビットコインとアルトコインで税金は変わりません。

所得には10種類がありますが、暗号資産(仮想通貨)はこのうちの「雑所得」に計上されます。

暗号資産にかかる税金に関しましては、こちらをご参照ください。