モナコイン(Monacoin/MONA)購入時の取引所の選び方は?選ぶ時の注意点を解説

2ちゃんねるから生まれたとされる国産の暗号資産(仮想通貨)モナコイン(Monacoin/MONA)。日本でもファンの多いモナコインを購入したいと思っている人は少なくありません。

しかし、暗号資産を購入できる暗号資産の取引所は日本国内にも複数存在し、一体どこの取引所が安全に取引できるのか、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、暗号資産の取引所を選ぶときの注意点も併せて、モナコインを取り扱う取引所を紹介していきます。

モナコインの特徴や今後の将来性を解説

モナコインをどの暗号資産の取引所で取引するのが良いかを知る前に、まずはモナコインについてよく理解しておくことが大切です。

モナコインはどのような点がほかの暗号資産と異なり、今後どのような発展を遂げていくと予想されるのでしょうか。特徴や将来性について詳しく解説します。

Segwitやアトミックスワップが導入されている

モナコインには特徴的な機能が2つ導入されています。

Segwit(セグウィット)

まず1つが「Segwit」という機能です。

Segwitとは、取引データを小さく圧縮できる機能のことで、決済速度の遅さとコストの高騰を招いてしまうスケーラビリティ問題を改善する役割を持ちます。Segwitの導入により、決済速度が向上できるだけでなく、低い手数料での取引が実現できると言われています。

アトミックスワップ

もう一つの特徴が「アトミックスワップ」です。

アトミックスワップとは、お互いに一定の条件を満たさない限り、相手への送金がロックされる機能です。片方が送金したのにもかかわらずもう片方が持ち逃げしてしまう、などの被害を避けることができます。

暗号資産の取引所を通した取引ではこうしたリスクがもともと抑えられていますが、個人間での取引ではハッキングのリスクなどもあります。このような場合、アトミックスワップを搭載している暗号資産は、スムーズな取引に有効といえるでしょう。

実用性がある

モナコインがほかのアルトコインと一線を画しているのが、その「実用性」です。

モナコインは、決済スピードが比較的速いため、決済手段として向いていると言われることがあります。決済速度は、ビットコインが約600秒なのに対して、モナコインは約90秒で済むように設計されています。

モナコインと技術的な側面で類似しているライトコインでも約150秒のため、モナコインの処理スピードは比較的速いことが分かるでしょう。

また、総発行枚数についても大きな差があります。ビットコインが2100万枚、ライトコインが8400万枚なのに対して、モナコインは1億512万枚となっています。

実際、モナコインは様々な店舗やサービスでも利用されています。具体的には、ツイキャスなどのネット上のサービスや、美容院やバーなどの実店舗に導入されました。

モナコインはネット上のコミュニティで生まれた暗号資産であり、少額決済を目的として作られたことなどが、普及を早めている理由の一つと考えられます。

詳しくはこちら:モナコイン(Monacoin/MONA)とは?日本生まれの暗号資産の特徴や今後の将来性を解説

他取引所へ上場する可能性

暗号資産の多くは、暗号資産の取引所に上場すると流動性が高まり、価格が上昇する傾向にあります。実際、2019年にモナコインがCoincheckに上場することが発表された後、価格が急上昇したこともあります。

2019年6月末時点で、モナコインを取り扱っている国内の暗号資産取引所は、金融庁が認可しているもので5社あります。Coincheckを始めとして、取り扱われている取引所においては活発に売買されています。

取引所に上場する際には、その暗号資産の性質やファンの熱狂度などが基準の一つとなることがあります。金融庁に認可されている国内の取引所は複数存在し、海外の暗号資産の取引所も数多あるため、今後それらの取引所にモナコインが上場する可能性も十分に考えられます。

多くの暗号資産の取引所に上場することになれば、知名度が上がるだけでなく、価値の向上も期待できるかもしれません。

モナコイン(Monacoin/MONA)の購入方法についてはこちら

そもそも暗号資産の取引所とは?

暗号資産の取引所とは
モナコインを始めとする暗号資産を取り扱う暗号資産取引所とは、どのようなものなのでしょうか。取引所とは、証券取引所のように取り扱っている投資商品を上場させて投資家が自由に売買できる場所のことです。

暗号資産取引所は、その投資商品がビットコインやアルトコインなどの暗号資産ということになります。価格変動を狙うトレーダー向けの取引所や、法定通貨と暗号資産の交換を促進することが目的の取引所など、さまざまな種類の取引所が存在します。

たとえば、売買形式でいうと「取引所形式」と「販売所形式」の区別があります。取引所形式は、トレーダー同士が直接売買する方法で、希望する価格で注文を出せる一方で、約定するまでに時間がかかったり、注文ミスをしかねないなどのデメリットもあります。

一方、販売所形式は取引所にある通貨を売買する方法で、手数料は少し高くなる傾向にありますが、初心者にも使いやすく、すぐに約定するなどのメリットがあります。このようにそれぞれの取引所で手数料や売買の仕組みなどが異なるので、賢く取引するためにはそれらの違いをよく押さえておく必要があるでしょう。

暗号資産取引所にはどんな種類・違いがあるのか

暗号資産取引所の違い
暗号資産取引所と一口にいっても、すべての取引所が共通したサービスを提供している訳ではありません。取り扱い通貨の違いやアプリなどの取引ツールの違いなど、それぞれの取引所で強みが異なります。

たとえば、取引所の運営元の違いでいうと「海外取引所」と「国内取引所」に大きく分けられます。運営元の所在による区別ではありますが、海外と国内ではそれぞれ特徴が異なります。

自分のスタイルや考えにあった取引所で賢く取引するために、まずはこの違いを押さえておきましょう。そして、暗号資産取引所は、国内だけでなく海外にも存在します。

それぞれに強みとする点が異なり、利用する際には違いを押さえておくことが不可欠です。それぞれの取引所の特徴を押さえて賢い取引に役立てましょう。

国内の暗号資産取引所の特徴

国内の暗号資産取引所の特徴
国内取引所は、日本国内に運営元の所在を持つ取引所です。特徴としては例えば以下があります。

1. 日本円の入金ができる

1つが「日本円の入金ができる」点です。

海外の暗号資産取引所の多くは日本円の入金に対応していません。そのため、日本円で取引を始められる国内の取引所は日本人にとっては魅力的といえます。

2. 金融庁への登録が必須

2つ目が「金融庁の認可が必要」な点です。

国内の暗号資産取引所は金融庁への登録が必須であり、厳しいチェックを通った取引所しか認可されません。そのため、セキュリティ面や顧客対応などの面では一定の信頼ができるといえるでしょう。

3. 暗号資産の取り扱い銘柄が少ない

一方で、国内取引所のデメリットとしては「暗号資産の取り扱い銘柄が少ない」点が挙げられます。

海外の暗号資産の取引所に比べてしまうと、国内取引所はどうしても暗号資産の銘柄数が少ないです。ただし、主要なアルトコインを網羅しているCoincheckのような取引所もあるので、知名度の高い通貨だけを取引する分には困らないでしょう。

Coincheckの取扱通貨・銘柄は?各暗号資産の特徴を徹底解説

Coincheckの口座開設方法と手順の詳細はこちら

海外の暗号資産取引所の特徴と利用時の注意点

海外の暗号資産取引所の特徴
海外の暗号資産取引所は、日本国内の取引所とは反対の特徴を持ちます。

メリットとしては、「暗号資産の取り扱い銘柄が多い」点が挙げられます。中には200以上の銘柄を扱う取引所もあり、マイナーなアルトコインを取引したい人や頻繁に取引するトレーダーなど海外取引所を使う人も存在します。

一方でデメリットとしては、「英語の知識が必要である」点、「セキュリティ体制が整っていない部分がある」点や「日本円の入金に対応していない」点などが挙げられます。

英語表記なのでそれなりに英語の知識がないと取引が難しく、また日本円の入金に対応していないことがほとんどですので、慣れていないと複雑に感じるケースが多いでしょう。

金融庁が認可している国内取引所と比較すると、セキュリティ面で不安が残り、万が一の際に資産を失うリスクも高いため、利用する際には注意が必要です。

モナコインの取引所を選ぶ際に注意したい点

モナコイン(MONA)
暗号資産を購入するときには、どの取引所で売買するかもきわめて大切な要素です。

モナコインも例外ではなく、これから初めてモナコインを買うという人は以下のような項目に注意しながら選ぶと良いでしょう。

信頼できるか

モナコインを売買する取引所を選ぶ際には、まず「信頼できるかどうか」をチェックしたいところです。

信頼というと判断基準が難しいですが、セキュリティがしっかりしているかなどを見極めましょう。具体的には以下のようなポイントを押さえます。

1. マルチシグ

1つが「マルチシグ」です。

トランザクションの署名に複数の秘密鍵がないと取引できないため、不正アクセスや暗号資産の盗難などを防止する役割を持ちます。

2. 二段階認証

2つ目が「二段階認証」です。

ログイン時に、IDやパスワードのほかに認証コードを必要とするのが二段階認証で、こちらも不正アクセスや暗号資産の盗難などの防止に役立ちます。

3. 金融庁の認可

3つ目が「金融庁の認可」です。

国内の取引所の場合、金融庁の登録を受けているかどうかも信頼度を測る重要な要素といえます。規制により顧客保護などに関してもルール化されており、登録業者はその中で事業をしているため、一定の信頼はおけるといえるでしょう。

操作性・デザイン性は優れているか

取引所のセキュリティの高さは重要ですが、ほかにも操作性やデザイン性を重視して選ぶ場合もあります。

操作性の高い取引所を選ぶことで、得られるメリットには例えば以下があります。

1. 初心者でも簡単に取引できる

1つが、初心者でも簡単に取引できることです。初心者が取引を行う上で、複雑な機能性が原因によるストレスをためることを防ぎ、安心して取引することができます。

2. 操作ミスを防止できる

もう1つが、操作ミスを防止できる点です。

操作性が複雑であったり、デザイン性が初心者には分かりにくかったりすると、冷静な取引が出来ずにミスを起こしてしまう可能性があります。暗号資産の取引は資産をやりとりするわけですから、一つのミスが資産の消失につながる恐れもあります。

自分が使いやすい取引所や、初心者でも分かりやすい取引所を選ぶように心がけると良いでしょう。

モナコインを取り扱っている国内大手取引所Coincheck

コインチェックの取り扱い通貨
最後に、モナコインを取り扱っている取引所を紹介します。今回は、2019年にモナコインの取り扱いを始めた国内大手の暗号資産取引所Coincheckについて詳しく見ていきます。

Coincheckは国内大手の取引所で、初心者を始めとする利用者の多い取引所でもあります。Coincheckの魅力としては、例えば以下が挙げられます。

1. 初心者でも操作が分かりやすい

1つ目が「初心者でも操作が分かりやすい」点です。

Coincheckは、暗号資産の売買までがシンプルで分かりやすいのが特徴です。またコインチェックアプリの操作性や画面の見やすさにも定評があり、多くのユーザーに利用されています。

2. 貸暗号資産サービスがある

2つ目が「貸暗号資産サービスがある」点です。

貸暗号資産サービスとは、自分が保有している暗号資産をCoincheckに一時的に貸し出すことで、期間満了後に一定の料率で計算した利用料が上乗せされて戻ってくるサービスです。

購入したモナコインを長期保有しようと検討されている方にとっては、売買益以外の収益を得ることができるので、お得なサービスといえるでしょう。

3. 口座開設が簡単である

3つ目が「口座開設が簡単である」点です。

Coincheckへの口座開設は、公式サイトから登録を行い、必要事項を入力し、本人確認書類の画像やIDセルフィーの提出によって簡単にできます。また、アプリからでも口座開設を行うことができますので、始めたいと思ったときに、スマホで簡単に取引を始めることができます。

Coincheck登録方法から使い方までの初心者向けマニュアルはこちら

Coincheckでモナコインを購入してみよう

モナコインは今後の発展が期待されているアルトコインの一つです。

そんなモナコインを取り扱っている暗号資産の取引所は複数ありますが、投資の初心者であれば、画面が見やすく操作が簡単なところを選ぶと良いでしょう。数多くの初心者にも利用されており、簡単に口座開設ができるのがCoincheckです。

これから暗号資産の取引を始めてみようという方は、まずはCoincheckに口座開設をして、モナコインの取引をしてみてはいかがでしょうか。

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執筆Coincheck Column編集部

Coincheck Column編集部は仮想通貨の取引経験者やブロックチェーンの知見に深いメンバーで構成されています。これから仮想通貨を始める方々に「仮想通貨について正しく理解していただき安心して取引できる」ことを目的に執筆しています。/ 運営元:コインチェック株式会社