
『The Sandbox』(サンドボックス)はイーサリアムのブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。
ユーザーはMetaverse(メタバース)と呼ばれる仮想空間上にLAND(土地)を購入し、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。
2021年3月24日にローンチしたCoincheck NFT(β版)では、The sandbox内のメタバース空間上の土地であるLANDの販売を行っています。
この記事では、「The SandboxのLANDでできることと、Coincheck NFTマーケットプレイスでのLANDの購入方法」を解説していきます。2023年2月2日〜15日に行われる、Coincheck NFT(β版)2周年を記念した価格見直しキャンペーンも紹介しているので、ぜひご覧ください。
目次
The Sandbox「LAND」の最新情報
「Coincheck NFT(β版)」では、ブロックチェーンゲーム『The Sandbox』の仮想空間上でコインチェックが保有している「LAND」の一部を販売しています。
初売り時は、全ての「LAND」が出品から3秒以内に購入されました。このご好評を受け、4月13日から3度に渡って追加販売を行いました。
以下では「LAND」の再販やキャンペーンなどの最新情報を掲載しています。
2023年2月2日〜15日、Coincheck NFT(β版)2周年記念!『The Sandbox』LAND価格見直しキャンペーン
「Coincheck NFT(β版)」では、Coincheck NFT(β版)のサービス開始2周年を記念して、『The Sandbox』のメタバース上で当社が出品しているすべての「LAND(NFT)」の価格見直しキャンペーンを、2023年2月2日〜15日の期間に開催いたします。
『The Sandbox』の「LAND」は、昨今の「メタバース」への関心の高まりにより需要が急拡大しています。一方で、「LAND」は約16万LANDを上限と定めており、今後ますます入手しにくくなっていくことが予想されます。キャンペーン特別価格の期間であるこの機会に、是非ご購入をご検討ください。
●キャンペーン期間
2023年2月2日(木)15:00~2023年2月15日(水)19:00
●対象となるLAND
Coincheckが出品しているすべてのLAND(※)
●特別価格(ETH建てのLAND)
2.0ETH → 0.8ETH
●特別価格(SAND建てのLAND)
2,900SAND → 1,700SAND
(※)出品者がCoincheck以外のLANDは、本キャンペーンの対象になりません。
Coincheckにより出品されたNFTは、青色の公式マークが付帯します。Coincheck NFT(β版)の検索バー下部「公式のみ」にチェックを入れてご確認ください。
キャンペーンの詳細はこちら。
2022年11月17日〜、414個の「LAND」を販売!
「Coincheck NFT(β版)」では、『The Sandbox』のメタバース上で当社が保有している土地「LAND(NFT)」414個を2022年11月17日より販売いたします。
『The Sandbox』の「LAND」は、昨今の「メタバース」への関心の高まりにより需要が急増しています。一方で、「LAND」は、約16万LANDを上限と定めており、今後ますます入手しにくくなっていくことが予想されますので、是非この機会にご購入ください。
●販売開始日時
2022年11月17日 15:00
●販売個数
414個
●販売価格
2,900 SAND
販売ページはこちら
※ 今回の販売は『The Sandbox』トークンのSAND(サンド)建での販売となります。暗号資産SAND(サンド)の購入はこちらから。
2022年8月15日〜、846個の「LAND」を販売!
「Coincheck NFT(β版)」では、『The Sandbox』のメタバース上で当社が保有している土地「LAND(NFT)」846個を2022年8月15日より販売中です。
『The Sandbox』の「LAND」は、昨今の「メタバース」への関心の高まりにより需要が急増しています。一方で、「LAND」は、約16万LANDを上限と定めており、今後ますます入手しにくくなっていくことが予想されますので、是非この機会にご購入ください。
●販売開始日時
2022年8月15日 12:00
●販売個数
846個
●販売価格
1,800SAND
※今回は『The Sandbox』トークンのSAND(サンド)での販売となります。購入はこちら
から。
LAND新コントラクトへの移動
The Sandboxでは2022年4月28日(予定)より、新コントラクトを実装したLANDへと移行されることが予定されています。
今回の移行において、LAND所有者は自身で移行の手続きを行う必要はなく、自動で新LANDへ移行されます。
移行に伴い、Coincheck NFT(β版)ではメンテナンスを実施いたします。メンテナンス期間中は、『The Sandbox』のLANDの入庫、出庫および出庫申請のサービスがご利用いただけませんのでご注意ください。
追記
2022年5月9日 14:30更新
メンテナンスは終了し、現在は通常通りサービスをご利用いただけます。ご協力いただきありがとうございました。
The Sandbox「LAND」の活用例
The SandboxにはLANDという概念があります。LANDとはThe Sandbox内のメタバース上に設置できる自分の土地のことを指し、発行数の上限が166,464個と決められています。
The Sandboxは仮想空間(メタバース)ですが、現実の空間のような設計になっています。ユーザーはキャラクターを用いてThe Sandbox内を歩き回ることができます。
そのため、LANDごとに物理的な位置関係が存在するということになります。
The Sandboxを世界と考えると、LANDはそこに設置できる島というイメージでしょうか。
自分でLANDを購入して設置することもできれば、他のユーザーの設置したLANDを訪れてゲームやチャットで会話を楽しむこともできます。LANDを購入してそこにゲームや何かしらのコンテンツを置けば、これがデジタルアセットとして新しい価値となります。
デジタルアセットとはデジタルの資産のことです。The Sandbox内にLANDを購入し、そこにデジタルアセットを作ることでマーケットプレイスを通じて収益化を図ることができます。
主にLANDでできることをまとめると、以下のようになります。
- 1.The Sandboxのゲームへ参加
- 2.LANDでゲームやイベントを主催
- 3.LANDをレンタルして収益化
- 4.SANDのステーキング
The SandboxのLANDにあるコンテンツを消費者として楽しむことも、製作者、開催者として収益を得ることもできます。
上記の項目については以下で詳細を記述していきます。
1.The Sandboxのゲームへ参加
2021年11月20日から同年12月20日の1か月間、The Sandboxメタバースの一部をお披露目する目的でアルファ版が公開されていました。
この際LANDの所有者はアルファパス(ALPHA PASS)と呼ばれる5000個限定のNFTの抽選に参加することができました。
アルファパスを保有した状態でアルファ版のミニゲームやクエストを完了することで、最大1,000SANDのトークン報酬と3個の限定NFTが獲得できました。
2022年3月時点でのSANDの価格は約330円となっているため、アルファパスを所有してゲームを遊ぶことで、約33万円分のSANDトークンを獲得できたことになります。
今後のイベントでも同様のケースがあるとすれば、The SandboxユーザーがLANDを所有しておくインセンティブになると言えるでしょう。
※日本在住のユーザーはアルファパスを所有することができませんでした。
なお2022年3月時点にて、The Sandboxはアルファ版シーズン2(ALPHA SEASON2)の開催を行っています。アルファ版シーズン2は3月末まで開催される予定です。
2.LANDでゲームやイベントを主催
LAND所有者は自身の所有しているLAND上にてゲームやイベント等のコンテンツを展開することができます。
The Sandbox運営が公開している無料のゲーム制作ソフトである「Game Maker」を使用することで、ゲームの制作を進めたり自身の作成したゲームのテストプレイを行うことが可能です。
ゲームの制作が完了したら、自身が所有しているLANDに訪れた人に向けてゲームを公開することができます。加えて、公開したゲームやイベントへの入場料を徴収するという形で収益化することもできるのです。
なお収益化するか否かはゲーム制作者の決定にゆだねられています。LANDを複数所有している方であれば、無料のゲーム(LAND)を1つ公開しておくことで、その他の有料のゲーム(LAND)への導線として利用するという戦略を取ることもできます。
ちなみに、LANDの中でも立地によって人気度に差が出てくる可能性があります。
The Sandboxとのパートナー企業(アディダスやスクウェア・エニックス)のLANDやハブ的な地域の近くにあるLANDは、プレイヤーが集まりやすくなることでより多くの収益が期待できます。
もしLANDの購入を検討している場合は、LANDの立地なども考慮に入れるとよいでしょう。
3.LANDをレンタルして収益化
将来的に、LANDの所有者は所有しているLANDをThe Sandbox内の他のクリエイターに貸すことができるようになる予定です。
クリエイターたちは借りたLAND上に、自分が制作したいゲーム等のコンテンツを構築することが可能です。
LAND所有者はLANDを貸した際の賃料を決定することができます。しかし、クリエイター(ゲーム制作者)が開発を継続しながら自らのコンテンツ(LAND)を収益化し賃料を支払う経済的なインセンティブを保つためには、LAND所有者らは他の売り手との競争力を維持する必要があるでしょう。
LANDを貸すときの値段の設定については、いくつかの要素が考慮できると思います。例えば、The Sandboxのパートナー企業の土地やハブ的な土地との近さ、それとLANDのサイズです。予想される収益よりも賃料が割高な場合は、だれもそのLANDを借りようとは思いませんよね。
LANDをレンタルすることで収益化につなげたいと考えている方は、立地やサイズを考慮してLANDを購入する必要があると思います
4.SANDのステーキング
SANDトークンのエコシステム上に用意されているステーキング(厳密には流動性マイニング)というシステムを活用することで、SANDの枚数を増やすことができます。
LANDの所有者は、このステーキングに参加する時にSANDが増加する速度が上昇します。
ただし、SANDのステーキングは厳密には流動性マイニングとなっており、SANDとペアになるトークンを合わせて流動性提供しなければなりません。そのため、インパーマネント・ロスと呼ばれる2つのトークンの価格比が変化することで生じる損失が起こる可能性があります。上記より、SANDのステーキングは自己責任で行うか否かを検討するのが良いでしょう。
SANDのステーキングとLANDの関係性に関する解説については、コチラのサイトでThe Sandbox運営が解説しています。関心のある方はぜひご覧ください。
LANDの投機的な価値
前述でも記載しましたが、LANDの中でも人気に差があります。具体的には以下のような特徴を持つLANDが人気を集める傾向にあります。
- コンテンツの充実度
- 中心に近い立地
- 有名企業の周辺
LANDは単一の土地区画で、LANDがまとまったものをESTATEと呼びESTATEにはS〜、XLまでの4サイズがあります。
有名企業の周辺のLANDは価値が高くなる傾向にあります。ユーザーは有名企業が提供するコンテンツを利用するため、そこにユーザーが集まるためです。
ユーザーが集まれば周辺のLANDへの訪問が増えます。
また、ユーザーや有名企業のLANDはメタバースの中心に集まる傾向があるので、中心に近い立地もまた人気を集めています。
他にもデジタルアセットやオリジナルのゲームなど、コンテンツが充実しているLANDにも人が集まる傾向にあります。
The Sandboxとはブロックチェーンのゲームプラットフォーム
The Sandboxはゲーム開発者やゲームユーザーが集まるゲームプラットフォームです。
メタバース空間を楽しむだけでなく、ボクセルアートやGame Makerを用いて、自分好みのアセットやゲームを作成し、メタバース空間に並べたりマーケットプレイスで自由に売買することができます。マインクラフトなどのシュミレーションゲームが好きなゲーマーには、とても親しみを感じられるゲームプラットフォームでしょう。
LAND購入の前にThe Sandboxのことを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
Coincheck NFT(β版)で「LAND」を購入する方法
続いて、Coincheck NFT(β版)で「LAND」を購入する方法をご紹介していきます。
また、Coincheckで口座開設を完了させていない方は以下の記事をご確認ください。
※口座開設が完了していないとNFTを購入できないので注意しましょう。
(1)購入したいNFTを選択
まずはホーム画面より購入したいNFTを選択します。ホーム画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。
(2)詳細を確認し、「購入確認」をクリック
購入金額は出品者が選択した通貨の単位で表示されます。出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨でのみ購入することができます。
詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。

執筆プリズム
コインチェックで暗号資産デビュー。その後、メタバースゲーム「The Sandbox」の翻訳担当や暗号資産系メディアでのライター・リサーチャーとして活動を開始。現在もクリプト領域のリサーチを継続しつつ、暗号資産にまつわるデータ解析やオンチェーン分析も行っている。ネット文化全般に詳しい。 Twitter :@prism_cryptos