Coincheck NFT(β版)で販売中の『The Sandbox』のLANDについて解説します!

この記事でわかること

『The Sandbox』(サンドボックス)イーサリアムブロックチェーン技術を基盤とした「ユーザー主導のゲームプラットフォーム」です。

ユーザーはMetaverse(メタバース)と呼ばれる仮想空間上にLAND(土地)を購入し、オリジナルのゲームやアイテム、キャラクター、サービスを作成することができます。

2021年3月24日にローンチしたCoincheck NFT(β版)では、The sandbox内のメタバース空間上の土地であるLANDの販売を行っています。

この記事では、「The SandboxのLANDでできることと、Coincheck NFTマーケットプレイスでのLANDの購入方法」を解説していきます。

The Sandbox「LAND」の最新情報

Coincheck NFT(β版)」では、ブロックチェーンゲーム『The Sandbox』の仮想空間上でコインチェックが保有している「LAND」の一部を販売しています。

初売り時は、全ての「LAND」が出品から3秒以内に購入されました。このご好評を受け、4月13日から3度に渡って追加販売を行いました。

以下では「LAND」の再販やキャンペーンなどの最新情報を掲載しています。

2023年5月17日〜、『The Sandbox』の「LAND」を期間限定販売!

hoge

NFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」にて、メタバースゲーム『The Sandbox』上で当社が保有している土地「LAND(NFT)」を、2023年5月17日より期間限定で販売いたします。

販売予定の「LAND」は、2023年3月に発表した、OASIS TOKYO × The Sandbox「実験解放区」クリエイターコンテストの受賞者に贈呈した「LAND」の近隣エリアです。

●販売個数
141個

●販売期間
2023年5月17日 15:00〜2023年6月16日19:00

●販売価格
1,800SAND

※ 『The Sandbox』トークンのSAND(サンド)建で販売いたします。暗号資産SAND(サンド)は、Coincheck販売所にて購入可能です。

LANDの販売についての詳細はこちらからご確認ください。

2023年3月17日〜、『The Sandbox』上の土地「ESTATE(NFT)」を販売開始

ESTATE

コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」では、『The Sandbox』の土地「ESTATE(エステート)」を3月17日より販売いたします。

「ESTATE」は「LAND(1×1)」がつながった大きな区画の土地です。今回の販売では、『The Sandbox』に開発中のメタバース都市「OASIS TOKYO」の周辺エリアのESTATE3個を販売いたします。

なお、下記販売概要でお知らせする価格は予定価格であり、販売開始時に価格をお知らせいたします。

●販売期間
2023年3月17日 15:00より順次

●販売するESTATEのサイズ
ESTATE(S) 3×3 / ESTATE(M) 6×6

●販売個数
ESTATE(S)2個 / ESTATE(M)1個 (合計 3個)

●販売価格
ESTATE(S) 15.00ETH(LANDあたり1.67ETH)
ESTATE(M) 54.00ETH (LANDあたり1.50ETH)

●出品タイプ
バンドル(※)
※バンドルとは、複数のアイテムをまとめて一つの価格で販売する方法です

●販売ESTATE一覧

ESTATE(S)
159,-160/159,-161/159,-162/160,-160/160,-161/160,-162/161,-160/161,-161/161,-162

ESTATE(S)
117,-169/117,-170/117,-171/118,-169/118,-170/118,-171/119,-169/119,-170/119,-171

ESTATE(M)
156,-163/156,-164/156,-165/156,-166/156,-167/156,-168/157,-163/157,-164/157,-165/157,-166/157,-167/157,-168/158,-163/158,-164/158,-165/158,-166/158,-167/158,-168/159,-163/159,-164/159,-165/159,-166/159,-167/159,-168/160,-163/160,-164/160,-165/160,-166/160,-167/160,-168/161,-163/161,-164/161,-165/161,-166/161,-167/161,-168/

ESTATEの販売についての詳細はこちらからご確認ください。

The Sandbox「LAND」の活用例

The Sandbox

The SandboxにはLANDという概念があります。LANDとはThe Sandbox内のメタバース上に設置できる自分の土地のことを指し、発行数の上限が166,464個と決められています。

The Sandboxは仮想空間(メタバース)ですが、現実の空間のような設計になっています。ユーザーはキャラクターを用いてThe Sandbox内を歩き回ることができます。

そのため、LANDごとに物理的な位置関係が存在するということになります。

The Sandboxを世界と考えると、LANDはそこに設置できる島というイメージでしょうか。

自分でLANDを購入して設置することもできれば、他のユーザーの設置したLANDを訪れてゲームやチャットで会話を楽しむこともできます。LANDを購入してそこにゲームや何かしらのコンテンツを置けば、これがデジタルアセットとして新しい価値となります。

デジタルアセットとはデジタルの資産のことです。The Sandbox内にLANDを購入し、そこにデジタルアセットを作ることでマーケットプレイスを通じて収益化を図ることができます。

主にLANDでできることをまとめると、以下のようになります。

  • 1.The Sandboxのゲームへ参加
  • 2.LANDでゲームやイベントを主催
  • 3.LANDをレンタルして収益化
  • 4.SANDのステーキング

The SandboxのLANDにあるコンテンツを消費者として楽しむことも、製作者、開催者として収益を得ることもできます。

上記の項目については以下で詳細を記述していきます。

1.The Sandboxのゲームへ参加

2021年11月20日から同年12月20日の1か月間、The Sandboxメタバースの一部をお披露目する目的でアルファ版が公開されていました。

この際LANDの所有者はアルファパス(ALPHA PASS)と呼ばれる5000個限定のNFTの抽選に参加することができました

アルファパスを保有した状態でアルファ版のミニゲームやクエストを完了することで、最大1,000SANDのトークン報酬と3個の限定NFTが獲得できました。

2022年3月時点でのSANDの価格は約330円となっているため、アルファパスを所有してゲームを遊ぶことで、約33万円分のSANDトークンを獲得できたことになります。

今後のイベントでも同様のケースがあるとすれば、The SandboxユーザーがLANDを所有しておくインセンティブになると言えるでしょう。

※日本在住のユーザーはアルファパスを所有することができませんでした。

なお2022年3月時点にて、The Sandboxはアルファ版シーズン2(ALPHA SEASON2)の開催を行っています。アルファ版シーズン2は3月末まで開催される予定です。

2.LANDでゲームやイベントを主催

LAND所有者は自身の所有しているLAND上にてゲームやイベント等のコンテンツを展開することができます。

The Sandbox運営が公開している無料のゲーム制作ソフトである「Game Maker」を使用することで、ゲームの制作を進めたり自身の作成したゲームのテストプレイを行うことが可能です。

ゲームの制作が完了したら、自身が所有しているLANDに訪れた人に向けてゲームを公開することができます。加えて、公開したゲームやイベントへの入場料を徴収するという形で収益化することもできるのです。

なお収益化するか否かはゲーム制作者の決定にゆだねられています。LANDを複数所有している方であれば、無料のゲーム(LAND)を1つ公開しておくことで、その他の有料のゲーム(LAND)への導線として利用するという戦略を取ることもできます。

ちなみに、LANDの中でも立地によって人気度に差が出てくる可能性があります。
The Sandboxとのパートナー企業(アディダスやスクウェア・エニックス)のLANDやハブ的な地域の近くにあるLANDは、プレイヤーが集まりやすくなることでより多くの収益が期待できます。
もしLANDの購入を検討している場合は、LANDの立地なども考慮に入れるとよいでしょう。

3.LANDをレンタルして収益化

将来的に、LANDの所有者は所有しているLANDをThe Sandbox内の他のクリエイターに貸すことができるようになる予定です。

クリエイターたちは借りたLAND上に、自分が制作したいゲーム等のコンテンツを構築することが可能です。

LAND所有者はLANDを貸した際の賃料を決定することができます。しかし、クリエイター(ゲーム制作者)が開発を継続しながら自らのコンテンツ(LAND)を収益化し賃料を支払う経済的なインセンティブを保つためには、LAND所有者らは他の売り手との競争力を維持する必要があるでしょう。

LANDを貸すときの値段の設定については、いくつかの要素が考慮できると思います。例えば、The Sandboxのパートナー企業の土地やハブ的な土地との近さ、それとLANDのサイズです。予想される収益よりも賃料が割高な場合は、だれもそのLANDを借りようとは思いませんよね。

LANDをレンタルすることで収益化につなげたいと考えている方は、立地やサイズを考慮してLANDを購入する必要があると思います

4.SANDのステーキング

The Sandbox

SANDトークンのエコシステム上に用意されているステーキング(厳密には流動性マイニング)というシステムを活用することで、SANDの枚数を増やすことができます

LANDの所有者は、このステーキングに参加する時にSANDが増加する速度が上昇します。

ただし、SANDのステーキングは厳密には流動性マイニングとなっており、SANDとペアになるトークンを合わせて流動性提供しなければなりません。そのため、インパーマネント・ロスと呼ばれる2つのトークンの価格比が変化することで生じる損失が起こる可能性があります。上記より、SANDのステーキングは自己責任で行うか否かを検討するのが良いでしょう。

SANDのステーキングとLANDの関係性に関する解説については、コチラのサイトでThe Sandbox運営が解説しています。関心のある方はぜひご覧ください。

LANDとESTATEの違い

The Sandbox

引用:What are ESTATEs? - The Sandbox

The Sandboxには、LANDの他に「ESTATE」という土地を表すキーワードがあります。

ESTATEはLAND(1×1)が繋がった大きな区画の土地で、S〜XLまでの4サイズがバンドル販売(セット販売)されています。

タイプ サイズ LANDの合計数
Small 3×3 9
Medium 6×6 36
Large 12×12 144
X-Large 24×24 576

1LANDは、96メートル(縦) x 96メートル(横) x 128メートル(高さ)です。それに対して、ESTATEは複数のLANDから構成されています。具体的には、SmallサイズのESTATEが3×3の合計9LAND、Mediumサイズが6×6の36LAND、Largeサイズが12×12の144LAND、X-Largeサイズが24×24の576LANDで構成されています。

ユーザーはバンドル出品されているESTATEを購入することで、単一のLANDを所有しているよりも大規模な施設やゲームを作成することができます。アトラクションの規模が大きくなることで集客力が増し、より多くの収益を期待できるようになることがESTATEを所有するメリットと言えるでしょう。

なお、ESTATEはマーケットプレイスでバンドル出品されている商品を購入する以外にも、隣接する1x1のLANDを統合して作成することも可能です。

LANDの投機的な価値

前述でも記載しましたが、LANDの中でも人気に差があります。具体的には以下のような特徴を持つLANDが人気を集める傾向にあります。

  • コンテンツの充実度
  • 中心に近い立地
  • 有名企業の周辺

有名企業の周辺のLANDは価値が高くなる傾向にあります。ユーザーは有名企業が提供するコンテンツを利用するため、そこにユーザーが集まるためです。

ユーザーが集まれば周辺のLANDへの訪問が増えます。

また、ユーザーや有名企業のLANDはメタバースの中心に集まる傾向があるので、中心に近い立地もまた人気を集めています。

他にもデジタルアセットやオリジナルのゲームなど、コンテンツが充実しているLANDにも人が集まる傾向にあります。

The Sandboxとはブロックチェーンのゲームプラットフォーム

The Sandbox

The Sandboxはゲーム開発者やゲームユーザーが集まるゲームプラットフォームです。

メタバース空間を楽しむだけでなく、ボクセルアートやGame Makerを用いて、自分好みのアセットやゲームを作成し、メタバース空間に並べたりマーケットプレイスで自由に売買することができます。マインクラフトなどのシュミレーションゲームが好きなゲーマーには、とても親しみを感じられるゲームプラットフォームでしょう。

LAND購入の前にThe Sandboxのことを知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

Coincheck NFT(β版)で「LAND」を購入する方法

続いて、Coincheck NFT(β版)で「LAND」を購入する方法をご紹介していきます。

また、Coincheckで口座開設を完了させていない方は以下の記事をご確認ください。
※口座開設が完了していないとNFTを購入できないので注意しましょう。

(1)購入したいNFTを選択

Coincheck NFT

まずはホーム画面より購入したいNFTを選択します。ホーム画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。

(2)詳細を確認し、「購入確認」をクリック

Coincheck NFT

購入金額は出品者が選択した通貨の単位で表示されます。出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨でのみ購入することができます。

詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。

「ESTATE」を購入する方法

次に、Coincheck NFT(β版)で「ESTATE」を購入する方法をご紹介していきます。

ESTATEは、LAND(1×1)がつながった大きな区画の土地です。ユーザーは『The Sandbox』のアイテムページより、複数のLANDがバンドルとして出品されているESTATEを購入することができます。

バンドルとは、複数のアイテムをまとめて1つの価格で販売する方法です。バンドルはCoincheckが販売者となってNFTを出品する際に使用する機能であり、2023年3月17日現在、お客様が出品する際には利用することができません。

続いて、ESTATEを購入する方法を見ていきましょう。

(1)フィルター機能を使ってESTATEを検索

フィルター機能を使ってESTATEを検索

まず、『The Sandbox』のアイテムページへ移動します。そして、フィルダーボタン(画像①)を押して出品形式から「バンドル」(画像②)を選択し、「適用」をクリックします。すると、その時点で入庫されている全てのESTATEが表示されます。

(2)購入したいESTATEを選択

購入したいESTATEを選択

次に、表示されたESTATEの中から購入したいアイテムを選択します。画面には入庫されている全てのESTATEが表示されますが、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。

(3)詳細を確認し、「購入確認」をクリック

詳細を確認し、「購入確認」をクリック

購入したいNFTをクリックすると、購入画面へ移動します。購入画面では、ESTATEの価格やバンドルで出品されているLANDの位置情報などを確認することができます。

詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、ESTATEの購入は完了です。

購入金額は出品者が選択した通貨の単位で表示されます。出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨でのみ購入することができます。

なお、ESTATEを購入後にCoincheck NFT(β版)から出庫する場合は、LAND個数分の出庫手数料がかかります。

執筆プリズム

コインチェックで暗号資産デビュー。その後、メタバースゲーム「The Sandbox」の翻訳担当や暗号資産系メディアでのライター・リサーチャーとして活動を開始。現在もクリプト領域のリサーチを継続しつつ、暗号資産にまつわるデータ解析やオンチェーン分析も行っている。ネット文化全般に詳しい。 Twitter :@prism_cryptos