カテゴリー: ネム(XEM)
シンボル(Symbol)とは、ネム(NEM)の大型アップデートで新しく誕生するプラットフォームの名前です。
ネムでは仮想通貨ネム(XEM)を使用していましたが、シンボルでは仮想通貨ジム(XYM)を扱うため、下記のようにそれぞれ全く別のプラットフォームとなります。
今回のアップデートは処理速度アップやセキュリティ強化を目的としており、ジムはより使い勝手のいい仮想通貨となる予定です。シンボルは年内立ち上げを目指しているので、徐々に注目が集まり始めているところでもあります。
だからこそ、シンボルが誕生することでどのようなことができるようになるのか、ネムを保有している場合にはどのように対応すればいいのか気になりますよね。
そこでこの記事では
◎シンボル(Symbol)とは何か分かりやすく解説◎シンボルのこれまでの動き◎ネムからシンボルになることで変わる3つのこと◎ジムを保有している場合はオプトインが必要◎シンボルの今後の動向
など、シンボルに関することを分かりやすく紹介します。最後まで読めば、シンボルとはどのようなものか把握でき取引をすべきか検討できるようになるはずです。
ぜひ、シンボルが立ち上がる前にポイントを抑えておきましょう。
Coincheckの無料登録はこちら
目次
シンボル(Symbol)とはネム(NEM)から新しく誕生するプラットフォームのこと
シンボル(Symbol)のこれまでの動き
シンボル(Symbol)になることで変化すること
セキュリティが強化される
処理速度が速くなると言われている
実用性を重視している
ゼムを保有している場合はオプトインの手続きが必要
シンボル立ち上げ前にオプトインする場合
シンボル立ち上げ後にオプトインする場合
オプトインをしない場合
シンボル(Symbol)の今後の動き
現時点でジム(XYM)の取引を正式発表している国内取引所はない
まとめ
シンボル(Symbol)とはネム(NEM)から新しく誕生するプラットフォームのこと
冒頭でも述べたように、シンボル(Symbol)とはネム(NEM)の処理速度アップやセキュリティ強化を目的とした大型アップデートで新しく誕生するプラットフォームの名前です。
下記の図のようにネムでは仮想通貨ゼム(XEM)を、シンボルでは仮想通貨ジム(XYM)を扱うため、それぞれ全く別のプラットフォームとなります。
シンボルは2021年2月にメインネットをローンチ予定。後ほど詳しくご紹介しますが、現在ゼムを持っている場合は、同じ数量のジムを受け取ることが可能です。今のところ移行期間は立ち上げ後6年となっており、6年の間に請求されなかったジムはコミュニティ投票によって消滅してしまいます。
シンボル(Symbol)のこれまでの動き
ネム(XEM)の大型アップデートに関する動きは、2019年の7月よりスタートしました。当初は「カタパルト」というブロックチェーンプラットフォームへの移行を目指して動いていましたが、カタパルトという単語が商標として使用できないことが判明したため、新しい名称を決めることに。
ネム(XEM)の今後は?将来性を左右するカタパルトも解説
Coincheck
2020年1月にプラットフォーム名がシンボル(Symbol)に、仮想通貨名がジム(XYM)に決定しました。
シンボル(Symbol)になることで変化すること
ネム(XEM)からシンボルにアップデートすることで
・セキュリティが強化される・処理速度が速くなる・実用性がアップする
と予測されています。具体的に、どのように変化するのかご紹介します。
セキュリティが強化される
シンボルへのアップデートでは安全に利用できるよう、セキュリティが強化されると言われています。シンボルのブランドガイドラインには安全性に関し、下記のように記載されています。
マルチシグ機能を通じて価値を検証しビジネスに信頼を取り戻してください。
引用:Symbol「ブランドガイドライン」
ネムで利用していたマルチシグ機能を引き継ぐことになりそうです。マルチシグ機能とは、仮想通貨送金のときにセキュリティ強化をするためのシステム。
署名をするときに複数の秘密鍵が必要となるので、1つの鍵しか使わないシングルシグよりセキュリティが強化できます。
これ以外でもより安全に取り引きできるようなアップデートが行われる可能性があり、ネムより安全に取引ができると考えられています。
マルチシグとは?マルチシグの仕組みやメリットやデメリットを解説
Coincheck
処理速度が速くなると言われている
主要な仮想通貨であるビットコインに比べ、ゼムはブロックの生成時間が短く、買い物やインターネット決済など日常的な支払いに向いています。
1ブロックの生成にビットコインは10分かかりますが、ゼムはわずか1分。ジムはさらに処理速度が高速化すると言われています。
実際に、シンボルの公式サイトでは処理速度のアップについて下記のように記載されています。
マルチシグ機能を通じて価値を検証しビジネスに信頼を取り戻してください。
引用:Symbol「ブランドガイドライン」
この記述からも処理速度の速さを重要視していることが伺えるでしょう。シンボルにアップデートすることで利便性が増し、ネムより使い勝手がよくなることが予想できます。
実用性を重視している
シンボルに搭載される特徴的な性能として、公式サイトでは下記の3つが紹介されています。
ネームスペースとモザイク
ネムにも搭載されていた機能で、ブロックチェーン上で独自のトークンが発行できる機能です。ゲーム内で獲得したポイントなどをブロックチェーン上で発行・流通させる事ができるなどさまざまな使い方ができます。
アグリゲートトランザクション
シンボルの新機能の一つ。複数の取引処理を第三者の介入なしにひとまとめにして処理できる機能です。
例えば、チケットの購入の際に、代金の支払いとチケットの受け渡しをまとめて処理することで、代金を支払ったのにチケットを受け取れない、チケットを渡したのに代金を踏み倒されるなどの問題を防ぐことができます。
アポスティーユ
ネムにも搭載されていたブロックチェーン公証。ブロックチェーンを利用し文書のやり取りをすることで改ざんを防止することができ、安全な取引を行えます。
この3つを見ても分かるように、買い物での支払いやネット上、ビジネスシーンなど多彩な用途で活用できるよう工夫されています。実用性が高いところも、シンボルならではの強みとなっていくでしょう。
参考:nemJAPAN「NEM財団、新ブロックチェーンSymbolローンチに向け日本チームを強化」
Coincheckの無料登録はこちら
ネムを保有している場合はオプトインの手続きが必要
ネム(XEM)を保有している場合は、シンボルで扱われるジムを受け取る権利があります。ジムはゼムを持っていれば自動付与されるわけでなく、自主的な意思表明をしないと付与されないオプトイン制度を採用しています。
ゼムを保有したまま放置をすると、シンボルの立ち上げから6年後にジムの受け取る権利が消滅してしまうので、注意が必要です。
シンボルへの仮想通貨移行は、スナップショット時の保有量が採用されます。スナップショットとは、ゼムの保有量など情報を取得する期間です。この期間にゼムを保有していれば、オプトイン制度を利用することでジムに移行できます。
オプトインの時期や具体的な方法などの方針は、ゼムの扱いがある取引所から発表がある見込みです。ゼムを保有している場合は、取引所のアナウンスに耳を傾けるようにしましょう。
2020年11月4日現在、暗号資産取引所Coincheckにて、お客様からお預かりしている全てのNEMにおいてオプトインを実施することが発表されました。
CoincheckのSymbolの配布及びその方法の詳細、続報は以下のリンク先で随時お知らせいたします。
参考:「Symbolへの対応方針について(第三報)」
以下では、実際にゼムを保有している場合には、どのような対処法があるのかみてみましょう。
シンボル立ち上げ前にオプトインする場合
引用:nemJAPAN「マイグレーション」
シンボルの立ち上げ前のオプトイン期間に申請をすると、スナップショット時の指定ブロックの残高がシンボル立ち上げと同時に移行します。
いち早くジムを扱ってみたい場合は、スナップショット期間までにゼムを保有し、シンボル立ち上げ前にオプトインすることで、シンボル誕生と同時にジムを保有することができます。
シンボル立ち上げ後にオプトインする場合
引用:nemJAPAN「マイグレーション」
シンボル立ち上げ後にオプトイン申請をしても、スナップショット時の指定ブロックの残高がジムへと移行されます。現時点では、シンボル立ち上げ後6年以内ならオプトイン可能となっています。
オプトインをしない場合
引用:nemJAPAN「マイグレーション」
シンボル立ち上げ後、6年以内にオプトインをしなかった場合は運営側が仮想通貨を処分(バーン)する予定です。
ゼムを放置し続けるといずれジムをもらう権利が消滅してしまうため、ゼムを保有している場合はどの時点でジムへと移行するのか考慮する必要があります。
シンボル(Symbol)の今後の動き
【2021年2月23日】Symbol、ローンチ日と権利確定日時を正式決定
12月・1月と延期が発表されていたSymbolのローンチ日と権利確定日時(スナップショット)が、正式に決定しました。スナップショットが実行されるのは3月12日9時50分(日本時間)、Symbolのローンチ日は3月15日となります。
Symbolのローンチが延期した背景として、ストレステストの実施で不具合が確認されたことが挙げられます。万全の状態でのローンチのため、開発チームより2度の延期が発表されていました。
2月22日、最終ストレステストに合格したことが発表され、ローンチ日と権利確定日時が正式に決定。スナップショットの日時は、ネム(XEM)のPOI(コミュニティ)投票で決まりました。
ネムジャパン公式サイトによると、シンボルは3月15日に立ち上げが予定されています。今後のスケジュールは、下記のように予定されてます。
出典: nemJAPAN公式サイト
Coincheckでは、お客様からお預かりしている全てのNEMにおいてオプトイン(意思表示)を実施します。スナップショット時にNEMを保有していることで、権利が確定します。
CoincheckのSymbolの配布及びその方法の詳細、続報は以下のリンク先で随時お知らせいたします。
参考:Symbolへの対応方針について(第3報) – Coincheck blog
Coincheckでオプトイン実施を発表
シンボルはFIFAワールドカップ2022の建設管理費に利用されるなど期待値が高く、正式に立ち上げられたら注目を集める可能性があるでしょう。
参考:「Bimtrazerがカタールで覚書に署名し、Symbolブロックチェーンを通じてFIFAワールドカップをサポート」
2020年11月4日現在、暗号資産取引所Coincheckにて、お客様からお預かりしている全てのNEMにおいてオプトインを実施することが発表されました。
CoincheckのSymbolの配布及びその方法の詳細、続報は以下のリンク先で随時お知らせいたします。
参考:「Symbolへの対応方針について(第三報)」
まとめ
いかがでしたか?
シンボルとはどのようなものなのか把握でき、今後の動向もチェックできたかと思います。
最後に、この記事の内容をまとめてみると
◎シンボル(Symbol)とは、ネム(NEM)の処理速度アップやセキュリティ強化を目的とした大型アップデートで新しく誕生するプラットフォームの名前。
◎ネムでは仮想通貨ゼム(XEM)を、シンボルでは仮想通貨ジム(XYM)を扱うため、それぞれ全く別のプラットフォームとなる。
◎シンボルの立ち上げ後6年以内にオプトインをしなかった場合、ジム付与の権利は運営側が処分(バーン)する予定。
◎シンボルになることで変化すると言われているのは次の3つ
1)安全性を重視しており、セキュリティが強化される2)処理速度が速くなる3)アグリゲートトランザクションなどの搭載で実用性がアップする
◎シンボルの今後の動きでチェックしておきたいのは次の3つ
1)2021年3月にメインネットをローンチ予定2)ゼムを保有している場合は、オプトインの手続きが必要3)現時点でジムの取引を正式発表している国内取引所はない
この記事をもとに、シンボルでの取引をしてみようか検討できることを願っています。
仮想通貨は世の中に1,000種類以上あるとされていますが、時価総額20位前後のネム(XEM)は、その中でもメジャーなアルトコインだといえます(2019年6月20日時点)。
この記事では、ネム(XEM)の仕組みや特徴、ハーベスティングなどについて解説していきます。ネム(XEM)に関する知識を身に着けて、理解を深めましょう。
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の概要
ネム(XEM)は2015年3月にリリースされたブロックチェーンプラットフォームです。その中心的なプラットフォームで使われる通貨を、ゼム(XEM)といいます。
ネム(XEM)という名前は、新しい経済活動を指す「New Economy Movement(ニューエコノミームーブメント)」の頭文字に由来しています。2017年に設立されたNEM.io財団により、少しずつネム(XEM)の存在が一般に知られるようになりました。
NEM.io財団とは、仮想通貨ネム(XEM)の発展と利用の促進を目的に運営されている組織です。本拠地はシンガポールにあり、日本にも一般社団法人NEM JAPANという名称の支部が2018年に設立されました。
ネム(XEM)はコミュニティ活動も活発な通貨です。ネム(XEM)のロゴはパブリックドメインなため、ユーザーは自由にロゴを改変したり、キャラクターを作ったりしてオリジナルグッズを作ることができます。
日本でのコミュニティも活発であり、ネム(XEM)で支払いのできるお店なども存在しています。
詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説
ネム(NEM/XEM)の特徴
ネム(XEM)はコミュニティが活発なこともあり、さまざまなサービスやプロジェクトなどが誕生しています。
サービスの事例
例えば、nemlog(ネムログ)と呼ばれる、ブログを通じてネム(XEM)を送り合えるコミュニケーションサービスがあります。天気の話から仮想通貨の最新技術のことまで様々なテーマの記事が掲載され、10XEM以上も寄付をもらっている記事も少なくありません。
また、アポスティーユと呼ばれる公証発行機能もあります。公証とは不動産の登記や選挙人名簿への登録など、特定の事実や法律関係の存在を公に証明することで、ここでは自分が持っているファイルの存在証明をすることができます。
プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)
新しい経済を志向するネム(XEM)は、コンセンサスアルゴリズムも独特です。
一部の仮想通貨が採用しているプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ベースのアルゴリズムは、資金を持つ一部の人に報酬が偏りうることが問題視されることがあります。そこで、ネム(XEM)はそのような問題の改善を試みた、プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)と呼ばれる仕組みを利用しています。
ハーベスティング
また、ネム(XEM)では、取引を承認してブロックを作る作業のことを、マイニングではなくハーベスティングと呼んでいます。
ハーベスティングでは、コミュニティへの貢献度の高い人が承認者として選ばれやすく、選ばれた人は取引の承認をすることで、手数料から報酬をもられるようになっています。ハーベスティングやPoIの仕組みについて、次で詳しくみていきましょう。
ネム(NEM/XEM)のハーベスティングとは
ビットコイン(BTC)では取引を承認する作業のことをマイニングというのに対し、ネム(XEM)ではハーベスティングといいます。
ビットコイン(BTC)ではマシンの演算処理能力が高いほど報酬を得られるようになっているため、必然的にハイスペックなマシンが必要になります。大規模な設備を備えるだけの資金力が求められるビットコイン(BTC)では、資本の集中が起こりやすくなります。
それに対して、ネム(NEM)のハーベスティングでは、コミュニティに対する貢献度が高いほど報酬を得やすい仕組みになっています。
詳しくはこちら:ネム(XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説
ネム(NEM/XEM)のハーベスティングのやり方
画像出典:https://nem.io/downloads/
そんなハーベスティングを行うには、公式のウォレットをインストールし、作成したアカウントに1万XEM(ゼム)以上を送金する必要があります。
ハーベスティングの方法には、デリゲートハーベスティングとローカルハーベスティングという2つの方法があります。
デリゲートハーベスティング
初心者にとって比較的簡単なのは、デリゲートハーベスティングです。
デリゲートとは「委任」を意味し、手数料を払ってハーベスティングを誰かにお願いしてやってもらうことができます。
ローカルハーベスティング
一方、ローカルハーベスティングは、マイニングのように自身でコンピュータを稼動させ続ける必要があります。
その分電気代がかかってしまうのですが、ある条件を満たすと、スーパーノードと呼ばれる存在にランクアップすることが出来ます。
ネム(XEM)取引の口座開設から購入方法についてはこちら
ネム(NEM/XEM)のスーパーノードとは
スーパーノードは、デリゲートハーベスティングの委託先になりやすく、コミュニティーファンドから毎日70,000XEMをもらえる立場にあります。ただし、スーパーノードの条件はかなり厳しいと言えます。
スーパーノードとなるためには、300万XEM以上を保有しておく必要があるからです。例えば、1XEM=10円の場合は、3,000万円以上の資金が必要です。
一時期に比べるとXEMの価格は落ち着いてきていますが、それでも一般の人にとってスーパーノードとなるのはハードルが高いでしょう。その他にも、継続した通信環境や演算能力など、性能審査の条件を満たすことも求められます。
ハーベスティングは重要度の高い取引ほど高いスコアを獲得できる仕組みですが、この「重要度」とはどのように決まるのでしょうか。次の項では、PoIのアルゴリズムを詳しくみていきましょう。
ネム(NEM/XEM)独自のPoIアルゴリズム
ネム(XEM)とビットコイン(BTC)の大きな違いは、採用しているコンセンサスアルゴリズムの違いです。
ネム(XEM)はコンセンサスアルゴリズムにPoI=プルーフ・オブ・インポータンスを採用しています。コンセンサスアルゴリズムとは、仮想通貨のブロックを作成するときの合意形成の方法のことです。
プルーフ・オブ・ワーク(PoW)
仮想通貨の元祖であるビットコインが採用しているアルゴリズムは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)です。
PoWを採用しているビットコイン(BTC)では、不特定多数の人がマイニングに参加できるようになっています。PoWでは勝者総取りのレース形式となっており、2番手以下は何も得られるものがありません。
そのため、マイニングに参加したマイナーたちの膨大な設備や電力の無駄が指摘されることがあります。レースで勝利するためには高速な演算処理ができる大規模なマシンを持つことが必須であるため、マイナー間の経済格差は広がってしまう可能性があるのです。
プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)
他方、プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)を採用しているネム(XEM)では、主にユーザーの重要度のスコアによってハーベスティングに成功するかどうかが確率的に決まります。
PoIのスコアは、保有量や取引回数などを数値化することにより、コミュニティへの貢献度が高い人が報酬を得やすいように設計されています。これによって、設備や電気の無駄が発生しにくくなると言われています。
ネム(XEM)のPoIで重要なもの
ネム(XEM)のスコアリングに重要なポイントとしては、「ゼム(XEM)の残高」「取引の量」「取引の回数」そして「取引相手の人数」などが挙げられます。
それぞれの項目が多いユーザーほど、ネム(XEM)のコミュニティに貢献していると判断されるのです。
ネム(NEM/XEM)のさまざまな機能
また、ネム(XEM)にはさまざまな機能があります。
メッセージ機能
例えば、仮想通貨の取引所で扱うときの注意点として、メッセージ機能があります。
仮想通貨の取引所の多くはメッセージによって利用者の口座を識別しており、送金にメッセージをつけ忘れてしまうと、送金した通貨が行方不明になってしまう恐れがあります。
ネームスペースとモザイク
他にも、ネム(XEM)には独自通貨「モザイク」を発行できる仕組みがあります。
ネム(XEM)でモザイクを発行するためには「ネームスペース」を取得することが必要です。ネームスペースとは、ホームページのドメインのようなもので、モザイクはサイト内のコンテンツのように例えられることがよくあります。
実はゼム(XEM)はモザイクであり、nemというネームスペースのxemというモザイクになっています。
独自通貨の発行
イーサリアム(ETH)にも独自通貨を発行できる機能はあります。しかし、独自通貨を作るには、ある程度ブロックチェーンの技術的な部分を理解していなければ難しいのが現実です。
その点、ネム(XEM)はそこまでの専門的な知識なしに、NANO Wallet(ナノウォレット)から独自通貨を作ることができます。
ネム(NEM/XEM)のカタパルトとは
ネム(XEM)はビットコイン(BTC)と比べてブロックの生成時間が短いため、日常的な決済手段に適していると言われることもあります。
また、今後カタパルトというバージョンアップが実装されると、処理能力は飛躍的に向上すると期待されています。プライベートブロックチェーン環境でのトランザクション処理数は、最大で毎秒4000件になるといわれています。
カタパルト実装後は、処理速度が向上するだけでなく、複数のトランザクションをまとめて処理できるようになるため、取引効率も向上するかもしれません。
ネム(NEM/XEM)の仕組みを理解して安全に取引を
ネム(XEM)は日本の企業との連携があったり、イベントが開催されたり、オリジナルグッズの販売などが行われたりと、コミュニティが活発な通貨の一つです。
今後大型のアップデートであるカタパルトが実装されれば、ネム(XEM)はさらに使いやすくなるとも考えられています。そんなネム(XEM)は、金融庁登録済の仮想通貨の取引所Coincheckで500円から取引することができます。
これからネム(XEM)の取引を検討されている方は、基本的な仕組みを理解して賢く取引するようにしましょう。
これからネム(XEM)を取引したいと考える人のなかには、どのようなアプリや保管方法があるのか知りたい人もいるかもしれません。
ネムには、スマホなどで手軽に保管ができる方法もあります。ネムの取引をする前にスマホアプリの使用方法を理解しておくことで、ネムの急激な価格変動にも対応することが可能です。
この記事では、ネムを取引したり保管するためには、どのようなアプリが使えるのかを紹介します。
※当社にXEMを入金・送金される場合は、NEMネットワークをご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくはこちらをご参照ください。
Coincheckの無料登録はこちら
ネム(NEM/XEM)の取引にはコインチェックアプリを使ってみよう
金融庁登録済の仮想通貨の取引所Coincheckでは、さまざまな仮想通貨の保管や取引ができるスマホアプリを提供しています。
CoincheckのアプリはiPhoneにもAndroidにも対応しており、シンプルで直感的かつ使いやすいため、仮想通貨初心者から上級者のトレーダーまで幅広く利用されています。
合計30種類以上の仮想通貨に対応しており、ネム(XEM)の取引もすることが可能です。
Coincheckで口座開設
Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。
1.アカウント作成をする2.本人確認を行う
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】
Coincheck
コインチェックアプリの特徴
コインチェックアプリの特徴として、仮想通貨の取引に加えて、仮想通貨の送金や入金が可能なこと、リアルタイムでレートを確認できることなどがあげられます。
チャートは、1時間・1日・1週間・1カ月・1年間の価格変動を切り替えながら確認することが可能です。アプリのメニューからは仮想通貨の売買や総資産も確認することができます。
コインチェックアプリは取引画面が見やすく初心者にも操作が簡単なので、取引タイミングを逃さずにすばやく取引することができるでしょう。仮想通貨を購入する際は、購入したい通貨を選択して数量を入力してから「購入」ボタンをタップします。
仮想通貨の購入手続きが完了したら、日本円に換算された金額を忘れずにチェックしましょう。
NEM Walletの基本的な仕組みと機能
ネムのスマホアプリには、NEM Walletもあります。
NEM Walletは、App StoreやGoogle Playからインストールして利用することができます。NEM Walletは秘密鍵を自分のローカル環境で安全に管理することができます。
オンライン上に保管するウェブウォレットとは異なるため、NEM Walletは多額の仮想通貨を分散保管したいトレーダーからも選ばれています。NEM Walletは簡単に持ち運びができるスマホアプリで、仮想通貨初心者でも容易に操作できるようになっています。
NEM Walletは、自宅にウォレットを置いておくことが心配な人にも向いています。NEM Walletで特徴的な機能は、ハーベストの状態が確認できること、マルチシグネチャ・コールドウォレットなどのセキュリティ対策が充実していることなどです。
仮想通貨のスマホアプリのなかには、フィッシングと呼ばれる偽サイトへの誘導を試みる危険なものもあります。そのため、アプリの提供元が公式サイトであるかを確認してからインストールするようにしましょう。
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の仕組みは?ハーベスティングも解説
Coincheck
初めてNEM Walletアプリを利用するときの設定方法
画像出典:https://nem.io/downloads/
NEM Walletを利用するためには、あらかじめ初期設定を行っておく必要があります。
iOS版ですと、まずNEM Walletをインストールするとカメラ・連絡先・写真などへのアクセスを要求されますので許可しておきましょう。というのも、QRコードを読み込む際にカメラが必要となるからです。
NEM Walletの初期設定を行う際には、パスワードをできれば20文字以上の英数字を組み合わせた複雑なものに設定しましょう。最初は面倒に思えても、自分の大切な資産を保護するためには必要なことです。
つぎに、タッチIDを設定しておくことで、次回からパスワードを入力せずにログインできます。そうすることで、より簡単にNEM Walletが利用できるようになります。
タッチIDは、トップ画面の左上の歯車のマークから設定を行うことができます。NEM Walletの初期の状態では「タッチID」はオフになっていますので、自分でセキュリティ項目の「タッチID」をタップして利用できるようにしておきましょう。
「タッチID」をオンにしたあとは、画面右上に表示される「完了」をタップするのを忘れないようにしましょう。
NEM Walletのアカウントを追加する方法と注意点
画像出典:https://apps.apple.com/jp/app/nem-wallet/id1227112677
NEM Walletでアカウントを追加する方法は、まず「アカウントを追加する」をタップします。
アカウントを追加するには、「新しく作る」「QRコードをスキャン」「キーをインポート」の3種類の方法のなかから選びます。
PC版のNano Wallet(最新版はNEM Walletと名称変更)と同期しなければ「QRコードをスキャン」と「キーをインポート」は利用できないため注意が必要です。アカウントを新規作成する際には、「新しく作る」からアカウントを作成しましょう。
希望のアカウント名を入力したうえで「新しくアカウントを作る」を選択し、注意事項を確認後「OK」をタップすることでアカウント作成は完了です。アカウントを作成するときには、秘密鍵はバックアップをとって保存しておくようにしましょう。
アカウント作成後は、アカウントが追加されていることを確認することも必要です。NEM WalletでQRコードを利用してアカウント登録する場合は、PC版のNano Walletと同期します。
Nano Walletの「アカウント」をクリックし、「ウォレットをQRでエクスポート(アンドロイド&iOS)」を選択しましょう。Nano Walletのパスワードを入力したあとに「公開」をクリックすれば、QRコードが表示されます。
QRコードをNEM Walletで読み取れば同期できます。その後は、NEM WalletにNano Walletのパスワードを入力し、「確認」をタップすることでアカウントが追加できます。
キーをインポートしてアカウントを作成するためには、プライベートキー(秘密鍵)とウォレット名を入力しましょう。この際、プライベートキーが緑色になっていれば正しいプライベートキーであることを表し、赤色になっていれば誤っていることを表しています。
プライベートキーが緑色であることを確認したうえで、「アカウントを追加する」をタップしましょう。
Coincheckの無料登録はこちら
NEM Walletでプライベートキーを確認するための方法
NEM Walletでプライベートキーを確認するためには、アプリ画面右下の「メニュー」をタップしましょう。
続けて表示される「アカウントをエクスポート」を選択し、つぎの画面で「確認」をタップします。
左側に目のマークがある赤文字の「プライベートに関する見解」を選択し、警告内容を確認したうえで「プライベートキー(秘密鍵)を表示」をタップしましょう。
その後、プライベートキーが表示されたら、メモに残し厳重に保管します。プライベートキーは、第三者の手に渡ったり紛失したりしないように気をつけましょう。
NEM Walletから送金を行うときの手順
NEM Walletからほかの宛先へ送金する際には、アプリ画面右上の「ペンマーク」をタップしましょう。つぎに、送信画面が表示されたら、宛先・量・メッセージを入力し手数料を確認します。
その後はパスワードを入力し、宛先や量に間違いがないことを確認したうえで「送信する」をタップしましょう。
誤った宛先へ送金してしまった場合はネムを紛失してしまうケースもあるため、宛先は間違えないようコピー&ペーストすることが大切です。
NEM Walletはアドレス帳を登録しておくことでさらに便利に使える
NEM Walletは、アドレス帳を登録することでより便利に利用できるようになります。
NEM Walletのアドレス帳を登録するには、アプリ画面下にある人の形のアイコンの「アドレス帳」をタップしましょう。つぎの画面で「コンタクトの追加」をタップし、名前・苗字・アドレスを入力します。
入力後は、画面右上の「保存」をタップすることでアドレス帳の登録は完了です。アドレス帳に登録したあとは、NEMマークがついたアドレスがアドレス帳に登録されているかを確認しましょう。
アドレス帳に登録されたアドレスをクリックすると、名前とアドレスが表示されます。宛先に送信したいときには「メッセージ送信」をタップしましょう。
メッセージ送信をタップすると数量・メッセージなどを入力する画面が表示されるため、アドレス帳に保存したアドレスへ送金する際は表示されている画面から手続きをするようになります。
NEM Walletはセキュリティを高めるためのマルチシグネチャ設定が可能
NEM Walletは、ハッキングリスクを軽減させるためにマルチシグネチャ設定を行うことが可能です。
マルチシグネチャとは、仮想通貨を送金する際に複数のアカウントの承認を必要とする仕組みです。つまり、マルチシグネチャが設定されていると、ハッカーは秘密鍵を1つ盗んだとしても複数の秘密鍵すべてを盗まなければ仮想通貨をハッキングすることはできません。
マルチシグネチャを設定する際には、保管用のアカウント1つと署名用のアカウント3つの最低でも4つのアカウントが必要となります。
署名者を追加するには、1人あたり約0.7XEMほどの手数料が必要です。マルチシグネチャの設定には手数料がかかることを考慮したうえで、NEM Walletのアプリの「その他」から設定を行いましょう。
マルチシグネチャの設定画面が表示されたら、署名者の人数を入力し各アカウントを入力したうえで「発行」をタップしましょう。マルチシグネチャが正しく設定されると、署名アカウントの削除や署名人数の変更、ネムの送金などは署名者全員の同意なしに行うことはできなくなるため注意が必要です。
NEM Walletを強固なセキュリティで保護するためにも、マルチシグネチャは取引前に必ず設定しておくようにしましょう。
NEM Walletではコールドウォレットの作成が可能
NEM Walletは、マルチシグネチャの秘密鍵をオフラインで保管できるコールドウォレットを作成することができます。コールドウォレットを作成するためには、まず保管庫と署名用のアカウントが必要です。
署名用アカウントの秘密鍵をバックアップしたうえで、アカウントを削除しましょう。NEM Walletは署名用アカウントをオフラインで管理できるため、オンライン上からハッキングされる心配もありません。
コールドウォレット作成時に削除したアカウントは、NEM Wallet内から完全にデータが消失します。コールドウォレットを作成することで、外出時などに秘密鍵を表示した際に第三者に見られてしまう心配がなくなるでしょう。
つまり、コールドウォレットがあることでマルチシグネチャをより厳重なセキュリティにできるため、取引前に設定しておくことが大切です。
NEM Walletでマルチシグネチャを削除する方法と必要な手順
マルチシグネチャの設定を削除する際には、最小署名人数に達していないと削除ができないため注意が必要です。
まず、保管庫以外のアカウントからマルチシグネチャの設定へ進み、署名者数に0を入力します。その後「確認」をタップすると、「マルチ2」「マルチ3」に署名人数の変更の確認が表示され、承認することで署名者の削除ができるようになります。
つぎに、マルチシグネチャの設定から署名アカウントの一覧が表示されるため、任意のアカウントで「×」を選択し「変更」をタップしましょう。その後は、「×」を選択していないアカウントで再度変更を承認することが求められますので、承認することでマルチシグネチャの削除ができるようになります。
マルチシグネチャが外れると、ダッシュボードの保管庫に「取引」ボタンが表示されるようになり、作業が完了したことを確認できます。
NEM Walletでのハーベスティングの確認方法
NEM Walletでは、ハーベスティングの確認を行える点が便利です。
ハーベスティングするための条件は、ネム(XEM)を1万XEM以上所持していること、Nano Walletにネムを所持していることです。この条件を満たすことで、報酬として自動的にネムを受け取ることができます。つまり、ハーベスティングは仮想通貨の不労所得だといえるでしょう。
ネムを送金したりNEMネットワークを使用したりすることで、報酬をもらえる可能性は高まります。また、Nano Walletの「既得バランス(有効なXEM)」が多いほど、ハーベスティングの開始は早まります。
そのため、ハーベスティングを早く行いたいトレーダーは条件を満たしていることを確認したうえで、早めにハーベスティングを申請するようにしましょう。
ネム(NEM/XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説
Coincheck
ネム(NEM/XEM)のアプリを使いこなしてトレードのストレスを減らそう
仮想通貨を短期間でトレードしたい人は、事前にスマホアプリの使い勝手をチェックしておくと良いでしょう。仮想通貨の急激な価格の変動や、万一仮想通貨の取引所の通信障害などが起きた時に、すばやく対応するためです。
大切な資産を守るためにも、スマホアプリをインストールしたあとは、早めに使い方を理解しておくようにしましょう。また、マルチシグネチャやコールドウォレットをあらかじめ設定しておくことで、セキュリティを高めることができます。
スマホアプリを利用する際は、携帯できる利便性もありますが、紛失しないよう細心の注意を払う必要があります。ストレスのないトレードが行えるよう、見やすく使いやすいネムのアプリを利用すると良いでしょう。
ネム(XEM)を購入する場合、一般的には購入時の価格に数量を掛けた対価だけでなく、手数料がかかります。
購入する場合は、できるだけ手数料を抑えて手に入れることがポイントです。安く手に入れることができれば、利益を出しやすくなるからです。
ネム(XEM)の取引を行う人は、手数料を安く抑えたいと考えるでしょう。手数料を抑えるためには、購入時などにかかる手数料の種類を理解しておくことが必要です。
そこで、ネム(XEM)を購入する方法や購入以外の取引手数料などについて解説します。
※手数料は、2023年6月1日時点の金額です。
暗号資産ネム(NEM/XEM)の取引の手数料の種類
ネム(XEM)の取引には、売買や送金などさまざまな種類があります。代表的な取引は売買取引です。
1. 売買手数料
一般的には、ネム(XEM)を売買するときに手数料がかかります。
購入や売却を行う場合は、どの程度の手数料がかかるのかを理解しておくことが重要です。手数料は、暗号資産交換業者ごとに異なるため、自分が口座を開設している業者が提示している手数料をあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
日本の金融庁登録済の暗号資産交換業者の1つであるCoincheckでネム(XEM)を売買する場合は、販売所を利用します。販売所とは、暗号資産交換業者を相手に売買を行う場所のことで、売買価格はCoincheckによって提示されます。
2. 日本円の入金手数料
ネム(XEM)の購入を行うためには、まず、暗号資産の取引所で開設した口座に日本円を入金する必要があります。ネム(XEM)の購入対価は、基本的には日本円で支払うことになるためです。
Coincheckで銀行振込による入金を行う場合、入金手数料は無料となっています。ただし、銀行に支払う振込手数料は入金する人の負担です。
振込を行ったタイミングによっては、銀行振込を行ってからCoincheckの口座に残高が反映されるまでにタイムラグが発生します。購入する場合は、早めに振込処理をしておくことがポイントです。
また、コンビニ入金やクイック入金という入金方法もあります。これらの方法で入金を行う場合は、入金金額によって手数料が異なります。
3万円未満の場合は770円、3万円以上30万円以下の場合は1018円となっています。さらに、クイック入金については、50万円以上の場合、「入金額×0.11%+495円」の手数料負担が必要です。
詳しくはこちら:ネム(XEM)取引の口座開設から購入方法について
3. スワップ手数料
ネム(XEM)のレバレッジ取引を行う場合は、スワップ手数料がかかります。
レバレッジ取引とは、自己資金を担保として暗号資産の取引所に預け、その何倍もの金額の取引ができる売買手法です。小さな力で大きなものを動かせる「てこの原理」のことを、レバレッジといいます。
少額の資金で大きな金額の取引ができるため、このタイプの取引手法はレバレッジ取引と呼ばれているのです。レバレッジ取引を行う場合、取引に使用する金額は暗号資産の取引所から借りることになります。
スワップ手数料とは、借入金利に相当する手数料のことです。一般的には、取引金額に応じて毎日手数料負担が発生します。
レバレッジ取引のスワップ手数料は、暗号資産の取引所ごとに異なるため、自分が取引している取引所のスワップ手数料がいくらなのかは、取引を始める前に確認しておく必要があるでしょう。
※現在、Coincheckではレバレッジ取引は一時停止中です。
4. 日本円の出金手数料
ネム(XEM)の取引を行った結果、日本円を口座から出金することもあります。
ネム(XEM)を売却して日本円に換金したあとで投資資金を回収する場合は、出金処理が必要です。出金処理を行うことで、取引所の口座から自分の銀行口座に日本円を移動できます。
出金することによって、売却によって得た利益を確定することが可能です。この場合も、手数料負担が必要になります。
Coincheckの口座から出金する場合の手数料は、金額に関わらず一律407円です。少額の出金を何度も行っていると、手数料負担がかさんでしまいます。
そのため、出金を行う場合は、ある程度まとまった金額で行うことが、手数料を抑えるコツです。また、売却益によって増えた日本円を、自分の銀行口座に出金することが最善の方法かどうかの判断も大切になります。
増加した資金で再度ネム(XEM)を購入する予定がある場合は、出金せずに取引所に置いておくことも選択肢の1つです。
5. 暗号資産の送金手数料
ネム(XEM)を購入したら、送金することも可能です。
例えば、暗号資産の取引所の口座から、自分のウォレットに送金することで、資産を分散管理することができます。ウォレットとは、暗号資産用の電子財布のことです。
パソコンに保管するデスクトップウォレットや、USB状のデバイスに保管するハードウェアウォレットなど、ウォレットには複数のタイプがあります。また、別の人にネム(XEM)を送りたい場合も、送金処理を行うことになります。
送金を行う場合も、手数料負担が生じることに注意が必要です。送金手数料も、取引所ごとに設定が異なります。
Coincheckでネム(XEM)を送金する場合、0.5XEM(ゼム)の手数料負担が必要です。XEMは、ネム(XEM)の通貨単位を表します。
日本円でいくらになるかを知りたい場合は、ネム(XEM)の価格を掛けることでわかります。ただし、Coincheckを利用している別のユーザーの口座宛てに送金を行う場合は、手数料は無料です。
ネム(NEM/XEM)のハーベストを行う場合の手数料
ネム(XEM)のハーベストを行う場合も、手数料がかかります。
ハーベストとは、ネム(XEM)の取引検証行為のことです。一定量のネム(XEM)を保有したうえで、一定以上の取引を行うことによって、ハーベストに参加する権利が得られます。
ハーベストを行うと、報酬としてネム(XEM)を受けとることが可能です。ネム(XEM)は、販売所などで購入するだけでなく、ハーベストでも取得できます。
ネム(XEM)のハーベストを行うことによってかかる手数料は、6XEMです。この手数料は、ハーベストに必要となるNanoWalletと呼ばれるウォレットを有効化するために必要になります。
ただし、ハーベストに参加するためには、手数料負担だけでなくネム(XEM)を1万XEM以上保有しているなどの条件を満たすことが必要です。ハーベストは、ネム(XEM)の保有量が増えてから検討しましょう。
詳しくはこちら:ネム(XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説
ビットコイン(BTC)とは異なる性質を持つネム(NEM/XEM)の特徴
ネム(XEM)は、暗号資産の代表格であるビットコイン(BTC)とは異なる性質を持っている通貨です。
ネム(XEM)に興味がある人は、すぐに取引してみたいと考えるかもしれませんが、取引を始める前には、ネム(XEM)に関する基本的な知識を理解しておくことも大切です。
詳しくはこちら:暗号資産ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説
また、ビットコイン(BTC)と比較して違いを理解することで、よりネム(XEM)について詳しく知ることもできるでしょう。
詳しくはこちら:ネム(XEM)とビットコイン(BTC)の違いや比較した時の特徴
手数料から見るネム(NEM/XEM)取引のポイント
ネム(XEM)の各取引には、それぞれ異なる体系の手数料がかかります。
1回の手数料は、日本円に換算すると数百円程度でとどまることが多いため、それほど負担には感じないでしょう。しかし、1回あたりで設定されている手数料がかかる取引の場合は、少額取引を何度も繰り返していると、手数料負担は重くなっていきます。
手数料の増加は、売買などで得た利益を減らしてしまう可能性があります。そのため日本円の入金や出金は、ある程度まとまった金額で行うことがポイントです。
また、計画的に取引を行うことも大切になります。手数料負担が重くなりすぎないように工夫して、ネム(XEM)の取引を継続していきましょう。
ネム(XEM)などの仮想通貨取引を行う際は、取引を始める前にどのような保管方法があるのかを理解しておくことは大切です。
仮想通貨の保管方法には大きく分けて、秘密鍵のオンライン保管とオフライン保管があります。自分の資産を安全に運用するためにも、投資のスタイルに合わせた保管方法を見つけるようにしましょう。
また、ネムなどの仮想通貨へ投資をする際には、常にハッキングのリスクもあることを考える必要があります。そこでこの記事では、仮想通貨投資をする際にどのような保管方法があるのかなどを、わかりやすく解説します。
Coincheckの無料登録はこちら
目次
ネム(NEM/XEM)の売買や保管が簡単にできるコインチェックアプリ
ハッキング被害のリスクについて考えることが大切
長期で仮想通貨を保管をするならペーパーウォレット
Coincheckの貸暗号資産サービスを利用するのも一つの方法
ウォレットで仮想通貨を保管をするときのポイント
オフラインで仮想通貨の秘密鍵を保管するならハードウェアウォレット
USBに接続して利用するハードウェアウォレットTREZORの特徴
ネム(NEM/XEM)の保管ならNano Wallet(NEM Wallet)
モバイルアプリのNEM Walletの特徴
仮想通貨の秘密鍵を自分で管理できるデスクトップウォレット
インターネットに接続するウェブウォレット
仮想通貨投資を行う場合は日ごろから保管方法について考えておくことが重要
ネム(NEM/XEM)の売買や保管が簡単にできるコインチェックアプリ
金融庁登録済の仮想通貨の取引所であるCoincheckは、ネムの取引や保管ができるコインチェックアプリを提供しています。
コインチェックアプリはスマホにダウンロードして利用できるため、利便性の高いアプリです。画面が見やすく操作も簡単なため、仮想通貨の初心者から上級者まで幅広く利用されています。
コインチェックアプリはCoincheckの公式サイトか、App StoreやGoogle Playからインストールすることができます。また、コインチェックアプリであれば、ネムのほかにもビットコインや各種アルトコインを保管したり取引したりすることができます。
ネム(XEM)取引の口座開設から購入方法についてはこちら
ハッキング被害のリスクについて考えることが大切
続いて、仮想通貨の取引を行う際には、ハッキング被害のリスクについて理解を深めておくことが大切です。
仮想通貨はデジタル資産であるため、ハッキングのリスクに備えた保管方法を利用する必要があります。仮想通貨のハッキングにはさまざまな方法があり、メールを悪用したものやTwitterなどで偽アカウントから個人情報を盗み出すものなどがあります。
偽物のアプリなども開発されており、誤って利用した際にパスワードなどが流出するおそれもあるため気をつけましょう。仮想通貨のスマホアプリを利用する際には、開発元の会社が信頼できるものであるかをチェックしておくことが必要です。
仮想通貨の取引所もセキュリティ対策を行っていますが、ユーザー自身もみずからセキュリティ対策を行っておくようにしましょう。どのようなハッキング被害があるのかを理解し、対策を講じておくことが肝心です。
ハッキング被害が世界中で発生しているということは、それだけ仮想通貨の価値が高く、知名度が上がったことの表れでもあります。2018年の仮想通貨の盗難被害額は約1900億円にものぼると言われています。
長期で仮想通貨を保管をするならペーパーウォレット
長期で仮想通貨を保管するには、ペーパーウォレットを利用するのも良いでしょう。
ペーパーウォレットとは、アドレスや秘密鍵を紙に印刷して保管する方法を指します。ペーパーウォレットはオフラインで仮想通貨を保管できるため、セキュリティ面で優れているといえるでしょう。
そのため、投資額が大きい場合や長期投資を行うトレーダーに向いています。ペーパーウォレットを利用する際は、紙を汚損したり紛失したりするリスクには十分に用心しておくようにしましょう。
また、秘密鍵などを忘れると復元不可能なウォレットであるため、秘密鍵などの管理も厳重にしておく必要があります。水害や盗難などの被害に遭うおそれも理解したうえで、金庫などで安全に保管するようにしましょう。
なお、利用する際は、ペーパーウォレットのサービスを提供するサイトでペーパーウォレットを作成することができます。
Coincheckの貸暗号資産サービスを利用するのも一つの方法
10万円相当額以上の仮想通貨を保有しており、長期保有を検討している場合は、Coincheckの貸暗号資産サービスを利用するのも一つの方法です。
Coincheckと消費貸借契約を結んだうえで保有する仮想通貨を預けておくと、一定の利用料を受け取ることができます。貸暗号資産サービスの料率は、14日間で1%、30日間で2%、90日間で3%、365日間で5%となっています。
仮想通貨の貸出期間が終了すると、料率が加算されてユーザーへ償還される仕組みです。Coincheckの貸暗号資産サービスでは、ビットコインのみならず、イーサリアム、リップル、ネム等のCoincheckで取扱う暗号資産の貸付ができます。対応している暗号資産は、Coincheckのアカウントにログインの上、こちらのページをご確認ください。
貸出期間中は仮想通貨を売却することができない点には注意が必要です。
仮想通貨の価格の特徴は乱降下が激しいことなので、貸暗号資産サービスを利用すると損切りや利確を行えないというデメリットがあります。そのため、貸暗号資産サービスは、短期トレードではなく長期保有したい方に向いています。
仮想通貨の種類によっては申請に時間を要するケースもあるため、貸暗号資産サービスを利用したい場合は早めに申請しておくことが大切です。
貸暗号資産についてもっと詳しく知りたい方はこちらから
Coincheck
ウォレットで仮想通貨を保管をするときのポイント
ウォレットには数多くの種類があるため、保有しているネムの保有期間や金額に合わせて適切なものを選ぶようにしましょう。それぞれのウォレットには一長一短があり、普段トレードする分と長期投資の分を分けて利用するのも良いでしょう。
例えば、コールドウォレットと呼ばれる電子財布も、有用性が高い保管方法のひとつです。コールドウォレットはネットに接続せずに仮想通貨の秘密鍵を保管できるため、セキュリティを高めることができます。
コールドウォレットには、ペーパーウォレットやUSBタイプのハードウェアウォレットなどの種類があります。ただし、ハードウェアウォレットをアップデートする際には、自分で一度リセットしてからアップデートを行い、さらにパスフレーズを使って復元する必要があります。
そのため、パスフレーズをなくしてしまうと、保管していた仮想通貨も復元できなくなります。復元できなければ仮想通貨を紛失したことと同じなので、パスフレーズは厳重に保管するようにしましょう。
保管方法のほかにも、利用する仮想通貨の取引所のセキュリティを向上させるために、仮想通貨の取引所に口座を開設した際には、自分で二段階認証を設定することも大切です。
仮想通貨の取引所・販売所で口座開設するまでの流れはこちら
オフラインで仮想通貨の秘密鍵を保管するならハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットは秘密鍵をオフラインで管理でき、パスワードも設定できるウォレットです。
パソコンとUSB接続することによって使用できるコールドウォレットであり、割と手軽に仮想通貨の出し入れを行うことができます。比較的安全性が高い管理方法なので、長期間仮想通貨を保有するトレーダーからもよく選ばれます。
ただし、販売元が明確でない模造品や中古品などを購入すると、悪意のあるプログラムがインストールされるおそれもあるため避けたほうが賢明でしょう。また、デメリットとしては、端末の購入費が1万円程度は最低でもかかる点と、紛失や故障のリスクがある点です。
USBに接続して利用するハードウェアウォレットTREZORの特徴
例えば、TREZOR(トレザー)は、世界中のトレーダーから利用されているハードウェアウォレットの一つです。仮想通貨そのもののデータを入れて保管するのではなく、入出金する際に必要な秘密鍵の役割を果たします。
TREZORはハードウェア端末を秘密鍵にすることで、オフラインで安全な管理を行うことが可能です。ビットコインだけでなくアルトコインも保管できるため、TREZORは多くのユーザーを獲得しています。
TREZORを利用する際の注意点は、フリーのWi-Fiは使用しないこと、パソコンのウイルスチェックをこまめに行うことなどです。万が一、自分のパソコンがマルウェアやスパイウェアなどに感染した場合、パスワードやIDなどが抜き取られる被害が発生するケースもあるからです。
そのため、TREZORを利用する際には、自宅の安全なWi-Fiを利用するようにしましょう。実際にTREZORにネムを保管する際には、ネムの公式ウォレットであるNano Walletと同期させてからネムの送金を行いましょう
ネム(NEM/XEM)の保管ならNano Wallet(NEM Wallet)
画像出典:https://nem.io/downloads/
Nano Wallet(最新版はNEM Walletと名称変更)は、ネムが公式に推奨しているデスクトップウォレットです。
Nano Walletをインストールするためには、ネムの公式サイトから自分のパソコンのOSを選択したうえでダウンロードします。ただし、TREZORと連携予定の人は、UNIVERSAL CLIENT(UC)版をダウンロードしましょう。
実行ファイルをクリックすると、設定とインストールが始まります。右上の「アカウントの作成」をクリックすれば、ウォレット情報の入力画面に移ります。ウォレット名やパスワードなどを入力します。
ウォレットのデータファイルが生成され、wltファイルのダウンロード画面が開いたら、USBメモリーなどを選択して保存しましょう。
「private key(秘密鍵)」と「raw wallet file(ウォレットデータを64文字で表したもの)」は特に重要ですので、オフラインで厳重に保管・管理する必要があります。
モバイルアプリのNEM Walletの特徴
スマホ版のNEM Walletは、スマホで直感的に操作できるモバイルアプリです。
スマホ版NEM Walletでは、デスクトップ版NEM Wallet(旧称:Nano Wallet)のアカウントとの同期やアカウントの新規作成、ネム残高の確認などをスマホから行うことができます。デスクトップ版アカウントと同期するためには、「QRコードをスキャン」をクリックし、デスクトップ版に表示されるQRコードを読み込みます。
外出先でもハーベストの収穫状況が見られることが、スマホ版のNEM Walletのメリットだといえるでしょう。ただし、スマホ版ではハーベスト報酬の小数点以下は表示されないことがデメリットなので、確認する際には注意が必要です。
スマホ版NEM Walletをインストールする際は、モバイルアプリ用のパスワードとして新しいものを設定し、デスクトップ版の使い回しをしないことが重要です。
仮想通貨の秘密鍵を自分で管理できるデスクトップウォレット
デスクトップウォレットとは、自分のパソコンにアプリケーションをダウンロードして利用するウォレットのことです。仮想通貨を管理するのはローカル環境になり、秘密鍵はオンラインウォレットと違い、自分で管理することができます。
フルノードと呼ばれる、すべての取引記録が確認できるデスクトップウォレットもあります。フルノードはすべてのブロックチェーン情報をダウンロードする必要があるため動作が重くなりますが、マイニングできるというメリットもあります。
デスクトップウォレットは開発されている種類が多いため、自分の投資スタイルや投資金額に合ったウォレットを見つけると良いでしょう。しかし、基本的にはひとつの仮想通貨に対してひとつのデスクトップウォレットが必要になるため、パソコンの動作が遅くなるケースもあります。
また、パソコンの故障やウイルス感染などが起こった場合、秘密鍵が流出してしまうケースもあるため、リスク管理には細心の注意を払いましょう。
インターネットに接続するウェブウォレット
ウェブウォレットはオンラインウォレットなので、インターネットに接続すればネムを保管・管理できます。
機器や端末を問わないため、自分のパソコンやスマホ、タブレットなどで利用が可能です。無料で登録するだけなので、仮想通貨初心者にとっては利用しやすいウォレットだといえるでしょう。
とはいうものの、セキュリティはオフラインで秘密鍵を保管するよりも脆弱なので、多額の仮想通貨を保管するのには向いていません。ウェブウォレットは、秘密鍵を自分自身では管理できないことにも注意が必要です。
インターネットにつながったオンライン上で管理するため、秘密鍵を流出させてしまったり、ハッカーに狙われたりする危険性も高くなります。フィッシングでパスワードを流失した場合は、資産を失うおそれもあるでしょう。
仮想通貨の取引所のウォレットもウェブウォレットの一種であり、仮想通貨の取引所が万一破綻した際には資産を失うリスクもあるため、ほかのウォレットを用いて分散管理を検討するのも良いでしょう。
仮想通貨投資を行う場合は日ごろから保管方法について考えておくことが重要
ネムなどの仮想通貨投資を行う際は、取引を行う前にどのような保管方法があるのかを理解しておくことが重要です。
秘密鍵をオンラインに保管する方法とオフラインに保管する方法では、メリットとデメリットが異なります。どのような保管方法を選択する場合でも、ハッキングリスクへの対策は常に自分で講じておくことが肝心です。
仮想通貨を取引する際は、セキュリティを向上させるためにも、日ごろから保管方法にも意識を向けておきましょう。
これからネム(XEM)の取引を始めたいと考えている人のなかには、現物取引とレバレッジ取引の違いを知りたい人もいるでしょう。
現物取引とレバレッジ取引には大きな違いがあるため、内容を理解せずに取引を始めることは避けた方が良いといえます。特に、仮想通貨初心者は現物取引とレバレッジ取引のメリットやデメリットを理解してから、取引を始めた方が良いでしょう。
この記事では、ネムの現物取引とレバレッジ取引の違いや注意点、始め方などをわかりやすく紹介します。
Coincheckの無料登録はこちら
目次
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の基本情報
仮想通貨の現物取引の特徴とは?
仮想通貨のレバレッジ取引の特徴とは?
ネム(NEM/XEM)で現物取引する方法は?
Coincheckで口座開設
Coincheckに日本円を入金
コインチェックアプリでも売買が可能
Coincheckではネム(NEM/XEM)の貸暗号資産サービスも利用可能
海外の仮想通貨の取引所では日本円でのネム(NEM/XEM)の購入が原則不可能
仮想通貨の取引が初めての人は金融庁登録済のCoincheckを
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の基本情報
ネム(XEM)は、2015年3月31日に誕生したアルトコインです。
New Economy Movementの頭文字をとったものがネム(XEM)であり、こちらは新しい経済運動を意味しています。通貨単位にはXEMが用いられており、XEMの総発行枚数は約90億枚で、通貨供給量が増えないことがネムの特徴です。
また、ビットコイン(BTC)の報酬はマイニングによって生じますが、ネムはハーベストと呼ばれる取引承認システムによって報酬が得られます。
ネムはProof of Importance(プルーフ・オブ・インポータンス)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用しており、ネットワークへの重要度に応じて取引の承認者が決まります。
仮想通貨ネム(NEM/XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説
Coincheck
仮想通貨の現物取引の特徴とは?
まず、仮想通貨の現物取引とは、その時の値段で仮想通貨を売買取引する方法のことを指します。
現物取引は、5万円で売りに出ているネム(XEM)を5万円で買うことを意味します。購入した仮想通貨の所有者になれるため、仮想通貨の送金や仮想通貨での決済なども、自由に購入者が行うことが可能です。
また、現物取引は購入した金額以上の損失は被らないため、仮想通貨初心者が利用しやすい取引方法だといえます。価格が安い時に購入して高い時に売ることで利益を出せるのが、現物取引です。
日々の相場に一喜一憂したくなく、ネムを長期保有したい人にも、現物取引は向いています。
ネム(NEM/XEM)購入方法・買い方・口座開設・取引方法を解説
Coincheck
仮想通貨のレバレッジ取引の特徴とは?
レバレッジ取引とは、仮想通貨の取引所に預けた証拠金以上の金額で取引可能な方法のことを指します。
日本国内の仮想通貨の取引所では、数倍のレバレッジをかけて取引することが可能です。元手よりも大きな金額の取引が可能になるため、短期間で大きな利益を得たいトレーダーから人気の高い投資方法です。
しかし、レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンな投資方法であるため、失敗すると損失も大きくなりやすいといえます。価格が予想と異なる方向に大きく動くと、ロスカットと呼ばれる強制決済の仕組みによって、いきなり多額の損失を出してしまう場合もあります。
そのため、仮想通貨の初心者は、まずはネム(XEM)の現物取引に慣れてから、レバレッジ取引にはチャレンジした方が良いといえるでしょう。また、レバレッジ取引は、購入したネムの所有者にはなれないため、送金や決済ができないことが特徴です。
なお、レバレッジ取引であれば、下落相場だったとしても売りから入ることで利益を得られる可能性はあります。ただし、多くの仮想通貨の取引所では、スワップ手数料とも呼ばれる手数料が1日ごとにかかります。
ポジションを保有したまま日をまたぐと手数料がかかるため、仮想通貨のレバレッジ取引は、長期でポジションは保有されず、短期間でトレードされる傾向にあります。
ネム(NEM/XEM)で現物取引する方法は?
ネム(XEM)で現物取引するためには、まずネムを扱っている仮想通貨の取引所に口座開設が必要です。
金融庁登録済の仮想通貨の取引所Coincheckでは、ネムを含めて合計30種類以上の仮想通貨を取り扱っています。
Coincheckで口座開設
Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。
1.アカウント作成をする2.本人確認を行う
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】
Coincheck
Coincheckに日本円を入金
Coincheckへの入金方法には、銀行振込・コンビニ入金・クイック入金があります。取引のタイミングを逃さずに即時に入金したい際には、クイック入金が便利です。
ネム(XEM)を購入するためには「コインを買う」をクリックし、ネムを選択したうえで購入したい数量を入力しましょう。利益が発生した後には、ネムを売却して日本円に換金します。
コインチェックアプリでも売買が可能
Coincheckは、チャートや取引画面が見やすいコインチェックアプリも提供しています。
コインチェックアプリは売買が簡単なことに加えて、QRコードによる決済機能なども付いており直観的に利用しやすくなっています。そのため、仮想通貨の初心者から上級者まで幅広いユーザーに利用されています。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】
Coincheck
Coincheckの無料登録はこちら
Coincheckではネム(NEM/XEM)の貸暗号資産サービスも利用可能
Coincheckではネム(XEM)の現物取引に加えて、貸暗号資産サービスが利用できます。貸暗号資産サービスは、10万円相当額以上の仮想通貨を所有している人が対象となっているサービスです。
購入したネムを一定期間Coincheckへ貸し出すことで、利用料を得られます。利率は14日間年率1%・30日間年率2%・90日間年率3%・365日間年率5%となっており、長期間貸し出す人ほど高い多くの利用料を得られるサービスです。
貸出期間が終了後には、貸し出したネムに利用料が加算された金額を受け取ることが可能です。ただし、ネムを貸し出している期間は売却することができないため、注意が必要です。
ネムの価格が暴騰したり暴落したりした場合でも、損切や利確は行えないという仕組みになっています。通常の取引アカウントと貸暗号資産のアカウントは別であるため、利用する際には「振替」から手続きを行うようにしましょう。
Coincheck貸暗号資産サービス
Coincheck
海外の仮想通貨の取引所では日本円でのネム(NEM/XEM)の購入が原則不可能
海外の仮想通貨の取引所では、日本円でネム(XEM)の購入が行えないという特徴があります。基本的にはビットコイン(BTC)などでネムを購入する形となります。
また、パスポートなどの本人確認書類が不要な仮想通貨の取引所や、メールアドレスのみを入力することで登録できる仮想通貨の取引所もありますが、安全性や信頼性の面では注意が必要です。
海外の仮想通貨の取引所によっては全て英語表記とされている場合もあり、場合によってはセキュリティ対策が脆弱であるなどのデメリットもあります。第三者から海外の仮想通貨の取引所がハッキングされた場合、損失した資産を補償してもらえないケースもあるため、取引の際には注意が必要です。
日本国内の金融庁登録済の仮想通貨の取引所は、国内のユーザーも多くネット上に情報なども活発に発信されています。一方で、海外の仮想通貨の取引所に関する情報はやや少ないといえます。
言語の問題や安全性に対する不安がある仮想通貨初心者は、日本国内の金融庁登録済の仮想通貨の取引所を利用すると良いでしょう。
仮想通貨の取引が初めての人は金融庁登録済のCoincheckを
仮想通貨初心者やネム(XEM)の取引が初めての人は、少額の現物取引から始めてみるのも良いでしょう。
Coincheckでは、500円からでもネムを取引することが可能です。ネムを長期保有する予定の方は、購入後に貸暗号資産サービスを利用するのも良いでしょう。
また、仮想通貨の初心者は、レバレッジ取引は現物取引に慣れてから利用すると良いでしょう。レバレッジ取引と現物取引の違いは、取引する際のリスクの大きさだともいえます。
最初はリスクを抑えて取引を行いたい方は、現物取引から始めることが賢明です。そうして取引をするなかでチャートの読み方などを勉強し、仮想通貨市場に関する情報収集なども怠らないようにすることが、損失を抑えるためのポイントです。
仮想通貨市場でのネムの動向をこまめにキャッチすることで、価格の変動を予想しやすくなることもあるでしょう。ネムの取引をしたいと考えている人は、売買が簡単にできるCoincheckの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
仮想通貨にはさまざまな種類があり、ネムもその1つです。
ネムは、日本でも知名度の高い仮想通貨の1つであるため、購入を検討している人もいらっしゃることでしょう。そんなネムを購入するにあたっては、ネムの誕生経緯や基本的な特徴などの基本情報を理解しておくことも大切です。
また、購入時期の検討も重要です。高値掴みをしてしまうと、ネムでの資産運用を有利に進められなくなってしまいます。
そのため、安く購入できる買い時を見極めることなどが重要です。そこで、この記事ではネムの特徴と買い時の事例についてご紹介します。
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の基本情報
ネムは、New Economy Movementの頭文字を取った略称で、直訳すると新しい経済運動のことを表しています。仮想通貨システムの名称はネムですが、通貨そのものの名称はXEM(ゼム)です。
ネムは、新しい経済圏の創出を目指して始まった仮想通貨のプロジェクトです。新しい経済圏創出においては、金銭的な面での自由と分散化、機会均等の平等主義・公正性・連帯感などを重視して活動が行われています。
2019年4月19日時点におけるネムの時価総額は、約650億円です。すべての仮想通貨における時価総額ランキングでは21位となっています。
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の特徴は?
ネムには、例えば以下のような特徴があります。
1. ハーベスティングでコインをもらえる
1つ目の特徴は、ハーベスティングです。
ハーベスティングとは、ネムの取引データの検証と承認作業のことです。ハーベストに参加することによって、ネムで報酬を受け取ることが可能です。
ただし、ビットコインのような、マイニングによって取引検証・承認が行われる仕組みとは異なります。参加するためには、1万XEM以上を保有しているなど、ネムの保有量や取引量などの条件を満たすことが必要です。
基準を満たしてネムのネットワークに貢献した重要な人として認められれば、ハーベストを行うことができます。ハーベストは、ネットワーク内で自動的に処理が進むため、パソコンなどの電源がオフの状態でもできる場合がある点がメリットです。
2. 公平なシステムを目指している
ネムの2つ目の特徴は、公平なシステムを目指していることです。
ネムの取引承認システムであるPoI(プローフオブインポータンス)の仕組みも、公平な仮想通貨のシステムを実現するために取り入れられたものです。取引検証・承認作業において、マイニングでは、大規模にパワーを投入した人が有利になるPoW(プルーフオブワーク)の考え方が採られています。
一方、PoIでは、通貨システムに対する貢献度が高い人ほど報酬が多くなる仕組みです。ネムの目指す平等の実現には、富の再配分や公平なシステムの実現が重要になります。
また、ネムの場合はハーベストする際の消費電力が少ないことも、誰でも使える公平なシステムを担う重要な要素です。
3. アポスティーユ
3つ目は、アポスティーユです。
アポスティーユとは、外国公文書の認証に関連する用語ですこの機能を使えば、取引履歴の管理システムであるブロックチェーンに、ファイル情報とタイムスタンプが刻まれた公証が作成されます。
作成された公証は改ざんすることができないため、データの信頼性が高まります。また、アポスティーユを有効に活用すれば、簡単にタイムスタンプ付きの証明書をブロックチェーン上に残すことができます。
つまり、低コスト・短時間で契約を成立させることにも応用できると言えるでしょう。
詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の価格推移
ネムの購入を検討している場合は、過去からの価格推移についても理解しておくことが必要です。
ネムは、2017年12月に1XEM100円を超え、2018年1月には約240円もの最高値を付けたことがあります。この時期は仮想通貨市場全体の価格上昇が発生したため、どの仮想通貨も大きな上昇を見せた時期です。
その直後、仮想通貨市場全体はトレンド転換して暴落が起こります。2018年は1年を通じて、基本的に値下がりが止まることはありませんでした。
しかしながら2019年初旬からは価格が徐々に上向き始め、3月時点で4円台後半の水準まで戻し、4月に入って7円台まで価格を戻してきています。
仮想通貨ネム(NEM/XEM)が値上がりしない理由とは?
ネムは、2018年の暴落を経て軟調な価格変動が続き、なかなか上昇に転じていなかった状況です。
ネムの価格がなかなか上がらない理由としては、例えばいくつか理由が考えられます。
1. ネムを購入できる場所の少なさ
1つは、ネムを購入できる仮想通貨の取引所が限られていることです。
仮想通貨の価格は、需要と供給によって決まります。購入できる場所が少なければ需要の増加につながりにくく、その結果、価格上昇も発生しにくい環境となるでしょう。
ただし、時が経つにつれてネムを取り扱う仮想通貨の取引所は増えてきていますので、今後とも取り扱いの取引所が少ないとは言い切れないでしょう。
2. ビットコイン価格の影響
もう1つは、仮想通貨の世界における基軸通貨ともいわれるビットコイン価格が、なかなか大きく上昇しないからと考えられます。
ネムの過去における価格推移をみると、ビットコイン価格との連動性が高いことがわかります。ビットコインが上がれば、ネムの価格も上昇する可能性があるでしょう。
ビットコインは2019年4月に入り、再び大きく価格が上昇しました。ネムの購入を検討されている方は、今後のビットコインの値動きにも注意しておくと良いでしょう。
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の買い時の事例
ネムの買い時を逃してしまい高い価格で購入すると、売却時の利益は減少してしまいます。
そのため、ネムへの投資を行う場合は、買い時を知っておくことも重要です。主な買い時には、例えば以下が挙げられます。
1. 相場が好転した時
1つ目の買い時の例は、相場の好転時です。
仮想通貨市場全体が下降トレンドにある場合、ネムだけが突出して価格上昇が起こるためには、相当強い材料が必要になります。ただし、そういったニュースやイベントの数は、実際のところ少ないでしょう。
一方、仮想通貨全体が上昇トレンドである場合は、ネム特有の好材料がなくても全体の波に乗って価格上昇が起こる可能性は高くなります。そのためネムの価格だけでなく、仮想通貨全体の価格動向を把握することが大切です。
2. 相場が大暴落した後
2つ目の買い時の例は、相場が大暴落を起こした後です。
大きな暴落が生じると、その反動で大暴騰が起こることもあります。適正な価格よりも暴落によって下がりすぎた場合に、正常な価格水準に戻そうという反発が生じるのです。
この反発は、ときには暴落の勢いにも負けない強さで上昇をみせることもあります。2019年3月末のネムの価格は、最高値よりもはるかに下の価格水準にまで下がっています。
さらに下がれば投資家にとって割安の通貨になる可能性はあるでしょう。しかし、価格の下げ止まりを確認してから購入することがポイントです。
安易に価格が下がったからといって購入するのではなく、チャート分析などを通じて反発の予兆を確認してから買うのが良いでしょう。
3. 好材料ニュースが出た時
3つ目の買い時の例は、好材料のニュースが報道されたときです。
たとえば、それまで取り扱いがなかった仮想通貨の取引所への上場や、ネムをビジネスに利用する目的での企業間提携などが、好材料のニュースとなりえます。ネムの将来性が広がるなど明るいニュースが出たときには、ネムの将来を信じて投資家が買い注文を入れることが多くなるでしょう。
そうなると、少ない売り注文に買い注文が殺到して、価格は順調に上昇をみせることにつながります。ただし、このタイプの価格上昇は、時の経過とともにニュースの鮮度が落ちるため、短期的に終わることも多いです。
そのため、ニュースが出たらスマホアプリを活用してすぐに購入を行うなど、購入タイミングには注意する必要があります。
情報に振り回されすぎないように注意
仮想通貨への投資を行う場合は、価格変動の激しさに翻弄されないようにすることが重要になります。
需要と供給によって価格が決まる投資商品の場合、価格変動はつきものです。上がった下がったと一喜一憂していると、精神的にも体力的にも負担が重くなってしまうでしょう。
目先の価格変動にとらわれるのではなく、取引を始めたときの当初の目的を思い出して落ち着くことも有効です。自分を取り戻して冷静に判断をすれば、不利になる取引を実行するリスクを下げられます。
ネムの購入を決める場合は、自分自身が冷静になっていると自覚できるときに行うことが大切です。そのうえで、有利なタイミングを見つけてネムを購入することを心がけましょう。
仮想通貨(暗号資産)初心者のなかには、ネム(XEM)の始め方やハーベストのやり方を知りたいと思う人もいるかもしれません。
また、そもそも一体どこでネムを購入すれば良いのか、どのような手順を踏めばネムの取引が始められるのか、初めての人にはわからない場合もあるでしょう。
ネムの取引を始めるにあたっては、あらかじめネムの基本的な特徴や、ハーベストとマイニングの違いなどを理解しておくことも大切です。そこでこちらの記事では、仮想通貨初心者を対象に、ネム(XEM)の始め方をわかりやすく解説します。
※当社にXEMを入金・送金される場合は、NEMネットワークをご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。
詳しくはこちらをご参照ください。
Coincheckの無料登録はこちら
目次
仮想通貨ネム(NEM/XEM)とは?基本情報や特徴
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の始め方
1. 仮想通貨の取引所に登録する
ネム(XEM)を購入する
ネム(XEM)を貸し出す
ネム(NEM/XEM)のハーベストとビットコイン(BTC)のマイニングの違い
マイニング
ハーベスト
ネム(NEM/XEM)のハーベストの種類
ローカルハーベスト
デリゲート(委任)ハーベスト
ネム(NEM/XEM)のハーベストのメリット
ネム(NEM/XEM)のハーベストのデメリット
ネム(NEM/XEM)のハーベストのやり方
1. NanoWallet
2. Simple walletを作る
3. ネム(XEM)を入れる
4. 委任する
ネム(NEM/XEM)の売買やハーベストで利益を出そう
仮想通貨ネム(NEM/XEM)とは?基本情報や特徴
ネム(XEM)は、平等を原則とした新しい経済圏を目指して誕生した仮想通貨です。
2014年1月19日にutopianfutureというハンドルネームの人物によって、ネムのプロジェクトは立ち上げられました。その後、2015年3月29日に初めてネムは公開されています。
New Economy Movement(新しい経済運動)の略称であるネムは、金銭的な自由や機会の平等主義と公平性などが原則とされています。通貨単位は、XEM(ゼム)で、誕生当初に約1600人の投資家へ、均等に総発行量の89億9999万9999XEMが振り分けられました。
ネムに新規発行はなく、ビットコインのようなマイニングの仕組みがないことも特徴です。ネットワーク貢献者へは、マイニングではなくハーベスティング(収穫)という仕組みで報酬が分配されます。
また、ブロック生成間隔が約1分と短いため、数ある仮想通貨のなかでも取引の処理速度は早くなっています。
詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説
仮想通貨ネム(NEM/XEM)の始め方
ネム(XEM)の始め方として、まずはCoincheckなどの金融庁登録済の仮想通貨の取引所に口座開設をしましょう。
1. 仮想通貨の取引所に登録する
Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。
1.アカウント作成をする2.本人確認を行う
口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。
Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】
Coincheck
Coincheckの無料登録はこちら
ネム(XEM)を購入する
Coincheckでネム(XEM)を購入するには、ウェブ画面ではログイン後に「ウォレット」をクリックし、「コインを買う」画面でネムを選択します。
数量を設定して「購入する」をクリックします。購入するボタンを押した後は取引をキャンセルできないため、選択するコインや数量を間違えないようにしましょう。
一方、ネム(XEM)を売る場合は「コインを売る」画面でネムを選択し、数量を設定して売却すれば完了です。Coincheckの販売所は操作が簡単なため、初心者でも迷うことなくネム(XEM)の売買が可能です。
ネム(XEM)を貸し出す
また、Coincheckでは最大年率5%の貸暗号資産サービスを利用して、購入したネム(XEM)を貸し出すこともできます。
Coincheckの貸暗号資産サービスは、保有しているネム(XEM)を一定期間Coincheckに貸し出すことで、利用料をもらえるサービスです。貸出期間は14日間・30日間・90日間・365日間から選択することができます。
購入したネム(XEM)を長期間保有予定の方は、利用を検討してみるのも良いでしょう。
Coincheckの口座開設方法と手順の詳細はこちら
ネム(NEM/XEM)のハーベストとビットコイン(BTC)のマイニングの違い
仮想通貨におけるハーベストとマイニングは、報酬が得られるという点においては似ています。しかし、異なるポイントもあるため違いを理解しておきましょう。
マイニング
まずマイニングとは、ビットコインなどに導入されている仕組みのことを指します。
マイニングによってビットコインの取引は承認され、マイニングに成功して取引を承認することで、マイニングを行うマイナーは報酬としてビットコインを受け取ることができます。
ただし、マイニングを成功させるためには膨大な計算作業が必要となり、高性能コンピューターなどが必要となります。近年このビットコインのマイニング競争は激化しており、マイニングのためのコストも増加しています。
ハーベスト
一方、ネム(XEM)のハーベストは、ネムを一定金額以上持っている人なら誰でも参加することができ、ハーベストに成功すると報酬を得られます。
具体的には、ネム(XEM)を1万枚以上保有していることなどの条件をクリアする必要がありますが、ビットコインのマイニングよりも参入障壁は低くなっています。
また、ネムのハーベストには大量の計算作業なども必要ないため、膨大なコストがかかることもありません。
ネム(NEM/XEM)のハーベストの種類
ネム(XEM)のハーベストの報酬を受け取るには、2種類の方法があります。
ローカルハーベスト
まず一つ目がローカルハーベストで、こちらは自分のパソコンを起動したままの状態で実行する方法です。
ローカルハーベストは、ネムの公式ウォレットであるNano Walletをインストールした自身のパソコンでハーベストを行います。パソコンを起動させ続ける必要があるものの、全くハーベスト権利が回ってこないケースもあるので注意が必要です。
デリゲート(委任)ハーベスト
反対に、パソコンがオフラインの状態でも実行できる方法が、デリゲートハーベスト(委任ハーベスト)です。
他人のPC上のスーパーノードを利用して取引の承認を行うため、自身の負担は軽減できるといえるでしょう。なお、ローカルハーベストからデリゲートハーベストへ切り替えたい際には、Nano Walletで該当のボタンをクリックすることで切り替えが可能です。
ただし、デリゲートハーベストを利用するためには、手数料の0.15XEMを支払う必要があります。また、スマホアプリからはハーベストの設定が行えないため、注意しましょう。
ネム(NEM/XEM)のハーベストのメリット
ハーベストにおけるメリットはビットコインのマイニングとは異なり、1万XEM以上のネム(XEM)を持っていれば誰でも参加できる点です。
特にデリゲートハーベストを利用すれば、ネット環境のない場所でも実行することが可能です。自身のパソコンをオフラインにすることが可能であるため、ハーベストにかかるコストを最小限に抑えることができます。
デリゲートハーベストは委任できるため、ハーベストに関する詳しい仕組みなどがわからなくても利用することが可能です。ハーベストを始めるための設定も比較的簡単であるため、仮想通貨初心者でも気軽に利用できるといえるでしょう。
ネム(NEM/XEM)のハーベストのデメリット
ローカルハーベストの場合は、パソコンを起動させ続ける必要があるため、ある程度の電気代がかかるというデメリットがあります。デリゲートハーベストを行う際にも、すぐに行いたい場合でも承認されるまで待つ必要があったりもします。
また、ネム(XEM)の保有量や取引量が少ない場合には、報酬が少なくなったりもらえなくなったりする可能性があるということを覚えておきましょう。報酬が少なくなる理由は、ネムへの貢献度によって取引承認の報酬がランダムに選ばれるためです。
ただし、人によっては毎月安定した儲けになるケースもあるため、ネム(XEM)を長期保有する予定のある方は、ハーベストの利用を検討されるのも良いでしょう。
詳しくはこちら:ネム(XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説
ネム(NEM/XEM)のハーベストのやり方
続いてネム(XEM)のハーベストのやり方についてご紹介します。
1. NanoWallet
画像出典:https://nem.io/downloads/
ハーベストのやり方として、NanoWalletを利用する方法があります。
ネム(XEM)の公式ウォレットであるNanoWalletにネム(XEM)を入れておくことでハーベストが行えます。公式サイトでは「Windows」「MAC」「Linux」の3種類があるため、そのなかから自身のパソコンに合う種類を選んでダウンロードしましょう。
Nano Walletには、パソコン版とモバイル版がリリースされています。ウェブからダウンロードする際には、ファイルが約90MBあるためダウンロードに時間を要します。
NanoWallet-(バージョン名+OS名)という名前のZip形式ファイルが保存された後は、ファイルをクリックしZipファイルを解凍しましょう。
なお、ハードウェアウォレットのTREZORは、NanoWalletと連携をすることが可能です。日本語化するためには、Nano Walletのトップ画面の「言語」から「Japanese」を選択しましょう。
NanoWalletから送金するためには「送金」をクリックし、宛先・量・メッセージ・パスワードを入力する必要があります。
2. Simple walletを作る
続いて、初めてNanoWalletを作成する際には「Simple wallet」を選択します。
ウォレット名やパスワードを入力して「Start」します。ウォレットを作成する際には、ハッキング対策のためにもオフライン環境で作業するようにしましょう。
オフライン環境にした後に、「Ready」をクリックし「Mainnet」を選択します。その後は「Next」をクリックし、英数字などを複雑に組み合わせたパスワードを入力します。
秘密鍵を作成するためには「Start」をクリックし、緑色のバーが100%になるまでカーソルを画面上で動かし続けます。表示された「Next」をクリックすることで、秘密鍵の作成と暗号化が完了します。
バックアップファイルと秘密鍵のデータは復元が不可能なため、管理には十分注意するようにしましょう。
3. ネム(XEM)を入れる
ハーベストを始めるために、ウォレットにネム(XEM)を入れましょう。
ネムウォレットのログイン画面にネムアドレスが出たら、アドレスをコピーします。Coincheckの「コインを送る」ページで「送金先リストの編集」を選択します。
宛先にコピーしたアドレスを貼り付けて、金額を入力しましょう。宛先は間違えないよう、打ち込むのではなくコピーしたものを貼り付けるようにする方が良いでしょう。
コインごとに説明文が異なるため、送金前に必ず目を通すようにしましょう。Coincheckで新規アドレス宛送金をする際には、まず二段階認証を済ませているかチェックします。
次に「送金先リストの編集」をクリックし、新規宛先と新規ラベルを入力します。「宛先」から送金先を選択し、送金したい数量とコインごとに必要な項目を入力しましょう。
その後に「送金する」を選択して送金すれば、送金は完了です。ハーベスト手数料として6XEMかかるため、合計で1万6XEM以上を送金する必要があります。
4. 委任する
ネムウォレットの「デリゲート・ハーベスティング設定」を有効にすることで、パソコンの電源を落としてもハーベストが可能になります。
ハーベストを委任するためには条件があります。例えば、1万XEM以上をNanoWalletに保有し、NanoWalletで委任有効化の申請をしていることやNanoWalletの既得バランスが1万XEM以上を超えていることなどが条件です。
委任ハーベストをすることで、スーパーノードへ委任することが可能となります。なお、スーパーノードは得られる利益が大きいですが、24時間パソコンを起動する必要があるなど細かく条件があるため、初心者にはハードルが高い側面があります。
また、委任ハーベストをする際には、手数料が0.15XEM必要となるため注意しましょう。
ネム(NEM/XEM)の売買やハーベストで利益を出そう
ネム(XEM)は売買による取引だけではなく、ハーベストで利益を出すことも可能です。
仮想通貨初心者は、仮想通貨の取引所での登録方法やネム(XEM)の入金方法をあらかじめ学んでおくことで、スムーズにネム(XEM)の取引を開始することができます。また、ハーベストを始める際には、メリットとデメリットを理解したうえで行うようにしましょう。
仮想通貨は値動きが大きく、短期間で大きな利益を出せる可能性がある反面、損失リスクも大きいため、余剰資金内で取引をすることも投資の大切なポイントです。
さらに、万が一のハッキングなどのリスクに備えて、自分自身で二段階認証設定などのセキュリティ対策を講じることも必要です。ネム(XEM)で取引を始めて、他の仮想通貨とは異なる楽しみ方を模索してみましょう。
仮想通貨には、数多くの種類があります。
最初に世に出た仮想通貨であるビットコインだけでなく、ネムなどの仮想通貨に興味を持っている人もいるでしょう。ネムは、独自のブロックチェーン技術によって開発された仮想通貨です。
そのため、ほかの通貨にはないさまざまな特徴を備えています。ネムへの投資を検討している人は、ネムの基本的な特徴を理解しておくと、投資のリスクを抑えたり、適切なタイミングでの売買に役立てることもできるでしょう。
そこで、この記事ではネムの基本的な仕組みや、ビットコインとの比較などについてご紹介します。
ネム(NEM/XEM)は独自のブロックチェーン技術で開発されている
ほかの多くの仮想通貨と同じように、ネムもブロックチェーン技術がベースとなって開発された仮想通貨です。
ブロックチェーンとは、分散型台帳技術とも呼ばれ、一定のプログラムに従って時系列でつながっている取引履歴のデータのことをいいます。ブロックチェーン技術は一定の応用範囲があり、ネムは独自のブロックチェーンの仕組みを持っています。
独自とされるポイントとして、コンセンサスアルゴリズム(取引承認アルゴリズム)に、PoI(Proof of Importance、プルーフオブインポータンス)よ呼ばれる仕組みが採用されていることがあげられます。
PoIの特徴は、取引承認を行う権利がある人の条件として、ネムに対して重要な経済的貢献をしている点を重視するような仕組みがある点です。
PoIは、定められた通貨量を超えるネムを保有し、一定以上の取引を行う人だけが、取引承認作業であるハーベスティングに参加できるという、コンセンサスアルゴリズムです。
詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説
ネム(NEM/XEM)とビットコイン(Bitcoin/BTC)の特徴の違い
ネムの特徴を理解するにあたっては、元祖仮想通貨であるビットコインとの違いを把握しておくことも有効です。
ビットコインは、コンセンサスアルゴリズムとしてPoW(Proof of Work、プルーフオブワーク)を採用しています。取引承認作業には誰でも参加できますが、大量の計算能力を保有している人が有利になる仕組みです。
ビットコインシステムにおける取引承認作業のことを、マイニングといいます。最初に取引検証に成功した人だけが、報酬としてビットコインを受け取ります。
検証対象となるブロックの生成間隔は、約10分です。一方、ネムの取引承認アルゴリズムはPoIである点がビットコインと異なります。
また、ネムの場合は報酬はネムで支払われますが、ビットコインのように新規発行されるわけではなく、主に取引手数料によってまかなわれる点も相違点です。さらに、ブロック生成間隔は約1分と、ビットコインよりも短くなっています。
なお、ネムの取引承認作業は、マイニングではなくハーベスティング(収穫)と呼ばれています。
ネム(NEM/XEM)におけるハーベスティングの仕組み
ネムを購入する場合は、ハーベスティングの仕組みに関する基本事項を理解しておいた方が良いでしょう。
ネムのハーベスティングは、ビットコインのマイニングよりも公平だといわれることがあります。マイニングは計算能力が高い人が有利になる仕組みであるため、マイニングに適した多くのコンピュータを用意することが成功のポイントです。
そのためには、多額の資金が必要になります。一方、ハーベスティングでは多額の投資は必要なく、一定の条件を満たせば参加できる可能性が高くなるため、公平な仕組みだといわれることもあるのです。
また、ハーベスティングに参加できる人は不特定多数ではなく、重要度が高いアカウントの保有者とされています。一定量以上の通貨保有量と取引量があり、ハーベスティングに参加する権利があるアカウントをノードといい、重要度が高いノードの優先順位が高くなる仕組みです。
また、上位のノードは、スーパーノードと呼ばれています。
詳しくはこちら:ネム(XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説
NEMネットワークの中核を担っているスーパーノード
ネムの仮想通貨ネットワークにおいて中核を担っているアカウントが、スーパーノードです。
スーパーノードは、ネムの経済的な価値を支えるために重要な役割を果たしています。スーパーノードのアカウントとして認められるためには、厳しい条件を満たすことが必要です。
たとえば、保有量については「300万以上のネムを保有していること」、計算速度については「最低秒間2000回繰り返しハッシュができること」などが条件としてあげられます。
スーパーノードになることによって、ほかのノードから依頼されてハーベスティング作業を行う権利が得られます。つまり、スーパーノードになることで、報酬としてネムを受け取ることが可能になるのです。
ただし、ネットワークの中核を担う責任もあります。スーパーノードは、みずからのセキュリティ面を含めて、ネットワーク全体の監視や管理まで意識することが求められる存在です。
仮想通貨およびプラットフォームとしてのネム(NEM/XEM)の将来性
ネムの将来を想定するにあたっては、以下のポイントなどを理解しておくのも良いでしょう。
1. スケーラビリティの問題
1つは、スケーラビリティの問題です。
スケーラビリティの問題とは、実際の取引量が処理能力を超えてしまい、通貨システムの機能が低下することをいいます。
ビットコインは以前に取引量が急増したことで、このスケーラビリティ問題に直面し、取引手数料が高騰するなどの問題が発生しました。
ただし、ネムは今後カタパルトと呼ばれる技術が実装されると、プライベートチェーン環境では1秒あたり4,000件の処理が可能になるとされています。
2. 仮想通貨システム以外への拡張性
もう1つのポイントは、仮想通貨システム以外への拡張性です。
ネムのプラットフォームには、イーサリアム(ETH)と同じようにスマートコントラクト機能が実装されています。ただし、ネムはイーサリアムで独自トークンをつくる場合よりも、簡易に低コストで独自トークンの作成ができると言われています。
このようなスマートコントラクト機能は、ネムシステムを仮想通貨システム以外にも応用できる可能性を広げます。
ネム(NEM/XEM)を安全に保管するためのマルチシグの仕組み
ネムを購入したら、安全に通貨を保管することが重要になります。安全に保管する方法として、マルチシグの活用が有効です。
マルチシグのシグはサイン(承認のための鍵)、マルチには複数という意味があります。取引時に必要となる秘密鍵と呼ばれるものが複数存在し、複数の鍵がそろわないと取引できない仕組みです。
そのため、ハッキングにより秘密鍵の1つが盗まれても、仮想通貨そのものは盗まれずに済みます。マルチすぐは、秘密鍵が1つしかない管理方法よりもセキュリティレベルが上がることがメリットです。
ただし、マルチシグを利用する場合は、秘密鍵の保管に注意が必要です。複数の秘密鍵を同じ場所で保管していたら、同時に複数の鍵が盗まれてしまうため意味がなくなってしまいます。
安全にネムを保管するためにも、秘密鍵の分散保管など、マルチシグの正しい利用方法を理解したうえで確実に実践するようにしましょう。
さまざまな証明書が発行できるネム(NEM/XEM)のアポスティーユ
ネムには、アポスティーユというツールもあります。
アポスティーユとは、さまざまなタイプの契約書や証明書を発行できる機能のことです。アポスティーユの機能を使えば、ブロックチェーン上に記録される、検証済みで改ざん不可能な契約書や証明書を作成できます。
この機能を応用することによって、ネムのシステムを、土地建物などの不動産や、自動車など動産の所有権登記システムとして活用できるかもしれません。
また、タイムスタンプ記録として活用できる可能性もあります。このようにネムのアポスティーユは、幅広い分野での用途が期待されています。
ネム(NEM/XEM)の仕組みを理解したうえで取引を行おう
ネムに興味があり、これから購入を検討している人は、ネムの価格動向だけでなく基本的な仕組みまで理解してから購入するのも良いでしょう。
そうすることで、ネムに関するさまざまなニュースに触れたとき、ネムにとって有利なニュースなのか不利なニュースなのかを判断できるようになります。その結果、適切なタイミングで購入や売却ができる可能性も高まります。
また、基本的な仕組みを把握しておけば、ハーベスティングやアポスティーユの機能などが、ネムの将来性にどのような影響を与えるかを踏まえたうえで、投資判断を行うことも可能となるでしょう。
ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説
Coincheck
仮想通貨といえばビットコイン(BTC)が有名です。
しかし、ビットコイン以外にもアルトコインと呼ばれる仮想通貨が多数存在します。仮想通貨投資を行う場合、アルトコインに注目してみるのもよいでしょう。
アルトコインに含まれるリップル(XRP)やネム(XEM)に投資する場合は、それぞれの通貨の特徴を把握しておくことが重要です。特徴などを理解しておけば、どちらに投資すべきか、または両方にバランスよく投資したほうがよいのかの判断に役立てることもできます。
そこで、こちらの記事ではリップルとネムの基本的な特徴や違い、購入方法などについて解説します。
リップル(Ripple/XRP)の主な特徴とは?
リップル(XRP)は、低コストで素早く国際送金できる環境をつくることを目的の一つとして開発された仮想通貨です。
銀行間の国際送金では、途中に複数の銀行を介して送金が行われることもあるため、コストが高く着金までの時間もかかります。リップルは、そういった国際送金環境を改善することが期待されています。
なお、リップルは仮想通貨の名称であり、通貨を発行している会社名でもあります。リップル社は、各国の中央銀行や大手銀行などと積極的に提携を進め、送金実験を行っています。
送金実験は成功しているものも多く、国際送金の手段という点では、ほかの仮想通貨を一歩リードしているような状況です。ただし、一般に広く普及するためには、数年以上の歳月が必要との見方もあります。
詳しくはこちら:リップル(Ripple/XRP)とは?特徴をわかりやすく解説
ネム(NEM/XEM)の主な特徴とは?
ネム(XEM)は通貨システムの名称であり、通貨単位はXEM(ゼム)です。ネムの主な特徴には、例えば以下が挙げられます。
1. PoI(Proof of Importance)
1つ目は、取引承認に採用されているコンセンサスアルゴリズムとして、PoI(Proof of Importance、プルーフオブインポータンス)が採用されていることです。
ビットコインのように誰でも取引承認作業に参加できるわけではなく、主に通貨保有量と通貨取引量の多い人が取引承認作業に参加できます。また、今のところはビットコインよりも取引コストが低く抑えられています。
2. スマートコントラクト機能
2つ目は、イーサリアムと同様に、スマートコントラクト機能が実装されていることです。
取引結果をサブプログラムが判断して自動的に通貨発行などを行えるスマートコントラクト機能を搭載していることから、ビジネスへの応用範囲に広がりがあります。
3. 独自トークンの発行
3つ目は、独自トークンの発行が可能であることです。
トークンは、特定の企業内などで使用される通貨のようなもので、資金調達方法であるICO(イニシャルコインオファリング)などに利用できます。
詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説
開発目的やコンセンサスアルゴリズムが異なる
リップル(XRP)とネム(XEM)では、開発目的やコンセンサスアルゴリズムなどが異なります。
まず開発目的ですが、リップルは短時間で低コストの国際送金システムの構築を一つの目的としています。送金機能を重視した仮想通貨システムとも言えるでしょう。
一方、ネムの開発目的は、ブロックチェーンを利用したサービスの土台となるプラットフォーム構築です。送金に限らず、さまざまなビジネスに応用される多目的なプラットフォームになることを想定しています。
続いて、コンセンサスアルゴリズムの違いです。リップルは、取引承認方法としてPoC(Proof of Consensus、プルーフオブコンセンサス)を採用しています。一定の要件を満たす承認者(validator)が、承認作業を行う方式です。
一方、ネムではPoI(Proof of Importance)が採用されています。特定の承認者に限られるわけではありませんが、取引承認作業に参加するためには、一定の通貨保有量や取引量などを満たす必要がある仕組みです。
リップル(Ripple/XRP)とネム(NEM/XEM)は処理能力も異なる
リップルとネムでは、取引の処理能力にも違いがあります。
取引の処理能力が変化すると、送金スピードなどが変化するため、取引処理能力は通貨システムとしての実用性に大きな影響を与える要素です。広く普及した場合、送金スピードや取引承認スピードは使い勝手を左右し、通貨の需要動向にも影響を与えることになります。
2018年時点では、リップル(XRP)は1秒間に1500件の取引を処理できる能力を有しています。ネムはそこまでの能力はないため、この時点ではリップルのほうが処理能力は高いといえる状況でした。
しかし、ネム(XEM)は大型アップデートであるカタパルトの実装により、処理能力が大幅に向上すると言われています。アップデート後の処理能力は、プライベートチェーン環境では1秒あたり4,000件の処理が可能になるとされています。
リップル(Ripple/XRP)とネム(NEM/XEM)の価格推移を比較
リップル(XRP)
やネム(XEM)の購入を検討している場合、それぞれの通貨の価格推移を把握しておくことも重要です。
価格動向を把握しておけば、購入するタイミングの判断に役立てることもできるでしょう。2016年までは、どちらの通貨価格も1単位1円未満で取引されていました。
しかし、2017年になると状況が変わってきます。世界中で仮想通貨の存在が注目されるようになり、ビットコインを中心として価格高騰の局面が訪れたのです。
2017年を通じて、リップルとネムの価格は徐々に上昇し、年後半には大幅な価格上昇が起こりました。2018年1月においては、リップルは400円付近、ネムは200円付近まで値を上げます。
しかし、2018年2月以降は下落基調となり、どちらの通貨も2018年は価格がじわじわと下がっていきました。2019年に入ってからは、再び価格が少しづつではあるものの、上昇傾向に転じた状況です。
仮想通貨の取引所Coincheckなら様々な仮想通貨を購入できる
仮想通貨を購入するためには、仮想通貨の取引所に口座を開設する必要があります。ただし、取引所で取り扱いがない通貨を購入することはできないため、取引所選びは注意が必要です。
リップル(XRP)
とネム(XEM)
の両方を購入したい場合は、両方の通貨を取り扱っている取引所で口座開設することがポイントになります。両方の通貨の取り扱いがあれば、通貨ごとに口座開設手続きを行う手間を省けることがメリットです。
日本の大手取引所のひとつであるCoincheckでは、合計15種類以上の仮想通貨の取り扱いがあります。そのなかには、リップルとネムも含まれていますので、両方の通貨を購入したい場合はCoincheckで口座開設しておけば効率的です。
Coincheckの口座開設はこちら
Coincheckの口座開設方法と手順についてはこちら
また、Coincheckは初心者にも使いやすい専用のスマホアプリも提供しています。取引画面も見やすく、操作も容易であるため、投資の初心者から経験者まで幅広く利用されています。
ブロックチェーン技術を促進する団体が設立された
リップル(XRP)を統括しているリップル社と、ネム(XEM)
の普及を推進しているネム財団は、共同で団体を設立しています。設立したのは、ブロックチェーン技術を促進するための団体です。
ブロックチェーン技術や仮想通貨事業に取り組む4つの法人・財団が設立したもので、「Blockchain for Europe」と名づけられました。この団体の役割は、規制当局とブロックチェーン技術関連企業が、直接意見交換を行う活動を支えることです。
なお、ブロックチェーン技術とは、分散型台帳技術とも呼ばれ、検証済みであるすべての通貨取引履歴が納められた取引データのことをいいます。ブロックチェーン技術は、仮想通貨システムを支える技術として有名になりました。
しかし、この技術は仮想通貨システムだけでなく、ほかのさまざまな分野への応用も期待されています。
リップル(Ripple/XRP)とネム(NEM/XEM)の分散投資も検討してみる
仮想通貨取引は元本保証がないため、価格変動によって損失が生じるリスクがあります。価格変動リスクを回避するためには、投資対象の特徴をよく理解しておくことが重要です。
特徴を理解すれば、投資対象通貨の将来性もある程度検討することができるようになるでしょう。また、これまでの価格推移や他の仮想通貨の時価総額などを理解しておくことで、投資タイミングにおける価格が割安か割高かの判断に役立てることもできるでしょう。
リップル(XRP)とネム(XEM)
への投資を検討している人は、どちらか一方に投資するという選択肢だけでなく、両方にバランスよく分散投資するという選択肢もあります。仮想通貨の分散投資を行うことによって、リスク分散がはかれます。
リップルとネムの特徴や違いを十分理解したうえで、取引を検討してみましょう。
シンボル(Symbol)とは、ネム(NEM)の大型アップデートで新しく誕生するプラットフォームの名前です。 ネムでは仮想通貨ネム(XEM)を使用していましたが、シンボルでは仮想通貨ジム(XYM)を扱うため、下記のようにそれぞれ全く別のプラットフォームとなります。 今回のアップデートは処理速度アップやセキュリティ強化を目的としており、ジムはより使い勝手のいい仮想通貨となる予定です。シンボルは年内立ち上げを目指しているので、徐々に注目が集まり始めているところでもあります。 だからこそ、シンボルが誕生することでどのようなことができるようになるのか、ネムを保有している場合にはどのように対応すればいいのか気になりますよね。 そこでこの記事では ◎シンボル(Symbol)とは何か分かりやすく解説◎シンボルのこれまでの動き◎ネムからシンボルになることで変わる3つのこと◎ジムを保有している場合はオプトインが必要◎シンボルの今後の動向 など、シンボルに関することを分かりやすく紹介します。最後まで読めば、シンボルとはどのようなものか把握でき取引をすべきか検討できるようになるはずです。 ぜひ、シンボルが立ち上がる前にポイントを抑えておきましょう。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 シンボル(Symbol)とはネム(NEM)から新しく誕生するプラットフォームのこと シンボル(Symbol)のこれまでの動き シンボル(Symbol)になることで変化すること セキュリティが強化される 処理速度が速くなると言われている 実用性を重視している ゼムを保有している場合はオプトインの手続きが必要 シンボル立ち上げ前にオプトインする場合 シンボル立ち上げ後にオプトインする場合 オプトインをしない場合 シンボル(Symbol)の今後の動き 現時点でジム(XYM)の取引を正式発表している国内取引所はない まとめ シンボル(Symbol)とはネム(NEM)から新しく誕生するプラットフォームのこと 冒頭でも述べたように、シンボル(Symbol)とはネム(NEM)の処理速度アップやセキュリティ強化を目的とした大型アップデートで新しく誕生するプラットフォームの名前です。 下記の図のようにネムでは仮想通貨ゼム(XEM)を、シンボルでは仮想通貨ジム(XYM)を扱うため、それぞれ全く別のプラットフォームとなります。 シンボルは2021年2月にメインネットをローンチ予定。後ほど詳しくご紹介しますが、現在ゼムを持っている場合は、同じ数量のジムを受け取ることが可能です。今のところ移行期間は立ち上げ後6年となっており、6年の間に請求されなかったジムはコミュニティ投票によって消滅してしまいます。 シンボル(Symbol)のこれまでの動き ネム(XEM)の大型アップデートに関する動きは、2019年の7月よりスタートしました。当初は「カタパルト」というブロックチェーンプラットフォームへの移行を目指して動いていましたが、カタパルトという単語が商標として使用できないことが判明したため、新しい名称を決めることに。 ネム(XEM)の今後は?将来性を左右するカタパルトも解説 Coincheck 2020年1月にプラットフォーム名がシンボル(Symbol)に、仮想通貨名がジム(XYM)に決定しました。 シンボル(Symbol)になることで変化すること ネム(XEM)からシンボルにアップデートすることで ・セキュリティが強化される・処理速度が速くなる・実用性がアップする と予測されています。具体的に、どのように変化するのかご紹介します。 セキュリティが強化される シンボルへのアップデートでは安全に利用できるよう、セキュリティが強化されると言われています。シンボルのブランドガイドラインには安全性に関し、下記のように記載されています。 マルチシグ機能を通じて価値を検証しビジネスに信頼を取り戻してください。 引用:Symbol「ブランドガイドライン」 ネムで利用していたマルチシグ機能を引き継ぐことになりそうです。マルチシグ機能とは、仮想通貨送金のときにセキュリティ強化をするためのシステム。 署名をするときに複数の秘密鍵が必要となるので、1つの鍵しか使わないシングルシグよりセキュリティが強化できます。 これ以外でもより安全に取り引きできるようなアップデートが行われる可能性があり、ネムより安全に取引ができると考えられています。 マルチシグとは?マルチシグの仕組みやメリットやデメリットを解説 Coincheck 処理速度が速くなると言われている 主要な仮想通貨であるビットコインに比べ、ゼムはブロックの生成時間が短く、買い物やインターネット決済など日常的な支払いに向いています。 1ブロックの生成にビットコインは10分かかりますが、ゼムはわずか1分。ジムはさらに処理速度が高速化すると言われています。 実際に、シンボルの公式サイトでは処理速度のアップについて下記のように記載されています。 マルチシグ機能を通じて価値を検証しビジネスに信頼を取り戻してください。 引用:Symbol「ブランドガイドライン」 この記述からも処理速度の速さを重要視していることが伺えるでしょう。シンボルにアップデートすることで利便性が増し、ネムより使い勝手がよくなることが予想できます。 実用性を重視している シンボルに搭載される特徴的な性能として、公式サイトでは下記の3つが紹介されています。 ネームスペースとモザイク ネムにも搭載されていた機能で、ブロックチェーン上で独自のトークンが発行できる機能です。ゲーム内で獲得したポイントなどをブロックチェーン上で発行・流通させる事ができるなどさまざまな使い方ができます。 アグリゲートトランザクション シンボルの新機能の一つ。複数の取引処理を第三者の介入なしにひとまとめにして処理できる機能です。 例えば、チケットの購入の際に、代金の支払いとチケットの受け渡しをまとめて処理することで、代金を支払ったのにチケットを受け取れない、チケットを渡したのに代金を踏み倒されるなどの問題を防ぐことができます。 アポスティーユ ネムにも搭載されていたブロックチェーン公証。ブロックチェーンを利用し文書のやり取りをすることで改ざんを防止することができ、安全な取引を行えます。 この3つを見ても分かるように、買い物での支払いやネット上、ビジネスシーンなど多彩な用途で活用できるよう工夫されています。実用性が高いところも、シンボルならではの強みとなっていくでしょう。 参考:nemJAPAN「NEM財団、新ブロックチェーンSymbolローンチに向け日本チームを強化」 Coincheckの無料登録はこちら ネムを保有している場合はオプトインの手続きが必要 ネム(XEM)を保有している場合は、シンボルで扱われるジムを受け取る権利があります。ジムはゼムを持っていれば自動付与されるわけでなく、自主的な意思表明をしないと付与されないオプトイン制度を採用しています。 ゼムを保有したまま放置をすると、シンボルの立ち上げから6年後にジムの受け取る権利が消滅してしまうので、注意が必要です。 シンボルへの仮想通貨移行は、スナップショット時の保有量が採用されます。スナップショットとは、ゼムの保有量など情報を取得する期間です。この期間にゼムを保有していれば、オプトイン制度を利用することでジムに移行できます。 オプトインの時期や具体的な方法などの方針は、ゼムの扱いがある取引所から発表がある見込みです。ゼムを保有している場合は、取引所のアナウンスに耳を傾けるようにしましょう。 2020年11月4日現在、暗号資産取引所Coincheckにて、お客様からお預かりしている全てのNEMにおいてオプトインを実施することが発表されました。 CoincheckのSymbolの配布及びその方法の詳細、続報は以下のリンク先で随時お知らせいたします。 参考:「Symbolへの対応方針について(第三報)」 以下では、実際にゼムを保有している場合には、どのような対処法があるのかみてみましょう。 シンボル立ち上げ前にオプトインする場合 引用:nemJAPAN「マイグレーション」 シンボルの立ち上げ前のオプトイン期間に申請をすると、スナップショット時の指定ブロックの残高がシンボル立ち上げと同時に移行します。 いち早くジムを扱ってみたい場合は、スナップショット期間までにゼムを保有し、シンボル立ち上げ前にオプトインすることで、シンボル誕生と同時にジムを保有することができます。 シンボル立ち上げ後にオプトインする場合 引用:nemJAPAN「マイグレーション」 シンボル立ち上げ後にオプトイン申請をしても、スナップショット時の指定ブロックの残高がジムへと移行されます。現時点では、シンボル立ち上げ後6年以内ならオプトイン可能となっています。 オプトインをしない場合 引用:nemJAPAN「マイグレーション」 シンボル立ち上げ後、6年以内にオプトインをしなかった場合は運営側が仮想通貨を処分(バーン)する予定です。 ゼムを放置し続けるといずれジムをもらう権利が消滅してしまうため、ゼムを保有している場合はどの時点でジムへと移行するのか考慮する必要があります。 シンボル(Symbol)の今後の動き 【2021年2月23日】Symbol、ローンチ日と権利確定日時を正式決定 12月・1月と延期が発表されていたSymbolのローンチ日と権利確定日時(スナップショット)が、正式に決定しました。スナップショットが実行されるのは3月12日9時50分(日本時間)、Symbolのローンチ日は3月15日となります。 Symbolのローンチが延期した背景として、ストレステストの実施で不具合が確認されたことが挙げられます。万全の状態でのローンチのため、開発チームより2度の延期が発表されていました。 2月22日、最終ストレステストに合格したことが発表され、ローンチ日と権利確定日時が正式に決定。スナップショットの日時は、ネム(XEM)のPOI(コミュニティ)投票で決まりました。 ネムジャパン公式サイトによると、シンボルは3月15日に立ち上げが予定されています。今後のスケジュールは、下記のように予定されてます。 出典: nemJAPAN公式サイト Coincheckでは、お客様からお預かりしている全てのNEMにおいてオプトイン(意思表示)を実施します。スナップショット時にNEMを保有していることで、権利が確定します。 CoincheckのSymbolの配布及びその方法の詳細、続報は以下のリンク先で随時お知らせいたします。 参考:Symbolへの対応方針について(第3報) – Coincheck blog Coincheckでオプトイン実施を発表 シンボルはFIFAワールドカップ2022の建設管理費に利用されるなど期待値が高く、正式に立ち上げられたら注目を集める可能性があるでしょう。 参考:「Bimtrazerがカタールで覚書に署名し、Symbolブロックチェーンを通じてFIFAワールドカップをサポート」 2020年11月4日現在、暗号資産取引所Coincheckにて、お客様からお預かりしている全てのNEMにおいてオプトインを実施することが発表されました。 CoincheckのSymbolの配布及びその方法の詳細、続報は以下のリンク先で随時お知らせいたします。 参考:「Symbolへの対応方針について(第三報)」 まとめ いかがでしたか? シンボルとはどのようなものなのか把握でき、今後の動向もチェックできたかと思います。 最後に、この記事の内容をまとめてみると ◎シンボル(Symbol)とは、ネム(NEM)の処理速度アップやセキュリティ強化を目的とした大型アップデートで新しく誕生するプラットフォームの名前。 ◎ネムでは仮想通貨ゼム(XEM)を、シンボルでは仮想通貨ジム(XYM)を扱うため、それぞれ全く別のプラットフォームとなる。 ◎シンボルの立ち上げ後6年以内にオプトインをしなかった場合、ジム付与の権利は運営側が処分(バーン)する予定。 ◎シンボルになることで変化すると言われているのは次の3つ 1)安全性を重視しており、セキュリティが強化される2)処理速度が速くなる3)アグリゲートトランザクションなどの搭載で実用性がアップする ◎シンボルの今後の動きでチェックしておきたいのは次の3つ 1)2021年3月にメインネットをローンチ予定2)ゼムを保有している場合は、オプトインの手続きが必要3)現時点でジムの取引を正式発表している国内取引所はない この記事をもとに、シンボルでの取引をしてみようか検討できることを願っています。
仮想通貨は世の中に1,000種類以上あるとされていますが、時価総額20位前後のネム(XEM)は、その中でもメジャーなアルトコインだといえます(2019年6月20日時点)。 この記事では、ネム(XEM)の仕組みや特徴、ハーベスティングなどについて解説していきます。ネム(XEM)に関する知識を身に着けて、理解を深めましょう。 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の概要 ネム(XEM)は2015年3月にリリースされたブロックチェーンプラットフォームです。その中心的なプラットフォームで使われる通貨を、ゼム(XEM)といいます。 ネム(XEM)という名前は、新しい経済活動を指す「New Economy Movement(ニューエコノミームーブメント)」の頭文字に由来しています。2017年に設立されたNEM.io財団により、少しずつネム(XEM)の存在が一般に知られるようになりました。 NEM.io財団とは、仮想通貨ネム(XEM)の発展と利用の促進を目的に運営されている組織です。本拠地はシンガポールにあり、日本にも一般社団法人NEM JAPANという名称の支部が2018年に設立されました。 ネム(XEM)はコミュニティ活動も活発な通貨です。ネム(XEM)のロゴはパブリックドメインなため、ユーザーは自由にロゴを改変したり、キャラクターを作ったりしてオリジナルグッズを作ることができます。 日本でのコミュニティも活発であり、ネム(XEM)で支払いのできるお店なども存在しています。 詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 ネム(NEM/XEM)の特徴 ネム(XEM)はコミュニティが活発なこともあり、さまざまなサービスやプロジェクトなどが誕生しています。 サービスの事例 例えば、nemlog(ネムログ)と呼ばれる、ブログを通じてネム(XEM)を送り合えるコミュニケーションサービスがあります。天気の話から仮想通貨の最新技術のことまで様々なテーマの記事が掲載され、10XEM以上も寄付をもらっている記事も少なくありません。 また、アポスティーユと呼ばれる公証発行機能もあります。公証とは不動産の登記や選挙人名簿への登録など、特定の事実や法律関係の存在を公に証明することで、ここでは自分が持っているファイルの存在証明をすることができます。 プルーフ・オブ・インポータンス(PoI) 新しい経済を志向するネム(XEM)は、コンセンサスアルゴリズムも独特です。 一部の仮想通貨が採用しているプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ベースのアルゴリズムは、資金を持つ一部の人に報酬が偏りうることが問題視されることがあります。そこで、ネム(XEM)はそのような問題の改善を試みた、プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)と呼ばれる仕組みを利用しています。 ハーベスティング また、ネム(XEM)では、取引を承認してブロックを作る作業のことを、マイニングではなくハーベスティングと呼んでいます。 ハーベスティングでは、コミュニティへの貢献度の高い人が承認者として選ばれやすく、選ばれた人は取引の承認をすることで、手数料から報酬をもられるようになっています。ハーベスティングやPoIの仕組みについて、次で詳しくみていきましょう。 ネム(NEM/XEM)のハーベスティングとは ビットコイン(BTC)では取引を承認する作業のことをマイニングというのに対し、ネム(XEM)ではハーベスティングといいます。 ビットコイン(BTC)ではマシンの演算処理能力が高いほど報酬を得られるようになっているため、必然的にハイスペックなマシンが必要になります。大規模な設備を備えるだけの資金力が求められるビットコイン(BTC)では、資本の集中が起こりやすくなります。 それに対して、ネム(NEM)のハーベスティングでは、コミュニティに対する貢献度が高いほど報酬を得やすい仕組みになっています。 詳しくはこちら:ネム(XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説 ネム(NEM/XEM)のハーベスティングのやり方 画像出典:https://nem.io/downloads/ そんなハーベスティングを行うには、公式のウォレットをインストールし、作成したアカウントに1万XEM(ゼム)以上を送金する必要があります。 ハーベスティングの方法には、デリゲートハーベスティングとローカルハーベスティングという2つの方法があります。 デリゲートハーベスティング 初心者にとって比較的簡単なのは、デリゲートハーベスティングです。 デリゲートとは「委任」を意味し、手数料を払ってハーベスティングを誰かにお願いしてやってもらうことができます。 ローカルハーベスティング 一方、ローカルハーベスティングは、マイニングのように自身でコンピュータを稼動させ続ける必要があります。 その分電気代がかかってしまうのですが、ある条件を満たすと、スーパーノードと呼ばれる存在にランクアップすることが出来ます。 ネム(XEM)取引の口座開設から購入方法についてはこちら ネム(NEM/XEM)のスーパーノードとは スーパーノードは、デリゲートハーベスティングの委託先になりやすく、コミュニティーファンドから毎日70,000XEMをもらえる立場にあります。ただし、スーパーノードの条件はかなり厳しいと言えます。 スーパーノードとなるためには、300万XEM以上を保有しておく必要があるからです。例えば、1XEM=10円の場合は、3,000万円以上の資金が必要です。 一時期に比べるとXEMの価格は落ち着いてきていますが、それでも一般の人にとってスーパーノードとなるのはハードルが高いでしょう。その他にも、継続した通信環境や演算能力など、性能審査の条件を満たすことも求められます。 ハーベスティングは重要度の高い取引ほど高いスコアを獲得できる仕組みですが、この「重要度」とはどのように決まるのでしょうか。次の項では、PoIのアルゴリズムを詳しくみていきましょう。 ネム(NEM/XEM)独自のPoIアルゴリズム ネム(XEM)とビットコイン(BTC)の大きな違いは、採用しているコンセンサスアルゴリズムの違いです。 ネム(XEM)はコンセンサスアルゴリズムにPoI=プルーフ・オブ・インポータンスを採用しています。コンセンサスアルゴリズムとは、仮想通貨のブロックを作成するときの合意形成の方法のことです。 プルーフ・オブ・ワーク(PoW) 仮想通貨の元祖であるビットコインが採用しているアルゴリズムは、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)です。 PoWを採用しているビットコイン(BTC)では、不特定多数の人がマイニングに参加できるようになっています。PoWでは勝者総取りのレース形式となっており、2番手以下は何も得られるものがありません。 そのため、マイニングに参加したマイナーたちの膨大な設備や電力の無駄が指摘されることがあります。レースで勝利するためには高速な演算処理ができる大規模なマシンを持つことが必須であるため、マイナー間の経済格差は広がってしまう可能性があるのです。 プルーフ・オブ・インポータンス(PoI) 他方、プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)を採用しているネム(XEM)では、主にユーザーの重要度のスコアによってハーベスティングに成功するかどうかが確率的に決まります。 PoIのスコアは、保有量や取引回数などを数値化することにより、コミュニティへの貢献度が高い人が報酬を得やすいように設計されています。これによって、設備や電気の無駄が発生しにくくなると言われています。 ネム(XEM)のPoIで重要なもの ネム(XEM)のスコアリングに重要なポイントとしては、「ゼム(XEM)の残高」「取引の量」「取引の回数」そして「取引相手の人数」などが挙げられます。 それぞれの項目が多いユーザーほど、ネム(XEM)のコミュニティに貢献していると判断されるのです。 ネム(NEM/XEM)のさまざまな機能 また、ネム(XEM)にはさまざまな機能があります。 メッセージ機能 例えば、仮想通貨の取引所で扱うときの注意点として、メッセージ機能があります。 仮想通貨の取引所の多くはメッセージによって利用者の口座を識別しており、送金にメッセージをつけ忘れてしまうと、送金した通貨が行方不明になってしまう恐れがあります。 ネームスペースとモザイク 他にも、ネム(XEM)には独自通貨「モザイク」を発行できる仕組みがあります。 ネム(XEM)でモザイクを発行するためには「ネームスペース」を取得することが必要です。ネームスペースとは、ホームページのドメインのようなもので、モザイクはサイト内のコンテンツのように例えられることがよくあります。 実はゼム(XEM)はモザイクであり、nemというネームスペースのxemというモザイクになっています。 独自通貨の発行 イーサリアム(ETH)にも独自通貨を発行できる機能はあります。しかし、独自通貨を作るには、ある程度ブロックチェーンの技術的な部分を理解していなければ難しいのが現実です。 その点、ネム(XEM)はそこまでの専門的な知識なしに、NANO Wallet(ナノウォレット)から独自通貨を作ることができます。 ネム(NEM/XEM)のカタパルトとは ネム(XEM)はビットコイン(BTC)と比べてブロックの生成時間が短いため、日常的な決済手段に適していると言われることもあります。 また、今後カタパルトというバージョンアップが実装されると、処理能力は飛躍的に向上すると期待されています。プライベートブロックチェーン環境でのトランザクション処理数は、最大で毎秒4000件になるといわれています。 カタパルト実装後は、処理速度が向上するだけでなく、複数のトランザクションをまとめて処理できるようになるため、取引効率も向上するかもしれません。 ネム(NEM/XEM)の仕組みを理解して安全に取引を ネム(XEM)は日本の企業との連携があったり、イベントが開催されたり、オリジナルグッズの販売などが行われたりと、コミュニティが活発な通貨の一つです。 今後大型のアップデートであるカタパルトが実装されれば、ネム(XEM)はさらに使いやすくなるとも考えられています。そんなネム(XEM)は、金融庁登録済の仮想通貨の取引所Coincheckで500円から取引することができます。 これからネム(XEM)の取引を検討されている方は、基本的な仕組みを理解して賢く取引するようにしましょう。
これからネム(XEM)を取引したいと考える人のなかには、どのようなアプリや保管方法があるのか知りたい人もいるかもしれません。 ネムには、スマホなどで手軽に保管ができる方法もあります。ネムの取引をする前にスマホアプリの使用方法を理解しておくことで、ネムの急激な価格変動にも対応することが可能です。 この記事では、ネムを取引したり保管するためには、どのようなアプリが使えるのかを紹介します。 ※当社にXEMを入金・送金される場合は、NEMネットワークをご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらをご参照ください。 Coincheckの無料登録はこちら ネム(NEM/XEM)の取引にはコインチェックアプリを使ってみよう 金融庁登録済の仮想通貨の取引所Coincheckでは、さまざまな仮想通貨の保管や取引ができるスマホアプリを提供しています。 CoincheckのアプリはiPhoneにもAndroidにも対応しており、シンプルで直感的かつ使いやすいため、仮想通貨初心者から上級者のトレーダーまで幅広く利用されています。 合計30種類以上の仮想通貨に対応しており、ネム(XEM)の取引もすることが可能です。 Coincheckで口座開設 Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck コインチェックアプリの特徴 コインチェックアプリの特徴として、仮想通貨の取引に加えて、仮想通貨の送金や入金が可能なこと、リアルタイムでレートを確認できることなどがあげられます。 チャートは、1時間・1日・1週間・1カ月・1年間の価格変動を切り替えながら確認することが可能です。アプリのメニューからは仮想通貨の売買や総資産も確認することができます。 コインチェックアプリは取引画面が見やすく初心者にも操作が簡単なので、取引タイミングを逃さずにすばやく取引することができるでしょう。仮想通貨を購入する際は、購入したい通貨を選択して数量を入力してから「購入」ボタンをタップします。 仮想通貨の購入手続きが完了したら、日本円に換算された金額を忘れずにチェックしましょう。 NEM Walletの基本的な仕組みと機能 ネムのスマホアプリには、NEM Walletもあります。 NEM Walletは、App StoreやGoogle Playからインストールして利用することができます。NEM Walletは秘密鍵を自分のローカル環境で安全に管理することができます。 オンライン上に保管するウェブウォレットとは異なるため、NEM Walletは多額の仮想通貨を分散保管したいトレーダーからも選ばれています。NEM Walletは簡単に持ち運びができるスマホアプリで、仮想通貨初心者でも容易に操作できるようになっています。 NEM Walletは、自宅にウォレットを置いておくことが心配な人にも向いています。NEM Walletで特徴的な機能は、ハーベストの状態が確認できること、マルチシグネチャ・コールドウォレットなどのセキュリティ対策が充実していることなどです。 仮想通貨のスマホアプリのなかには、フィッシングと呼ばれる偽サイトへの誘導を試みる危険なものもあります。そのため、アプリの提供元が公式サイトであるかを確認してからインストールするようにしましょう。 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の仕組みは?ハーベスティングも解説 Coincheck 初めてNEM Walletアプリを利用するときの設定方法 画像出典:https://nem.io/downloads/ NEM Walletを利用するためには、あらかじめ初期設定を行っておく必要があります。 iOS版ですと、まずNEM Walletをインストールするとカメラ・連絡先・写真などへのアクセスを要求されますので許可しておきましょう。というのも、QRコードを読み込む際にカメラが必要となるからです。 NEM Walletの初期設定を行う際には、パスワードをできれば20文字以上の英数字を組み合わせた複雑なものに設定しましょう。最初は面倒に思えても、自分の大切な資産を保護するためには必要なことです。 つぎに、タッチIDを設定しておくことで、次回からパスワードを入力せずにログインできます。そうすることで、より簡単にNEM Walletが利用できるようになります。 タッチIDは、トップ画面の左上の歯車のマークから設定を行うことができます。NEM Walletの初期の状態では「タッチID」はオフになっていますので、自分でセキュリティ項目の「タッチID」をタップして利用できるようにしておきましょう。 「タッチID」をオンにしたあとは、画面右上に表示される「完了」をタップするのを忘れないようにしましょう。 NEM Walletのアカウントを追加する方法と注意点 画像出典:https://apps.apple.com/jp/app/nem-wallet/id1227112677 NEM Walletでアカウントを追加する方法は、まず「アカウントを追加する」をタップします。 アカウントを追加するには、「新しく作る」「QRコードをスキャン」「キーをインポート」の3種類の方法のなかから選びます。 PC版のNano Wallet(最新版はNEM Walletと名称変更)と同期しなければ「QRコードをスキャン」と「キーをインポート」は利用できないため注意が必要です。アカウントを新規作成する際には、「新しく作る」からアカウントを作成しましょう。 希望のアカウント名を入力したうえで「新しくアカウントを作る」を選択し、注意事項を確認後「OK」をタップすることでアカウント作成は完了です。アカウントを作成するときには、秘密鍵はバックアップをとって保存しておくようにしましょう。 アカウント作成後は、アカウントが追加されていることを確認することも必要です。NEM WalletでQRコードを利用してアカウント登録する場合は、PC版のNano Walletと同期します。 Nano Walletの「アカウント」をクリックし、「ウォレットをQRでエクスポート(アンドロイド&iOS)」を選択しましょう。Nano Walletのパスワードを入力したあとに「公開」をクリックすれば、QRコードが表示されます。 QRコードをNEM Walletで読み取れば同期できます。その後は、NEM WalletにNano Walletのパスワードを入力し、「確認」をタップすることでアカウントが追加できます。 キーをインポートしてアカウントを作成するためには、プライベートキー(秘密鍵)とウォレット名を入力しましょう。この際、プライベートキーが緑色になっていれば正しいプライベートキーであることを表し、赤色になっていれば誤っていることを表しています。 プライベートキーが緑色であることを確認したうえで、「アカウントを追加する」をタップしましょう。 Coincheckの無料登録はこちら NEM Walletでプライベートキーを確認するための方法 NEM Walletでプライベートキーを確認するためには、アプリ画面右下の「メニュー」をタップしましょう。 続けて表示される「アカウントをエクスポート」を選択し、つぎの画面で「確認」をタップします。 左側に目のマークがある赤文字の「プライベートに関する見解」を選択し、警告内容を確認したうえで「プライベートキー(秘密鍵)を表示」をタップしましょう。 その後、プライベートキーが表示されたら、メモに残し厳重に保管します。プライベートキーは、第三者の手に渡ったり紛失したりしないように気をつけましょう。 NEM Walletから送金を行うときの手順 NEM Walletからほかの宛先へ送金する際には、アプリ画面右上の「ペンマーク」をタップしましょう。つぎに、送信画面が表示されたら、宛先・量・メッセージを入力し手数料を確認します。 その後はパスワードを入力し、宛先や量に間違いがないことを確認したうえで「送信する」をタップしましょう。 誤った宛先へ送金してしまった場合はネムを紛失してしまうケースもあるため、宛先は間違えないようコピー&ペーストすることが大切です。 NEM Walletはアドレス帳を登録しておくことでさらに便利に使える NEM Walletは、アドレス帳を登録することでより便利に利用できるようになります。 NEM Walletのアドレス帳を登録するには、アプリ画面下にある人の形のアイコンの「アドレス帳」をタップしましょう。つぎの画面で「コンタクトの追加」をタップし、名前・苗字・アドレスを入力します。 入力後は、画面右上の「保存」をタップすることでアドレス帳の登録は完了です。アドレス帳に登録したあとは、NEMマークがついたアドレスがアドレス帳に登録されているかを確認しましょう。 アドレス帳に登録されたアドレスをクリックすると、名前とアドレスが表示されます。宛先に送信したいときには「メッセージ送信」をタップしましょう。 メッセージ送信をタップすると数量・メッセージなどを入力する画面が表示されるため、アドレス帳に保存したアドレスへ送金する際は表示されている画面から手続きをするようになります。 NEM Walletはセキュリティを高めるためのマルチシグネチャ設定が可能 NEM Walletは、ハッキングリスクを軽減させるためにマルチシグネチャ設定を行うことが可能です。 マルチシグネチャとは、仮想通貨を送金する際に複数のアカウントの承認を必要とする仕組みです。つまり、マルチシグネチャが設定されていると、ハッカーは秘密鍵を1つ盗んだとしても複数の秘密鍵すべてを盗まなければ仮想通貨をハッキングすることはできません。 マルチシグネチャを設定する際には、保管用のアカウント1つと署名用のアカウント3つの最低でも4つのアカウントが必要となります。 署名者を追加するには、1人あたり約0.7XEMほどの手数料が必要です。マルチシグネチャの設定には手数料がかかることを考慮したうえで、NEM Walletのアプリの「その他」から設定を行いましょう。 マルチシグネチャの設定画面が表示されたら、署名者の人数を入力し各アカウントを入力したうえで「発行」をタップしましょう。マルチシグネチャが正しく設定されると、署名アカウントの削除や署名人数の変更、ネムの送金などは署名者全員の同意なしに行うことはできなくなるため注意が必要です。 NEM Walletを強固なセキュリティで保護するためにも、マルチシグネチャは取引前に必ず設定しておくようにしましょう。 NEM Walletではコールドウォレットの作成が可能 NEM Walletは、マルチシグネチャの秘密鍵をオフラインで保管できるコールドウォレットを作成することができます。コールドウォレットを作成するためには、まず保管庫と署名用のアカウントが必要です。 署名用アカウントの秘密鍵をバックアップしたうえで、アカウントを削除しましょう。NEM Walletは署名用アカウントをオフラインで管理できるため、オンライン上からハッキングされる心配もありません。 コールドウォレット作成時に削除したアカウントは、NEM Wallet内から完全にデータが消失します。コールドウォレットを作成することで、外出時などに秘密鍵を表示した際に第三者に見られてしまう心配がなくなるでしょう。 つまり、コールドウォレットがあることでマルチシグネチャをより厳重なセキュリティにできるため、取引前に設定しておくことが大切です。 NEM Walletでマルチシグネチャを削除する方法と必要な手順 マルチシグネチャの設定を削除する際には、最小署名人数に達していないと削除ができないため注意が必要です。 まず、保管庫以外のアカウントからマルチシグネチャの設定へ進み、署名者数に0を入力します。その後「確認」をタップすると、「マルチ2」「マルチ3」に署名人数の変更の確認が表示され、承認することで署名者の削除ができるようになります。 つぎに、マルチシグネチャの設定から署名アカウントの一覧が表示されるため、任意のアカウントで「×」を選択し「変更」をタップしましょう。その後は、「×」を選択していないアカウントで再度変更を承認することが求められますので、承認することでマルチシグネチャの削除ができるようになります。 マルチシグネチャが外れると、ダッシュボードの保管庫に「取引」ボタンが表示されるようになり、作業が完了したことを確認できます。 NEM Walletでのハーベスティングの確認方法 NEM Walletでは、ハーベスティングの確認を行える点が便利です。 ハーベスティングするための条件は、ネム(XEM)を1万XEM以上所持していること、Nano Walletにネムを所持していることです。この条件を満たすことで、報酬として自動的にネムを受け取ることができます。つまり、ハーベスティングは仮想通貨の不労所得だといえるでしょう。 ネムを送金したりNEMネットワークを使用したりすることで、報酬をもらえる可能性は高まります。また、Nano Walletの「既得バランス(有効なXEM)」が多いほど、ハーベスティングの開始は早まります。 そのため、ハーベスティングを早く行いたいトレーダーは条件を満たしていることを確認したうえで、早めにハーベスティングを申請するようにしましょう。 ネム(NEM/XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説 Coincheck ネム(NEM/XEM)のアプリを使いこなしてトレードのストレスを減らそう 仮想通貨を短期間でトレードしたい人は、事前にスマホアプリの使い勝手をチェックしておくと良いでしょう。仮想通貨の急激な価格の変動や、万一仮想通貨の取引所の通信障害などが起きた時に、すばやく対応するためです。 大切な資産を守るためにも、スマホアプリをインストールしたあとは、早めに使い方を理解しておくようにしましょう。また、マルチシグネチャやコールドウォレットをあらかじめ設定しておくことで、セキュリティを高めることができます。 スマホアプリを利用する際は、携帯できる利便性もありますが、紛失しないよう細心の注意を払う必要があります。ストレスのないトレードが行えるよう、見やすく使いやすいネムのアプリを利用すると良いでしょう。
ネム(XEM)を購入する場合、一般的には購入時の価格に数量を掛けた対価だけでなく、手数料がかかります。 購入する場合は、できるだけ手数料を抑えて手に入れることがポイントです。安く手に入れることができれば、利益を出しやすくなるからです。 ネム(XEM)の取引を行う人は、手数料を安く抑えたいと考えるでしょう。手数料を抑えるためには、購入時などにかかる手数料の種類を理解しておくことが必要です。 そこで、ネム(XEM)を購入する方法や購入以外の取引手数料などについて解説します。 ※手数料は、2023年6月1日時点の金額です。 暗号資産ネム(NEM/XEM)の取引の手数料の種類 ネム(XEM)の取引には、売買や送金などさまざまな種類があります。代表的な取引は売買取引です。 1. 売買手数料 一般的には、ネム(XEM)を売買するときに手数料がかかります。 購入や売却を行う場合は、どの程度の手数料がかかるのかを理解しておくことが重要です。手数料は、暗号資産交換業者ごとに異なるため、自分が口座を開設している業者が提示している手数料をあらかじめ確認しておくと良いでしょう。 日本の金融庁登録済の暗号資産交換業者の1つであるCoincheckでネム(XEM)を売買する場合は、販売所を利用します。販売所とは、暗号資産交換業者を相手に売買を行う場所のことで、売買価格はCoincheckによって提示されます。 2. 日本円の入金手数料 ネム(XEM)の購入を行うためには、まず、暗号資産の取引所で開設した口座に日本円を入金する必要があります。ネム(XEM)の購入対価は、基本的には日本円で支払うことになるためです。 Coincheckで銀行振込による入金を行う場合、入金手数料は無料となっています。ただし、銀行に支払う振込手数料は入金する人の負担です。 振込を行ったタイミングによっては、銀行振込を行ってからCoincheckの口座に残高が反映されるまでにタイムラグが発生します。購入する場合は、早めに振込処理をしておくことがポイントです。 また、コンビニ入金やクイック入金という入金方法もあります。これらの方法で入金を行う場合は、入金金額によって手数料が異なります。 3万円未満の場合は770円、3万円以上30万円以下の場合は1018円となっています。さらに、クイック入金については、50万円以上の場合、「入金額×0.11%+495円」の手数料負担が必要です。 詳しくはこちら:ネム(XEM)取引の口座開設から購入方法について 3. スワップ手数料 ネム(XEM)のレバレッジ取引を行う場合は、スワップ手数料がかかります。 レバレッジ取引とは、自己資金を担保として暗号資産の取引所に預け、その何倍もの金額の取引ができる売買手法です。小さな力で大きなものを動かせる「てこの原理」のことを、レバレッジといいます。 少額の資金で大きな金額の取引ができるため、このタイプの取引手法はレバレッジ取引と呼ばれているのです。レバレッジ取引を行う場合、取引に使用する金額は暗号資産の取引所から借りることになります。 スワップ手数料とは、借入金利に相当する手数料のことです。一般的には、取引金額に応じて毎日手数料負担が発生します。 レバレッジ取引のスワップ手数料は、暗号資産の取引所ごとに異なるため、自分が取引している取引所のスワップ手数料がいくらなのかは、取引を始める前に確認しておく必要があるでしょう。 ※現在、Coincheckではレバレッジ取引は一時停止中です。 4. 日本円の出金手数料 ネム(XEM)の取引を行った結果、日本円を口座から出金することもあります。 ネム(XEM)を売却して日本円に換金したあとで投資資金を回収する場合は、出金処理が必要です。出金処理を行うことで、取引所の口座から自分の銀行口座に日本円を移動できます。 出金することによって、売却によって得た利益を確定することが可能です。この場合も、手数料負担が必要になります。 Coincheckの口座から出金する場合の手数料は、金額に関わらず一律407円です。少額の出金を何度も行っていると、手数料負担がかさんでしまいます。 そのため、出金を行う場合は、ある程度まとまった金額で行うことが、手数料を抑えるコツです。また、売却益によって増えた日本円を、自分の銀行口座に出金することが最善の方法かどうかの判断も大切になります。 増加した資金で再度ネム(XEM)を購入する予定がある場合は、出金せずに取引所に置いておくことも選択肢の1つです。 5. 暗号資産の送金手数料 ネム(XEM)を購入したら、送金することも可能です。 例えば、暗号資産の取引所の口座から、自分のウォレットに送金することで、資産を分散管理することができます。ウォレットとは、暗号資産用の電子財布のことです。 パソコンに保管するデスクトップウォレットや、USB状のデバイスに保管するハードウェアウォレットなど、ウォレットには複数のタイプがあります。また、別の人にネム(XEM)を送りたい場合も、送金処理を行うことになります。 送金を行う場合も、手数料負担が生じることに注意が必要です。送金手数料も、取引所ごとに設定が異なります。 Coincheckでネム(XEM)を送金する場合、0.5XEM(ゼム)の手数料負担が必要です。XEMは、ネム(XEM)の通貨単位を表します。 日本円でいくらになるかを知りたい場合は、ネム(XEM)の価格を掛けることでわかります。ただし、Coincheckを利用している別のユーザーの口座宛てに送金を行う場合は、手数料は無料です。 ネム(NEM/XEM)のハーベストを行う場合の手数料 ネム(XEM)のハーベストを行う場合も、手数料がかかります。 ハーベストとは、ネム(XEM)の取引検証行為のことです。一定量のネム(XEM)を保有したうえで、一定以上の取引を行うことによって、ハーベストに参加する権利が得られます。 ハーベストを行うと、報酬としてネム(XEM)を受けとることが可能です。ネム(XEM)は、販売所などで購入するだけでなく、ハーベストでも取得できます。 ネム(XEM)のハーベストを行うことによってかかる手数料は、6XEMです。この手数料は、ハーベストに必要となるNanoWalletと呼ばれるウォレットを有効化するために必要になります。 ただし、ハーベストに参加するためには、手数料負担だけでなくネム(XEM)を1万XEM以上保有しているなどの条件を満たすことが必要です。ハーベストは、ネム(XEM)の保有量が増えてから検討しましょう。 詳しくはこちら:ネム(XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説 ビットコイン(BTC)とは異なる性質を持つネム(NEM/XEM)の特徴 ネム(XEM)は、暗号資産の代表格であるビットコイン(BTC)とは異なる性質を持っている通貨です。 ネム(XEM)に興味がある人は、すぐに取引してみたいと考えるかもしれませんが、取引を始める前には、ネム(XEM)に関する基本的な知識を理解しておくことも大切です。 詳しくはこちら:暗号資産ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 また、ビットコイン(BTC)と比較して違いを理解することで、よりネム(XEM)について詳しく知ることもできるでしょう。 詳しくはこちら:ネム(XEM)とビットコイン(BTC)の違いや比較した時の特徴 手数料から見るネム(NEM/XEM)取引のポイント ネム(XEM)の各取引には、それぞれ異なる体系の手数料がかかります。 1回の手数料は、日本円に換算すると数百円程度でとどまることが多いため、それほど負担には感じないでしょう。しかし、1回あたりで設定されている手数料がかかる取引の場合は、少額取引を何度も繰り返していると、手数料負担は重くなっていきます。 手数料の増加は、売買などで得た利益を減らしてしまう可能性があります。そのため日本円の入金や出金は、ある程度まとまった金額で行うことがポイントです。 また、計画的に取引を行うことも大切になります。手数料負担が重くなりすぎないように工夫して、ネム(XEM)の取引を継続していきましょう。
ネム(XEM)などの仮想通貨取引を行う際は、取引を始める前にどのような保管方法があるのかを理解しておくことは大切です。 仮想通貨の保管方法には大きく分けて、秘密鍵のオンライン保管とオフライン保管があります。自分の資産を安全に運用するためにも、投資のスタイルに合わせた保管方法を見つけるようにしましょう。 また、ネムなどの仮想通貨へ投資をする際には、常にハッキングのリスクもあることを考える必要があります。そこでこの記事では、仮想通貨投資をする際にどのような保管方法があるのかなどを、わかりやすく解説します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 ネム(NEM/XEM)の売買や保管が簡単にできるコインチェックアプリ ハッキング被害のリスクについて考えることが大切 長期で仮想通貨を保管をするならペーパーウォレット Coincheckの貸暗号資産サービスを利用するのも一つの方法 ウォレットで仮想通貨を保管をするときのポイント オフラインで仮想通貨の秘密鍵を保管するならハードウェアウォレット USBに接続して利用するハードウェアウォレットTREZORの特徴 ネム(NEM/XEM)の保管ならNano Wallet(NEM Wallet) モバイルアプリのNEM Walletの特徴 仮想通貨の秘密鍵を自分で管理できるデスクトップウォレット インターネットに接続するウェブウォレット 仮想通貨投資を行う場合は日ごろから保管方法について考えておくことが重要 ネム(NEM/XEM)の売買や保管が簡単にできるコインチェックアプリ 金融庁登録済の仮想通貨の取引所であるCoincheckは、ネムの取引や保管ができるコインチェックアプリを提供しています。 コインチェックアプリはスマホにダウンロードして利用できるため、利便性の高いアプリです。画面が見やすく操作も簡単なため、仮想通貨の初心者から上級者まで幅広く利用されています。 コインチェックアプリはCoincheckの公式サイトか、App StoreやGoogle Playからインストールすることができます。また、コインチェックアプリであれば、ネムのほかにもビットコインや各種アルトコインを保管したり取引したりすることができます。 ネム(XEM)取引の口座開設から購入方法についてはこちら ハッキング被害のリスクについて考えることが大切 続いて、仮想通貨の取引を行う際には、ハッキング被害のリスクについて理解を深めておくことが大切です。 仮想通貨はデジタル資産であるため、ハッキングのリスクに備えた保管方法を利用する必要があります。仮想通貨のハッキングにはさまざまな方法があり、メールを悪用したものやTwitterなどで偽アカウントから個人情報を盗み出すものなどがあります。 偽物のアプリなども開発されており、誤って利用した際にパスワードなどが流出するおそれもあるため気をつけましょう。仮想通貨のスマホアプリを利用する際には、開発元の会社が信頼できるものであるかをチェックしておくことが必要です。 仮想通貨の取引所もセキュリティ対策を行っていますが、ユーザー自身もみずからセキュリティ対策を行っておくようにしましょう。どのようなハッキング被害があるのかを理解し、対策を講じておくことが肝心です。 ハッキング被害が世界中で発生しているということは、それだけ仮想通貨の価値が高く、知名度が上がったことの表れでもあります。2018年の仮想通貨の盗難被害額は約1900億円にものぼると言われています。 長期で仮想通貨を保管をするならペーパーウォレット 長期で仮想通貨を保管するには、ペーパーウォレットを利用するのも良いでしょう。 ペーパーウォレットとは、アドレスや秘密鍵を紙に印刷して保管する方法を指します。ペーパーウォレットはオフラインで仮想通貨を保管できるため、セキュリティ面で優れているといえるでしょう。 そのため、投資額が大きい場合や長期投資を行うトレーダーに向いています。ペーパーウォレットを利用する際は、紙を汚損したり紛失したりするリスクには十分に用心しておくようにしましょう。 また、秘密鍵などを忘れると復元不可能なウォレットであるため、秘密鍵などの管理も厳重にしておく必要があります。水害や盗難などの被害に遭うおそれも理解したうえで、金庫などで安全に保管するようにしましょう。 なお、利用する際は、ペーパーウォレットのサービスを提供するサイトでペーパーウォレットを作成することができます。 Coincheckの貸暗号資産サービスを利用するのも一つの方法 10万円相当額以上の仮想通貨を保有しており、長期保有を検討している場合は、Coincheckの貸暗号資産サービスを利用するのも一つの方法です。 Coincheckと消費貸借契約を結んだうえで保有する仮想通貨を預けておくと、一定の利用料を受け取ることができます。貸暗号資産サービスの料率は、14日間で1%、30日間で2%、90日間で3%、365日間で5%となっています。 仮想通貨の貸出期間が終了すると、料率が加算されてユーザーへ償還される仕組みです。Coincheckの貸暗号資産サービスでは、ビットコインのみならず、イーサリアム、リップル、ネム等のCoincheckで取扱う暗号資産の貸付ができます。対応している暗号資産は、Coincheckのアカウントにログインの上、こちらのページをご確認ください。 貸出期間中は仮想通貨を売却することができない点には注意が必要です。 仮想通貨の価格の特徴は乱降下が激しいことなので、貸暗号資産サービスを利用すると損切りや利確を行えないというデメリットがあります。そのため、貸暗号資産サービスは、短期トレードではなく長期保有したい方に向いています。 仮想通貨の種類によっては申請に時間を要するケースもあるため、貸暗号資産サービスを利用したい場合は早めに申請しておくことが大切です。 貸暗号資産についてもっと詳しく知りたい方はこちらから Coincheck ウォレットで仮想通貨を保管をするときのポイント ウォレットには数多くの種類があるため、保有しているネムの保有期間や金額に合わせて適切なものを選ぶようにしましょう。それぞれのウォレットには一長一短があり、普段トレードする分と長期投資の分を分けて利用するのも良いでしょう。 例えば、コールドウォレットと呼ばれる電子財布も、有用性が高い保管方法のひとつです。コールドウォレットはネットに接続せずに仮想通貨の秘密鍵を保管できるため、セキュリティを高めることができます。 コールドウォレットには、ペーパーウォレットやUSBタイプのハードウェアウォレットなどの種類があります。ただし、ハードウェアウォレットをアップデートする際には、自分で一度リセットしてからアップデートを行い、さらにパスフレーズを使って復元する必要があります。 そのため、パスフレーズをなくしてしまうと、保管していた仮想通貨も復元できなくなります。復元できなければ仮想通貨を紛失したことと同じなので、パスフレーズは厳重に保管するようにしましょう。 保管方法のほかにも、利用する仮想通貨の取引所のセキュリティを向上させるために、仮想通貨の取引所に口座を開設した際には、自分で二段階認証を設定することも大切です。 仮想通貨の取引所・販売所で口座開設するまでの流れはこちら オフラインで仮想通貨の秘密鍵を保管するならハードウェアウォレット ハードウェアウォレットは秘密鍵をオフラインで管理でき、パスワードも設定できるウォレットです。 パソコンとUSB接続することによって使用できるコールドウォレットであり、割と手軽に仮想通貨の出し入れを行うことができます。比較的安全性が高い管理方法なので、長期間仮想通貨を保有するトレーダーからもよく選ばれます。 ただし、販売元が明確でない模造品や中古品などを購入すると、悪意のあるプログラムがインストールされるおそれもあるため避けたほうが賢明でしょう。また、デメリットとしては、端末の購入費が1万円程度は最低でもかかる点と、紛失や故障のリスクがある点です。 USBに接続して利用するハードウェアウォレットTREZORの特徴 例えば、TREZOR(トレザー)は、世界中のトレーダーから利用されているハードウェアウォレットの一つです。仮想通貨そのもののデータを入れて保管するのではなく、入出金する際に必要な秘密鍵の役割を果たします。 TREZORはハードウェア端末を秘密鍵にすることで、オフラインで安全な管理を行うことが可能です。ビットコインだけでなくアルトコインも保管できるため、TREZORは多くのユーザーを獲得しています。 TREZORを利用する際の注意点は、フリーのWi-Fiは使用しないこと、パソコンのウイルスチェックをこまめに行うことなどです。万が一、自分のパソコンがマルウェアやスパイウェアなどに感染した場合、パスワードやIDなどが抜き取られる被害が発生するケースもあるからです。 そのため、TREZORを利用する際には、自宅の安全なWi-Fiを利用するようにしましょう。実際にTREZORにネムを保管する際には、ネムの公式ウォレットであるNano Walletと同期させてからネムの送金を行いましょう ネム(NEM/XEM)の保管ならNano Wallet(NEM Wallet) 画像出典:https://nem.io/downloads/ Nano Wallet(最新版はNEM Walletと名称変更)は、ネムが公式に推奨しているデスクトップウォレットです。 Nano Walletをインストールするためには、ネムの公式サイトから自分のパソコンのOSを選択したうえでダウンロードします。ただし、TREZORと連携予定の人は、UNIVERSAL CLIENT(UC)版をダウンロードしましょう。 実行ファイルをクリックすると、設定とインストールが始まります。右上の「アカウントの作成」をクリックすれば、ウォレット情報の入力画面に移ります。ウォレット名やパスワードなどを入力します。 ウォレットのデータファイルが生成され、wltファイルのダウンロード画面が開いたら、USBメモリーなどを選択して保存しましょう。 「private key(秘密鍵)」と「raw wallet file(ウォレットデータを64文字で表したもの)」は特に重要ですので、オフラインで厳重に保管・管理する必要があります。 モバイルアプリのNEM Walletの特徴 スマホ版のNEM Walletは、スマホで直感的に操作できるモバイルアプリです。 スマホ版NEM Walletでは、デスクトップ版NEM Wallet(旧称:Nano Wallet)のアカウントとの同期やアカウントの新規作成、ネム残高の確認などをスマホから行うことができます。デスクトップ版アカウントと同期するためには、「QRコードをスキャン」をクリックし、デスクトップ版に表示されるQRコードを読み込みます。 外出先でもハーベストの収穫状況が見られることが、スマホ版のNEM Walletのメリットだといえるでしょう。ただし、スマホ版ではハーベスト報酬の小数点以下は表示されないことがデメリットなので、確認する際には注意が必要です。 スマホ版NEM Walletをインストールする際は、モバイルアプリ用のパスワードとして新しいものを設定し、デスクトップ版の使い回しをしないことが重要です。 仮想通貨の秘密鍵を自分で管理できるデスクトップウォレット デスクトップウォレットとは、自分のパソコンにアプリケーションをダウンロードして利用するウォレットのことです。仮想通貨を管理するのはローカル環境になり、秘密鍵はオンラインウォレットと違い、自分で管理することができます。 フルノードと呼ばれる、すべての取引記録が確認できるデスクトップウォレットもあります。フルノードはすべてのブロックチェーン情報をダウンロードする必要があるため動作が重くなりますが、マイニングできるというメリットもあります。 デスクトップウォレットは開発されている種類が多いため、自分の投資スタイルや投資金額に合ったウォレットを見つけると良いでしょう。しかし、基本的にはひとつの仮想通貨に対してひとつのデスクトップウォレットが必要になるため、パソコンの動作が遅くなるケースもあります。 また、パソコンの故障やウイルス感染などが起こった場合、秘密鍵が流出してしまうケースもあるため、リスク管理には細心の注意を払いましょう。 インターネットに接続するウェブウォレット ウェブウォレットはオンラインウォレットなので、インターネットに接続すればネムを保管・管理できます。 機器や端末を問わないため、自分のパソコンやスマホ、タブレットなどで利用が可能です。無料で登録するだけなので、仮想通貨初心者にとっては利用しやすいウォレットだといえるでしょう。 とはいうものの、セキュリティはオフラインで秘密鍵を保管するよりも脆弱なので、多額の仮想通貨を保管するのには向いていません。ウェブウォレットは、秘密鍵を自分自身では管理できないことにも注意が必要です。 インターネットにつながったオンライン上で管理するため、秘密鍵を流出させてしまったり、ハッカーに狙われたりする危険性も高くなります。フィッシングでパスワードを流失した場合は、資産を失うおそれもあるでしょう。 仮想通貨の取引所のウォレットもウェブウォレットの一種であり、仮想通貨の取引所が万一破綻した際には資産を失うリスクもあるため、ほかのウォレットを用いて分散管理を検討するのも良いでしょう。 仮想通貨投資を行う場合は日ごろから保管方法について考えておくことが重要 ネムなどの仮想通貨投資を行う際は、取引を行う前にどのような保管方法があるのかを理解しておくことが重要です。 秘密鍵をオンラインに保管する方法とオフラインに保管する方法では、メリットとデメリットが異なります。どのような保管方法を選択する場合でも、ハッキングリスクへの対策は常に自分で講じておくことが肝心です。 仮想通貨を取引する際は、セキュリティを向上させるためにも、日ごろから保管方法にも意識を向けておきましょう。
これからネム(XEM)の取引を始めたいと考えている人のなかには、現物取引とレバレッジ取引の違いを知りたい人もいるでしょう。 現物取引とレバレッジ取引には大きな違いがあるため、内容を理解せずに取引を始めることは避けた方が良いといえます。特に、仮想通貨初心者は現物取引とレバレッジ取引のメリットやデメリットを理解してから、取引を始めた方が良いでしょう。 この記事では、ネムの現物取引とレバレッジ取引の違いや注意点、始め方などをわかりやすく紹介します。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の基本情報 仮想通貨の現物取引の特徴とは? 仮想通貨のレバレッジ取引の特徴とは? ネム(NEM/XEM)で現物取引する方法は? Coincheckで口座開設 Coincheckに日本円を入金 コインチェックアプリでも売買が可能 Coincheckではネム(NEM/XEM)の貸暗号資産サービスも利用可能 海外の仮想通貨の取引所では日本円でのネム(NEM/XEM)の購入が原則不可能 仮想通貨の取引が初めての人は金融庁登録済のCoincheckを 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の基本情報 ネム(XEM)は、2015年3月31日に誕生したアルトコインです。 New Economy Movementの頭文字をとったものがネム(XEM)であり、こちらは新しい経済運動を意味しています。通貨単位にはXEMが用いられており、XEMの総発行枚数は約90億枚で、通貨供給量が増えないことがネムの特徴です。 また、ビットコイン(BTC)の報酬はマイニングによって生じますが、ネムはハーベストと呼ばれる取引承認システムによって報酬が得られます。 ネムはProof of Importance(プルーフ・オブ・インポータンス)と呼ばれるコンセンサスアルゴリズムを採用しており、ネットワークへの重要度に応じて取引の承認者が決まります。 仮想通貨ネム(NEM/XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 Coincheck 仮想通貨の現物取引の特徴とは? まず、仮想通貨の現物取引とは、その時の値段で仮想通貨を売買取引する方法のことを指します。 現物取引は、5万円で売りに出ているネム(XEM)を5万円で買うことを意味します。購入した仮想通貨の所有者になれるため、仮想通貨の送金や仮想通貨での決済なども、自由に購入者が行うことが可能です。 また、現物取引は購入した金額以上の損失は被らないため、仮想通貨初心者が利用しやすい取引方法だといえます。価格が安い時に購入して高い時に売ることで利益を出せるのが、現物取引です。 日々の相場に一喜一憂したくなく、ネムを長期保有したい人にも、現物取引は向いています。 ネム(NEM/XEM)購入方法・買い方・口座開設・取引方法を解説 Coincheck 仮想通貨のレバレッジ取引の特徴とは? レバレッジ取引とは、仮想通貨の取引所に預けた証拠金以上の金額で取引可能な方法のことを指します。 日本国内の仮想通貨の取引所では、数倍のレバレッジをかけて取引することが可能です。元手よりも大きな金額の取引が可能になるため、短期間で大きな利益を得たいトレーダーから人気の高い投資方法です。 しかし、レバレッジ取引はハイリスク・ハイリターンな投資方法であるため、失敗すると損失も大きくなりやすいといえます。価格が予想と異なる方向に大きく動くと、ロスカットと呼ばれる強制決済の仕組みによって、いきなり多額の損失を出してしまう場合もあります。 そのため、仮想通貨の初心者は、まずはネム(XEM)の現物取引に慣れてから、レバレッジ取引にはチャレンジした方が良いといえるでしょう。また、レバレッジ取引は、購入したネムの所有者にはなれないため、送金や決済ができないことが特徴です。 なお、レバレッジ取引であれば、下落相場だったとしても売りから入ることで利益を得られる可能性はあります。ただし、多くの仮想通貨の取引所では、スワップ手数料とも呼ばれる手数料が1日ごとにかかります。 ポジションを保有したまま日をまたぐと手数料がかかるため、仮想通貨のレバレッジ取引は、長期でポジションは保有されず、短期間でトレードされる傾向にあります。 ネム(NEM/XEM)で現物取引する方法は? ネム(XEM)で現物取引するためには、まずネムを扱っている仮想通貨の取引所に口座開設が必要です。 金融庁登録済の仮想通貨の取引所Coincheckでは、ネムを含めて合計30種類以上の仮想通貨を取り扱っています。 Coincheckで口座開設 Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck Coincheckに日本円を入金 Coincheckへの入金方法には、銀行振込・コンビニ入金・クイック入金があります。取引のタイミングを逃さずに即時に入金したい際には、クイック入金が便利です。 ネム(XEM)を購入するためには「コインを買う」をクリックし、ネムを選択したうえで購入したい数量を入力しましょう。利益が発生した後には、ネムを売却して日本円に換金します。 コインチェックアプリでも売買が可能 Coincheckは、チャートや取引画面が見やすいコインチェックアプリも提供しています。 コインチェックアプリは売買が簡単なことに加えて、QRコードによる決済機能なども付いており直観的に利用しやすくなっています。そのため、仮想通貨の初心者から上級者まで幅広いユーザーに利用されています。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法と手順を解説【動画付き】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら Coincheckではネム(NEM/XEM)の貸暗号資産サービスも利用可能 Coincheckではネム(XEM)の現物取引に加えて、貸暗号資産サービスが利用できます。貸暗号資産サービスは、10万円相当額以上の仮想通貨を所有している人が対象となっているサービスです。 購入したネムを一定期間Coincheckへ貸し出すことで、利用料を得られます。利率は14日間年率1%・30日間年率2%・90日間年率3%・365日間年率5%となっており、長期間貸し出す人ほど高い多くの利用料を得られるサービスです。 貸出期間が終了後には、貸し出したネムに利用料が加算された金額を受け取ることが可能です。ただし、ネムを貸し出している期間は売却することができないため、注意が必要です。 ネムの価格が暴騰したり暴落したりした場合でも、損切や利確は行えないという仕組みになっています。通常の取引アカウントと貸暗号資産のアカウントは別であるため、利用する際には「振替」から手続きを行うようにしましょう。 Coincheck貸暗号資産サービス Coincheck 海外の仮想通貨の取引所では日本円でのネム(NEM/XEM)の購入が原則不可能 海外の仮想通貨の取引所では、日本円でネム(XEM)の購入が行えないという特徴があります。基本的にはビットコイン(BTC)などでネムを購入する形となります。 また、パスポートなどの本人確認書類が不要な仮想通貨の取引所や、メールアドレスのみを入力することで登録できる仮想通貨の取引所もありますが、安全性や信頼性の面では注意が必要です。 海外の仮想通貨の取引所によっては全て英語表記とされている場合もあり、場合によってはセキュリティ対策が脆弱であるなどのデメリットもあります。第三者から海外の仮想通貨の取引所がハッキングされた場合、損失した資産を補償してもらえないケースもあるため、取引の際には注意が必要です。 日本国内の金融庁登録済の仮想通貨の取引所は、国内のユーザーも多くネット上に情報なども活発に発信されています。一方で、海外の仮想通貨の取引所に関する情報はやや少ないといえます。 言語の問題や安全性に対する不安がある仮想通貨初心者は、日本国内の金融庁登録済の仮想通貨の取引所を利用すると良いでしょう。 仮想通貨の取引が初めての人は金融庁登録済のCoincheckを 仮想通貨初心者やネム(XEM)の取引が初めての人は、少額の現物取引から始めてみるのも良いでしょう。 Coincheckでは、500円からでもネムを取引することが可能です。ネムを長期保有する予定の方は、購入後に貸暗号資産サービスを利用するのも良いでしょう。 また、仮想通貨の初心者は、レバレッジ取引は現物取引に慣れてから利用すると良いでしょう。レバレッジ取引と現物取引の違いは、取引する際のリスクの大きさだともいえます。 最初はリスクを抑えて取引を行いたい方は、現物取引から始めることが賢明です。そうして取引をするなかでチャートの読み方などを勉強し、仮想通貨市場に関する情報収集なども怠らないようにすることが、損失を抑えるためのポイントです。 仮想通貨市場でのネムの動向をこまめにキャッチすることで、価格の変動を予想しやすくなることもあるでしょう。ネムの取引をしたいと考えている人は、売買が簡単にできるCoincheckの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
仮想通貨にはさまざまな種類があり、ネムもその1つです。 ネムは、日本でも知名度の高い仮想通貨の1つであるため、購入を検討している人もいらっしゃることでしょう。そんなネムを購入するにあたっては、ネムの誕生経緯や基本的な特徴などの基本情報を理解しておくことも大切です。 また、購入時期の検討も重要です。高値掴みをしてしまうと、ネムでの資産運用を有利に進められなくなってしまいます。 そのため、安く購入できる買い時を見極めることなどが重要です。そこで、この記事ではネムの特徴と買い時の事例についてご紹介します。 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の基本情報 ネムは、New Economy Movementの頭文字を取った略称で、直訳すると新しい経済運動のことを表しています。仮想通貨システムの名称はネムですが、通貨そのものの名称はXEM(ゼム)です。 ネムは、新しい経済圏の創出を目指して始まった仮想通貨のプロジェクトです。新しい経済圏創出においては、金銭的な面での自由と分散化、機会均等の平等主義・公正性・連帯感などを重視して活動が行われています。 2019年4月19日時点におけるネムの時価総額は、約650億円です。すべての仮想通貨における時価総額ランキングでは21位となっています。 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の特徴は? ネムには、例えば以下のような特徴があります。 1. ハーベスティングでコインをもらえる 1つ目の特徴は、ハーベスティングです。 ハーベスティングとは、ネムの取引データの検証と承認作業のことです。ハーベストに参加することによって、ネムで報酬を受け取ることが可能です。 ただし、ビットコインのような、マイニングによって取引検証・承認が行われる仕組みとは異なります。参加するためには、1万XEM以上を保有しているなど、ネムの保有量や取引量などの条件を満たすことが必要です。 基準を満たしてネムのネットワークに貢献した重要な人として認められれば、ハーベストを行うことができます。ハーベストは、ネットワーク内で自動的に処理が進むため、パソコンなどの電源がオフの状態でもできる場合がある点がメリットです。 2. 公平なシステムを目指している ネムの2つ目の特徴は、公平なシステムを目指していることです。 ネムの取引承認システムであるPoI(プローフオブインポータンス)の仕組みも、公平な仮想通貨のシステムを実現するために取り入れられたものです。取引検証・承認作業において、マイニングでは、大規模にパワーを投入した人が有利になるPoW(プルーフオブワーク)の考え方が採られています。 一方、PoIでは、通貨システムに対する貢献度が高い人ほど報酬が多くなる仕組みです。ネムの目指す平等の実現には、富の再配分や公平なシステムの実現が重要になります。 また、ネムの場合はハーベストする際の消費電力が少ないことも、誰でも使える公平なシステムを担う重要な要素です。 3. アポスティーユ 3つ目は、アポスティーユです。 アポスティーユとは、外国公文書の認証に関連する用語ですこの機能を使えば、取引履歴の管理システムであるブロックチェーンに、ファイル情報とタイムスタンプが刻まれた公証が作成されます。 作成された公証は改ざんすることができないため、データの信頼性が高まります。また、アポスティーユを有効に活用すれば、簡単にタイムスタンプ付きの証明書をブロックチェーン上に残すことができます。 つまり、低コスト・短時間で契約を成立させることにも応用できると言えるでしょう。 詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の価格推移 ネムの購入を検討している場合は、過去からの価格推移についても理解しておくことが必要です。 ネムは、2017年12月に1XEM100円を超え、2018年1月には約240円もの最高値を付けたことがあります。この時期は仮想通貨市場全体の価格上昇が発生したため、どの仮想通貨も大きな上昇を見せた時期です。 その直後、仮想通貨市場全体はトレンド転換して暴落が起こります。2018年は1年を通じて、基本的に値下がりが止まることはありませんでした。 しかしながら2019年初旬からは価格が徐々に上向き始め、3月時点で4円台後半の水準まで戻し、4月に入って7円台まで価格を戻してきています。 仮想通貨ネム(NEM/XEM)が値上がりしない理由とは? ネムは、2018年の暴落を経て軟調な価格変動が続き、なかなか上昇に転じていなかった状況です。 ネムの価格がなかなか上がらない理由としては、例えばいくつか理由が考えられます。 1. ネムを購入できる場所の少なさ 1つは、ネムを購入できる仮想通貨の取引所が限られていることです。 仮想通貨の価格は、需要と供給によって決まります。購入できる場所が少なければ需要の増加につながりにくく、その結果、価格上昇も発生しにくい環境となるでしょう。 ただし、時が経つにつれてネムを取り扱う仮想通貨の取引所は増えてきていますので、今後とも取り扱いの取引所が少ないとは言い切れないでしょう。 2. ビットコイン価格の影響 もう1つは、仮想通貨の世界における基軸通貨ともいわれるビットコイン価格が、なかなか大きく上昇しないからと考えられます。 ネムの過去における価格推移をみると、ビットコイン価格との連動性が高いことがわかります。ビットコインが上がれば、ネムの価格も上昇する可能性があるでしょう。 ビットコインは2019年4月に入り、再び大きく価格が上昇しました。ネムの購入を検討されている方は、今後のビットコインの値動きにも注意しておくと良いでしょう。 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の買い時の事例 ネムの買い時を逃してしまい高い価格で購入すると、売却時の利益は減少してしまいます。 そのため、ネムへの投資を行う場合は、買い時を知っておくことも重要です。主な買い時には、例えば以下が挙げられます。 1. 相場が好転した時 1つ目の買い時の例は、相場の好転時です。 仮想通貨市場全体が下降トレンドにある場合、ネムだけが突出して価格上昇が起こるためには、相当強い材料が必要になります。ただし、そういったニュースやイベントの数は、実際のところ少ないでしょう。 一方、仮想通貨全体が上昇トレンドである場合は、ネム特有の好材料がなくても全体の波に乗って価格上昇が起こる可能性は高くなります。そのためネムの価格だけでなく、仮想通貨全体の価格動向を把握することが大切です。 2. 相場が大暴落した後 2つ目の買い時の例は、相場が大暴落を起こした後です。 大きな暴落が生じると、その反動で大暴騰が起こることもあります。適正な価格よりも暴落によって下がりすぎた場合に、正常な価格水準に戻そうという反発が生じるのです。 この反発は、ときには暴落の勢いにも負けない強さで上昇をみせることもあります。2019年3月末のネムの価格は、最高値よりもはるかに下の価格水準にまで下がっています。 さらに下がれば投資家にとって割安の通貨になる可能性はあるでしょう。しかし、価格の下げ止まりを確認してから購入することがポイントです。 安易に価格が下がったからといって購入するのではなく、チャート分析などを通じて反発の予兆を確認してから買うのが良いでしょう。 3. 好材料ニュースが出た時 3つ目の買い時の例は、好材料のニュースが報道されたときです。 たとえば、それまで取り扱いがなかった仮想通貨の取引所への上場や、ネムをビジネスに利用する目的での企業間提携などが、好材料のニュースとなりえます。ネムの将来性が広がるなど明るいニュースが出たときには、ネムの将来を信じて投資家が買い注文を入れることが多くなるでしょう。 そうなると、少ない売り注文に買い注文が殺到して、価格は順調に上昇をみせることにつながります。ただし、このタイプの価格上昇は、時の経過とともにニュースの鮮度が落ちるため、短期的に終わることも多いです。 そのため、ニュースが出たらスマホアプリを活用してすぐに購入を行うなど、購入タイミングには注意する必要があります。 情報に振り回されすぎないように注意 仮想通貨への投資を行う場合は、価格変動の激しさに翻弄されないようにすることが重要になります。 需要と供給によって価格が決まる投資商品の場合、価格変動はつきものです。上がった下がったと一喜一憂していると、精神的にも体力的にも負担が重くなってしまうでしょう。 目先の価格変動にとらわれるのではなく、取引を始めたときの当初の目的を思い出して落ち着くことも有効です。自分を取り戻して冷静に判断をすれば、不利になる取引を実行するリスクを下げられます。 ネムの購入を決める場合は、自分自身が冷静になっていると自覚できるときに行うことが大切です。そのうえで、有利なタイミングを見つけてネムを購入することを心がけましょう。
仮想通貨(暗号資産)初心者のなかには、ネム(XEM)の始め方やハーベストのやり方を知りたいと思う人もいるかもしれません。 また、そもそも一体どこでネムを購入すれば良いのか、どのような手順を踏めばネムの取引が始められるのか、初めての人にはわからない場合もあるでしょう。 ネムの取引を始めるにあたっては、あらかじめネムの基本的な特徴や、ハーベストとマイニングの違いなどを理解しておくことも大切です。そこでこちらの記事では、仮想通貨初心者を対象に、ネム(XEM)の始め方をわかりやすく解説します。 ※当社にXEMを入金・送金される場合は、NEMネットワークをご利用ください。異なるネットワークから送られた場合は通貨が失われる可能性がありますのでご注意ください。 詳しくはこちらをご参照ください。 Coincheckの無料登録はこちら 目次 仮想通貨ネム(NEM/XEM)とは?基本情報や特徴 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の始め方 1. 仮想通貨の取引所に登録する ネム(XEM)を購入する ネム(XEM)を貸し出す ネム(NEM/XEM)のハーベストとビットコイン(BTC)のマイニングの違い マイニング ハーベスト ネム(NEM/XEM)のハーベストの種類 ローカルハーベスト デリゲート(委任)ハーベスト ネム(NEM/XEM)のハーベストのメリット ネム(NEM/XEM)のハーベストのデメリット ネム(NEM/XEM)のハーベストのやり方 1. NanoWallet 2. Simple walletを作る 3. ネム(XEM)を入れる 4. 委任する ネム(NEM/XEM)の売買やハーベストで利益を出そう 仮想通貨ネム(NEM/XEM)とは?基本情報や特徴 ネム(XEM)は、平等を原則とした新しい経済圏を目指して誕生した仮想通貨です。 2014年1月19日にutopianfutureというハンドルネームの人物によって、ネムのプロジェクトは立ち上げられました。その後、2015年3月29日に初めてネムは公開されています。 New Economy Movement(新しい経済運動)の略称であるネムは、金銭的な自由や機会の平等主義と公平性などが原則とされています。通貨単位は、XEM(ゼム)で、誕生当初に約1600人の投資家へ、均等に総発行量の89億9999万9999XEMが振り分けられました。 ネムに新規発行はなく、ビットコインのようなマイニングの仕組みがないことも特徴です。ネットワーク貢献者へは、マイニングではなくハーベスティング(収穫)という仕組みで報酬が分配されます。 また、ブロック生成間隔が約1分と短いため、数ある仮想通貨のなかでも取引の処理速度は早くなっています。 詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 仮想通貨ネム(NEM/XEM)の始め方 ネム(XEM)の始め方として、まずはCoincheckなどの金融庁登録済の仮想通貨の取引所に口座開設をしましょう。 1. 仮想通貨の取引所に登録する Coincheckでは以下の2ステップでかんたんに口座開設ができます。 1.アカウント作成をする2.本人確認を行う 口座開設はスマートフォンのアプリまたはパソコンのブラウザから行うことができます。口座開設のやり方については、以下の記事で詳しく解説しています。口座開設をご検討の方は、ぜひご覧ください。 Coincheck(コインチェック)の口座開設方法を解説【動画付き】 Coincheck Coincheckの無料登録はこちら ネム(XEM)を購入する Coincheckでネム(XEM)を購入するには、ウェブ画面ではログイン後に「ウォレット」をクリックし、「コインを買う」画面でネムを選択します。 数量を設定して「購入する」をクリックします。購入するボタンを押した後は取引をキャンセルできないため、選択するコインや数量を間違えないようにしましょう。 一方、ネム(XEM)を売る場合は「コインを売る」画面でネムを選択し、数量を設定して売却すれば完了です。Coincheckの販売所は操作が簡単なため、初心者でも迷うことなくネム(XEM)の売買が可能です。 ネム(XEM)を貸し出す また、Coincheckでは最大年率5%の貸暗号資産サービスを利用して、購入したネム(XEM)を貸し出すこともできます。 Coincheckの貸暗号資産サービスは、保有しているネム(XEM)を一定期間Coincheckに貸し出すことで、利用料をもらえるサービスです。貸出期間は14日間・30日間・90日間・365日間から選択することができます。 購入したネム(XEM)を長期間保有予定の方は、利用を検討してみるのも良いでしょう。 Coincheckの口座開設方法と手順の詳細はこちら ネム(NEM/XEM)のハーベストとビットコイン(BTC)のマイニングの違い 仮想通貨におけるハーベストとマイニングは、報酬が得られるという点においては似ています。しかし、異なるポイントもあるため違いを理解しておきましょう。 マイニング まずマイニングとは、ビットコインなどに導入されている仕組みのことを指します。 マイニングによってビットコインの取引は承認され、マイニングに成功して取引を承認することで、マイニングを行うマイナーは報酬としてビットコインを受け取ることができます。 ただし、マイニングを成功させるためには膨大な計算作業が必要となり、高性能コンピューターなどが必要となります。近年このビットコインのマイニング競争は激化しており、マイニングのためのコストも増加しています。 ハーベスト 一方、ネム(XEM)のハーベストは、ネムを一定金額以上持っている人なら誰でも参加することができ、ハーベストに成功すると報酬を得られます。 具体的には、ネム(XEM)を1万枚以上保有していることなどの条件をクリアする必要がありますが、ビットコインのマイニングよりも参入障壁は低くなっています。 また、ネムのハーベストには大量の計算作業なども必要ないため、膨大なコストがかかることもありません。 ネム(NEM/XEM)のハーベストの種類 ネム(XEM)のハーベストの報酬を受け取るには、2種類の方法があります。 ローカルハーベスト まず一つ目がローカルハーベストで、こちらは自分のパソコンを起動したままの状態で実行する方法です。 ローカルハーベストは、ネムの公式ウォレットであるNano Walletをインストールした自身のパソコンでハーベストを行います。パソコンを起動させ続ける必要があるものの、全くハーベスト権利が回ってこないケースもあるので注意が必要です。 デリゲート(委任)ハーベスト 反対に、パソコンがオフラインの状態でも実行できる方法が、デリゲートハーベスト(委任ハーベスト)です。 他人のPC上のスーパーノードを利用して取引の承認を行うため、自身の負担は軽減できるといえるでしょう。なお、ローカルハーベストからデリゲートハーベストへ切り替えたい際には、Nano Walletで該当のボタンをクリックすることで切り替えが可能です。 ただし、デリゲートハーベストを利用するためには、手数料の0.15XEMを支払う必要があります。また、スマホアプリからはハーベストの設定が行えないため、注意しましょう。 ネム(NEM/XEM)のハーベストのメリット ハーベストにおけるメリットはビットコインのマイニングとは異なり、1万XEM以上のネム(XEM)を持っていれば誰でも参加できる点です。 特にデリゲートハーベストを利用すれば、ネット環境のない場所でも実行することが可能です。自身のパソコンをオフラインにすることが可能であるため、ハーベストにかかるコストを最小限に抑えることができます。 デリゲートハーベストは委任できるため、ハーベストに関する詳しい仕組みなどがわからなくても利用することが可能です。ハーベストを始めるための設定も比較的簡単であるため、仮想通貨初心者でも気軽に利用できるといえるでしょう。 ネム(NEM/XEM)のハーベストのデメリット ローカルハーベストの場合は、パソコンを起動させ続ける必要があるため、ある程度の電気代がかかるというデメリットがあります。デリゲートハーベストを行う際にも、すぐに行いたい場合でも承認されるまで待つ必要があったりもします。 また、ネム(XEM)の保有量や取引量が少ない場合には、報酬が少なくなったりもらえなくなったりする可能性があるということを覚えておきましょう。報酬が少なくなる理由は、ネムへの貢献度によって取引承認の報酬がランダムに選ばれるためです。 ただし、人によっては毎月安定した儲けになるケースもあるため、ネム(XEM)を長期保有する予定のある方は、ハーベストの利用を検討されるのも良いでしょう。 詳しくはこちら:ネム(XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説 ネム(NEM/XEM)のハーベストのやり方 続いてネム(XEM)のハーベストのやり方についてご紹介します。 1. NanoWallet 画像出典:https://nem.io/downloads/ ハーベストのやり方として、NanoWalletを利用する方法があります。 ネム(XEM)の公式ウォレットであるNanoWalletにネム(XEM)を入れておくことでハーベストが行えます。公式サイトでは「Windows」「MAC」「Linux」の3種類があるため、そのなかから自身のパソコンに合う種類を選んでダウンロードしましょう。 Nano Walletには、パソコン版とモバイル版がリリースされています。ウェブからダウンロードする際には、ファイルが約90MBあるためダウンロードに時間を要します。 NanoWallet-(バージョン名+OS名)という名前のZip形式ファイルが保存された後は、ファイルをクリックしZipファイルを解凍しましょう。 なお、ハードウェアウォレットのTREZORは、NanoWalletと連携をすることが可能です。日本語化するためには、Nano Walletのトップ画面の「言語」から「Japanese」を選択しましょう。 NanoWalletから送金するためには「送金」をクリックし、宛先・量・メッセージ・パスワードを入力する必要があります。 2. Simple walletを作る 続いて、初めてNanoWalletを作成する際には「Simple wallet」を選択します。 ウォレット名やパスワードを入力して「Start」します。ウォレットを作成する際には、ハッキング対策のためにもオフライン環境で作業するようにしましょう。 オフライン環境にした後に、「Ready」をクリックし「Mainnet」を選択します。その後は「Next」をクリックし、英数字などを複雑に組み合わせたパスワードを入力します。 秘密鍵を作成するためには「Start」をクリックし、緑色のバーが100%になるまでカーソルを画面上で動かし続けます。表示された「Next」をクリックすることで、秘密鍵の作成と暗号化が完了します。 バックアップファイルと秘密鍵のデータは復元が不可能なため、管理には十分注意するようにしましょう。 3. ネム(XEM)を入れる ハーベストを始めるために、ウォレットにネム(XEM)を入れましょう。 ネムウォレットのログイン画面にネムアドレスが出たら、アドレスをコピーします。Coincheckの「コインを送る」ページで「送金先リストの編集」を選択します。 宛先にコピーしたアドレスを貼り付けて、金額を入力しましょう。宛先は間違えないよう、打ち込むのではなくコピーしたものを貼り付けるようにする方が良いでしょう。 コインごとに説明文が異なるため、送金前に必ず目を通すようにしましょう。Coincheckで新規アドレス宛送金をする際には、まず二段階認証を済ませているかチェックします。 次に「送金先リストの編集」をクリックし、新規宛先と新規ラベルを入力します。「宛先」から送金先を選択し、送金したい数量とコインごとに必要な項目を入力しましょう。 その後に「送金する」を選択して送金すれば、送金は完了です。ハーベスト手数料として6XEMかかるため、合計で1万6XEM以上を送金する必要があります。 4. 委任する ネムウォレットの「デリゲート・ハーベスティング設定」を有効にすることで、パソコンの電源を落としてもハーベストが可能になります。 ハーベストを委任するためには条件があります。例えば、1万XEM以上をNanoWalletに保有し、NanoWalletで委任有効化の申請をしていることやNanoWalletの既得バランスが1万XEM以上を超えていることなどが条件です。 委任ハーベストをすることで、スーパーノードへ委任することが可能となります。なお、スーパーノードは得られる利益が大きいですが、24時間パソコンを起動する必要があるなど細かく条件があるため、初心者にはハードルが高い側面があります。 また、委任ハーベストをする際には、手数料が0.15XEM必要となるため注意しましょう。 ネム(NEM/XEM)の売買やハーベストで利益を出そう ネム(XEM)は売買による取引だけではなく、ハーベストで利益を出すことも可能です。 仮想通貨初心者は、仮想通貨の取引所での登録方法やネム(XEM)の入金方法をあらかじめ学んでおくことで、スムーズにネム(XEM)の取引を開始することができます。また、ハーベストを始める際には、メリットとデメリットを理解したうえで行うようにしましょう。 仮想通貨は値動きが大きく、短期間で大きな利益を出せる可能性がある反面、損失リスクも大きいため、余剰資金内で取引をすることも投資の大切なポイントです。 さらに、万が一のハッキングなどのリスクに備えて、自分自身で二段階認証設定などのセキュリティ対策を講じることも必要です。ネム(XEM)で取引を始めて、他の仮想通貨とは異なる楽しみ方を模索してみましょう。
仮想通貨には、数多くの種類があります。 最初に世に出た仮想通貨であるビットコインだけでなく、ネムなどの仮想通貨に興味を持っている人もいるでしょう。ネムは、独自のブロックチェーン技術によって開発された仮想通貨です。 そのため、ほかの通貨にはないさまざまな特徴を備えています。ネムへの投資を検討している人は、ネムの基本的な特徴を理解しておくと、投資のリスクを抑えたり、適切なタイミングでの売買に役立てることもできるでしょう。 そこで、この記事ではネムの基本的な仕組みや、ビットコインとの比較などについてご紹介します。 ネム(NEM/XEM)は独自のブロックチェーン技術で開発されている ほかの多くの仮想通貨と同じように、ネムもブロックチェーン技術がベースとなって開発された仮想通貨です。 ブロックチェーンとは、分散型台帳技術とも呼ばれ、一定のプログラムに従って時系列でつながっている取引履歴のデータのことをいいます。ブロックチェーン技術は一定の応用範囲があり、ネムは独自のブロックチェーンの仕組みを持っています。 独自とされるポイントとして、コンセンサスアルゴリズム(取引承認アルゴリズム)に、PoI(Proof of Importance、プルーフオブインポータンス)よ呼ばれる仕組みが採用されていることがあげられます。 PoIの特徴は、取引承認を行う権利がある人の条件として、ネムに対して重要な経済的貢献をしている点を重視するような仕組みがある点です。 PoIは、定められた通貨量を超えるネムを保有し、一定以上の取引を行う人だけが、取引承認作業であるハーベスティングに参加できるという、コンセンサスアルゴリズムです。 詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 ネム(NEM/XEM)とビットコイン(Bitcoin/BTC)の特徴の違い ネムの特徴を理解するにあたっては、元祖仮想通貨であるビットコインとの違いを把握しておくことも有効です。 ビットコインは、コンセンサスアルゴリズムとしてPoW(Proof of Work、プルーフオブワーク)を採用しています。取引承認作業には誰でも参加できますが、大量の計算能力を保有している人が有利になる仕組みです。 ビットコインシステムにおける取引承認作業のことを、マイニングといいます。最初に取引検証に成功した人だけが、報酬としてビットコインを受け取ります。 検証対象となるブロックの生成間隔は、約10分です。一方、ネムの取引承認アルゴリズムはPoIである点がビットコインと異なります。 また、ネムの場合は報酬はネムで支払われますが、ビットコインのように新規発行されるわけではなく、主に取引手数料によってまかなわれる点も相違点です。さらに、ブロック生成間隔は約1分と、ビットコインよりも短くなっています。 なお、ネムの取引承認作業は、マイニングではなくハーベスティング(収穫)と呼ばれています。 ネム(NEM/XEM)におけるハーベスティングの仕組み ネムを購入する場合は、ハーベスティングの仕組みに関する基本事項を理解しておいた方が良いでしょう。 ネムのハーベスティングは、ビットコインのマイニングよりも公平だといわれることがあります。マイニングは計算能力が高い人が有利になる仕組みであるため、マイニングに適した多くのコンピュータを用意することが成功のポイントです。 そのためには、多額の資金が必要になります。一方、ハーベスティングでは多額の投資は必要なく、一定の条件を満たせば参加できる可能性が高くなるため、公平な仕組みだといわれることもあるのです。 また、ハーベスティングに参加できる人は不特定多数ではなく、重要度が高いアカウントの保有者とされています。一定量以上の通貨保有量と取引量があり、ハーベスティングに参加する権利があるアカウントをノードといい、重要度が高いノードの優先順位が高くなる仕組みです。 また、上位のノードは、スーパーノードと呼ばれています。 詳しくはこちら:ネム(XEM)のハーベストとは?方法やマイニングとの違いを解説 NEMネットワークの中核を担っているスーパーノード ネムの仮想通貨ネットワークにおいて中核を担っているアカウントが、スーパーノードです。 スーパーノードは、ネムの経済的な価値を支えるために重要な役割を果たしています。スーパーノードのアカウントとして認められるためには、厳しい条件を満たすことが必要です。 たとえば、保有量については「300万以上のネムを保有していること」、計算速度については「最低秒間2000回繰り返しハッシュができること」などが条件としてあげられます。 スーパーノードになることによって、ほかのノードから依頼されてハーベスティング作業を行う権利が得られます。つまり、スーパーノードになることで、報酬としてネムを受け取ることが可能になるのです。 ただし、ネットワークの中核を担う責任もあります。スーパーノードは、みずからのセキュリティ面を含めて、ネットワーク全体の監視や管理まで意識することが求められる存在です。 仮想通貨およびプラットフォームとしてのネム(NEM/XEM)の将来性 ネムの将来を想定するにあたっては、以下のポイントなどを理解しておくのも良いでしょう。 1. スケーラビリティの問題 1つは、スケーラビリティの問題です。 スケーラビリティの問題とは、実際の取引量が処理能力を超えてしまい、通貨システムの機能が低下することをいいます。 ビットコインは以前に取引量が急増したことで、このスケーラビリティ問題に直面し、取引手数料が高騰するなどの問題が発生しました。 ただし、ネムは今後カタパルトと呼ばれる技術が実装されると、プライベートチェーン環境では1秒あたり4,000件の処理が可能になるとされています。 2. 仮想通貨システム以外への拡張性 もう1つのポイントは、仮想通貨システム以外への拡張性です。 ネムのプラットフォームには、イーサリアム(ETH)と同じようにスマートコントラクト機能が実装されています。ただし、ネムはイーサリアムで独自トークンをつくる場合よりも、簡易に低コストで独自トークンの作成ができると言われています。 このようなスマートコントラクト機能は、ネムシステムを仮想通貨システム以外にも応用できる可能性を広げます。 ネム(NEM/XEM)を安全に保管するためのマルチシグの仕組み ネムを購入したら、安全に通貨を保管することが重要になります。安全に保管する方法として、マルチシグの活用が有効です。 マルチシグのシグはサイン(承認のための鍵)、マルチには複数という意味があります。取引時に必要となる秘密鍵と呼ばれるものが複数存在し、複数の鍵がそろわないと取引できない仕組みです。 そのため、ハッキングにより秘密鍵の1つが盗まれても、仮想通貨そのものは盗まれずに済みます。マルチすぐは、秘密鍵が1つしかない管理方法よりもセキュリティレベルが上がることがメリットです。 ただし、マルチシグを利用する場合は、秘密鍵の保管に注意が必要です。複数の秘密鍵を同じ場所で保管していたら、同時に複数の鍵が盗まれてしまうため意味がなくなってしまいます。 安全にネムを保管するためにも、秘密鍵の分散保管など、マルチシグの正しい利用方法を理解したうえで確実に実践するようにしましょう。 さまざまな証明書が発行できるネム(NEM/XEM)のアポスティーユ ネムには、アポスティーユというツールもあります。 アポスティーユとは、さまざまなタイプの契約書や証明書を発行できる機能のことです。アポスティーユの機能を使えば、ブロックチェーン上に記録される、検証済みで改ざん不可能な契約書や証明書を作成できます。 この機能を応用することによって、ネムのシステムを、土地建物などの不動産や、自動車など動産の所有権登記システムとして活用できるかもしれません。 また、タイムスタンプ記録として活用できる可能性もあります。このようにネムのアポスティーユは、幅広い分野での用途が期待されています。 ネム(NEM/XEM)の仕組みを理解したうえで取引を行おう ネムに興味があり、これから購入を検討している人は、ネムの価格動向だけでなく基本的な仕組みまで理解してから購入するのも良いでしょう。 そうすることで、ネムに関するさまざまなニュースに触れたとき、ネムにとって有利なニュースなのか不利なニュースなのかを判断できるようになります。その結果、適切なタイミングで購入や売却ができる可能性も高まります。 また、基本的な仕組みを把握しておけば、ハーベスティングやアポスティーユの機能などが、ネムの将来性にどのような影響を与えるかを踏まえたうえで、投資判断を行うことも可能となるでしょう。 ビットコイン(BTC)半減期とは?仕組みや日付、価格への影響を解説 Coincheck
仮想通貨といえばビットコイン(BTC)が有名です。 しかし、ビットコイン以外にもアルトコインと呼ばれる仮想通貨が多数存在します。仮想通貨投資を行う場合、アルトコインに注目してみるのもよいでしょう。 アルトコインに含まれるリップル(XRP)やネム(XEM)に投資する場合は、それぞれの通貨の特徴を把握しておくことが重要です。特徴などを理解しておけば、どちらに投資すべきか、または両方にバランスよく投資したほうがよいのかの判断に役立てることもできます。 そこで、こちらの記事ではリップルとネムの基本的な特徴や違い、購入方法などについて解説します。 リップル(Ripple/XRP)の主な特徴とは? リップル(XRP)は、低コストで素早く国際送金できる環境をつくることを目的の一つとして開発された仮想通貨です。 銀行間の国際送金では、途中に複数の銀行を介して送金が行われることもあるため、コストが高く着金までの時間もかかります。リップルは、そういった国際送金環境を改善することが期待されています。 なお、リップルは仮想通貨の名称であり、通貨を発行している会社名でもあります。リップル社は、各国の中央銀行や大手銀行などと積極的に提携を進め、送金実験を行っています。 送金実験は成功しているものも多く、国際送金の手段という点では、ほかの仮想通貨を一歩リードしているような状況です。ただし、一般に広く普及するためには、数年以上の歳月が必要との見方もあります。 詳しくはこちら:リップル(Ripple/XRP)とは?特徴をわかりやすく解説 ネム(NEM/XEM)の主な特徴とは? ネム(XEM)は通貨システムの名称であり、通貨単位はXEM(ゼム)です。ネムの主な特徴には、例えば以下が挙げられます。 1. PoI(Proof of Importance) 1つ目は、取引承認に採用されているコンセンサスアルゴリズムとして、PoI(Proof of Importance、プルーフオブインポータンス)が採用されていることです。 ビットコインのように誰でも取引承認作業に参加できるわけではなく、主に通貨保有量と通貨取引量の多い人が取引承認作業に参加できます。また、今のところはビットコインよりも取引コストが低く抑えられています。 2. スマートコントラクト機能 2つ目は、イーサリアムと同様に、スマートコントラクト機能が実装されていることです。 取引結果をサブプログラムが判断して自動的に通貨発行などを行えるスマートコントラクト機能を搭載していることから、ビジネスへの応用範囲に広がりがあります。 3. 独自トークンの発行 3つ目は、独自トークンの発行が可能であることです。 トークンは、特定の企業内などで使用される通貨のようなもので、資金調達方法であるICO(イニシャルコインオファリング)などに利用できます。 詳しくはこちら:仮想通貨ネム(XEM)とは?特徴を初心者にもわかりやすく解説 開発目的やコンセンサスアルゴリズムが異なる リップル(XRP)とネム(XEM)では、開発目的やコンセンサスアルゴリズムなどが異なります。 まず開発目的ですが、リップルは短時間で低コストの国際送金システムの構築を一つの目的としています。送金機能を重視した仮想通貨システムとも言えるでしょう。 一方、ネムの開発目的は、ブロックチェーンを利用したサービスの土台となるプラットフォーム構築です。送金に限らず、さまざまなビジネスに応用される多目的なプラットフォームになることを想定しています。 続いて、コンセンサスアルゴリズムの違いです。リップルは、取引承認方法としてPoC(Proof of Consensus、プルーフオブコンセンサス)を採用しています。一定の要件を満たす承認者(validator)が、承認作業を行う方式です。 一方、ネムではPoI(Proof of Importance)が採用されています。特定の承認者に限られるわけではありませんが、取引承認作業に参加するためには、一定の通貨保有量や取引量などを満たす必要がある仕組みです。 リップル(Ripple/XRP)とネム(NEM/XEM)は処理能力も異なる リップルとネムでは、取引の処理能力にも違いがあります。 取引の処理能力が変化すると、送金スピードなどが変化するため、取引処理能力は通貨システムとしての実用性に大きな影響を与える要素です。広く普及した場合、送金スピードや取引承認スピードは使い勝手を左右し、通貨の需要動向にも影響を与えることになります。 2018年時点では、リップル(XRP)は1秒間に1500件の取引を処理できる能力を有しています。ネムはそこまでの能力はないため、この時点ではリップルのほうが処理能力は高いといえる状況でした。 しかし、ネム(XEM)は大型アップデートであるカタパルトの実装により、処理能力が大幅に向上すると言われています。アップデート後の処理能力は、プライベートチェーン環境では1秒あたり4,000件の処理が可能になるとされています。 リップル(Ripple/XRP)とネム(NEM/XEM)の価格推移を比較 リップル(XRP) やネム(XEM)の購入を検討している場合、それぞれの通貨の価格推移を把握しておくことも重要です。 価格動向を把握しておけば、購入するタイミングの判断に役立てることもできるでしょう。2016年までは、どちらの通貨価格も1単位1円未満で取引されていました。 しかし、2017年になると状況が変わってきます。世界中で仮想通貨の存在が注目されるようになり、ビットコインを中心として価格高騰の局面が訪れたのです。 2017年を通じて、リップルとネムの価格は徐々に上昇し、年後半には大幅な価格上昇が起こりました。2018年1月においては、リップルは400円付近、ネムは200円付近まで値を上げます。 しかし、2018年2月以降は下落基調となり、どちらの通貨も2018年は価格がじわじわと下がっていきました。2019年に入ってからは、再び価格が少しづつではあるものの、上昇傾向に転じた状況です。 仮想通貨の取引所Coincheckなら様々な仮想通貨を購入できる 仮想通貨を購入するためには、仮想通貨の取引所に口座を開設する必要があります。ただし、取引所で取り扱いがない通貨を購入することはできないため、取引所選びは注意が必要です。 リップル(XRP) とネム(XEM) の両方を購入したい場合は、両方の通貨を取り扱っている取引所で口座開設することがポイントになります。両方の通貨の取り扱いがあれば、通貨ごとに口座開設手続きを行う手間を省けることがメリットです。 日本の大手取引所のひとつであるCoincheckでは、合計15種類以上の仮想通貨の取り扱いがあります。そのなかには、リップルとネムも含まれていますので、両方の通貨を購入したい場合はCoincheckで口座開設しておけば効率的です。 Coincheckの口座開設はこちら Coincheckの口座開設方法と手順についてはこちら また、Coincheckは初心者にも使いやすい専用のスマホアプリも提供しています。取引画面も見やすく、操作も容易であるため、投資の初心者から経験者まで幅広く利用されています。 ブロックチェーン技術を促進する団体が設立された リップル(XRP)を統括しているリップル社と、ネム(XEM) の普及を推進しているネム財団は、共同で団体を設立しています。設立したのは、ブロックチェーン技術を促進するための団体です。 ブロックチェーン技術や仮想通貨事業に取り組む4つの法人・財団が設立したもので、「Blockchain for Europe」と名づけられました。この団体の役割は、規制当局とブロックチェーン技術関連企業が、直接意見交換を行う活動を支えることです。 なお、ブロックチェーン技術とは、分散型台帳技術とも呼ばれ、検証済みであるすべての通貨取引履歴が納められた取引データのことをいいます。ブロックチェーン技術は、仮想通貨システムを支える技術として有名になりました。 しかし、この技術は仮想通貨システムだけでなく、ほかのさまざまな分野への応用も期待されています。 リップル(Ripple/XRP)とネム(NEM/XEM)の分散投資も検討してみる 仮想通貨取引は元本保証がないため、価格変動によって損失が生じるリスクがあります。価格変動リスクを回避するためには、投資対象の特徴をよく理解しておくことが重要です。 特徴を理解すれば、投資対象通貨の将来性もある程度検討することができるようになるでしょう。また、これまでの価格推移や他の仮想通貨の時価総額などを理解しておくことで、投資タイミングにおける価格が割安か割高かの判断に役立てることもできるでしょう。 リップル(XRP)とネム(XEM) への投資を検討している人は、どちらか一方に投資するという選択肢だけでなく、両方にバランスよく分散投資するという選択肢もあります。仮想通貨の分散投資を行うことによって、リスク分散がはかれます。 リップルとネムの特徴や違いを十分理解したうえで、取引を検討してみましょう。