メタバース上の土地を購入する方法!メリットや使い道、選び方も徹底解説!

テレビやネット等のメディアで日々取り上げられているメタバース

ビジネス、投資、エンターテインメントの3つの側面でさまざまな業界から期待感が高まっており、Meta社(元Facebook社)をはじめとした大企業も続々と進出してきています。

今回はそんなメタバースにおける、土地NFTに関する様々な情報を解説していきます。購入方法を始め、メタバースの選び方、土地の選び方、メリットや使い道といった詳細も解説していきたいと思います!

この記事でわかること

この記事を読むことで、メタバースの土地NFTに関する大枠の知識を付けることができ、将来的に土地NFTを購入する際の判断材料になるかと思います。

ぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。

メタバースの土地とは

メタバースの土地の解説に移る前に、メタバースという用語について軽くおさらいしましょう。

メタバースとは?

メタバースを簡単に言うと、「インターネット上に存在する、経済圏を持った仮想空間」と言うことができます。

本格的なメタバースが構築されれば、現実世界でも存在するモノ、カネ、ヒトの概念が仮想空間の中で実現し、人とのコミュニケーションや経済活動などがそのメタバースの中で可能となります。

メタバースの土地=メタバース(プラットフォーム)が展開する空間の一部分

上記のようなメタバースの概要を抑えた上で、メタバースの土地が結局どのようなものを指しているのかを解説します。
端的に言うと、メタバースの土地とは当該メタバース(プラットフォーム)が展開する空間の一部分(現実に沿った言い方をすれば区画)のことを指します。

空間の一部分がデジタルデータ(NFT)としてNFTマーケットプレイスなどで販売されています。

先ほどの解説で「本格的なメタバースが構築されるとモノ、カネ、ヒトの概念が仮想空間の中で実現する」と解説しましたが、土地という資源はモノに該当していますね。

メタバースの土地をなぜ買うのか?

メタバースの土地について概要を抑えたところで、次に土地を買う理由・注目を集めている理由について解説していきます。

メタバースの土地を購入する理由は、主に3つに分類されます。

  • 土地の所有がNFTとして証明されている
  • 現実の土地と同じように、土地の数に限りがある
  • 土地NFTを所有している人限定のイベントなどに参加できる

以下よりそれぞれの理由について解説していきます。

土地の所有がNFTとして証明されている

メタバース上の土地はNFTとして販売、およびNFTマーケットプレイスなどの2次流通市場で取引されています。

NFT(Non-Fungible Token)とは代替不可能なトークンのことです。暗号資産といった数で換算できるトークンであるFT(Fungible Token)と区別される概念であり、デジタルデータに唯一無二性を付与することができます。

このような技術的特性が基盤となり、メタバース上の土地NFTに価値がついているのです。

NFTについてより詳しく知りたい方は『NFTとは?仮想通貨との違いや利益を出す方法、最新の活用例を紹介』をご覧いただけますと幸いです。

現実の土地と同じように、土地の数に限りがある

メタバース上の土地は、現実世界の土地と同じように数に限りがあります。

そのため期待されているメタバースの土地は、売り出されてから数分も立たないうちに売り切れるという事態が頻繁に起こっています。

事実として、Othersideというメタバースプロジェクトの土地NFTは、2022年3月のデモ動画が公開されてから注目を集め、2022年4月のローンチ初日に行われた土地NFTの販売では購入希望者が殺到しました。

初日に売り出された5.5万区画の土地NFTは、1ウォレット2つまでといった購入制限があるなか、当日に完売し売上は410億円以上を記録しました。

限りのあるモノには希少性があるように、土地の数に上限があるという特性が土地NFTに希少性を生み出しているのです。

土地NFTを所有している人限定のイベントなどに参加できる

特定の土地NFTを所有しているユーザーは、限定イベントに招待されたり特別なNFTを付与されたりすることがあります。

事実として、The Sandboxというメタバースプラットフォームでは、土地NFTであるLANDの所有者に対して限定のNFTを付与するということを実施しました。

加えて、The Sandboxはメタバースの一部を先行体験できる『The Sandbox Alpha』というLAND保有者限定のイベント等も開催していました。

メタバースの土地の使い道

メタバースの土地の使い方は多岐に渡りますが、主な使い道としては以下の5通りが挙げられます。

  • 限定のイベントに参加
  • メタバース上にてイベントを開催
  • 自分の土地を貸し出す
  • ガバナンスへの参加
  • 広告塔に利用

以下より上記の5つについて解説していきます。

限定のイベントに参加

メタバースの土地NFTを所有している方は、土地所有者限定のイベントに招待される可能性があります。

メタバースのイベントは、基本的にメタバース上で行われることが多いです。

そのメタバースに先行的にアクセスする権利が与えられ、開発途中のメタバースを一部体験できたり、インセンティブ付きのアクティビティに参加することができたりするのです。

前述したThe Sandboxメタバースの一部を体験できる『The Sandbox Alpha』というイベントでは、このイベントのために用意されたミニゲームやクエストを完了することで、最大1,000SANDのトークン報酬と3個の限定NFTが獲得できました。

2022年3月時点でのSANDの価格は約110円となっているため、土地の所有者として先行的にゲームを遊ぶことで、約11万円分のSANDトークンを獲得できたことになります。

今後のイベント、および他のメタバースでも同様のケースがあるとすれば、メタバース上の土地を所有しておくインセンティブになると言えるでしょう。

メタバース上にてイベントを開催

土地NFTの所有者は自身が所有している土地の上に、ゲームやイベント等のコンテンツを展開することができます。

ゲームの制作が完了したら、土地を訪れた人に向けてゲームを公開することができます。加えて、公開したゲームやイベントへの入場料を徴収するという形で収益化することもできるのです。

加えて、ユーザーがそのようなコンテンツ類を作成しやすいような環境も整っています。

具体的には、The Sandboxでは無料のゲーム制作ソフトである「Game Maker」、Decentralandというメタバースプラットフォームでは、ゲームコンテンツやアイテムなどを構築したいクリエイター向けのツールである「The Decentraland SDK」や「Builder」が提供されています。

自分の土地を貸し出す

多くのメタバースプラットフォーム上では将来的に、土地所有者は所有している土地をメタバース内の他のクリエイターに貸し出すことができるようになる予定となっています。

クリエイターたちは借りた土地の上に、自分が制作したいゲーム等のコンテンツを構築することが可能です。

土地の所有者は土地を貸した際の賃料を決定することができます。これが土地の所有者の収益化につながります。

土地を貸すときの値段の設定については、いくつかの要素が考慮できると思います。土地の立地、ハブ的な土地との近さ、土地のサイズなどです。

土地をレンタルすることで収益化につなげたいと考えている方は、立地やサイズ等の諸条件を考慮してその土地を購入する必要があると思います。

メタバースの土地を購入する際の基準についても本記事後半で解説しておりますので、ぜひご覧いただけますと幸いです。

ガバナンスへの参加

メタバースプラットフォーム全体の意思決定活動のことを総称してガバナンスと呼びます。

株式会社における株主総会のようなものだとイメージいただけると、分かりやすいと思います。

メタバース上の土地の所有者は、このガバナンスに参加する権利が与えられます。
より大きな土地、より多くの土地を所有している者には、それに見合った議決権が与えられることが多いので、メタバースの方針について大きな影響を与えることが可能です。

広告塔に利用

LANDに自身のコンテンツを作成することで、何らかの製品を広告することが可能となる可能性もあります。
事実として、The Sandboxでは既に広告のように機能しているLANDも存在しています。

以下の画像はThe Sandboxのメタバースの一部を平面図で示したものです。右上部分に巨大な土地を有しているATARIという企業のロゴが見えますね。
このように、巨大な土地を有していること自体が企業の宣伝活動(広告塔)にもなっているのです。

引用:The Sandbox - Map of LANDs

メタバースのやり方・始め方については、以下の記事をご覧ください。

メタバースの土地の選び方

メタバースの土地を購入する上で検討すべき点は主に3つです。

  • メタバースプラットフォーム自体の人気
  • 土地の立地
  • 土地の周りの環境

それぞれ以下より解説していきます。

メタバースプラットフォーム自体の人気

まず真っ先に検討すべき事項は、その土地が存在しているメタバースの盛り上がり具合です。

だれも来ないメタバースの土地を購入したとしても、その後土地を売却する際や収益化を図ろうとする際に苦労することが予想されます。

なぜならば、人の流入が多いほどメタバース上での経済圏が活発になり、収益も生まれやすい環境になるからです。

メタバースの土地を購入する時には、購入する前にSNSなどで当該メタバースプロジェクトの人気を確認することをおススメします。

なお、本記事中の『メタバースの土地の具体例』で紹介しているメタバースに関しては、いずれもトップレベルの知名度を誇っているメタバースです。

土地の立地

現実世界の土地と同じように、メタバース上の土地も立地によって土地の値段が変化します。

具体的には、ユーザーはメタバース空間の中心に集まる傾向があります。中心に近い立地ほど人気を集めており、更には運営側が中心に近い立地に対して特別なメリットを用意しているメタバースも存在します。

購入を検討しているメタバースの特性(どんな目的のメタバースなのか)にも依存してきますが、選択できる場合はなるべく中央に近い土地を購入するのが良いかと思います。

土地の周りの環境

最後に検討すべき事項は、土地の周りの環境です。
具体的には、有名企業が購入している土地の周辺は価値が高くなる傾向にあります。

ユーザーは有名企業が提供するコンテンツを利用するため、そこにユーザーが集まるためです。ユーザーが集まれば周辺の土地への訪問も増えることが予想されます。結果として、集客が見込める土地となり価値も向上するのです。

事実として、The Sandboxとのパートナー企業であるアディダスやスクウェア・エニックスが所有している土地周辺の土地NFTの価格は、他の土地NFTの価格よりも高くなっていることが多いです。

もしLANDの購入を検討している場合は、LANDの立地なども考慮に入れるとよいでしょう。

他にもデジタルアセットやオリジナルのゲームなど、コンテンツが充実しているLANDにも人が集まる傾向にあります。

メタバースの土地の具体例

これまで解説してきた内容を踏まえたうえで、今すぐ購入可能なメタバースの土地をご紹介いたします。いずれのプロジェクトもグローバルにおいて非常に大規模に展開しているメタバースとなっております。

紹介するプロジェクトは以下の5つです。

  • The Sandbox
  • Decentraland
  • Axie Infinity
  • Otherside
  • Somnium Space

The Sandbox

「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」はボクセルで表現されたメタバースを構築できるプロジェクトです。ユーザーがメタバース上に制作されたゲームで遊んだり、ユーザー同士でコミュニケーションを取ったりすることができるゲームとなっています。

The Sandboxでは、メタバース上で利用できるアイテム、アバター、ゲーム制作に必要な素材、そして「LAND」と呼ばれる土地を、「ETH」や「SAND」というトークンを用いてNFTマーケットプレイス上で売買できます。

ネイティブトークン SAND
トークンの参考価格(2023年2月20日時点) 1SAND = 約104円
トークンの最大供給量 30億 SAND
土地NFTの最大供給量 166,464
現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、ポリゴン
ホワイトペーパー https://installers.sandbox.game/TheSandboxWhitepaper_2020.pdf
公式HP https://www.sandbox.game/jp/


出典:The Sandbox Press Page

The Sandboxについてより詳しく知りたい方は『The Sandbox(ザ・サンドボックス)とは?話題のブロックチェーンゲームの始め方や覚えておきたい用語を解説』をご覧いただけますと幸いです。

OASIS TOKYO

OASIS TOKYO

「※OASIS TOKYO」は、コインチェックが『The Sandbox』上で開発・展開しているメタバース都市です。メタバース上での活動を体験する機会を提供することや『The Sandbox』上でのコミュニティ活動の活性化を目的とし、2022年中に一般公開を予定しています。

「OASIS TOKYO」は、”2035年の近未来都市”をコンセプトにしたメタバース×NFTのコミュニティ拠点です。日本を連想させる象徴的な街並みの中に美術館やステージなどのイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。

(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら

Decentraland

Decentraland(ディセントラランド)は、最も歴史が長いとされるメタバース構想のブロックチェーンプロジェクトの一つです。イーサリアムブロックチェーンをメインとして開発されています。

ユーザーはDecentraland内で創設される施設などの利用者として楽しむことができ、仮想空間内で展開されるゲームなどをプレイ可能です。

加えて、そのようなゲームを自ら展開することも可能です。Decentralandメタバース上の土地であるLANDを購入し、そのLAND上に自分のコンテンツを作り上げることができます。

ネイティブトークン MANA
トークンの参考価格(2022年10月21日時点) 1MANA = 約70円
トークンの最大供給量 約21.9億 MANA
土地NFTの最低価格(2022年10月21日時点) 約1.6 ETH (約3550 MANA)
土地NFTの最大供給量 90,601
現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、ポリゴン
ホワイトペーパー https://decentraland.org/whitepaper.pdf
公式HP https://decentraland.org/

※土地NFTの最低価格は、NFTマーケットプレイス『OpenSea』のフロアプライスを参照


出典:Decentraland Press Kit

Decentralandについてより詳しく知りたい方は『Decentraland(ディセントラランド)のメタバースとは?特徴、遊び方を解説!』をご覧いただけますと幸いです。

OASIS KYOTO

OASIS KYOTO

次に、Decentralandのメタバースを活用したプロジェクト「OASIS KYOTO」を紹介します。

『※OASIS KYOTO』は、コインチェックが『Decentraland』のLANDに建設中のメタバース都市です。”2035年の近未来都市”をコンセプトにした「メタバース×NFT」のコミュニティ拠点で、神社仏閣など日本の古都を連想させる街並みになっています。

OASIS KYOTOではファッションや音楽、アートを中心に多彩なイベント施設を設置し、さまざまな分野のアーティストとファンとの交流や企業のコミュニティ育成の場として活用してもらうことを目指しています。

OASIS KYOTOには、神社仏閣や出店など京都の街並みを連想させる多彩なイベント施設があり、一人で散策したり、世界中のユーザーと交流したりして楽しむことができます。

(※)現在、「OASIS KYOTO」はプレオープン中です。プレオープンでは、建設中の「OASIS KYOTO」の一部を公開しています。

「OASIS KYOTO」の詳細はこちら。

(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら

Axie Infinity


出典:Axie Infinity Media Kit

「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」はAxie(アクシー)と呼ばれるモンスターを集め、戦わせる対戦ゲームとなっています。

一時期メディア等で、お金が稼げるゲーム、いわゆるGameFiの代表的なプロジェクトとしてフィリピンで大流行していることが取りざたされていました。

ゲームの中にはルナーシアと呼ばれるメタバースがあり、ユーザーはその土地を購入することができます。現在はまだ開発中の段階ではありますが、土地を所有するユーザーはさまざまな利益を享受することができる予定となっています。

ただし、2022年9月には、同年の年末を目途に土地の所有者限定で新しく開発しているゲームのアルファアクセス権が付与されること等が発表されており、今後の期待が高まっています。

ネイティブトークン AXS
トークンの参考価格(2022年10月21日時点) 1AXS = 約1300円
トークンの最大供給量 2.7億 AXS
土地NFTの最低価格(2022年10月21日時点) 約1 ETH
土地NFTの最大供給量 68,868
現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、Roninブロックチェーン
ホワイトペーパー https://whitepaper.axieinfinity.com/
公式HP https://axieinfinity.com/

※土地NFTの最低価格は、Axie Infinityの公式マーケットプレイスの価格を参照

Otherside

Otherside(アザーサイド)を一言で説明すると、自由度の高いメタバースプラットフォームだと言うことができます。
プラットフォーム内では、ゲームプレイ、創作活動、他プレイヤーとの対戦、といったユーザー体験が提供される予定です。

将来的に、コミュニティの貢献によってOthersideメタバースの可能性を拡大させていく計画で、そのためのツール類はニーズに応じて継続的に供給されるようです。

ネイティブトークン ApeCoin (APE)
トークンの参考価格(2022年10月21日時点) 1APE = 約660円
トークンの最大供給量 10億 APE
土地NFTの最低価格(2022年10月21日時点) 約1.4 ETH (約400APE)
土地NFTの最大供給量 200,000
現在対応しているブロックチェーン イーサリアム
ホワイトペーパー(ライトペーパー) https://otherside.xyz/litepaper
公式HP https://otherside.xyz/

※土地NFTの最低価格は、NFTマーケットプレイス『OpenSea』のフロアプライスを参照


出典:The Otherside Litepaper

Othersideについてより詳しく知りたい方は『「Otherside」とは?注目のNFTコレクションBAYCを手掛けるYuga Labsによるメタバースプロジェクト』をご覧いただけますと幸いです。

Somnium Space

Somnium Spaceは大規模かつ多人数で参加できるVR空間を目指して開発されているメタバースです。

Somnium Spaceの運営としては、VR技術の発展を見越したコンテンツ作成に力を入れているようなので、今後VRメタバースの領域で影響力を拡大していくプロジェクトになる可能性が高いです。

すでにメタバース(ゲーム)自体はリリース済みであり、VR機器のOculus Quest(オキュラス・クエスト)やWindowsのパソコン等でプレイすることが可能です。

今後の展開として、Somnium 2.0と題してNFTの実装を行って行く模様です。

数多くのブロックチェーン系企業とのパートナーシップ(提携)を発表しており、日本の大手電機メーカーであるSONY(ソニー)もパートナーシップ企業の一つとして参画しています。

ネイティブトークン Somnium Space Cubes (CUBE)
トークンの参考価格(2022年10月21日時点) 1CUBE = 約200円
トークンの最大供給量 1億 CUBE
土地NFTの最低価格(2022年10月21日時点) 0.9 ETH
土地NFTの最大供給量 5,026
現在対応しているブロックチェーン イーサリアム、ソラナ
ホワイトペーパー(エコノミーペーパー) https://somniumspace.com/files/Somnium%20Space%20Economy%20Paper.pdf
公式HP https://somniumspace.com/

※土地NFTの最低価格は、NFTマーケットプレイス『OpenSea』のフロアプライスを参照


出典:Somnium Space

メタバースの土地で利益を上げる方法

メタバースの土地への投資を検討する際、購入した後にその土地でどのように利益を上げていくかも綿密に考えなければなりません。

メタバースの土地は現実の土地と比較すると購入しやすい金額ではありますが、それでもどのように利益を上げるのかの指針を立てた上で、計画的に購入に移りましょう。

以下に、3つの指針を例示しました。この3つの指針を参考に、将来的に自分の土地をどのように運営していくのが良いのかを、自らの関心やライフスタイルと相談して決定すると良いと思います。

①値上がり利益を狙う

今後メタバースがさらなる発展を遂げれば、価格上昇が期待できる可能性があります。

メタバースの土地を購入した後にそのメタバース自体の人気が高まれば、土地を売却することによって大きな利益を狙える可能性があるでしょう。

②自分で土地の上にコンテンツを構築して収益化する

メタバースの土地NFTには、往々にしてカスタマイズ性があります。

DecentralandやThe Sandbox、Othersideといったメタバースプロジェクトではクリエイターツールが豊富に公開されているので、

「メタバース上に自分の作品を展示するスペースを作りたい!」

「自分が考えたゲームを土地の上で表現して、他の人に遊んでもらいたい!」

というかたはこのような収益化のスタンスが合っていると思います。

ただし、どのようなコンテンツを制作するかという内容の部分も重要ではありますが、どういった立地の土地NFTを購入するか、も重要になってきます。

③メタバース内で土地開発ビジネスをする

3つめの方法としては、メタバース上で土地開発ビジネスを行うというケースがあります。

このケースでは、自分は土地NFTだけ所有しておき、土地のコンテンツ制作に関しては専門のクリエイターに依頼する、というスタンスで土地NFTへの投資を行います。

現実の仕事が忙しい、そもそもアートやゲームといった作品制作への意欲が薄い、という方はこの方法でメタバースの土地を収益化するのが良いと思います。

なお、この場合の土地NFTへの投資は現実の不動産へ投資するようなものなので、『②自分で土地の上にコンテンツを構築して収益化する』ケースよりもより慎重に、どのメタバースの土地を購入するか、どういった立地の土地を購入するか、といった戦略は見定める必要があるでしょう。

メタバースの土地の買い方【Coincheck NFTの例】

メタバースの土地は、基本的にNFTのマーケットプレイスで購入します。
本項目では、Coincheckが運営するNFTマーケットプレイス 『Coincheck NFT』にてメタバースの土地を購入する方法について画像付きで解説していきます。

なお、Coincheckで口座開設を完了していない方は以下の方法で購入することができません。その場合は、以下の記事をご覧いただいて口座登録を完了させてから本記事に戻ってきていただけますと幸いです。

Coincheck(コインチェック)登録方法から使い方までの初心者向けマニュアル

それでは以下より購入方法を解説していきます。

(1)Coincheck NFTにアクセス

まずはCoincheck NFTのサイトにアクセスしましょう。

(2)購入したいNFTを選択

まずはホーム画面より購入したいNFTを選択します。ホーム画面には入庫した全てのNFTが表示されているため、画像左上に「出品中」と記載があるものだけを購入することができます。上の画像中では、The Sandboxメタバース上の土地NFTであるLANDが確認できますね。

(3)詳細を確認し、「購入確認」をクリック

購入金額は出品者が選択した通貨の単位で表示されます。出品者が「受け取る通貨」として選択した通貨でのみ購入することができます。

詳細の確認が完了したら「購入確認」→「購入」をクリックすれば、NFTの購入は完了です。