GMOコインとは?手数料やサービスについてCoincheck(コインチェック)との違いを解説

GMOコインとは、2016年10月に設立された暗号資産交換業者です。東証プライムに上場しているGMOインターネットグループ株式会社のグループ会社が運営していることで、名前を聞いたことがある人も多いかもしれません。

今回の記事では、Coincheck(コインチェック)とGMOコインの手数料やサービスを比較していきます。

※GMOコインの最新情報については公式サイト( https://coin.z.com/jp/)をご参照ください。

初心者におすすめする仮想通貨やビットコイン取引所に関してはこちらに記載しているので、ぜひご覧ください。

GMOコインとは

GMOコインとは、2016年10月に設立された暗号資産交換業者です。東証プライムに上場しているGMOインターネットグループ株式会社のグループ会社が運営しており、株式やFXなどのインターネット金融事業の一つとして暗号資産のサービスを提供しています。

GMOコインの特徴は、取引ツールが充実していることです。株式やFXの金融サービスを提供してきたノウハウを活かし、チャートの分析ツールやレバレッジ取引の提供など、中〜上級者の投資家・トレーダー向けのサービスが充実しています。一方で、初心者の投資家向けにシンプルな操作で売買が可能な「ノーマルモード」を用意するなど、多くの人にとって使い勝手のいいアプリを提供している暗号資産交換業者と言うことが出来るでしょう。

GMOコインとCoincheckの比較一覧

まずは、GMOコインとCoincheckの基本情報の比較を行います。具体的には、以下のサービスを比較します。以下は、2024年3月時点の情報を元に作成した表です。

Coincheck GMOコイン
取扱通貨・銘柄数 29 26
口座開設までの時間(※1) 最短翌営業日 最短即日
本人確認方法 ・アプリでのかんたん本人確認
・Webからの本人確認(※2)
・スマートフォン限定のかんたん本人確認
・画像アップロードで本人確認(※3)
取引手数料 ・無料(販売所)
・一部銘柄にMaker手数料、Taker手数料あり(取引所)(※4)
・無料(販売所・取引所-レバレッジ・暗号資産FX)
・Maker:-0.01%、Taker:0.05%
・Maker:-0.03%、Taker:0.09%(取引所-現物取引)(※5)
スプレッド手数料 ・販売所:0.1%〜5%(※6)
・取引所:約0.003%(取引所)
非公表(※7)
入出金手数料(日本円) ・入金:無料(銀行振込の場合)
・出金:407円
・入金:無料
・出金:無料
最低出金額(日本円) 1円 10,000円(全額出金の場合は制限なし)(※8)
最低購入価格(ビットコイン) 500円 38円(※9)
外部ウォレットへの送金 可能 可能
提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所)
・Coincheck NFT
・Coincheck貸暗号資産サービス
・Coincheckつみたて
・Coincheckでんき
・Coincheckガス
・Coincheck IEO
・Coincheck INO
・Sharely
・販売所/取引所
・レバレッジ取引
・暗号資産FX
・つみたて暗号資産
・貸暗号資産(ベーシック/プレミアム)
・ステーキング
・IEO
・外国為替FX
公式サイト https://coincheck.com/ja/ https://coin.z.com/jp/

(※1)本人確認方法や申し込みの混雑状況によって変化します。

(※2)Coincheckの本人確認方法については、こちらをご覧ください。

(※3)GMOコインの本人確認方法については、こちら(https://coin.z.com/jp/corp/guide/flow/)をご覧ください

(※4)Coincheckの取引所における取引手数料については、こちらをご覧ください。

(※5)GMOコインの取引所における取引手数料については、こちら

(https://coin.z.com/jp/corp/guide/fees/)をご覧ください。

(※6)価格の急変時や市場の流動性などにより、上記を超える手数料相当額を含んだ売買価格を提示する場合があります。

(※7)2023年6月23日時点、BTC(ビットコイン)のスプレッド手数料は約4.4%

(※8)GMOコインの日本円出金についての詳細はこちら

(https://support.coin.z.com/hc/ja/articles/115013850107)。

(※9)2023年9月8日時点。GMOコインは、最小注文可能数量が0.00001 BTCのため、価格は変動します。詳細はこちら
(https://coin.z.com/jp/corp/product/info/spot/)。

以下で、詳しく見ていきましょう。

比較①:【取扱通貨・銘柄数】の比較

通貨数

2024年3月時点、GMOコインとCoincheckで取引できる銘柄は以下の通りです。

Coincheck GMOコイン
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
アイオーエスティー(IOST) -
リスク(LSK) -
テゾス(XTZ) -
ネム(XEM) ◯(取引所での取扱い)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
コスモス(ATOM) -
モナコイン(MONA)
ステラルーメン(XLM)
クアンタム(QTUM)
カルダノ(ADA) -
ベーシックアテンショントークン(BAT)
エンジンコイン(ENJ)
シンボル(XYM) - ◯(取引所での取扱い)
サンド(SAND)
イーサリアムクラシック(ETC) -
ポルカドット(DOT)
チリーズ(CHZ)
チェーンリンク(LINK)
ソラナ(SOL) - ◯(販売所での取扱い)
アスター(ASTR) -
ドージコイン(DOGE) - ◯(販売所での取扱い)
メイカー(MKR)
ダイ(DAI) ◯(取引所での取扱い)
パレットトークン(PLT) ◯(取引所での取扱い) -
フィナンシェトークン(FNCT) -
FCRコイン(FCR) -
ファイルコイン(FIL) -
ポリゴン(MATIC) ◯(Polygonチェーン対応) -
アクシーインフィニティ(AXS) -
エイプコイン(APE) -
イミュータブル(IMX) -
ラップドビットコイン(WBTC) -
アバランチ(AVAX) -
シバイヌ(SHIB) -

2024年3月現在、Coincheckは29銘柄、GMOコインは26銘柄を取り扱っています。どちらも国内最大級の取扱銘柄数ですが、取引ができる通貨にやや違いがあることが上の表から分かると思います。例えば、アイオーエスティー(IOST)はCoincheckで取り扱っていますが、GMOコインでは取引ができません。

取引がしたい通貨がある場合は、口座開設を検討している取引所で取り扱いがあるかどうかを確認するようにしましょう。

比較②:【口座開設までにかかる時間】の比較

続いて、口座開設までにかかる時間を比較してみましょう。GMOコインとCoincheckでは、口座開設に要する時間をそれぞれ次のように説明しています(※1)。

  • GMOコイン →最短即日
  • Coincheck→最短翌営業日

(※1)口座開設にかかる日数は混雑状況や本人確認の方法により変わります。

GMOコイン

出典:GMOコイン - 口座開設のご案内(https://coin.z.com/jp/corp/guide/flow/)

GMOコインでは、3STEPで口座開設ができます。

  • 1.アカウント登録
  • 2.本人情報の登録と本人確認
  • 3.口座開設コードの受け取り

GMOコインの本人確認方法には、かんたん本人確認と画像アップロードで本人確認する2つの方法があります。口座開設までの詳細については、GMOコインのウェブサイトをご覧ください。

Coincheck

Coincheckは、3STEPで口座開設ができます。

  • 1.アプリをダウンロード
  • 2.アカウントを作成
  • 3.本人確認を行う(「アプリでのかんたん本人確認」or「Webからの本人確認」)

Coincheckでの本人確認は『iOS/Androidアプリからでのお申し込み』と『Webからのお申し込み』の2種類があり、それぞれ確認方法や完了までに要する時間が変化します。Webからのお申し込みは当社審査後、ハガキの受け取りで完了となりますが、アプリからのお申し込みは「かんたん本人確認」で審査が完了すればすぐにご利用可能になります。Coincheckでの口座開設方法については、以下の記事を参考に進めてみてください。

比較③:【手数料】の比較

手数料比較

次に暗号資産取引における各種手数料についてみていきましょう。(2024年3月現在)

まず、販売所における取引手数料はCoincheck・GMOコイン共に無料です。日本円の入金に関しては、Coincheckは銀行振込の場合、GMOコインは即時入金の場合において、無料で行うことが可能です。一方、日本円の出金は、Coincheckが一律で407円であるのに対し、GMOコインは無料となっています。

また、暗号資産の入金手数料に関しては、Coincheck・GMOコイン共に無料です。一方、暗号資産の送金手数料は、Coincheckが各通貨毎に規定されているのに対して、GMOコインは無料となっています。

以上のように、各種手数料に関してはGMOコインの方がメリットが大きいと言うことができるでしょう。

(※)その他手数料に関しては、ホームページをご覧ください。(参考:Coincheck - 手数料 , GMOコイン - 手数料(https://coin.z.com/jp/corp/guide/fees/)

比較④:【その他サービス】(NFT、IEOなど)の比較

最後に、GMOコインとCoincheckが独自に提供しているその他のサービスについてもみていきましょう。

Coincheck GMOコイン
提供サービス ・Coincheck(販売所/取引所)
・Coincheck NFT
・Coincheck貸暗号資産サービス
・Coincheckつみたて
・Coincheckでんき
・Coincheckガス
・Coincheck IEO
・Coincheck INO
・Sharely
・販売所/取引所
・レバレッジ取引
・暗号資産FX
・つみたて暗号資産
・貸暗号資産(ベーシック/プレミアム)
・ステーキング
・IEO
・外国為替FX

GMOコインの特徴は、レバレッジ取引や暗号資産FXなど、中〜上級者の投資家・トレーダー向けの取引サービスを提供している所です。アプリもテクニカル分析ツールが充実しており、より暗号資産のトレード(取引)に特化したい人はGMOコインがおすすめです。最近は、GMOコインアプリから外国為替FXも取引できるようになり、より多様なトレードが可能になっています。

hoge

それに対してCoincheckでは、2019年から5年連続で年間ダウンロード数「国内No.1(※)」を獲得している「コインチェックアプリ」を提供しています。 初心者の方にも直感的な操作で暗号資産を取引できるアプリが、Coincheckの特徴の一つです。また、Coincheckでんき・ガスやCoincheck NFTなど、暗号資産の取引だけではなく、暗号資産を発展させたサービスが充実している点もCoincheckの特徴です。Web3.0をより身近に感じたい人は、Coincheckがおすすめです。

(※)対象:国内の暗号資産取引アプリ、データ協力:AppTweak

GMOコインはこんな人におすすめ

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これまで見てきた特徴から、GMOコインは次のような人におすすめです。

  • 積極的に取引(トレード)をしたい
  • リスクを取って、レバレッジ取引や暗号資産FXをしたい
  • テクニカル分析をして、取引(トレード)をしたい

テクニカル分析には様々な手法があるため、使いこなすには相応の経験が必要であると言われています。また、レバレッジ取引や暗号資産FXは、現物取引より大きな利益を取れる可能性がある分、より大きな損益を被ってしまうリスクも高まります。そのため、ある程度投資経験を積んだ中〜上級者向けの取引手法です。GMOコインは、積極的に取引(トレード)をしたい玄人におすすめのサービスです。

Coincheck(コインチェック)はこんな人におすすめ

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一方でCoincheckは、次のような人におすすめのサービスと言えます。

  • アプリからNFTの取引をしたい
  • Web3.0を生活に取り入れたい
  • IEO・INOに参加したい

Coincheckでは、「Coincheck NFT」というマーケットプレイスを通じて以下の(※)22タイトルのNFT売買を行うことが可能です。

※2024年3月時点

Coincheck NFT取扱いタイトル

(※)コインチェック株式会社は、「OASIS」の運営をはじめとするメタバース事業を、マネックスクリプトバンク株式会社に事業譲渡することを決定し、MCBは本年10月2日付けで同事業を承継することといたしました。 詳しくはこちら

世界的に取引されている著名なNFTタイトルはもちろん、デジタルファッションやメタバースプロジェクトのアクセスパスなど先進的な取り組みをしているNFTを取り扱っていることが特徴です。「Coincheck NFT」は、Coincheckアプリからアクセスができるので、より簡単にNFTの取引が可能です。

また、Coincheckでんき・ガスなど、生活に暗号資産を結びつけたサービスも提供しています。そのため、暗号資産取引の初心者はもちろん、Web3.0を身近に感じたいユーザーに対してもCoincheckはおすすめのサービスです。

さらに、CoincheckではIEO・INOのサービスをそれぞれ提供しています。IEOとは、「イニシャル・エクスチェンジ・オファリング(Initial Exchange Offering)」の略称で、暗号資産を用いて企業がプロジェクトの推進のために資金調達する方法です。「Coincheck IEO」では、企業やプロジェクトが発行したトークンの審査、販売を行い、コミュニティの形成・強化や資金調達を支援するためのプラットフォームを運営しています。第一弾のパレットトークン(PLT)では、最大で販売額の約24倍の値を付けるなど、IEOは注目が集まりやすいプロジェクトと言えます。

INOとは、Initial NFT Offeringの略称で、「Coincheck INO」は初めて販売されるNFTコレクションを、当該NFTコレクションの販売元が当社のプラットフォーム「Coincheck NFT」において販売するものです。第一弾の「Eternal Crypt - Wizardry BC -(エターナルクリプト -ウィザードリーBC-)」では申し込み倍率が113.8倍を記録するなど、INOも注目が集まりやすいプロジェクトと言えるでしょう。

いずれも、Coincheckアカウントの登録と本人確認が参加の条件となるので、参加を検討している方にもCoincheckはオススメです。

参考:Coincheck IEO , Coincheck INO

まとめ

今回の記事では、GMOコインとCoincheckを比較しました。

まとめ

  • GMOコインは、積極的に取引(トレーダー)をしたい中~上級者におすすめのサービス
  • CoincheckはWeb3.0の様々なサービスを身近に関したい人におすすめのサービス
  • 用途に応じて併用も可能

取り扱い通貨数など、一見似ているサービスに見られがちですが、それぞれに得意分野があります。今回の記事を通して、目的に合致するサービスを選択する・目的に応じて併用する、など今後のサービス選択の助けになれば幸いです。

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